JPH0829047B2 - マーガリン又はハルバリン代替用のパン・スプレッド用食用可塑性分散体 - Google Patents

マーガリン又はハルバリン代替用のパン・スプレッド用食用可塑性分散体

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JPH0829047B2
JPH0829047B2 JP63169982A JP16998288A JPH0829047B2 JP H0829047 B2 JPH0829047 B2 JP H0829047B2 JP 63169982 A JP63169982 A JP 63169982A JP 16998288 A JP16998288 A JP 16998288A JP H0829047 B2 JPH0829047 B2 JP H0829047B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は食用可塑性分散体に関する。
可塑性レオロジーを有する食用分散体は通例高脂肪含
量を有する。しばしば脂肪は連続脂肪相として存在す
る。周知の可塑性分散体は例えばバターおよびマーガリ
ンである。
食用製品の脂肪に対する代替物を見出すために多くの
試験が行なわれた。このような脂肪代替物が望まれる各
種理由のうち、食品のカロリー含量を減少したい願望、
および他の療養食的考慮および特に原料コストの減少に
より生産コストを減少させたい希望があつた。
例えば、脂肪代替物として空気又はシリカのような無
カロリー性ガス又は個体材料を使用することが提案され
た。他の提案脂肪代替物は物理的にトリグリセリドに似
ているが、ワツクス例えばホホバ油および蔗糖ポリ脂肪
酸エステルのような人体により消化できない物質を含む
(例えばJAOCS63(3)(1986,3月),278〜288参照)。こ
れらのアプローチの結果は十分満足できるものとは程遠
いものであつた。トリグリセリド脂肪の非消化性物理的
相似体による問題の1つは物質が限定量でしか入手でき
ず、コストが高いことである。上記のガスおよび個体材
料は脂肪の少部分のみを置換使用できる。これら脂肪の
増量剤は高含有レベルで製品の性質に悪影響を及ぼす。
脂肪増量剤として広く適用される物質は水である。水
のこの使用は、例えばいわゆるハルバリン(halvarine
s)導入を生じた。バターおよびマーガリンに対する代
替物は通例の80〜85%脂肪の代りに約40%のみを含有す
る。しかし、例えば、空気の場合のように水は製品の性
質に対する有害効果を避ける場合には限定範囲のみしか
使用できない。この不利に打勝つために水は増粘剤、特
にゲル化剤と併用すべきことが示唆された。このアプロ
ーチはハルバリンのような実質的に脂肪含量を減少させ
たこれらの製品の実質的改良に導いた。
しかし、これまではこの方法でのみ食用可塑性分散体
の脂肪部分を置換することが可能であった。増粘剤のみ
が水と併用される場合、その形状を保有しない尚本質的
に液体系が得られる。ゲル化剤の使用が示唆された場
合、得た水性ゲルは水性ゲルに対し通常であるように可
塑性よりむしろ弾性又は脆弱であつた。このために増粘
および/又はゲル化水性系は脂肪部分を置換するために
脂肪増量剤としてのみ食用可塑性分散体に使用された。
製品の所要可塑性レオロジーを維持するために、通例食
用可塑性分散体の連続相を構成する無視しえない量の脂
肪の使用は必要のまま残つた。
あるゲル化水性系は例えばパンに対するスプレツドと
してこれらだけで使用し、バター又はマーガリンに代替
できるように可塑性および伸展特徴を有することを当業
者が述べているが、実際にこれらの系は満足できるもの
であることは分らなかつた。ゲルは可塑性製品に対する
代替物として許容するには弾性が強く、又脆すぎた。さ
らに製品の官能性は通例乏しかつた。
驚くべきことに可塑性レオロジーを有する水性ゲル系
は製造できることが分つた。
本発明は連続脂肪相を有せず、少なくとも2つの濃縮
相(condensed phasl)を含み、少なくともそのうちの
1つは連続性である食用可塑性分散体を供する。この分
散体は (I)臨界濃度の1〜8倍量のでゲル化剤(a)を含有
するゲル形成組成物(A)、および (II)臨界濃度の1〜8倍量のでゲル化剤(b)を含有
するゲル形成組成物(B)を含み、 (i)少なくともゲル化剤の1つは凝集体形成ゲル化剤
であり、 (ii)少なくともゲル化剤の1つは澱粉以外のゲル化剤
であり、 (iii)両ゲル化剤は、非ろう性の完全な澱粉以外のゲ
ル化剤であり、 (iv)ゲル化剤(a)はゲル化剤(b)とは異なること
を特徴とする。
ゲル形成組成物(A)および(B)の組成物および濃
縮相の組成を区別することは重要である。さらに詳細に
下記するように、いくらかの情報はゲル化系の濃縮相に
含まれる成分について得ることができるが、現在最終製
品の濃縮相のそれぞれの正確な組成を知ることは不可能
である。連続脂肪相を有しない生成物が所要の可塑性レ
オロジーを有する場合少なくとも2つの濃縮した、すな
わち区別される相を有しなければならないことが分つ
た。最終製品が所要の可塑性を有する場合、その全体的
組成は上記のようにゲル形成組成物(A)および(B)
を含まねばならないことも分つた。後者の要件は次のよ
うに別に述べることができる:組成物の成分リストは上
記要件を満足させるゲル形成組成物(A)および(B)
を供する成分のサブ−リストに分離できなければならな
