JPH088718A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH088718A
JPH088718A JP6141462A JP14146294A JPH088718A JP H088718 A JPH088718 A JP H088718A JP 6141462 A JP6141462 A JP 6141462A JP 14146294 A JP14146294 A JP 14146294A JP H088718 A JPH088718 A JP H088718A
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JP
Japan
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circuit
output
signal
input
inverter
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JP6141462A
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Inventor
Shoichi Yagashira
正一 谷頭
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高い電源電圧を用いる高耐圧系の
ドライバーIC等に必要な出力バッファ回路に関し、出
力貫通電流の発生を確実に防止する低消費電力の回路を
提供することを目的としている。 【構成】 NAND回路1、NOR回路2及びC−MO
Sインバーター7を少なくとも有し、前記NAND回路
1には、入力端子INからの入力信号N1と、前記NO
R回路2からインバーター4を介した信号N6が遅延素
子6によって所定時間遅延される信号N6Aとが入力さ
れ、前記NOR回路2には、入力端子INからの入力信
号N1と、前記NAND回路1からインバーター3を介
した信号N5が遅延素子5によって所定時間遅延される
信号N5Aとが入力されており、前記C−MOSインバ
ーター7には、該インバーター7を構成するPMOSト
ランジスタTP1に前記NAND回路1の出力信号N2
が、NMOSトランジスタTN1に前記NOR回路2の
出力信号N4が入力され、該C−MOSインバーター7
の出力信号が出力端子OUTに接続されてなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い電源電圧を用いる
高耐圧系のドライバーIC等に必要な出力バッファ回路
に関する。このような出力バッファ回路においては、ド
ライバーIC動作時の消費電力を抑えるために出力貫通
電流の発生防止することが要求される。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の出力バッファ回路を説明す
るための図である。従来の出力バッファ回路は、図8に
示すように入力端子INから直接及び遅延素子45を介
した2つの信号が入力されるようにNAND回路41と
NOR回路42を有している。これらNAND回路41
及びNOR回路42の出力ははC−MOSインバーター
47を構成するPMOSトランジスタTP1’とNMO
SトランジスタTN1’のゲートに接続され、C−MO
Sインバーター47が出力端子OUTに接続されてい
る。
【0003】図8において各信号ラインに符号を付して
いるが、これらの信号の流れを図9のタイミングチャー
トを参照しながら説明する。まず、入力端子INが
“L”(ローレベル)の時、当然N1’、N2’とも
“L”であるため、NAND回路41の出力部N3’は
“H”(ハイレベル)に設定されており、PMOSトラ
ンジスタTP1’はオフ状態になっている。
【0004】また、NOR回路42の出力部N4’も
“H”に設定されおり、NMOSトランジスタTN1’
はオン状態になっている。従って、C−MOSインバー
ター47の出力端子OUTは、接地レベルの“L”にな
っている。次に、入力端子INを“L”から“H”に変
化させた場合、この変化に伴ってN1’は“H”、NO
R回路42の出力部N4’は“L”となり、NMOSト
ランジスタTN1’はオフ状態に変化する。
【0005】そして、遅延回路45によって所定時間遅
