JPH08293775A - アナログスイッチ - Google Patents
アナログスイッチInfo
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- JPH08293775A JPH08293775A JP9516195A JP9516195A JPH08293775A JP H08293775 A JPH08293775 A JP H08293775A JP 9516195 A JP9516195 A JP 9516195A JP 9516195 A JP9516195 A JP 9516195A JP H08293775 A JPH08293775 A JP H08293775A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- output
- control signal
- gate
- transmission gate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 否選択側の入力アナログ信号から選択側の出
力信号へのクロストーク量を極力抑え、精度の高いアナ
ログ信号を出力できるようにする。 【構成】 例えば、入力端子A1に与えられたアナログ
信号を選択するために、制御端子Cに‘H’の制御信号
が入力されると、内部制御信号φ1,φ2,φ3,φ4
が‘H’、内部制御信号φ1バー,φ2バー,φ3バ
ー,φ4バーが‘L’となる。これにより、トランスミ
ッションゲートtg1,tg2および制御用トランジス
タm2がオンし、トランスミッションゲートtg3,t
g4および制御用トランジスタm1がオフし、入力端子
A1のアナログ信号が出力端子Bに出力される。このよ
うな独立の内部制御信号により回路素子間の漏れ信号が
少なくなる。
力信号へのクロストーク量を極力抑え、精度の高いアナ
ログ信号を出力できるようにする。 【構成】 例えば、入力端子A1に与えられたアナログ
信号を選択するために、制御端子Cに‘H’の制御信号
が入力されると、内部制御信号φ1,φ2,φ3,φ4
が‘H’、内部制御信号φ1バー,φ2バー,φ3バ
ー,φ4バーが‘L’となる。これにより、トランスミ
ッションゲートtg1,tg2および制御用トランジス
タm2がオンし、トランスミッションゲートtg3,t
g4および制御用トランジスタm1がオフし、入力端子
A1のアナログ信号が出力端子Bに出力される。このよ
うな独立の内部制御信号により回路素子間の漏れ信号が
少なくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の入力アナログ
信号を制御信号の状態により選択し出力するアナログス
イッチに関するものである。
信号を制御信号の状態により選択し出力するアナログス
イッチに関するものである。
【0002】
従来例1.図3は従来のアナログスイッチを示す回路図
である。図3において、31は入力端子A1に与えられ
たアナログ信号(入力1)を選択して出力端子Bに出力
する入出力回路、32は入力端子A2に与えられたアナ
ログ信号(入力2)を選択して出力端子Bに出力する入
出力回路、33は入出力回路31,32を制御する制御
信号作成回路である。入出力回路31は、入力側トラン
スミッションゲートtg1と出力側トランスミッション
ゲートtg2と制御用トランジスタm1とから構成され
ている。入出力回路32は、入力側トランスミッション
ゲートtg3と出力側トランスミッションゲートtg4
と制御用トランジスタm2とから構成されている。な
お、上記トランスミッションゲートtg1,tg2,t
g3,tg4は例えばNチャネルMOSトランジスタと
PチャネルMOSトランジスタとにより実現される。ま
た、制御用トランジスタm1,m2は例えばNチャネル
MOSトランジスタにより実現される。制御信号作成回
路33は制御端子Cに与えられた制御信号を入力して反
転させるNOTゲートg1と、このNOTゲートg1の
出力信号を入力して反転させるNOTゲートg2とから
構成されている。NOTゲートg2の出力信号である内
部制御信号φおよびNOTゲートg1の出力信号である
内部制御信号φバーは、入出力回路31,32内のトラ
ンスミッションゲートtg1,tg2,tg3,tg4
および制御用トランジスタの各ゲート電極(オン/オフ
制御させるための電極)にそれぞれ与えられる。なお、
図3中の各φは互いに接続されていることも示し、ま
た、各φバーも互いに接続されていることを示す。
である。図3において、31は入力端子A1に与えられ
たアナログ信号(入力1)を選択して出力端子Bに出力
する入出力回路、32は入力端子A2に与えられたアナ
ログ信号(入力2)を選択して出力端子Bに出力する入
出力回路、33は入出力回路31,32を制御する制御
信号作成回路である。入出力回路31は、入力側トラン
スミッションゲートtg1と出力側トランスミッション
ゲートtg2と制御用トランジスタm1とから構成され
ている。入出力回路32は、入力側トランスミッション
ゲートtg3と出力側トランスミッションゲートtg4
と制御用トランジスタm2とから構成されている。な
お、上記トランスミッションゲートtg1,tg2,t
g3,tg4は例えばNチャネルMOSトランジスタと
PチャネルMOSトランジスタとにより実現される。ま
た、制御用トランジスタm1,m2は例えばNチャネル
MOSトランジスタにより実現される。制御信号作成回
路33は制御端子Cに与えられた制御信号を入力して反
転させるNOTゲートg1と、このNOTゲートg1の
出力信号を入力して反転させるNOTゲートg2とから
構成されている。NOTゲートg2の出力信号である内
部制御信号φおよびNOTゲートg1の出力信号である
内部制御信号φバーは、入出力回路31,32内のトラ
ンスミッションゲートtg1,tg2,tg3,tg4
および制御用トランジスタの各ゲート電極(オン/オフ
制御させるための電極)にそれぞれ与えられる。なお、
図3中の各φは互いに接続されていることも示し、ま
た、各φバーも互いに接続されていることを示す。
【0003】次に図3に示すアナログスイッチの動作に
ついて説明する。まず、制御端子Cへの制御信号が
‘H’(ハイレベル)の場合、制御信号作成回路33に
おけるNOTゲートg2からの内部制御信号φが‘H’
となり、NOTゲートg1からの内部制御信号φバーが
‘L’(ローレベル)となる。これにより、入出力回路
31において、入力側トランスミッションゲートtg1
および出力側トランスミッションゲートtg2はオン状
態となり、制御用トランジスタm1はオフ(開放)状態
となる。一方、入出力回路32において、入力側トラン
スミッションゲートtg3および出力側トランスミッシ
ョンゲートtg4はオフ状態となり、制御用トランジス
タm2はオン状態となる。したがって、入力端子A1に
与えられたアナログ信号(入力1)が入出力回路31の
トランスミッションゲートtg1,tg2を通り出力端
子Bに出力される。即ち、制御端子Cに与えられた
‘H’の制御信号により入力端子A1に与えられたアナ
ログ信号(入力1)が選択され出力されたことになる。
ついて説明する。まず、制御端子Cへの制御信号が
‘H’(ハイレベル)の場合、制御信号作成回路33に
おけるNOTゲートg2からの内部制御信号φが‘H’
となり、NOTゲートg1からの内部制御信号φバーが
‘L’(ローレベル)となる。これにより、入出力回路
31において、入力側トランスミッションゲートtg1
および出力側トランスミッションゲートtg2はオン状
態となり、制御用トランジスタm1はオフ(開放)状態
となる。一方、入出力回路32において、入力側トラン
スミッションゲートtg3および出力側トランスミッシ
ョンゲートtg4はオフ状態となり、制御用トランジス
タm2はオン状態となる。したがって、入力端子A1に
与えられたアナログ信号(入力1)が入出力回路31の
トランスミッションゲートtg1,tg2を通り出力端
子Bに出力される。即ち、制御端子Cに与えられた
‘H’の制御信号により入力端子A1に与えられたアナ
ログ信号(入力1)が選択され出力されたことになる。