い。例えばゲル形成組成物(A)から生じる成分は1つ
の濃縮相にのみ終結するのか、又は(そしてそうである
なら、どうして)これらは最終製品の2つ又はそれより
多い濃縮相にわたつて分配されるのかを知る方法はな
い。従つて1つのゲル形成組成物、例えば(A)の成分
は1つの濃縮相の組成に等しいとすることはできない
(そしてすべきではない)。
各々の濃縮相は、ゲル形成組成物(A)及び(B)を
それぞれ部分的に含む。例えばゲル化剤がゼラチンであ
る第一のゲル形成組成物と、ゲル化剤が加水分解澱粉で
ある第二のゲル形成組成物は、1つの濃縮相が、第一の
ゲル形成組成物と少量の第二のゲル形成組成形成組成物
を含有する、2つの別個の濃縮相を形成するのである。
本分散体は口内で非常に満足できる破壊性を有するこ
とができる。通例の食用可塑性分散体例えばバター,マ
ーガリンおよびハルバリンのようなスプレツドのものに
むしろ似た口内応答を有することができる。
本分散体の2つ又はそれより多い濃縮相の存在は例え
ば染色技術を使用して通例方法で顕微鏡により認めるこ
とができる。分散体は少なくとも1つの連続濃縮相を有
する。分散体が例えば2つの濃縮相を含有する場合、生
成物は第2相が分散相であるいわゆる充填ゲルである
か、又は両濃縮相が連続性である2−連続性系であるこ
とができる。従つて本明細書を通して使用する「分散
体」とは、2つ又はそれより多い連続性濃縮相を含有す
る組成物を包含することも意味する。
各ゲル化剤(a)および(b)は単一物質又はゲル化
剤の混合物であることができる。例えばゲル化剤(b)
としてろう性澱粉は使用でき、これはゲル化剤アミロー
スおよびアミロペクチンの混合物を含む。ゲル化剤
(a)として、例えばゼラチンは使用できる。別法で
は、例えばカツパーおよびイオターカラギナンの混合物
又はこれら2つのゲル化剤と例えばゼラチンとの混合物
が使用できる。
組成物中のゲル化剤(生体高分子の混合物でもよい)
の臨界濃度はゲルの形成が可能になり初める濃度であ
る。ゲル化剤の臨界濃度はゲル化剤の性質に依るのみで
なく、ゲルを形成する水性系の組成、例えば塩、糖、フ
レーバ化合物などの存在および量に依る。従つてゲル形
成組成物(A)中のゲル化剤(a)の臨界濃度は組成物
(A)に含有される他の成分の1つの種類又は量が変化
する場合変動できる。特別の組成物中のゲル化剤の臨界
濃度は、Br.polymer J.17,(1985),164頁に記載のよ
うに、異なる濃度のゲル化剤を含有する一連の試料の剪
断モジユラスの測定により計算できる。ゲル化剤の混合
物がゲル化剤(a)および/又は(b)として使用され
る場合、この混合物の臨界濃度は類似方法で測定され
る。ゲル化剤混合物の組成は、一定に保持され、混合物
の重量濃度はあたかも単一ゲル化剤のみから成るように
変化する。
さらに、本発明は連続脂肪相を有せず、少なくとも2
つの濃縮相を含み、少なくともそのうちの1つは連続性
である食用可塑性分散体を供する。これは (I)臨界濃度の1〜8倍量のでゲル化剤(a)を含有
するゲル形成組成物(A)、および (II)臨界濃度の1〜8倍量のでゲル化剤(b)を含有
するゲル形成組成物(B)、 (この場合、 (i)少なくともゲル化剤の1つは凝集体形成ゲル化剤
であり、 (ii)少なくともゲル化剤の1つは澱粉以外のゲル化剤
であり、 (iii)両ゲル化剤は非ろう性の完全な澱粉以外のゲル
化剤であり、および (iv)ゲル化剤(a)はゲル化剤(b)とは異なる)= を、得た混合物が流体であるような温度で混合し、その
混合物を冷却して固化させるような温度で行なうことを
含む方法により得ることができる。
微不均質性(下記参照)のレベルは顕微鏡検査により確
定できる。例えばこの方法で生成物は単一濃縮相から成
るか、又はそれより多いこのような相を含むかを調べる
ことができる。同様に、生成物が凝集体を含有するかど
うかを測定することができる。全体的生成物の化学組成
について情報を得ることもできる。
現在分散体の各種濃縮相の化学的組成を別々に測定す
るために利用しうる方法はない。特別の相の化学的組成
のいくつかのむしろ一般的情報は例えば各種染色を使用
して得ることができる。この方法で、例えば特別の相は
蛋白質又は澱粉を含有するかどうかを測定できるが、蛋
白質又は澱粉のタイプについて、又はその相におけるそ
の濃度について多くの情報は得られない。これは現在の
技術状態では分散体の特別の濃縮相がゲルであるかどう
か、すなわちこの相は臨界濃度より大きい濃度でゲル化
剤を含有するかどうかを実験的に常に測定できるとは限
らないことを意味する(不均質性ゲル系の評価方法の評
論に対し、J.Colloid and Interface Sci.,81,(198
1),519参照)。
従つて、現在2つの構成、ゲル形成組成物(A)およ
び(B)の組成が可塑性分散体の各濃縮相の組成にどの
ように関連するかを知る方法はない。理論に縛られたく
はないが、得られる可塑性に対し連続相(1つ以上ある
場合主要な連続相)は適度の強度を有するゲルであるべ
きであることが必要であると考えられる。
可塑性を得るために2つ又はそれより多いゲル化相が
あるべきことが必要であると考えられる。このような多
数の濃縮相から成る系では、原則としてその領域内では
均質であるが、隣りの領域とは異なる領域を生じ、これ
らの領域はそれ自体再び均質である(例えば凝集体の存
在により1相内に存在できる瞬間的不均質性を無視す