れてN2’が“H”となり、これによってNAND回路
41の出力部N3’が“L”になるため、PMOSトラ
ンジスタTP1’がオン状態に変化する。以上のよう
に、遅延素子45の作用によって出力端子OUTに一時
的にハイインピーダンス状態(図9の斜線部分)をつく
ることができ、出力の同時変化による貫通電流を防ぐこ
とができる。
【0006】尚、入力端子INを“H”から“L”に変
化させる場合の説明は省略するが、図9からわかるよう
にやはり出力端子OUTは一時的にハイインピーダンス
状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の出力バッフ
ァ回路によれば、論理上は遅延素子45によって出力の
ハイインピーダンス状態をつくり、同時変化を防ぐこと
ができるが、各信号は実際にはある時間を要して徐々に
変化しており、回路定数の違いによってこの変化時間に
差が生じるような場合には、NAND回路41の出力部
N3’とNOR回路42の出力部N4’が同時に変化す
ることが起こり得る。
【0008】図10は従来の課題を説明するためのタイ
ミングチャートである。図10(a)はNAND回路4
1とNOR回路42の回路定数が同じである場合で、N
1’が“H”になった後、NOR回路42の出力部N
4’が変化し始め、完全に“L”になった時点でNMO
SトランジスタTN1’が確実にオフ状態となる。
【0009】遅延回路45によってN2’はN1’の変
化開始時より所定時間経過後に変化を開始して、N2’
が完全に“H”になると、NAND回路41の出力部N
3’が変化を始める。このNAND回路41の出力部N
3’の変化開始時より、PMOSトランジスタTP1’
がオン状態になる可能性があるが、その前時点即ちNO
R回路42の変化終了時にNMOSトランジスタTN
1’は確実にオフ状態になっているため、両トランジス
タが同時にオン状態になることはない。
【0010】しかしながら、図10(b)に示すように
NAND回路41とNOR回路42の回路定数の違いに
よって、信号変化時間に差を生ずるような場合に、両ト
ランジスタが同時にオン状態になる可能性を有してい
る。即ち、N1’が“H”になった後、NOR回路42
の出力部N4’が完全に“L”に変化するまでの時間が
長い場合、遅延素子45によってN1’の変化開始から
所定時間経過後にN2’は変化を始め、これが“H”に
なった時点でNAND回路41の出力部N3’が変化を
始める。
【0011】このNAND回路41の出力部N3’の変
化開始時にはPMOSトランジスタTP1’はオン状態
になる可能性を有しているにもかかわらず、NOR回路
42の回路定数によってN4’の変化時間が長いことか
ら、NMOSトランジスタTN1’がオフ状態にならな
いことが発生し、図10(b)に斜線で示す部分で両ト
ランジスタが同時にオン状態になることがある。
【0012】この間、C−MOSインバータ47には貫
通電流が流れることになり、消費電力の増大を招いてし
まう。本発明は、上記課題を解決して、貫通電流の発生
を確実に防止する低消費電力の出力バッファ回路を提供
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の出力バッファ回路は、NAND回路1、NO
R回路2及びC−MOSトランジスタ7の主要構成部か
らなり、前記NAND回路1には、入力端子INからの
入力信号N1と、前記NOR回路2からインバーター4
を介した信号N6が遅延素子6によって所定時間遅延さ
れる信号N6Aとが入力され、前記NOR回路2には、
入力端子INからの入力信号N1と、前記NAND回路
1からインバータ3を介した信号N5が遅延素子5によ
って所定時間遅延される信号N5Aとが入力されてお
り、前記C−MOSインバータ7には、該インバータ7
を構成するPMOSトランジスタTP1に前記NAND
回路1の出力信号N2が、NMOSトランジスタTN1
に前記NOR回路2の出力信号N4が入力され、該C−
MOSインバータ7の出力信号が出力端子OUTに接続
されてなることを特徴としている。
【0014】
【作用】上記本発明の出力バッファ回路によれば、出力
C−MOSインバーター7を構成するトランジスタのど
ちらか一方をオフの状態にして、オフ状態にしたトラン
ジスタのゲートの論理を遅延素子を介してフィードバッ
クさせるため、必ず一方のトランジスタがオフ状態にな
