JPH08292033A - 振動ジャイロ - Google Patents
振動ジャイロInfo
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- JPH08292033A JPH08292033A JP8004862A JP486296A JPH08292033A JP H08292033 A JPH08292033 A JP H08292033A JP 8004862 A JP8004862 A JP 8004862A JP 486296 A JP486296 A JP 486296A JP H08292033 A JPH08292033 A JP H08292033A
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Abstract
定できる振動ジャイロを提供する。 【解決手段】 振動ジャイロ1を構成する振動子6は、
厚み方向に分極された第一、第二のブロック2、3を、
スペーサ4、4を挟み込んで接合し、中空部5を設けて
なる。また、第一のブロック2には、一対の導体7、7
からなる対向電極8が形成される。そして、発振回路1
2からの駆動信号によって、第一、第二のブロック2、
3が屈曲振動する。さらに、第一、第二のブロック2、
3の長手方向に方向に平行な回転軸18を中心として振
動ジャイロ1が回転すると、コリオリが生じ、対向電極
8を構成する導体7、7から互いに異なる信号が出力さ
れる。この出力信号の差が差動増幅回路15から出力さ
れ、それをもとに回転角速度が検知される。
Description
することによって移動体の位置を検出し、適切な誘導を
行うナビゲーションシステム、または手ぶれ等の外的振
動による回転角速度を検知し、適切な制振を行う手ぶれ
防止装置等の除振システム等に応用できる振動ジャイロ
に関する。
11を用いて説明する。図10において61は振動ジャ
イロであり、振動子62を含む。振動子62は、エリン
バ等の恒弾性金属材料や、石英、ガラス、水晶、セラミ
ック等の、一般に機械的振動を生ずる材料を三角柱状に
成形してなり、三つの側面のそれぞれのほぼ中央に駆動
用および検出用の圧電素子63、64、ならびに帰還用
の圧電素子65を備える。また、圧電素子63、64に
駆動信号を印加する駆動手段として発振回路66が用い
られ、発振回路66の入力端は、圧電素子65に接続さ
れ、発振回路66の出力端は、抵抗67、67を介して
圧電素子63、64に接続される。さらに、圧電素子6
3、64に発生する信号を検出する検出手段として差動
増幅回路68が用いられ、差動増幅回路68の非反転入
力端(+)および反転入力端(−)が、圧電素子63、
64に接続される。また、差動増幅回路68の出力端と
反転入力端(−)との間には、負帰還抵抗としての抵抗
69が接続される。
2の圧電素子63、64に駆動信号が印加されると、振
動子62は圧電素子65の主面に直交する方向に屈曲振
動し、無回転時には、圧電素子63、64からは同様の
検出信号が得られる。一方、振動ジャイロ61が、振動
子62の中心軸70を中心として回転すると、コリオリ
力によって振動子62が、圧電素子63または64の主
面に直交する方向に屈曲振動し、圧電素子63、64か
ら回転角速度に応じた検出信号が得られる。このとき、
回転角速度に応じて、例えば、一方の圧電素子63から
の検出信号が大きくなり、他方の圧電素子64からの検
出信号が小さくなる。そして、差動増幅回路68から
は、圧電素子63、64間の出力信号の差が出力され、
それをもとに、回転角速度を検知することができる。
は、図11に示すように、支持ピン71、71を用い
て、振動子62を基板72上に支持固定し、ケース(図
示せず)に収納する。ここで、支持ピン71、71は、
振動阻害や振動吸収を回避するために、線材から構成さ
れ、振動子62のノード点付近に取り付けられる。
ロ61においては、駆動と検出を単一の振動子62が司
るため、振動子62を構成する材料としては、駆動力お
よび検出感度の双方において一定の特性を有するものを
選定する必要があり、振動子62に関して設計上の制約
があった。
動子62を支持固定する支持ピン71、71が線材から
なるため、例えば外部からの衝撃によって支持ピン7
1、71が変形し、正確な回転角速度を検知することが
