JPH08295164A - シートトラック - Google Patents

シートトラック

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JPH08295164A
JPH08295164A JP10332695A JP10332695A JPH08295164A JP H08295164 A JPH08295164 A JP H08295164A JP 10332695 A JP10332695 A JP 10332695A JP 10332695 A JP10332695 A JP 10332695A JP H08295164 A JPH08295164 A JP H08295164A
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loop handle
lock
lock lever
seat
curling
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修 長野
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雅人 堀江
Takeshi Tezuka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック機構の占めるスペースが小さく、ロッ
ク機構の構成部品点数が少なく、組付けが容易なシート
トラックを提供することを目的とする。 【構成】 ロック機構のロック/ロック解除するロック
レバー41をアッパレール21に沿って、上下方向に回
転可能に設け、シートの前縁下部近傍に配置されるルー
プハンドル70の一方の端部を一方のシートトラックの
ロックレバーのループハンドル取付け部に、他方の端部
を他方のシートトラックのロックレバーのループハンド
ル取付け部とに係脱可能に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロア側に固着される
ロアレールと、該ロアレールに摺動可能に係合するアッ
パレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレ
ールの摺動をロック/ロック解除するロック機構とを有
するシートトラックに関する。
【0002】
【従来の技術】次に図面を用いて従来例を説明する。図
9は従来のシートトラックを示す要部構成斜視図、図1
0は図9における側面図である。
【0003】これらの図において、1は図示しないシー
トの前後摺動を案内するためのシートトラックである。
このシートトラック1は、シート側に設けられるアッパ
レール2と、フロア側に設けられ、アッパレール2が摺
動可能に嵌合するロアレール3とを有している。そし
て、ロアレール3は、ロアレール3の前後端部にそれぞ
れ設けられた前部ロアブラケット4と後部ロアブラケッ
ト5とを介してフロアに取り付けられている。
【0004】ロアレール3の側面には、ロック穴3aが
長手方向に沿って所定間隔で穿設されている。6はアッ
パレール2上に設けられ、ロックシャフト7を回転可能
に保持するブラケットである。このロックシャフト7に
は、ロアレール3のロック穴3aに噛合可能なロックレ
バー8が固着されている。更に、ロックシャフト7の一
方の端部は、折曲されてハンドル部7aが形成され、他
方の端部には、すり割り溝7bが形成されている。
【0005】9は一端部がアッパレール2に、他端部が
ロックシャフト7のすり割溝7bにそれぞれ係止され、
ロックシャフト7に対してロックレバー8がロック穴3
aに噛合する方向(図9において矢印X方向)に付勢する
トーションスプリングである。
【0006】次に上記構成の作動を説明する。図9及び
図10に示す状態は、ロックレバー8がロアレールのロ
ック穴3aに噛合し、アッパレール2の移動が禁止され
ている(ロック状態)。
【0007】この状態から、シートを前後方向に移動調
整する場合には、ロックシャフト7のハンドル部7aを
図9において、トーションスプリング9の付勢力に抗し
て反矢印X方向に回転させる。すると、ロックレバー8
が、ロック穴3aより離脱し、アッパレール2はロアレ
ール3に対して摺動可能な状態となる(アンロック状
態)。そして、シートを前後方向に移動して、所望のシ
ートポジションを得たならば、ロックシャフト7を反矢
印X方向に回転させている操作力を解除する。すると、
再び、ロックレバー8がロック穴3aに噛合し、ロック
状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のシ