ったことを確認して他方のトランジスタがオン状態にな
る。
【0015】従って、NAND回路1とNOR回路2の
回路定数に違いがある場合においてもC−MOSインバ
ーター7の両トランジスタ間の貫通電流は発生すること
はない。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の出力バッファ回路の実施例
を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1実施例を説明するための出力バッファ回路、図2は
第1実施例回路におけるタイミングチャートである。
【0017】本実施例の出力バッファ回路は、第1の信
号と第1の信号とはタイミングの異なる第2の信号とが
それぞれ入力されるNAND回路1とNOR回路2、及
び出力部分にC−MOSインバーター7とを有してい
る。NAND回路1及びNOR回路2に入力される第1
の信号は、入力端子INからの入力信号N1である。ま
た、第2の信号は、NAND回路1の場合、NOR回路
2を介してインバーター4を出力された信号N4を遅延
素子6によって遅延させた信号NA6、NOR回路2の
場合、NAND回路1を介してインバーター3を出力さ
れた信号N5を遅延素子5によって遅延させた信号N5
Aである。
【0018】NAND回路1の出力信号N2はC−MO
Sインバーター7を構成するPMOSトランジスタTP
1のゲートに、NOR回路2の出力信号N4はNMOS
トランジスタTN1のゲートに入力され、C−MOSイ
ンバーター7からの信号が本回路の出力信号(OUT)
となる。尚、上記遅延素子5,6は複数のインバーター
を接続して構成している。
【0019】本実施例の出力バッファ回路における各信
号の流れを図2により説明する。まず、入力端子INが
“L”(ローレベル)の時、入力信号N1の“L”によ
りNAND回路1の出力信号N2は“H”(ハイレベ
ル)となっているため、C−MOSインバーター7のP
MOSトランジスタTP1はオフ状態となる。また、N
AND回路1の出力信号N2は、インバーター3により
反転されてその出力信号N5は“L”となり、遅延素子
5を介して信号N5AとなりNOR回路2に入力されて
いる。従って、NOR回路2の出力信号N4は“H”で
あり、C−MOSインバーター7のNMOSトランジス
タTN1はオン状態となっているため、出力端子OUT
は“L”である。
【0020】次に、入力端子INを“L”から“H”に
変化させた場合、この変化に伴ってN1は“H”、NO
R回路2の出力部N4は“L”となり、NMOSトラン
ジスタTN1はオフ状態に変化する。一方、NOR回路
2の出力信号N4は、インバーター4により反転されて
その出力信号N6が“H”となる。インバーター4の後
段にある遅延素子6の出力信号N6Aは、所定時間経過
後に“H”なり、NAND回路1に入力される。
【0021】“H”が入力されたNAND回路1の出力
信号N2は、この時点で“L”となり、この信号によっ
てC−MOSインバーター7のPMOSトランジスタT
P1がオフ状態となるため、出力端子OUTが“H”と
なる。以上、本実施例によれば、NAND回路1及びN
OR回路2の出力信号N2,N4をインバータ3,4及
び遅延素子5,6を介して、NOR回路2及びNAND
回路1の入力部へフィードバックさせている。合でも、
C−MOSインバーター7における一方のトランジスタ
がオフ状態になった後に、他方のトランジスタがオン状
態になるため、入力信号の変化時に出力端子OUTに確
実にハイインピーダンス状態(図2の斜線部分)をつく
ることができ、出力の同時変化による貫通電流を発生さ
せることがない。
【0022】尚、本実施例に関して、図示していないが
NAND回路1及びNOR回路2の出力信号をインバー
ター3,4を介した後にC−MOSインバーター7に入
力させるような場合には、NAND回路1からの信号を
NMOSトランジスタTN1のゲートに、NOR回路2
からの信号をPMOSトランジスタTP1のゲートに入
力することにより、同様な回路とすることができる。
【0023】次に本実施例の第2実施例を図3及び図4
を参照しながら説明する。図3は本発明の第2実施例を
説明するための出力バッファ回路、図4は第2実施例回
路におけるタイミングチャートである。本実施例の出力
