JPH08289668A - 野菜等の栽培方法及び栽培用装置 - Google Patents

野菜等の栽培方法及び栽培用装置

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JPH08289668A
JPH08289668A JP9929495A JP9929495A JPH08289668A JP H08289668 A JPH08289668 A JP H08289668A JP 9929495 A JP9929495 A JP 9929495A JP 9929495 A JP9929495 A JP 9929495A JP H08289668 A JPH08289668 A JP H08289668A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の鉢類による栽培方法よりも簡単で、
一般の人がベランダや小さい庭で栽培が出来、おいしく
新鮮な野菜を多収量収穫出来る栽培方法及び栽培装置を
提供することにある。 【構成】 上面が開口する容器1a,1b,1cを用
意し、これらの開口部の大きさを段階的に変化させると
共に、底面に連通孔4a,4b,4cを開設し、且つ、
野菜の各生育段階に応じた肥料混合した用土2a,2
b,2cを上記容器1a,1b,1cに生育段階別に詰
め、容器1aに野菜を植えつけ、その野菜が第2生育段
階に至った時に、上記容器1aを容器1bの上に重ね合
わせ、以後、野菜の生育段階が進むに応じて最下部の容
器を次ぎの容器の上に重ね合わせることにより生育を進
行させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉢やプランター等の容器
を用いた野菜類の栽培方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉢類を用いた栽培方法としては以
下に列記する如きものがある。 1.肥料を混合した単一の用土を1つの鉢類に適量入れ
てするもの、前記の用土にさらに部分的に元肥やその他
の肥料を入れてするもの。 2.単一の鉢類の底部にゴロ土等を入れて水はけを良く
しその上に用土や部分的に肥料濃度を変化させてするも
の。 3.鉢類の底部のやや上部に網を構成し水はけを良くし
前記の様にするもの、 4.生育段階に応じて小さい鉢から複数回大きな鉢に移
植してするもの。 5.育苗ポットを単純にそれより大きな鉢類の上に置い
てするもの。 6.育苗ポットを畑の土の上に置いて栽培した後、育苗
ポットを離脱させて出荷するもの。 上記した各栽培方法はそれぞれに良い結果を得ている
が、虫害,病害に悩んでいる実情がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】野菜類の内、果菜類は
茎葉をのばす生育(栄養生長)と花を咲かせ果実を着果
・肥大・成熟させる生育(生殖生長)の両方を行なわな
ければならず、このバランスが収量や品質を左右するこ
とが知られている。また、葉菜類は、生育初期は丈夫な
根づくりのためチッソとリンサンを主体にした元肥を施
し、追肥にはチッソとカリで球づくりやおいしさを出す
と良いことが知られている。根菜類は播種から30日位
は肥料濃度をうすくし、元肥のチッソは極力少なくして
じっくりと主根や側根をのばしてから徐々に追肥をして
根の肥大をはかることが良いことが知られている。さら
に、これらの野菜はその種類によって土の種類や各生育
段階の肥料とその濃度が異なるため、農家の人でも正し
く行なえる人が少ないのが実情である。そしてこれが無
農薬や低農薬の有機栽培となれば、世界的に見ても極く
一部のいわゆる篤農家でしか行なわれていない。しかも
それらは畑か温室が殆どで、一般の人が鉢類で行なうの
は至難であった。
【0004】本発明は、上記した如き従来事情に鑑みて
なされたもので、その目的とする処は、従来の鉢類によ
る栽培方法よりも簡単で、さらに、一般の人がベランダ
や小さい庭で無農薬または低農薬の有機栽培が出来、お
いしい野菜を多収量収穫出来る栽培方法及び栽培装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、鉢若しくはプランター等、上面が開口する容器
を複数個用意し、これら容器の開口部の大きさを容器相
互間で段階的に変化させると共に、各容器の底面に連通
