JPH0829138B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH0829138B2
JPH0829138B2 JP61283263A JP28326386A JPH0829138B2 JP H0829138 B2 JPH0829138 B2 JP H0829138B2 JP 61283263 A JP61283263 A JP 61283263A JP 28326386 A JP28326386 A JP 28326386A JP H0829138 B2 JPH0829138 B2 JP H0829138B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は生体外に照明手段を設け生体内に挿入した撮
像手段で観察できるようにした内視鏡装置に関する。
[従来の技術] 近年、細長の挿入部を挿入することによって、切開を
必要とすることなく体腔内を観察したり、処置具にて治
療処理することの出来る内視鏡が広く用いられる様にな
った。
従来の装置では光源装置には紫外光から遠赤外光まで
の波長の光を放射する光源と、その放射された光の内、
内視光領域の波長の光のみを透過するフィルタ手段がよ
く用いられる。このフィルタ手段により、可視光のみが
透過され、この透過光は集光レンズ等によって内視鏡又
はファイバスコープのライトガイドの入射端面に照射さ
れる。このフィルタ手段は、主に赤外光(その波長が約
700〜800nm以上)を吸収又は反射するように構成されて
いる。つまり紫外光(その波長が約400nm以下)はその
ままフィルタ手段を透過する。しかし上記ライトガイド
は、例えば多成分ガラスファイバ等で構成されており、
紫外光が入射したとしても、殆んどファイバ内部で減衰
してしまうため、上記構成のものでは、内視鏡先端より
観察用として出射される光は、おおよそ400〜800nmの波
長範囲の光、すなわち可視光の領域の光となる。
このように従来の装置では可視光領域の光を生体の内
部(例えば胃壁、腸壁など)の組織に照射し、その照射
部分からの被写体(生体内の組織)からの反射光を、内
視鏡本体内に組み込んだ撮像手段(例えば、イメージガ
イド又は固体撮像素子等)を用いて内視鏡像として観察
又は表示し、診断を行えるようにしている。
上記従来の装置では、生体内を照射するための光を出
射する光源装置に装着でき、出射された光を生体内にお
ける観察を望む部位にまで伝送する光伝送手段と、内視
鏡像を得るための撮像手段とが一体に組み込まれた内視
鏡本体とが一体的に設けてあり、通常使用される機能で
ある生体内の観察を行うことができるものである。
この装置によると、撮像手段により得られた内視鏡像
は、写真あるいはVTR等により記録され、術者等によっ
て色、形、大きさ等で診断がなされる。ここで得られる
内視鏡像は、可視光領域の光の反射により得られた情報
であることは明らかである。
又、特開昭61−107482号公報では、生体に光を照射
し、被写体より反射した光を可視光の内視鏡像として観
察するだけでなく、生体固有の光の反射、吸収率等の違
いを利用したものであり、生体の反射光の分光分布(波
長のスペクトル分布)のレベルを観察し、正常な生体の
組織と異常な組織とを判別し診断を行うものが開示され
ている。
又、特開昭58−78635号公報では内視鏡本体としては
先端近くの湾曲部を手動又は電動により、湾曲させる機
構が設けてあり、希望とする観察部位を容易に観察でき
ることはよく知られている。
ところで、従来の内視鏡装置は例えば第9図に示す構
造である。
人体の体内の生体組織1を観察するために必要な照射
光は光源装置2によって内視鏡(スコープ)3に供給さ
れる。光源装置2は光源(ランプ)4を点灯させるため
の点灯装置5と可視光の波長の光のみを透過させるフィ
ルタ手段6と、このフィルタ手段6を透過して内視鏡3
のライトガイド7に光を集光させる集光レンズ8とから
構成されている。内視鏡3は、光源装置2より供給され
た光を体内の生体組織1に照射するための光伝達手段で
あるライドガイド7と、体内の生体組織1にて反射した
光を像としてとらえる撮像手段であるイメージガイド9
より構成されている。次に動作を説明する。光源(ラン
プ)4によって出射された光は、およそ、紫外領域の波
長から近赤外領域の波長である約200nm〜2000nmまでの