できなくなる恐れがあった。
て設計の自由度に富み、しかも振動子を強固に支持固定
できる振動ジャイロを提供することを目的とする。
め、本発明においては、振動子と、該振動子に駆動信号
を印加する駆動手段と、前記振動子に発生する信号を検
出する検出手段とを備えてなる振動ジャイロにおいて、
前記振動子を、圧電体を厚み方向に分極してなる第一の
ブロックおよび該第一のブロックとは別体の第二のブロ
ックの間に、中空部を設けるようにスペーサを介在させ
て構成するとともに、前記第一のブロックに対向電極を
備えたことを特徴とする。
ては、前記第一のブロックに、互いに平行な凸部と凹部
とを交互に設けるとともに、前記対向電極を前記凸部の
上面に設けたことを特徴とする。
いては、前記振動子を構成する前記スペーサの無振動部
に支持部材を取り付けたことを特徴とする。
動子において駆動を司る第二のブロックと、検出を司る
第一のブロックとが、互いに別体であるため、第一、第
二のブロックを構成する材料をそれぞれ別個に選定する
ことができ、振動子に関して設計の自由度が増す。
ば、振動子を構成する第一のブロック上の複数の凸部の
上面にそれぞれ対向電極を設け、これらの対向電極に発
生する信号を合成して回転角速度を検出するように構成
することで、出力信号の振幅が大きくなり、感度が向上
する。
れば、振動子が屈曲振動する際、振動子の両側面におけ
るスペーサの厚み方向の中央の無振動部は振動しない。
したがって、振動子を支持固定するための支持部材は、
各スペーサの無振動部上に取り付ければよく、支持部材
を取り付ける部位が容易に決まる。
スペーサの幅方向全域に存在するので、各スペーサの無
振動部上の任意の位置に、複数の支持部材を取り付けた
り、支持部材として板材を用いたりすることができる。
これらのことから、支持部材に関して設計の自由度が増
すとともに、振動子を強固に支持固定することができ
る。
動ジャイロの構成を、図1乃至図5を用いて説明する。
図1において、1は振動ジャイロであり、振動子6を備
える。振動子6は、第一のブロック2、および第一のブ
ロック2とは別体の第二のブロック3を、互いの両端部
近傍において略立方体状のスペーサ4、4を介して接合
し、第一、第二のブロック2、3間に中空部5を形成し
てなる。
ック等からなる二つの圧電体26、26が接合され、棒
状をなして形成されるものであり、圧電体26、26
は、厚み方向に沿って、例えば矢印P、Pで示すように
同じ向きに分極される。また、第一のブロック2の図面
上の上面には、一対の導体7、7からなる対向電極8が
設けられ、下面には平面電極9が設けられる。一方、第
二のブロック3は、二つの圧電体27、27が接合さ
れ、棒状をなして形成されるものであり、圧電体27、
27は、厚み方向に沿って、例えば矢印P、Qで示すよ
うに互いに逆向きに分極される。なお、第二のブロック
3を構成する圧電体27、27の分極方向は、互いに逆
向きであれば、矢印P、Qと異なるものでもよい。ま
た、第二のブロック3の、図面上の上面および下面に
は、それぞれ全面に平面電極10、11が設けられる。
(導体7、7)に、駆動信号を印加する駆動手段とし
て、発振回路12が用いられ、発振回路12の一方の出
力端は、一部が抵抗13、13を介して対向電極8に接
続され、他部が第二のブロック3の平面電極10に接続
される。また、発振回路12の他方の出力端は、第二の
ブロック3の平面電極11に接続される。さらに、振動
子6の対向電極8(導体7、7)に発生する信号を検出
する手段として、差動増幅回路15が用いられ、差動増
幅回路15の非反転入力端(+)および反転入力端
(−)は、抵抗14、14を介して対向電極8に接続さ
れる。また、差動増幅回路15の出力端と反転入力端
(−)との間には、負帰還抵抗としての抵抗16が接続
される。
いて、発振回路12によって、平面電極10、11に正
弦波信号等の駆動信号が印加されると、印加される直流
電圧の極性が分極時の電圧の極性と同じ場合は、第二の
ブロック3において、分極の方向に沿って伸び歪みが発
生し、印加される直流電圧の極性が分極時の電圧の極性
と逆の場合は、第二のブロック3において、分極の方向
に沿って縮み歪みが発生する。こうして、第二のブロッ
ク3は、主面に直交する方向に沿って、すなわち、振動
子6の外側および内側に向かって屈曲振動する。ここ
