JPH08294136A - 陰極線管表示装置 - Google Patents

陰極線管表示装置

Info

Publication number
JPH08294136A
JPH08294136A JP9475495A JP9475495A JPH08294136A JP H08294136 A JPH08294136 A JP H08294136A JP 9475495 A JP9475495 A JP 9475495A JP 9475495 A JP9475495 A JP 9475495A JP H08294136 A JPH08294136 A JP H08294136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray tube
cathode ray
voltage
pulse voltage
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9475495A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Kawakami
克幸 川上
Hiroshi Jitsukata
寛 實方
Soichi Sakurai
宗一 桜井
Hiroshi Yoshioka
洋 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9475495A priority Critical patent/JPH08294136A/ja
Publication of JPH08294136A publication Critical patent/JPH08294136A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】陰極線管の前面より放射される交番電界を打ち
消すために、フライバックトランス6内の高電圧の平滑
用コンデンサ10とコンデンサ10に直列に接続され、
接地された保護用抵抗11の接合点にリード線17の一
端を接続し、リード線17の他端に偏向ヨーク2に供給
する水平周期のパルス電圧と逆極性のパルス電圧を印加
し、アノードケーブルを介して陰極線管の内装導電膜3
に逆極性の電圧と相似な交番電圧4,5を誘起する。 【効果】偏向ヨークに供給する水平周期のパルス電圧に
起因する交番電圧と、アノードケーブルを介して陰極線
管の内装導電膜に誘起した交番電圧が、互いに打ち消し
あうことにより、陰極線管を用いた画像表示装置の表示
面より放射される交番電界が効果的に低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管を用いた画像表
示装置に係り、特に、偏向ヨークを発生源とし、陰極線
管の表示面より放射される交番電界を抑制する機能を有
する陰極線管表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管を使用した画像表示装置を長時
間使用するため、放射される交番電界が操作者の身体に
悪影響を及ぼす事が懸念されている。
【0003】現在画像表示装置から放射される交番電界
に関する規格は、1990年にスウェーデンで制定され
たMPR−2規格と、MPR−2規格をさらに厳しくし
たTCO規格とがある。TCO規格によると、5Hz〜
2kHz帯のELEFに関しては、電界値が10V/m
以下(表示装置の前30cm)、2kHz〜400kH
z帯のVLEFに関しては、電界値が1.0V/m以下
(表示装置の前30cm及び周囲50cm)と規制され
ている。
【0004】画像表示装置の表示面を除いた部分に関し
ては、金属版や金網による静電シールドによって交番電
界を容易に遮断でき規格値以下にすることができる。し
かし表示面については、画像を表示するため不透明な金
属板を配置して静電シールドを行うことは困難である。
そこで画像表示装置の表示面より放射される交番電界を
抑制する方式として、陰極線管のパネルガラス表面に抵
抗値の低い透明導電膜を形成し、透明導電膜を電気的に
接地して交番電界を抑制する方式と、陰極線管周辺部に
電極を設け、電極に偏向ヨークに供給する水平周期のパ
ルス電圧と逆極性のパルス電圧を印加して交番電界を抑
制するものとがあった。
【0005】以上の内容については、特開平4−315
741号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のうち、透明導電膜を用いた方法でシールド効果を高め
るには、透明導電膜の抵抗値を低くする必要があり、製
造原価が増大するという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、陰極線管を用いた画像表
示装置の前面より放射されている交番電界を効果的に抑
制した陰極線管表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に本発明では、フライバックトランス内に設けられてい
る陰極線管に高電圧を印加する端子に接続された、高電
圧の平滑用コンデンサと前記コンデンサと直列に接続さ
れ、接地された保護用抵抗の接合点にリード線の一端を
接続し、前記リード線の他の一端より偏向ヨークに供給
する水平周期のパルス電圧と逆極性のパルス電圧を印加
し、アノードケーブルを介して陰極線管の内装導電膜に
前記逆極性のパルス電圧と相似な交番電圧を印加する。
【0009】
【作用】上記構成によれば、偏向ヨークの水平偏向コイ
ルに印加されるパルス電圧に起因して生じた交番電圧
を、水平周期のパルス電圧と逆極性のパルス電圧を用
い、アノードケーブルを介して陰極線管の内装導電膜に