バッファ回路は、第1の信号と第1の信号とはタイミン
グの異なる第2の信号とがそれぞれ入力されるNAND
回路11とNOR回路12、及び出力部分にC−MOS
インバーター17とを有している。
【0024】NAND回路11及びNOR回路12に入
力される第1の信号は、入力端子INからの入力信号N
1である。また、第2の信号は、NAND回路11或い
はNOR回路12、インバーター13,14、PMOS
トランジスタTP2或いはNMOSトランジスタTN
2、遅延素子15とを介してフィードバックされる信号
N3Aである。
【0025】インバーター13,14の後段に接続され
るPMOSトランジスタTP2,NMOSトランジスタ
TN2のゲートには入力信号N1が入力されて、これに
よってオンオフを制御されている。NAND回路11の
出力信号N2はC−MOSインバーター17を構成する
PMOSトランジスタTP1のゲートに、NOR回路2
の出力信号N4はNMOSトランジスタTN1のゲート
に入力され、C−MOSインバーター17からの信号が
本回路の出力信号(OUT)となる。
【0026】本実施例の出力バッファ回路における各信
号の流れを図4により説明する。まず、入力端子INが
“L”の時、入力信号N1の“L”によりNAND回路
11の出力信号N2は“H”でC−MOSインバータ1
7を構成するPMOSトランジスタTP1はオフ状態、
信号N1によって制御されるPMOSトランジスタTP
2はオン状態、NMOSトランジスタTN2はオフ状態
となっている。
【0027】PMOSトランジスタTP2がオン状態で
あれば、その出力部N3はNAND回路11の出力部N
2の信号がインバーター13によって反転された信号、
即ち“L”となり、これが遅延素子15によって所定時
間遅延された信号N3AとなりNAND回路11とNO
R回路12に入力されている。NOR回路12への入力
信号N1,N3Aはいずれも“L”となるため、その出
力部N4は“H”で、C−MOSインバーター17を構
成するNMOSトランジスタTN1はオン状態になって
いる。
【0028】PMOSトランジスタTP1は既にオフ状
態に設定されているため、出力端子OUTは接地部と同
レベルの“L”となっている。次に、入力端子INを
“L”から“H”に変化させた場合、N1が“H”にな
るため、NOR回路12の出力部N4は“L”となり、
C−MOSインバーター17を構成するNMOSトラン
ジスタTN1はオフ状態に変化する。
【0029】一方、NOR回路12の出力信号N4は、
インバーター14により反転されてその出力信号N6が
“H”となる。入力信号N1によって,PMOSトラン
ジスタTP2がオフ状態、NMOSトランジスタTN2
がオン状態になっていることから、その出力部N3には
NOR回路12の出力部N4の信号がインバーター14
によって反転された信号、即ち“L”となり、これが遅
延素子15によって所定時間遅延された信号N3Aとな
ってNAND回路11及びNOR回路12に入力され
る。
【0030】NOR回路12の出力部N4は既に“L”
に設定されているが、NAND回路11の出力部N2
は、この時点で“L”となり、C−MOSインバーター
17を構成するPMOSトランジスタTP1がオン状態
となる。従って、C−MOSインバーター17の出力端
子OUTは、“H”となる。以上説明したとおり、本実
施例では入力端子INが“L”から“H”に変化する
時、C−MOSインバーター17を構成するNMOSト
ランジスタTN1をオフにした後、このNMOSトラン
ジスタTN1をオフにした信号を反転及び遅延させてフ
ィードバックして、この信号によってPMOSトランジ
タTP1をオン状態にしている。
【0031】従って、出力端子OUTが“L”から
“H”になる間に確実にハイインピーダンス状態(斜線
部)がつくられるため、貫通電流が流れることはない。
また、本実施例によれば、NAND回路11及びNOR
回路12の出力信号のうち一方の信号のみをフィードバ
ックさせる構成にしているため、遅延素子が1個で済
む。
【0032】尚、本実施例においても、NAND回路1
1及びNOR回路12の出力信号をインバーター13,
14を介した後にC−MOSインバーター17に入力さ
せるような場合には、NAND回路11からの信号をN
MOSトランジスタTN1のゲートに、NOR回路12
からの信号をPMOSトランジスタTP1のゲートに入