で、例えば、第一、第二のブロック2、3が、それぞれ
底面が1mm四方、長さが10mmの正四角柱である場
合、各ブロック2、3の共振周波数は、ともに22kH
z程度となる。このように、第一、第二のブロック2、
3の共振周波数が比較的低い値である場合、第二のブロ
ック3の屈曲振動に連動して、第一のブロック2は、振
動子6の外側および内側に向かって、第二のブロック3
と同様に屈曲振動する。こうして、第一、第二のブロッ
ク2、3が屈曲振動することによって、振動子6全体と
しては、図2(a)(b)に示すように、膨らんだり凹
んだりする。ここで、第一、第二のブロック2、3間に
は中空部5が設けられているため、第一、第二のブロッ
ク2、3の屈曲振動、とくに内側への振動が妨げられる
ことはなく、大きな振幅が実現できる。
ブロック2、3の長手方向に平行な回転軸18(図1)
を中心に回転すると、回転角速度に応じたコリオリ力
が、第一、第二のブロック2、3の各電極が設けられた
側面に平行し、かつ回転軸18に直交する方向に働き、
対向電極8を構成する導体7、7から、回転角速度に応
じた信号が出力される。この場合、例えば、一方の導体
7からの出力信号が大きくなり、他方の導体7からの出
力信号が小さくなる。このような出力信号の差が、差動
増幅回路15から出力され、回転角速度が検知される。
子6の側面6a、6aにおけるスペーサ4、4の厚み方
向の中央の無振動部17、17は振動しない。そして、
無振動部17、17は、図1に鎖線Aで示すように、振
動子6の側面6a、6aの幅方向における全域にわたっ
て延びていることから、振動子6においては、スペーサ
4、4に、それぞれ複数のノード点が連続して存在する
といえる。
には、振動子6を支持固定する支持部材を、無振動部1
7、17に取り付ければ、振動阻害や振動吸収の恐れは
ない。しかも、支持部材は、無振動部17、17上の任
意の位置に取り付けることができる。例えば、図3に示
すように、金属等からなり、直角状に屈曲した板材1
9、19を支持部材として振動子6に取り付けること
で、振動子6をプリント配線基板20上に支持固定する
ことができる。板材19、19は、幅寸法が振動子6の
側面6a、6aの幅寸法と等しく、スペーサ4、4の無
振動部17、17の全域を覆うものである。また、図4
に示すように、金属等からなり、幅寸法が振動子6の側
面6a、6aの幅寸法より小さい板材21を、側面6
a、6aに複数個ずつ取り付けても、振動子6をプリン
ト配線基板20上に支持固定することができる。さらに
また、とくに図示しないが、振動子6の側面6a、6a
に、線材からなる支持部材を複数本ずつ取り付けてもよ
い。
に、振動子6の各電極とプリント配線基板上の配線と
が、ワイヤボンディング等によって接続される。この
際、とくに図示しないが、引出し線の一部を支持部材上
に形成することが可能である。
に示すマザー基板25が用いられる。マザー基板25
は、ともに圧電体からなり、平面電極(図示せず)が設
けられ、分極処理された圧電シート22、23が、断面
矩形の棒状のスペーサ24を複数本挟んで積層され、例
えばエポキシ樹脂で接着されてなる。そして、マザー基
板25が、切断線B、Cに沿って切断、分割されること
により、複数の振動子6が得られ、こうして得られた各
振動子6に、図1に示す発振回路12、抵抗13、1
4、16および差動増幅回路15が接続され、振動ジャ
イロ1が量産される。
ジャイロによれば、振動子において駆動を司る第二のブ
ロックと、検出を司る第一のブロックとが、互いに別体
であるため、第一、第二のブロックを構成する材料をそ
れぞれ別個に選定することができ、振動子に関して設計
の自由度が増す。
によれば、実装の際、振動子を支持固定するための支持
部材は、スペーサの無振動部に取り付ければよく、支持
部材を取り付ける部位が容易に決まる。
位置に取り付けることができ、しかも線材に限らず、板
材からなる支持部材を用いてもよく、各スペーサにそれ
ぞれ複数の支持部材を取り付けることができる。これら
のことから、支持部材に関して設計の自由度が増すとと
もに、振動子を強固に支持固定することができる。
によれば、振動子とプリント配線基板とを接続する引出
し線の一部を、振動子の支持部材上に形成することがで
きるため、ワイヤボンディング等の配線作業が容易とな
る。