る)。1つの領域から次の領域への組成の変化はむしろ
小さい境界を横切つて起こる。1つの領域から別の領域
(すなわち、1つの濃縮相から別の濃縮相へ)への組成
のかなり突然の変化を有するこのような領域の存在は可
塑性生成物を得るために必要であると考える。このタイ
プのゲル化系は適当には微不均質相分離系ということが
できる。
可塑性分散体を得るためには、少なくともゲル化剤
(a)又は(b)の1つが凝集体形成ゲル化剤であるべ
きであることが必要なことがさらに分つた。凝集体ゲル
形成剤がゲル化剤の混合物を含む場合、ゲル化剤(a)
又は(b)を構成する混合物の成分の1つが凝集体形成
ゲル化剤であれば十分である。
凝集体形成ゲル化剤により形成する凝集体は好ましく
は長く、薄い棒状形よりむしろ圧縮形(例えば、大きく
は異ならない三方向への寸法を有する)を有する。
凝集体形成ゲル化剤は三次元網状組織を形成するもの
として規定できる。その場合網状組織を構成するユニツ
トはゲル化剤自体の分子より非常に大きい粒子である。
これは通例網状組織が直径(又は棒状凝集体に関する場
合厚さ)0.01ミクロンより大きいユニツトに基づくこと
を意味する。
凝集体形成ゲルタイプの網状組織の存在はゲルの濁度
を測定することにより実証できる。濁度試験では、厚さ
dcmのゲルに対し混濁計はln(I/Io)に対する値を与え
る。式中、Ioは有意の吸収効果の存在しない波長で可視
光の入射の強さであり、Iは透過の強さである。その場
合関係式 ln(I/Io)=−Sd を使用してその物質の特徴である線状散乱係数S(c
m-1)を測定することができる。信頼しうる結果を得る
ために、dと関係なくs値を得るために、異なる通路長
さdでIを測定することが得策である。結果Sはゲル化
剤の濃度およびその網状組織の均質度に依る。
本発明の分散体に存在する特別のゲル化剤が凝集体形
成ゲル化剤として作用するかどうかを確定するために、
分析試料のpHおよびイオン強度はその分散体のpHおよび
イオン強度と同じであるべきである。さらにゲル化試料
は分散体の製造における場合と同じ熱処理を適用するこ
とにより製造すべきである。濁度測定はさらに製品が通
常使用される温度の代表的温度で行なうのがよい。一般
に室温で得た結果はゲル化剤が凝集体形成ゲル化剤とし
て作用するか、しないかに関し明確に示す。
ゲル化剤は凝集体形成タイプのものであるかどうかを
確定するために、臨界濃度の3倍の濃度で線状散乱係数
は少なくとも0.1cm-1であるべきである。しかし、最良
製品は臨界濃度の2倍で少なくとも1cm-1の線状散乱係
数を有する凝集体形成ゲルを適用した場合得られる。
sが大きい場合、記載方法は実際に実施できる、すな
わち、非常に短かい通路長さが採用され、多散乱光が検
知器から排除できる場合正確な値を与える。しかし、こ
のような高s値が観察されるという事実はゲルの網状組
織が凝集体形成ゲル化剤に基づくことを明らかに示す。
いくつかの理由に対し、上記方法の結果が明白でない
場合、例えばゲル断面に対する透過率研究のような電子
顕微鏡アプローチ、走査電子鏡検法、凍結破砕などによ
り網状構造の不均質性の存在(又は不存在)を実証する
ことが得策である。このような不均質性の存在は凝集体
の存在を明らかに示す。
適当な凝集体形成ゲル化剤は、例えば、パセリマルト
デキストリンSA2(商標)などの加水分解澱粉生成物、
変性ホエイタン白、変性牛血清アルブミン、変性大豆タ
ン白および微結晶セルロースである。凝集体形成ゲル化
剤として使用できないゲル化剤はカラギナン、寒天およ
び完全なホエイ蛋白質を含む。好ましくは分散体は0.01
〜10μmの範囲の平均的大きさを有する凝集体を含む。
一層好ましくは、平均的大きさは0.05〜1μmである。
粒子の平均的大きさは第1図および第2図に代表される
もののような顕微鏡写真から測定される。
本発明分散体の凝集体の存在の有利な面はこれらが光
を散乱できる大きさのものであることである。凝集体お
よびこれらの周囲間の屈折率の無視できない差と合わせ
て、これは分散体を不透明化し、本生成物とマーガリン
およびハルバリンのような通例の可塑性分散体間の相似
性の強化に寄与する。凝集体の存在は代表的には光散乱
方法、一濁度は簡単な例である一および電子鏡検法のよ
うな多数の技術により実験的に示すことができる。(実
験手順および光散乱理論はM.Kerkerの「The Scattering
of Light and other Electromagnetic Radiation,196
9,Academic Press,New Yorkに記載される。)実際目的
に対しては、凝集体の存在に関する有用な情報は顕微鏡
写真により得ることができる。
適当な可塑性分散体を得るために、特に有利な官能性
を得るためにゲル化剤(a)および(b)のうちの1つ
が澱粉とは別のゲル化剤であることが必要であることが
分つた。本明細書を通して、特記しない限り、「澱粉」
とは、天然澱粉、加水分解澱粉、そうでなければ化工澱
粉および澱粉の2つの主要な構成ゲル化剤、アミロース
およびアミロペクチンを含むことを意味する。
さらに、双方のゲル化剤が非ろう性の完全な澱粉とは
異ることが必要であることが分つた。これらの澱粉は例
えば馬鈴薯澱粉、小麦澱粉および標準トウモロコシ澱粉
はゲル化した場合数時間〜例えば1又は2週間に澱粉の
急速沈澱を生ずる戻りを受け、それによつて製品の性質