力することにより、同様な回路とすることができる。
【0033】次に本実施例の第3実施例を図5及び図6
を参照しながら説明する。図5は本発明の第3実施例を
説明するための出力バッファ回路、図6は第3実施例回
路におけるタイミングチャートである。本実施例の出力
バッファ回路は、第1の信号と第1の信号とはタイミン
グの異なる第2の信号とがそれぞれ入力されるNAND
回路21とNOR回路22、及び出力部分にC−MOS
インバーター27とを有している。
【0034】NAND回路21及びNOR回路22に入
力される第1の信号は、入力端子INからの入力信号N
1である。また、第2の信号は、NAND回路21或い
はNOR回路22、PMOSトランジスタTP2或いは
NMOSトランジスタTN2、インバーター23及び遅
延素子25とを介してフィードバックされる信号N5A
である。
【0035】NAND回路21、NOR回路22の後段
に接続されるPMOSトランジスタTP2,NMOSト
ランジスタTN2のゲートには入力信号N1が入力され
て、これによってオンオフを制御されている。NAND
回路21の出力信号N2はC−MOSインバーター27
を構成するPMOSトランジスタTP1のゲートに、N
OR回路22の出力信号N4はNMOSトランジスタT
N1のゲートに入力され、C−MOSインバーター27
からの信号が本回路の出力信号(OUT)となる。
【0036】本実施例の出力バッファ回路における各信
号の流れを図6により説明する。まず、入力端子INが
“L”の時、入力信号N1の“L”によりNAND回路
21の出力信号N2は“H”でC−MOSインバータ2
7を構成するPMOSトランジスタTP1はオフ状態、
信号N1によって制御されるPMOSトランジスタTP
2はオン状態、NMOSトランジスタTN2はオフ状態
となっている。
【0037】PMOSトランジスタTP2がオン状態で
あれば、その出力部N3はNAND回路21の出力部N
2の信号と同様な“L”となり、これがインバーター2
3で反転され“L”(N5)、更に遅延素子25によっ
て所定時間遅延された信号N5AとなりNAND回路2
1とNOR回路22に入力されている。NOR回路22
への入力信号N1,N5Aはいずれも“L”となるた
め、その出力部N4は“H”で、C−MOSインバータ
ー27を構成するNMOSトランジスタTN1はオン状
態になっている。
【0038】PMOSトランジスタTP1は既にオフ状
態に設定されているため、出力端子OUTは接地部と同
レベルの“L”となっている。次に、入力端子INを
“L”から“H”に変化させた場合、N1が“H”にな
るため、NOR回路22の出力部N4は“L”となり、
C−MOSインバーター27を構成するNMOSトラン
ジスタTN1はオフ状態に変化する。
【0039】一方、入力信号N1によって,PMOSト
ランジスタTP2がオフ状態、NMOSトランジスタT
N2がオン状態になっていることから、その出力部N3
にはNOR回路22の出力部N4の信号がそのまま出力
され、インバーター23によって反転され“H”(N
5)、更に遅延素子25によって所定時間遅延された信
号N5AとなってNAND回路21及びNOR回路22
に入力される。
【0040】NOR回路22の出力部N4は既に“L”
に設定されているが、NAND回路21の出力部N2
は、この時点で“L”となり、C−MOSインバーター
27を構成するPMOSトランジスタTP1がオン状態
となる。従って、C−MOSインバーター27の出力端
子OUTは、“H”に変化する。以上説明したとおり、
本実施例では入力端子INが“L”から“H”に変化す
る時、C−MOSインバーター27を構成するNMOS
トランジスタTN1をオフにした後、このNMOSトラ
ンジスタTN1をオフにした信号を反転及び遅延させて
フィードバックして、この信号によってPMOSトラン
ジタTP1をオン状態にしている。
【0041】従って、出力端子OUTが“L”から
“H”になる間に確実にハイインピーダンス状態(斜線
部)がつくられるため、貫通電流が流れることはない。
また、本実施例によれば、NAND回路11及びNOR
回路12の出力信号のうち一方の信号のみをフィードバ
ックさせ、インバーター23も共通化しているため、遅
延素子及びインバーターがぞれぞれ1個で済む。
【0042】次に本実施例の第4実施例を図7及び図8