孔を開設し、且つ、目的とする野菜の各生育段階に応じ
た肥料を混合した用土を、上記容器の小さなものから大
きなものへと生育段階別に詰め、第1生育段階用となる
一番小さな容器に野菜の種若しくは苗を植えつけ、その
野菜が第2生育段階に至った時に、上記第1生育段階用
の容器を第2生育段階用容器の用土の上に重ね合わせ、
以後、上記野菜の生育段階が進むに応じて最下部の容器
を次ぎの生育段階用の容器の用土の上に重ね合わせて順
次生育を進行させるものである。
【0006】上記した野菜の栽培後期において、重ね合
わせた容器の最下段若しくは最下段から複数段を離脱さ
せてもよい。上記した野菜の栽培後期において、重ね合
わせた容器の最下段若しくは最下段から複数段を離脱さ
せ、新たな用土を入れた容器の上に重ね合わせてもよ
い。また、上記した栽培方法は、各段の容器内に詰めら
れる用土の中心部における肥料濃度を、その外側の部分
の肥料濃度よりも薄くしてもよい。
【0007】本発明の野菜等の栽培方法は、鉢若しくは
プランター等、上面が開口する容器を複数個用意し、こ
れら容器の開口部の大きさを容器相互間で段階的に変化
させ、その容器の中で最も大きな容器の内部に残る容器
を開口部の大きさ順に収納し、これら容器の間に形成さ
れる収容空間内に、目的とする野菜の各生育段階に応じ
て肥料を混合せしめた用土を別々に詰め、この最も内側
の容器に野菜の種若しくは苗を植えつけ、その野菜が第
2生育段階に至った時に、最も内側の容器を用土の中か
ら取り除き、以後、上記野菜の生育段階が進むに応じて
最も内側の容器を用土の中から取り除きながら生育を進
行させるものである。
【0008】本発明の栽培方法は、鉢若しくはプランタ
ー等、上面が開口する容器の内部に、平面視環状に構成
した環状仕切り材を複数個収納すると共に、外周長の大
きな環状仕切りの中に外周長の小さな環状仕切りを順に
入れて各環状仕切りを容器内において略同心させて配置
し、且つ、目的とする野菜の各生育段階に応じて肥料を
混合せしめた用土を、各環状仕切りにより容器内の中心
部から外周部へ向けて多重に仕切られた収容空間に生育
の段階別に詰め、第1生育段階用となる容器中心部の収
容空間に野菜の種若しくは苗を植えつけ、その野菜が第
2生育段階に至った時に、最も内側の環状仕切りを土の
中から取り除き、以後、上記野菜の生育段階が進むに応
じて、残る環状仕切り板の中で最も内側のものを土の中
から取り除きながら生育を進行させる野菜等の栽培方
法。
【0009】本発明の野菜等の栽培装置は、鉢若しくは
プランター等、上面に開口部を有する複数の容器を形成
し、これら各容器の開口部の大きさを容器相互間で段階
的に変化せしめると共に、各容器の底面に野菜等の根を
通す開孔を設け、これら各容器を大きさ順に重ねるか、
若しくは最も大きな容器内に残る容器を大きさ順に収納
できるように構成した組み合わせ容器と、目的とする野
菜の各生育段階に応じた肥料を混合し、上記した各容器
内に別々に詰める生育段階別の用土とから成るものであ
る。
【0010】
【作用】上記した如き手段によれば、第1生育段階用と
なる一番小さな容器に植えられた野菜は、第1生育段階
に適した成分肥料、例えば根の活着のために低肥料とし
た用土中の肥料成分を吸収しながら根が十分に育って来
たところで、第2生育段階用の容器の用土の上に重ね合
わせて載置する。第2生育段階用の容器内には、上記野
菜の第2生育段階に適した肥料、例えば着果や収穫の良
好に成す肥料を混合した用土が詰められ、第1生育段階
用の容器内で育った根は同容器底面の連通孔を通して第
2生育段階用の容器内の用土中に伸び、第2生育段階用
容器内の肥料成分を吸収しながら成長する。
【0011】第3生育段階用の容器がある場合、第2生
育段階用容器の用土中にて根が育ってきた時、第2生育
段階用容器を第3生育段階用容器の土の上に重ね合わせ
て載置する。以後、上記した野菜の根は、各生育段階毎
に最下段に用意された容器内の用土の成分を吸収しなが
ら成長する。また、上段の容器の開口部よりも下段の容
器の開口部を段階的に大きくすることによれば、各段の
容器の開口部から用土が覗くので、各段の容器内の用土
に対する酸素の供給、水の供給を円滑に行うことがで
き、またそれらの確認もできる。
【0012】野菜の栽培後期において、重ね合わせた容
器の最下段若しくは最下段から複数段を離脱させること