【0004】次に制御端子Cへの制御信号が‘L’の場
合、制御信号作成回路33におけるNOTゲートg2か
らの内部制御信号φが‘L’、NOTゲートg1からの
内部制御信号φバーが‘H’となる。これにより、入出
力回路31において、入力側トランスミッションゲート
tg1および出力側トランスミッションゲートtg2は
オフ状態となり、制御用トランジスタm1はオン状態と
なる。一方、入出力回路32において、入力側トランス
ミッションゲートtg3および出力側トランスミッショ
ンゲートtg4はオン状態となり、制御用トランジスタ
m2はオフ状態となる。したがって、入力端子A2に与
えられたアナログ信号(入力2)が入出力回路32のト
ランスミッションゲートtg3,tg4を通り出力端子
Bに出力される。即ち、制御端子Cに与えられた‘L’
の制御信号により入力端子A2に与えられたアナログ信
号(入力2)が選択され出力されたことになる。
合、制御信号作成回路33におけるNOTゲートg2か
らの内部制御信号φが‘L’、NOTゲートg1からの
内部制御信号φバーが‘H’となる。これにより、入出
力回路31において、入力側トランスミッションゲート
tg1および出力側トランスミッションゲートtg2は
オフ状態となり、制御用トランジスタm1はオン状態と
なる。一方、入出力回路32において、入力側トランス
ミッションゲートtg3および出力側トランスミッショ
ンゲートtg4はオン状態となり、制御用トランジスタ
m2はオフ状態となる。したがって、入力端子A2に与
えられたアナログ信号(入力2)が入出力回路32のト
ランスミッションゲートtg3,tg4を通り出力端子
Bに出力される。即ち、制御端子Cに与えられた‘L’
の制御信号により入力端子A2に与えられたアナログ信
号(入力2)が選択され出力されたことになる。
【0005】従来例2.図4は他の従来のアナログスイ
ッチを示す回路図である。図4において、図3に示す構
成要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明
を省略する。図4において、34は入力端子A3に与え
られたアナログ信号(入力3)を選択して出力端子Bに
出力する入出力回路で、入力側トランスミッションゲー
トtg5と出力側トランスミッションゲートtg6は制
御用トランジスタm2とから構成されている。制御信号
作成回路35は、制御端子C1に与えられた制御信号N
1を入力して反転させるNOTゲートg1と、このNO
Tゲートg1の出力信号を入力して反転させるNOTゲ
ートg2と、制御端子C2に与えられた制御信号N2を
入力して反転させるNOTゲートg3と、このNOTゲ
ートg3の出力信号を入力して反転させるNOTゲート
g4と、制御端子C3に与えられた制御信号N3を入力
して反転させるNOTゲートg5と、このNOTゲート
g5の出力信号を入力して反転させるNOTゲートg6
とから構成されている。φ1,φ1バー,φ2,φ2バ
ー,φ3,φ3バーは内部制御信号を示す。また、φ1
同志,φ1バー同志,φ2同志,φ2バー同志,φ3同
志,φ3バー同志は接続されていることも示している。
ッチを示す回路図である。図4において、図3に示す構
成要素に対応するものには同一の符号を付し、その説明
を省略する。図4において、34は入力端子A3に与え
られたアナログ信号(入力3)を選択して出力端子Bに
出力する入出力回路で、入力側トランスミッションゲー
トtg5と出力側トランスミッションゲートtg6は制
御用トランジスタm2とから構成されている。制御信号
作成回路35は、制御端子C1に与えられた制御信号N
1を入力して反転させるNOTゲートg1と、このNO
Tゲートg1の出力信号を入力して反転させるNOTゲ
ートg2と、制御端子C2に与えられた制御信号N2を
入力して反転させるNOTゲートg3と、このNOTゲ
ートg3の出力信号を入力して反転させるNOTゲート
g4と、制御端子C3に与えられた制御信号N3を入力
して反転させるNOTゲートg5と、このNOTゲート
g5の出力信号を入力して反転させるNOTゲートg6
とから構成されている。φ1,φ1バー,φ2,φ2バ
ー,φ3,φ3バーは内部制御信号を示す。また、φ1
同志,φ1バー同志,φ2同志,φ2バー同志,φ3同
志,φ3バー同志は接続されていることも示している。
【0006】次に図4に示すアナログスイッチの動作に
ついて説明する。まず、制御端子C1への制御信号N1
のみが‘H’の場合(他の制御信号N2,N3は‘L’
の場合)、制御信号作成回路35におけるNOTゲート
g2からの内部制御信号φ1が‘H’となり、NOTゲ
ートg1からの内部制御信号φ1バーが‘L’となる。
これにより、従来例1で説明したように、入出力回路3
1においては、入力側トランスミッションゲートtg1
および出力側トランスミッションゲートtg2はオン状
態となり、制御用トランジスタm1はオフ状態となる。
したがって、入力端子A1に与えられたアナログ信号
(入力1)のみが選択され、出力端子Bに出力される。
ついて説明する。まず、制御端子C1への制御信号N1
のみが‘H’の場合(他の制御信号N2,N3は‘L’
の場合)、制御信号作成回路35におけるNOTゲート
g2からの内部制御信号φ1が‘H’となり、NOTゲ
ートg1からの内部制御信号φ1バーが‘L’となる。
これにより、従来例1で説明したように、入出力回路3
1においては、入力側トランスミッションゲートtg1
および出力側トランスミッションゲートtg2はオン状
態となり、制御用トランジスタm1はオフ状態となる。
したがって、入力端子A1に与えられたアナログ信号
(入力1)のみが選択され、出力端子Bに出力される。
【0007】次に制御端子C2への制御信号N2のみが
‘H’の場合(他の制御信号N1,N3は‘L’の場
合)、制御信号作成回路35におけるNOTゲートg4
からの内部制御信号φ2が‘H’となり、NOTゲート
g3からの内部制御信号φ2バーが‘L’となる。これ
により、入出力回路32においては、入力側トランスミ
ッションゲートtg3および出力側トランスミッション
ゲートtg4はオン状態となり、制御用トランジスタm
2はオフ状態となる。したがって、入力端子A2に与え
られたアナログ信号(入力2)のみが選択され、出力端
子Bに出力される。
‘H’の場合(他の制御信号N1,N3は‘L’の場
合)、制御信号作成回路35におけるNOTゲートg4
からの内部制御信号φ2が‘H’となり、NOTゲート
g3からの内部制御信号φ2バーが‘L’となる。これ
により、入出力回路32においては、入力側トランスミ
ッションゲートtg3および出力側トランスミッション
ゲートtg4はオン状態となり、制御用トランジスタm
2はオフ状態となる。したがって、入力端子A2に与え
られたアナログ信号(入力2)のみが選択され、出力端
子Bに出力される。
【0008】次に制御端子C3への制御信号N3のみが
‘H’の場合(他の制御信号N1,N2は‘L’の場
合)、制御信号作成回路35におけるNOTゲートg6
からの内部制御信号φ3が‘H’となり、NOTゲート
g5からの内部制御信号φ3バーが‘L’となる。これ
により、入出力回路34においては、入力側トランスミ
ッションゲートtg5および出力側トランスミッション
ゲートtg6はオン状態となり、制御用トランジスタm
3はオフ状態となる。したがって、入力端子A3に与え
られたアナログ信号(入力3)のみが選択され、出力端
子Bに出力される。
‘H’の場合(他の制御信号N1,N2は‘L’の場
合)、制御信号作成回路35におけるNOTゲートg6
からの内部制御信号φ3が‘H’となり、NOTゲート
g5からの内部制御信号φ3バーが‘L’となる。これ
により、入出力回路34においては、入力側トランスミ
ッションゲートtg5および出力側トランスミッション
ゲートtg6はオン状態となり、制御用トランジスタm
3はオフ状態となる。したがって、入力端子A3に与え
られたアナログ信号(入力3)のみが選択され、出力端
子Bに出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のアナログスイッ