逆極性のパルス電圧と相似な交番電圧を発生させ、陰極
線管内で互いに打ち消しあい、陰極線管の前面に放射さ
れる交番電界を効果的に低減することができる。
【0010】
【実施例】はじめに、図4を用いて、偏向ヨーク2に起
因して生じる交番電界VLEF1が陰極線管前面より放
射されるメカニズムについて説明する。偏向ヨーク2の
水平偏向コイルと内装導電膜3との間の静電結合によ
り、静電容量21が形成される。静電容量21によっ
て、偏向ヨーク2の水平偏向コイルに水平偏向回路(図
示せず)の端子T3から印加された水平周期のパルス電
圧13と相似な交番電圧4が内装導電膜3に生じ、陰極
線管前面より交番電界VLEF1として放射される。
【0011】図1は陰極線管を使用した表示装置前面よ
り放射される交番電界を低減する第1の実施例を示す回
路図である。
【0012】フライバックトランス6は、高圧回路から
のパルスを昇圧して陰極線管に高電圧を供給するもの
で、本発明の実施例で用いるフライバックトランスを図
2に示す。高圧回路(図示せず)から一次コイル7に印
加されたパルスを二次コイル8で昇圧する。ダイオード
9で整流されたパルス電圧は、コンデンサ10で平滑さ
れ高圧端子T1に数万Vの直流電圧を出力する。なお、
抵抗11はコンデンサ10を破壊から保護するもので、
陰極線管が放電したときに生じるスパーク電流を抑制す
る。このフライバックトランス6に用いられているコン
デンサ10とコンデンサ10の保護用に設けられている
抵抗11の間にリード線17の一端を接続する。リード
線の他の一端T2には、偏向ヨーク2に供給する水平周
期のパルス電圧13と逆極性の電圧12を印加する。逆
極性の電圧12は、水平偏向回路(図示せず)の端子T
3と偏向ヨーク2の水平偏向コイル間に一次コイル14
の一端を接続した変成器16の二次コイル15に生じる
パルス電圧である。逆極性のパルス電圧12は、フライ
バックトランス6に内蔵されたコンデンサ10を介して
高圧端子T1に印加され、アノードケーブルを介し陰極
線管内の内装導電膜3に、逆極性のパルス電圧12と相
似な交番電圧5を生じる。交番電圧5を水平周期のパル
ス電圧13に起因して内装導電膜に生じたパルス電圧1
3と相似な交番電圧4と絶対値が、ほぼ等しくなるよう
に設定すると交番電圧4と逆極性の交番電圧5が互いに
打ち消しあい、内装導電膜に生じていた水平周期のパル
ス電圧13と相似な交番電圧4をほぼ零にすることがで
きる。よって陰極線管前面より放射される交番電界VL
EF1を効果的に低減することができる。
【0013】実施例では、端子T2に印加する水平周期
のパルス電圧13と逆極性の電圧12を得る手段とし
て、水平偏向回路(図示せず)の端子T3と偏向ヨーク
2の水平偏向コイル間に一次コイル14の一端を接続さ
れた変成器16の二次コイル15に生じるパルス電圧を
用いているが、図3に示したように偏向ヨーク2の内面
に誘導コイル19を具備し、コイル19と水平偏向磁界
を錯交させた時に発生するパルス電圧20を用いても良
い。
【0014】なお、端子T2と逆極性のパルス電圧の発
生手段との間には、水平周期のパルス電圧13と相似な
交番電圧4と逆極性の交番電圧5を印加できるように位
相調整手段及び振幅調整手段(図示せず)を含んでいる
ことが好ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明によると偏向ヨークの水平偏向コ
イルに印加されるパルス電圧に起因して、陰極線管の前
面より放射されている交番電界VLEFを、フライバッ
クトランスに内蔵された陰極線管に高電圧を印加する端
子に一端を接続された高電圧の平滑用コンデンサとコン
デンサに直列に接続され、接地された保護用抵抗の接合
点にリード線の一端を接続し、リード線の他の一端より
パルス電圧と逆極性のパルス電圧を印加し、アノードケ
ーブルを介して陰極線管の内装導電膜に誘起した逆極性
のパルス電圧と相似な交番電圧により打ち消し、陰極線
管の前面より放射される交番電界VLEFを効果的に低
減することができる。
【0016】よって、陰極線管表示装置の操作者に悪影
響を及ぼすことが懸念されている陰極線管から放射され
る交番電界VLEFを安価でかつ効果的に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による陰極線管前面より放射
される交番電界VLEFを低減する装置を示した回路
図。
【図2】本発明の交番電界VLEFを低減する機能を備
えたフライバックトランスを示した回路図。
【図3】本発明の第二の実施例による逆パルス電圧の発
生手段を示した説明図。
【図4】陰極線管前面より輻射される交番電界VLEF
の発生理由を示した説明図。
【符号の説明】
1…交番電界VLEF、2…偏向ヨーク、3…内装導電
膜、4,5…交番電圧、6…フライバックトランス、
7,14…一次コイル、8,15…二次コイル、9…ダ
イオード、10…コンデンサ、11…保護用抵抗、1
2,13,20…電圧波形、16…変成器、17…リー
ド線、19…誘導コイル、21…静電容量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 洋 千葉県茂原市早野3300番地株式会社日立製 作所電子デバイス事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライバックトランスに内蔵されて、陰極
    線管に高電圧を印加する端子に接続された高電圧の平滑
    用コンデンサと前記平滑用コンデンサと直列に接続さ
    れ、接地された保護用抵抗の接合点にリード線の一端を