に有害に作用する。本発明の分散体にその臨界濃度より
低い濃度レベルで非ろう性の完全な澱粉が存在する場
合、このような劣化は通常起こらない。従つて非ろう性
の完全な澱粉のこのような量は本生成物に含むことがで
きる。さらに本生成物のような非常に複雑な構造を有す
る生成物では戻りの有害作用はあまり明白ではない。従
つてゲル化剤(a)および(b)の他に、複雑な構造を
生成物に持たせるために、その臨界濃度より大きい濃度
で非ろう性の完全な澱粉は許容できる。しかし非ろう性
の完全な澱粉はゲル化剤(a)又は(b)として使用す
べきではない。その理由はその場合非ろう性の完全な澱
粉の戻りにより生成物の実質的劣化を防止するには生成
物の構造は複雑性が不十分であるからである。
非ろう性の完全な澱粉は代表的には約20〜25重量%ア
ミロースを含有する。ろう性澱粉は代表的には5重量%
より少ないアミロース含量を有する。ろう性澱粉の例は
ろう性トウモロコシ、ろう性米およびろう性大麦澱粉で
ある。
好ましくは、食用可塑性分散体は臨界濃度の1〜5倍
量のゲル化剤(a)を含有するゲル形成組成物(A)を
含む。同様に、ゲル形成組成物(B)のゲル化剤(b)
の濃度はこのゲル形成組成物のゲル化剤の臨界濃度の1
〜5倍であることが好ましい。分散体は好ましくはゲル
形成組成物(A)および(B)を0.1〜99重量%および9
9.9〜1重量%のそれぞれの量で、一層好ましくはそれ
ぞれ分散体の5〜95重量%および95〜5重量%の量で含
む。もつとも好ましくは、分散体は20〜80重量%の組成
物(A)および80〜20重量%の組成物(B)を含む。
好ましくは凝集体形成ゲル化剤の他に、分散体はそれ
だけで使用する場合比較的弾性のあるゲルを形成する種
類の非−凝集体形成ゲル化剤、例えばゼラチンを含む。
これらの非−凝集体形成ゲル化剤は分子次元のストラン
ドおよび/又はユニツトから成るゲル網状構造を形成す
る傾向がある事実を特徴とする。好ましくは、ゲル形成
組成物(A)のゲル化剤(a)はゼラチン、カツパーカ
ラギナン、イオターカラギナン、アルギネート、寒天、
ゲラン、ペクチン又はこれらの2種又はそれ以上の混合
物を含む。さらに好ましくは、ゲル形成組成物(A)は
ゼラチン、カツパーカラギナン又はイオターカラギナン
を含む。ゲル形成組成物(B)は好ましくはゲル化性澱
粉(すなわち、天然澱粉であるが完全な(intact)非ろ
う性澱粉でない澱粉、加水分解又はそうでなければその
修飾誘導体、ゲルを形成できるアミロース又はアミロペ
クチン)、変性ホエイ蛋白質、変性牛血清アルブミン、
変性大豆タン白、微結晶セルロース又はこれらの2種又
はそれ以上の混合物を含むゲル化剤(b)を含有する。
有利な口内溶融性を得るために、それだけでむしろ弾性
のあるゲルを形成するゲル化剤を連続相(又は1つより
多い連続相の場合、1つの連続相)に含ませるように全
体的組成を選択することが好ましい。
分散体は増粘剤を含むことはさらに好ましい。
増粘剤の存在は分散体の口内応答を改良できる。特に
好ましい増粘剤はキサンタンガムである。混練による分
散体の破壊中これらの増粘剤により形成された構造はあ
る程度破壊するが、生成物が急速に薄くなるのを防止
し、残留粘度をいくらか保持させ、これは消費者により
適度に評価される。
最適官能性を得るために、約20〜約45℃、一層好まし
くは約30〜約37℃の温度で溶融する連続相を分散体が有
することが好ましい。これは口内の破壊を促進し、分散
体が蝋牲であるとの知覚を抑止する。ゲルの溶融温度は
次の方法を使用して測定できる:試料をガラス試験管に
注入し、5℃で完全に凝固させる。次に試験管をプログ
ラムできる水浴に連結した水ジヤケツトに入れる。試料
の表面に鉄製ボールを置き、表面張力効果を最少化する
ために僅かに押し下げる。25℃で1時間平衡化し、次に
0.5℃/分の加熱を適用する。ゲル融点はボールが試料
を通して落下を始める温度である。ボールの移動は自動
顕微鏡を使用して観察できる。
上記のように、可塑性分散体は1つの連続濃縮相およ
び分散又は連続性のいずれかでよい少なくとも1つの他
の濃縮相を有する必要がある。しかし分散体は2つの連
続濃縮相を含むことが有利であることがわかり、従つて
好ましい。生成物は2つより多い連続濃縮相を有するこ
ともできる。
「連続相」は不連続部分から成るものでないが、本質
的に生成物中を通して各種方向に延びる。2又は3−連
続系の顕微鏡写真からあたかも相の1つは生成物中を通
して延びていないかのように思われる。そして実際に分
散相であり、しかしそのうちの1つは不連続部分は気ま
ぐれ形を有する。しかし通例このような相は連続性であ
る。誤つた印象は顕微鏡写真は実際に三次元を不完全な
二次元像として単に与える事実から生ずる。
ゲル化剤および溶剤とは別に、分散体は最終製品の消
費者による想起される使用の見地から望ましいと考えら
れる他の成分を含むことができる。例えば、分散体は着
色物質、例えばベータカロチン、味およびフレーバ化合
物、例えば食塩、又は非ゲル化性乳タン白、保存料、例
えばソルビン酸カリウム、および増粘剤、例えば非ゲル
化性澱粉および/又は蛋白質、およびガム、例えばキサ
ンタンガムを含むことができる。好ましくは、ゲル形成
組成物(A)および(B)は双方が本質的に同じ濃度で
ゲル化剤以外の成分を含むように構成する。ゲル化剤が
ゲルを形成できる溶媒として作用する、ゲル形成組成物
(A)および(B)に使用する液体は好ましくは本質的
