JPH0828938A - 分散配置型空調装置 - Google Patents

分散配置型空調装置

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JPH0828938A
JPH0828938A JP6181934A JP18193494A JPH0828938A JP H0828938 A JPH0828938 A JP H0828938A JP 6181934 A JP6181934 A JP 6181934A JP 18193494 A JP18193494 A JP 18193494A JP H0828938 A JPH0828938 A JP H0828938A
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隆 神山
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祐二 鴨田
Seiji Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散配置型空調装置の熱源機と複数の室内機
と操作器との間における指令制御に用いる識別符号の設
定において、設定用スイッチを手動操作する不便さや、
識別符号の誤設定による運転事故などを無くする。 【構成】 分散配置型空調装置は、操作器201A・2
02A・203A〜20nAと室内機201・202・
203〜20nと熱源機100との連結動作を、各CP
Uが各識別符号を用いて指令制御することにより冷暖房
等の空調制御を行う。全ての各機器に別個のCPU10
1と201B・202B・203B〜20nBと201
C・202C・203C〜20nCとを設ける。各CP
Uには、「仮符号」と、この「仮符号」にもとづいて設
定した「正規の識別符号」とを記憶する識別符号用RO
M54を設ける。仮符号は、例えば、各機器ごとに16
ビットの一連番号のうちの異なる1つをメモリ54に記
憶する。各仮符号を番号順に並べ直し、新たな4ビット
の一連番号による各「正規の識別符号」を設定してメモ
リ54に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は分散型空調装置におけ
る指令制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は、図8のように、例え
ば、屋外などに設けた吸収ヒートポンプ装置、例えば、
商用電源またはガスエンジン電源により運転動作する吸
収ヒートポンプ装置などの1基の熱源機100から各室
内に分散して配置した空調利用を行う複数基の室内機2
01・202・203〜20nに空調用熱源を給配し
て、冷房または暖房若しくは冷暖房(この発明において
冷暖房等という)の空調を行うとともに、各室内機20
1・202・203〜20nの動作状態、つまり、負荷
状態に関連付けて熱源機100の運転を指令制御するよ
うに連結動作する構成になっている。そして、熱源機1
00は、一般に、室外に配置されるため、室外機とも言
われている。
【0003】こうした分散型空調装置の指令制御におい
て、各室内機201・202・203〜20nから各負
荷容量に対応する負荷コード信号を熱源機100に送る
ことによって過負荷状態を演算して制御する構成のもの
が特公平3−81062などにより開示されている。
【0004】こうした構成のものでは、各室内機201
・202・203〜20nには、マイクロコンピュータ
による制御処理部(この発明においてCPUという)2
01B・202B・203B〜20nBが設けてあり、
各室内機ごとに付属して設けた操作器201A・202
A・203A〜20nAによって指定操作した動作開始
・設定温度・動作時間などの所要の動作条件を設定情報
AとしてCPU201B・202B・203B〜20n
Bに記憶させる。
【0005】各操作器201A・202A・203A〜
20nAは遠隔操作用として用いるため、一般に、リモ
ートコントローラまたは略してリモコンとも言われてお
り、また、各操作器201A・202A・203A〜2
0nAと各CPU201B・202B・203B〜20
nBとの間の通信路は、有線通信によるものと、無線通
