JPH08289250A - 光ディスク再生装置 - Google Patents
光ディスク再生装置Info
- Publication number
- JPH08289250A JPH08289250A JP9073595A JP9073595A JPH08289250A JP H08289250 A JPH08289250 A JP H08289250A JP 9073595 A JP9073595 A JP 9073595A JP 9073595 A JP9073595 A JP 9073595A JP H08289250 A JPH08289250 A JP H08289250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- picture
- decoding
- read
- search
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/102—Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
- G11B27/105—Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高速サーチのサーチ速度の上限を大幅に引き上
げることができるようにする。 【構成】ビデオデータの中から、復号・出力するIピク
チャを選択し、復号・出力されないIピクチャを読み飛
ばし、復号・出力するIピクチャのデータのみを読み出
すように光ディスクドライブ2を制御するように構成し
た。
げることができるようにする。 【構成】ビデオデータの中から、復号・出力するIピク
チャを選択し、復号・出力されないIピクチャを読み飛
ばし、復号・出力するIピクチャのデータのみを読み出
すように光ディスクドライブ2を制御するように構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MPEG符号化方式
で符号化されたデータが記録されている光ディスクの再
生装置に関する。
で符号化されたデータが記録されている光ディスクの再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に従来の光ディスク再生装置の一
例を示す。図10において光ディスク1にはMPEG(M
oving Pictures Expert Group)符号化方式で圧縮された
ビデオおよびオーディオデータが記録されている。これ
らのデータは、図11のようなセクタ構造内にシステム
ストリームの形でそれぞれが分割され、記録されてい
る。そして、図12のような形でビデオデータのセクタ
とオーディオデータのセクタが多重化されて、一連のセ
クタ列として光ディスク1内に記録されている。
例を示す。図10において光ディスク1にはMPEG(M
oving Pictures Expert Group)符号化方式で圧縮された
ビデオおよびオーディオデータが記録されている。これ
らのデータは、図11のようなセクタ構造内にシステム
ストリームの形でそれぞれが分割され、記録されてい
る。そして、図12のような形でビデオデータのセクタ
とオーディオデータのセクタが多重化されて、一連のセ
クタ列として光ディスク1内に記録されている。
【0003】図11のように、セクタは、通常、ビデオ
データの場合、Sync、Header、Sub_Header、EDC、と一
つのパック(Pack)で構成され、オーディオデータの場
合、Sync、Header、Sub_Header、EDC、ZERO、と一つの
パック(Pack)で構成される。そして、MPEG符号化方
式で圧縮されたビデオおよびオーディオデータの最後に
は、ISO_11172_end_codeが付加されたセクタで構成
される。ISO_11172_end_codeは、32ビットの符号
で、16進数で表すと0x000001b9である。ここで0xは1
6進数の数字を表す。また、一続きの動画像および音声
を圧縮・符号化して、一連のパックとISO_11172_end
_codeにしたものはシステムストリームとされる。
データの場合、Sync、Header、Sub_Header、EDC、と一
つのパック(Pack)で構成され、オーディオデータの場
合、Sync、Header、Sub_Header、EDC、ZERO、と一つの
パック(Pack)で構成される。そして、MPEG符号化方
式で圧縮されたビデオおよびオーディオデータの最後に
は、ISO_11172_end_codeが付加されたセクタで構成
される。ISO_11172_end_codeは、32ビットの符号
で、16進数で表すと0x000001b9である。ここで0xは1
6進数の数字を表す。また、一続きの動画像および音声
を圧縮・符号化して、一連のパックとISO_11172_end
_codeにしたものはシステムストリームとされる。
【0004】パックは、Pack_Start_Code、SCR(Syste
m Clock Reference)、MUX_Rateよりなるパックヘッダ
(Pack_header)と、一つのパケット(Packet)もしくはパ
ックヘッダ、システムヘッダ(System_header)と、パデ
ィングパケット(Padding_Packet)で構成される。パッ
クヘッダのPack_Start_Codeは、32ビットの符号
で、16進数で表すと0x000001baである。パックの長さ
は、ビデオデータのセクタでは2324バイト(セクタ
内にISO_11172_end_codeを含む場合は2320バイ
ト)で、オーディオデータのセクタでは2304バイト
(セクタ内にISO_11172_end_codeを含む場合は23
00バイト)とされる。
m Clock Reference)、MUX_Rateよりなるパックヘッダ
(Pack_header)と、一つのパケット(Packet)もしくはパ
ックヘッダ、システムヘッダ(System_header)と、パデ
ィングパケット(Padding_Packet)で構成される。パッ
クヘッダのPack_Start_Codeは、32ビットの符号
で、16進数で表すと0x000001baである。パックの長さ
は、ビデオデータのセクタでは2324バイト(セクタ
内にISO_11172_end_codeを含む場合は2320バイ
ト)で、オーディオデータのセクタでは2304バイト
(セクタ内にISO_11172_end_codeを含む場合は23
00バイト)とされる。
【0005】パケットは、Packet_Start_Code_Prefi
x、Stream_ID、Packet_Length、およびStuffing_Byt
e、STD_Buffer_Scale、STD_Buffer_Size、PTS(Pres
entation_Time_Stamp)、DTS(Decoding_Time_Stamp)
(ビデオデータのセクタのみ)よりなるパケットヘッダ
(Packet_Header)と、パケットデータ(Packet_Data)で
構成される。Packet_Start_Code_Prefixは、24ビ
ットの符号で0x000001である。Stream_IDは、8ビット
の符号で、図13のように、パケットの種類を示す。Pa
cket_Lengthは、16ビットのデータで、それ以降のパ
ケットの長さを示す。
x、Stream_ID、Packet_Length、およびStuffing_Byt