チは以上のような構成により、複数の入力アナログ信号
から1つを選択して出力するが、次のような問題点が生
じる。この問題点を図5および図6を参照して説明す
る。図5において、51は図3や図4で説明したトラン
スミッションゲートを示し、このトランスミッションゲ
ート51は寄生容量を含むことになる。52はトランス
ミッションゲート51のオン時の等価回路を示し、この
等価回路52に示されるようにトランスミッションゲー
ト51は抵抗e1以外に寄生容量f1,f2,f3,f
4を有する。また、トランスミッションゲート51のオ
フ時は等価回路53で示すように寄生容量f1,f2,
f3,f4を有する。次に図6において、61は図3や
図4で説明したNOTゲートを示し、62はNOTゲー
ト61の‘L’入力時の等価回路、63はNOTゲート
61の‘H’入力時の等価回路を示す。等価回路62に
おいて、e2は抵抗、f5は寄生容量を示す。等価回路
63において、e3は抵抗、f6は寄生容量を示す。
チは以上のような構成により、複数の入力アナログ信号
から1つを選択して出力するが、次のような問題点が生
じる。この問題点を図5および図6を参照して説明す
る。図5において、51は図3や図4で説明したトラン
スミッションゲートを示し、このトランスミッションゲ
ート51は寄生容量を含むことになる。52はトランス
ミッションゲート51のオン時の等価回路を示し、この
等価回路52に示されるようにトランスミッションゲー
ト51は抵抗e1以外に寄生容量f1,f2,f3,f
4を有する。また、トランスミッションゲート51のオ
フ時は等価回路53で示すように寄生容量f1,f2,
f3,f4を有する。次に図6において、61は図3や
図4で説明したNOTゲートを示し、62はNOTゲー
ト61の‘L’入力時の等価回路、63はNOTゲート
61の‘H’入力時の等価回路を示す。等価回路62に
おいて、e2は抵抗、f5は寄生容量を示す。等価回路
63において、e3は抵抗、f6は寄生容量を示す。
【0010】このように従来のアナログスイッチは、否
選択側入力から制御信号線(内部制御信号の信号線)、
および制御信号線から出力信号線(出力端子への出力
線)に対し、それぞれMOSトランジスタの寄生容量を
介し高周波的にカップリングされていることになる。例
えば図5の等価回路53に示すようにトランスミッショ
ンゲート51がオフ時でも、寄生容量f1〜f4を介し
て否選択側の入力アナログ信号の一部等が内部制御信号
φやφバーの制御信号線に漏れ込み、同じ内部制御信号
φやφバーで制御されている出力信号線に接続されてい
るトランスミッションゲートを介し出力信号線に流れ、
したがって否選択側入力アナログ信号から出力信号に対
してクロストーク(漏話)が発生するという問題点があ
った。
選択側入力から制御信号線(内部制御信号の信号線)、
および制御信号線から出力信号線(出力端子への出力
線)に対し、それぞれMOSトランジスタの寄生容量を
介し高周波的にカップリングされていることになる。例
えば図5の等価回路53に示すようにトランスミッショ
ンゲート51がオフ時でも、寄生容量f1〜f4を介し
て否選択側の入力アナログ信号の一部等が内部制御信号
φやφバーの制御信号線に漏れ込み、同じ内部制御信号
φやφバーで制御されている出力信号線に接続されてい
るトランスミッションゲートを介し出力信号線に流れ、
したがって否選択側入力アナログ信号から出力信号に対
してクロストーク(漏話)が発生するという問題点があ
った。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、否選択側の入力アナログ信号から
選択側の出力信号へのクロストーク量を極力抑えること
ができるアナログスイッチを提供することを目的とす
る。
めになされたもので、否選択側の入力アナログ信号から
選択側の出力信号へのクロストーク量を極力抑えること
ができるアナログスイッチを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力端子
A1,A2に与えられたアナログ信号を互いに独立した
複数の内部制御信号により選択して出力端子Bに出力す
る入出力回路11,12を備えるとともに、制御端子C
に与えられた制御信号を入力して互いに独立した複数の
内部制御信号を作成し、入出力回路11,12に互いに
独立した複数の内部制御信号として与える制御信号作成
回路13を備え、制御信号作成回路13の制御端子Cに
制御信号を与えることにより、入出力回路11,12の
何れかを駆動させ、当該入出力回路に接続された入力端
子に与えられたアナログ信号を選択し、出力端子Bに出
力するように構成したことを特徴とするものである。
A1,A2に与えられたアナログ信号を互いに独立した
複数の内部制御信号により選択して出力端子Bに出力す
る入出力回路11,12を備えるとともに、制御端子C
に与えられた制御信号を入力して互いに独立した複数の
内部制御信号を作成し、入出力回路11,12に互いに
独立した複数の内部制御信号として与える制御信号作成
回路13を備え、制御信号作成回路13の制御端子Cに
制御信号を与えることにより、入出力回路11,12の
何れかを駆動させ、当該入出力回路に接続された入力端
子に与えられたアナログ信号を選択し、出力端子Bに出
力するように構成したことを特徴とするものである。
【0013】第2の発明では、例えば入出力回路11
は、入力端子A1からのアナログ信号を入力し内部制御
信号によりオン/オフする入力側トランスミッションゲ
ートtg1と、この入力側トランスミッションゲートt
g1からのアナログ信号を入力し内部制御信号によりオ
ン/オフして出力端子Bに出力する出力側トランスミッ
ションゲートtg2と、入力側トランスミッションゲー
トtg1および出力側トランスミッションゲートtg2
がオンしている時にオフし、入力側トランスミッション
ゲートtg1および出力側トランスミッションゲートt
g2がオフしている時にオンして入力側トランスミッシ
ョンゲートtg1の出力端と出力側トランスミッション
ゲートtg2の入力端との接続点を接地や電源等の一定
電位点に接続する制御用トランジスタm1とを備え、少
なくとも出力側トランスミッションゲートtg2への内
部制御信号は、入力側トランスミッションゲートtg1
および制御用トランジスタm1への内部制御信号とは独
立するように入出力回路11に制御信号作成回路13か
らの互いに独立した内部制御信号を与えるように構成し
たことを特徴とするものである。
は、入力端子A1からのアナログ信号を入力し内部制御
信号によりオン/オフする入力側トランスミッションゲ
ートtg1と、この入力側トランスミッションゲートt
g1からのアナログ信号を入力し内部制御信号によりオ
ン/オフして出力端子Bに出力する出力側トランスミッ
ションゲートtg2と、入力側トランスミッションゲー
トtg1および出力側トランスミッションゲートtg2
がオンしている時にオフし、入力側トランスミッション
ゲートtg1および出力側トランスミッションゲートt
g2がオフしている時にオンして入力側トランスミッシ
ョンゲートtg1の出力端と出力側トランスミッション
ゲートtg2の入力端との接続点を接地や電源等の一定
電位点に接続する制御用トランジスタm1とを備え、少
なくとも出力側トランスミッションゲートtg2への内
部制御信号は、入力側トランスミッションゲートtg1
および制御用トランジスタm1への内部制御信号とは独
立するように入出力回路11に制御信号作成回路13か
らの互いに独立した内部制御信号を与えるように構成し
たことを特徴とするものである。
【0014】第3の発明では、制御信号作成回路13
は、制御端子Cに与えられた制御信号を、入出力回路1
1,12で必要な内部制御信号の種類数に対応して独立
した複数の内部制御信号にするNOTゲートg1〜g8
を備え、入出力回路11,12に独立した複数の内部制
御信号を与えるように構成したことを特徴とするもので
ある。
は、制御端子Cに与えられた制御信号を、入出力回路1
1,12で必要な内部制御信号の種類数に対応して独立
した複数の内部制御信号にするNOTゲートg1〜g8