信、例えば、遠赤外光による光通信によるものとがあ
る。
【0006】そして、各室内機には、計測部(図示せ
ず)が設けてあり、温度センサー・時計などにより所要
の計測を行って得られる計測情報Bを各CPU201B
・202B・203B〜20nBに与える。
【0007】各CPU201B・202B・203B〜
20nBは各設定情報Aと各計測情報Bとを情報処理し
て得られる各個別の制御指令を、各室内機201・20
2・203〜20n側の空調機構(図示せず)に与えて
所要の動作制御を行うとともに、熱源機100に設けた
CPU101にも所要の制御指令を与え、熱源機100
側の空調機構(図示せず)に所要の動作を行わせて各空
調道管(図示せず)を介して各室内機201・202・
203〜20n側の空調機構に所要の空調を行うように
制御している。
【0008】そして、熱源機のCPU101と各室内機
の各CPU201B・202B・203B〜20nBと
の間の連結動作を行うための通信路102は、一般に、
有線通信路によって構成してある。
【0009】各CPU201B・202B・203B〜
20nBの熱源機100側に対する制御指令は、CPU
101側から、所定の時間間隔で、各個別の制御指令の
内容を順次に読み込んでCPU101に記憶するととも
に、前回得られた各個別の制御指令の内容と比較処理し
て、前回と異なる新しい制御指令を検出し、新しい制御
指令にもとづいて熱源機100側の空調機構に目的の室
内機に対する所要の空調動作を行わせるように制御す
る。
【0010】こうした連結動作による空調動作を行うた
めに、各室内機側でのCPUの制御指令と熱源機側での
CPUの制御指令とを各個の室内機に対応させるため
に、上記の負荷コード信号とは異なる制御用符号とし
て、各室内機に各個別の識別符号を付して制御指令を与
えるように構成している。
【0011】そして、この識別符号は、熱源機100の
CPU101においては、制御指令のためのメモリにお
けるアドレスとして扱われるため、この識別符号をアド
レスまたは通信用アドレスとも言っている。
【0012】上記の各個別の識別符号の設定は、熱源機
100と各室内機201・202・203〜20nとの
各個に設けた複数桁のスイッチによる設定部111と2
11・212・213・21nとを操作して、例えば、
各室内機ごとに異なる号機番号を識別符号として設定す
るようにした構成(以下、第1従来技術という)ものが
ある。
【0013】こうした構成では、各室内機は一般に天井
などに装備されるため、識別符号の設定操作がやりにく
く、設定作業に手間どり、さらに、熱源機側に設定され
た識別符号との照合操作にも手間どるほか、この照合を
誤って、各室内機が別の室内機による制御指令で空調動
作を行なってしまい、利用者に不測の迷惑を掛けてしま
う。
【0014】このため、識別符号の設定を自動的に行う
方法として、サーミスタの電流をA/D変換することに
より、個々のサーミスタ特性の不揃いを利用して、乱数
状の仮符号を発生する機能を各室内機に設けておき、各
室内機から送られる仮符号にもとづいて、熱源機側のC
PUが正式の識別符号、つまり、正式のアドレスを決定
し、この正式の識別符号を各室内機に記憶するようにし
た構成(以下、第2従来技術という)のものが提案され
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の第1従来技術・
第2従来技術によるものでは、各操作器と各室内機との
間の連結動作を行う通信路が光通信などで構成してあっ
たり、コンネクターで簡単に差し替え得るように構成し
てあるなどの理由で、任意の操作器を他の操作器と組み
合わせを取り替えて使用し得るものでは、異常のある操
作器と室内機との間の組み合わせを電気的に特定して保
守し得ないなどの不都合がある。
【0016】また、上記の第2従来技術のものでは、第
1従来技術のようなスイッチの手動操作という煩わしさ
は解消し得るが、第1には各室内機に対する識別符号
が、設定動作の都度、全く異なった符号に設定されてし
まうため、各室内機に対する識別符号が一意的に決まら
ないことになる。
【0017】したがって、設定動作をし直すと、そのた
びに、異なった識別符号を設定して指令制御を行うこと