ートトラックにおいては、ブラケット6,ロックシャフ
ト7,ロックレバー8及びトーションスプリング9から
構成されるロック機構が、移動するアッパレール2の側
面にブラケット6を介して設けられているので、ロック
機構が占めるスペースが大きいという問題点がある。
【0009】又、このロック機構の構成部品点数も多い
という問題点がある。本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたもので、その目的は、ロック機構の占めるスペー
スが小さく、ロック機構の構成部品点数が少ないシート
トラックを提供することにある。
【0010】また、本発明の別の目的は、組付けが容易
なシートトラックを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、フロア側に固着されるロアレールと、該ロア
レールに摺動可能に係合し、シート側に設けられるアッ
パレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッパレ
ールの摺動をロック/ロック解除するロック機構とを有
し、前記シートの下部に一組設けられるシートトラック
において、前記ロック機構のロック/ロック解除するロ
ックレバーを前記アッパレールに沿って、上下方向に回
転可能に設け、シートの下部前縁に配置されるループハ
ンドルの一方の端部を一方のシートトラックの前記ロッ
クレバーのループハンドル取付け部に、他方の端部を他
方のシートトラックのロックレバーのループハンドル取
付け部とに係脱可能に取付けたものである。
【0012】ロック機構の具体的な構成としては、前記
ロアレールは、内部に空間と、該空間にロック突起が形
成された垂下部とを有し、前記アッパレールは、前記空
間まで延出する第1のアッパレールと、前記空間まで延
出する第2のアッパレールとから構成し、前記ロック機
構は、中間部が前記第1及び第2のアッパレール間に回
転可能に設けられ、一方の端部には前記ロック突起に係
合可能な係合部が設けられ、他方の端部はシートの前部
へ延出し、ループハンドル取付け部が設けられたロック
レバーと、該ロックレバーを前記ロック突起に係合する
方向に付勢する付勢部材とから構成したものがある。
【0013】前記ループハンドル取付け部の具体的な構
成としては、前記ロックレバーに設けられ、前記ループ
ハンドルの端部が挿入される略円筒状のカーリング部が
ある。
【0014】ここで、ループハンドルの抜け止めを防止
する点から、前記ループハンドル取付け部に、前記ルー
プハンドルの抜け止め手段を設けることが望ましい。抜
け止め手段の具体的な構成として、前記ループハンドル
の周面に形成され、前記カーリング部の二つの端面近傍
に位置する第1及び第2の溝と、前記カーリング部の前
記ロックレバーと対向する面と反対側の面に設けられた
係止部と、一方の端部が前記カーリング部の基端部に係
止され、中間部が前記ループハンドルの第1の溝,前記
カーリング部の係止部及びループハンドルの第2の溝に
係合し、他方の端部が前記カーリング部の基端部に係止
され、前記ループハンドルの第1及び第2の溝に押接す
るスプリングとから構成したものがある。
【0015】ループハンドルに大きな荷重が作用し、塑
性変形した場合のロック機構のロック強度の低下を防止
する点から、前記ロックレバーのシートの前部側に設け
られ、下面が開放された半円筒状の第1半カーリング部
と、前記ロックレバーの前記第1半カーリングに隣接し
て設けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリ
ング部と、前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に
配置されるループハンドルと、前記ループハンドルを前
記第1及び第2半カーリング部の内筒面に押接させる付
勢手段とを具備することが望ましい。
【0016】
【作用】本発明のシートトラックにおいて、ループハン
ドルをロックレバーに係脱可能に取付けることにより、
組付けが容易となる。
【0017】ロックレバーを付勢手段に抗して回転する
と、ロックレバーとロック突起との係合が解除され、ア
ッパレールはロアレールに対して摺動可能な状態とな
る。ロックレバーは、アッパレールの第1の基部,第2
の基部間に形成された空間に配設されているので、ロッ
ク機構の占めるスペースが小さく、しかも、ブラケット
を用いていないのでロック機構の構成部品点数が少な
い。
【0018】ループハンドルに上方から大きな荷重が作
用し、ループハンドルが変形し、フロア等に当接する