を備え、入出力回路11,12に独立した複数の内部制
御信号を与えるように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0015】
【作用】第1の発明において、例えば入出力回路11を
駆動させるための制御信号(入力端子A1に与えられた
アナログ信号を選択するための制御信号)が制御端子C
に与えられると、制御信号作成回路13からその制御信
号に基づいた互いに独立した複数の内部制御信号が作成
され、入出力回路11に出力される。これにより、入出
力回路11が駆動し、入力端子A1に与えられたアナロ
グ信号が選択され、出力端子Bに出力される。
駆動させるための制御信号(入力端子A1に与えられた
アナログ信号を選択するための制御信号)が制御端子C
に与えられると、制御信号作成回路13からその制御信
号に基づいた互いに独立した複数の内部制御信号が作成
され、入出力回路11に出力される。これにより、入出
力回路11が駆動し、入力端子A1に与えられたアナロ
グ信号が選択され、出力端子Bに出力される。
【0016】第2の発明において、例えば、入力端子A
1に与えられたアナログ信号を選択するための互いに独
立した内部制御信号が制御信号作成回路13から入出力
回路11に出力されると、入出力回路11では入力側ト
ランスミッションゲートtg1および出力側トランスミ
ッションゲートtg2がオンするとともに、制御用トラ
ンジスタm1がオフし、これにより入力端子A1に与え
られたアナログ信号が出力端子Bに出力される。
1に与えられたアナログ信号を選択するための互いに独
立した内部制御信号が制御信号作成回路13から入出力
回路11に出力されると、入出力回路11では入力側ト
ランスミッションゲートtg1および出力側トランスミ
ッションゲートtg2がオンするとともに、制御用トラ
ンジスタm1がオフし、これにより入力端子A1に与え
られたアナログ信号が出力端子Bに出力される。
【0017】第3の発明において、制御端子Cに制御信
号が与えられると、制御信号作成回路13では入出力回
路11,12で必要な内部制御信号の種類数に対応し独
立した複数の内部制御信号がNOTゲートg1〜g8に
より作成され、出力される。
号が与えられると、制御信号作成回路13では入出力回
路11,12で必要な内部制御信号の種類数に対応し独
立した複数の内部制御信号がNOTゲートg1〜g8に
より作成され、出力される。
【0018】
実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るアナログス
イッチを示す回路図であ。図1において、11は入力端
子A1に与えられたアナログ信号(入力1)を選択して
出力端子Bに出力する入出力回路、12は入力端子A2
に与えられたアナログ信号(入力2)を選択して出力端
子Bに出力する入出力回路、13は入出力回路11,1
2を制御する制御信号作成回路である。入出力回路11
は、入力側トランスミッションゲートtg1と出力側ト
ランスミッションゲートtg2と制御用トランジスタm
1とから構成されている。入出力回路12は、入力側ト
ランスミッションゲートtg3と出力側トランスミッシ
ョンゲートtg4と制御用トランジスタm2とから構成
されている。なお、上記トランスミッションゲートtg
1,tg2,tg3,tg4は例えばNチャネルMOS
トランジスタとPチャネルMOSトランジスタとにより
実現される。また、制御用トランジスタm1,m2は例
えばNチャネルMOSトランジスタにより実現される。
制御信号作成回路13は制御端子Cに与えられた制御信
号を入力して反転させるNOTゲートg1,g3,g
5,g7と、これらのNOTゲートg1,g3,g5,
g7の出力信号をそれぞれ入力して反転させるNOTゲ
ートg2,g4,g6,g8とから構成されている。N
OTゲートg2の出力信号である内部制御信号φ1は入
力側トランスミッションゲートtg1の第1ゲート電極
に与えられ、NOTゲートg1の出力信号である内部制
御信号φ1バーは、入力側トランスミッションゲートt
g1の第2ゲート電極および制御用トランジスタm1の
ゲート電極に与えられる。NOTゲートg4の出力信号
である内部制御信号φ2は出力側トランスミッションゲ
ートtg2の第1ゲート電極に与えられ、NOTゲート
g3の出力信号である内部制御信号φ2バーは出力側ト
ランスミッションゲートtg2の第2ゲート電極に与え
られる。NOTゲートg6の出力信号である内部制御信
号φ3は入力側トランスミッションゲートtg3の第2
ゲート電極および制御用トランジスタm2のゲート電極
に与えられ、NOTゲートg5の出力信号である内部制
御信号φ3バーは入力側トランスミッションゲートtg
3の第1ゲート電極に与えられる。NOTゲートg8の
出力信号である内部制御信号φ4は出力側トランスミッ
ションゲートtg4の第2ゲート電極に与えられ、NO
Tゲートg7の出力信号である内部制御信号φ4バーは
出力側トランスミッションゲートtg4の第1ゲート電
極に与えられる。
イッチを示す回路図であ。図1において、11は入力端
子A1に与えられたアナログ信号(入力1)を選択して
出力端子Bに出力する入出力回路、12は入力端子A2
に与えられたアナログ信号(入力2)を選択して出力端
子Bに出力する入出力回路、13は入出力回路11,1
2を制御する制御信号作成回路である。入出力回路11
は、入力側トランスミッションゲートtg1と出力側ト
ランスミッションゲートtg2と制御用トランジスタm
1とから構成されている。入出力回路12は、入力側ト
ランスミッションゲートtg3と出力側トランスミッシ
ョンゲートtg4と制御用トランジスタm2とから構成
されている。なお、上記トランスミッションゲートtg
1,tg2,tg3,tg4は例えばNチャネルMOS
トランジスタとPチャネルMOSトランジスタとにより
実現される。また、制御用トランジスタm1,m2は例
えばNチャネルMOSトランジスタにより実現される。
制御信号作成回路13は制御端子Cに与えられた制御信
号を入力して反転させるNOTゲートg1,g3,g
5,g7と、これらのNOTゲートg1,g3,g5,
g7の出力信号をそれぞれ入力して反転させるNOTゲ
ートg2,g4,g6,g8とから構成されている。N
OTゲートg2の出力信号である内部制御信号φ1は入
力側トランスミッションゲートtg1の第1ゲート電極
に与えられ、NOTゲートg1の出力信号である内部制
御信号φ1バーは、入力側トランスミッションゲートt
g1の第2ゲート電極および制御用トランジスタm1の
ゲート電極に与えられる。NOTゲートg4の出力信号
である内部制御信号φ2は出力側トランスミッションゲ
ートtg2の第1ゲート電極に与えられ、NOTゲート
g3の出力信号である内部制御信号φ2バーは出力側ト
ランスミッションゲートtg2の第2ゲート電極に与え
られる。NOTゲートg6の出力信号である内部制御信
号φ3は入力側トランスミッションゲートtg3の第2
ゲート電極および制御用トランジスタm2のゲート電極
に与えられ、NOTゲートg5の出力信号である内部制
御信号φ3バーは入力側トランスミッションゲートtg
3の第1ゲート電極に与えられる。NOTゲートg8の
出力信号である内部制御信号φ4は出力側トランスミッ
ションゲートtg4の第2ゲート電極に与えられ、NO
Tゲートg7の出力信号である内部制御信号φ4バーは
出力側トランスミッションゲートtg4の第1ゲート電
極に与えられる。
【0019】次に図1に示すアナログスイッチの動作に
ついて説明する。まず、制御端子Cへの制御信号が
‘H’(ハイレベル)の場合、制御信号作成回路13に
おけるNOTゲートg2,g4,g6,g8からの内部
制御信号φ1,φ2,φ3,φ4が‘H’となり、NO
Tゲートg1,g3,g5,g7からの内部制御信号φ
1バー,φ2バー,φ3バー,φ4バーが‘L’(ロー
レベル)となる。これにより、入出力回路11におい
て、入力側トランスミッションゲートtg1および出力
側トランスミッションゲートtg2はオン状態となり、
制御用トランジスタm1はオフ(開放)状態となる。一
