JPH08289705A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
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- JPH08289705A JPH08289705A JP12072595A JP12072595A JPH08289705A JP H08289705 A JPH08289705 A JP H08289705A JP 12072595 A JP12072595 A JP 12072595A JP 12072595 A JP12072595 A JP 12072595A JP H08289705 A JPH08289705 A JP H08289705A
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- Japan
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- fishing
- fishing line
- rotor
- line
- fishline
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Abstract
(57)【要約】
【目的】釣糸案内部の小型・軽量化を図り、ロータの回
転バランスに悪影響を与えることなく糸絡みを防止して
魚釣操作性の優れた魚釣用スピニングリールを提供する
こと。 【構成】リール本体に回転可能に装着されたロータと、
リール本体にスプール軸を介して支持され、手動ハンド
ルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプールと、
ロータ腕部に揺動可能に設けられたベール支持アームを
介して取り付けられ、釣糸巻取り操作時に当該釣糸をス
プールに案内するラインローラを有する釣糸案内部とを
備えた魚釣用スピニングリールにおいて、ラインローラ
７１の周縁部でかつ前記ベール支持アーム５側に、釣糸
巻取操作時に釣糸が接触可能な鍔状ガイド部７７が一体
的に形成されており、かつ、ラインローラの釣糸案内面
７１ａをロータの巻き取り回転方向側へ向けて漸次大径
に形成する。
転バランスに悪影響を与えることなく糸絡みを防止して
魚釣操作性の優れた魚釣用スピニングリールを提供する
こと。 【構成】リール本体に回転可能に装着されたロータと、
リール本体にスプール軸を介して支持され、手動ハンド
ルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプールと、
ロータ腕部に揺動可能に設けられたベール支持アームを
介して取り付けられ、釣糸巻取り操作時に当該釣糸をス
プールに案内するラインローラを有する釣糸案内部とを
備えた魚釣用スピニングリールにおいて、ラインローラ
７１の周縁部でかつ前記ベール支持アーム５側に、釣糸
巻取操作時に釣糸が接触可能な鍔状ガイド部７７が一体
的に形成されており、かつ、ラインローラの釣糸案内面
７１ａをロータの巻き取り回転方向側へ向けて漸次大径
に形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用スピニングリール
に関し、特に、釣糸を巻取る際にスプールに案内するた
めの釣糸案内機構の小型・軽量化を図り、ロータの回転
バランスの向上、スピニングリールの操作性の向上、お
よび巻き取り時におけるラインローラ上の釣糸の糸道を
安定させて適正な糸巻き状態にすることのできる魚釣用
スピニングリールに関するものである。
に関し、特に、釣糸を巻取る際にスプールに案内するた
めの釣糸案内機構の小型・軽量化を図り、ロータの回転
バランスの向上、スピニングリールの操作性の向上、お
よび巻き取り時におけるラインローラ上の釣糸の糸道を
安定させて適正な糸巻き状態にすることのできる魚釣用
スピニングリールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】魚釣用スピニングリールはベールおよび
釣糸案内部を有するロータを回転させてスプールに釣糸
を巻回する形式であるため、釣糸は縒られた状態でスプ
ールに巻回される。そして、ベールを起こして釣糸を螺