    接続し、前記リード線の他の一端より偏向ヨークに供給
    する水平周期のパルス電圧と逆極性のパルス電圧を供給
    することを特徴とする陰極線管表示装置。
  2. 【請求項2】水平周期のパルス電圧と逆極性のパルス電
    圧は、誘導コイルを用いて偏向ヨークの偏向磁界から検
    出したパルス電圧、又は、偏向回路の端子と水平偏向コ
    イル間に、一次巻線を接続した変成器の二次巻線より得
    ることのできるパルス電圧であることを特徴とする陰極
    線管表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の前記逆極性のパルス電圧
    を発生する手段は、前記逆極性のパルス電圧の振幅を調
    整する手段、前記逆極性のパルス電圧の位相を調整する
    手段を有する陰極線管表示装置。
  4. 【請求項4】陰極線管に高電圧を印加するフライバック
    トランスにおいて、高電圧の平滑用に設けられたコンデ
    ンサと前記コンデンサに直列に接続され接地された保護
    用抵抗の接合点にリード線の一端を接続し、前記リード
    線の他の一端より陰極線管に放射される交番電界を打ち
    消す電圧を供給するようにしたことを特徴とするフライ
    バックトランス。
JP9475495A 1995-04-20 1995-04-20 陰極線管表示装置 Pending JPH08294136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9475495A JPH08294136A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 陰極線管表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9475495A JPH08294136A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 陰極線管表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08294136A true JPH08294136A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14118904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9475495A Pending JPH08294136A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 陰極線管表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08294136A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5404084A (en) Method of and apparatus for canceling electric field
JPH08294136A (ja) 陰極線管表示装置
KR100204724B1 (ko) 음극선관의 페이스플레이트로 부터의 불필요한 복사전계를 저감한 음극선관 표시장치
US5689157A (en) Cathode-ray tube display unit in which unwanted radiant electric field from face plate of cathode-ray tube is decreased
KR960000533B1 (ko) 음극선관장치 및 그것에 사용하는 편향요크
JP3609174B2 (ja) フライバックトランス
EP0727806A1 (en) Leakage field decreasing device for CRT display
KR100190160B1 (ko) 디스플레이 기기의 전계 차폐 회로
JPH07298169A (ja) 画像表示装置
JP3217588B2 (ja) 不要電界の抑制方法
JP3218887B2 (ja) 陰極線管表示装置
JP3609181B2 (ja) フライバックトランス
KR0139550Y1 (ko) 디스플레이 장치의 전계 제거 장치
KR100210022B1 (ko) 전자파 소거 회로
JPH0983913A (ja) 画像表示装置
JP3595079B2 (ja) 陰極線管
KR100371379B1 (ko) 영상표시기기의씨알티전면vlf방사전계차폐장치
JP3451859B2 (ja) 陰極線管装置
US6407517B1 (en) Method of attenuating unwanted electric field radiation and a cathode ray tube display
JPH08163474A (ja) 陰極線管表示装置
JPH10224654A (ja) 画像表示装置
KR19990015877U (ko) 모니터의 전자파 차단장치
RU2160510C2 (ru) Видеодисплей со схемой подавления нежелательного излучения электронно-лучевой трубки
GB2332842A (en) Apparatus for reducing alternating electric field emission in video display device
JP2582086Y2 (ja) Crtディスプレイ装置のシールド構造