JPH08290733A - シートサスペンション装置 - Google Patents

シートサスペンション装置

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JPH08290733A
JPH08290733A JP9664995A JP9664995A JPH08290733A JP H08290733 A JPH08290733 A JP H08290733A JP 9664995 A JP9664995 A JP 9664995A JP 9664995 A JP9664995 A JP 9664995A JP H08290733 A JPH08290733 A JP H08290733A
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JP
Japan
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rotary shaft
arm
seat frame
fixed
suspension device
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JP9664995A
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Yoshihisa Nakagawa
佳久 中川
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Takanichi Co Ltd
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Takanichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートフレームの下面に大きいスペースを必
要とせずに大きいストロークを確保することができるシ
ートサスペンション装置を提供する。 【構成】 シートフレーム1を支持するX状のメインリ
ンク3の下部後方位置に回転軸6を枢着する。回転軸6
に補助リンク7を固着し、その上端を他のメインリンク
4の後端の長孔11に支持させる。また、回転軸6に斜め
上方に延びる第1アーム8を固着してその先端にスプリ
ング5を設ける。更に回転軸6に斜め下方に延びる第2
アーム9を固着してその先端にショックアブソーバ13を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてフォークリフ
ト等の特殊車両に使用されるXリンクを備えたシートサ
スペンション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のXリンクを備えたシートサスペン
ション装置は、例えば図5に示されるようにシートフレ
ーム1とロアフレーム2の間にメインリンク3、4をX
状に配置するとともに、このメインリンク3の上端部に
直接スプリング5を取り付けたものが普通であった。
【0003】ところがこのような構造のシートサスペン
ション装置は、荷重増加に対してメインリンク3、4を
大きくストロークさせ、スプリング5を引き伸ばして引
張力(保持力)を増加させなければならない。このた
め、リンクスペースが大きくなり、シートフレーム1と
ロアフレーム2との間に大きいスペースが必要となると
いう問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、シートフレームとロアフレームと
の間に大きいスペースを必要とせずに大きいストローク
を確保することができるシートサスペンション装置を提
供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のシートサスペンション装置は、シ
ートフレームとロアフレームの間にX状に配置されたメ
インリンクの下部後方位置に回転軸を枢着し、この回転
軸に補助リンクを固着してその上端を他のメインリンク
の後端の長孔に支持させるとともに、この回転軸に斜め
上方に延びる第1アームを固着してその先端とシートフ
レームとの間にスプリングを設け、更にこの回転軸に斜
め下方に延びる第2アームを固着してその先端とシート
フレームとの間にショックアブソーバを設けたことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明のシートサスペンション装置によれば、
シートフレームに荷重が作用してX状のメインリンクが
ロアフレームの方向に回転すると、補助リンクが他のメ
インリンク後端の長孔の内部をスライドし、回転軸を下
降させつつ後方へ回転させる。それにつれてこの回転軸
に固着された第1アームがスプリングを引き、シートフ
レームの下降量に応じてスプリング力を増加させる。ま
たこれと同時に回転軸から斜め下方に延びるように固着
された第2アームの先端とシートフレームとの間に設け
られたショックアブソーバが押される。このように、本
発明によれば回転軸を下降させつつ後方へ回転させるよ
うにしたので、シートフレームとロアフレームの間のス
ペースを小さくすることができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は本発明の実施例のシートサスペン
ション装置の正面図、図2はその平面図である。これら
の図中、1はシートフレーム、2はロアフレームであ
り、3、4はこれらの間にX状に配置されたメインリン
クである。このメインリンク3の下部後方位置には回転
軸6が枢着されており、この回転軸6上に補助リンク7
と第1アーム8と第2アーム9とが回転軸6と一体に回
転するように固着されている。
【0008】補助リンク7は回転軸6から上部後方に向
かって延びており、その先端の横軸10は他のメインリン
ク4の後端の長孔11にスライド自在に嵌合されている。
また、第1アーム8は回転軸6から前方に向かって斜め
上方に延びるもので、その先端にはスプリング5が設け
られている。このスプリング5の他端はシートフレーム
1の前部下面に設けられた位置調節可能なスプリング支
持具12に支持されている。第2アーム9は回転軸6から
後方に向かって斜め下方に延びるもので、その先端とシ
ートフレーム1との間にショックアブソーバ13が設けら
れている。
【0009】このように構成されたシートサスペンショ
ン装置に荷重が加わると、シートフレーム1はX状に配
置されたメインリンク3、4を回転させながら図3のよ
うにロアフレーム2に向かって下降する。これと同時
に、回転軸6に固着された補助リンク7の先端がメイン
リンク4の後端の長孔11内を後方にスライドし、回転軸
6を後方(図面上の時計方向)に回転させる。
【0010】図4はこの動きを誇張して示した線図であ
るが、この図4から明らかなように回転軸6の回転によ
り第1アーム8の先端のスプリング5は引き伸ばされて
強い張力を発生し、荷重を支える。またこれと同時に第
2アーム9の先端のショックアブソーバ13は圧縮され、
急激な荷重変化を緩衝する。
【0011】
【発明の効果】上記したように、本発明のシートサスペ
ンション装置は荷重が増加した際に回転軸6が下降しな
がら回転し、スプリング5とショックアブソーバ13を十
分なストロークで動作させる。このため、荷重の増加に
対して十分な抗力を発生させることができる。また、シ
ョックアブソーバ13の先端連結部を回転軸6の下側に設
けたことにより、シートフレーム1の下部のスペースを
有効に大きく使用することができ、従ってシートフレー
ム1とロアフレーム2との間隔を小さくすることができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシートサスペンション装置の正面図で
ある。
【図2】実施例のシートサスペンション装置の平面図で
ある。
【図3】荷重が増加した状態の正面図である。
【図4】装置の動きを誇張して示す線図である。
【図5】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】 1 シートフレーム 2 ロアフレーム 3 メインリンク 4 メインリンク 5 スプリング 6 回転軸 7 補助リンク 8 第1アーム 9 第2アーム 10 横軸 11 長孔 12 スプリング支持具 13 ショックアブソーバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームとロアフレームの間にX
    状に配置されたメインリンクの下部後方位置に回転軸を
    枢着し、この回転軸に補助リンクを固着してその上端を
    他のメインリンクの後端の長孔に支持させるとともに、
    この回転軸に斜め上方に延びる第1アームを固着してそ
    の先端とシートフレームとの間にスプリングを設け、更
    にこの回転軸に斜め下方に延びる第2アームを固着して
    その先端とシートフレームとの間にショックアブソーバ
    を設けたことを特徴とするシートサスペンション装置。
JP09664995A 1995-04-21 1995-04-21 シートサスペンション装置 Expired - Fee Related JP3396557B2 (ja)

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