によれば、栽培途中にて樹勢が弱くなってきた場合等に
最下段もしくは最下段から複数段の容器内で育った根の
下部を切りつめたり、栽培後期にて肥料を切る等の対処
を行うことが可能となる。また、野菜の栽培後期におい
て、重ね合わせた容器の最下段若しくは最下段から複数
段を離脱させ、新たな容器の土の上に重ね合わせること
によれば、根下部の切断処理ができるようなる。
【0013】上記栽培方法において、各段の容器内に詰
められる用土の中心部における肥料濃度を薄くしたもの
においては、例えば、大根のように主根を深く生長・肥
大させるタイプの野菜において、主根が伸びて行く際
に、主根時は肥料濃度の薄い用土の中を成長し、側根か
ら比較的濃い肥料を吸収させることが可能となる。請求
項5記載の栽培方法によれば、最も大きな容器の内部に
は開口部の大きさの異なる容器が順に収納され、これら
容器の間に形成される各収容空間に、各生育段階に応じ
て肥料を混合した用土を生育段階別に詰めてある。上記
した最も内側の容器には、野菜の種若しくは苗が植えら
れ、着根した後の根は、最も内側の容器内に詰めた用土
中に含まれる第1生育過程に適した肥料の養分を吸収し
て成長する。
【0014】上記容器内で野菜の根が十分に育って来た
ところで、最も内側の容器を用土中から取り除く。これ
により、最も内側の容器に詰めらていた用土と、その外
側に詰められていた用土が続いた状態となり、野菜の根
は、取り除いた容器の外側に詰められた用土に含まれる
第2生育過程に適した養分を吸収して成長する。上記し
た如く取り除いた最も内側の容器の外側に2個目の容器
がある場合、この容器を、上記第2生育段階用の用土内
で成長した根が十分に育った時点において、用土中から
取り除き、第2生育段階用の用土と、その外側に詰めら
れた第3生育段階用の用土と続いた状態とする。以後、
上記した野菜の根は、最も外側に位置する容器を取り除
く度、その容器の外側に詰められた用土中の養分を吸収
しながら外側へ向けて成長を続ける。
【0015】請求項6記載の栽培方法によれば、容器の
内部には外周長が異なる複数の環状仕切りが順に収納さ
れ、これら環状仕切りの間に形成される各収容空間に、
各生育段階に応じて肥料を混合した用土を生育段階別に
詰めてある。上記した最も内側の環状仕切りの内側に詰
められる用土には、野菜が植えられ、その根は同用土中
に含まれる第1生育過程に適した肥料の養分を吸収して
成長する。上記用土中で野菜の根が十分に育って来たと
ころで、最も内側の環状仕切りを用土中から取り除く。
これにより、最も内側の環状仕切りの内側に詰めらてい
た用土と、その外側に詰められていた用土が続いた状態
となり、野菜の根は、取り除いた環状仕切りの外側に詰
められた用土に含まれる第2生育過程に適した肥料の養
分を吸収して成長する。
【0016】上記した第2生育段階用の用土内で成長し
た根が十分に育った時点において、用土中に残る一番内
側の環状仕切りを取り除き、第2生育段階用の用土と、
その外側に詰められた第3生育段階用の用土と続いた状
態とする。以後、上記した野菜の根は、用土中に残る一
番内側の環状仕切りを取り除く度、その環状仕切りの外
側に詰められた用土中の養分を吸収しながら外側へ向け
て成長を続ける。
【0017】本発明の野菜の栽培装置によれば、上面に
開口部を有する複数の容器は、相互の大きさを段階的に
変化せしめてあり、さらに、各容器の底面には野菜等の
根を通す開孔を設けてある。上記した各容器は後述する
ように生育段階別に混合した用土を別々に詰めた上で大
きさ順に重ねるか、若しくは最も大きな容器内に残る容
器を大きさ順に収納し、それら各容器の間に形成される
収容空間に上記した用土を順に詰めて使用する。一方、
用土は、目的とする野菜の各生育段階に応じた肥料を混
合して複数種類用意され、これらを上記した各容器内、
もしくは各容器の間に形成される収容空間に別々に詰め
【0018】
【発明の効果】本発明の野菜の栽培方法は、以上のよう
に複数の容器を重ね合わせながら最上部の容器に植えた
野菜の根を下段の容器内へ向けて成長させるものである
から、重ね合わせる複数の容器にあらかじめ野菜の各生
長段階に応じた肥料濃度の用土を別々に入れておくこと
により、野菜の生育段階に応じて行う施肥及び追肥作業
のわずらわしさを大幅に軽減するこどがてきる。また、
上段の容器の開口部よりも下段の容器の開口部を大きく
