JPH0829541A - 人体検知装置 - Google Patents

人体検知装置

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JPH0829541A
JPH0829541A JP16233594A JP16233594A JPH0829541A JP H0829541 A JPH0829541 A JP H0829541A JP 16233594 A JP16233594 A JP 16233594A JP 16233594 A JP16233594 A JP 16233594A JP H0829541 A JPH0829541 A JP H0829541A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードウェアとソフトウェアの両面から外乱
による誤動作を防止する。 【構成】 照度検知手段1dは、画角制限手段1cで限
定された検知範囲1aにおける照度変化量を検出し、こ
の照度検知手段1dから得られた照度信号1eは明暗に
応じて変化する。この照度信号1eは、交流成分を抽出
する微分変換手段1fにより、照度変化量信号1gに変
換され、さらに交流増幅器1hで振幅の大きい照度変化
量信号2aを生成する。この交流増幅器1hには、人体
特有の活動周波数だけを通過させる特定周波数通過フィ
ルタ2bが設けられており、これを通過した照度変化量
信号1iは、振幅比較部1jで比較処理される。これに
より、検知範囲1aに照度変化があれば人体検知信号1
oを出力し、被制御機器1pを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体検知装置に関し、
特に所定の画角範囲における照度変化量を利用した人体
検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体検知装置は非接触マンマシンインタ
ーフェースとして大変有効な手段となるが、人体を検知
する手段としては色々な手段が存在する。最も普及して
いるものとして、焦電素子を利用した人体の赤外線輻射
量の変化量を検知する手段がある。
【0003】人体の体温は接触温度で約36度だが、輻
射温度は約33度である。この温度で赤外線輻射する物
体は約7〜10μmの波長の赤外線を発する。焦電セン
サはこの人体特有の放射される波長に感応し、壁など背
景との温度差が5〜8度以上あると、焦電センサが狙っ
た検知領域に人体が来れば感応するものである。さらに
人体には活動量があるという前提で赤外線輻射量に変動
があって初めて出力に交流信号として変化をもたらすも
のである。つまり室温が30〜35度にもなると殆ど感
応することはなく、感応しても限界距離は非常に短縮さ
れる。また人体が存在しても活動量がなければ、赤外線
輻射量に変化が表れないため出力信号は無くなってしま
う。
【0004】例えば自動ドアの場合は、一般にドアの真
上に設置され真下を検知領域として取っている。つまり
検知距離は約2mで、検知の際はドアの前まで歩いてく
るという大きな活動量を伴い、赤外線輻射量の多い頭が
センサから数十センチの距離にくる。現在の焦電センサ
の技術では仮に周囲温度が30度前後になったとして
も、1m以内は十分検知可能であるためセンサとしての
信頼性は十分確保されている。
【0005】しかし、家庭内でエアコンなどの家電機器
に焦電素子を利用した人体検知装置を搭載した場合、検
知距離は10畳の部屋の対角線で約6mとなり、夏の空
調管理されていない時の締め切った部屋に人体が入室し
てきても感応できない。冬でも空調温度設定を高めに設
定すれば30度近くに室温が上がる事もある。これに対
応してむやみに交流増幅器の増幅率を高く設定すると、
室温20度前後のセンサにとって検知しやすい環境下で
は逆に無人にもかかわらず出力信号にノイズによる振幅
を持ち人体在室という誤検知を招いてしまう。
【0006】また、検知対象の部屋内の人体の一般生活
の行動を検知しようとすると、じっと本を読んだり、寝
転がってテレビを見たり、うたた寝したり、というよう
に非常に少ない活動量もあり、この焦電センサではこの
ような人体在室状況でも退室したのと区別がつかない。
他に非接触の遠隔人体検知手段としては、赤外線輻射量
センサ、超音波測距センサ、赤外光測距センサ、小型動
画カメラによる動画二次元画像センサ、高度な音声認識
機能を有した人体音声センサなどがある。
【0007】赤外線輻射量センサは、人体からの輻射熱
量を集熱してサーミスタなどで温度検出するものだが、
集熱器やサーミスタの熱容量の関係から非常に応答性に
劣っており、一度輻射熱量の大きい物体を検知してから
元の条件に戻っても、完全に同じ信号出力を得るのに数
秒間かかる。従って例えば部屋の人体活動状況を監視す
る場合、数秒で部屋の端から端まで横断できてしまう人
体を捕らえる事は非常に困難である。そのためこのセン
サが現在商品化されているアプリケーションに利用され
ている用途は、床面温度を測定するに留まっている。
【0008】超音波や赤外光を使用した測距センサは、
被測定物に対してアクティブに一次波をぶつけて、反射
して返ってくる二次波を受信するまでの時間を計測する
距離測定方式である。しかし検知画角は本発明の照度変
化量センサよりはるかに狭くする必要があり、また反射
波の振幅については壁など硬い平面に対しては有効なも
のの衣服着用の人体に対しては非常に弱い反射量となり
距離が殆ど稼げなくなる。
【0009】動画二次元画像センサや音声認識による人
体音声は人体検知装置として非常に精度が高く有効な手
段ではあるが、家電機器など低価格アプリケーションへ
の搭載を考えた場合、非常に高価格という欠点をもつ。
【0010】そこで人体検知装置として最も有効と考え
る手段が照度変化量センサである。照度検知手段となる
CdS光導電セルはセンサ素子として非常に安価で故障
率が最も低いセンサ素子である。また素子に付属させる
感度向上のための構造部品も、焦電センサのフレネルレ
ンズや赤外輻射センサの集熱鏡よりはるかに安価なただ
の筒ということでコスト重視の家電機器搭載には有効な
手段である。さらにエアコン等の特定の部屋内の人体活
動状況の管理に適用を考えた場合、検知可能距離が比較
的長く取れる事と、室内環境温度には全く依存しない事
が重要なファクタとなる。焦電センサや赤外輻射センサ
などは周囲温度の影響を非常に強く受けて誤検知を招い
てしまうが、照度変化量センサは全くない。
【0011】所定の画角範囲における照度変化量を利用
した検出手段として、センサー技術(情報調査会、19
87年5月臨時増刊号、Vol.7、No.6)の69頁にC
dS光導電セルの応用回路が記載されている。この従来
例によれば、光量一定のランプから一定の照度を受ける
CdS照度検知センサが、その間を一定周期で遮断する
円板により断続的に受光する事でセンサ出力後の交流ア
ンプ出力は交流信号を出力しつづける。該円板が停止も
しくは不規則な回転をすると、得られる交流信号出力は
停止もしくは周波数が不規則になるので、この現象を利
用することにより他の機器を制御するのである。