になり、保守点検時には、前の運転動作で把握した保守
対象機の識別符号では、同じ対象機を特定し得なくなる
などの不都合がある。
【0018】さらに、特性が不揃いのサーミスタを多量
に用意することは、実際上、困難なので、ほぼ似た特性
をもつものを組み入れた機器が、同一の分散型配置構成
の中に配置されてしまい、識別符号の設定に混乱を生す
るという不都合がある。
【0019】このため、こうした不都合のない簡便な構
成のものを提供することが望まれているという課題があ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な操作器と室内機と熱源機、つまり、各機器をCPUで
連結動作して室内機による冷暖房等の空調制御を行うと
ともに、設定した識別符号を用いて連結動作の指令制御
を行う分散配置型空調装置であって、全ての上記の各機
器に別個のCPUを設けるとともに、この各CPUに付
属して、上記の識別符号を得るための仮の識別符号、つ
まり、仮符号と、この仮符号にもとづいて設定した正規
の識別符号とを記憶するためのメモリを設ける機器構成
手段を設ける第1の構成と、
【0021】この第1の構成に加えて、上記の各機器ご
とに、一連番号のうちの異なる1つの番号を上記の仮符
号にして上記のメモリに記憶する仮符号手段と、各仮符
号を番号順に並べ直して新たな一連番号を付して得られ
る各番号を各正規符号とし、仮符号と正規符号とを対応
させて上記のメモリに記憶する対応符号記憶手段とを設
ける第2の構成などによって、上記の課題を解決し得る
ようにしたものである。
【0022】
【作用】第1の構成では、全ての各機器に設けたCPU
が、このCPUに付属したメモリに記憶してある仮の識
別符号にもとづいて設定した正規の識別符号を用いて各
機器の連結動作の指令制御を行うので、異常のある操作
器と室内機との間の組み合わせを電気的に特定して保守
し得るように作用する。
【0023】第2の構成では、各機器に対する仮の識別
符号が一連番号のうちの異なる1つの番号に設定してあ
り、この各の仮の識別符号を番号順に並べ直して一連番
号を付すことにより正規の識別符号を得ているため、識
別符号の設定が一意的に決まるので、同一の分散配置型
空調装置の配置構成では、保守などの都合で、識別符号
の設定をやり直した場合でも、必ず同一の識別符号に設
定されることになり、前の運転動作で保守対象機の識別
符号を把握すれば、その識別符号またはこれと対応して
記憶してある仮の識別符号のいずれかによって、同じ対
象機を特定し得ることになり、保守作業が容易に確実に
行い得るように作用する。
【0024】また、特性が不揃いのサーミスタを多量に
用意するような面倒な製造作業が不要になるとともに、
ほぼ似た特性をもつものを組み入れた機器の配置にって
生ずる識別符号の設定に混乱を無くし得るように作用す
る。
【0025】
【実施例】以下、図1〜図7により実施例を説明する。
図1〜図7において、図8における各符号と同一の符号
の部分は、図8により説明した機能と同一の機能をもつ
部分であり、図1の実施例の構成が、図8の従来技術の
構成と異なるところは、次の点である。
【0026】第1には、識別符号を設定するための複数
桁のスイッチによる各設定部111と211・212・
213・21nとを設けていない点であり、第2には、
各操作器201A・202A・203A〜20nAに
も、各室内機の各CPU201B・202B・203B
〜20nBと連結動作する各CPU201C・202C
・203C〜20nCを設けている点である。
【0027】また、第3には、各操作器の各CPU20
1C・202C・203C〜20nCからの通信信号は
各室内機の各CPU201B・202B・203B〜2
0nBを介して熱源機のCPU101に通信され、ま
た、各室内機の各CPU201B・202B・203B
〜20nBと各操作器の各CPU201C・202C・
203C〜20nCとの間の連結動作を行うための通信
路201X・202X・203X〜20nXを有線通信
路で構成する場合にも、光通信などによる無線通信路で
構成する場合にも、双方向通信路によって構成している
点である。
【0028】さらに、第4には、全てのCPU101と