に水から成る。しかし水と、例えばいくらかのアルコー
ル、好ましくはエタノール、又は別の非毒性液体との混
合物は同様に使用できる。
分散体はさらに分散体に(付加的)分散相を形成する
物質を含む。例えば分散体は小部分のハーブおよび植物
を含むことができる。分散体はその場合例えば植物スプ
レツドとして使用できる。同様に微粉砕ナツツ又は小チ
ーズ粒子はそれぞれナツツ又はチーズプレツドを得るた
めに含むことができる。分散体にこのようなナツツ又は
チーズ粒子を含むことは分散体にいくらかの脂肪を添加
することを意味するが、これらの脂肪はその場合分散相
に含まれる。連続相は形成しない。ある消費者の希望を
満たすために分散体にそのままのいくらかの脂肪(例え
ばナツツ又はチーズに含まれる脂肪と区別されるよう
な)を含むことも望ましい。しかし、このような脂肪は
その場合分散相として存在すべきである。従つて、好ま
しい態様では分散体はさらに分散脂肪相を含む。しか
し、好ましくは、分散体の全体の脂肪含量は20重量%を
超えない。一層好ましくは、分散体の脂肪含量は分散体
の1〜10重量%である。分散体に含まれる脂肪は例えば
バター脂肪、パーム油、パーム中間フラクシヨンおよび
/又はココナツツ油がよい。例えばいくらかのバター脂
肪はゲル形成組成物(A)および/又は(B)に全乳又
は部分脱脂乳又はこれらと水との混合物を溶媒として使
用することにより分散体に含むことができる。この方法
で、生成物に添加する脂肪は小脂肪球の形で含む。何ら
かの脂肪が小球形で生成物に含まれる場合、生成物の官
能性に対し有利であることがわかつた。脂肪球の容積加
重平均直径は好ましくは20μより小さく、一層好ましく
は10μより小さく、さらに一層好ましくは5μより小さ
い。これは適当には、例えば本質的に液体である温度で
組成物を均質化し、次に冷却して生成物を固化させるこ
とにより達成できる。
生成物のレオロジー性は適当には応力−歪関係を測定
することを特徴とすることができる。これは平行板「ス
クイージング フロー(squeezing flow)」幾何学を使
用する一連の測定により行なうことができる。測定は平
行板可塑度計を使用して行なう。その場合試験物質のブ
ロツクは相互に対して移動する2個の平行板間で変形さ
せる。(これらの目的に対し適当に使用できる装置は例
えばインストロン(商標)装置である。)変形は一定割
合、好ましくは0.0167s-1(すなわち、1分で100%の圧
縮)の変形割合で加える。こうして試験材料の厚さが2
倍である場合、1つのプレートを他のプレートに対し移
動する割合も2倍にする。変形(歪)を増加する場合の
相当する応力は変形割合を一定に保持し、一方変形の大
きさを増加するのに必要な力を記録することにより測定
する。このような一連の測定は厚さを変えた試験材料の
一連のブロツクで行なう。これらの測定から試験材料の
応力−歪関係は結果を外挿することにより無限の厚さま
で得られる。通例KPaで表わす応力σは応力εの関数と
して記録され、その場合ε=ln(Ho/H)、式中Hoは測定
当初の変形のない試験ブロツクの厚さを示し、そしてH
は2つの平行板間でしぼられる測定中のブロツクの厚さ
を示す。特別の生成物の応力−歪関係は通例生成物を使
用する温度に対し代表的温度で測定する。通例食用散体
では約5〜25℃である。実際に、多くは約15〜20℃の温
度が適当である。しかし、例えば冷蔵庫で保存するため
の生成物では例えば5°又は10℃の温度が選択される。
好ましくは応力−歪関係は15℃の温度で測定する。
第3図には4つの曲線が示され、弾性生成物、脆い生
成物および可塑性生成物、および非常に濃密であるが尚
本質的にそれらの形を長期間保有しない本質的液体生成
物の代表的応力−歪関係を例示する。
第3図の曲線(A)は脆さの強い生成物、例えばチヨ
コレートの代表的な応力−歪関係である。曲線(B)は
一層弱い、一層弾性の生成物、例えばゼラチンジエリ
ー、曲線(C)はバター又はマーガリンのような可塑性
生成物、そして曲線(D)は濃厚、粘稠な液体生成物、
例えば濃厚シロツプを例示する。
望ましいレオロジーを有する可塑性生成物に対する曲
線の特徴は応力が最高(σmax)を通過する時の歪(σ
max)、その最高応力の大きさおよびいわゆる可塑性応
力(σ)と最高応力σmax間の比率である。理想的系
では、可塑性生成物の曲線は比較的小変形εで応力の最
高を示し次に変形が増加する場合応力が一定に留まる、
すなわち水平域を示す領域を、いくらか大きい変形で示
す。曲線の傾斜が零であるこの部分は可塑性流動領域と
呼ばれる。この領域の応力は可塑性応力と呼ばれる。
実際に、可塑性流動領域における応力−歪関係の曲線
は通例厳密には水平ではない。可塑性応力わ測定する曲
線の点について混乱を防止するために、曲線に水平域の
ない場合、可塑性応力は変曲点の応力であるように選択
する。この点の歪はεとして示す。σmax′、
σ′、ε′およびεmaxは第3図に示す。
一般に、本食用可塑性分散体は0.001〜2の歪
(σmax)で生ずる最高応力、歪εmaxの最高応力σmax
は0.01〜100KPa、を有し、および0.1〜1の可塑性応力
(σ)および最高応力σmaxの比(σ/σmax)を有
する。
好ましくは、分散体はεmaxが0.01〜0.5、σmaxは0.3
〜60KPaおよびσ/σmaxは0.2〜0.95を有する応力−
歪関係を有する。さらに好ましくは、εmaxは0.05〜0.