【0012】従来技術の回路ブロック図を図1に示す。
CdS光導電セルなどの可視光の照度を検出する照度検
知手段1dが、入射光の検知画角1bを制限するフード
などの画角制限手段1cで限定された検知範囲1aにお
ける照度の変化量を検出することで、通常、無人の際は
該検知範囲1aからは安定した照度が得られるが、そこ
に人体が通過または活動状態で入ってくると照度に変化
が現れる。仮に、検知画角1bを広く設定すると、検知
範囲1aが大きくなり人体の動作による照度変化量は相
対的に小さくなる。従って、高感度を要求する場合は検
知画角の設定を狭くする必要があるが、当然ながら人体
の広い活動範囲を全て検知する事は困難である。
【0013】照度検知手段1dから得られた照度信号
(直流電圧信号)1eは明暗に応じて変化する。また、
この変化する照度信号1eは、交流成分だけを抽出する
コンデンサカップリングなどの微分変換手段1fによ
り、照度変化量信号(交流電圧信号)1gに変換され、
さらに交流増幅器1h1hで振幅の大きい照度変化量信
号1iが生成される。該照度変化量信号1iが、振幅比
較部1j内に設けられた上限電圧比較器1lで所定の上
限電圧レベル1k以上、もしくは下限電圧比較器1nで
所定の下限電圧レベル1m以下になると、検知範囲1a
に照度変化があったとして人体検知信号1oを論理信号
として出力し、被制御機器1pを制御する。ここで、振
幅比較部1jは、ハードウェアの処理もしくは演算制御
装置によるソフトウェアの処理のどちらも有り得る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では人体に関係なく機械的または自然に起因す
る外乱要素の照度変化も同等に検知し、人体検知装置と
しての信頼性が乏しい。外乱要素としては次のようなも
のが考えられる。 照度変化量を利用した人体検知装置が空調機器など特
定の動作時に振動を伴う機器に設置された場合等、照度
検知手段の光軸が振動によりぶれを起こし、人体不在で
も検知範囲の変動で照度変化を検知し人体在室と感応す
る可能性がある。従来技術で説明した通り、高感度を要
求すると画角を狭くする必要が有り、仮に1度光軸がぶ
れると5m離れた壁面上では約9cmの検知範囲移動が
あり、これまで検知範囲になかった別の光源を捕らえて
しまう可能性もある。
【0015】最近の家庭内の機器にはカラフルで頻度
の高い点滅を伴う表示素子をもつものが多く、オーディ
オ機器、家電機器、クリスマスツリー、特に電話機には
光輝度フラッシュ点滅機能を備えたものもある。これら
は照度変化としては小さいものの感度を高めれば感応の
可能性もある。 自ら発光するもの以外でも、振り子時計や水槽内の熱
帯魚の動き、鳥カゴの小鳥、扇風機の羽根、屋外の木の
葉の揺れによる影、ベビーベッド上のメリーゴーランド
等の人体以外で照度変化を生み出す要因がある。 太陽の上昇下降で、日向だったところが日陰になった
り、その逆もある。また、急に曇って部屋全体が暗くな
る場合もある。 窓の外で大型トラックが通過し、部屋内照度が一瞬低
下する場合もある。
【0016】以上のように、従来技術の照度変化量を利
用した人体検知装置ではこれらの外乱要素を全く除去す
る事はできず、人体検知装置としては誤検知が多いもの
であった。また従来技術の項に記載したが、検知能力を
高感度にするためには画角範囲の絞り込みが有効だが、
画角範囲を狭くすれば2つの大きな問題点を伴う。第一
点として、照度検知手段の光軸が実際にどこを向いて設
定され、どのあたりに検知範囲があるかが誤検知防止に
は非常に大切な要素となるが、それを確認する手段がな
い。検知範囲が広ければ多少予想もしない誤検知要素が
検知範囲に含まれていても、相対面積比率は非常に小さ
くなり誤検知要素の影響度合が小さくなる。つまり検知
範囲を狭くすれば、外乱要素が検知範囲内に存在しない
ように照度検知手段の光軸を設定する必要がある。しか
し上記課題のにも記載したが、角度設定は非常に微妙
で1度ずらすと5m先では9cmのずれとなり、光軸設定
が非常に困難であった。
【0017】第二点として、検知したい部屋内全域に満
遍なく検知範囲を敷き詰めるために、複数系統の照度変
化量センサを必要とする。仮に1系統のセンサで管理す
る画角を10度とすれば左右方向と奥行き方向の両方向に
ラダーで検知範囲を並べると100系統以上も必要とな
り、実用的には非現実的である。
【0018】さらに電気的にも課題がある。照度検知手
段として有用なCdS光導電セルは、一般的な電気回路
使用方法として抵抗器で電源線にプルアップし、照度の
明暗に応じてCdS光導電セルの直流抵抗値が変化し、
中点には受光照度に応じた直流電圧信号が得られる構成
が取られる。このシステムではこの信号の交流成分を非
常に高い増幅率で増幅してから使用される。従って、電
源線に重畳された電気的ノイズ成分の影響を大きく受け
てしまう。当然の事ながら電気回路により電源線重畳ノ
イズを除去する手段はあるが、モーターやリレーなど大
電流で大きなパルス性ノイズを伴う電子部品への電源供
給が同じ電源線から取られた場合は上記除去手段にも限
界がある。
【0019】また、見逃せないノイズ発生要因がある。
CdS光導電セル自身から発生するノイズで、受光する
照度が非常に明るいか非常に暗い場合には通常の生活照
度受光時に比べはるかに多い重畳ノイズを発生してしま
う。この場合は電源線と違い、交流成分除去の電気回路
手段では本来の照度変化量検知手段にはならない。
【0020】そこで、本発明は、ハードウェアとソフト
ウェアの両面から照度変化量を利用した人体検知装置に
対する外乱の誤動作を取り除き、さらに検知対象の部屋
内全域を効率よく検知し、光軸設定の面で微妙で困難で
あった設置方法を効率よく行える人体検知装置を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構成によ
り前記課題を解決するものである。請求項1記載の人体
検知装置は、入射光の照度を検知する照度検知手段と、
照度を検知する範囲を限定する画角制限手段と、検知し
た照度信号の変化量だけを抽出する微分変換手段と、該
照度変化量信号を増幅する増幅手段と、増幅された照度
変化量信号を所定の振幅と比較する振幅比較部とを備え
た人体検知装置において、前記増幅手段に人体特有の活
動周波数だけを通過させるフィルタを設けたことを特徴
とするものである。
【0022】請求項2記載の人体検知装置は、入射光の
照度を検知する照度検知手段と、照度を検知する範囲を
限定する画角制限手段と、検知した照度信号の変化量だ
けを抽出する微分変換手段と、該照度変化量信号を増幅
する増幅手段と、増幅された照度変化量信号を演算制御
装置に入力する入力手段とを備えた人体検知装置におい
て、前記増幅手段に人体特有の活動周波数だけを通過さ
せるフィルタを設け、かつ、前記演算制御装置は前記入
力手段により入力された照度変化量信号を所定の上限電
圧レベルと比較する上限電圧レベル比較手段および/又
は該照度変化量信号を所定の下限電圧レベルと比較する