することで、積み重ねた各段の容器の開口部に用土が覗
くようにすることができるので、各段の容器毎に、根に
対する酸素の供給と、水の補給、水量の確認、追肥を行
うことが可能となり、これにより、場所を取ることなく
ベランダや小さい庭でも、従来よりおいしく新鮮な野菜
を簡単に多収量収穫することが出来る。
【0019】請求項2の栽培方法のように、野菜の栽培
後期において、重ね合わせた容器の最下段若しくは最下
段から複数段を離脱させることによれば、野菜の根の下
部を根切りしたり、または栽培後期に肥料を切る必要が
ある場合等に、簡単に対応することができる。
【0020】請求項3記載の栽培方法のように、野菜の
栽培後期において、重ね合わせた容器の最下段若しくは
最下段から複数段を離脱させ、新たな容器の用土の上に
重ね合わせることによれば、栽培途中で樹勢が弱くなっ
た時、特に栽培季節が年に1回しかない野菜等において
は、2段目あるいは3段目以降の容器を離脱させて新し
い用土と交換することで、野菜の回復を図ることが出来
る。
【0021】請求項4記載の栽培方法のように、各段の
容器内に詰められる用土の中心部に含まれる肥料濃度
を、その外側の部分よりも薄くすることによれば、例え
ば、大根のように主根を深く生長・肥大させるタイプの
野菜において、主根が伸びて行く際に、主根時は肥料濃
度の薄い用土の中を成長させることができると共に、側
根から比較的濃い肥料を吸収させることが可能となり、
根の発育を助長することができる。
【0022】請求項5記載の栽培方法は、最も大きな容
器の内部に残る容器を開口部の大きさ順に収納し、各容
器の間に形成される収容空間内に、生育段階に合わせて
肥料混合を行った用土を別々に詰め、最も内側の容器に
植えた野菜の生育状況に応じて最も内側の容器を土の中
から取り除きながら生育を進行させるのであるから、請
求項1の方法と同様な効果を期待できると共に、特に側
根が浅く広く生長するタイプの野菜には、狭い場所でも
簡単な移植効果をねらうことが出来、各容器の上面を広
く確保することもできるので、春から夏にかけては土温
の上昇を助長し、夏には過度の水分蒸発を防ぐマルチン
グが行い易く、さらに必要に応じて追肥が有効に出来る
ので、多収量収穫が期待できる。
【0023】請求項6記載の栽培方法によれば、上記請
求項5記載の栽培方法と同様な効果を奏することができ
ると共に、環状仕切りを引き抜くだけで該仕切り内側と
外側の用土を続けることができ、必要な作業はさらに簡
単なものとなる。本発明の野菜の栽培装置においては、
上記した請求項1乃至5の栽培方法に準ずる栽培を簡単
且つ確実に実現ことができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2にて示す本発明の野菜等の栽培装置
は、3個の容器と3種類の用土とから構成される。
【0025】容器としては、鉢、若しくはプランター等
の上面が開口するものを複数個使用するが、本実施例に
おいては3個の鉢により構成してある。図1にて示すよ
うに、各鉢1a,1b,1cは、高さ寸法は略同じであ
るが、口径、即ち開口面積を段階的に変化させることに
より、図1にて示すように各鉢を大きさ順に重ね合わせ
たり、若しくは図2にて示すように、大きい鉢1cの内
部に中位の鉢1bを収容し、この鉢1bの内部に小さな
鉢1aを収容できるように構成してある。また、各鉢1
a,1b,1cの底面には夫々多数の連通孔4a,4
b,4cを開設し、この連通孔4a,4b,4cを通し
て野菜の根が上段の鉢から下段の鉢に向けて伸びるよう
に構成してある。
【0026】上記した各鉢1a,1b,1cを大きさ順
に重ね合わせると、各鉢1a,1b,1cの開口面積の
差から各段の外周部に用土の露出部が形成される。即
ち、鉢1aと1bとの間には露出部aが形成され、さら
に、鉢1bと1cとの間には露出部bが形成される。上
記した各鉢1a,1b,1cには、生育段階に応じて夫
々別種の肥料を混合した用土2a,2b,2cを入れ
る。尚、各用土2a,2b,2cの具体的な混合の内容
は後述する。
【0027】次ぎに、上記した如き栽培装置を使用して
行う栽培方法を説明する。この実施例において、鉢1a
は浅型8号鉢(φ=24cm、有効深さc8m)を用い
ている。鉢1aに入れる用土2aは、赤土5リットル、
腐葉土2リットル、過リン酸石灰35gの割合で混合し