3、σmaxは0.8〜30KPaおよびσ/σmaxは0.3〜0.8で
ある。
本分散体は各種方法で製造できる。例えば、上記のよ
うにすべての成分を混合し、均質化し、次に固化させる
ことにより製造できる。最高構造を有する生成物を得る
ために、しかし組成物を加熱し(これは成分の溶解を促
進し、本質的に均質混合物を得、さらに組成物を殺菌す
るために望ましいので有利である)、次にワーキング条
件に処しながら再び冷却することは有利でありうる。こ
れは例えばその間にミキサーを有する2つの冷却ユニツ
トを通すことにより行なうことができる。
別法では、1つ又はそれ以上の撹拌又は表面かき取り
冷却ユニツトが使用できる。このようなユニツトの組み
合せも適当に使用できる。これらの方法は例えば1つ又
はそれより多い表面かき取り熱交換機、任意には1つ又
はそれより多い撹拌する、いわゆる晶析装置を組み合せ
てボテータ(商標)ラインで適当に行なうことができ
る。
本分散体は例えばマーガリン又はハルバリンと代替す
るために例えばパンスプレツドとして適当に使用できる
が、上記のように分散体に適当な成分を添加することに
より例えばチーズ、ナツツ又は植物スプレツドとして適
当に使用できる。同様に、分散体は適当な成分、例えば
色素およびフレーバ化合物を添加することによりスプレ
ツドとしてよりもむしろデザート、トツピング又はフイ
リングとして適当に使用できる。
しかし、本分散体は例えば脂肪含量を減少するため
に、他の食品の製造に有利に使用することもできる。同
様に、食品の製造において、例えば室温に保存すること
により固化できる場合本分散体を構成する組成物は有利
に使用できる。例えば脂肪含量を減少させたすぐれたマ
ヨネーズ様食品はこの方法で製造できる。
こうして脂肪含量を減少できる食品の別の例はパテイ
である。これらの製品はパテおよび可塑性分散体を別々
に製造し、次にこれらを冷却混合、例えばボウルチヨツ
パー中に又はコロイドモルと組み合せることにより製造
できる。別法では、本分散体を構成する流体組成物は固
化できる場合、高温で例えば殺菌直前又は直後にパテ組
成物と混合することができ、その後全体の組成物は通常
のパテ組成物として加工する。
さらに本分散体を構成する組成物の部分は凝固できる
場合、別の工程で添加できる。例えば、組成物が熱過敏
性成分を含有する場合、殺菌後これらの成分の溶液又は
分散体を有利に含むことができ、一方他の部分は殺菌前
パテイ組成物と混合する。
脂肪含量を減少させた他の食品は同様に製造できる。
従つて、本発明は例えば環境温度で保存することによ
り固化できる場合、本分散体又は本分散体を構成する組
成物を含有する食品を供する。残分は食用物質から成
る。
例1 を含む組成物のゼラチン(270ブルーム酸)の臨界濃度
を測定した。臨界濃度は1.2重量%であることがわかつ
た。
同様に、パセリSA2(商標)マルトデキストリンの臨
界濃度を食塩、ソルビン酸カリウムおよびベータカロチ
ンの同じ水溶液中で測定した。11重量%であつた。
可塑性生成物を得るために全体の組成物は次の組成物
の1:1重量混合物として選択した: −組成物(A)は を含む。
(従つて組成物(A)のゼラチン濃度は臨界濃度の3.3
倍であつた)、および −組成物(B)は を含む。
(従つて、組成物(B)のパセリSA2濃度は臨界濃度の
2.2倍であつた)。
従つて、生成物を製造するために使用した全体の組成
は次の通りであつた: 1.0 重量% NaCl 0.05 重量% ソルビン酸カリウム 0.0005 重量% ベータカロチン 2.0 重量% ゼラチン 12.0 重量% パセリSA2,および残分の水 5kgの生成物を次のように製造した: パセリSA2を(冷)水に分散した。混合物を攪拌しなが
ら約90℃に加熱し、パセリが溶解するまでその温度に保
存した。溶液は60℃に冷却した。次にゼラチンを添加
し、溶解し、他の成分も同様に混合した。次に混合物は
環境温度に冷却しその温度で1.5時間保持した。次に5
℃の冷蔵庫に入れた。
5℃で1週間貯蔵後、生成物の構造を上記の応力−歪
関係を測定することにより評価した。σmax1.8KPa,σp/
σmaxは0.8であつた。σmaxは0.22であつた。生成物は
良好なスプレツド性特徴を有した。生成物の顕微鏡写真
は2−連続性であることを示した。
例2 例1記載のものと同じ生成物を次の(全体の)組成を
使用して製造した: フレーバ以外のすべての成分は水に入れて攪拌した。
混合物は80℃の加熱し殺菌した。65℃に冷却し、フレー
バカクテルを混合した。次に組成物は表面かき取り熱交
換機(Aユニツト)を通すことによつて約1℃に冷却し
た。生成物はタブに満たし、5℃で2週間貯蔵した。
延展する場合、生成物は通常のハルバリンの外観を有
した。応力−歪関係は実質的に例1による生成物と異な
らなかつた。上記ボールテストを使用して測定したゲル
融点は約45℃であつた。生成物の硬さは5℃および15℃
で円錐針入度計(C−値)により測定した。C5およびC1
5値はそれぞれ約130g/cm2および95g/cm2であつた。生成
物は良好な官能性を有した。
例3 生成物は次の組成を使用して製造した: カラギナンを90℃で添加したことを除いて、例1記載と
同じ方法で生成物を製造した。
得た生成物は可塑性で、良好なスプレツド性特徴を有
した。応力−歪関係を測定し、次の結果を得た: σmax=1.2KPa σ/σmax=0.5 εmax=0.29 イオターカラギナンおよびパセリSA2の臨界濃度は 1.0 重量% NaCl 0.05 重量% ソルビン酸カリウム 0.0005 重量% ベータカロチン、および残分の水 を含む組成物中で測定してそれぞれ0.5重量%および11