ロによれば、マザー基板を切断、分割することにより、
複数個の振動子が容易に得られ、効率よく量産が行え
る。
図10を用いて説明する。図6において、31は振動ジ
ャイロであり、振動子32を含む。振動子32は、第一
のブロック33、および第一のブロック33とは別体の
第二のブロック34を、棒状のスペーサ35、35を挟
み込んで接合し、第一、第二のブロック33、34間に
中空部36を形成してなる。
ミック等を成形してなる二つの圧電体37、38からな
る。圧電体37は略ブロック状をなし、一方の主面に、
凸部39と凹部40とが交互に設けられる。凸部39お
よび凹部40は、ともに第一のブロック33の一辺に対
して平行に設けられ、各凸部39の上面には、互いに対
向する一対の導体41、41からなる対向電極42が設
けられる。このように構成される圧電体37の一方の主
面が、振動子32の一方の主面となる。また、圧電体3
8は平板状をなす。そして、圧電体37、38は、例え
ば矢印P、Pで示すように、ともに厚み方向における同
じ向きに分極される。
ック等を平板状に成形してなる二つの圧電体43、43
からなる。また、圧電体43、43は、例えば矢印P、
Qで示すように、厚み方向において、互いに逆向きに分
極される。なお、圧電体43、43の分極方向は、互い
に逆向きであれば、それぞれ矢印P、Qと逆の向きでも
よい。
よびスペーサ35、35の、それぞれの接合面、ならび
に振動子32の他方の主面には、全面に平面電極44が
設けられ、振動子32が形成される。
印加する駆動手段として、発振回路45が用いられ、発
振回路45の出力端は、一部が、抵抗46、46を介し
て各対向電極42(導体41、41)に接続され、他部
が、スペーサ35、35と第二のブロック34との間に
配置される平面電極44に接続される。また、発振回路
45の他方の出力端は、振動子32の他方の主面上の平
面電極44に接続される。さらにまた、振動子32の各
対向電極42(導体41、41)に発生する信号を検出
する検出手段として、差動増幅回路48が用いられ、差
動増幅回路48の非反転入力端(+)および反転入力端
(−)は、抵抗47、47を介して各対向電極42に接
続される。そして、各差動増幅回路48の出力端と反転
入力端(−)との間には、負帰還抵抗としての抵抗49
が接続される。
おいては、発振回路45によって、スペーサ35、35
と第二のブロック34との間に配置される平面電極4
4、および振動子32の他方の主面上の平面電極44
に、正弦波信号等の駆動信号が印加されると、圧電体4
3、43において、印加される直流電圧の極性に応じ
て、分極の方向に沿って伸び歪み、および縮み歪みが発
生する。これにより、第二のブロック34が、振動子3
2の外側および内側に向かって屈曲振動する。そして、
第一、第二のブロック33、34の共振周波数が、とも
に比較的低い場合、第二のブロック34に連動して第一
のブロック33が、振動子32の外側および内側に向か
って、第二のブロック34と同様に屈曲振動し、振動子
32全体としては、図7(a)(b)に示すように、膨
らんだり凹んだりする。また、中空部36が設けられて
いるため、第一、第二のブロック33、34の屈曲振
動、とくに内側への振動が妨げられることはなく、大き
な振幅が望める。
ック33の凸部39の長手方向に平行な回転軸46を中
心に回転すると、振動子32の主面に平行し、かつ回転
軸46に直交する方向にコリオリ力が働く。このコリオ
リ力に応じて、各対向電極42を構成する導体41間で
異なる信号が出力され、これら出力信号の差が、各差動
増幅回路48から出力され、さらに、直列に合成されて
回転角速度が検知される。
際、振動子32の側面32a、32aにおけるスペーサ
35、35の厚み方向の中央の無振動部50、50は振
動しない。そして、無振動部50、50は、図6に鎖線
Dで示すように、振動子32の側面32a、32aの幅
方向における全域にわたって延びていることから、振動
子32においては、側面32aに、複数のノード点が連
続して存在するといえる。
際には、振動子32を支持固定する支持部材を、無振動
部50、50に取り付ければ、振動阻害や振動吸収の恐
れがない。しかも、支持部材は、無振動部50上の任意
の位置に取り付けることができる。例えば、図8に示す
ように、金属等からなり、直角状に屈曲した板材51、