201B・202B・203B〜20nBと201C・
202C・203C〜20nCには、定常の空調制御の
ための制御処理のほかに、連結動作の指令制御に用いる
「正規の識別符号」と、この「正規の識別符号」の設定
に用いる「仮の識別符号」とを記憶する記憶機能を設け
ている点であり、第5には、上記の「正規の識別符号」
を設定するための処理を、この実施例では、熱源機10
0のCPU101に行わせるようにしている点である。
【0029】そして、各CPU101と201B・20
2B・203B〜20nBと201C・202C・20
3C〜20nCとは、同一の構成になっており、具体的
には、例えば、CPU101を例にして説明すると、図
2のような構成になっているものである。
【0030】つまり、入出力ポート51を介して他のC
PUとの通信信号の受け渡しを行う部分であり、処理用
ROM52に制御処理などの手順、つまり、処理フロー
のプログラムを記憶するメモリであり、作業用RAM5
3に処理過程に必要なデータを記憶するメモリであり、
識別符号用ROM54に「仮の識別符号」と「正規の識
別符号」とを各別個の記憶領域に記憶するメモリであ
り、また、キー入力部70は制御処理に必要なデータや
指令コードなどのキー入力信号を入力する部分であり、
また、表示器60は、CPUに付設した表示部分であっ
て、キー入力の状態、CPUの処理状態または処理結果
などを表示するための表示信号を与えて、所要の表示を
行うように構成してある。
【0031】各RAMは、例えば、MOSRAMのよう
な任意の半導体RAMであり、また、各ROMは、例え
ば、EPROMのような任意の半導体ROMであるが、
識別符号用ROMは、「正規の識別符号」を書き込み易
いように、なるべく低い電圧で書込可能または書換可能
のものを用いる方のが好ましい。
【0032】そして、各機器、つまり、熱源機・各室内
機・各操作器の各CPUに付属する識別符号用ROM5
4は、不揮発性で書換可能なメモリ、例えば、EP−R
OMであって、各機器の生産時または出荷時に、各機器
ごとに、一連番号のうちの異なる1つの番号を「仮の識
別符号」として記憶してあり、また、この「仮の識別符
号」にもとづいて「正規の識別符号」を設定するための
処理(以下、「識別符号設定処理」という)を行う処理
フローは、図4のようになっており、この処理フローの
プログラムがCPU101の処理用ROM52に記憶し
てある。
【0033】また、「識別符号設定処理」を行うための
事前のデータとして、分散配置している各機器の総数、
つまり、「設置数」をCPU101に付設したキー入力
部70により入力し、予め作業用RAM53に記憶して
おくようにする。
【0034】図4の処理フローは、全ての各機器の動作
用電源を投入し、各操作器の通信路201X・202X
・203X〜20nXが光通信などの狭い指向性の通信
路のものでは通信路の確保し得る状態になっていること
を確認した後に、CPU101のキー入力部70から
「識別符号設定処理」を開始するための指令信号を入力
することによって開始するようになっている。
【0035】〔処理フローの説明〕以下、図4の処理フ
ローについて説明する。
【0036】◆ステップSP1では、CPU101から
自己を含む全ての各機器のCPUに対して、「仮の識別
符号」を送信させるための「仮符号呼出指令」を出力し
て、各機器のCPUから「仮の識別符号」のデータを送
信させて、次のステップSP2に移行する。ここで、各
機器のCPU間におけるデータ通信の交信タイミングが
衝突しないように構成づけてあり、この構成は、例え
ば、本願出願人による特開平2−108399などに開
示されているものを用いる。この構成は、以下のデータ
通信に対しても同様に動作する。
【0037】◆ステップSP2では、全ての各機器から
の「仮の識別符号」のデータを取り込み、重複している
ものを取り除いた「仮の識別符号」をCPU101に付
属する作業用RAM53に記憶し、次のステップSP3
に移行する。
【0038】◆ステップSP3では、作業用RAM53
に記憶した「仮の識別符号」の数を、予め作業用RAM
53に記憶してある「設置数」と比較して、同数になっ
ているか否かを判別し、同数になっているときは、次の