と、ロックレバーをアンロック方向に押し上げ、ロック
強度が低下する。しかし、下面が開放された第1半カー
リング部をロックレバーのシートの前部側に設け、隣接
して、上面が開放された第2の半カーリング部を設けた
ことにより、ループハンドルに上方から大きな荷重が作
用すると、ループハンドルは、変形する前に、第1半カ
ーリング部及び第2半カーリング部から離脱し、ループ
ハンドルの変形が防止され、ロック強度の低下を防止で
きる。
【0019】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の要部分解斜視図、図
2は図1において組付け後のA-A断面図、図3は図1に
おいて組付け後のB-B断面図、図4は図1において組付
け後のC方向矢視図、図5は図1において組付け後のD方
向矢視図、図6は図1におけるループハンドルとロック
レバーとの取付けを説明する図、図7は図6におけるス
プリングの斜視図、図8は本発明の第2の実施例を説明
する図である。
【0020】尚、本実施例のシートトラックは、シート
下面の両サイドに設けられるものであるが、構成は同一
なので、一方のシートトラックを用いて説明し、他方の
シートトラックの説明は行なわない。
【0021】先ず、図2及び図3を用いてシートトラッ
クの構成部品であるアッパレール及びロアレールの断面
形状を説明する。フロア側に固着されるロアレール11
は、フロアと略平行に設けられた基底部12と、基底部
12の一方の端部に下方の端部が接続され、フロアから
離れる方向に延出する第1の側壁部13と、基底部11
の他方の端部に下方の端部が接続され、フロアから離れ
る方向に延出し、第1の側壁部13と略同じ長さの第2
の側壁部14と、第1の側壁部13の上方の端部に一方
の端部が接続され、基底部12と略平行に第2の側壁部
14方向へ延出する第1の天部15と、第2の側壁部1
4の上方の端部に一方の端部が接続され、基底部12と
略平行に第1の側壁部13方向へ延出し、第1の天部と
略同じ長さの第2の天部16と、第1の天部15の他方
の端部から基底部方向12に折曲し、第1の側壁部13
より長さが短い第1の垂下部17と、第2の天部16の
他方の端部から基底部12方向に折曲し、第1の垂下部
17と空間Sを介して対向し、第1の垂下部17と略同
じ長さの第2の垂下部18とからなっている。
【0022】そして、第1の垂下部17,第2の垂下部
18のうちどちらか一方、本実施例では第1の垂下部1
7には、ロアレール11の長手方向に沿ってロック突起
19が複数形成されている。
【0023】アッパレール21は、第1のアッパレール
22と第2のアッパレール23とから構成される。第1
のアッパレール22はロアレール11の第1の垂下部1
7,第2の垂下部18間に形成された空間Sを介してロア
レール11内に嵌入する第1の基部24と、第1の基部
24から延出し、ロアレール11の第1の側壁部13,
第1の天部15,第1の垂下部17で形成された空間S1
まで延出する第1の延出部25とからなっている。
【0024】一方、第2のアッパレール23は、ロアレ
ール11の第1の垂下部15,第2の垂下部18間に形
成された空間Sを介してロアレール11内に嵌入し、第
1のアッパレール22の第1の基部24に固着された第
2の基部26と、第2の基部26から延出し、ロアレー
ル11の第2の側壁部14,第2の天部16,第2の垂下
部18で形成された空間S2まで延出する第2の延出部2
7とからなっている。
【0025】そして、ロアレールの基底部12,第1の
側壁部13及びアッパレール21の第1の延出部25間
に配置された鋼球30と、ロアレールの基底部12,第
2の側壁部14及びアッパレール21の第2の延出部2
7間に配置された鋼球31とにより、アッパレール21
はロアレール11に対して摺動可能となっている。
【0026】アッパレール21において、第1のアッパ
レール22の第1の基部24の下部と、第2のアッパレ
ール23の第2の基部26下部との間には、アッパレー
ル21の長手方向に沿って空間S3が形成されている。
【0027】又、アッパレール21の後部において、第
1のアッパレール22の第1の基部24と、第2のアッ
パレール23の第2の基部26との間には、前述の空間
S3の延出方向と直交する方向(上下方向)延出し、空間S3
に接続する空間S3′が形成されている。
【0028】次に、図1から図5を用いてシートトラッ
クロック機構の説明を行なう。41はアッパレール21
の第1のアッパレール22と第2のアッパレール23と
の間に形成された空間S3に配設されるロックレバーであ
る。
