JPH08292172A - 電気化学的水質測定器及び該電気化学的水質測定器を備えた電解水生成装置 - Google Patents

電気化学的水質測定器及び該電気化学的水質測定器を備えた電解水生成装置

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JPH08292172A
JPH08292172A JP7100842A JP10084295A JPH08292172A JP H08292172 A JPH08292172 A JP H08292172A JP 7100842 A JP7100842 A JP 7100842A JP 10084295 A JP10084295 A JP 10084295A JP H08292172 A JPH08292172 A JP H08292172A
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JP
Japan
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electrode
liquid junction
working electrode
water quality
water
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Withdrawn
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JP7100842A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Noguchi
弘之 野口
Kenji Kikuchi
憲次 菊地
Hideo Iwata
秀雄 岩田
Yasuhiro Saihara
康弘 才原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルカリ性水及び酸性水の水質を正確に測定
できる。 【構成】 作用電極23の絶縁部25を伸長、曲折して
作用電極23を液絡部22の近傍に配置する。作用電極
23と液絡部22との間の距離L2 を、液絡部22と作
用電極23との間に位置する液絡部保持部材24から作
用電極23の絶縁部25表面を経て作用電極23に至る
までの沿面距離L1 よりも短く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続してアルカリ性水
と酸性水、即ち、電解水を生成する電解水生成装置、及
び、水道原水又はその浄水、又は生成された電解水など
の溶液中に、イオン電導性を示す指示電解質濃度が希薄
である水質を電気化学的に測定する電気化学的水質測定
器、またはそれらの組み合わせからなる電解水生成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の電解水生成装置1は、
例えば図8に示すように、電解槽2、浄水装置3、電解
質(電解促進剤)供給装置4などから構成される。電解
槽2は、隔膜5により、電極6が設置される電極室7
と、電極8が設置される電極室9とに区画されている。
【0003】一般に原水とされる水道水は、浄水装置3
を通して電解槽2の電極室7と電極室9とに導入され
る。浄水装置3は、水道水中の有機物、無機物或いは次
亜塩素酸等の臭気を除去するものであり、通常、抗菌活
性炭フィルタ及び中空糸膜フィルタ等にて構成されてい
る。また、浄水装置3から流出した浄水は、電極室7に
直接連通した流入路10と、電極室9に直接連通した流
入路11とに分流される。この浄水には、電解質供給装
置4により連続的に電解質が供給される。電解質として
は乳酸カルシウム等が使用される。上記構成にて、電極
6が陰極、電極8が陽極となるように電解電圧を印加し
て、電解槽2に通水された水を電極6,8間に電流を流
して電気分解することにより、電極室7(陰極室)にア
ルカリ性水が、電極室9(陽極室)に酸性水が生成され
る。アルカリ性水は流出路12から、酸性水は流出路1
3から夫々別々の径路を通って吐出される。
【0004】従来、得られたアルカリ性水及び酸性水の
水質は、そのpH値が電解のために供給した電気量によ
って異なる(ファラデーの法則)ことに着目して、電気
分解に要した電気量から逆算して推定していた。しかし
ながら、電解槽2で電解されて生成された電解水の水質
は、電解のために供給した電気量に依存するだけでな