たものを使用している。上記した用土2aは鉢1aに詰
め、目的とする野菜の種若しくは苗を植える。この実施
例の場合、市販の実生のナスの苗を植えた。上記した鉢
1aにナスの苗を植えてから一カ月程経つと、用土2a
の中に根が十分に着根する。
【0028】この時期、上記した鉢1aを鉢1bの上に
重ね合わせて載置する。鉢1bは、浅型10号鉢(φ=
30cm、有効深さ9cm)を用いている。鉢1bに詰
める用土2bは赤土7リットル、腐葉土2リットル、堆
肥400g、過リン酸石灰20g、硫安20g、硫酸カ
リ10gの割合で混合し、この用土2b′鉢1bに入れ
てある。
【0029】さらに1ケ月程経過すると、野菜の根は鉢
1bの内部にまで伸びる。この時期、鉢1bを鉢1cの
上に重ね合わせて載置する。鉢1cとしては浅型12号
鉢(φ=36cm、有効深さ10cm)を用いている。
鉢1cに詰める用土2cは、赤土7リットル、腐葉土3
リットル、堆肥600g、過リン酸石灰15g、硫安2
0g、硫酸カリ10gの割合で混合したものを使用して
いる。
【0030】本発明との比較対象として、深型10号鉢
(φ=30cm、有効深さ28cm)を用い、用土は市
販の野菜用土というもの(成分は不明)を用いて、市販
の実生のナスの苗を植えた。結果は表1に示す通りであ
る。
【0031】尚、ナスは野菜の中でも根が深く生長する
タイプである。まず1個目の鉢1aに4月中旬から5月
上旬にかけて苗を植えるのであるが、十分活着するまで
は極く低肥料で育てたいので腐葉土やワラ堆肥を中心と
する用土を用いる。根が鉢1a中で育って来たところで
(鉢を裏返してみるとわかる)2個目の鉢1bの上に置
く。ナスはチッソが多すぎると葉が大きく茎が太く節間
が長く枝が直立して着果が悪くなり石ナスの発生が多く
なるが一般の人ではコントロールがむずかしいので、2
個目の鉢1bはチッソ切れのおきない程度にチッソを少
なくした用土2bを用いると初期の着果を良くし正常果
を多く収穫出来る。この時の肥料としては完熟の堆肥・
きゅう肥を主体とすると良い。しかしこの2個目で止め
るとやがて肥料切れで早く樹勢が弱り収量が減る。木の
状態を見て必要なら2個目の鉢1bの開口部から少し追
肥しながら、3個目の鉢1cの上に置く。3個目の鉢1
cには完熟堆肥にくるんだ過リン酸石灰や重焼リンサン
を待ち肥として入れて置けばさらに収穫を続けることが
出来、この3個目の鉢1cの開口部から追肥をうまくや
ればさらに収穫が期待出来る。ナスは根の乾燥に弱いの
で各段の上面外周部で水分の観察と補給及び酸素の補給
が容易に出来る。
【0032】
【表1】
【0033】上記した栽培方法においては、育成後期に
おいて、最下段の鉢1c、若しくは下二段の鉢1b,1
cを離脱させ、新たな鉢の上に重ね合わせてもよい。例
えば、表1の対象区のNo.2のものは、成育途中でア
ブラムシが多発して収穫不能となった。鉢から抜いて枝
を2/3切りつめ、根も浅型8号の大きさに切りつめて
鉢1aの大きさの新たな鉢に植え(用土は2aと同
じ)、前記1b仕様の鉢の上に置き、1ケ月後に前記1
c仕様の鉢の上に置いた。その結果、14個のナスが収
穫出来た。また、栽培後期に肥料をきる必要のある野菜
があり、この時は下段部鉢1cまたは鉢1c,1bを離
脱させることにより簡単に出来る。
【0034】上記した様に各鉢1a,1b,1cを重ね
て生育を進行させ、着果した後、必要に応じて最下段の
鉢1c、若しくは鉢1c、1bを外して根切り等の処置
をしてもよい。例えば、ミニトマトの例を示すと、着果
後2,3段目となる鉢1b,1cを切り離して1段のみ
で栽培したものの方が、そのままのものより数段甘いと
いう結果を得ている。
【0035】また、栽培途中で樹勢が弱くなった場合は
3段目の鉢1cを離脱させて、根を切りつめ葉も切りつ
めて新たに用土2cを入れた鉢1cと交換して回復をは
かると再び収穫が期待出来る。この場合、1段目の鉢1
aに追肥を行なってなければさらに回復が早い。さら
に、秋ナスを収穫したい場合は適当な時期(7月下旬か
ら8月上旬)3段目の鉢1cを離脱させて、根を切りつ
め葉も思い切って切りつめて新しい用土2cを入れた鉢
1cに交換すると、9月上旬から10月にかけて秋ナス
が収穫できる。
【0036】上記した各鉢1a,1b,1cに詰める用
土は、図4にて示す場合のように、中心部とその外側の
部分とで肥料の濃度を変化させてもよい。図4に示す鉢