旋状に放出することによって縒れが解された状態で釣糸
を放出することができるものと考えられる。しかし、実
際上は、釣糸の巻き取りと放出が繰り返して行われる
と、釣糸の張力、水や砂などの異物が付着した釣糸とラ
インローラとの摩擦抵抗、ラインローラの形状、釣糸の
材質や太さなどの影響を受け、放出時に縒れが解消され
るような縒れ状態で巻取ることができなくなってしま
う。これにより、解消されない縒れが蓄積されて、巻取
り時や放出時に糸絡みが生じたり、また、長期に亘使用
によって釣糸が切れてしまう虞があった。
釣糸案内部を有するロータを回転させてスプールに釣糸
を巻回する形式であるため、釣糸は縒られた状態でスプ
ールに巻回される。そして、ベールを起こして釣糸を螺
旋状に放出することによって縒れが解された状態で釣糸
を放出することができるものと考えられる。しかし、実
際上は、釣糸の巻き取りと放出が繰り返して行われる
と、釣糸の張力、水や砂などの異物が付着した釣糸とラ
インローラとの摩擦抵抗、ラインローラの形状、釣糸の
材質や太さなどの影響を受け、放出時に縒れが解消され
るような縒れ状態で巻取ることができなくなってしま
う。これにより、解消されない縒れが蓄積されて、巻取
り時や放出時に糸絡みが生じたり、また、長期に亘使用
によって釣糸が切れてしまう虞があった。
【０００３】斯かる不具合を解消すべく実公平３―１７
６６１号に開示されているような、鼓状のラインローラ
の中心よりスプール側に釣糸を強制的に寄せておくため
の突起状の制御部材をベール支持アームの前方部に取付
けたものが提案されている。
６６１号に開示されているような、鼓状のラインローラ
の中心よりスプール側に釣糸を強制的に寄せておくため
の突起状の制御部材をベール支持アームの前方部に取付
けたものが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
にベール支持アームに制御部材を設けることは、糸案内
部が全体的に大型化するとともに該制御部材への糸絡み
が発生しやすくなる。また、この様な制御部材が存在す
るとベール支持アームの前方への重量偏寄が生じ、ロー
タの回転バランスに悪影響を及ぼし、巻取り操作の不具
合になるといった欠点を有している。
にベール支持アームに制御部材を設けることは、糸案内
部が全体的に大型化するとともに該制御部材への糸絡み
が発生しやすくなる。また、この様な制御部材が存在す
るとベール支持アームの前方への重量偏寄が生じ、ロー
タの回転バランスに悪影響を及ぼし、巻取り操作の不具
合になるといった欠点を有している。
【０００５】さらに、この種の魚釣用スピニングリール
にあっては、スプールの糸巻径の寸法や、ラインローラ
に釣糸を案内する釣竿のガイドの大きさや位置などによ
っては釣糸がベール支持アームなどに不規則に接触し、
巻取り操作の不具合を生じるといった課題を残してい
た。
にあっては、スプールの糸巻径の寸法や、ラインローラ
に釣糸を案内する釣竿のガイドの大きさや位置などによ
っては釣糸がベール支持アームなどに不規則に接触し、
巻取り操作の不具合を生じるといった課題を残してい
た。
【０００６】本発明は上記従来技術の課題に着目して提
案されたもので、釣糸案内部の小型・軽量化を図り、ロ
ータの回転バランスに悪影響を与えることなく糸絡みを
防止して魚釣操作性の優れた魚釣用スピニングリールを
提供することを目的とする。
案されたもので、釣糸案内部の小型・軽量化を図り、ロ
ータの回転バランスに悪影響を与えることなく糸絡みを
防止して魚釣操作性の優れた魚釣用スピニングリールを
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、リール本体に回転可能に装着されたロー
タと、リール本体にスプール軸を介して支持され、手動
ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプー
ルと、ロータ腕部４に揺動可能に設けられたベール支持
アーム５を介して取り付けられ、釣糸巻取り操作時に当
該釣糸をスプールに案内するラインローラを有する釣糸
案内部とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、前