く、電解槽2への流量、電解槽2での滞留時間、流入水
の流量と電解槽2の容量の比等によって決まる。電解槽
2での滞留時間が長ければ長いほど電解効率は上がる。
【0005】電解効率が100%に満たない場合には、
電解した水と未電解の水との比率により、生成した電解
水の水質が変わるのは勿論だが、流入水に含まれていた
溶存成分(イオン種、溶存ガス成分)によっても採水さ
れる水質には影響される。以上のように、電解水生成装
置1において得られる電解水の水質は、流入する水の量
及び水質によって大きな影響を受けるので、生成される
アルカリ性水及び酸性水の流出路に、直接水質を測定す
る電気化学的水質測定器20′を設置し、電解水の水質
を正しく測定することも行われている。
【0006】電解槽2から吐出される電解水は、数cm
から数10cm/secの流速があり、電解水の水質を
リアルタイムに測定するためには、測定に要する時間が
タイムラグにならない測定原理の測定が必要である。電
気化学的測定原理を利用した水質測定器は、作用電極
(検知電極)を通過する検水溶液に直接接触して水質を
測定することが可能で、電解水生成装置1における水質
測定器としては最も適しており、従って、pH、酸化還
元電位、各種イオンの濃度が測定できる。
【0007】例えば実開昭56−179321号公報に
記載のイオン水生成装置には、測定器(センサ)として
pHセンサを設け、生成した電解水のpH値を表示して
いる。また、例えば実開平5−64785号公報に記載
のイオン生成装置では、pHセンサの出力信号に基づい
て目標設定pHに対して、その偏差pHに対応した電解
電圧及び/又は流量を増減させるフィードバック制御を
行っている。
【0008】また、これらの電極は、作用電極と比較電
極で構成されており、作用電極の水質変化による電位差
或いは電流変化を検知して水質を測定するものである。
前記電気化学的水質測定器の構成の一例として、アンプ
一体型複合電極タイプのもので、酸化還元電位測定用の
白金電極を用いた酸化還元電位センサ、或いは内部電極
を封入したpH測定用のガラス感応膜を用いたpH測定
センサなどがあるが、ここではアンプ一体型複合電極タ
イプの酸化還元電位センサについて説明する。
【0009】図9中に示す還元電位センサは、基準溶液
室17に設置される比較電極21と、検水溶液室19に
設置される作用電極23と、アルミナ系セラミックなど
の多孔質素材などによる液絡部22と、液絡部22を保
持する液絡部保持部材24と、検知された電位差を増幅
する電位差増幅アンプ14とを備える。基準溶液16
は、一定組成の基準溶液で、飽和もしくは3.3M(m
ol/L)のKCl溶液が用いられる。尚、基準溶液1
6には、KClの安定な溶出のためにカルボキシメチル
セルロースやヒドロキシエチルセルロース等のセルロー
ス系増粘剤を添加することもある。また、比較電極21
として、銀/塩化銀電極が通常使用され、作用電極23
として、酸化還元電位測定用の白金電極が使用される。
尚図中の15は内部補充液補充口、25は熱収縮性テフ
ロンチューブなどにより白金線を絶縁被覆した絶縁部で
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者による研究実験の結果、上記電位差検出方式の電気化
学的水質測定器では、以下のような問題があることが分
かった。アンプ一体型複合電極タイプのうち、特に作用
電極23として酸化還元電位測定用の白金電極又は金電
極等の不反応電極を設置した酸化還元電位センサの場合
では、pHや各種イオン測定の検知電極(選択透過電
極)より大きく影響がでる。
【0011】即ち、完全な純水の導電率は、5.49×
10(-8)μS/cmでほぼ絶縁体であるため、通常、
電気化学的に電位差或いは電流変化を検出して水質を測
定する場合、水に溶けて解離し、導電性を示す無関係な
支持電解質(Supporting Electrolyte)を純水に加える
(一般的にはKClなどを検水溶液中0.1M(mol
/L)程度になるように添加する)。しかしながら、電
解水などの場合、測定対象とする検水溶液については数
10mg/L程度、多くとも数100mg/L程度しか
イオン種は含まれていないため、検水溶液そのものの電
気抵抗が非常に高く、且つ添加できる支持電解質の絶対
量も制限される。
【0012】しかも、上記のような複合電極タイプの場
合では、作用電極23と液絡部22との間の距離L2