下限電圧レベル比較手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0023】請求項3記載の人体検知装置は、前記演算
制御装置が、前記入力手段により入力された照度変化量
信号を所定のサンプリング周期ごとに記憶し、入力履歴
として管理する履歴管理手段と、該入力履歴を微分演算
して管理する微分履歴管理手段と、微分演算して求めた
微分極値の間隔を所定の上限周波数および下限周波数に
相当するサンプリング回数値と比較する比較処理部とを
有することを特徴とするものである。
【0024】請求項4記載の人体検知装置は、前記演算
制御装置が、照度検知手段から得られた照度信号を演算
制御装置に入力する入力手段と、電源からの交流信号を
演算制御装置に入力する入力手段と、前記照度信号と所
定の照度値との比較処理およびその比較結果により照度
変化量信号と比較する所定の電圧レベルへの切り替え処
理ならびに電源からの交流信号のノイズに対するミュー
ト処理を行う比較制御処理部とを有することを特徴とす
るものである。
【0025】請求項5記載の人体検知装置は、前記演算
制御装置が、前記入力手段により入力された照度変化量
信号を所定のサンプリング周期ごとに記憶し、入力履歴
として管理する履歴管理手段と、該入力履歴を微分演算
して管理する微分履歴管理手段と、照度検知手段から得
られた照度信号を演算制御装置に入力する入力手段と、
該入力手段により入力された照度信号を所定のサンプリ
ング周期ごとに記憶し、入力履歴として管理する履歴管
理手段と、前記照度信号履歴から入感した照度変化量信
号の時間的前後の照度信号データを抽出し比較を行う比
較処理部とを有することを特徴とするものである。
【0026】請求項6記載の人体検知装置は、前記演算
制御装置が、前記上限電圧レベル比較手段および前記下
限電圧レベル比較手段から得られた検知信号に基づいて
前記増幅手段の増幅率を制御する比較制御部を有するこ
とを特徴とするものである。
【0027】請求項7記載の人体検知装置は、前記演算
制御装置が、さらに前記入力手段により入力された照度
変化量信号を前記所定の上限電圧レベルより高く設定さ
れた上部微小信号検知レベルと比較する上部微小信号検
知レベル比較手段と、該照度変化量信号を前記所定の下
限電圧レベルより低く設定された下部微小信号検知レベ
ルと比較する下部微小信号検知レベル比較手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0028】請求項8記載の人体検知装置は、前記照度
検知手段が複数設けられ、各照度検知手段の検知領域が
重畳しないように画角制限手段を設定し、かつ、各照度
検知手段から得られた各照度信号を前記演算制御装置に
入力することを特徴とするものである。
【0029】請求項9記載の人体検知装置は、前記照度
検知手段が複数設けられ、該複数の照度検知手段が検知
画角を狭くして遠距離領域を対象としたものと、検知画
角を広くして近距離領域を対象としたものからなり、か
つ、遠距離領域を対象とした照度検知手段の検知領域同
士および近距離領域を対象とした照度検知手段の検知領
域同士が重畳しないことを特徴とするものである。
【0030】請求項10記載の人体検知装置は、前記照
度検知手段が検知する光の光軸に対して略平行な光軸を
有する光を発する発光手段を備え、かつ、前記演算制御
装置は照度検知手段と発光手段の各光軸が略平行に連動
するように前記発光手段を制御する制御部を有すること
を特徴とするものである。
【0031】請求項11記載の人体検知装置は、前記照
度検知手段に伝播する振動を検知する振動検知手段と、
検知した振動信号の変化量だけを抽出する微分変換手段
と、該振動変化量信号を増幅する増幅手段とを備え、該
増幅手段は振動変化量信号の特定周波数のみ通過させる
フィルタが設けられ、かつ、前記演算制御装置は照度検
知手段から得られる照度変化量信号と振動検知手段から
得られる振動変化量信号とを比較する比較手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0032】
【作用】請求項1および2記載の人体検知装置によれ
ば、照度変化量信号を増幅する増幅手段に特定周波数通
過フィルタが設けられているので、人体特有の活動周波
数のみが通過する。
【0033】請求項3記載の人体検知装置によれば、さ
らに演算制御装置のソフトウェアでも周波数について解
析するために、AD変換器によりディジタル信号で取込
み、入力信号履歴が取込みタイミングとなるサンプリン
グ周期でシフトレジスタにより管理する。入力信号の波
長を解析するためにまず入力信号履歴のデータ列を微分
処理し微分値がゼロとなる波形極点を検索し、さらに前
後の微分値の符号が+から−となる波の山頂だけに絞
り、次の山頂までのサンプリング数から相対的に人体活
動周波数として管理する。それが所定の周波数範囲の時
だけ入力信号を有効とする。
【0034】請求項4記載の人体検知装置によれば、照
度信号の直流信号と直流電源線交流成分の交流信号も演
算制御装置に取込み、照度信号の直流電圧が電源電圧か
接地電圧に非常に近い場合や直流電源線交流成分信号が
所定の振幅より大きい場合、入力された照度変化量信号
の存在を無効とする。
【0035】請求項5記載の人体検知装置によれば、照
度信号の入力履歴も所定のサンプリング周期ごとに管理
する手段を設けることで、照度変化量信号としてパルス
信号を入力した際に該照度変化量信号入力履歴からその
時間的前後の照度信号データを抽出し、比較をして、前
後の照度の差の絶対値が所定差分値以上になれば、部屋
の照度の大きな変化があったとして、入感した照度変化
量信号のパルスの存在を無視する。
【0036】請求項6記載の人体検知装置によれば、照
度変化量信号を交流増幅する増幅手段の増幅率を演算制
御装置から制御することにより、室内無人の場合、小型
可動機器等による照度変化量信号の入力を抑えるために
増幅率を低く設定し、一方人体入室という大きな照度変
化量信号を所定時間継続して入力すれば、以後在室状態
であると認識するために増幅率を高く設定する。
【0037】請求項7記載の人体検知装置によれば、照
度変化量信号が所定の上限電圧レベルと下限電圧レベル
の幅を上回る振幅であれば検知信号として有効とする基
本構成に対して、所定上限電圧レベルよりやや高い電圧
設定の上部微小信号検知レベルと所定下部電圧レベルよ
りやや低い電圧設定の下部微小信号検知レベルとを設け
ることにより、有効とされた検知信号でかつ両微小信号
検知レベル間という小さい振幅であれば、所定振幅以下
の微小信号として扱い、さらに所定の周波数解析手段に
よりその微小信号周波数を周期毎に所定サンプリング数
の時間継続で検出し、周期毎の周波数変動幅が所定の周
波数変動範囲に入っていれば、機械的サイクル運動によ
る照度変化が発生していると判断してその期間の照度変
化量信号を無効とする。
【0038】請求項8記載の人体検知装置によれば、照
度検知手段とそれに付属する画角制限手段および微分変
換手段からなる構成を複数組設け、それらが検知する画
角同士が相互に重畳領域を有しないように画角制限手段