51を、支持部材として振動子32に取り付けること
で、振動子32をプリント配線基板52上に支持固定す
ることができる。板材51、51は、幅寸法が振動子3
2の側面32a、32aの幅寸法と等しく、無振動部5
0、50の全域を覆うものである。また、図9に示すよ
うに、金属等からなり、幅寸法が振動子32の側面32
a、32aの幅寸法より小さい板材53、53を、側面
32a、32aに複数個ずつ取り付けることで、振動子
32をプリント配線基板52上に支持固定することがで
きる。さらにまた、とくに図示しないが、振動子32の
側面32a、32aに、線材からなる支持部材を複数本
ずつ取り付けてもよい。
に、振動子32の各電極とプリント配線基板上の配線と
が、ワイヤボンディング等によって接続される。この
際、とくに図示しないが、引出し線の一部を支持部材上
に形成することが可能である。また、振動子32を製造
するためには、とくに図示しないが、凸部および凹部が
設けられ、分極処理された圧電シートと、平板状をな
し、分極処理された圧電シートとが、平面電極およびス
ペーサを挟み込んで積層されてなるマザー基板が用いら
れる。そして、マザー基板が切断、分割されることによ
り、複数の振動子が得られ、こうして得られた各振動子
に、発振回路、抵抗および差動増幅回路が接続され、振
動ジャイロが量産される。
ジャイロによれば、複数の対向電極の出力を合成して回
転角速度を検出するので、出力信号の振幅が大きくな
り、感度が向上する。
によれば、振動子において駆動を司る第二のブロック
と、検出を司る第一のブロックとが、互いに別体である
ため、第一、第二のブロックを構成する材料をそれぞれ
別個に選定することができ、振動子に関して設計の自由
度が増す。
ロによれば、実装の際、振動子を支持固定するための支
持部材は、スペーサの無振動部に取り付ければよく、支
持部材を取り付ける部位が容易に決まる。
置に取り付けることができ、しかも線材に限らず、板材
からなる支持部材を用いてもよく、各スペーサにそれぞ
れ複数の支持部材を取り付けることができる。これらの
ことから、支持部材に関して設計の自由度が増すととも
に、振動子を強固に支持固定することができる。
ロによれば、振動子とプリント配線基板とを接続する引
出し線の一部を、支持部材上に形成することができ、ワ
イヤボンディング等の配線作業が容易となる。
によれば、マザー基板を切断、分割することにより、複
数個の振動子が容易に得られ、効率よく量産が行える。
ては、振動子を構成する第一のブロックが二つの圧電体
からなる場合について説明したが、第一のブロックを構
成する圧電体の数は二つに限定されるものではなく、単
一または三以上の数でもよい。
二のブロックが二つの圧電体からなる場合について説明
したが、第二のブロックを構成する圧電体の数は二つに
限定されるものではなく、三以上の数でもよい。
れぞれ立方体状または棒状のスペーサを用いる場合につ
いて説明したが、第一、第二のブロックの屈曲振動を妨
げるものでなければ、他の形状のスペーサを用いてもよ
い。
は、第一、第二の実施例において例示したものに限定さ
れるものではない。
振動子において駆動を司る第二のブロックと、検出を司
る第一のブロックとが、互いに別体であるため、第一、
第二のブロックを構成する材料をそれぞれ別個に選定す
ることができ、振動子に関して設計の自由度が増す。
ば、振動子を構成する第一のブロック上の複数の凸部に
それぞれ対向電極を設け、これらの対向電極に発生する
信号を合成して回転角速度を検出するように構成すれ
ば、出力信号の振幅が大きくなり、感度が向上する。
れば、振動子が屈曲振動する際、振動子の両側面におけ
るスペーサの厚み方向の中央の無振動部は振動しない。
したがって、振動子を支持固定するための支持部材は、
各スペーサの無振動部上に取り付ければよく、支持部材
を取り付ける部位が容易に決まる。
置に取り付けることができ、しかも線材に限らず、板材
からなる支持部材を用いてもよく、各スペーサにそれぞ
れ複数の支持部材を取り付けることができる。これらの
ことから、支持部材に関して設計の自由度が増すととも
に、振動子を強固に支持固定することができる。
示す図解図である。
する振動子の屈曲振動を示す図解図である。
示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