方、入出力回路12において、入力側トランスミッショ
ンゲートtg3および出力側トランスミッションゲート
tg4はオフ状態となり、制御用トランジスタm2はオ
ン状態となる。したがって、入力端子A1に与えられた
アナログ信号(入力1)が入出力回路31のトランスミ
ッションゲートtg1,tg2を通り出力端子Bに出力
される。即ち、制御端子Cに与えられた‘H’の制御信
号により入力端子A1に与えられたアナログ信号(入力
1)が選択され出力されたことになる。
ついて説明する。まず、制御端子Cへの制御信号が
‘H’(ハイレベル)の場合、制御信号作成回路13に
おけるNOTゲートg2,g4,g6,g8からの内部
制御信号φ1,φ2,φ3,φ4が‘H’となり、NO
Tゲートg1,g3,g5,g7からの内部制御信号φ
1バー,φ2バー,φ3バー,φ4バーが‘L’(ロー
レベル)となる。これにより、入出力回路11におい
て、入力側トランスミッションゲートtg1および出力
側トランスミッションゲートtg2はオン状態となり、
制御用トランジスタm1はオフ(開放)状態となる。一
方、入出力回路12において、入力側トランスミッショ
ンゲートtg3および出力側トランスミッションゲート
tg4はオフ状態となり、制御用トランジスタm2はオ
ン状態となる。したがって、入力端子A1に与えられた
アナログ信号(入力1)が入出力回路31のトランスミ
ッションゲートtg1,tg2を通り出力端子Bに出力
される。即ち、制御端子Cに与えられた‘H’の制御信
号により入力端子A1に与えられたアナログ信号(入力
1)が選択され出力されたことになる。
【0020】次に制御端子Cへの制御信号が‘L’の場
合、制御信号作成回路13におけるNOTゲートg2,
g4,g6,g8からの内部制御信号φ1,φ2,φ
3,φ4が‘L’となり、NOTゲートg1,g3,g
5,g7からの内部制御信号φ1バー,φ2バー,φ3
バー,φ4バーが‘H’となる。これにより、入出力回
路11において、入力側トランスミッションゲートtg
1および出力側トランスミッションゲートtg2はオフ
状態となり、制御用トランジスタm1はオン状態とな
る。一方、入出力回路12において、入力側トランスミ
ッションゲートtg3および出力側トランスミッション
ゲートtg4はオン状態となり、制御用トランジスタm
2はオフ状態となる。したがって、入力端子A2に与え
られたアナログ信号(入力2)が入出力回路12のトラ
ンスミッションゲートtg3,tg4を通り出力端子B
に出力される。即ち、制御端子Cに与えられた‘L’の
制御信号により入力端子A2に与えられたアナログ信号
(入力2)が選択され出力されたことになる。
合、制御信号作成回路13におけるNOTゲートg2,
g4,g6,g8からの内部制御信号φ1,φ2,φ
3,φ4が‘L’となり、NOTゲートg1,g3,g
5,g7からの内部制御信号φ1バー,φ2バー,φ3
バー,φ4バーが‘H’となる。これにより、入出力回
路11において、入力側トランスミッションゲートtg
1および出力側トランスミッションゲートtg2はオフ
状態となり、制御用トランジスタm1はオン状態とな
る。一方、入出力回路12において、入力側トランスミ
ッションゲートtg3および出力側トランスミッション
ゲートtg4はオン状態となり、制御用トランジスタm
2はオフ状態となる。したがって、入力端子A2に与え
られたアナログ信号(入力2)が入出力回路12のトラ
ンスミッションゲートtg3,tg4を通り出力端子B
に出力される。即ち、制御端子Cに与えられた‘L’の
制御信号により入力端子A2に与えられたアナログ信号
(入力2)が選択され出力されたことになる。
【0021】以上説明したように本実施例1ではトラン
スミッションゲートtg1,tg2,tg3,tg4の
各ゲート電極に与えられる内部制御信号は独立したもの
で、また、出力側トランスミッションゲートtg2,t
g4への内部制御信号と制御用トランジスタm1,m2
への内部制御信号とはそれぞれ異なるので、即ち、内部
制御信号線がそれぞれ異なるので、否選択側の入力アナ
ログ信号の一部が内部制御信号線および回路素子の寄生
容量を介して選択側の信号線に流れるようなことが少な
くなり、否選択側の入力アナログ信号から選択側の出力
信号へのクロストーク量を極力抑えることができ、した
がって、精度の高いアナログ信号を出力することができ
る。
スミッションゲートtg1,tg2,tg3,tg4の
各ゲート電極に与えられる内部制御信号は独立したもの
で、また、出力側トランスミッションゲートtg2,t
g4への内部制御信号と制御用トランジスタm1,m2
への内部制御信号とはそれぞれ異なるので、即ち、内部
制御信号線がそれぞれ異なるので、否選択側の入力アナ
ログ信号の一部が内部制御信号線および回路素子の寄生
容量を介して選択側の信号線に流れるようなことが少な
くなり、否選択側の入力アナログ信号から選択側の出力
信号へのクロストーク量を極力抑えることができ、した
がって、精度の高いアナログ信号を出力することができ
る。
【0022】実施例2.図2はこの発明の実施例2に係
るアナログスイッチを示す回路図である。図2におい
て、図1に示す構成要素に対応するものには同一の符号
を付し、その説明を省略する。図1において、14は入
力端子A3に与えられたアナログ信号(入力3)を選択
して出力端子Bに出力する入出力回路で、入力側トラン
スミッションゲートtg5と出力側トランスミッション
ゲートtg6と制御用トランジスタm2とから構成され
ている。制御信号作成回路15は、制御端子C1に与え
られた制御信号N1を入力して反転させるNOTゲート
g1,g3と、このNOTゲートg1,g3の出力信号
を入力して反転させるNOTゲートg2,g4と、制御
端子C2に与えられた制御信号N2を入力して反転させ
るNOTゲートg5,g7と、このNOTゲートg5,
g7の出力信号を入力して反転させるNOTゲートg
6,g8と、制御端子C3に与えられた制御信号N3を
入力して反転させるNOTゲートg9,g11と、この
NOTゲートg9,g11の出力信号を入力して反転さ
せるNOTゲートg10,g12とから構成されてい
る。
るアナログスイッチを示す回路図である。図2におい
て、図1に示す構成要素に対応するものには同一の符号
を付し、その説明を省略する。図1において、14は入
力端子A3に与えられたアナログ信号(入力3)を選択
して出力端子Bに出力する入出力回路で、入力側トラン
スミッションゲートtg5と出力側トランスミッション
ゲートtg6と制御用トランジスタm2とから構成され
ている。制御信号作成回路15は、制御端子C1に与え
られた制御信号N1を入力して反転させるNOTゲート
g1,g3と、このNOTゲートg1,g3の出力信号
を入力して反転させるNOTゲートg2,g4と、制御
端子C2に与えられた制御信号N2を入力して反転させ
るNOTゲートg5,g7と、このNOTゲートg5,
g7の出力信号を入力して反転させるNOTゲートg
6,g8と、制御端子C3に与えられた制御信号N3を
入力して反転させるNOTゲートg9,g11と、この
NOTゲートg9,g11の出力信号を入力して反転さ
せるNOTゲートg10,g12とから構成されてい
る。
【0023】NOTゲートg2の出力信号である内部制
御信号φ1aは入力側トランスミッションゲートtg1
の第1ゲート電極に与えられ、NOTゲートg1の出力
信号である内部制御信号φ1aバーは、入力側トランス
ミッションゲートtg1の第2ゲート電極および制御用
トランジスタm1のゲート電極に与えられる。NOTゲ
ートg4の出力信号である内部制御信号φ1bは出力側
トランスミッションゲートtg2の第1ゲート電極に与
えられ、NOTゲートg3の出力信号である内部制御信
号φ1bバーは出力側トランスミッションゲートtg2
の第2ゲート電極に与えられる。NOTゲートg5の出
力信号である内部制御信号φ2aバーは入力側トランス
ミッションゲートtg3の第2ゲート電極および制御用
トランジスタm2のゲート電極に与えられ、NOTゲー
トg6の出力信号である内部制御信号φ2aバーは入力
側トランスミッションゲートtg3の第1ゲート電極に