記ラインローラの周縁部でかつ前記ベール支持アーム側
に、釣糸巻取操作時に釣糸が接触可能な鍔状ガイド部を
一体的に形成するとともに、ラインローラの釣糸案内面
にロータの巻き取り回転方向側へ向けて漸次大径となる
ように形成することを特徴とする。
め、本発明は、リール本体に回転可能に装着されたロー
タと、リール本体にスプール軸を介して支持され、手動
ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプー
ルと、ロータ腕部４に揺動可能に設けられたベール支持
アーム５を介して取り付けられ、釣糸巻取り操作時に当
該釣糸をスプールに案内するラインローラを有する釣糸
案内部とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、前
記ラインローラの周縁部でかつ前記ベール支持アーム側
に、釣糸巻取操作時に釣糸が接触可能な鍔状ガイド部を
一体的に形成するとともに、ラインローラの釣糸案内面
にロータの巻き取り回転方向側へ向けて漸次大径となる
ように形成することを特徴とする。
【０００８】本発明は、漸次大径となるように形成され
た部分がテーパー面であることを特徴とする。
た部分がテーパー面であることを特徴とする。
【０００９】本発明は、漸次大径となるように形成され
た部分がラッパ状であることを特徴とする。
た部分がラッパ状であることを特徴とする。
【００１０】本発明は、ラインローラの釣糸案内面の鍔
状ガイド部との隣接側にラインローラの軸芯と平行に形
成された平行釣糸案内面を形成するとともに、該平行釣
糸案内面からロータの巻取り回転方向側に向けて漸次大
径となる釣糸案内面を形成することを特徴とする。
状ガイド部との隣接側にラインローラの軸芯と平行に形
成された平行釣糸案内面を形成するとともに、該平行釣
糸案内面からロータの巻取り回転方向側に向けて漸次大
径となる釣糸案内面を形成することを特徴とする。
【００１１】
【作用】本発明によれば、ラインローラの周縁部でかつ
前記ベール支持アーム側に、釣糸巻取操作時に常時、釣
糸が接触可能な鍔状ガイド部が形成されてるので、巻取
り時の釣糸は該鍔状ガイド部によって釣糸案内面の一定
位置に保持された状態でスプールに導かれるので、糸縒
れが生じることがなく、また、巻取り時にラインローラ
とベール支持アームとの隙間に釣糸が噛み込むことを防
止する。
前記ベール支持アーム側に、釣糸巻取操作時に常時、釣
糸が接触可能な鍔状ガイド部が形成されてるので、巻取
り時の釣糸は該鍔状ガイド部によって釣糸案内面の一定
位置に保持された状態でスプールに導かれるので、糸縒
れが生じることがなく、また、巻取り時にラインローラ
とベール支持アームとの隙間に釣糸が噛み込むことを防
止する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て説明する。図１は本発明の第１の実施例における魚釣
用スピニングリールの全体を示した側面図、図２は本実
施例の要部周りを示した拡大断面図、図３はラインロー
ラ単体の側面断面図である。なお、以下の説明に用いる
図においては、紙面上左側方向がロータの釣糸巻取り回
転方向である。
て説明する。図１は本発明の第１の実施例における魚釣
用スピニングリールの全体を示した側面図、図２は本実
施例の要部周りを示した拡大断面図、図３はラインロー
ラ単体の側面断面図である。なお、以下の説明に用いる
図においては、紙面上左側方向がロータの釣糸巻取り回
転方向である。
【００１３】図１に示すように、本実施例におけるスピ
ニングリールは、通常のスピニングリールと同様に、リ
ール本体１の前方には前後動するように取付けられたス
プール２と、該スプール２の外周を離間状態で回転する
ロータ３と、スプール２を挟んでロータ３の対称位置か
ら前方に向けて延在する一対のローター腕部４（図１に
おいては一方のローター腕部４のみが図示されており、
対称位置に他方のローター腕部が隠れている。）と、前
記ローター腕部４の先端に取付けられたベール支持アー
ム５（図１においては一方のローター腕部４に揺動自在
に支持されたベール支持アーム５が図示されており、他
方のローター腕部にもベール支持アームが揺動自在に支
持されている。）と、前記ベール支持アーム５間に架設