りも、作用電極23と液絡部22との間に位置する液絡
部保持部材24から作用電極23の絶縁部25表面を経
て作用電極23に至るまでの沿面距離L1 が短くなって
いるため、電解水中に含まれるイオン種、有機物などの
溶存成分が微量でも付着した場合、本来完全に絶縁され
てあるべき上記絶縁部分が微小ながら導電性を有して微
弱電流が流れ得る状態(沿面放電状態)となり、結果と
して、検水溶液測定時、作用電極23に起因する電位
(発生起電力)よりも絶対値の低い電位を検知し、しか
も測定値が不安定で正確な測定が行われないという問題
がある。
【0013】本発明者らは、さらに多くの研究実験の結
果、以下の、点を見出すに至った。即ち、測定対
象とする検水溶液が電解水などの希薄溶液で、無関係な
支持電解質の添加量も制限される場合において、酸化還
元電位を測定するとき、比較電極21と作用電極23が
一体型の複合電極タイプよりも、比較電極21と作用電
極23が夫々独立した系となる独立電極タイプが比較的
安定し、且つ再現性も良い測定ができることが分かっ
た。上記の現象の原因が、複合電極タイプの場合、
作用電極23と液絡部22との間に位置する液絡部保持
部材24から作用電極23の絶縁部25表面を経て作用
電極23に至るまでの絶縁部分に、電解水中に含まれる
イオン種、有機物などの溶存成分が付着したため、本来
完全に絶縁されてあるべき上記絶縁部分が微小ながら導
電性を有して微弱電流が流れ得る状態となることによ
り、正確な測定ができないことを見出した。
【0014】本発明は、上記従来の課題に鑑みて、且つ
上記実験結果に基づいてなされたもので、その目的とす
るところは、作用電極と比較電極とが共通の本体から成
る複合電極タイプを用いて希薄溶液を測定する場合、特
に酸化還元電位を測定する場合でも、安定で再現性のあ
る測定値が得られ、アルカリ性水及び酸性水の水質を正
確に測定できるようにした電気化学的水質測定器及びこ
の電気化学的水質測定器を備えた電解水生成装置を提供
するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電気化学的水質測定器は、測定対象と
なる検水溶液18中に設置される作用電極23と、基準
溶液16中に設置される比較電極21と、基準溶液16
と検水溶液18との液絡部22を保持する液絡部保持部
材24とを有し、作用電極23の水質変化による電位差
を検出して水質を電気化学的に測定する電気化学的水質
測定器において、作用電極23と液絡部22との間の距
離L2 を、液絡部22と作用電極23との間に位置する
液絡部保持部材24から作用電極23の絶縁部25表面
を経て作用電極23に至るまでの沿面距離L1 よりも短
くしたことに特徴を有している。
【0016】また、作用電極23と液絡部22との間の
距離L2 を、液絡部保持部材24から作用電極23の絶
縁部25表面を経て作用電極23に至るまでの沿面距離
1よりも短くする手段として、作用電極23を液絡部
22の近傍に配置したり、或いは液絡部22及び液絡部
保持部材24の液絡部周囲部分24aを作用電極23の
近傍に配置したり、或いは作用電極23と液絡部22と
の間に位置する液絡部保持部材24に凹部24c又は凸
部24dを設けたり、或いは作用電極23と液絡部22
との間に位置する液絡部保持部材24から作用電極23
の絶縁部25表面を経て作用電極23に至るまでの間に
空気溜り部51を形成するのが好ましい。また、作用電
極23としては、酸化還元電位測定用の白金電極又は金
電極等の不反応電極、又は高分子膜、ガラス膜等のイオ
ン選択膜、またはこれらの組み合わせから成る溶存成分
検出電極であることのが好ましい。
【0017】また、本発明に係る電解水生成装置は、上
記記載の電気化学的水質測定器を、連続してアルカリ性
水と酸性水とを生成する電解槽2の下流側に配置するこ
とに特徴を有している。
【0018】
【作用】本発明によれば、作用電極23と液絡部22と
の間の距離L2 を、液絡部22と作用電極23との間に
位置する液絡部保持部材24から作用電極23の絶縁部
25表面を経て作用電極23に至るまでの沿面距離L1
よりも短くしたから、絶縁部分に電解水中に含まれるイ
オン種、有機物などの溶存成分が付着しても、作用電極
23と液絡部22との間の距離L2 が短くなっているの
で沿面放電が発生し難くなり、作用電極23と比較電極
21との間に発生する電位差のみを検出できるようにな
る。従って、作用電極23と比較電極21とが共通の本