e、STD_Buffer_Scale、STD_Buffer_Size、PTS(Pres
entation_Time_Stamp)、DTS(Decoding_Time_Stamp)
(ビデオデータのセクタのみ)よりなるパケットヘッダ
(Packet_Header)と、パケットデータ(Packet_Data)で
構成される。Packet_Start_Code_Prefixは、24ビ
ットの符号で0x000001である。Stream_IDは、8ビット
の符号で、図13のように、パケットの種類を示す。Pa
cket_Lengthは、16ビットのデータで、それ以降のパ
ケットの長さを示す。
【0006】各パケットのパケットデータには、ビデオ
データとオーディオデータが記録される。それぞれのデ
ータを一続きのデータ列にしたものはビットストリーム
とされる。
データとオーディオデータが記録される。それぞれのデ
ータを一続きのデータ列にしたものはビットストリーム
とされる。
【0007】以上のフォーマットで光ディスク1に記録
されたそれぞれのビットストリームは、図10に示す光
ディスク再生装置において再生される。すなわち、分離
装置3のヘッダ分離回路4は、光ディスクドライブ2よ
り読み出されたシステムストリームから、パックヘッダ
およびパケットヘッダを分離して制御装置6に入力する
と共に、スイッチング回路5の入力端子Gに分離されて
残ったパケットデータ、つまりビットストリームを入力
する。スイッチング回路5の出力端子H1,H2は、そ
れぞれビデオデコーダ8、オーディオデコーダ9の入力
端子に接続されている。分離装置3の制御装置6はヘッ
ダ分離回路4から入力されたパケットヘッダのStream_
IDに従い、スイッチング回路5の入力端子Gと出力端子
H1,H2を順次接続状態にして、ビデオおよびオーデ
ィオのビットストリームを正しく対応するデコーダに入
力する。
されたそれぞれのビットストリームは、図10に示す光
ディスク再生装置において再生される。すなわち、分離
装置3のヘッダ分離回路4は、光ディスクドライブ2よ
り読み出されたシステムストリームから、パックヘッダ
およびパケットヘッダを分離して制御装置6に入力する
と共に、スイッチング回路5の入力端子Gに分離されて
残ったパケットデータ、つまりビットストリームを入力
する。スイッチング回路5の出力端子H1,H2は、そ
れぞれビデオデコーダ8、オーディオデコーダ9の入力
端子に接続されている。分離装置3の制御装置6はヘッ
ダ分離回路4から入力されたパケットヘッダのStream_
IDに従い、スイッチング回路5の入力端子Gと出力端子
H1,H2を順次接続状態にして、ビデオおよびオーデ
ィオのビットストリームを正しく対応するデコーダに入
力する。
【0008】このようにMPEG符号化方式で圧縮され
たビデオデータを再生する場合、ランダムアクセスやサ
ーチ動作時に制限が生じる。すなわち、MPEG符号化
方式においては、フレーム内符号化ピクチャ(I(イン
トラ)ピクチャ)とフレーム間符号化ピクチャ(P(前
方予測)ピクチャ、B(両方向予測)ピクチャ)を持っ
ている。Iピクチャの符号化は、その画像(フレームま
たはフィールド)内のデータのみを用いて行われるた
め、データの圧縮効率は低くなるが、Iピクチャのデー
タのみで復号が可能である。PピクチャとBピクチャ
は、前後のピクチャからの差分信号を符号化したもので
あるため、データの圧縮率は高くなるが、Pピクチャま
たはBピクチャを復号するには前後の予測画面が必要と
なる。
たビデオデータを再生する場合、ランダムアクセスやサ
ーチ動作時に制限が生じる。すなわち、MPEG符号化
方式においては、フレーム内符号化ピクチャ(I(イン
トラ)ピクチャ)とフレーム間符号化ピクチャ(P(前
方予測)ピクチャ、B(両方向予測)ピクチャ)を持っ
ている。Iピクチャの符号化は、その画像(フレームま
たはフィールド)内のデータのみを用いて行われるた
め、データの圧縮効率は低くなるが、Iピクチャのデー
タのみで復号が可能である。PピクチャとBピクチャ
は、前後のピクチャからの差分信号を符号化したもので
あるため、データの圧縮率は高くなるが、Pピクチャま
たはBピクチャを復号するには前後の予測画面が必要と
なる。
【0009】図14に光ディスクに記録されているIピ
クチャ、PピクチャおよびBピクチャを含むビットスト
リームの概念図を示す。一続きのビデオのビットストリ
ームは、一つ以上のSequenceに分割される。そして、そ
れぞれのSequenceは一つ以上のGOP(Group of Pictur
es)に分割され、先頭にはSequence_Headerを持つ。G
OPはIピクチャ、PピクチャおよびBピクチャに分割
され、先頭部分にIピクチャを持つ。
クチャ、PピクチャおよびBピクチャを含むビットスト
リームの概念図を示す。一続きのビデオのビットストリ
ームは、一つ以上のSequenceに分割される。そして、そ
れぞれのSequenceは一つ以上のGOP(Group of Pictur
es)に分割され、先頭にはSequence_Headerを持つ。G
OPはIピクチャ、PピクチャおよびBピクチャに分割
され、先頭部分にIピクチャを持つ。
【0010】一般的にサーチ動作を行う場合、サーチ速
度や復号レートを向上させるために、それ自身のデータ
のみで復号可能なIピクチャのみをデコードする。これ
は、サーチ動作によってビデオのビットストリームが不
連続となり、P,Bピクチャの場合、復号不能になるた
めである。すなわち、図10の光ディスク再生装置にお
いて、サーチ動作を行う場合、制御装置6、ビデオデコ
ーダ8、オーディオデコーダ9に対してサーチ動作の遷
移を行う。サーチ動作においてビデオデコーダ8は前記
の理由により、入力されたビデオデータの中からIピク
チャのみを復号する。
度や復号レートを向上させるために、それ自身のデータ
のみで復号可能なIピクチャのみをデコードする。これ
は、サーチ動作によってビデオのビットストリームが不
連続となり、P,Bピクチャの場合、復号不能になるた
めである。すなわち、図10の光ディスク再生装置にお
いて、サーチ動作を行う場合、制御装置6、ビデオデコ
ーダ8、オーディオデコーダ9に対してサーチ動作の遷
移を行う。サーチ動作においてビデオデコーダ8は前記
の理由により、入力されたビデオデータの中からIピク
チャのみを復号する。
【0011】サーチ動作において、制御装置6は光ディ
スクドライブ2に対し、光ディスク1上のデータ読み出
しを高速に行うよう指令する。このときのデータ読み出
しの速度によって、サーチ速度が決定される。すなわ
ち、Iピクチャのみを復号することによる復号レートを
上限とし、光ディスクドライブ2からのデータ読み出し
の速度が速くなるほどサーチ速度が速くなる。光ディス
クドライブ2から高速に読み出されたデータは分離装置
3に入力される。ヘッダ分離回路4、制御装置6および
スイッチング回路5によりシステムストリームからビデ
オのビットストリームを分離し、ビデオデコーダ8に入
力する。サーチ動作において、オーディオデコーダ9は
動作させない。
スクドライブ2に対し、光ディスク1上のデータ読み出
しを高速に行うよう指令する。このときのデータ読み出
しの速度によって、サーチ速度が決定される。すなわ
ち、Iピクチャのみを復号することによる復号レートを
上限とし、光ディスクドライブ2からのデータ読み出し
の速度が速くなるほどサーチ速度が速くなる。光ディス