の光軸を設定することにより、検知しようとする人体が
直接検知できる領域にいなくても、照度検知手段が感応
する程度の照度であれば必ず人体のいずれかの方向に影
が発生し、その影は人体の動きに関連して同様に活動量
を持つので、検知領域内で人体の影を捕らえて人体を検
知する。さらに、各照度検知手段から独立して照度信号
を演算制御装置に取り込むことにより、各照度信号結果
が全て時間的に関連のある変化を得た場合、室内全体の
照度が変化したと判断し、人体検知から除外する。
【0039】請求項9記載の人体検知装置によれば、画
角を狭くして遠距離を管轄する照度検知手段と、画角を
広くして近距離を管轄する照度検知手段とを設けること
により、検知対象の部屋が三次元的な検知領域となる。
【0040】請求項10記載の人体検知装置によれば、
照度検知手段が検知する光の光軸に対して略平行な光軸
を有する光を発する発光手段を備え、さらに照度検知手
段と発光手段の各光軸が略平行に連動するように発光手
段を制御する制御部を備えることにより、照度検知手段
の光軸は発光手段から発せられる光の点でモニタでき
る。
【0041】請求項11記載の人体検知装置によれば、
照度検知手段に伝播する振動を検知する振動検知手段
と、照度検知手段から得られた照度変化量信号と振動検
知手段によって得られた振動変化量信号とを比較する比
較手段を備えることで、両信号に時間的関連が検出され
ればその間の照度変化量信号のパルスの存在を無視す
る。
【0042】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は、本発明にかかる人体検知装置の第
1の実施例を示す回路ブロック図である。なお、従来技
術の回路ブロック図を示した図1と重複する図内番号は
同等の機能を有するものである。以下、図3から図10
の中に記載された図内番号で重複しているものは、同等
の機能を有する。
【0043】図2に示すように、第1の実施例は、ハー
ドウェア処理により人体を検知する装置である。すなわ
ち、入射光の照度を検知するCdS光導電セルなどの照
度検知手段1dが、入射光の検知画角1bを制限するフ
ードなどの画角制限手段1cで限定された検知範囲1a
における照度の変化量を検出する。この照度検知手段1
dから得られた照度信号(直流電圧信号)1eは明暗に
応じて変化する。また、この変化する照度信号1eは、
交流成分だけを抽出するコンデンサカップリングなどの
微分変換手段1fにより、照度変化量信号(交流電圧信
号)1gに変換され、さらに交流増幅器1h(増幅手段
に相当)で振幅の大きい照度変化量信号2aが生成され
る。
【0044】前記交流増幅器1hには、人体特有の活動
周波数だけを通過させる特定周波数通過フィルタ2bが
設けられており、このフィルタ2bを通過した照度変化
量信号1iは、振幅比較部1jで比較処理される。すな
わち、照度変化量信号1iが、振幅比較部1j内に設け
られた上限電圧比較器1lで所定の上限電圧レベル1k
以上、もしくは下限電圧比較器1nで所定の下限電圧レ
ベル1m以下になると、検知範囲1aに照度変化があっ
たとして人体検知信号1oを論理信号として出力し、被
制御機器1pを制御する。
【0045】図3は、本発明にかかる人体検知装置の第
二の実施例を示す回路ブロック図である。図3に示すよ
うに、第二の実施例は、ソフトウェア処理により人体を
検知する装置である。すなわち、第一の実施例と異なる
点は、ソフトウェア処理を行う演算制御装置3aに、特
定周波数通過フィルタ2bを通過した照度変化量信号1
iを演算制御装置3aに入力するAD変換器(入力手段
に相当)と、入力された照度変化量信号を所定の上限電
圧レベル4b(基準上限値)と比較する上限電圧比較回
路4c(上限電圧レベル比較手段に相当)と、該照度変
化量信号を所定の下限電圧レベル4d(基準下限値)と
比較する下限電圧比較回路4e(下限電圧レベル比較手
段に相当)とが設けられていることである。
【0046】図4は、本発明にかかる人体検知装置の第
3の実施例を示す回路ブロック図である。図4に示すよ
うに、第3の実施例は、ソフトウェア処理により人体を
検知する装置である。所定の振幅に増幅され人体特有の
活動量だけを検知対象として特定周波数フィルタをかけ
られた照度変化量信号1iは、演算制御装置3dでソフ
トウェアにより処理される。AD変換器3bでディジタ
ル信号に加工され、ソフトウェアにより該照度変化量信
号の周波数を解析する。そのために入力される信号履歴
を所定の時間間隔(以下、サンプリング周期とする)で
所定回数分過去のデータまでシフトレジスタ3cにより
管理し、該信号の時間的変化状況を把握する。
【0047】さらに該入力信号の時間微分値を計算する
が、サンプリング周期で該信号を取込んでいるため、各
履歴データ間の差分だけで算出できる。その計算結果
は、シフトレジスタ3c(履歴管理手段に相当)のデー
タ格納数から1少ない格納数の微分処理結果格納レジス
タ4a(微分履歴管理手段に相当)で管理する。各微分
値レジスタからデータがゼロでかつ前後が正から負に変
化しているレジスタのアドレス(以下、微分極値とす
る)を古いものから検索し、そのアドレスを記憶してお
く。次回同条件のデータが格納されたレジスタが検索さ
れた場合、その間のサンプリング回数が入力された信号
の周波数の相対値として扱われる。
【0048】さらに微分極値の間隔を、所定の上限周波
数5aに相当するサンプリング回数値と比較し、少なけ
れば所定の上限周波数5aを上回ったとして、最新の微
分極値の存在を無視し次回の微分極値まで検索を継続す
る。これによりソフトウェアにより人体の活動以外の周
波数を高域カットするフィルタとする事ができ、カット
オフ周波数における急峻な分離が可能となる。同様に微
分極値の間隔を、所定の下限周波数6aに相当するサン
プリング回数値と比較し、多ければ所定の下限周波数6
aを下回ったとして、直前の微分極値の存在を無視し最
新の微分極値から検索を開始する。これによりソフトウ
ェアにより人体の活動以外の周波数を低域カットするフ
ィルタとする事ができ、カットオフ周波数における急峻
な分離が可能となる。上記の微分極値の検索や所定サン
プリング回数値との比較、暫定人体検知信号4fの処理
は、比較処理部4gで行われる。
【0049】人体の動きを検知した時の照度変化量信号
は、一般に3〜15Hz程度であり、人体そのものの動
きの周波数より高くなる。例えば、腕を動かす場合、さ
らに衣服のしわ、腕の影、腕の表面照度の変化など複数
の要素が一度に変化し、結果として、腕が動く周波数よ
り高い周波数を検知することになる。したがって、AD
変換器におけるサンプリング周波数は5〜6倍程度の8
0Hz前後が妥当となり、家電機器に搭載される一般的
なワンチップマイコン程度の処理能力にそれほど負担の
ナい処理速度となる。
【0050】図5は、本発明にかかる人体検知装置の第
4の実施例を示す回路ブロック図である。図5に示すよ
うに、第4の実施例は、ソフトウェア処理により人体を
検知する装置である。これまでは照度検知手段からの照
度信号の交流成分だけを演算制御装置に入力して、振幅