与えられる。NOTゲートg7の出力信号である内部制
御信号φ2bバーは出力側トランスミッションゲートt
g4の第2ゲート電極に与えられ、NOTゲートg8の
出力信号である内部制御信号φ2bバーは出力側トラン
スミッションゲートtg4の第1ゲート電極に与えられ
る。NOTゲートg9の出力信号である内部制御信号φ
3aバーは入力側トランスミッションゲートtg5の第
2ゲート電極および制御用トランジスタm3のゲート電
極に与えられ、NOTゲートg10の出力信号である内
部制御信号φ3aは入力側トランスミッションゲートt
g5の第1ゲート電極に与えられる。NOTゲートg1
1の出力信号である内部制御信号φ3bバーは出力側ト
ランスミッションゲートtg6の第2ゲート電極に与え
られ、NOTゲートg12の出力信号である内部制御信
号φ3bは出力側トランスミッションゲートtg6の第
1ゲート電極に与えられる。
御信号φ1aは入力側トランスミッションゲートtg1
の第1ゲート電極に与えられ、NOTゲートg1の出力
信号である内部制御信号φ1aバーは、入力側トランス
ミッションゲートtg1の第2ゲート電極および制御用
トランジスタm1のゲート電極に与えられる。NOTゲ
ートg4の出力信号である内部制御信号φ1bは出力側
トランスミッションゲートtg2の第1ゲート電極に与
えられ、NOTゲートg3の出力信号である内部制御信
号φ1bバーは出力側トランスミッションゲートtg2
の第2ゲート電極に与えられる。NOTゲートg5の出
力信号である内部制御信号φ2aバーは入力側トランス
ミッションゲートtg3の第2ゲート電極および制御用
トランジスタm2のゲート電極に与えられ、NOTゲー
トg6の出力信号である内部制御信号φ2aバーは入力
側トランスミッションゲートtg3の第1ゲート電極に
与えられる。NOTゲートg7の出力信号である内部制
御信号φ2bバーは出力側トランスミッションゲートt
g4の第2ゲート電極に与えられ、NOTゲートg8の
出力信号である内部制御信号φ2bバーは出力側トラン
スミッションゲートtg4の第1ゲート電極に与えられ
る。NOTゲートg9の出力信号である内部制御信号φ
3aバーは入力側トランスミッションゲートtg5の第
2ゲート電極および制御用トランジスタm3のゲート電
極に与えられ、NOTゲートg10の出力信号である内
部制御信号φ3aは入力側トランスミッションゲートt
g5の第1ゲート電極に与えられる。NOTゲートg1
1の出力信号である内部制御信号φ3bバーは出力側ト
ランスミッションゲートtg6の第2ゲート電極に与え
られ、NOTゲートg12の出力信号である内部制御信
号φ3bは出力側トランスミッションゲートtg6の第
1ゲート電極に与えられる。
【0024】次に図2に示すアナログスイッチの動作に
ついて説明する。まず、制御端子C1への制御信号N1
のみが‘H’の場合(他の制御信号N2,N3は‘L’
の場合)、制御信号作成回路15におけるNOTゲート
g2,g4からの内部制御信号φ1a,φ1bが‘H’
となり、NOTゲートg1,g3からの内部制御信号φ
1aバー,φ1bバーが‘L’となる。これにより、実
施例1で説明したように、入出力回路11においては、
入力側トランスミッションゲートtg1および出力側ト
ランスミッションゲートtg2はオン状態となり、制御
用トランジスタm1はオフ状態となる。したがって、入
力端子A1に与えられたアナログ信号(入力1)のみが
選択され、出力端子Bに出力される。
ついて説明する。まず、制御端子C1への制御信号N1
のみが‘H’の場合(他の制御信号N2,N3は‘L’
の場合)、制御信号作成回路15におけるNOTゲート
g2,g4からの内部制御信号φ1a,φ1bが‘H’
となり、NOTゲートg1,g3からの内部制御信号φ
1aバー,φ1bバーが‘L’となる。これにより、実
施例1で説明したように、入出力回路11においては、
入力側トランスミッションゲートtg1および出力側ト
ランスミッションゲートtg2はオン状態となり、制御
用トランジスタm1はオフ状態となる。したがって、入
力端子A1に与えられたアナログ信号(入力1)のみが
選択され、出力端子Bに出力される。
【0025】次に制御端子C2への制御信号N2のみが
‘H’の場合(他の制御信号N1,N3は‘L’の場
合)、制御信号作成回路15におけるNOTゲートg
6,g8からの内部制御信号φ2a,φ2bが‘H’と
なり、NOTゲートg5,g7からの内部制御信号φ2
aバー,φ2bバーが‘L’となる。これにより、入出
力回路12においては、入力側トランスミッションゲー
トtg3および出力側トランスミッションゲートtg4
はオン状態となり、制御用トランジスタm2はオフ状態
となる。したがって、入力端子A2に与えられたアナロ
グ信号(入力2)のみが選択され、出力端子Bに出力さ
れる。
‘H’の場合(他の制御信号N1,N3は‘L’の場
合)、制御信号作成回路15におけるNOTゲートg
6,g8からの内部制御信号φ2a,φ2bが‘H’と
なり、NOTゲートg5,g7からの内部制御信号φ2
aバー,φ2bバーが‘L’となる。これにより、入出
力回路12においては、入力側トランスミッションゲー
トtg3および出力側トランスミッションゲートtg4
はオン状態となり、制御用トランジスタm2はオフ状態
となる。したがって、入力端子A2に与えられたアナロ
グ信号(入力2)のみが選択され、出力端子Bに出力さ
れる。
【0026】次に制御端子C3への制御信号N3のみが
‘H’の場合(他の制御信号N1,N2は‘L’の場
合)、制御信号作成回路15におけるNOTゲートg1
0,g12からの内部制御信号φ3a,φ3bが‘H’
となり、NOTゲートg9,g11からの内部制御信号
φ3aバー,φ3bバーが‘L’となる。これにより、
入出力回路14においては、入力側トランスミッション
ゲートtg5および出力側トランスミッションゲートt
g6はオン状態となり、制御用トランジスタm3はオフ
状態となる。したがって、入力端子A3に与えられたア
ナログ信号(入力3)のみが選択され、出力端子Bに出
力される。
‘H’の場合(他の制御信号N1,N2は‘L’の場
合)、制御信号作成回路15におけるNOTゲートg1
0,g12からの内部制御信号φ3a,φ3bが‘H’
となり、NOTゲートg9,g11からの内部制御信号
φ3aバー,φ3bバーが‘L’となる。これにより、
入出力回路14においては、入力側トランスミッション
ゲートtg5および出力側トランスミッションゲートt
g6はオン状態となり、制御用トランジスタm3はオフ
状態となる。したがって、入力端子A3に与えられたア
ナログ信号(入力3)のみが選択され、出力端子Bに出
力される。
【0027】以上説明したように本実施例2ではトラン
スミッションゲートtg1,tg2,tg3,tg4,
tg5,tg6の各ゲート電極に与えられる内部制御信
号は独立したもので、また、出力側トランスミッション
ゲートtg2,tg4,tg6への内部制御信号と制御
用トランジスタm1,m2,m3への内部制御信号とは
それぞれ異なるので、即ち、内部制御信号線がそれぞれ
異なるので、否選択側の入力アナログ信号の一部が内部
制御信号線および回路素子の寄生容量を介して選択側の
信号線に流れるようなことが少なくなり、否選択側の入
力アナログ信号から選択側の出力信号へのクロストーク
量を極力抑えることができ、したがって、精度の高いア
ナログ信号を出力することができる。
スミッションゲートtg1,tg2,tg3,tg4,
tg5,tg6の各ゲート電極に与えられる内部制御信
号は独立したもので、また、出力側トランスミッション
ゲートtg2,tg4,tg6への内部制御信号と制御
用トランジスタm1,m2,m3への内部制御信号とは
それぞれ異なるので、即ち、内部制御信号線がそれぞれ
異なるので、否選択側の入力アナログ信号の一部が内部
制御信号線および回路素子の寄生容量を介して選択側の
信号線に流れるようなことが少なくなり、否選択側の入
力アナログ信号から選択側の出力信号へのクロストーク
量を極力抑えることができ、したがって、精度の高いア
ナログ信号を出力することができる。
【0028】なお、実施例1,2では入力側トランスミ