されたベール６と、一方の支持部材５側に設けられた釣
糸案内部７と、前記ロータ３を回転させるとともにスプ
ール２を前後動させるための操作を行うハンドルＨとを
有している。なお、スプール２を前後動させる機構およ
びロータ３を回転させる機構等は、特に限定されるもの
ではなく、従来のスピニングリールと同様の構成をして
いるものである。
ニングリールは、通常のスピニングリールと同様に、リ
ール本体１の前方には前後動するように取付けられたス
プール２と、該スプール２の外周を離間状態で回転する
ロータ３と、スプール２を挟んでロータ３の対称位置か
ら前方に向けて延在する一対のローター腕部４（図１に
おいては一方のローター腕部４のみが図示されており、
対称位置に他方のローター腕部が隠れている。）と、前
記ローター腕部４の先端に取付けられたベール支持アー
ム５（図１においては一方のローター腕部４に揺動自在
に支持されたベール支持アーム５が図示されており、他
方のローター腕部にもベール支持アームが揺動自在に支
持されている。）と、前記ベール支持アーム５間に架設
されたベール６と、一方の支持部材５側に設けられた釣
糸案内部７と、前記ロータ３を回転させるとともにスプ
ール２を前後動させるための操作を行うハンドルＨとを
有している。なお、スプール２を前後動させる機構およ
びロータ３を回転させる機構等は、特に限定されるもの
ではなく、従来のスピニングリールと同様の構成をして
いるものである。
【００１４】釣糸案内部７は、一般的な魚釣用スピニン
グリールと同様に、図１および図２に示すように、軸受
８によってベール支持アーム５に回転可能に支承された
ラインローラ７１と、巻き取り開始時に釣糸をラインロ
ーラ７の釣糸案内面７１ａに導くためベール支持アーム
５にネジなどの手段でもって固定的に取り付けられたラ
インスライダー８１から構成されている。
グリールと同様に、図１および図２に示すように、軸受
８によってベール支持アーム５に回転可能に支承された
ラインローラ７１と、巻き取り開始時に釣糸をラインロ
ーラ７の釣糸案内面７１ａに導くためベール支持アーム
５にネジなどの手段でもって固定的に取り付けられたラ
インスライダー８１から構成されている。
【００１５】本発明の第１の実施例における魚釣用スピ
ニングリールに用いるラインローラ７１は、図１〜図３
に示すように、該ラインローラ７１の周縁部でかつ前記
ベール支持アーム側に、釣糸巻取操作時に釣糸が接触可
能な鍔状ガイド部７７が一体的に形成されている。この
鍔状ガイド部７７は、図示の実施例においては、円盤状
をしているが、多角形盤状であっても良いことは言うま
でもない。なお、この鍔状ガイド部７７はラインローラ
７１と一体成型されているものでも、また、夫々別体に
成型したものを接合するものであってもよい。なお、ラ
インローラ７１（鍔状ガイド部７７がラインローラ７１
と別体に成型されている場合には、該鍔状ガイド部７
７）の材料としては、通常用いられている材料と同様の
種々のセラミックスや金属材料などの硬質材料で形成さ
れており、特に限定されるものではない。
ニングリールに用いるラインローラ７１は、図１〜図３
に示すように、該ラインローラ７１の周縁部でかつ前記
ベール支持アーム側に、釣糸巻取操作時に釣糸が接触可
能な鍔状ガイド部７７が一体的に形成されている。この
鍔状ガイド部７７は、図示の実施例においては、円盤状
をしているが、多角形盤状であっても良いことは言うま
でもない。なお、この鍔状ガイド部７７はラインローラ
７１と一体成型されているものでも、また、夫々別体に
成型したものを接合するものであってもよい。なお、ラ
インローラ７１（鍔状ガイド部７７がラインローラ７１
と別体に成型されている場合には、該鍔状ガイド部７
７）の材料としては、通常用いられている材料と同様の
種々のセラミックスや金属材料などの硬質材料で形成さ
れており、特に限定されるものではない。
【００１６】鍔状ガイド部７７の少なくともロータの巻
き取り回転方向側（釣糸案内面７１ａ側）の壁面は、ラ
インローラ７の軸芯と直角に立設するように形成されて
いる。このように鍔状ガイド部７７のロータの巻き取り
回転方向側の壁面を軸芯に対して直角になるように形成
するのは、後述するように、釣糸案内面７１ａがロータ