を参照しながら説明する。図7は本発明の第4実施例を
説明するための出力バッファ回路である。本実施例は、
図3にて説明した第2実施例の変形例であり、使用する
トランジスタを全てPMOSトランジスタとして、イン
バーターを所定位置に介在させることで論理を合わせた
ものである。
【0043】具体的には、第1の信号と第1の信号とは
タイミングの異なる第2の信号とがそれぞれ入力される
NAND回路31とNOR回路32、及び出力部分にP
MOSトランジスタTP1,TP2が直列接続され、そ
の中間部に出力端子OUTが接続されている。NAND
回路31及びNOR回路32に入力される第1の信号
は、入力端子INからの入力信号N1である。また、第
2の信号は、NAND回路31或いはNOR回路32、
インバーター33,34、PMOSトランジスタTP
2,TP4、遅延素子35とを介してフィードバックさ
れる信号N3Aである。
【0044】インバーター33の後段に接続されるPM
OSトランジスタTP2のゲートには入力信号N1が入
力され、インバーター34の後段に接続されるPMOS
トランジスタTP4のゲートには入力信号N1がインバ
ーター38によって反転された信号N1Aが入力される
ことによって、両トランジスタは制御されている。NA
ND回路31の出力信号N2は出力部のPMOSトラン
ジスタTP1のゲートに、NOR回路32の出力信号N
4はインバーター39を介してPMOSトランジスタT
P3のゲートに入力されている。
【0045】本実施例の出力バッファ回路は、第2実施
例におけるNMOSトランジスタTN1及びTN2をそ
れぞれPMOSトランジスタTP3,TP4に代えて、
これらのトランジスタに入力される信号をインバーター
によって反転させており、その動作は、基本的に第2実
施例と同様であるため、その説明は省略する。本実施例
によれば、PMOSトランジスタのみで回路を構成して
いるため、ラッチアップの防止が可能となる。即ち、ラ
ッチアップは異なるチャネルのトランジスタが近傍にあ
ることで寄生素子が発生して起こるため、本実施例のよ
うに同一チャネルのトランジスタで構成することによっ
て、ラッチアップを防止することができる。
【0046】第4実施例の如く使用するトランジスタの
構造は、インバーター等を用いて論理を合わせることに
より、限定されることはなく、他の実施例においてもP
MOSトランジスタ、NMOSトランジスタを適宜組み
合わせることで同様な効果を得ることができる。
【0047】
【効果】以上説明した本発明の出力バッファ回路によれ
ば、入力信号が変化する際に、出力部に設けられる一対
のトランジスタの一方をオフ状態にした後、このオフさ
せるための信号を遅延させてフィードバックすることで
他方のトランジスタをオン状態にするため、これらのト
ランジスタが同時にオン状態になることはない。
【0048】従って、出力部の一つのトンジスタ間に貫
通電流が発生することはなく、消費電力を抑えることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す出力バッファ回路で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の回路におけるタイミング
チャートである。
【図3】本発明の第2実施例を示す出力バッファ回路で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の回路におけるタイミング
チャートである。
【図5】本発明の第3実施例を示す出力バッファ回路で
ある。
【図6】本発明の第3実施例の回路におけるタイミング
チャートである。
【図7】本説明の第4実施例を示す出力バッファ回路で
ある。
【図8】従来の出力バッファ回路である。
【図9】従来の出力バッファ回路におけるタイミングチ
ャートである。
【図10】従来技術の課題を説明するためのタンミング
チャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NAND回路(1)、NOR回路(2)
    及びC−MOSインバーター(7)を少なくとも有し、 前記NAND回路(1)には、入力端子(IN)からの
    入力信号(N1)と、前記NOR回路(2)からインバ
    ーター(4)を介した信号(N6)が遅延素子(6)に