ステップSP4に移行し、そうでないときはステップS
P2に戻る。
【0039】ここで、同数と判別したことは、全ての
「仮の識別符号」を取り込み終えたことを意味するもの
であり、各機器の「仮の識別符号」を、例えば、16ビ
ットによる一連番号とし、熱源機は先頭の2桁を「0
1」に、室内機は先頭の2桁を「10」に、操作器は先
頭の2桁を「11」にして番号づけてあるものとする
と、各機器の「仮の識別符号」は、例えば、図3の〔取
込状態〕のように、番号順ではなく取り込んだ順にな
り、その都度、順序不同で取り込んだ状態で作業用RA
Mに記憶されていることになる。
【0040】◆ステップSP4では、取り込んだ各機器
の「仮の識別符号」を番号順に並べ直して新たな一連番
号、例えば、4ビットの一連番号を付して得られる各番
号を各「正規の識別符号」として決定し、各「仮の識別
符号」と各「正規の識別符号」とを対応させた対応デー
タを作って、次のステップSP5に移行する。ここで、
上記の各「仮の識別符号」と各「正規の識別符号」とを
対応させたデータは、例えば、図3の〔設定状態〕よう
なデータに構成されることになる。
【0041】◆ステップSP5では、各「仮の識別符
号」と各「正規の識別符号」との対応データを、自己を
含む全ての各機器のCPUに付属する識別符号用ROM
54に記憶させるとともに、記憶し終えた各機器からは
その記憶を終了したことを連絡することを表すデータに
自己の「識別符号」のデータを付した信号を「記憶終了
信号」として送信させるための「識別符号記憶指令」を
出力して、次のステップSP6に移行する。
【0042】◆ステップSP6では、各機器からの「記
憶終了信号」を取り込み、重複しているものを取り除い
た「記憶終了信号」をCPU101の作業用RAM53
に記憶し、次のステップSP7に移行する。
【0043】◆ステップSP7では、作業用RAM53
に記憶した「記憶終了信号」の数を予め作業用RAM5
3に記憶してある「設置数」と比較して、同数になって
いるか否かを判別し、同数になっているときは、「識別
符号設定処理」を終了して、定常の空調制御を行うため
の処理フローに移行し、そうでないときはステップSP
6に戻る。ここで、同数と判別したことは、全ての各機
器に「識別符号」を設定し終えたことを意味することに
なる。
【0044】なお、上記の「識別符号設定処理」を終了
するまでの途中で停電などによる処理フローの中断があ
ったときは、最初のステップSP1または所要のステッ
プから、再度、処理フローを行うようにプログラムして
ある。
【0045】また、識別符号用ROM54を電気的に書
換可能なROMで構成していない場合には、「識別符号
設定処理」を行う都度、各機器のCPUは、「識別符号
記憶指令」によるデータを識別符号用ROM54の新た
な記憶個所に変更して記憶するように構成する。
【0046】〔実施例の構成の要約〕上記の実施例の構
成を要約すると、操作器201A・202A・203A
〜20nAと室内機201・202・203〜20nと
熱源機100、つまり、各機器をCPUで連結動作して
室内機201・202・203〜20nによる冷暖房等
の空調制御を行うとともに、設定した識別符号を用いて
連結動作の指令制御を行う分散配置型空調装置であっ
て、全ての上記の各機器に別個のCPU101と201
B・202B・203B〜20nBと201C・202
C・203C〜20nCとを設けるとともに、この各C
PUに付属して、上記の識別符号を得るための「仮の識
別符号」、つまり、仮符号と、この仮符号にもとづいて
設定した「正規の識別符号」とを記憶するためのメモ
リ、例えば、識別符号用ROM54を設ける機器構成手
段を設ける第1の構成と、
【0047】この第1の構成に加えて、上記の各機器ご
とに、一連番号、例えば、16ビットの一連番号のうち
の異なる1つの番号を上記の仮符号にして上記のメモリ
54に記憶する仮符号手段と、各仮符号を番号順に並べ
直して新たな一連番号、例えば、4ビットの一連番号を
付して得られる各番号を各正規符号、つまり、各「正規
の識別符号」とし、各仮符号と各正規符号とを、つま
り、「仮の識別符号」と「正規の識別符号」とを対応さ
せて、例えば、図3の〔設定状態〕のように対応させ