斜視図である。
示す図解図である。
する振動子の屈曲振動を示す図解図である。
示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
持部材で支持固定した状態を示す斜視図である。
段) 15、48 差動増幅回路(検出
手段) 26、27、37、38、43 圧電体 39 凸部 40 凹部
Claims (3)
- 【請求項1】 振動子と、該振動子に駆動信号を印加す
る駆動手段と、前記振動子に発生する信号を検出する検
出手段とを備えてなる振動ジャイロにおいて、 前記振動子を、圧電体を厚み方向に分極してなる第一の
ブロックおよび該第一のブロックとは別体の第二のブロ
ックの間に、中空部を設けるようにスペーサを介在させ
て構成するとともに、 前記第一のブロックに対向電極を備えたことを特徴とす
る振動ジャイロ。 - 【請求項2】 前記第一のブロックに、互いに平行な凸
部と凹部とを交互に設けるとともに、前記対向電極を前
記凸部の上面に設けたことを特徴とする請求項1に記載
の振動ジャイロ。 - 【請求項3】 前記振動子を構成する前記スペーサの無
振動部に支持部材を取り付けたことを特徴とする請求項
1または2に記載の振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00486296A JP3473241B2 (ja) | 1995-02-22 | 1996-01-16 | 振動ジャイロおよび振動ジャイロの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3401095 | 1995-02-22 | ||
JP7-34010 | 1995-02-22 | ||
JP00486296A JP3473241B2 (ja) | 1995-02-22 | 1996-01-16 | 振動ジャイロおよび振動ジャイロの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292033A true JPH08292033A (ja) | 1996-11-05 |
JP3473241B2 JP3473241B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=26338716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00486296A Expired - Lifetime JP3473241B2 (ja) | 1995-02-22 | 1996-01-16 | 振動ジャイロおよび振動ジャイロの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473241B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1416249A1 (en) * | 2002-10-28 | 2004-05-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vibrating gyroscope and angular velocity sensor |
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1996
- 1996-01-16 JP JP00486296A patent/JP3473241B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP1416249A1 (en) * | 2002-10-28 | 2004-05-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Vibrating gyroscope and angular velocity sensor |
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CN1308658C (zh) * | 2002-10-28 | 2007-04-04 | 株式会社村田制作所 | 振动陀螺仪和角速度传感器 |
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