クドライブ2から高速に読み出されたデータは分離装置
3に入力される。ヘッダ分離回路4、制御装置6および
スイッチング回路5によりシステムストリームからビデ
オのビットストリームを分離し、ビデオデコーダ8に入
力する。サーチ動作において、オーディオデコーダ9は
動作させない。
【0012】このように、サーチ動作は、高速なIピク
チャの連続再生で実現される。例えば、前方への高速サ
ーチが指示された場合、光ディスクドライブ2から読み
出されるデータの速度を通常より高速(例えば、2倍
速)に行い、ビデオデコーダ8はIピクチャのみを復号
し、かつ、他のデータを廃棄することにより、サーチ動
作が実現される。
チャの連続再生で実現される。例えば、前方への高速サ
ーチが指示された場合、光ディスクドライブ2から読み
出されるデータの速度を通常より高速(例えば、2倍
速)に行い、ビデオデコーダ8はIピクチャのみを復号
し、かつ、他のデータを廃棄することにより、サーチ動
作が実現される。
【0013】次に図15に別の従来の光ディスク再生装
置の一例を示す。光ディスク1には前記ビットストリー
ムとは別にIピクチャが記録されている位置を表す全て
のデータも記録されている。制御装置6は予め光ディス
ク1よりIピクチャの位置データを全て読み出し、Iピ
クチャ位置情報記憶装置17に記録しておく。
置の一例を示す。光ディスク1には前記ビットストリー
ムとは別にIピクチャが記録されている位置を表す全て
のデータも記録されている。制御装置6は予め光ディス
ク1よりIピクチャの位置データを全て読み出し、Iピ
クチャ位置情報記憶装置17に記録しておく。
【0014】光ディスク1に記録されているビットスト
リームは、図15に示す光ディスク再生装置において再
生される。すなわち、光ディスク1に記録されているデ
ータは、ピックアップ11より出力され、復調回路12
に入力される。復調回路12はピックアップ11の出力
信号を復調し、ECC回路13に出力する。ECC回路
13はデータの誤り検出・訂正を行い、分離装置3に出
力する。
リームは、図15に示す光ディスク再生装置において再
生される。すなわち、光ディスク1に記録されているデ
ータは、ピックアップ11より出力され、復調回路12
に入力される。復調回路12はピックアップ11の出力
信号を復調し、ECC回路13に出力する。ECC回路
13はデータの誤り検出・訂正を行い、分離装置3に出
力する。
【0015】分離装置3内のヘッダ分離回路4は、EC
C回路13より入力されたシステムストリームから、パ
ックヘッダおよびパケットヘッダを分離して制御装置6
に入力すると共に、残ったパケットデータ、つまりビッ
トストリームをスイッチング回路5の入力端子Gに入力
する。スイッチング回路5の出力端子H1,H2は、そ
れぞれビデオデコーダ8、オーディオデコーダ9の入力
端子に接続されている。分離装置3の制御装置6はヘッ
ダ分離回路4から入力されたパケットヘッダのStream_
IDに従い、スイッチング回路5の入力端子Gと出力端子
H1,H2を順次接続状態にして、ビデオおよびオーデ
ィオのビットストリームを正しく対応するデコーダに入
力する。
C回路13より入力されたシステムストリームから、パ
ックヘッダおよびパケットヘッダを分離して制御装置6
に入力すると共に、残ったパケットデータ、つまりビッ
トストリームをスイッチング回路5の入力端子Gに入力
する。スイッチング回路5の出力端子H1,H2は、そ
れぞれビデオデコーダ8、オーディオデコーダ9の入力
端子に接続されている。分離装置3の制御装置6はヘッ
ダ分離回路4から入力されたパケットヘッダのStream_
IDに従い、スイッチング回路5の入力端子Gと出力端子
H1,H2を順次接続状態にして、ビデオおよびオーデ
ィオのビットストリームを正しく対応するデコーダに入
力する。
【0016】分離装置3により分離されたビデオデータ
は、ビデオデコーダ8に入力され、また、オーディオデ
ータはオーディオデコーダ9に入力され、それぞれから
復号された信号を出力する。
は、ビデオデコーダ8に入力され、また、オーディオデ
ータはオーディオデコーダ9に入力され、それぞれから
復号された信号を出力する。
【0017】制御装置6は、再生の状況に応じて、ビデ
オデコーダ8、オーディオデコーダ9にコマンドを指令
し制御する。また、ドライブ制御装置15にアクセスコ
マンドを指令する。ドライブ制御装置15は制御装置6
からのコマンドに従い、トラッキングサーボ回路14を
使用してピックアップ11を駆動し、アクセスを行う。
オデコーダ8、オーディオデコーダ9にコマンドを指令
し制御する。また、ドライブ制御装置15にアクセスコ
マンドを指令する。ドライブ制御装置15は制御装置6
からのコマンドに従い、トラッキングサーボ回路14を
使用してピックアップ11を駆動し、アクセスを行う。
【0018】サーチ動作において、制御装置6は予め読
み出されてIピクチャ位置情報記録装置17に記録され
ているIピクチャの位置情報に従い、ドライブ制御回路
15に対し、データの読み出し位置に移動するアクセス
コマンドを指令する。このとき、ドライブ制御装置15
は図16のアルゴリズムに従い、トラッキングサーボ回
路14およびピックアップ11を制御し、正確な読み出
し位置を割り出す。
み出されてIピクチャ位置情報記録装置17に記録され
ているIピクチャの位置情報に従い、ドライブ制御回路
15に対し、データの読み出し位置に移動するアクセス
コマンドを指令する。このとき、ドライブ制御装置15
は図16のアルゴリズムに従い、トラッキングサーボ回
路14およびピックアップ11を制御し、正確な読み出
し位置を割り出す。
【0019】まず、ドライブ制御装置15は、ピックア
ップ11の現在位置を割り出す。そして、制御装置6か
ら指令された読み出し位置とピックアップ11の現在位
置から、ピックアップ11をジャンプさせる方向とジャ
ンプするトラック数を決定する。そして、トラックジャ
ンプを行い、制御装置6から指令された読み出し位置
に、ピックアップ11を移動させる。
ップ11の現在位置を割り出す。そして、制御装置6か
ら指令された読み出し位置とピックアップ11の現在位
置から、ピックアップ11をジャンプさせる方向とジャ
ンプするトラック数を決定する。そして、トラックジャ
ンプを行い、制御装置6から指令された読み出し位置
に、ピックアップ11を移動させる。
【0020】ここで、トラックジャンプは、そのジャン
プ数によって、1トラックジャンプ、10トラックジャ
ンプ、100トラックジャンプ等の種類があり、最初に
100トラックジャンプ等の大きなトラックジャンプを
行い、大まかな位置合わせを行った後に、10トラック
ジャンプ、1トラックジャンプで正確に制御装置6から
指令された読み出し位置にピックアップ11を移動させ
る。
プ数によって、1トラックジャンプ、10トラックジャ
ンプ、100トラックジャンプ等の種類があり、最初に
100トラックジャンプ等の大きなトラックジャンプを
行い、大まかな位置合わせを行った後に、10トラック
ジャンプ、1トラックジャンプで正確に制御装置6から
指令された読み出し位置にピックアップ11を移動させ
る。
【0021】このときのピックアップ11の読み出し位
置への移動速度とデータ読み出しの速度によって、サー
チ速度が決定される。すなわち、Iピクチャのみを復号
することによる復号レートを上限とし、ピックアップ1