【0029】ロックレバー41の略中間部には穴42が
形成され、アッパレール21(第2のアッパレール23)
に形成された穴43及びロックレバー41の穴42に係
合するピン44を用いて、上下方向に回転可能に設けら
れている。
【0030】このロックレバー41の一方の回転端部
(後端部)下部には、ロアレール11のロック突起19方
向に折曲された折曲部45と、一方の回転端部上部に
は、アッパレール21の第1のアッパレール22と第2
のアッパレール23との間に形成された空間S3′に嵌入
する嵌合部46とが形成されている。折曲部45には、
ロアレール11のロック突起19に係合可能なロック穴
47が形成され、又、嵌合部46に穴48が形成されて
いる。尚、本実施例の場合、第1のアッパレール22の
第1の基部24,第1の延出部25において、ロックレ
バー41の折曲部45の移動範囲と干渉する部分は図5
に示すように切りかかれている。
【0031】一方、アッパレール21の第1のアッパレ
ール22及び第2のアッパレール23には、穴51が穿
設されている。第2のアッパレール23の穴51の近傍
には上方に延出した切り欠き片52が形成され、更に、
穴51を中心とし、ロックレバー41の穴48と交差す
る円弧状の長穴53が形成されている。そして、付勢部
材としてのトーションバー60の基端部が穴51に係合
し、中間部が切り欠き片52に係止され、先端部側は下
方に弾性変形された状態で長穴53を介してロックレバ
ー41の穴48に係合し、ロックレバー41のロック穴
47が、ロアレール11のロック突起19に係合する方
向に付勢している。
【0032】また、アッパレール21の第1のアッパレ
ール22の前部側の第1の基部24は、切り欠き部22
aが形成され、この切り欠き部22aからロックレバー
41の前部に形成された略円筒状の第1カーリング部4
1a,第2カーリング部41bが外部に突出している。
【0033】70はシートクッション前縁部下方に配置
され、一方の端部が一方のリクライニング装置のロック
レバー41の第1及び第2カーリング部41a,41b
に、他方の端部が他方のリクライニング装置のロックレ
バー41の第1及び第2カーリング部41a,41bに
それぞれ嵌合するループハンドルである。
【0034】ループハンドル70の両端部には、第1及
び第2カーリング部41a,41bを挟むように円筒面
に溝70a,70bが形成されている。一方、第1及び
第2カーリング部41a,41bのロックレバー41と
対向する面と反対側の面には、それぞれ切り起こし加工
により係止部41c,41dが形成されている。
【0035】そして、図7及び図8に示すような形状の
スプリング72を用いて、ループハンドル70の抜け止
めがなされている。このスプリング72は、第1カーリ
ング部41aの基部上面に係止される第1係止部72a
と、第1係止部72aから折曲し、ループハンドル70
の溝70aの下部に係合する円弧状の第1溝係合部72
bと、第1溝係合部72bから折曲し、係止部41cの
上面,係止部41dの下面に当接する当接部72cと、
当接部72cから折曲し、溝70bの上部に係合する円
弧状の第2溝係合部72dと、第2カーリング部41b
の基端部下面に係止される第2係止部72eとから構成
される。
【0036】次に、上記構成の作動を説明する。ロック
レバー41のロック穴47はトーションバー60によ
り、ロアレール11のロック突起19に係合し、アッパ
レール21の摺動は禁止されている。
【0037】ここで、ループハンドル70を上方に持ち
上げると、ロックレバー41は、ピン44を中心に回転
し、ロックレバー41の折曲部45側は下方に移動し、
ロックレバー41のロック穴47のロアレール11のロ
ック突起19への係合は解除される。よって、アッパレ
ール21はロアレール11に対して摺動可能な状態とな
り、所望のシートトラック位置へアッパレール21を摺
動させる。
【0038】この時、ロックレバー41に係合するトー
ションバー60も穴51を中心に回転しようとするが、
切り欠き片52により、それ以上の回転が禁止され、切
り欠き片52との当接部から先端部迄は下側に更に弾性
変形する。
【0039】所望の位置へアッパレール21が移動した
ならば、ループハンドル70の操作力を解除する。する
と、トーションバー60は元の位置へ弾性復帰し、トー
ションバー60が係合するロックレバー41も元の位置
に復帰し、ロックレバー41のロック穴47が、ロアレ
ール11のロック突起19に係合し、アッパレール21
の摺動は再び禁止される。
【0040】上記構成によれば、ロックレバー41は、
アッパレール21の第1の基部24,第2の基部26間