ッションゲートの出力端と出力側トランスミッションゲ
ートの入力端との接続点を制御用トランジスタを介して
グランドに接地する場合を示したが、電源やその他、一
定電位点とオン/オフするようにしてもよい。また、実
施例1,2では内部制御信号の作成用にNOTゲートを
用いたが、その他のANDゲート、NANDゲート、O
Rゲート、NORゲート、EXORゲート、EX−NO
Rゲート等を用いて同じような内部制御信号を作成して
もよい。
ッションゲートの出力端と出力側トランスミッションゲ
ートの入力端との接続点を制御用トランジスタを介して
グランドに接地する場合を示したが、電源やその他、一
定電位点とオン/オフするようにしてもよい。また、実
施例1,2では内部制御信号の作成用にNOTゲートを
用いたが、その他のANDゲート、NANDゲート、O
Rゲート、NORゲート、EXORゲート、EX−NO
Rゲート等を用いて同じような内部制御信号を作成して
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、入力
端子に与えられたアナログ信号を互いに独立した複数の
内部制御信号により選択して出力端子に出力する入出力
回路を、入力アナログ信号の数に対応して複数個備える
とともに、制御端子に与えられた制御信号を入力して互
いに独立した複数の内部制御信号を作成し、上記複数個
の入出力回路に互いに独立した複数の内部制御信号とし
て与える制御信号作成回路を備え、上記制御信号作成回
路の制御端子に制御信号を与えることにより、複数個の
入出力回路の何れかを駆動させ、当該入出力回路に接続
された入力端子に与えられたアナログ信号を選択し、上
記出力端子に出力するように構成したので、入出力回路
への複数の内部制御信号は互いに独立しているため、即
ち、各回路素子への内部制御信号線は独立しているた
め、否選択入力から出力への回路素子の寄生容量を介し
たカップリングパスを理論的には構成しなくなり、これ
により、否選択側の入力アナログ信号の一部が内部制御
信号線および回路素子の寄生容量を介して選択側の信号
線に流れるようなことが少なくなり、否選択側の入力ア
ナログ信号から選択側の出力信号へのクロストーク量を
極力抑えることができ、したがって、精度の高いアナロ
グ信号を出力することができるという効果が得られる。
端子に与えられたアナログ信号を互いに独立した複数の
内部制御信号により選択して出力端子に出力する入出力
回路を、入力アナログ信号の数に対応して複数個備える
とともに、制御端子に与えられた制御信号を入力して互
いに独立した複数の内部制御信号を作成し、上記複数個
の入出力回路に互いに独立した複数の内部制御信号とし
て与える制御信号作成回路を備え、上記制御信号作成回
路の制御端子に制御信号を与えることにより、複数個の
入出力回路の何れかを駆動させ、当該入出力回路に接続
された入力端子に与えられたアナログ信号を選択し、上
記出力端子に出力するように構成したので、入出力回路
への複数の内部制御信号は互いに独立しているため、即
ち、各回路素子への内部制御信号線は独立しているた
め、否選択入力から出力への回路素子の寄生容量を介し
たカップリングパスを理論的には構成しなくなり、これ
により、否選択側の入力アナログ信号の一部が内部制御
信号線および回路素子の寄生容量を介して選択側の信号
線に流れるようなことが少なくなり、否選択側の入力ア
ナログ信号から選択側の出力信号へのクロストーク量を
極力抑えることができ、したがって、精度の高いアナロ
グ信号を出力することができるという効果が得られる。
【0030】第2の発明によれば、上記入出力回路は、
入力端子からのアナログ信号を入力し内部制御信号によ
りオン/オフする入力側トランスミッションゲートと、
この入力側トランスミッションゲートからのアナログ信
号を入力し内部制御信号によりオン/オフして出力端子
に出力する出力側トランスミッションゲートと、上記入
力側トランスミッションゲートおよび上記出力側トラン
スミッションゲートがオンしている時にオフし、上記入
力側トランスミッションゲートおよび上記出力側トラン
スミッションゲートがオフしている時にオンして上記入
力側トランスミッションゲートの出力端と上記出力側ト
ランスミッションゲートの入力端との接続点を接地や電
源等の一定電位点に接続する制御用トランジスタとを備
え、少なくとも上記出力側トランスミッションゲートへ
の内部制御信号は、上記入力側トランスミッションゲー
トおよび上記制御用トランジスタへの内部制御信号とは
独立するように上記入出力回路に上記制御信号作成回路
からの互いに独立した内部制御信号を与えるように構成
したので、少なくとも出力側トランスミッションゲート
は入力側トランスミッションゲートおよび制御用トラン
ジスタとは異なる内部制御信号により制御され、これに
より否選択側の入力アナログ信号の一部が内部制御信号
線および回路素子の寄生容量を介して選択側の信号線に
流れるようなことが少なくなり、これにより、第1の発
明の効果を達成することができる。
入力端子からのアナログ信号を入力し内部制御信号によ
りオン/オフする入力側トランスミッションゲートと、
この入力側トランスミッションゲートからのアナログ信
号を入力し内部制御信号によりオン/オフして出力端子
に出力する出力側トランスミッションゲートと、上記入
力側トランスミッションゲートおよび上記出力側トラン
スミッションゲートがオンしている時にオフし、上記入
力側トランスミッションゲートおよび上記出力側トラン
スミッションゲートがオフしている時にオンして上記入
力側トランスミッションゲートの出力端と上記出力側ト
ランスミッションゲートの入力端との接続点を接地や電
源等の一定電位点に接続する制御用トランジスタとを備
え、少なくとも上記出力側トランスミッションゲートへ
の内部制御信号は、上記入力側トランスミッションゲー
トおよび上記制御用トランジスタへの内部制御信号とは
独立するように上記入出力回路に上記制御信号作成回路
からの互いに独立した内部制御信号を与えるように構成
したので、少なくとも出力側トランスミッションゲート
は入力側トランスミッションゲートおよび制御用トラン
ジスタとは異なる内部制御信号により制御され、これに
より否選択側の入力アナログ信号の一部が内部制御信号
線および回路素子の寄生容量を介して選択側の信号線に
流れるようなことが少なくなり、これにより、第1の発
明の効果を達成することができる。
【0031】第3の発明によれば、上記制御信号作成回
路は、制御端子に与えられた制御信号を、上記入出力回
路で必要な内部制御信号の種類数に対応して独立した複
数の内部制御信号にする複数のゲートを備え、上記入出
力回路に独立した複数の内部制御信号を与えるように構
成したので、与えられた制御信号から独立した複数の内
部制御信号を入出力回路に出力でき、これにより第1の
発明の効果を達成することができる。
路は、制御端子に与えられた制御信号を、上記入出力回
路で必要な内部制御信号の種類数に対応して独立した複
数の内部制御信号にする複数のゲートを備え、上記入出
力回路に独立した複数の内部制御信号を与えるように構
成したので、与えられた制御信号から独立した複数の内
部制御信号を入出力回路に出力でき、これにより第1の
発明の効果を達成することができる。
【図1】 この発明の実施例1に係るアナログスイッチ
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施例2に係るアナログスイッチ
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図3】 従来のアナログスイッチを示す回路図であ
る。
る。
【図4】 他の従来のアナログスイッチを示す回路図で
ある。
ある。
【図5】 従来の問題点を説明するためのトランスミッ
ションゲートの等価回路図である。
ションゲートの等価回路図である。
【図6】 従来の問題点を説明するためのNOTゲート
の等価回路図である。
の等価回路図である。
11,12,14,31,32,34 入出力回路、1
3,15,33,35 制御信号作成回路、A1,A