1の読み出し位置への移動速度と光ディスク1からのデ
ータ読み出しの速度が速くなるほどサーチ速度が速くな
る。ピックアップ11によって光ディスク1から読み出
されたデータは復調回路12でデータの復調が行われ、
ECC回路13でデータ誤りの検出・訂正が行われた後
に、分離装置3に入力される。ヘッダ分離回路4、制御
装置6およびスイッチング回路5によりシステムストリ
ームからビデオのビットストリームを分離し、ビデオデ
コーダ8に入力する。サーチ動作において、オーディオ
デコーダ9は動作させない。
置への移動速度とデータ読み出しの速度によって、サー
チ速度が決定される。すなわち、Iピクチャのみを復号
することによる復号レートを上限とし、ピックアップ1
1の読み出し位置への移動速度と光ディスク1からのデ
ータ読み出しの速度が速くなるほどサーチ速度が速くな
る。ピックアップ11によって光ディスク1から読み出
されたデータは復調回路12でデータの復調が行われ、
ECC回路13でデータ誤りの検出・訂正が行われた後
に、分離装置3に入力される。ヘッダ分離回路4、制御
装置6およびスイッチング回路5によりシステムストリ
ームからビデオのビットストリームを分離し、ビデオデ
コーダ8に入力する。サーチ動作において、オーディオ
デコーダ9は動作させない。
【0022】このように、サーチ動作は、高速なIピク
チャの連続再生とランダムアクセスの繰り返しで実現さ
れる。例えば、前方への高速サーチを行う場合、制御装
置6がIピクチャの位置情報をもとに指令した位置より
読み出されたデータを、ビデオデコーダ8に入力し、復
号して出力する。このような動作を繰り返すことでサー
チ動作が実現される。
チャの連続再生とランダムアクセスの繰り返しで実現さ
れる。例えば、前方への高速サーチを行う場合、制御装
置6がIピクチャの位置情報をもとに指令した位置より
読み出されたデータを、ビデオデコーダ8に入力し、復
号して出力する。このような動作を繰り返すことでサー
チ動作が実現される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の装置
による高速サーチでは、高速サーチの再生速度の上限
は、ビデオデコーダのIピクチャを復号する際の復号レ
ートの上限で決定される。さらに、通常の再生時には必
要としない高度の制御が必要となる高速なデータ読み出
しを可能とする光ディスク再生装置、またはIピクチャ
の位置情報を記憶しておく記憶装置が別途必須となる。
による高速サーチでは、高速サーチの再生速度の上限
は、ビデオデコーダのIピクチャを復号する際の復号レ
ートの上限で決定される。さらに、通常の再生時には必
要としない高度の制御が必要となる高速なデータ読み出
しを可能とする光ディスク再生装置、またはIピクチャ
の位置情報を記憶しておく記憶装置が別途必須となる。
【0024】本発明は、通常のデータ読み出し速度で、
また、特別な記憶装置等を必要としない光ディスク再生
装置で高速サーチを実現し、かつ、高速サーチの再生速
度の上限を大幅に引き上げることを目的とする。
また、特別な記憶装置等を必要としない光ディスク再生
装置で高速サーチを実現し、かつ、高速サーチの再生速
度の上限を大幅に引き上げることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る光
ディスク再生装置は、ビットストリームが記録されてい
る光ディスクから読み出されたデータを再生する光ディ
スク再生装置において、Iピクチャのみを復号化するモ
ードをもつ復号化手段と、この復号化手段の復号化状況
に応じて光ディスクの読み出し位置および読み出すデー
タ量を制御する制御手段とを備えたものである。
ディスク再生装置は、ビットストリームが記録されてい
る光ディスクから読み出されたデータを再生する光ディ
スク再生装置において、Iピクチャのみを復号化するモ
ードをもつ復号化手段と、この復号化手段の復号化状況
に応じて光ディスクの読み出し位置および読み出すデー
タ量を制御する制御手段とを備えたものである。
【0026】請求項2の発明に係る光ディスク再生装置
の制御手段は、サーチ速度に応じて読み出すIピクチャ
の数を変えて読み出すデータ量を制御するようにしたも
のである。
の制御手段は、サーチ速度に応じて読み出すIピクチャ
の数を変えて読み出すデータ量を制御するようにしたも
のである。
【0027】請求項3の発明に係る光ディスク再生装置
の制御手段は、前記読み出し位置へアクセスするとき、
光ディスクから読み出そうとする位置の近傍にアクセス
制御するようにしたものである。
の制御手段は、前記読み出し位置へアクセスするとき、
光ディスクから読み出そうとする位置の近傍にアクセス
制御するようにしたものである。
【0028】請求項4の発明に係る光ディスク再生装置
は、ビットストリームが記録されている光ディスクから
読み出されたデータを再生する光ディスク再生装置にお
いて、Iピクチャのみを復号化するモードをもつ復号化
手段と、Iピクチャの復号に必要なデータを抽出するデ
ータ抽出手段と、前記復号化手段の復号化状況および前
記データ抽出手段のデータ抽出状況に応じて光ディスク
の読み出し位置および読み出すデータ量を制御する制御
手段とを備えたものである。
は、ビットストリームが記録されている光ディスクから
読み出されたデータを再生する光ディスク再生装置にお
いて、Iピクチャのみを復号化するモードをもつ復号化
手段と、Iピクチャの復号に必要なデータを抽出するデ
ータ抽出手段と、前記復号化手段の復号化状況および前
記データ抽出手段のデータ抽出状況に応じて光ディスク
の読み出し位置および読み出すデータ量を制御する制御
手段とを備えたものである。
【0029】
【作用】請求項1の発明に係る光ディスク再生装置は、
高速サーチを行う際に、全てのIピクチャを復号するの
ではなく、Iピクチャが幾つか読み飛ばされるように読
み出し位置を制御するので、高速なサーチが可能とな
る。
高速サーチを行う際に、全てのIピクチャを復号するの
ではなく、Iピクチャが幾つか読み飛ばされるように読
み出し位置を制御するので、高速なサーチが可能とな
る。
【0030】請求項2の発明に係る光ディスク再生装置
は、高速サーチを行う際に、全てのIピクチャを復号す
るのではなく、サーチ速度に応じて読み飛ばされるIピ
クチャの数を変えるように制御するので、高速なサー
チ、およびサーチ速度の変化が可能となる。
は、高速サーチを行う際に、全てのIピクチャを復号す
るのではなく、サーチ速度に応じて読み飛ばされるIピ
クチャの数を変えるように制御するので、高速なサー
チ、およびサーチ速度の変化が可能となる。
【0031】請求項3の発明に係る光ディスク再生装置
は、高速サーチを行う際に、読み出し位置へのアクセス
制御を、データを読み出そうとする位置の近傍にアクセ
スするように行うので、コントローラの読み出し位置移
動の指令からデータが読み出されるまでの時間が短縮さ
れるので、高速なサーチ、およびサーチ速度の変化が可
能となる。
は、高速サーチを行う際に、読み出し位置へのアクセス
制御を、データを読み出そうとする位置の近傍にアクセ
スするように行うので、コントローラの読み出し位置移
動の指令からデータが読み出されるまでの時間が短縮さ
れるので、高速なサーチ、およびサーチ速度の変化が可
能となる。
【0032】請求項4の発明に係る光ディスク再生装置
は、高速サーチを行う際に、光ディスクのデータからI
ピクチャの復号に必要なデータのみを抽出し、この抽出