重量%であつた。従つて全体的に組成物は次の組成物の
2:1重量混合物から成ると考えられる: −組成物(A)は を含有し、そして −組成物(B)は を含む。
例4 出口温度が約22℃であることを除いて、生成物は例2
記載の方法を使用して製造した。例3記載のものと同じ
組成物は次の通りであつた: 5℃で2週間貯蔵後、生成物を評価した。生成物のレ
オロジー性は例3で得た生成物のものと実質的に異なら
なかつた。十分に延展した。5℃および15℃のC−値は
それぞれ200g/cm2および150g/cm2であつた。
例5 組成物はイオターカラギナンの代りに1.5重量%のカ
ツパ−カラギナンおよび12重量%の代りに9重量%のパ
セリSA2を含有することを除いて例4を反復した。(1
重量%NaCl,0.05重量%ソルビン酸カリおよび0.0005重
量%ベータカロチンを含有する水溶液中のカツパ−カラ
ギナンの臨界濃度は約0.6重量%であつた。) 5℃および15℃でそれぞれ130および110g/cm2の硬さ
値を有する適当な生成物を得た。
例6 1.0重量%NaCl、0.1重量%ソルビン酸カリウム、0.00
05重量%ベータカロチン、0.10%酪農フレーバカクテル
およびpH4.8までの乳酸の水溶液中の2:3重量比のゼラチ
ン(270ブルーム酸)およびカツパ−カラギナンの混合
物から成るゲル化剤(a)の臨界濃度を次のように測定
した:ゲル化剤を除くすべての成分を含有する溶液を製
造した。この溶液から5、3、2、1および0.75重量%
のゲル化剤を含有する一連の試料を製造した。引用のゲ
ル化剤含量はポリマーの全濃度を示す。このポリマーは
それぞれの場合、2:3重量比のゼラチンおよびカッパ−
カラギナンから成るものであった。試料は70℃に加熱し
てゲル化剤を溶解した。次に急速に20℃に冷却し、少な
くとも20分放置した。0.75重量%のゲル化剤を含有する
試料はゲルを形成しなかつた。他の試料の剪断モジユラ
スG′はレオメトリツクス(商標)機械分光計を使用し
て測定した。測定の周波数は10ラツドS-1で、歪は調整
して(範囲0.1〜10%)線状粘弾性応答を確保した。得
たデータは第2図に示す。これらのデータはBr.Polymer
J.17,(1985),164に記載の理論的手順を使用して合せ
た。この手順から得た臨界濃度Coは0.8重量%であつ
た。上記のようにデータを合せることにより得た曲線を
第4図に示す。
同様に、1.0重量%NaCl,0.1重量%ソルビン酸カリウ
ム、0.0005重量%ベータカロチン、0.10重量%酪農フレ
ーバカクテルおよびpH4.8までの乳酸の水溶液中の3:1重
量比でパセリSA2およびカルベリホエイ(60%タン白、
変性)から成るゲル化剤(b)の臨界濃度は次の場合を
除いてゼラチン−カラギナン系と同じ手順を使用して測
定した:試料は70℃の代りに90℃で均質化した。このゲ
ル化系は固化が遅いので、試料はモジユラスの測定前に
4℃で2日貯蔵した。しかし測定は再び20℃で行なつ
た。モジユラスは1%歪で測定した。これは線状粘弾性
応答の範囲内である。データを理論に合せて得たデータ
および曲線は第5図に示す。臨界濃度Coは8.5重量%で
あることが測定された。
組成物(A)は 5.0 重量%のゲル化剤(a)(すなわち、2.0重量%
ゼラチンおよび3.0重量%カツパ−カラギナン)、すな
わち、ゲル化剤(a)の臨界濃度の6.2倍に相当する を含有するように選択した。
組成物(B)は、 を含有するように選択した。
全体的組成物に対したは50重量%の組成物(A)およ
び50重量%の組成物(B)の組み合せを選択した。従つ
て全組成物は であつた。
この組成から、例4記載の方法を使用して生成物を製
造した。2週間の貯蔵後、生成物を評価した。応力−歪
関係は第6図に示す。(この曲線は厚さ20,10および5mm
で、20,10および5mm/分の速度で圧縮した試料に対し15
℃での測定から計算する)。わかるように、生成物は次
の特徴を有した: σmax=0.8KPa σ/σmax=0.7 εmax=0.25 生成物は十分に延展する。C5およびC15値はそれぞれ1
60および120g/cm2であつた。生成物は良好な官能性を有
した。
例7 生成物は次の組成を使用して製造した: すべての成分は一緒に混合し、攪拌しながら80℃に加熱
した。次に混合物は65℃に冷却し3000psiで均質化し
た。次に混合物は一連の2個のA−ユニツトを通すこと
によつて冷却し、タブに満たした。特に非常に良好な官
能性を有する生成物を得た。これは多分少量の微細分散
脂肪の存在に帰せられるものであろう。生成物の脂肪球
の平均的大きさ(容積加重平均直径)は約0.7μであつ
た。
例8 第1表に示す組成を使用して4つの生成物を製造し
た。第1表には又各組成物に対する評価全脂肪含量およ
びカロリー価を示す。(表面ハルバリンおよびマーガリ
ンに対するカロリー価はそれぞれ16および31kJ/gであ
る。) 5kgの各試料を製造した。各試料は次のように製造し
た:組成物は90℃に加熱し30分攪拌した。次に60℃に冷
却し、実験室A−ユニツトを通つてポンプ輸送し、−5
℃で冷却し、1000rpmで操作した。処理量は15g/分であ
つた。生成物はタブに満たし、1週間5℃および15℃で
貯蔵した。
蛋白質に対してはポンソー(商標)赤色色素による染
色を使用し、澱粉に対しては沃度を使用して生成物の顕
微鏡写真を製造した。すべての生成物が2つ又はそれ以
上の濃縮相を有した。これらはすべて澱粉を含有する連
続相を有した。構造は非常に複雑であつた。試料Aは直
径5〜20μmの蛋白質の豊富な物質の不連続少ビーズを