や周波数の解析により人体検知を判定していたが、さら
に該照度信号7bと、コンデンサカップリング等の交流
成分抽出器8dにより電源コンセントおよび直流電源回
路を経た電源信号8cから抽出した交流成分とを各々演
算制御装置7aに入力するAD変換器7c,8eを設け
ることで、電気的ノイズ混入情報も加味する。
【0051】照度検知手段1dとして有効なCdS光導
電セルを用いた場合、非常に高い照度や非常に低い照度
の入光時には、照度信号(直流信号)に通常の数倍のホ
ワイトノイズが重畳してしまう。照度変化量信号の抽出
は照度信号の交流成分を非常に高い増幅率で行われるた
め、照度検知手段1d自身から発生する交流ノイズ成分
は致命的ともいえる。
【0052】その照度信号の抽出にしても、CdS光導
電セルを所定値の抵抗器により直流電源線にプルアップ
した中点から得られるもので、つまり電源電圧値を基準
にした抵抗分割値である。その基準値にノイズが混入さ
れていれば自ずと抵抗分割値もノイズが混入してしま
う。直流電源線は常に、交流成分値ゼロで直流成分だけ
というのが理想であるが、本人体検知装置が搭載される
機器の各電気回路も同じ直流電源線から電源供給される
場合が多々ある。特に大電流で逆起電力を伴うようなL
(コイル)成分を持つ電子部品に電源供給する場合は、
直流電源線を非常に汚してしまいノイズ発生源となる。
【0053】このような電子部品に対しては、いわゆる
スナバ回路という逆起電力を吸収する回路が付加される
が、CR(コンデンサと抵抗器)でパルス性ノイズを緩
和する程度の対策か、ダイオード逆接続でダイオード順
電圧以上のパルス性ノイズをクランプするだけで、該順
電圧の約0.6Vのパルス性ノイズは残存してしまう。
仮にCdS光導電セルの直流抵抗値とプルアップ抵抗値
が等しいとしたら、照度変化量信号は電源ノイズだけで
約300mVも発生し後続の増幅回路を通さなくても十二
分に人体検知信号以上の振幅が混入してしまう事にな
る。TTLやCMOSのゲートICの電源線も比較的小
さいノイズではあるものの、同様にパルス性ノイズの発
生源といえる。
【0054】そこでソフトウェアによる対策手法だが、
入力された照度信号の直流電圧値が所定の高照度上限値
を上回るか所定の低照度下限値を下回れば、照度変化量
信号にホワイトノイズが重畳されているとして、照度変
化量信号の振幅と比較するための所定の上限電圧レベル
7dを若干上昇させ、所定の下限電圧レベル7eも若干
下降させる事で、人体不在として処理される振幅限界値
が広げられる事になる。
【0055】また電源線交流成分の入力により、電源線
交流成分にパルス性ノイズが混入している際には入力さ
れる照度変化量をミュートさせてしまう。ミュート処理
は、電気回路により交流信号線をオープンコレクタのト
ランジスタなどで接地短絡する手法もあるが、ここでは
所定の上限電圧レベルを電源電圧レベルに設定し所定の
下限電圧レベルを接地電圧レベルに設定する事で同等の
ソフトウェア的処理ができる。
【0056】図5には省略したが、電源線交流成分が生
成された後演算制御装置に入力される前に、交流増幅回
路を追加する場合もある。さらに、図5に記載されてい
ないが、入力される電源線交流成分信号と照度変化量信
号の両方をシフトレジスタにより入力履歴を取り、電源
線に重畳されたパルス性ノイズの前後何発かのサンプリ
ング数分ミュートさせる手法や、パルス性ノイズが混入
している間をミュートせずに照度変化量信号入力履歴か
ら直線補間してデータを生成する手法もある。
【0057】上記の照度信号の高照度上限値や低照度下
限値との比較処理および比較結果により照度変化量信号
の振幅と比較する所定の上限電圧レベルや所定の下限レ
ベルの切替え処理、さらには電源線交流成分のパルス性
ノイズ存在に対するソフトウェア的ミュート処理やデー
タ補間処理などは、比較制御処理部7fで行われる。
【0058】図6は、本発明にかかる人体検知装置の第
5の実施例を示す回路ブロック図である。図6に示すよ
うに、第5の実施例は、ソフトウェア処理により人体を
検知する装置である。本実施例では、照度信号7bを演
算制御装置9aに入力するためにAD変換器7cを設
け、さらに照度変化量信号と同様に入力信号履歴を管理
するシフトレジスタ9bが構成されている。これにより
照度変化量信号に所定の振幅で信号パルスが得られた時
の時間的前後の照度データを比較ができ、前後照度デー
タ間に所定の差が生じた場合は部屋全体の照度が変化し
たとして照度変化量信号の入力信号を無効とする。もし
人体が通過して生じる照度変化であれば、検知後の照度
は検知前の照度にほぼ近い値となる。
【0059】この対策により、急に空が曇ったり、窓外
に大型トラックが停車したり、無人でテレコントロール
によるブラインドやカーテンの開閉、さらにはたそがれ
時に自動で街灯が点灯するなどして、急に室内照度が変
化してしまう状況にも誤検知する事が低減される。上記
の照度信号履歴から入感した照度変化量信号の時間的前
後の照度信号データを抽出し比較を行った結果、照度変
化量信号を有効にするか無効にするかを決定づける処理
は、比較処理部9cで行われる。
【0060】さらに照度検知手段が複数系統で構成され
るシステムにおいては、全ての照度検知手段から照度信
号を独立して演算制御装置に取込む構成を取る。この場
合照度変化量信号は、交流増幅の過程で加算増幅器とい
うような各交流信号のミキシングにより1本化する回路
構成も取れる。このような構成において全てもしくは大
半の照度信号が、時間的経過の中で同じタイミングで関
連して暗い状態から明るい状態またはその逆の状態の変
化を検出した場合、部屋全体の照度が変化したものとし
てそのタイミングで発生した照度変化量信号の存在を無
視する。ここでは照度信号が各々どのぐらい変化したか
絶対レベルでも相対レベルでも比較する必要はなく、暗
から明か、明から暗という変化方向が必要となる。なぜ
なら複数の照度検知手段のうち部屋の奥の方に向いてい
るものは窓に近いものより比較的変動が少ない場合もあ
り、極端な場合屋外の照度変化に対して室内照度変化が
全くない領域を検知対象としているセンサも有り得るか
らである。
【0061】図7は、本発明にかかる人体検知装置の第
6の実施例を示す回路ブロック図である。図7に示すよ
うに、第6の実施例は、ソフトウェア処理により人体を
検知する装置である。本実施例では、演算制御装置10
aからの制御信号10bによって、交流増幅器10cの
増幅率が論理制御され、検知状況に応じて増幅率は可変
される。人体検知状況に応じて交流増幅回路の増幅率高
低を制御する制御信号を出力する処理は、比較制御部1
0dで行われる。
【0062】不在の待機中には人体以外に照度変化を引
起こす物体の活動までむやみに検出する事を避けるため
に、交流増幅器10cの増幅率を演算制御装置10aに
より低く設定し、大きな照度変化量信号が所定サンプリ
ング数以上連続して感応レベルを保持すれば人体検知対
象の部屋内に人体が入室したとして増幅率を高く設定す
る。それにより在室中の人体の微妙な動きを捕らえる事
ができ、部屋を退室したのか静止状態に近い活動量の少