    よって所定時間遅延される信号(N6A)とが入力さ
    れ、 前記NOR回路(2)には、入力端子(IN)からの入
    力信号(N1)と、前記NAND回路(1)からインバ
    ーター(3)を介した信号(N5)が遅延素子(5)に
    よって所定時間遅延される信号(N5A)とが入力され
    ており、 前記C−MOSインバーター(7)には、該インバータ
    ー(7)を構成するPMOSトランジスタ(TP1)に
    前記NAND回路(1)の出力信号(N2)がNMOS
    トランジスタ(TN1)に前記NOR回路(2)の出力
    信号(N4)が入力され、 該C−MOSインバーター(7)の出力信号が出力端子
    (OUT)に接続されてなることを特徴とする出力バッ
    ファ回路。
  2. 【請求項2】 前記NAND回路(11)の後段に接続
    されるインバーター(13)及び前記NOR回路(1
    2)の後段に接続されるインバーター(14)の出力部
    に前記入力端子(IN)からの入力信号(N1)がそれ
    ぞれゲートに入力されるPMOSトランジスタ(TP
    2)、及びNMOSトランジスタ(TN2)が接続さ
    れ、該PMOSトランジスタ(TP2)及びNMOSト
    ランジスタ(TN2)が共通の遅延素子(15)を介し
    て、それぞれ前記NAND回路(11)及びNOR回路
    (12)に入力されていることを特徴とする請求項1記
    載の出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記NAND回路(21)及びNOR回
    路(22)の出力部には、前記入力端子(IN)からの
    入力信号(N1)がそれぞれゲートに入力されるPMO
    Sトランジスタ(TP2)及びNMOSトランジスタ
    (TN2)が接続され、該PMOSトランジスタ(TP
    2)及びNMOSトランジスタ(TN2)からの信号が
    共通のインバーター(23)と遅延素子(25)を介し
    て、それぞれ前記NAND回路(21)及びNOR回路
    (22)に入力されていることを特徴とする請求項1記
    載の出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 後段にそれぞれインバーター(33)
    (34)を備えるNAND回路(31)及びNOR回路
    (32)を有し、 該インバーター(33)の出力部には入力端子(IN)
    からの入力信号(N1)がゲートに入力するPMOSト
    ランジスタ(TP2)が、前記インバーター(34)の
    出力部には入力端子(IN)からの入力信号(N1)が
    インバーター(38)によって反転された信号がゲート
    に入力されるPMOSトランジスタ(TP4)が接続さ
    れ、該PMOSトランジスタ(TP2)(TP4)から
    の信号が共通の遅延素子(35)を介して、それぞれ前
    記NAND回路(31)及びNOR回路(32)に入力
    され、 該NAND回路(31)の出力信号はPMOSトランジ
    スタ(TP1)に、NOR回路(32)の出力信号はイ
    ンバーター(39)を介してPMOSトランジスタ(T
    P3)に入力され、PMOSトランジスタ(TP1)
    (TP3)の中間点が出力端子(OUT)に接続されて
    なることを特徴とする出力バッファ回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998051012A1 (en) * 1997-05-01 1998-11-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Output buffer circuit
JP2012244389A (ja) * 2011-05-19 2012-12-10 New Japan Radio Co Ltd グリッジ処理回路
KR20140084975A (ko) * 2012-12-27 2014-07-07 삼성전기주식회사 슈트-스루 전류 방지 기능을 갖는 게이트 드라이버

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