情報によって読み出し位置を制御する。従って、高速な
サーチが可能となる。
は、高速サーチを行う際に、光ディスクのデータからI
ピクチャの復号に必要なデータのみを抽出し、この抽出
情報によって読み出し位置を制御する。従って、高速な
サーチが可能となる。
【0033】
実施例1.以下に、本発明の第1の実施例について説明
する。図1はMPEG符号化方式で符号化されたビット
ストリームが記録されている光ディスク(例えば、ビデ
オCD)を再生する装置である。1は光ディスクで、M
PEG符号化方式で符号化された図2のようなビットス
トリーム構造を持つビデオおよびオーディオデータが図
3のようなセクタ構造で記録されている。2は光ディス
ク1からデータを読み出す光ディスクドライブ、3は光
ディスクドライブ2の出力信号(システムストリーム)
からビデオとオーディオのビットストリームを分離する
分離装置、4はシステムストリームからパックヘッダお
よびパケットヘッダとパケットデータ(ビットストリー
ム)とを分離するヘッダ分離回路、5はパケットヘッダ
のStream_IDに応じてビデオとオーディオのストリーム
に分離するスイッチング回路、6はヘッダ分離回路4の
データをもとにスイッチング回路5を制御する制御装
置、7はビデオとオーディオのビットストリームを復号
する復号装置、8はビデオのビットストリームを復号す
るビデオデコーダ、9はオーディオのビットストリーム
をデコードするオーディオデコーダ、10は分離装置3
と復号装置7と光ディスクドライブ2および全体の動作
を制御するコントローラである。
する。図1はMPEG符号化方式で符号化されたビット
ストリームが記録されている光ディスク(例えば、ビデ
オCD)を再生する装置である。1は光ディスクで、M
PEG符号化方式で符号化された図2のようなビットス
トリーム構造を持つビデオおよびオーディオデータが図
3のようなセクタ構造で記録されている。2は光ディス
ク1からデータを読み出す光ディスクドライブ、3は光
ディスクドライブ2の出力信号(システムストリーム)
からビデオとオーディオのビットストリームを分離する
分離装置、4はシステムストリームからパックヘッダお
よびパケットヘッダとパケットデータ(ビットストリー
ム)とを分離するヘッダ分離回路、5はパケットヘッダ
のStream_IDに応じてビデオとオーディオのストリーム
に分離するスイッチング回路、6はヘッダ分離回路4の
データをもとにスイッチング回路5を制御する制御装
置、7はビデオとオーディオのビットストリームを復号
する復号装置、8はビデオのビットストリームを復号す
るビデオデコーダ、9はオーディオのビットストリーム
をデコードするオーディオデコーダ、10は分離装置3
と復号装置7と光ディスクドライブ2および全体の動作
を制御するコントローラである。
【0034】次に、図1の光ディスク再生装置の動作に
ついて説明する。コントローラ10にユーザから再生指
令が入力されると、コントローラ10は再生に必要なビ
ットストリームが記録されているセクタの読み出しコマ
ンドを光ディスクドライブ2に与える。また同時にビデ
オデコーダ8およびオーディオデコーダ9にコマンドを
与えて、ビデオデコーダ8およびオーディオデコーダ9
を復号可能な状態にさせる。光ディスクドライブ2は、
光ディスク1上の所定のセクタ位置からの再生を開始す
る。
ついて説明する。コントローラ10にユーザから再生指
令が入力されると、コントローラ10は再生に必要なビ
ットストリームが記録されているセクタの読み出しコマ
ンドを光ディスクドライブ2に与える。また同時にビデ
オデコーダ8およびオーディオデコーダ9にコマンドを
与えて、ビデオデコーダ8およびオーディオデコーダ9
を復号可能な状態にさせる。光ディスクドライブ2は、
光ディスク1上の所定のセクタ位置からの再生を開始す
る。
【0035】光ディスクドライブ2から出力されたシス
テムストリームは分離装置3内のヘッダ分離回路4に入
力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパケット
データに分離される。分離されたパックヘッダおよびパ
ケットヘッダは制御装置6に、そして、パケットデータ
はスイッチング回路5の入力端子Gに入力される。制御
装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケットヘッ
ダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5を正しく
ビデオとオーディオのビットストリームに分離するよう
制御する。
テムストリームは分離装置3内のヘッダ分離回路4に入
力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパケット
データに分離される。分離されたパックヘッダおよびパ
ケットヘッダは制御装置6に、そして、パケットデータ
はスイッチング回路5の入力端子Gに入力される。制御
装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケットヘッ
ダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5を正しく
ビデオとオーディオのビットストリームに分離するよう
制御する。
【0036】スイッチング回路5で分離されたビデオの
ビットストリームはビデオデコーダ8に、オーディオの
ビットストリームはオーディオデコーダ9にそれぞれ入
力される。そして、ビデオデコーダ8およびオーディオ
デコーダ9は、それぞれ入力されたビットストリームを
復号し、それぞれビデオ信号とオーディオ信号の出力を
行う。
ビットストリームはビデオデコーダ8に、オーディオの
ビットストリームはオーディオデコーダ9にそれぞれ入
力される。そして、ビデオデコーダ8およびオーディオ
デコーダ9は、それぞれ入力されたビットストリームを
復号し、それぞれビデオ信号とオーディオ信号の出力を
行う。
【0037】次に、図1の光ディスク再生装置のサーチ
動作について説明する。ユーザからサーチ動作が指令さ
れたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ8およ
びオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作への遷
移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはIピクチ
ャのみを復号するようにコマンドを与え、オーディオデ
コーダ9には復号動作を停止するようにコマンドを与え
る。また同時に、分離装置3内の制御装置6には、オー
ディオのビットストリームの分離を停止するように、つ
まり、ビデオのビットストリームのみ分離してビデオデ
コーダ8に入力するようにコマンドを与える。
動作について説明する。ユーザからサーチ動作が指令さ
れたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ8およ
びオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作への遷
移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはIピクチ
ャのみを復号するようにコマンドを与え、オーディオデ
コーダ9には復号動作を停止するようにコマンドを与え