ない人体状況を判別する。増幅率が高く設定されている
状態でしかも照度変化量信号に所定サンプリング数以上
連続して感応がなければ、部屋から人体が退室したもの
と判断し、交流増幅器10cの増幅率を低く設定しなお
す。
【0063】また、照度変化量信号の振幅が所定値より
大きいかどうか判別するために設けられた電圧比較器用
の所定の上限電圧レベル4bと所定の下限電圧レベル4
dの両外にさらに上部微小信号検知レベル11aと下部
微小信号検知レベル11cを設定する。さらに、上部微
小信号検知レベル11a以下であるか否かを比較する電
圧比較器11b(上部微小信号検知レベル比較手段に相
当)と、下部微小信号検知レベル11c以上であるか否
かを比較する電圧比較器11d(下部微小信号検知レベ
ル比較手段に相当)を備えることにより、所定の上限電
圧レベル以上上部微小信号レベル以下、あるいは所定の
下限電圧レベル以下下部微小信号レベル以上という振幅
で所定サンプリング数が時間継続的に安定し、かつ何等
かの周波数検知手段により該照度変化量信号の周波数を
解析し、所定の周波数変動範囲内であれば、該所定サン
プリング数の継続時間分の信号の存在を無視する。周波
数検知手段としては本発明かかる第3の実施例の手法の
利用も有り得る。
【0064】これは機械的に駆動する物体、例えば、振
り子時計、送風機の羽根、ベビーベッドのメリーゴーラ
ンドなどにより照度変化をもたらす状態を検知した事に
対する外乱誤検知除去策であり、逆に周波数解析の結
果、周波数の変動幅が非常に大きいという事であれば、
機械的駆動物体とは認めず人体を検知したと判断するも
のである。
【0065】入力された照度変化量信号は、所定の上限
電圧レベル4b以上であるかを比較する上限電圧比較回
路4c、所定の下限電圧レベル4d以下であるかを比較
する下限電圧比較回路4e、上部微小信号検知レベル1
1a以下であるかを比較する電圧比較器11b、下部微
小信号検知レベル11c以上であるかを比較する電圧比
較器11dで必要に応じて個別に処理されて比較器選択
信号11eとして出力される。また、所定の振幅より大
きくても周波数が変動範囲内で所定サンプリング数の時
間以上継続すれば過去のデータまでさかのぼって照度変
化量信号の存在を無視する処理は、比較制御部10dで
行われる。
【0066】図8は、本発明にかかる人体検知装置の第
7の実施例を示す回路ブロック図である。図8に示すよ
うに、本実施例の特徴は、所定の大きさの部屋内を全域
にわたって人体検知対象とした場合、照度検知手段1d
とそれに付属する画角制御手段1c、および照度変化量
を抽出する微分変換手段1fを共に同数の複数組で構成
し、それらが検知する検知画角1b同士が相互に重畳領
域を持たず、むしろ検知領域1a間に隙間を設け、その
隙間間隔が検知最長距離において人体の肩幅程度に各画
角制限手段1cの光軸を設定することで、仮に直接人体
を検知しなくても照度検知手段1dが感応する照度があ
れば必ず検知対象の人体12aの影12bが発生し、人
体の活動量にリンクした影を検知する事で、各照度検知
手段1dが検知する画角範囲を高感度を目的に狭くして
も、比較的少数組でまばらに配置しても検知領域1aを
部屋全域に広げる事が可能であるということである。
【0067】また、複数系統の照度検知手段1dから得
られた照度信号14aを個別に全て演算制御装置14b
に入力し、照度変化量信号がパルス的に感応した際全て
の照度信号を比較し、全てもしくは大半の照度信号が時
間軸方向で同タイミングの変動が確認されれば、検知対
象部屋内の全体の照度が変化したと判断して人体検知か
ら除外して処理する。ここでは照度の絶対レベルの比較
は行わず、変化のタイミングと明暗の順序だけを比較す
る。上記の、照度変化量信号の感応時点での全ての照度
信号について変化のタイミングと明暗の順序を比較する
処理は、演算制御装置14b内の比較制御部(図示せ
ず)で行われる。
【0068】図9は、本発明にかかる人体検知装置の第
8の実施例を示す回路ブロック図である。第7の実施例
は、照度検知手段の光軸から見て左右方向に複数組並べ
るものであるため、検知対象の部屋全域を複数の検知領
域で埋めつくそうとすると、高感度を要求すれば検知画
角が狭くなり、非常に多数の照度検知手段を必要とす
る。本実施例は、図9に示すように、奥行き方向にも検
知領域を設けて二次元検知を行うものである。すなわ
ち、人体の表面積に対する1つの検知領域面積の相対比
率を手前の領域も同一にすることで、奥の領域の検知画
角に対して手前の領域の検知画角を広げるものである。
【0069】他の人体検知手段、例えば人体からの赤外
線輻射量を検知する赤外輻射センサや焦電センサなど
は、距離の二乗に反比例し距離が離れると赤外線輻射量
が極端に低下し距離の影響を非常に受ける。しかし、こ
の照度変化量を利用した人体検知装置は、距離の要素は
関係なく検知領域に対する被検知物つまり人体の表面積
の相対比率が重要で、この関係を保てば近距離では画角
を広げる事が可能である事を利用したものである。
【0070】本実施例は、この手法により遠距離に検知
領域1aを設定する場合は検知画角1bを狭くし、近距
離に検知領域13aを設定する場合は検知画角13bを
広げる事により、照度検知手段1d,13dの数を低減
する事が可能になるというものである。検知画角の設定
に関しては色々な方法があるが、例えば照度検知手段の
前方に所定の内径と長さの円筒を接合する方法や、画角
に合わせた円錐形のホーンを接合する方法、さらには凸
レンズにより光屈折率を利用する方法などがある。図9
では、画角制限手段として円筒が利用されている。すな
わち、検知画角を狭くする場合は長い円筒1cを用い、
広げる場合は短い円筒13cを用いる。
【0071】図10は、本発明にかかる人体検知装置の
第9の実施例を示す回路ブロック図である。図10に示
すように、本実施例は、照度検知手段1dの光軸15a
と略平行な光軸15cを有するスポットレーザービーム
等の画角が著しく狭い可視光を発する投光器15d(発
光手段に相当)を備え、該照度検知手段1dと該投光器
15dは光軸を可変する際連動する手段を有し、照度検
知手段の光軸がどこに設定しているかを可視光の点15
bでモニタすることができる。
【0072】検知領域が広ければ、多少予想もしない誤
検知要素が検知範囲に含まれていても相対面積比率は非
常に小さくなり誤検知要素の影響度合が小さくなるが、
検知領域を狭くすれば外乱要素の表面積比率が高くなる
ため、外乱要素が検知範囲内に存在しないように照度検
知手段の光軸を微妙に設定する必要がある。しかも角度
設定は非常に微妙で1度ずらすと5m先では9cmのずれ
となり、光軸設定が非常に困難であった。つまりどこに
光軸が向いているか可視光でモニタできる事が非常に有
効な対策となる。
【0073】本実施例では、可視光の投光器を利用した
が、ライフルなどに使われるスコープなども有効であ
る。しかし光学系で対応すると非常にコストが高くな
り、形状も大きくなる。さらには本人体検知装置を空調
機に搭載を考えた場合、設置位置からスコープを覗くと
いう作業も困難となるため、投光器で対応するほうがよ