範囲の光を出射している。この生体組織1の観察では可
視光領域の波長の光を必要とし、約700〜800nm以上の波
長の光はフィルタ手段6によって、吸収または反射され
るため内視鏡3にはほとんど供給されない。また約400n
m以下の波長の紫外光の大部分はフィルタ手段6を透過
するものの、内視鏡3のライトガイド7の内部でほとん
ど減衰してしまう。これは、例えば多成分ガラスファイ
バ等を用いたライトガイド7の場合に言えることであ
る。よって、フィルタ手段6を透過した光は集光レンズ
8によって集光され、ライトガイド7を経由して内視鏡
3先端より出射され、生体組織1を照射する。生体組織
1に反射した光は内視鏡3の撮像手段であるイメージガ
イド9に像として入射される。イメージガイド9によっ
て伝達された像は、内視鏡3の接眼部によって術者等に
より目視11され、観察及び診断が行なわれる。
上記従来例はイメージガイド9を用いた光学式の撮像
方式のものであるが、第10図に示す従来例は電子式の撮
像方式のものである。
生体組織1を照明するまでのメカニズムは第9図の場
合と同様である。生体組織1にて反射した光は、像とし
て撮像手段である固定撮像素子12によって電気信号とし
て取り込まれる。固体撮像素子12は電気的に映像信号処
理回路13に接続されており、固体撮像素子12によって電
気信号に変換された信号は、ここで処理され、画像を表
示するモニタ14へ伝達される。このような構成により生
体組織1の像は画像としてモニタ14上に表示され、術者
等により観察及び診断が行なわれる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来例では生体内の組織表面に向けて光を照射
し、その表面で反射された光を受光して撮像するもので
あり、組織表面下(表面内部又は表面内の深部)の情報
が得られないという欠点があった。
本発明は上述した点にかんがみてなされもので、表面
より内側の深部組織に対する観察像を得ることのできる
内視鏡装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本発明による内視鏡装置は、体外に置かれ体表面に向
けて照射される赤外光を含む照明手段と、少なくとも赤
外域に感度を撮像手段が設けられ体内に挿入可能な挿入
部を有する内視鏡と、前記挿入部の移動や湾曲によって
変位する前記撮像手段の変位量及び変位方向を検知する
変位検知手段と、この変位検知手段の検知結果に基づい
て前記照明手段を移動させる移動手段とを具備したこと
を特徴とし、体内組織表面での反射光による画像情報で
は得られない体内組織深部に対する画像情報を得られる
ようにしている。更に、挿入部の移動や湾曲によって変
位する前記撮像手段の変位量及び変位方向を検知し、こ
の検知結果に基づいて前記照明手段を移動させることが
できるので、内視鏡の挿入部の移動や湾曲により撮像手
段が移動しても、撮像手段に対向する部位の赤外透過照
明のもとでの観察像が得られる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の第1実施例の内視鏡装置を示す。
第1実施例の内視鏡装置21は、体内22に挿入し易いよ
うに細長にした挿入部23を設けた内視鏡(スコープ)24
と、この内視鏡24に照明光を供給する光源装置25と、こ
の光源装置25から供給される照明光を体外26から体内22
に向けて照明光を照射する体外照射部27と、内視鏡24で
撮像した信号で観察部位28の像を表示する表示モニタ29
とからなる。
上記内視鏡24は、挿入部23内に照明光を伝送するライ
トガイド31が挿通され、このライトガイド31は挿入部23
の手元側に形成した操作部32において外部に延設したユ
ニバーサルコード33内を挿通される。しかして途中から
ライトガイド31が挿通されたライトガイドケーブル34と
固体撮像素子(SIDとも記す。)35の光電変換信号を伝
送する信号ケーブル36とに分岐される。このライトガイ
ドケーブル34の端部には、(ライトガイド)コネクタ37
が取付けてあり、このコネクタ37を光源装置25の第1光
出射部38に装着することによって、このコネクタ37の端
面には可視光の領域の波長の光が照射される。この照射
された可視光は、ライトガイドケーブル34内等のライト
ガイド31で伝送され、挿入部23の先端面に臨む出射端面