1a,1b,1cには、図1にて示すものと異なる形態
で用土を詰めてある。上記した各鉢1a,1b,1cの
中に詰めた外側の部分の用土2a,2b,2cは図1に
て示したものと同じものであるが、各鉢の中心部に比較
的肥料濃度のうすい用土2a’,2b’,2c’詰めて
ある。尚、上記した用土a’,b’,c’は夫々の鉢1
a,1b,1cにおいて全用土体積の略1/2の体積に
なるように設定する。
【0037】上記した用土2a’は土は、赤土5リット
ル、腐葉土2リットル、過リン酸石灰10gの割合で混
合してある。また、用土2b’は土は赤土7リットル、
腐葉土2リットル、堆肥100g、過リン酸石灰15
g、硫安5g、硫酸カリ3gの割合で混合してある。用
土2c’は赤土7リットル,腐葉土3リットル、堆肥1
50g、過リン酸石灰10g、硫安5g、硫酸カリ3g
の割合で混合してある。その他の栽培条件は実施例1と
同じである。結果はナスが25個収穫出来、試験数は1
であるが、結果の水準は表1の試験区と同等であった。
【0038】尚、ダイコンは主根を深く生長・肥大させ
るタイプであり、主根が伸びて行く時は、肥料濃度がう
すい方が良く、側根から肥料を吸収させるのが良いの
で、上記した栽培方法を用いると従来法より簡単な生長
段階を追いながら主根を長く,太く肥大させることが出
来る。
【0039】次ぎに、本発明の別の栽培方法を図2に基
づいて説明する。栽培装置としては図1にて示したもの
と同様なものを使用しており、3個の鉢1a,1b,1
c用意し、最も大きな鉢1cの内部に鉢1b,1aを順
に収納し、この両鉢1b,1aを鉢1cの内部において
同心させた状態で配置してある。上記したように鉢1c
の内部に鉢1b及び1aを収納すると、鉢1aの内部
と、鉢1aと鉢1bと鉢1cとの間に収容空間が形成さ
れる。
【0040】上記した3個の収容空間にはそれぞれ生育
段階に応じた用土2a,2b,2cを入れてあり、これ
らの用土2a,2b,2cが鉢1aの開口部と、各鉢1
a,1b,1cの間に形成される露出部aとbとから露
出している。鉢1aは浅型8号鉢(φ=24cm、深さ
14cm)を用い、この鉢1aに入れる用土2aは、赤
土5リットル、腐葉土2リットル、過リン酸石灰35g
の割合で混合したものを用いている。この実施例の場
合、鉢1aの用土2aに市販の実生のキウリの苗を植え
た。
【0041】鉢1bとしては、浅型10号鉢(φ=30
cm、深さ16cm)を用いている。鉢1aと1bとの
間に形成される収容空間に入れる用土2bは、赤土7リ
ットル、腐葉土2リットル、堆肥400g、過リン酸石
灰20g、硫安20g、硫酸カリ10gの割合で混合し
てあり、鉢1bの80%の深さまで詰め込んである。最
も大きな鉢1cとしては、浅型12号鉢(φ=36c
m、深さ18cm)を用いている。この鉢1aと鉢1b
との間に形成される収容空間に入れる用土2cは、赤土
7リットル、腐葉土3リットル、堆肥600g、過リン
酸石灰15g、硫安20g、硫酸カリ10gの割合で混
合し、鉢1cの80%の深さまで詰めた。
【0042】上記した状態において、各収容空間に入れ
た用土2a,2b,2cは各鉢の周面に仕切られて独立
している。キウリの苗を鉢1aに植えて1ケ月経過する
と、キウリの根は鉢1a内の用土2a中に十分に着根し
ている。この時期、鉢1aを取り出し、同鉢1aからキ
ウリの成木を抜いて、鉢1bに戻す。即ち用土2a及び
2bの中から鉢1aだけを取り除く作業を行う。
【0043】さらに3週間経過すると、キウリの根が用
土2bの中まで伸びる。この時期、上記したと同様に鉢
1bを抜き、鉢1bからキウリの成木を抜いて、鉢1c
に戻す。尚、比較対象として、深型10号鉢(φ=30
cm、有効深さ28cm)を用い、用土は市販の野菜用
土というもの(成分は不明)を用いて、市販のキウリの
苗を植え1ケ月後から追肥として液肥(商品名ハイポネ
ックスの500倍希釈)を10日置きに水やりがわりに
与えた。結果は表2に示す通りである。
【0044】尚、図1及び図2にて示した栽培方法にお
いては、容器として3個の鉢1a,1b,1cと3種類
の用土2a,2b,2cを使用した場合を示したが、容
器の数は2個以上であれば何個使用してもよいが、3個
以上が好ましく、さらに各容器毎に用土の混合を変化さ
せるとよい。また、容器の形は、平面視円形のものの他