体から成る複合電極タイプを用いて希薄溶液を測定する
場合、特に酸化還元電位を測定する場合でも、不安定
で、且つ再現性の少なかった測定値に不安定さが見られ
ず、アルカリ性水及び酸性水の水質を正確に測定できる
電気化学的水質測定器が得られる。
【0019】また、浄水及び生成された電解水の水質を
前記電気化学的水質測定器を用いて測定する電解水生成
装置において、特に酸化還元電位値の安定な測定ができ
るようになり、従って、測定値を表示装置により表示し
た場合にも読取りに適した安定した表示が行われる電解
水生成装置を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。電解水生成装置1の全体構造は従来例と同一であ
り、詳しい説明は省略し、本発明の主要部について以下
説明する。電解水生成装置1は、図2及び図3に示すよ
うに、電解槽2、逆洗ユニット30及び切替弁31、水
路切替弁32、浄水装置3、電解質(電解促進剤)供給
装置4、及び電気化学的水質測定器20をハウジング3
3に納めたものとして構成される。
【0021】浄水装置3は、抗菌活性炭から成る濾過材
34と中空糸膜から成る濾過材35とを備えたものであ
って、その下端に設けられた2つの開口部のうちの一方
が、逆洗シリンダーに、他方が切替弁31に接続されて
いる。尚、上記の2種の濾過材34,35は単一のカー
トリッジに納められており、カートリッジごと交換でき
るように構成されている。
【0022】電解槽2は、隔膜5にて、電極6が設置さ
れた電極室7と、電極8が設置された電極室9とに区画
されており、底部側に流入路10,11を、上部側に流
出路12,13を備えており、これら流出路12,13
は水路切替弁32を介して吐出管36,37に接続され
ている。ここにおいて、流入路10は流入路11よりも
細かく形成されていて、電極6に流れ込む流量が電極8
に流れ込む流量より1:3から1:4程度の比率で少な
くなるように調整されている。
【0023】また、上記水路切替弁32は流出路12と
吐出管37とを連通させるとき、流出路13と吐出管3
6とを連通させ、流出路12と吐出管36とを連通させ
るとき、流出路13と吐出管37とを連通させる電磁ロ
ータリー弁もしくはモーター式切替弁で構成されてい
る。逆洗ユニット30は、浄水装置3内の濾過材34,
35の目詰まりを、一旦浄水装置3を通すことで濾過し
た浄水を浄水装置3に逆流させる逆洗を行うことで解消
するためのものである。
【0024】そして、上記逆洗ユニット30の吐出側は
電解槽2の流入路10,11へと連結されているのであ
るが、この間には流量検知センサ38と逆止弁39と電
磁弁40とが配置されており、電磁弁40と上記流入路
10,11を個別に接続する配管のうち、流入路10に
至る管の途中に電解質供給装置4(カルシウム剤添加
筒)が配置されている。逆止弁39は、排水口41につ
ながったもので、流量検知センサ38側から水圧がかか
っているときは閉じているものの、水圧がかからなくな
った場合には開いて、電解槽2内や、その他配管系内の
残留水を排水口41から排出する。前記吐出管37の途
中には、電気化学的水質測定器20が配置されている。
この電気化学的水質測定器20については後に詳述す
る。
【0025】次に、水の流れについて説明する。水道蛇
口42に接続した切り替えレバーユニット43を、切替
弁31側に水が流れるように切り換えると、逆洗ユニッ
ト30を経て、浄水装置3及び電解質供給装置4を通し
て流入路10,11から電解槽2内に導入され、電気分
解されるわけであるが、電解槽2内の印加電圧は流量検
知センサ38により検知された場合に開始される。
【0026】そして、アルカリ性水を得たい旨の指示が
なされているならば、電解槽2内の電極6が陽極に、電
極8が陰極となるように電解電圧が印加されるため、流
出路12側にアルカリ性水が、流出路13側に酸性水が
得られ、この時水路切替弁32は図2に示す状態とされ
ているため、アルカリ性水が吐出管37側に、酸性水が
吐出管36側に吐出される。
【0027】酸性水が得たい旨の指示がなされていると
きは、指示された酸性水の電解度合に応じて次の2つの
水の流れとなる。先ず、弱酸性水の場合には、電解槽2
の電極6が陰極に、電極8が陽極になるように電解電圧
が印加されるため、流出路13側にアルカリ性水、流出
路12側に(弱)酸性水が得られ、この時、水路切替弁