る。また同時に、分離装置3内の制御装置6には、オー
ディオのビットストリームの分離を停止するように、つ
まり、ビデオのビットストリームのみ分離してビデオデ
コーダ8に入力するようにコマンドを与える。
【0038】コントローラ10は、ビデオデコーダ8が
Iピクチャを復号するのを監視しながら、次に読み出す
セクタの位置を決定する。そして、ビデオデコーダ8が
Iピクチャを復号し終えたら、光ディスクドライブ2に
読み出すセクタのシークコマンドを与える。光ディスク
ドライブ2は、指定されたセクタからデータの出力を開
始する。
Iピクチャを復号するのを監視しながら、次に読み出す
セクタの位置を決定する。そして、ビデオデコーダ8が
Iピクチャを復号し終えたら、光ディスクドライブ2に
読み出すセクタのシークコマンドを与える。光ディスク
ドライブ2は、指定されたセクタからデータの出力を開
始する。
【0039】このとき、コントローラ10が決定する次
に読み出すセクタの位置について説明する。図1の光デ
ィスク再生装置の光ディスク1にはMPEG符号化方式
で符号化されたビットストリームが記録されている。図
2は、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを含むビッ
トストリームの構造を表す。光ディスク再生装置がサー
チ動作に遷移したとき、ビデオデコーダ8ではコントロ
ーラ10によって選択されたIピクチャのみの復号およ
びビデオ出力が行われる。例えば、I1の前でサーチ動
作になったとすると、まず、I1の復号およびビデオ出
力が行われる。そして、コントローラ10は、次のI2
ではなく、例えば2枚のIピクチャ(I2とI3)を飛
ばし、I4が復号および表示できるように読み出すセク
タの位置を決定する。
に読み出すセクタの位置について説明する。図1の光デ
ィスク再生装置の光ディスク1にはMPEG符号化方式
で符号化されたビットストリームが記録されている。図
2は、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャを含むビッ
トストリームの構造を表す。光ディスク再生装置がサー
チ動作に遷移したとき、ビデオデコーダ8ではコントロ
ーラ10によって選択されたIピクチャのみの復号およ
びビデオ出力が行われる。例えば、I1の前でサーチ動
作になったとすると、まず、I1の復号およびビデオ出
力が行われる。そして、コントローラ10は、次のI2
ではなく、例えば2枚のIピクチャ(I2とI3)を飛
ばし、I4が復号および表示できるように読み出すセク
タの位置を決定する。
【0040】また、このときのビットストリームとセク
タとの関係は、図3で表される。従って、前記I4のデ
ータを読み出すためには、セクタ15より以前のデータ
より読み出せばよいことになる。これより、コントロー
ラ10はセクタ15の位置、またはそれ以前のセクタの
位置を決定する。
タとの関係は、図3で表される。従って、前記I4のデ
ータを読み出すためには、セクタ15より以前のデータ
より読み出せばよいことになる。これより、コントロー
ラ10はセクタ15の位置、またはそれ以前のセクタの
位置を決定する。
【0041】光ディスクドライブ2から出力されたシス
テムストリームは、分離装置3内のヘッダ分離回路4に
入力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパケッ
トデータに分離される。分離されたパックヘッダおよび
パケットヘッダは制御装置6に、そして、パケットデー
タはスイッチング回路5の入力端子Gに入力される。制
御装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケットヘ
ッダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5がビデ
オのビットストリームだけを正しく分離するよう制御す
る。
テムストリームは、分離装置3内のヘッダ分離回路4に
入力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパケッ
トデータに分離される。分離されたパックヘッダおよび
パケットヘッダは制御装置6に、そして、パケットデー
タはスイッチング回路5の入力端子Gに入力される。制
御装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケットヘ
ッダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5がビデ
オのビットストリームだけを正しく分離するよう制御す
る。
【0042】スイッチング回路5で分離されたビデオの
ビットストリームは、ビデオデコーダ8に入力される。
そして、ビデオデコーダ8は、入力されたビットストリ
ームの中で最初のIピクチャを復号し、ビデオ信号の出
力を行う。サーチ動作中は、オーディオのビットストリ
ームの分離およびオーディオデコーダ9の復号動作は行
わない。
ビットストリームは、ビデオデコーダ8に入力される。
そして、ビデオデコーダ8は、入力されたビットストリ
ームの中で最初のIピクチャを復号し、ビデオ信号の出
力を行う。サーチ動作中は、オーディオのビットストリ
ームの分離およびオーディオデコーダ9の復号動作は行
わない。
【0043】その間、コントローラ10は、ビデオデコ
ーダ8のIピクチャ復号を監視しつつ、次の読み出しセ
クタの位置を決定を行い、ビデオデコーダ8が復号し終
えたら、次のセクタ位置にシークさせ、再生させる動作
を繰り返させる。これにより、サーチ速度を速くするこ
とが可能となる。
ーダ8のIピクチャ復号を監視しつつ、次の読み出しセ
クタの位置を決定を行い、ビデオデコーダ8が復号し終
えたら、次のセクタ位置にシークさせ、再生させる動作
を繰り返させる。これにより、サーチ速度を速くするこ
とが可能となる。
【0044】コントローラ10は、サーチ速度が速い場
合には、より遠くのIピクチャが復号できるようにセク
タ位置を決定し、サーチ速度が遅いときには、より近く
のIピクチャが復号できるようにセクタ位置を決定す
る。このようにコントローラ10が選択するIピクチャ
によってサーチ速度は可変になり、かつ、サーチ速度の
上限を大幅に引き上げることが出来る。
合には、より遠くのIピクチャが復号できるようにセク
タ位置を決定し、サーチ速度が遅いときには、より近く
のIピクチャが復号できるようにセクタ位置を決定す
る。このようにコントローラ10が選択するIピクチャ
によってサーチ速度は可変になり、かつ、サーチ速度の
上限を大幅に引き上げることが出来る。
【0045】また、コントローラ10が、ビデオデコー
ダ8のIピクチャ復号を監視する際に、一つのIピクチ
ャのみを復号してシークおよび再生動作を行うのではな
く、二つ以上のIピクチャを復号および表示してから、
次のシークおよび再生動作を行うようにする。つまり、
例えば図4のように、IピクチャI11、I12、I1
3を復号・表示した後、次のシークおよび再生動作はI
18、I19、I20で行うようコントローラ10が制
御を行う。これにより、前記サーチ動作でおこる動画像
の不連続性を改善することができる。さらに、コントロ
ーラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャ
の数およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数