から端面前方に照射され、前方を照明できるようにして
ある。
一方、体外26に設けた体外照射部27は、赤外光伝送ラ
イトガイド39と、このライトガイド39の射出側端部を移
動自在とする光照射部移動機構40とからなり、このライ
トガイド39の入射側端部は光源装置25の第2光出射部41
に装着できるようにしてある。しかして、この入射側端
面には赤外光が照射され、この照射された赤外光は、赤
外光伝送ライトガイド39を経て照射部移動機構40に取付
けた出射側端面から体内22に向け、伝送した赤外光を照
射できるようにしてある。尚、この照射部移動機構40
は、生体組織42の外表面に沿って設けたガイドレール4
3,43によって外表面に沿うように移動できる。
上記第1光出射部38及び第2光出射部41を設けた光源
装置25は次のような構造になっている。光源ランプ44よ
り出射された光は、反射鏡45で反射されてほぼ平行光束
にされ、この光束と板面が45゜なす赤外光反射フィルタ
46に入射される。この赤外光反射フィルタ46で赤外光領
域の光を選択的に反射し、残りの特に可視光を多く含む
光を透過させて、コンデンサレンズ47によって集光して
第1光出射部38に装着されたライトガイドコネコクタ37
の端面に照射する。つまり、この第1光出射部38から内
視鏡24側のライトガイド31に主に可視光を照射供給す
る。
一方、上記赤外光反射フィルタ46で反射された赤外光
の波長領域の光はさらに赤外光反射フィルタ48で反射さ
れた後コンデンサレンズ49によって、第2光出射部41に
装着された赤外光伝送ライトガイド39の入射端面に照射
する。尚、上記光源ランプ44は点灯装置50によって、点
灯あるいは消灯を制御できる。
上記ライトガイド31の内視鏡側の出射端面又はライト
ガイド39の出射端面より出射された光によって、照射さ
れた観察部位28は、挿入部先端部にライトガイド31の出
射端と隣接して配設された対物レンズ51によってCCD等
の固体撮像素子35の撮像面に光学像が結ばれる。
この固体撮像素子35の光電変換出力は信号線52を介し
て映像信号処理回路53に入力され、この処理回路53によ
って、例えばNTSC方式の映像信号にされ表示モニタ29で
表示できるようにしてある。
上記内視鏡24の手元側の操作部32には、内視鏡挿入部
23の先端部近傍を湾曲させるためのアングル機構54が形
成してあり、一方、挿入部23の先端部側にはアングル機
構54によって湾曲移動された場合における移動量検知部
55が設けてあり、この移動量検知部55の検知信号は信号
線56を介して演算回路57に入力される。
ところで上記アングル機構54の操作ノブ(図示略)が
操作されて、挿入部先端側が湾曲移動されると、この湾
曲移動量は、圧電素子等用いて形成した移動量検知部55
によって、移動量に応じた電気信号が発生し、この信号
は信号線56を介して演算回路57に入力され、演算処理さ
れて移動量が求められる。この移動量に対応する信号は
移動信号伝達部58を介して照射部移動機構40に駆動信号
が供給され、この駆動信号によって、照射部移動機構40
がガイドレール43に沿って移動し、挿入部先端面と対向
する位置まで、つまり観察方向(撮像方向)と照明方向
とがほぼ一直線となるように移動される。例えば、第1
図において、挿入部先端部が符号bで示す位置にあり、
照射部移動機構40も符号b′で示す位置にある場合アン
グル機構54によって、挿入部先端部が符号aで示す位置
まで移動されると、移動検知部55の信号に基づき、体外
側の照射部移動機構40は自動的に符号a′で示す対向す
る位置まで移動するようにしてある。尚、圧電素子によ
る移動量検知は、例えばアングル機構54による挿入部先
端側の屈曲角に応じた力を圧電素子に印加することによ
って、屈曲角に比例した信号電圧を発生させることがで
きる。この屈曲角(回転角)に、回転中心位置から先端
部までの長さを乗じると内視鏡24の先端部の移動量が求
まる。又、この回転角に、回転中心位置から照射部移動
機構40までの距離を乗じると、この移動機構40側が移動
されるべき移動量となる。
尚、光源装置25にはランプ44による可視光が第1光出
射部38に照射されるのを停止するための遮光板59等によ
る可視光カット手段が設けてあり、矢印A方向に移動す
ると第1光出射部38に装着されるライトガイド31の入射
端面に供給される照明光を遮光できる。