に正四角形や矩形のものを使用しても良く、さらに円形
のものと正四角形のものを混合させて使用してもよい。
【0045】尚、キウリは主根は深いが側根は浅く広く
生長するタイプであり、上記した栽培方法を用いること
により、狭い場所で簡単な移植効果もねらうことが出来
る。さらに各鉢1a,1b,1cの開口部を同心させる
と共に、各鉢相互の開口部の大きさの変化により開口部
から用土を露出させることができるので、春から夏にか
けては土温の上昇をたすけ、夏には過度の水分蒸発を防
ぐマルチングを容易に行なうことが出来る。キウリはナ
スよりもはるかに病気に弱く、一般の人の鉢類栽培はむ
ずかしいが、本発明を用いると従来法より正常果をより
多く収穫出来る。
【0046】
【表2】
【0047】図3にて示すものは、図2にて示すものと
同様なものであるが、鉢1cの内部に2個の環状仕切り
3a,3bを設けることにより用土2a,2b,2cを
入れる収容空間e1,e2,e3を形成してある。上記
環状仕切り3a,3bは、鉢1cと同じ高さを有する円
筒体であり、環状仕切り3bは鉢1cよりも一回り小さ
な径の筒として、また、環状体3aは環状体3bよりも
さらに一回り小な径の筒として形成してある。上記環状
体3a,3bは、夫々鉢1cの底面に形成した差し込み
溝d1,d2に対して上方から着脱可能に差し込むこと
により、鉢1cの内部において同心させた配置にて設置
してある。尚、上記した環状仕切り3a,3bは一体的
に構成したが、上記環状仕切りは複数の円弧状に分割し
て構成し、鉢1c内の差し込み溝d1,d2に差し込ん
だ状態で平面視環状に連結されるようにしてもよい。
【0048】上記した仕切りの間に形成される収容空間
e1,e2,e3には、夫々図2にて示したものと同じ
配合の用土2a,2b,2cを詰め、一番内側の収容空
間e1にキユリの苗を植えてある。環状仕切り3a,3
bの取り出しは、前記した図2の鉢1a,1bを取り出
しと同じであり、キウリを植えてから一カ月経過した時
点で内側の環状仕切り3aを引き抜いて用土2aと2b
とを続いた状態とし、さらに3週間経過した時点で外側
の環状仕切り3bを取り出す。上記した栽培方法による
結果は図2にて示した栽培方法と殆ど同様な結果(表2
参考)を得る。
【0049】以上のように、本発明者は、容器の大きさ
・深さ・個数、用土の種類、肥料の濃度、元肥、追肥、
葉面散布、水やり等について鋭意研究を行なった結果、
各成長段階に於いて肥料過多または過少防止のための適
正肥料濃度を確保し、嫌気状態に於ける根ぐされ防止の
ための根への酸素の供給方法を工夫し、各成育段階の追
肥の場所を確保し、水やり時に水がどれ位供給出来たか
を観察出来る様にし、うまくやったつもりでも施肥に失
敗した時に早期回復をはかれる様にすれば、一般の人で
も比較的簡単に健康でおいしくしかも従来よりより多く
収穫出来ることを知見した。
【0050】即ち本発明は、栽培しようとする野菜に応
じて鉢類を複数個以上用いるか、または複数個所以上に
仕切り、それぞれの収容空間内には、野菜の生育段階そ
れぞれに応じた肥料を混合した用土を適量入れ多段また
は同心状に配置し、多段の場合は各下段の上部の面積を
各上段部の底部の面積より広くして根の中間部から酸素
の供給が出来る様に、また追肥出来る様にまた根の発育
と水やりの観察が出来る様に、容器を同心状に配置した
場合は、人為的に各成長段階に移れる様にまた中間部か
ら酸素の供給と追肥が出来る様にまた根の発育と水やり
の観察が出来る様にして栽培できる。
【0051】また、本発明は容器を多段または同心状に
配置してあるので、各段階で追肥や水やりに失敗した時
に切り離してとりあえず回復をはかるか、その部分を新
しいものにとりかえることが出来、また生育後期に肥料
を切る必要があるものは最少限必要な部分を残して切り
はなすことが出来る。ちなみに根が深く生長する野菜は
多段栽培法が適し、根が浅く広く生長する野菜は同心法
が適している。また鉢類2個でもそれなりの効果はある
が、長期間栽培では追肥が専門的になりむずかしくなる
ので、3個以上が好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉢を重ね合わせて行う本発明の栽培形態を示す
縦断面図。
【図2】鉢を大きさ順に収納して行う栽培形態を示す縦
断面図。
【図3】鉢の内部に環状仕切り材を収納して行う栽培形
態を示す縦断面図。