に形成された空間S3に配設されているので、ロック機構
の占めるスペースが小さく、しかも、従来ロック機構の
ように、ブラケットを用いていないのでロック機構の構
成部品点数が減少する。
【0041】また、ループハンドル70の組付けは、ル
ープハンドル70の端部をロックレバー41に形成され
たカーリング41a,41bに挿入し、溝70a,70b
に押接する抜け止め用のスプリング72を用いて簡単に
行なうことができる。
【0042】尚、本発明は上記実施例に限定するもので
はない。上記実施例では、ロックレバー41に端部に二
ヵ所のカーリング部41a,41bを形成したが、カー
リング部が一ヵ所であっても、ループハンドル70の抜
け止めは可能である。即ち、第1カーリング部41aの
みの場合、スプリング72の第2係止部72eを第1カ
ーリング部41aの基端部下面に係止させればよい。
【0043】更に、スプリング72の代りに、ループハ
ンドル70の溝70a,70bに係合するEリングであっ
てもよい。次に、図8を用いて本発明の第2の実施例を
説明する。第1の実施例との相違点は、ロックレバーの
ループハンドル取付け部の構成である。
【0044】本実施例では、ロックレバー80のシート
の前部側には、下面が開放された半円筒状の第1半カー
リング部80aと、第1半カーリング80aに隣接して
設けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリン
グ部80bとが形成されている。これら第1及び第2半
カーリング部80a,80bの内筒面にループハンドル
70の端部が配置される。
【0045】更に、第1及び第2半カーリング部80
a,80bのロックレバー80と対向する面と反対側の
面には、それぞれ切り起こし加工により係止部80c,
80dが形成されている。
【0046】そして、第1の実施例で説明を行なったス
プリング72が第1の実施例と同じように取付けられて
いる。本実施例の場合、このスプリング72はループハ
ンドル70の抜け止めと、ループハンドル70を第1半
カーリング部80aの内筒面に、第2半カーリング部8
0bの内筒面にそれぞれ押接せしめ、落下を禁止してい
る。
【0047】上記構成によれば、第1の実施例の効果に
加え、下記のような効果を得ることができる。例えば、
第1の実施例の構成の場合、ループハンドル70に上方
から大きな荷重が作用し、ループハンドル70が変形
し、フロア等に当接すると、ロックレバー41をアンロ
ック方向に押し上げ、ロック強度が低下する。しかし、
下面が開放された第1半カーリング部80aをロックレ
バー80のシートの前部側に設け、隣接して、上面が開
放された第2の半カーリング部80bを設けたことによ
り、ループハンドル70に上方から大きな荷重が作用す
ると、ループハンドル70が変形する前に、スプリング
72が変形するか又は脱落する。よって、ループハンド
ル70は第1半カーリング部80a及び第2半カーリン
グ部80bから離脱し、ループハンドル70の変形が防
止され、ロック強度の低下を防止できる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ルー
プハンドルをロックレバーに係脱可能に取付けることに
より、組付けが容易となる。
【0049】ロックレバーを付勢手段に抗して回転する
と、ロックレバーとロック突起との係合が解除され、ア
ッパレールはロアレールに対して摺動可能な状態とな
る。ロックレバーは、アッパレールの第1の基部,第2
の基部間に形成された空間に配設されているので、ロッ
ク機構の占めるスペースが小さく、しかも、ブラケット
を用いていないのでロック機構の構成部品点数が少な
い。
【0050】ループハンドルに上方から大きな荷重が作
用し、ループハンドルが変形し、フロア等に当接する
と、ロックレバーをアンロック方向に押し上げ、ロック
強度が低下する。しかし、下面が開放された第1半カー
リング部をロックレバーのシートの前部側に設け、隣接
して、上面が開放された第2の半カーリング部を設けた
ことにより、ループハンドルに上方から大きな荷重が作
用すると、ループハンドルは、変形する前に、第1半カ
ーリング部及び第2半カーリング部から離脱し、ループ
ハンドルの変形が防止され、ロック強度の低下を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の要部分解斜視図であ
る。
【図2】図1において組付け後のA-A断面図である。
【図3】図1において組付け後のB-B断面図である。
【図4】図1において組付け後のC方向矢視図である。
【図5】図1において組付け後のD方向矢視図である。