この遮光板59で体内22側の照明を停止することによっ
て、体外26から体内22に向けて赤外光による照明のもと
での透過光による赤外観察像を得ることができる。
このように構成された第1実施例の動作を以下に説明
する。
光源装置25の点灯装置50によって光源ランプ44が点灯
される。光源ランプ44によって出射された光は紫外光か
ら赤外光までを含んだ光であり、この光は赤外光反射フ
ィルタ46によって可視光はコンデンサレンズ47を通り集
光されて第1光出斜部38へ供給される。赤外光反射フィ
ルタ46によって反射した赤外光はさらに赤外光反射フィ
ルタ48で反射され、その後コンデンサレンズ49によって
第2光出射部41へ供給される。内視鏡24の挿入部23を体
内へ挿入する場合は、遮光板59はオフしており、可視光
はライトガイド31を経由して、内視鏡24先端より出斜さ
れる。従って、挿入時は、可視光により体内の観察が可
能で、体内の観察部位28近くまで何ら問題なく挿入でき
る。それまでの体内22の像は固体撮像素子35と映像信号
処理回路53により、モニタ29に表示される。内視鏡24の
撮像手段が、体内の観察部位28を観察するのに適当な位
置に挿入されると、移動量検知部55、演算回路57、移動
信号伝達部58、照射部移動機構40が順次移動する。この
時点で体外26より赤外光により透過照明する段階にな
る。まず、遮光板59をオンすると、第1光出射部38から
の可視光の供給は遮断され、第2光出射部41からの赤外
光のみが対外26より観察部位28を透過照明する(第1図
のbで示す位置とする)。すると、赤外光は生体組織4
2、観察部位28を透過し、固体撮像素子35へ入射する。
例えばこの場合観察部位28において、血液中のヘモグロ
ビンにより赤外光が吸収されると、像としては、血液の
量及び有無の差異によって得られた新しい従来にない画
像を得ることができる。この像は固体撮像素子35と映像
信号処理回路53を通り、モニタ29によって表示され、観
察診断を行なうことができる。この場合、固体撮像素子
35は赤外光に対して充分な感度をもっていることが要求
される。
次に、アングル機構54によって、挿入部23の先端側
を、例えば符号aで示す位置まで移動すると、この移動
量は移動量検知部55によって検出され、その検知信号は
演算回路57に入力され、演算処理され、さらに移動信号
伝達部58を介して駆動信号が出力される。この駆動信号
によって、照射部移動機構40はガイドレール43上を移動
し、符号a′で示す位置、つまり内視鏡24側の挿入部先
端面が位置する符号aで示す位置に対向し、この固体撮
像素子35による観察方向に一致した位置a′まで移動さ
れる。
従って、術者は単に内視鏡24のアングル機構54側を操
作するのみで、内視鏡24の挿入部先端面に対向する部位
の赤外透過照明のもとでの観察像を得ることができる。
尚、上記第1実施例では、アングル機構54によって紙
面内での移動が示してあるが、紙面内での方向に限ら
ず、X軸、Y軸、Z軸等任意の方向への移動の制御を行
うことができる。
第2図は本発明の第2実施例の内視鏡装置61を示す。
この実施例では移動量検知手段のセンサとして固体撮
像素子35を用いたものである。
即ち、第2図に示すように体外26のライトガイド39の
出射端面より照射された赤外照明のもとで、固体撮像素
子35で撮像した信号は映像信号処理回路53に入力され、
この回路53内の信号処理回路62により輝度信号Sが分離
される。この輝度信号Sは比較器等で形成した演算回路
57′に入力され、予め適正な位置に赤外照射部がある場
合の基準地レベルVrが印加される他方の入力側と比較さ
れる。この演算回路57′の出力は、移動信号伝達部58を
介して照射部移動機構40に“H"レベル又は“L"レベルの
信号を供給し、ブリッジ回路64の負荷端子に接続された
直流モータ65を正転又は逆転させる。
上記演算回路57′の出力はインバータ66,67をそれぞ
れ経てトランジスタTR1,TR2のベースに印加されると共
に、それぞれトランジスタTR3,TR4のベースに印加され
る。又、PNP型トランジスタTR1はそのエミッタが電源端
Vcに接続され、そのコレクタがNPN型トランジスタTR2の
コレクタに接続され、このトランジスタTR2のエミッタ
は接地されている。また、NPN型トランジスタTR4のコレ
クタは電源端Vcに接続され、このトランジスタTR4のエ