り有効な手段といえる。図10に示された15eは、必
要に応じて演算制御装置15fからの制御で投光器15
dの発光を行うための制御信号であり、投光器単独で発
光制御スイッチを設けてもよい。
【0074】図11は、本発明にかかる人体検知装置の
第10の実施例を示す回路ブロック図である。照度変化
量を利用した人体検知装置では、前述したように、光軸
が少しでもブレると遠距離では検知領域が大幅に移動
し、被検知物が無かったりあっても活動量の持たない場
合でも、活動量のある物体が存在していると判断する場
合がある。光軸のブレが起こる最大要因が振動である。
【0075】従って、図11に示すように、照度検知手
段1dの光軸と検知画角1bを設定する画角制限手段1
cに振動を検知する振動検知手段16aを密着させ、そ
の振動検知手段16aからの振動信号を微分変換手段1
6bにより振動変化量信号(交流電圧信号)とする。さ
らにこの振動変化量信号は交流増幅器16cにより増幅
され、特定周波数通過フィルタにかけられて、該振動変
化量信号16eは演算制御装置16fに入力される。振
動変化量信号16eが入力されると誤検知で照度変化量
信号も入力される確率が高いが、その際の照度変化量信
号の存在を無視する。
【0076】ここで、図10に示された特定周波数通過
フィルタ16dは、照度変化量信号の特定周波数通過フ
ィルタ2bほど周波数幅が狭く、非通過域での減衰量で
はなく、電気的な雑音をある程度除去するためのもので
ある。つまり、いくら高い周波数で振動が発生しても除
去しないわけにはいかないからである。
【0077】
【発明の効果】請求項1〜3記載の人体検知装置によれ
ば、太陽の日射量変化や太陽の上昇下降に伴うゆっくり
した照度変化により非常に低い周波数の照度変化量信号
が発生しても、あるいは雷など瞬時の照度変化や機械駆
動による高速な動きにより非常に高い周波数が発生した
としても、照度変化量信号を増幅する増幅手段に特定周
波数フィルタが設けられているので、人体検知に対応す
る所定の周波数だけを抽出することができ、人体以外の
機器や自然現象による外乱誤検知を大幅に低減すること
ができる。
【0078】請求項4記載の人体検知装置によれば、電
気的雑音発生要因を信号入力することにより、照度変化
量信号が雑音に侵されて信頼性の低い信号であるか否か
を検知することができ、電気的雑音の混入に対する誤検
知を低減することができる。
【0079】請求項5記載の人体検知装置によれば、照
度信号履歴から入感した照度変化量信号の時間的前後の
照度信号データを抽出し、比較することにより、照明器
具や窓外の影響により部屋全体の照度が変化したことを
検知することができ、人体以外の機器や自然現象による
外乱誤検知を大幅に低減することができる。
【0080】請求項6記載の人体検知装置によれば、照
度変化量信号を交流増幅する増幅手段の増幅率を演算制
御装置から制御することにより、人体在室時には、人体
のより細かな動きを検知することができ、一方人体不在
時には、小型可動機器によりもたらされる照度変化の検
知を抑制することができ、人体以外の機器や自然現象に
よる外乱誤検知を大幅に低減することができる。
【0081】請求項7記載の人体検知装置によれば、所
定上限電圧レベルよりやや高い電圧設定の上部微小信号
検知レベルと所定下部電圧レベルよりやや低い電圧設定
の下部微小信号検知レベルとを設けることにより、人体
が活動していると検知するおそれがある照度変化をもた
らす機器が存在していたとしても、安定した周波数で照
度変化が検知されれば人体の動きとは認めず、周期性の
ある機械的動きと判断することができ、人体以外の機器
や自然現象による外乱誤検知を大幅に低減することがで
きる。
【0082】請求項8記載の人体検知装置によれば、照
度検知手段とそれに付属する画角制限手段および微分変
換手段からなる構成を複数組設け、それらが検知する画
角同士が相互に重畳領域を有しないように画角制限手段
の光軸を設定することにより、直接人体を検知しなくて
も照度検知手段が感応する照度があれば必ず影が発生
し、人体の活動量にリンクして影を検知することで人体
を検知したをすることができ、検知領域を密接して配置
する必要がなくなり、比較的少量系統の照度検知手段で
部屋全域を検知対象とすることができる。さらに、各照
度検知手段から独立して照度信号を演算制御装置に取り
込むことにより、照明器具や窓外の影響により部屋全体
の照度が変化したことを検知することができ、人体以外
の機器や自然現象による外乱誤検知を大幅に低減するこ
とができる。
【0083】請求項9記載の人体検知装置によれば、画
角は狭くして遠距離を管轄とする照度検知手段と、画角
を広くして近距離を管轄とする照度検知手段とを設ける
ことにより、少ない照度検知手段でより効率よく検知領
域を配置することができる。
【0084】請求項10記載の人体検知装置によれば、
照度検知手段が検知する光の光軸に対して略平行な光軸
を有する光を発する発光手段を備え、さらに照度検知手
段と発光手段の各光軸が略平行に連動するように発光手
段を制御する制御部を備えることにより、照度検知手段
の光軸は発光手段から発せられる光の点でモニタでき、
ユーザーによる任意の光軸調整が容易になる。
【0085】請求項11記載の人体検知装置によれば、
照度検知手段に伝播する振動を検知する振動検知手段
と、照度検知手段から得られた照度変化量信号と振動検
知手段によって得られた振動変化量信号とを比較する比
較手段を備えることで、両信号に時間的関連が検出され
ればその間の照度変化量信号のパルスの存在を無視し、
これにより、機器自身の振動、設置不安定による振動、
地震による振動等が発生した場合、検知光軸がぶれて人
体不在にもかかわらず照度変化量信号を検知するという
おそれがなくなり、人体以外の機器や自然現象による外
乱誤検知を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】照度変化量を利用した人体検知装置の従来技術
の回路ブロック図である。
【図2】本発明による人体検知装置の第1の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図3】本発明による人体検知装置の第2の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図4】本発明による人体検知装置の第3の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図5】本発明による人体検知装置の第4の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図6】本発明による人体検知装置の第5の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図7】本発明による人体検知装置の第6の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図8】本発明による人体検知装置の第7の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図9】本発明による人体検知装置の第8の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図10】本発明による人体検知装置の第9の実施例を