32は上記状態と同じとされているために、アルカリ性
水が吐出管36側に、(弱)酸性水が吐出管37側に吐
出される。
【0028】弱酸性イオン水の場合は、電解槽2内の電
極6が陽極に、電極8が陰極となるように電解電圧が印
加されるため、流出路12側にアルカリ性水が、流出路
13側に酸性水が得られ、この時、水路切替弁32は図
3に示すように切り替わり、アルカリ性水が吐出管36
側に、(弱)酸性水が吐出管37側に吐出される。この
ように、強酸性水を吐出管37側から吐出させる場合
に、電極6を陽極とするのは、前述のように、電極6側
への流入路10を電極8側の流入路11より絞って流入
量を少なくしているために、強酸性水を得ることが容易
となっているためである。
【0029】上記それぞれの電解により、生成されて吐
出管37より吐出される電解水は、電解槽2と吐出管3
7との間に配置される電気化学的水質測定器20によ
り、水質を測定する。測定項目として、電解水の酸化還
元電位を測定する場合の電気化学的水質測定器20の実
施例を図1、図4乃至図7に示す。この電気化学的水質
測定器は、電位差検出方式の電気化学センサであり、電
極が作用電極23(検知電極)と比較電極21、及び液
絡部22とで構成され、作用電極23の水質変化による
電位差を検出するものであって、例えばpH、酸化還元
電位、或いは各種イオン濃度を測定するものである。こ
の電気化学的水質測定器20の構造は、作用電極23に
関する構成を除いて従来と同様であり、対応する部分に
は同一符号を付して詳しい説明を省略する。尚、図1、
図4乃至図7中、比較電極21としては、銀/塩化銀電
極が通常使用される。また、基準溶液16は、KClの
安定な溶出のためにカルボキシメチルセルロースやヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース系増粘剤を添加
してもよい。また、液絡部22は、アルミナ系セラミッ
クなどの多孔質素材などから成り、作用電極23と液絡
部22との間に位置する液絡部保持部材24により保持
されている。この液絡部保持部材24はシリコンなどの
絶縁材料により形成されている。
【0030】作用電極23は、白金・金等の酸化還元電
位測定の不反応電極、又は高分子膜・ガラス膜等のイオ
ン選択膜、又はこれらの組み合わせから成る溶存成分検
出電極であり、本実施例では、酸化還元電位測定用の白
金電極を検水溶液室19内に設置してある。尚、白金線
を熱収縮性テフロンチューブなどにより絶縁被覆して絶
縁部25とした点は従来と同様である。
【0031】図1では、作用電極23の絶縁部25を伸
長、曲折させて、液絡部22に近接させた場合を示して
いる。これにより、作用電極23と液絡部22との間の
距離L2 を、作用電極23と液絡部22との間に位置す
る液絡部保持部材24から作用電極23の絶縁部25表
面を経て作用電極23に至るまでの沿面距離L1 よりも
短くすることができ、従って、絶縁体である液絡部保持
部材24や、作用電極23の絶縁部25に、電解水中に
含まれる不純物の付着や、イオン種のコロイド状付着が
起こっても、作用電極23と液絡部22とを近接させた
ことによって、沿面放電が発生し難くなり、作用電極2
3と比較電極21との間に発生する電位差のみを検出で
きるようになる。従って、作用電極23と比較電極21
とが共通の本体から成る複合電極タイプを用いて希薄溶
液を測定する場合、特に酸化還元電位を測定する場合で
も、不安定で、且つ再現性の少なかった測定値に不安定
さが見られなくなり、その結果、アルカリ性水及び酸性
水の水質を正確に測定できる電気化学的水質測定器が得
られるようになる。尚、液絡部22と作用電極23との
間の距離L2 は、2〜3mm以下が望ましく、場合によ
っては液絡部22と作用電極23を蒸着等により接触さ
せてもよい。
【0032】また、作用電極23と液絡部22との間の
距離L2 を、作用電極23と液絡部22との間に位置す
る液絡部保持部材24から作用電極23の絶縁部25表
面を経て作用電極23に至るまでの沿面距離L1 よりも
短くする手段として、図4に示すように、液絡部保持部
材24のうち、液絡部周囲部分24aを伸長させて、液
絡部22を作用電極23に近接させるようにしてもよ
い。また、図5に示すように、作用電極23と液絡部2
2との間に位置する液絡部保持部材24に凹部24cを
設けてもよく、また図6に示すように、作用電極23と
液絡部22との間に位置する液絡部保持部材24に凸部