【図4】鉢を重ね合わせ、中心部の用土の肥料濃度を薄
くして行う栽培形態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1a,1b,1c・・・鉢 2a,2b,2c・・・用土 2a,2b用土A′,B′,C′を入れる。尚、各用土 ,2c・・・連通孔 3a,3b・・・環状仕切り

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉢若しくはプランター等、上面が開口
    する容器を複数個用意し、これら容器の開口部の大きさ
    を容器相互間で段階的に変化させると共に、各容器の底
    面に連通孔を開設し、且つ、目的とする野菜の各生育段
    階に応じた肥料を混合した用土を、上記容器の小さなも
    のから大きなものへと生育段階別に詰め、第1生育段階
    用となる一番小さな容器に野菜の種若しくは苗を植えつ
    け、その野菜が第2生育段階に至った時に、上記第1生
    育段階用の容器を第2生育段階用容器の用土の上に重ね
    合わせ、以後、上記野菜の生育段階が進むに応じて最下
    部の容器を次ぎの生育段階用の容器の用土の上に重ね合
    わせて順次生育を進行させる野菜等の栽培方法。
  2. 【請求項2】 野菜の栽培後期において、重ね合わせ
    た容器の最下段若しくは最下段から複数段を離脱させる
    請求項1記載の野菜等の栽培方法。
  3. 【請求項3】 野菜の栽培後期において、重ね合わせ
    た容器の最下段若しくは最下段から複数段を離脱させ、
    新たな用土を入れた容器の上に重ね合わせることを特徴
    とする請求項1記載の野菜等の栽培方法。
  4. 【請求項4】 各段の容器内に詰められる用土の中心
    部における肥料濃度を、その外側の部分の肥料濃度より
    も薄くした請求項1乃至4記載の野菜等の栽培方法。
  5. 【請求項5】 鉢若しくはプランター等、上面が開口
    する容器を複数個用意し、これら容器の開口部の大きさ
    を容器相互間で段階的に変化させ、その容器の中で最も
    大きな容器の内部に残る容器を開口部の大きさ順に収納
    し、これら容器の間に形成される収容空間内に、目的と
    する野菜の各生育段階に応じて肥料を混合せしめた用土
    を別々に詰め、この最も内側の容器に野菜の種若しくは
    苗を植えつけ、その野菜が第2生育段階に至った時に、
    最も内側の容器を用土の中から取り除き、以後、上記野
    菜の生育段階が進むに応じて最も内側の容器を用土の中
    から取り除きながら生育を進行させる野菜等の栽培方
    法。
  6. 【請求項6】 鉢若しくはプランター等、上面が開口
    する容器の内部に、平面視環状に構成した環状仕切り材
    を複数個収納すると共に、外周長の大きな環状仕切りの
    中に外周長の小さな環状仕切りを順に入れて各環状仕切
    りを容器内において略同心させて配置し、且つ、目的と
    する野菜の各生育段階に応じて肥料を混合せしめた用土
    を、各環状仕切りにより容器内の中心部から外周部へ向
    けて多重に仕切られた収容空間に生育の段階別に詰め、
    第1生育段階用となる容器中心部の収容空間に野菜の種
    若しくは苗を植えつけ、その野菜が第2生育段階に至っ
    た時に、最も内側の環状仕切りを土の中から取り除き、
    以後、上記野菜の生育段階が進むに応じて、残る環状仕
    切り板の中で最も内側のものを土の中から取り除きなが
    ら生育を進行させる野菜等の栽培方法。
  7. 【請求項7】 鉢若しくはプランター等、上面に開口
    部を有する複数の容器を形成し、これら各容器の開口部
    の大きさを容器相互間で段階的に変化せしめると共に、
    各容器の底面に野菜等の根を通す開孔を設け、これら各
    容器を大きさ順に重ねるか、若しくは最も大きな容器内
    に残る容器を大きさ順に収納できるように構成した組み
    合わせ容器と、目的とする野菜の各生育段階に応じた肥
    料を混合し、上記した各容器内に別々に詰める生育段階
    別の用土とから成る野菜等の栽培装置。
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