の巻取り回転方向に向けて漸次大径となるようなテーパ
ー状に形成されているため、釣糸がベール支持アーム５
側に寄りやすくなり、釣糸が図２で示すベール支持アー
ム５のラインローラ７１側端部５１に接触するのを防止
するためであり、また、釣糸の糸道を安定させてスプー
ルへの巻取りを安定させるためである。
き取り回転方向側（釣糸案内面７１ａ側）の壁面は、ラ
インローラ７の軸芯と直角に立設するように形成されて
いる。このように鍔状ガイド部７７のロータの巻き取り
回転方向側の壁面を軸芯に対して直角になるように形成
するのは、後述するように、釣糸案内面７１ａがロータ
の巻取り回転方向に向けて漸次大径となるようなテーパ
ー状に形成されているため、釣糸がベール支持アーム５
側に寄りやすくなり、釣糸が図２で示すベール支持アー
ム５のラインローラ７１側端部５１に接触するのを防止
するためであり、また、釣糸の糸道を安定させてスプー
ルへの巻取りを安定させるためである。
【００１７】また、鍔状ガイド部７７の外周面は釣糸案
内面７１ａ側に向けて下降するように傾斜されており、
釣糸が鍔状ガイド部７７の外周に接触した場合に、釣糸
案内面７１ａへと落下させやすくするためである。
内面７１ａ側に向けて下降するように傾斜されており、
釣糸が鍔状ガイド部７７の外周に接触した場合に、釣糸
案内面７１ａへと落下させやすくするためである。
【００１８】ラインローラ７１の釣糸案内面７１ａは、
ロータの巻き取り回転方向側（図示において左側）へ向
けて漸次大径となるようなテーパー状に形成されてい
る。この釣糸案内面７１ａのテーパー角度としては、１
゜〜１０゜の範囲が考えられるが、このテーパー角度の
設定はリールのサイズにより設計段階で適宜設定される
ものであり、斯かる数値に限定されるものではない。
ロータの巻き取り回転方向側（図示において左側）へ向
けて漸次大径となるようなテーパー状に形成されてい
る。この釣糸案内面７１ａのテーパー角度としては、１
゜〜１０゜の範囲が考えられるが、このテーパー角度の
設定はリールのサイズにより設計段階で適宜設定される
ものであり、斯かる数値に限定されるものではない。
【００１９】図４は第２の実施例におけるラインローラ
７２を示す側面断面図である。このラインローラ７２の
釣糸案内面７２ａは、ロータの巻き取り回転方向側（図
示において左側）へ向けて漸次大径となるようなラッパ
状、即ち、軸長手方向断面が緩やかな弓形曲面状に形成
されている。なお、図４における本実施例においては、
ラインローラ７２と鍔状ガイド部７７ａとは一体成型さ
れるように図示してあるが、本実施例はこれに限定され
るものではなく、ラインローラと鍔状ガイド部７７ａと
を別体に成型しておいて、事後に接合するものであって
もよい。
７２を示す側面断面図である。このラインローラ７２の
釣糸案内面７２ａは、ロータの巻き取り回転方向側（図
示において左側）へ向けて漸次大径となるようなラッパ
状、即ち、軸長手方向断面が緩やかな弓形曲面状に形成
されている。なお、図４における本実施例においては、
ラインローラ７２と鍔状ガイド部７７ａとは一体成型さ
れるように図示してあるが、本実施例はこれに限定され
るものではなく、ラインローラと鍔状ガイド部７７ａと
を別体に成型しておいて、事後に接合するものであって
もよい。
【００２０】図５は本発明の第３の実施例におけるライ
ンローラ７３を示す側面断面図である。上記第１および
第２の実施例においては、釣糸案内面７１ａ，７２ａが
鍔状ガイド部７７，７７ａとの接合部からロータの巻取
り回転方向側へ漸次大径となるようにしたが、第３の実
施例においては、ロータの巻取り回転方向へ漸次大径と
なる釣糸案内面７３ａの鍔状ガイド部７７ｂ側に、ライ
ンローラ７３の軸芯と平行に延在する平行釣糸案内面７
３ｂを連続して形成しておくものである。なお、第３の
実施例においては、ラインローラ７３と鍔状ガイド部７
７ｂを別体に成型し、両者をネジ式に螺合接続するよう
に図示したが、本実施例はこれに限定されるものではな
く、ラインローラ７３と鍔状ガイド部７７ｂとを一体に
成型しておくものであってもよいことは言うまでもな
い。
ンローラ７３を示す側面断面図である。上記第１および
第２の実施例においては、釣糸案内面７１ａ，７２ａが