24dを設けてもよい。いずれの場合も、凹部24c又
は凸部24dによって液絡部周囲部分24aから作用電
極坦持部分24b周囲までの面積を増加させることがで
きる構造となり、間接的に液絡部22を作用電極23に
近接させることができるものである。
【0033】さらに、図7では、液絡部保持部材24の
液絡部周囲部分24aを伸長させて液絡部周囲部分24
aから作用電極坦持部分24b周囲までの面積を増加さ
せると共に、液絡部保持部材24の測定器ハウジング5
0内部との接触部分が、通常の水路上よりも上部に配置
させてある。これにより、液絡部周囲部分24aと作用
電極坦持部分24bとの途中に空気溜り部51が形成さ
れ、液絡部保持部材24の一部と作用電極23の絶縁部
25の一部が検水溶液18に接触しない構造となり、作
用電極23と液絡部22との間に位置する液絡部保持部
材24から作用電極23の絶縁部25表面を経て作用電
極23に至るまでの絶縁部分に沿って沿面放電の発生を
抑えることができ、より正確な水質測定を行うことがで
きるという利点がある。
【0034】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る電気化学的
水質測定器は、作用電極と液絡部との間の距離を、液絡
部と作用電極との間に位置する液絡部保持部材から作用
電極の絶縁部表面を経て作用電極に至るまでの沿面距離
よりも短くしたことにより、絶縁部分に電解水中に含ま
れるイオン種、有機物などの溶存成分が付着しても、作
用電極と液絡部との間の距離が短くなっているので沿面
放電が発生し難くなり、作用電極と比較電極との間に発
生する電位差のみを検出できるようになる。従って、作
用電極と比較電極とが共通の本体から成る複合電極タイ
プを用いて希薄溶液を測定する場合、特に酸化還元電位
を測定する場合でも、不安定で、且つ再現性の少なかっ
た測定値に不安定さが見られず、アルカリ性水及び酸性
水の水質を正確に測定できる電気化学的水質測定器が得
られる。
【0035】また、作用電極と液絡部との間の距離を、
液絡部保持部材から作用電極の絶縁部表面を経て作用電
極に至るまでの沿面距離よりも短くする手段として、作
用電極を液絡部の近傍に配置したり、或いは液絡部及び
液絡部保持部材の液絡部周囲部分を作用電極の近傍に配
置したり、或いは作用電極と液絡部との間に位置する液
絡部保持部材に凹部又は凸部を設けたり、或いは作用電
極と液絡部との間に位置する液絡部保持部材から作用電
極の絶縁部表面を経て作用電極に至るまでの間に空気溜
り部を形成することにより、沿面放電の発生を簡単に防
止できるようになる。
【0036】また本発明に係る電解水生成装置として、
上記電気化学的水質測定器を、連続してアルカリ性水と
酸性水とを生成する電解槽の下流側に配置したから、浄
水及び生成された電解水の水質を前記電気化学的水質測
定器を用いて測定する電解水生成装置において、特に酸
化還元電位値の安定な測定ができるようになり、従っ
て、測定値を表示装置により表示した場合にも読取りに
適した安定した表示が行われる電解水生成装置が得られ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気化学的水質測定器の断
面図である。
【図2】同上の電気化学的水質測定器を備えた電解水生
成装置を示し、アルカリ性水を得る場合の配管図であ
る。
【図3】同上の電気化学的水質測定器を備えた電解水生
成装置を示し、酸性水を得る場合の配管図である。
【図4】同上の電気化学的水質測定器の他の実施例の断
面図である。
【図5】同上の電気化学的水質測定器の更に他の実施例
の断面図である。
【図6】同上の電気化学的水質測定器の更に他の実施例
の断面図である。
【図7】同上の電気化学的水質測定器の更に他の実施例
の断面図である。
【図8】従来の電解水生成装置の要部断面図である。
【図9】従来の電気化学的水質測定器の断面図である。
【符号の説明】
1 電解水生成装置 2 電解槽 16 基準溶液 17 基準溶液室 18 検水溶液 19 検水溶液室 20 電気化学的水質測定器 21 比較電極 22 液絡部 23 作用電極 24 液絡部保持部材 24a 液絡部周囲部分 24c 凹部 24d 凸部 25 絶縁部 51 空気溜り部 L1 絶縁部分の沿面距離 L2 作用電極と沿面距離との距離
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図9中に示す酸化還元電位センサは、基準