ミッタはPNP型トランジスタTR3のエミッタに接続され、
このトランジスタTR3のコレクタは接地されている。
尚、トランジスタTR1,のコレクタとトランジスタTR4の
エミッタとの間にはモータ65が接続されている。
上記演算回路57′の出力が“H"の場合には、トランジ
スタTR1,TR3がオンし、残りのトランジスタTR2,TR4はオ
フになり、モータ65には矢印Aの向きの電流が流れる。
一方、演算回路57′の出力が“L"の場合には、トランジ
スタTR1,TR3はオフ、トランジスタTR2,TR4はオンし、矢
印Bの向きの電流が流れる。このようにして固体撮像素
子35の出力に基づき、モータ65の回転の方向を制御し
て、照射部移動機構40側を、固体撮像素子35に対向する
位置に設定できるようにしてある。
尚、第3図に示すように固体撮像素子35の素子配列に
おける例えば紙面垂直方向に関して中央で、紙面内を通
るラインlの素子に対し、最大輝度のレベルの素子の位
置を求め、その最大レベルが中央の素子の位置するよう
にモータを駆動しても良い。例えば、第3図の状態では
最も上部側の素子(符号35aで示す)の出力レベルが最
大となるため(必ずしも最も上部のものでなくても良
い)、中央の素子35bの出力レベルより上部側の出力レ
ベルが大きいという演算出力に基づき、モータ65を回転
させて照射部移動機構40を矢印Bで示すように下側に移
動させる。しかして、この移動によって最大出力レベル
が中央に達した場合に移動を停止させる。この中央に達
した場合の検出は基準レベルと比較しても良いが、例え
ば上下方向の配列ラインlの素子の出力を順次比較して
最大レベルがどの素子の位置にあるかを検出して中央の
素子となる場合に移動を停止するようにしても良い。
第4図及び第5図は本発明の第3実施例に係る内視鏡
を示す。
この実施例では内視鏡24のアングル機構54に、回転位
置検出部71を設け、アングル用レバー72の回転角度に応
じた信号を演算回路57、移動信号伝達部58、照射部移動
機構40に伝達し、内視鏡24の湾曲角度に対応した信号に
よって、照射部移動機構40を移動して、内視鏡24の観察
方向と赤外線による透過照明の方向との中心とを一致さ
せるものである。
上記回転位置検出部71は、アングル用レバー72に取付
けた例えばポテンショメータVR1で形成され、このポテ
ンショメータVR1の両端は第6図に示すようにそれぞれ
正の電源端V及び負の電源端−Vに接続されている。従
って、アングル用レバー72が回転されると、このポテン
ショメータVR1の可変端子の出力電位が変化し、この出
力は反転アンプV1の反転入力端に印加される。この反転
アンプV1の反転入力端と出力端とは帰還抵抗R1が介装し
てある。この反転アンプV1の出力は抵抗R2を介して次段
の反転アンプV2の反転入力端に印加される。この反転ア
ンプV2の出力は抵抗R3を介してドライブ回路を形成する
トランジスタTR5,TR6のベースに印加される。これらト
ランジスタTR5,TR6の各コレクタは正の電源端V及び負
の電源端−Vに接続され、これらトランジスタTR5,TR6
の各エミッタは共通化されてモータ65の一端に接続され
ている。このモータ65の他端は接地されている。又、上
記反転アンプV2の反転入力端は抵抗R4を介してトランジ
スタTR5のエミッタに接続されている。又、この反転ア
ンプV2の非反転入力端は抵抗R5を介して第2のポテンシ
ョメータVR2の可変出力端に接続されている。このポテ
ンショメータVR2の両端は正及び負の電源端V,−Vに接
続されている。尚、モータ65の回転軸にはポテンショメ
ータVR2の抵抗変化軸が接続してあり、モータ65の回転
量は、このポテンショメータVR2により検出され、反転
アンプV2に帰還される。この実施例によれば、アングル
用レバー72が回転すると、ポテンショメータVR1の抵抗
変化軸も回転し、可変端の出力電圧がこの回転角度に応
じて変化する。この出力電圧は、アンプV1,V2を通り、
ドライブ回路を形成するトランジスタTR5,TR6を経てモ
ータ65を回転駆動する。しかして、このモータ65の回転
量はポテンショメータVR2により検知され、反転アンプV
2に帰還される。この実施例によれば、アングル用レバ
ー72の回転角度に対し、対応した一定の量だけモータ65
を回転することができる。従って、一定の量をあらかじ
め設定しておくことにより、内視鏡24の観察方向が移動