て、上記のメモリ54に記憶する対応符号記憶手段とを
設ける第2の構成とを構成していることになるものであ
る。
【0048】〔変形実施〕この発明は、次のように変形
して実施することができる。
【0049】(1)各機器の識別符号用ROM54に記
憶する「仮の識別符号」と「正規の識別符号」との対応
データを、自己のCPUの通信に必要な対応データのみ
を選択して記憶するように構成する。
【0050】(2)識別符号用ROM54を、ROMを
用いずに、バックアップ電池によって記憶を保持するR
AMで構成するとともに、電源電圧から変圧整流して得
た直流で上記のバックアップ電池を充電するように構成
する。
【0051】(3)熱源機100を複数の構成、例え
ば、図5のように、熱源機100Aと熱源機100Bと
の2基を連動する構成にし、各熱源機100A・100
Bに設けた各CPU101A・101Bのうちのいずれ
か1つのCPU、例えば、CPU101Aに「識別符号
設定処理」を行う処理フローのプログラムを記憶するよ
うに構成する。
【0052】(4)室内機のCPUと操作器のCPUと
の連結動作を、図5の〔構成B〕の部分のように、複数
基の室内機のCPUと、1基の操作器のCPUとを連結
動作させる分散配置のものに適用して構成する。
【0053】(5)上記(4)の構成、つまり、図5の
〔構成B〕の部分の構成と、室内機のCPUと操作器の
CPUとの連結動作を、図5の〔構成A〕の部分のよう
に、各室内機の各CPUを別個の各操作器の各CPUと
連結動作する構成とを組み合わせた分散配置のものに適
用して構成する。
【0054】(6)各機器のメモリに記憶する「仮の識
別符号」を、熱源機・室内機・操作器の機種別によって
一連番号の先頭の2桁などを仕分けることなく、熱源機
・室内機・操作器に共通した単なる一連番号にして記憶
するように構成する。
【0055】(7)各機器、つまり、熱源機・室内機・
操作器の制御処理を、図6のように、全て一括して制御
処理する総合制御部300を設けるとともに、総合制御
部300に設けたCPU301を図2のような構成にし
て、このCPU301に「識別符号設定処理」を行う処
理フローのプログラムを記憶するように構成する。
【0056】(8)熱源機・室内機・操作器を、それぞ
れ複数基にして構成するとともに、図7のように、各熱
源機別・各室内機別・各操作器別に、それぞれの機種別
に一括して制御処理するための各CPU401A・40
2A・403Aを図2のように構成して設けた熱源機一
括制御部401・室内機一括制御部402・操作器一括
制御部403を配置して構成し、これらの各CPU40
1A・402A・403Aのうちの1つ、例えば、CP
U401Aに「識別符号設定処理」を行う処理フローの
プログラムを記憶するように構成する。
【0057】(9)上記(8)の構成におけるCPU4
01には「識別符号設定処理」を行う処理フローのプロ
グラムを記憶せずに、各CPU401A・402A・4
03Aを一括して制御するためのCPUを図2のように
構成して設けた総合制御部(図示せず)を配置して構成
し、この総合制御部のCPUに「識別符号設定処理」を
行う処理フローのプログラムを記憶するように構成す
る。
【0058】(10)識別用ROM54と処理用ROM
52とを、1個のROMの中に仕分けて構成する。
【0059】(11)識別用ROM54を、マスクRO
M、または、消去・再書込不能なヒューズ形PROM、
ダイオード接合破壊形PROMなどに変更して構成す
る。また、「仮の識別符号」を消去・再書込不能なPR
OMに記憶し、「正規の識別符号」を書換可能なPRO
Mに記憶して、記憶アドレスを対応させることにより、
「仮の識別符号」と「正規の識別符号」の対応データを
記憶・読出し得るように構成する。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、全て
の各機器に設けたCPUに付属するメモリに記憶した
「仮の識別符号」にもとづいて設定した「正規の識別符
号」を用いて連結動作の指令制御を行うので、異常のあ
る操作器と室内機との間の組み合わせを電気的に特定し
保守を行うことができる。
【0061】また、各機器の「仮の識別符号」を一連番