溶液室17に設置される比較電極21と、検水溶液室1
9に設置される作用電極23と、アルミナ系セラミック
などの多孔質素材などによる液絡部22と、液絡部22
を保持する液絡部保持部材24と、検知された電位差を
増幅する電位差増幅アンプ14とを備える。基準溶液1
6は、一定組成の基準溶液で、飽和もしくは3.3M
(mol/L)のKCl溶液が用いられる。尚、基準溶
液16には、KClの安定な溶出のためにカルボキシメ
チルセルロースやヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系増粘剤を添加することもある。また、比較電極
21として、銀/塩化銀電極が通常使用され、作用電極
23として、酸化還元電位測定用の白金電極が使用され
る。尚図中の15は内部補充液補充口、25は熱収縮性
テフロンチューブなどにより白金線を絶縁被覆した絶縁
部である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】即ち、完全な純水の導電率は、5.49×
10 -8 μS/cmでほぼ絶縁体であるため、通常、電気
化学的に電位差或いは電流変化を検出して水質を測定す
る場合、水に溶けて解離し、導電性を示す無関係な支持
電解質(Supporting Electrolyte)を純水に加える(一
般的にはKClなどを検水溶液中0.1M(mol/
L)程度になるように添加する)。しかしながら、電解
水などの場合、測定対象とする検水溶液については数1
0mg/L程度、多くとも数100mg/L程度しかイ
オン種は含まれていないため、検水溶液そのものの電気
抵抗が非常に高く、且つ添加できる支持電解質の絶対量
も制限される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、作用電極23と液絡部22との間の
距離L2 を、液絡部保持部材24から作用電極23の絶
縁部25表面を経て作用電極23に至るまでの沿面距離
1よりも短くする手段として、作用電極23を液絡部
22の近傍に配置したり、或いは液絡部22及び液絡部
保持部材24の液絡部周囲部分24aを作用電極23の
近傍に配置したり、或いは作用電極23と液絡部22と
の間に位置する液絡部保持部材24に凹部24c又は凸
部24dを設けたり、或いは作用電極23と液絡部22
との間に位置する液絡部保持部材24から作用電極23
の絶縁部25表面を経て作用電極23に至るまでの間に
空気溜り部51等の被検液との非接触部を形成するのが
好ましい。また、作用電極23としては、酸化還元電位
測定用の白金電極又は金電極等の不反応電極、又は高分
子膜、ガラス膜等のイオン選択電極、またはこれらの組
み合わせから成る溶存成分検出電極であることが好まし
い。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】作用電極23は、白金・金等の酸化還元電
位測定の不反応電極、又は高分子膜・ガラス膜等のイオ
ン選択電極、又はこれらの組み合わせから成る溶存成分
検出電極であり、本実施例では、酸化還元電位測定用の
白金電極を検水溶液室19内に設置してある。尚、白金
線を熱収縮性テフロンチューブなどにより絶縁被覆して
絶縁部25とした点は従来と同様である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】さらに、図7では、液絡部保持部材24の
液絡部周囲部分24aを伸長させて液絡部周囲部分24
aから作用電極坦持部分24b周囲までの面積を増加さ
せると共に、液絡部保持部材24の測定器ハウジング5
0内部との接触部分が、通常の水路上よりも上部に配置
させてある。これにより、液絡部周囲部分24aと作用
電極坦持部分24bとの途中に空気溜り部51が形成さ
れ、液絡部保持部材24の一部と作用電極23の絶縁部
25の一部が検水溶液18に接触しない構造、つまり被
検液との非接触構造となり、作用電極23と液絡部22
との間に位置する液絡部保持部材24から作用電極23
の絶縁部25表面を経て作用電極23に至るまでの絶縁
部分に沿って沿面放電の発生を抑えることができ、より
正確な水質測定を行うことができるという利点がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、作用電極と液絡部との間の距離を、
液絡部保持部材から作用電極の絶縁部表面を経て作用電