によって、前記サーチ動作よりサーチ速度の可変性が改
善される。
ダ8のIピクチャ復号を監視する際に、一つのIピクチ
ャのみを復号してシークおよび再生動作を行うのではな
く、二つ以上のIピクチャを復号および表示してから、
次のシークおよび再生動作を行うようにする。つまり、
例えば図4のように、IピクチャI11、I12、I1
3を復号・表示した後、次のシークおよび再生動作はI
18、I19、I20で行うようコントローラ10が制
御を行う。これにより、前記サーチ動作でおこる動画像
の不連続性を改善することができる。さらに、コントロ
ーラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャ
の数およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数
によって、前記サーチ動作よりサーチ速度の可変性が改
善される。
【0046】実施例2.以下に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図5はMPEG符号化方式で符号化さ
れたビットストリームが記録されている光ディスクを再
生する装置である。1は実施例1と同様のデータが記録
されている光ディスク、11は光ディスク1からデータ
を再生するピックアップ、12はピックアップ11の出
力信号を復調する復調回路、13は復調回路12の出力
信号のデータ誤り検出・訂正を行うECC回路、3はシ
ステムストリームからビデオとオーディオのビットスト
リームを分離する分離装置、4はECC回路13の出力
信号(システムストリーム)からパックヘッダおよびパ
ケットヘッダとパケットデータ(ビットストリーム)と
を分離するヘッダ分離回路、5はパケットヘッダのStre
am_IDに応じてビデオとオーディオのストリームに分離
するスイッチング回路、6はヘッダ分離回路4のデータ
をもとにスイッチング回路5を制御する制御装置、7は
ビデオとオーディオのビットストリームを復号する復号
装置、8はビデオのビットストリームを復号するビデオ
デコーダ、9はオーディオのビットストリームをデコー
ドするオーディオデコーダ、14はピックアップ11を
駆動、制御するトラッキングサーボ回路、15はトラッ
キングサーボ回路14を制御するドライブ制御回路、1
0は分離装置3と復号装置7とドライブ制御回路15お
よび全体の動作を制御するコントローラである。
ついて説明する。図5はMPEG符号化方式で符号化さ
れたビットストリームが記録されている光ディスクを再
生する装置である。1は実施例1と同様のデータが記録
されている光ディスク、11は光ディスク1からデータ
を再生するピックアップ、12はピックアップ11の出
力信号を復調する復調回路、13は復調回路12の出力
信号のデータ誤り検出・訂正を行うECC回路、3はシ
ステムストリームからビデオとオーディオのビットスト
リームを分離する分離装置、4はECC回路13の出力
信号(システムストリーム)からパックヘッダおよびパ
ケットヘッダとパケットデータ(ビットストリーム)と
を分離するヘッダ分離回路、5はパケットヘッダのStre
am_IDに応じてビデオとオーディオのストリームに分離
するスイッチング回路、6はヘッダ分離回路4のデータ
をもとにスイッチング回路5を制御する制御装置、7は
ビデオとオーディオのビットストリームを復号する復号
装置、8はビデオのビットストリームを復号するビデオ
デコーダ、9はオーディオのビットストリームをデコー
ドするオーディオデコーダ、14はピックアップ11を
駆動、制御するトラッキングサーボ回路、15はトラッ
キングサーボ回路14を制御するドライブ制御回路、1
0は分離装置3と復号装置7とドライブ制御回路15お
よび全体の動作を制御するコントローラである。
【0047】次に、図5の光ディスク再生装置の動作に
ついて説明する。コントローラ10にユーザから再生指
令が入力されると、コントローラ10は再生に必要なビ
ットストリームが記録されているセクタの読み出しコマ
ンドをドライブ制御回路15に与える。また同時にビデ
オデコーダ8およびオーディオデコーダ9にコマンドを
与えて、ビデオデコーダ8およびオーディオデコーダ9
を復号可能な状態にさせる。ドライブ制御回路15はト
ラッキングサーボ回路14によりピックアップ11を駆
動し、光ディスク1上の所定のセクタ位置からの再生を
開始する。
ついて説明する。コントローラ10にユーザから再生指
令が入力されると、コントローラ10は再生に必要なビ
ットストリームが記録されているセクタの読み出しコマ
ンドをドライブ制御回路15に与える。また同時にビデ
オデコーダ8およびオーディオデコーダ9にコマンドを
与えて、ビデオデコーダ8およびオーディオデコーダ9
を復号可能な状態にさせる。ドライブ制御回路15はト
ラッキングサーボ回路14によりピックアップ11を駆
動し、光ディスク1上の所定のセクタ位置からの再生を
開始する。
【0048】ピックアップ11は、光ディスク1にレー
ザを照射し、その反射光から光ディスク1上に記録され
ているデータを出力する。ピックアップ11から出力さ
れた信号は復調回路12に入力され、データの復調が行
われる。復調が完了したデータはECC回路13に入力
されて、データの誤り検出および訂正が行われる。
ザを照射し、その反射光から光ディスク1上に記録され
ているデータを出力する。ピックアップ11から出力さ
れた信号は復調回路12に入力され、データの復調が行
われる。復調が完了したデータはECC回路13に入力
されて、データの誤り検出および訂正が行われる。
【0049】データの誤り訂正が完了したデータ、つま
りシステムストリームは分離装置3内のヘッダ分離回路
4に入力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパ
ケットデータに分離される。分離されたパックヘッダお
よびパケットヘッダは制御装置6に、そして、パケット
データはスイッチング回路5の入力端子Gに入力され
る。制御装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケ
ットヘッダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5
を正しくビデオとオーディオのビットストリームに分離
するよう制御する。
りシステムストリームは分離装置3内のヘッダ分離回路
4に入力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパ
ケットデータに分離される。分離されたパックヘッダお
よびパケットヘッダは制御装置6に、そして、パケット
データはスイッチング回路5の入力端子Gに入力され
る。制御装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケ
ットヘッダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5
を正しくビデオとオーディオのビットストリームに分離
するよう制御する。
【0050】スイッチング回路5で分離されたビデオと
オーディオのビットストリームは、ビデオのビットスト
リームをビデオデコーダ8に、オーディオのビットスト
リームをオーディオデコーダ9にそれぞれ入力される。
そして、ビデオデコーダ8およびオーディオデコーダ9