号にし、番号順に並べ直して付した一連番号を「正規の
識別符号」として設定するとともに、「仮の識別符号」
と「正規の識別符号」とを対応記憶してあるので、識別
符号の設定が一意的に決められ、識別符号の設定をやり
直した場合でも、必ず同一の識別符号が設定されるた
め、一旦、対象となる機器の識別符号を把握すれば、そ
の「識別符号」またはこれと対応する「仮の識別符号」
のいずれかによって、同じ対象機を特定し得ることにな
り、保守作業が容易に確実に行い得る。
【0062】また、生産時または出荷時に記憶させた一
連番号によって識別符号を設定しているので、特性が不
揃いのサーミスタを多量に用意するような面倒な製造作
業が不要になり、識別符号の設定に混乱を招くことの無
い分散配置型空調装置を提供し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図7は実施例を、また、図8は従来技術
を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】全体ブロック構成図
【図2】要部ブロック構成図
【図3】要部データ構成図
【図4】制御処理フロー図
【図5】全体ブロック構成図
【図6】全体ブロック構成図
【図7】全体ブロック構成図
【図8】全体ブロック構成図
【符号の説明】
51 入出力ポート 52 処理用ROM 53 作業用RAM 54 識別符号用ROM 60 表示器 70 キー入力部 100 熱源機 101 CPU 102 通信路 111 設定部 201 室内機 201A 操作器 201B CPU 201C CPU 201X 通信路 202 室内機 202A 操作器 202B CPU 202C CPU 202X 通信路 203 室内機 203A 操作器 203B CPU 203C CPU 203X 通信路 20n 室内機 20nA 操作器 20nB CPU 20nC CPU 20nX 通信路 211 設定部 212 設定部 213 設定部 21n 設定部 300 総合制御部 301 CPU 401 熱源機一括制御部 401A CPU 402 室内機一括制御部 402A CPU 403 操作器一括制御部 403A CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作器と室内機と熱源機(以下、各機器
    という)をCPUで連結動作して前記室内機による冷暖
    房等の空調制御を行うとともに、設定した識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行う分散配置型空調装置
    であって、 全ての前記各機器に別個の前記CPUを設けるととも
    に、各前記CPUに付属して、前記識別符号を得るため
    の仮の識別符号(以下、仮符号という)と、前記仮符号
    にもとづいて設定した正規の前記識別符号とを記憶する
    ためのメモリを設ける機器構成手段を具備することを特
    徴とする分散配置型空調装置。
  2. 【請求項2】 操作器と室内機と熱源機(以下、各機器
    という)をCPUで連結動作して前記室内機による冷暖
    房等の空調制御を行うとともに、設定した識別符号を用
    いて前記連結動作の指令制御を行う分散配置型空調装置
    であって、 全ての前記各機器ごとに前記CPUを設けるとともに、
    各前記CPUに付属して、前記識別符号を得るための仮
    の識別符号(以下、仮符号という)と、前記仮符号にも
    とづいて設定した正規の前記識別符号(以下、正規符号
    という)とを記憶するためのメモリを設ける機器構成手
    段と、 前記各機器ごとに、一連番号のうちの異なる1つの番号
    を前記仮符号にして前記メモリに記憶する仮符号手段
    と、 各前記仮符号を番号順に並べ直して新たな一連番号を付
    して得られる各番号を各前記正規符号とし、前記仮符号
    と前記正規符号とを対応させて前記メモリに記憶する対
    応符号記憶手段とを具備することを特徴とする分散配置
    型空調装置。
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