示す回路ブロック図である。
【図11】本発明による人体検知装置の第10の実施例
を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1a 検知領域 1b 検知画角 1c 画角制限手段 1d 照度検知手段 1e 照度信号 1f 微分変換手段 1g 照度変化量信号 1h 交流増幅器 1i 照度変化量信号 1j 振幅比較部 1o 人体検知信号 1p 被制御機器 2b 特定周波数通過フィルタ 3a 演算制御装置 3b AD変換器 3c シフトレジスタ 4a 微分処理結果格納レジスタ 8b 直流電源回路(各電子回路に電源供給) 8c 直流電源信号 9b シフトレジスタ 9c 比較処理部 15d 投光器 16a 振動検知手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光の照度を検知する照度検知手段
    と、照度を検知する範囲を限定する画角制限手段と、検
    知した照度信号の変化量だけを抽出する微分変換手段
    と、該照度変化量信号を増幅する増幅手段と、増幅され
    た照度変化量信号を所定の振幅と比較する振幅比較部と
    を備えた人体検知装置において、前記増幅手段に人体特
    有の活動周波数だけを通過させるフィルタを設けたこと
    を特徴とする人体検知装置。
  2. 【請求項2】 入射光の照度を検知する照度検知手段
    と、照度を検知する範囲を限定する画角制限手段と、検
    知した照度信号の変化量だけを抽出する微分変換手段
    と、該照度変化量信号を増幅する増幅手段と、増幅され
    た照度変化量信号を演算制御装置に入力する入力手段と
    を備えた人体検知装置において、前記増幅手段に人体特
    有の活動周波数だけを通過させるフィルタを設け、か
    つ、前記演算制御装置は前記入力手段により入力された
    照度変化量信号を所定の上限電圧レベルと比較する上限
    電圧レベル比較手段および/又は該照度変化量信号を所
    定の下限電圧レベルと比較する下限電圧レベル比較手段
    とを有することを特徴とする人体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記演算制御装置は、前記入力手段によ
    り入力された照度変化量信号を所定のサンプリング周期
    ごとに記憶し、入力履歴として管理する履歴管理手段
    と、該入力履歴を微分演算して管理する微分履歴管理手
    段と、微分演算して求めた微分極値の間隔を所定の上限
    周波数および下限周波数に相当するサンプリング回数値
    と比較する比較処理部とを有することを特徴とする請求
    項2記載の人体検知装置。
  4. 【請求項4】 前記演算制御装置は、照度検知手段から
    得られた照度信号を演算制御装置に入力する入力手段
    と、電源からの交流信号を演算制御装置に入力する入力
    手段と、前記照度信号と所定の照度値との比較処理およ
    びその比較結果により照度変化量信号と比較する所定の
    電圧レベルへの切り替え処理ならびに電源からの交流信
    号のノイズに対するミュート処理を行う比較制御処理部
    とを有することを特徴とする請求項2記載の人体検知装
    置。
  5. 【請求項5】 前記演算制御装置は、前記入力手段によ
    り入力された照度変化量信号を所定のサンプリング周期
    ごとに記憶し、入力履歴として管理する履歴管理手段
    と、該入力履歴を微分演算して管理する微分履歴管理手
    段と、照度検知手段から得られた照度信号を演算制御装
    置に入力する入力手段と、該入力手段により入力された
    照度信号を所定のサンプリング周期ごとに記憶し、入力
    履歴として管理する履歴管理手段と、前記照度信号履歴
    から入感した照度変化量信号の時間的前後の照度信号デ
    ータを抽出し比較を行う比較処理部とを有することを特
    徴とする請求項2記載の人体検知装置。
  6. 【請求項6】 前記演算制御装置は、前記上限電圧レベ
    ル比較手段および前記下限電圧レベル比較手段から得ら
    れた検知信号に基づいて前記増幅手段の増幅率を制御す
    る比較制御部を有することを特徴とする請求項2記載の
    人体検知装置。
  7. 【請求項7】 前記演算制御装置は、さらに前記入力手
    段により入力された照度変化量信号を前記所定の上限電
    圧レベルより高く設定された上部微小信号検知レベルと
    比較する上部微小信号検知レベル比較手段と、該照度変
    化量信号を前記所定の下限電圧レベルより低く設定され
    た下部微小信号検知レベルと比較する下部微小信号検知
    レベル比較手段とを有することを特徴とする請求項6記
    載の人体検知装置。
  8. 【請求項8】 前記照度検知手段が複数設けられ、各照
    度検知手段の検知領域が重畳しないように画角制限手段
    を設定し、かつ、各照度検知手段から得られた各照度信
    号を前記演算制御装置に入力することを特徴とする請求
    項2記載の人体検知装置。
  9. 【請求項9】 前記照度検知手段が複数設けられ、該複
    数の照度検知手段が検知画角を狭くして遠距離領域を対
    象としたものと、検知画角を広くして近距離領域を対象
    としたものからなり、かつ、遠距離領域を対象とした照
    度検知手段の検知領域同士および近距離領域を対象とし
    た照度検知手段の検知領域同士が重畳しないことを特徴
    とした請求項2記載の人体検知装置。
  10. 【請求項10】 前記照度検知手段が検知する光の光軸
    に対して略平行な光軸を有する光を発する発光手段を備
    え、かつ、前記演算制御装置は照度検知手段と発光手段
    の各光軸が略平行に連動するように前記発光手段を制御
    する制御部を有することを特徴とする請求項2記載の人
    体検知装置。
  11. 【請求項11】 前記照度検知手段に伝播する振動を検
    知する振動検知手段と、検知した振動信号の変化量だけ
    を抽出する微分変換手段と、該振動変化量信号を増幅す
    る増幅手段とを備え、該増幅手段は振動変化量信号の特
    定周波数のみ通過させるフィルタが設けられ、かつ、前
    記演算制御装置は照度検知手段から得られる照度変化量
    信号と振動検知手段から得られる振動変化量信号とを比
    較する比較手段を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載の人体検知装置。
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