鍔状ガイド部７７，７７ａとの接合部からロータの巻取
り回転方向側へ漸次大径となるようにしたが、第３の実
施例においては、ロータの巻取り回転方向へ漸次大径と
なる釣糸案内面７３ａの鍔状ガイド部７７ｂ側に、ライ
ンローラ７３の軸芯と平行に延在する平行釣糸案内面７
３ｂを連続して形成しておくものである。なお、第３の
実施例においては、ラインローラ７３と鍔状ガイド部７
７ｂを別体に成型し、両者をネジ式に螺合接続するよう
に図示したが、本実施例はこれに限定されるものではな
く、ラインローラ７３と鍔状ガイド部７７ｂとを一体に
成型しておくものであってもよいことは言うまでもな
い。
【００２１】図６は本発明の第４の実施例におけるライ
ンローラ７４を示す側面断面図である。第４の実施例に
おいては、鍔状ガイド部７４ｂの釣糸案内面７４ａ側の
外周角部を釣糸を釣糸案内面７４ａに案内しやすいよう
に面取りしてある。本実施例における前記鍔状ガイド部
７４ｂの外周角部は面取りでなくとも曲面形成にしてお
いてもよい。なお、本実施例においてはラインローラ７
４と鍔状ガイド部７４ｂとを別体に成型し、両者を圧入
または接着等によって接合するように図示したが、本実
施例においても、第３の実施例と同様に、ネジ螺合形式
であってもよく、また、ラインローラ７４と鍔状ガイド
部７７ｃとを一体成型したものであってもよいことは言
うまでもない。
ンローラ７４を示す側面断面図である。第４の実施例に
おいては、鍔状ガイド部７４ｂの釣糸案内面７４ａ側の
外周角部を釣糸を釣糸案内面７４ａに案内しやすいよう
に面取りしてある。本実施例における前記鍔状ガイド部
７４ｂの外周角部は面取りでなくとも曲面形成にしてお
いてもよい。なお、本実施例においてはラインローラ７
４と鍔状ガイド部７４ｂとを別体に成型し、両者を圧入
または接着等によって接合するように図示したが、本実
施例においても、第３の実施例と同様に、ネジ螺合形式
であってもよく、また、ラインローラ７４と鍔状ガイド
部７７ｃとを一体成型したものであってもよいことは言
うまでもない。
【００２２】また、鍔状ガイド部は釣糸を安定してスプ
ールへ案内規制する機能上、ラインローラの軸芯に対し
て垂直に径方向外方に突設されている。尚、ガイド部の
突設方向はロータの釣糸巻取回転方向側に向けて鋭角に
形成してもよい。
ールへ案内規制する機能上、ラインローラの軸芯に対し
て垂直に径方向外方に突設されている。尚、ガイド部の
突設方向はロータの釣糸巻取回転方向側に向けて鋭角に
形成してもよい。
【００２３】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、ライン
ローラの周縁部でかつ前記ベール支持アーム側に、釣糸
巻取操作時に常時、釣糸が接触可能な鍔状ガイド部が形
成されてるので、巻取り時の釣糸は該鍔状ガイド部によ
って釣糸案内面の一定位置に保持された状態でスプール
の導かれるので、糸縒れを防止するために突起状の制御
部材を設ける必要がなく、釣糸案内部を小型・軽量化を
図ることができる。したがって、本発明によれば、ベー
ル支持アーム前方への重量偏寄が生じることがないの
で、ロータ回転がスムースになるとともに、回転バラン
スも向上し、釣糸の放出および巻取り時の操作性を向上
させることができる。
ローラの周縁部でかつ前記ベール支持アーム側に、釣糸
巻取操作時に常時、釣糸が接触可能な鍔状ガイド部が形
成されてるので、巻取り時の釣糸は該鍔状ガイド部によ
って釣糸案内面の一定位置に保持された状態でスプール
の導かれるので、糸縒れを防止するために突起状の制御
部材を設ける必要がなく、釣糸案内部を小型・軽量化を
図ることができる。したがって、本発明によれば、ベー
ル支持アーム前方への重量偏寄が生じることがないの
で、ロータ回転がスムースになるとともに、回転バラン
スも向上し、釣糸の放出および巻取り時の操作性を向上
させることができる。
【００２４】また、本発明によれば、鍔状ガイド部の存
在により、巻取り時にラインローラとベール支持アーム
との隙間に釣糸が噛み込むことが有効に防止され、釣糸
の不用意な切断が有効に防止され、快適な釣りを楽しむ
ことができる。
在により、巻取り時にラインローラとベール支持アーム
との隙間に釣糸が噛み込むことが有効に防止され、釣糸