2,A3 入力端子、B 出力端子、C,C1,C2,
C3 制御端子、tg1,tg3,tg5 入力側トラ
ンスミッションゲート、tg2,tg4,tg6 出力
側トランスミッションゲート、m1,m2,m3 制御
用トランジスタ、φ1,φ2,φ3,φ4,φ1バー,
φ2バー,φ3バー,φ4バー,φ1a,φ1b,φ2
a,φ2b,φ3a,φ3b,φ1aバー,φ1bバ
ー,φ2aバー,φ2bバー,φ3aバー,φ3bバ
ー,φ,φバー 内部制御信号、g1〜g12,61
NOTゲート、51 トランスミッションゲート、52
トランスミッションゲートオン時の等価回路、53
トランスミッションゲートオフ時の等価回路、62 N
OTゲート‘L’入力時の等価回路、63 NOTゲー
ト‘H’入力時の等価回路、51〜56 寄生容量、e
1,e2,e3 抵抗。
3,15,33,35 制御信号作成回路、A1,A
2,A3 入力端子、B 出力端子、C,C1,C2,
C3 制御端子、tg1,tg3,tg5 入力側トラ
ンスミッションゲート、tg2,tg4,tg6 出力
側トランスミッションゲート、m1,m2,m3 制御
用トランジスタ、φ1,φ2,φ3,φ4,φ1バー,
φ2バー,φ3バー,φ4バー,φ1a,φ1b,φ2
a,φ2b,φ3a,φ3b,φ1aバー,φ1bバ
ー,φ2aバー,φ2bバー,φ3aバー,φ3bバ
ー,φ,φバー 内部制御信号、g1〜g12,61
NOTゲート、51 トランスミッションゲート、52
トランスミッションゲートオン時の等価回路、53
トランスミッションゲートオフ時の等価回路、62 N
OTゲート‘L’入力時の等価回路、63 NOTゲー
ト‘H’入力時の等価回路、51〜56 寄生容量、e
1,e2,e3 抵抗。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の入力アナログ信号を制御信号の状
態により選択し出力するアナログスイッチにおいて、入
力端子に与えられたアナログ信号を互いに独立した複数
の内部制御信号により選択して出力端子に出力する入出
力回路を、入力アナログ信号の数に対応して複数個備え
るとともに、制御端子に与えられた制御信号を入力して
互いに独立した複数の内部制御信号を作成し、上記複数
個の入出力回路に互いに独立した複数の内部制御信号と
して与える制御信号作成回路を備え、上記制御信号作成
回路の制御端子に制御信号を与えることにより、複数個
の入出力回路の何れかを駆動させ、当該入出力回路に接
続された入力端子に与えられたアナログ信号を選択し、
上記出力端子に出力するように構成したことを特徴とす
るアナログスイッチ。 - 【請求項2】 上記入出力回路は、入力端子からのアナ
ログ信号を入力し内部制御信号によりオン/オフする入
力側トランスミッションゲートと、この入力側トランス
ミッションゲートからのアナログ信号を入力し内部制御
信号によりオン/オフして出力端子に出力する出力側ト
ランスミッションゲートと、上記入力側トランスミッシ
ョンゲートおよび上記出力側トランスミッションゲート
がオンしている時にオフし、上記入力側トランスミッシ
ョンゲートおよび上記出力側トランスミッションゲート
がオフしている時にオンして上記入力側トランスミッシ
ョンゲートの出力端と上記出力側トランスミッションゲ
ートの入力端との接続点を接地や電源等の一定電位点に
接続する制御用トランジスタとを備え、少なくとも上記
出力側トランスミッションゲートへの内部制御信号は、
上記入力側トランスミッションゲートおよび上記制御用
トランジスタへの内部制御信号とは独立するように上記
入出力回路に上記制御信号作成回路からの互いに独立し
た内部制御信号を与えるように構成したことを特徴とす
る請求項第1項記載のアナログスイッチ。 - 【請求項3】 上記制御信号作成回路は、制御端子に与
えられた制御信号を、上記入出力回路で必要な内部制御
信号の種類数に対応して独立した複数の内部制御信号に
する複数のゲートを備え、上記入出力回路に独立した複
数の内部制御信号を与えるように構成したことを特徴と
する請求項第1項記載のアナログスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9516195A JPH08293775A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | アナログスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9516195A JPH08293775A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | アナログスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293775A true JPH08293775A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14130060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9516195A Pending JPH08293775A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | アナログスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08293775A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003513288A (ja) * | 1999-10-26 | 2003-04-08 | テラダイン・インコーポレーテッド | 高分解能スキュー検出装置及び方法 |
JP2007329646A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スイッチ回路装置、スイッチ回路装置を用いた無線回路装置及びサンプリング回路装置 |
JP2009267776A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Nec Electronics Corp | アナログマルチプレクサ及びその選択信号生成方法 |
DE102012100558B4 (de) * | 2011-01-25 | 2015-04-09 | Advantest Corporation | Leckstromkompensierter elektronischer schalter |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP9516195A patent/JPH08293775A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003513288A (ja) * | 1999-10-26 | 2003-04-08 | テラダイン・インコーポレーテッド | 高分解能スキュー検出装置及び方法 |
JP4688390B2 (ja) * | 1999-10-26 | 2011-05-25 | テラダイン・インコーポレーテッド | 高分解能スキュー検出装置及び方法 |
JP2007329646A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スイッチ回路装置、スイッチ回路装置を用いた無線回路装置及びサンプリング回路装置 |
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DE102012100558B4 (de) * | 2011-01-25 | 2015-04-09 | Advantest Corporation | Leckstromkompensierter elektronischer schalter |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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