【図6】図1におけるループハンドルとロックレバーと
の取付けを説明する図である。
【図7】図6におけるスプリングの斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図9】従来のシートトラックを示す要部構成斜視図で
ある。
【図10】図9における側面図である。
【符号の説明】
11 ロアレール 12 基底部 13 第1の側壁部 14 第2の側壁部 15 第1の天部 16 第2の天部 17 第1の垂下部 18 第2の垂下部 19 ロック突起 21 アッパレール 22 第1のアッパレール 23 第2のアッパレール 24 第1の基部 25 第1の延出部 26 第2の基部 27 第2の延出部 41 ロックレバー 41a 第1カーリング部 41b 第2カーリング部 60 トーションバー(付勢部材) 70 ループハンドル 72 スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア側に固着されるロアレールと、該
    ロアレールに摺動可能に係合し、シート側に設けられる
    アッパレールと、該アッパレールに設けられ、前記アッ
    パレールの摺動をロック/ロック解除するロック機構と
    を有し、前記シートの下部に一組設けられるシートトラ
    ックにおいて、 前記ロック機構のロック/ロック解除するロックレバー
    を前記アッパレールに沿って、上下方向に回転可能に設
    け、 シートの前縁下部近傍に配置されるループハンドルの一
    方の端部を一方のシートトラックの前記ロックレバーの
    ループハンドル取付け部に、他方の端部を他方のシート
    トラックのロックレバーのループハンドル取付け部とに
    係脱可能に取付けたことを特徴とするシートトラック。
  2. 【請求項2】 前記ロアレールは、 内部に空間と、 該空間にロック突起が形成された垂下部とを有し、 前記アッパレールは、 前記空間まで延出する第1のアッパレールと、 前記空間まで延出する第2のアッパレールとから構成
    し、 前記ロック機構は、 中間部が前記第1及び第2のアッパレール間に回転可能
    に設けられ、一方の端部には前記ロック突起に係合可能
    な係合部が設けられ、他方の端部はシートの前部へ延出
    し、ループハンドル取付け部が設けられたロックレバー
    と、 該ロックレバーを前記ロック突起に係合する方向に付勢
    する付勢部材とから構成したことを特徴とする請求項1
    記載のシートトラック。
  3. 【請求項3】 前記ループハンドル取付け部は、 前記ロックレバーに設けられ、前記ループハンドルの端
    部が挿入される略円筒状のカーリング部であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のシートトラック。
  4. 【請求項4】 前記ループハンドル取付け部に、前記ル
    ープハンドルの抜け止め手段を設けたことを特徴とする
    請求項1乃至3いずれかに記載のシートトラック。
  5. 【請求項5】 前記抜け止め手段は、 前記ループハンドルの周面に形成され、前記カーリング
    部の二つの端面近傍に位置する第1及び第2の溝と、 前記カーリング部の前記ロックレバーと対向する面と反
    対側の面に設けられた係止部と、 一方の端部が前記カーリング部の基部に係止され、中間
    部が前記ループハンドルの第1の溝,前記カーリング部
    の係止部及び前記ループハンドルの第2の溝に係合し、
    他方の端部が前記カーリング部の基端部に係止され、前
    記ループハンドルの第1及び第2の溝を押接するスプリ
    ングと、 で構成したことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに
    記載のシートトラック。
  6. 【請求項6】 前記ロックレバーのシートの前部側に設
    けられ、下面が開放された半円筒状の第1半カーリング
    部と、 前記ロックレバーの前記第1半カーリングに隣接して設
    けられ、上面が開放された半円筒状の第2半カーリング
    部と、 前記第1及び第2半カーリング部の内筒面に配置される
    ループハンドルと、 前記ループハンドルを前記第1及び第2半カーリング部
    の内筒面に押接させる付勢手段と、を具備することを特
    徴とする請求項1又は2記載のシートトラック。
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