の不用意な切断が有効に防止され、快適な釣りを楽しむ
ことができる。
【図１】本発明の第１の実施例における魚釣用スピニン
グリールの全体を示した側面図である。
グリールの全体を示した側面図である。
【図２】本発明の第１の実施例の要部周りを示した拡大
断面図である。
断面図である。
【図３】第１の実施例におけるラインローラ単体の側面
断面図である。
断面図である。
【図４】第２の実施例の変形例におけるラインローラ単
体の側面断面図である。
体の側面断面図である。
【図５】第３の実施例におけるラインローラ単体の側面
断面図である。
断面図である。
【図６】第４の実施例の変形例におけるラインローラ単
体の側面断面図である。
体の側面断面図である。
１ リール本体 ２ スプール ３ ローター ４ ローター腕部 ５ ベール支持アーム ６ ベール ７ 釣糸案内部 ８ 軸受 ７１ ラインローラ ７１ａ 釣糸案内面 ７２ ラインローラ ７２ａ 釣糸案内面 ７３ ラインローラ ７３ａ 釣糸案内面 ７３ｂ 平行釣糸案内面 ７４ ラインローラ ７４ａ 釣糸案内面 ７７ 鍔状ガイド部 ７７ａ 鍔状ガイド部 ７７ｂ 鍔状ガイド部 ７７ｃ 鍔状ガイド部
Claims (4)
- 【請求項１】 リール本体に回転可能に装着されたロー
タと、リール本体にスプール軸を介して支持され、手動
ハンドルによるロータの回転で釣糸が巻回されるスプー
ルと、ロータ腕部に揺動可能に設けられたベール支持ア
ームを介して取り付けられ、釣糸巻取り操作時に当該釣
糸をスプールに案内するラインローラを有する釣糸案内
部とを備えた魚釣用スピニングリールにおいて、 前記ラインローラの周縁部でかつ前記ベール支持アーム
側に、釣糸巻取操作時に釣糸が接触可能な鍔状ガイド部
が一体的に形成されており、かつ、 ラインローラの釣糸案内面がロータの巻き取り回転方向
側へ向けて漸次大径となるように形成されていることを
特徴とする魚釣用スピニングリール。 - 【請求項２】 上記釣糸案内面の漸次大径部がテーパー
面であることを特徴とする請求項１に記載の魚釣用スピ
ニングリール。 - 【請求項３】 上記釣糸案内面の漸次大径部がラッパ状
であることを特徴とする請求項１に記載の魚釣用スピニ
ングリール。 - 【請求項４】 ラインローラの釣糸案内面の鍔状ガイド
部との隣接側にラインローラの軸芯と平行に形成された
平行釣糸案内面を有し、かつ、該平行釣糸案内面からロ
ータの巻取り回転方向側に向けて漸次大径となる釣糸案
内面が形成されていることを特徴とする請求項１に記載
の魚釣用スピニングリール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7120725A JP3011363B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 魚釣用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7120725A JP3011363B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08289705A true JPH08289705A (ja) | 1996-11-05 |
| JP3011363B2 JP3011363B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=14793463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7120725A Expired - Fee Related JP3011363B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3011363B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP7120725A patent/JP3011363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3011363B2 (ja) | 2000-02-21 |
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