したとしても、赤外光による透過照明の方向を常に一定
に保つことができる。
第7図は本発明の第4実施例に係り、内視鏡24の先端
に、内視鏡24の観察方向を体外に告知するための移動告
知手段を形成したものである。
この移動告知手段として、内視鏡24の先端部には、例
えば音波発生装置81が設けてあり、一方体外26の照射部
移動機構40は赤外照明用の光源装置83と一体化され、こ
の光源装置83には移動量検知手段としての音波検知セン
サ84,…84が第8図のように、ランプ85の反射鏡86の外
周に設けてある。
赤外光を含む光を発光するランプ85は点灯装置87によ
って点灯又は消灯が制御される。又、このランプ85の前
部には赤外光を通す赤外光透過フィルタ80が配設してあ
る。
ところで、上記センサ84,…84はランプ85の周囲に左
右、上下、斜め方向等に複数配置してあり、これらセン
サ84,…84の出力で360゜の方向に対してその移動量の検
知を行えるようにしてあり、これらセンサ84,…84の出
力は信号処理回路88に入力される。
上記信号処理回路88は中心のランプ85に対し、対向す
る各1対のセンサ84,…84のいずれの出力が大きいかを
比較し、さらにこれらの内最も大きな出力レベルである
センサ84を検出し、その検出した信号に基づきそのセン
サの方向に移動機構40を移動し、内視鏡24の観察方向と
赤外光による透過照明の方向とを一致させる。
尚、この第4実施例では音波を用いて移動量の検知手
段を形成しているが、これに限定されるものでなく、例
えばマイクロ波、赤外線、磁力線、超音波等を用いても
良い。例えばマイクロ波で行うには音波発生装置81の代
りにマイクロ波発生素子を行い、一方音波検知センサ84
の代りにマイクロ波に感度を有する検出器を配置すれば
良い。他の場合にも同様である。
尚、上記第4実施例においては赤外光側の光源装置83
のみを移動機構40と一体化したが、可視光側の光源部分
も含めて一体化しても良い。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、体外から体内に向
けて赤外光による透過照明手段を形成し、体内側にはこ
の赤外光に感度を有する撮像手段を形成してあるので、
組織の深部からの情報を得ることができる。
更に、挿入部の移動や湾曲に変位する撮像手段の変位
量及び変位方向を検知し、この検知結果に基づいて照明
手段を移動させることができるので、内視鏡の挿入部を
移動させたり湾曲させたりして撮像手段が移動すること
になっても、これを検知して撮像手段に対向する部位に
移動した赤外透過照明のもとでの観察像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の概略の構成を示す構成
図、第2図は本発明の第2実施例の主要部の構成を示す
構成図、第3図は動作説明図、第4図ないし第6図は本
発明の第3実施例に係り、第4図は内視鏡を示す正面
図、第5図はアングル操作要レバー部分を示す説明図、
第6図は体外側の照射部移動機構の移動回路を示す回路
図、第7図は本発明の第4実施例の主要部を示す構成
図、第8図は音波検知センサが取付けられた部分を示す
正面図、第9図は従来例を示す構成図、第10図は他の従
来例を示す構成図である。 21……内視鏡装置、23……挿入部 24……内視鏡、25……光源装置 27……体外照射部、31……ライトガイド 35……固体撮像素子、38……第1出射部 39……赤外光伝送ライトガイド 40……照射部移動機構、42……第2出射部 42……ガイドケーブル、54……アングル機構 55……移動量検知部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体外に置かれ、体表面に向けて照射される
    赤外光を含む照明手段と、 少なくとも赤外域に感度を有する撮像手段が設けられ、
    体内に挿入可能な挿入部を有する内視鏡と、 前記挿入部の移動や湾曲によって変位する前記撮像手段
    の変位量及び変位方向を検知する変位検知手段と、 この変位検知手段の検知結果に基づいて前記照明手段を
    移動させる移動手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
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