極に至るまでの沿面距離よりも短くする手段として、作
用電極を液絡部の近傍に配置したり、或いは液絡部及び
液絡部保持部材の液絡部周囲部分を作用電極の近傍に配
置したり、或いは作用電極と液絡部との間に位置する液
絡部保持部材に凹部又は凸部を設けたり、或いは作用電
極と液絡部との間に位置する液絡部保持部材から作用電
極の絶縁部表面を経て作用電極に至るまでの間に空気溜
り部等の被検液との非接触部を形成することにより、沿
面放電の発生を簡単に防止できるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才原 康弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象となる検水溶液中に設置される
    作用電極と、基準溶液中に設置される比較電極と、基準
    溶液と検水溶液との液絡部を保持する液絡部保持部材と
    を有し、作用電極の水質変化による電位差を検出して水
    質を電気化学的に測定する電気化学的水質測定器におい
    て、作用電極と液絡部との間の距離を、液絡部と作用電
    極との間に位置する液絡部保持部材から作用電極の絶縁
    部表面を経て作用電極に至るまでの沿面距離よりも短く
    したことを特徴とする電気化学的水質測定器。
  2. 【請求項2】 作用電極を液絡部の近傍に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の電気化学的水質測定器。
  3. 【請求項3】 液絡部及び液絡部保持部材の液絡部周囲
    部分を作用電極の近傍に配置したことを特徴とする請求
    項1記載の電気化学的水質測定器。
  4. 【請求項4】 作用電極と液絡部との間に位置する液絡
    部保持部材に凹部又は凸部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の電気化学的水質測定器。
  5. 【請求項5】 作用電極と液絡部との間に位置する液絡
    部保持部材から作用電極の絶縁部表面を経て作用電極に
    至るまでの間に空気溜り部を形成したことを特徴とする
    請求項1記載の電気化学的水質測定器。
  6. 【請求項6】 作用電極が、酸化還元電位測定用の白金
    電極又は金電極等の不反応電極、又は高分子膜、ガラス
    膜等のイオン選択膜、またはこれらの組み合わせから成
    る溶存成分検出電極であることを特徴とする請求項1記
    載の電気化学的水質測定器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の電気化学的水質測定器を、連続してアルカリ性水と酸
    性水とを生成する電解槽の下流側に配置したことを特徴
    とする電気化学的水質測定器を備えた電解水生成装置。
JP7100842A 1995-04-25 1995-04-25 電気化学的水質測定器及び該電気化学的水質測定器を備えた電解水生成装置 Withdrawn JPH08292172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063432A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Dkk Toa Corp 酸化還元電位測定用指示電極及び酸化還元電位測定用複合電極
US8968575B2 (en) 2007-08-15 2015-03-03 Evoqua Water Technologies Llc Method and system for treating ballast water

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8968575B2 (en) 2007-08-15 2015-03-03 Evoqua Water Technologies Llc Method and system for treating ballast water
JP2009063432A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Dkk Toa Corp 酸化還元電位測定用指示電極及び酸化還元電位測定用複合電極

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