含有した(第1図参照)。試料Bは大きさが約25〜50μ
mの不規則形の蛋白質の豊富な不連続領域を含有した
(第2図参照)。試料CおよびDでは蛋白質の豊富な不
規則形領域を生じたが、これらは分散相又は連続相を形
成するかは確認できなかつた。
蛋白質の豊富な、および澱粉の豊富な領域の大きさは
約25〜50μmのオーダであつた。
すべての試料において、延長形よりむしろ圧縮形の粒
子を示す微細構造は約1〜5μmの規模でタン白の豊富
な領域間の物質中に存在した。これらの粒子は試料Aの
顕微鏡写真で特にはつきり見ることができた。
外観および伸展挙動はハルバリン又はソフトマーガリ
ンのものと同じであつた。生成物Bは他の3つの試料よ
りいくらか光沢が少なかつた。生成物は快適なチーズフ
レーバを有した。
例9 4つの低カロリースプレツドを次の成分から製造した
(重量%で表わす): 生成物は次の方法により製造した: 1)ベータカロチン以外のすべての成分を手で攪拌しな
がら60℃で水に添加した。
2)完全に分散した場合、混合物は密封ガラス瓶に移
し、約15分間油浴(90℃)中でゆり動かした。
3)熱生成物は約50℃に冷却し、次にマーガリンタブに
流しこみ、その時にベータカロチンを攪拌しながら添加
した。
4)均質着色生成物を5℃で放置してゲル化させた。
こうして得た生成物は許容しうる品質を有するもの
で、生成物Dは最良生成物として認められた。
例10 50重量%の蛋白質を含有する23gのビプロ(商品名)
ホエイ粉末(バイオ−アイソレーツピーエルシー,スワ
ンシー,英国から)を室温で180gの水に溶解し、6.8のp
Hを得た。乾燥グルコノ−デルタ−ラクトン(8g/l)を
添加して系を最終pH4.9/5.0に酸性化し、溶液は60℃に
加熱し、1時間その温度に保持した。
系の温度をさらに30分間60℃に保持しながら18gのパ
セリSA2澱粉を溶解した。次に温度を80℃に上げ、その
温度に10分置いた後、生成物は冷蔵庫に入れ冷却した。
こうして得た生成物は容易に延展できることがわか
り、快適な食感を有した。
【図面の簡単な説明】
第1図その1はパセリ/ゼラチン/カゼインナトリウム
/チエダー(12:3:3:0.5)を含む低脂肪スプレツドの粒
子構造の顕微鏡写真であり、その2は蛋白質部分を染色
した同様の写真である。 第2図その1はパセリ/ゼラチン/カーベリイホエー/
チエダー(12:3:3:0.5)を含む低脂肪スプレツドの粒子
構造の顕微鏡写真であり、その2は蛋白質部分を染色し
た同様の写真である。 第3図は液体生成物の代表的応力−歪の関係を示す。 第4図と第5図は増粘剤と蛋白質との粘度関係を示す。 第6図は最終生成物の圧縮試験のデータを示す。
フロントページの続き (72)発明者 パトリック ジョセフ ダンフイ イギリス国 エヌエヌ8 3イーエックス ノーザンツ,ウェリングボロウ,デイブ デール クレセント 6 (72)発明者 マルコム グリン ジョーンズ イギリス国 エムケイ43 7キューエフ ベッズ.ステビントン,パーク ロード 34 (72)発明者 アイアン ティモシィ ノートン イギリス国 エヌエヌ10 9イーゼット, ノーザンツ.ラッシュデン・グランゲウェ イ 51 (72)発明者 シモン ブリンスリィ ロス マーフィ イギリス国 エムケイ42 ディーティー ベッドフォード,シェークスピアー ロー ド,ケイブンディッシュ コート 6 (56)参考文献 特開 昭61−254155(JP,A) 特開 昭61−88857(JP,A) 特開 昭52−99260(JP,A) 特開 昭47−23548(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続脂肪層を有さず、少なくとも2つの別
    個の濃縮相を含み、少なくともそのうちの1つは連続性
    であり、0.01乃至10μmの平均的大きさを有する凝集体
    を含み、20重量%より多い脂肪を含まず、0.05〜0.3の
    歪(εmax)で最高応力が生じ、歪εmaxにおける最高応
    力(εmax)は0.3〜60kPaであり、そして0.1〜1の、可
    塑性応力(σ)と最高応力εmaxの比(σ/σmax
    を有する応力−歪関係を有するマーガリン又はハルバリ
    ン代替用のパン・スプレッド用食用可塑性分散体であっ
    て、 (I)臨界濃度の1〜8倍の量でゲル化剤(a)を含有
    するゲル形成組成物(A)及び (II)臨界濃度の1〜8倍の量でゲル化剤(b)を含有
    するゲル形成組成物(B) を含み、 (i)ゲル化剤のうち少なくとも1つは凝集体形成ゲル
    化剤であり、 (ii)ゲル化剤のうち少なくとも1つは澱粉以外のゲル
    化剤であり、 (iii)双方のゲル化剤(a)及び(b)は、非ろう性
    の完全な(intact)澱粉ではないゲル化剤であり、そし
    て (iv)ゲル化剤(a)はゲル化剤(b)とは異なる、 食用可塑性分散体。
  2. 【請求項2】0.1〜99重量%の組成物(A)および1〜9
    9.9重量%の組成物(B)を含む、請求項1に記載の分
    散体。
  3. 【請求項3】少なくとも80重量%、一層好ましくは少な
    くとも90重量%の組成物(A)及び(B)及び脂肪を含
    む、請求項1に記載の分散体。
JP63169982A 1987-07-08 1988-07-07 マーガリン又はハルバリン代替用のパン・スプレッド用食用可塑性分散体 Expired - Lifetime JPH0829047B2 (ja)

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