は、それぞれ入力されたビットストリームを復号し、そ
れぞれビデオ信号とオーディオ信号の出力を行う。
オーディオのビットストリームは、ビデオのビットスト
リームをビデオデコーダ8に、オーディオのビットスト
リームをオーディオデコーダ9にそれぞれ入力される。
そして、ビデオデコーダ8およびオーディオデコーダ9
は、それぞれ入力されたビットストリームを復号し、そ
れぞれビデオ信号とオーディオ信号の出力を行う。
【0051】次に、図5の光ディスク再生装置のサーチ
動作について説明する。ユーザからサーチ動作が指令さ
れたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ8およ
びオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作への遷
移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはIピクチ
ャのみを復号するようにコマンドを与え、オーディオデ
コーダ9には復号動作を停止するようにコマンドを与え
る。また同時に、分離装置3内の制御装置6には、オー
ディオのビットストリームの分離を停止するように、つ
まり、ビデオのビットストリームのみを分離してビデオ
デコーダ8に入力するようにコマンドを与える。
動作について説明する。ユーザからサーチ動作が指令さ
れたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ8およ
びオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作への遷
移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはIピクチ
ャのみを復号するようにコマンドを与え、オーディオデ
コーダ9には復号動作を停止するようにコマンドを与え
る。また同時に、分離装置3内の制御装置6には、オー
ディオのビットストリームの分離を停止するように、つ
まり、ビデオのビットストリームのみを分離してビデオ
デコーダ8に入力するようにコマンドを与える。
【0052】コントローラ10は、ビデオデコーダ8が
Iピクチャを復号するのを監視しながら、実施例1と同
様にして次に読み出すセクタの位置を決定する。そし
て、ビデオデコーダ8がIピクチャを復号し終えたら、
ドライブ制御回路15に読み出すセクタのシークコマン
ドを与える。ドライブ制御回路15はトラッキングサー
ボ回路14によりピックアップ11を指定されたセクタ
に移動させる。
Iピクチャを復号するのを監視しながら、実施例1と同
様にして次に読み出すセクタの位置を決定する。そし
て、ビデオデコーダ8がIピクチャを復号し終えたら、
ドライブ制御回路15に読み出すセクタのシークコマン
ドを与える。ドライブ制御回路15はトラッキングサー
ボ回路14によりピックアップ11を指定されたセクタ
に移動させる。
【0053】このとき、ドライブ制御回路15がトラッ
キングサーボ回路14によりピックアップを指定された
セクタ付近に移動させる制御について説明する。コント
ローラ10がドライブ制御回路15に指令する読み出す
セクタの位置は実施例1と同様にして決定される。ドラ
イブ制御回路15は、現在のピックアップ11の位置と
コントローラ10から指令された読み出しセクタ位置と
比較して、ピックアップ11をジャンプさせる方向とジ
ャンプするトラック数を決定する。そして、図6中の上
段に示すように、数回のトラックジャンプでコントロー
ラ10から指令された位置にピックアップ11を正確に
移動させるのではなく、図6中の下段に示すように、1
回のトラックジャンプでコントローラ10から指令され
た位置の直前付近に移動させるように制御を行う。ま
た、コントローラ10が決定する読み出しセクタ位置を
本来必要なセクタ位置から数セクタ手前の位置にするこ
とで、1回のトラックジャンプで本来必要なセクタ位置
を越えることなくピックアップ11を移動させることが
できる。
キングサーボ回路14によりピックアップを指定された
セクタ付近に移動させる制御について説明する。コント
ローラ10がドライブ制御回路15に指令する読み出す
セクタの位置は実施例1と同様にして決定される。ドラ
イブ制御回路15は、現在のピックアップ11の位置と
コントローラ10から指令された読み出しセクタ位置と
比較して、ピックアップ11をジャンプさせる方向とジ
ャンプするトラック数を決定する。そして、図6中の上
段に示すように、数回のトラックジャンプでコントロー
ラ10から指令された位置にピックアップ11を正確に
移動させるのではなく、図6中の下段に示すように、1
回のトラックジャンプでコントローラ10から指令され
た位置の直前付近に移動させるように制御を行う。ま
た、コントローラ10が決定する読み出しセクタ位置を
本来必要なセクタ位置から数セクタ手前の位置にするこ
とで、1回のトラックジャンプで本来必要なセクタ位置
を越えることなくピックアップ11を移動させることが
できる。
【0054】ピックアップ11の移動が完了した後、ピ
ックアップ11はコントローラ10が指令したセクタの
手前からデータを再生し、復調回路12に入力する。同
時に、ドライブ制御回路15は読み出したセクタ位置を
コントローラ10に入力する。復調されたデータはEC
C回路13に入力されて、データの誤り検出および訂正
が行われる。
ックアップ11はコントローラ10が指令したセクタの
手前からデータを再生し、復調回路12に入力する。同
時に、ドライブ制御回路15は読み出したセクタ位置を
コントローラ10に入力する。復調されたデータはEC
C回路13に入力されて、データの誤り検出および訂正
が行われる。
【0055】データの誤り訂正が完了したデータ、つま
りシステムストリームは分離装置3内のヘッダ分離回路
4に入力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパ
ケットデータに分離される。分離されたパックヘッダお
よびパケットヘッダは制御装置6に、そして、パケット
データはスイッチング回路5の入力端子Gに入力され
る。制御装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケ
ットヘッダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5
がビデオのビットストリームだけを正しく分離するよう
制御する。
りシステムストリームは分離装置3内のヘッダ分離回路
4に入力され、パックヘッダおよびパケットヘッダとパ
ケットデータに分離される。分離されたパックヘッダお
よびパケットヘッダは制御装置6に、そして、パケット
データはスイッチング回路5の入力端子Gに入力され
る。制御装置6はヘッダ分離回路4から入力されたパケ
ットヘッダ内のStream_IDに従い、スイッチング回路5
がビデオのビットストリームだけを正しく分離するよう
制御する。
【0056】スイッチング回路5で分離されたビデオの
ビットストリームは、ビデオデコーダ8に入力される。
そして、ビデオデコーダ8は、入力されたビットストリ
ームの中で最初のIピクチャを復号し、ビデオ信号の出
力を行う。サーチ動作中は、オーディオのビットストリ
ームの分離およびオーディオデコーダ9の復号動作は行
わない。
ビットストリームは、ビデオデコーダ8に入力される。
そして、ビデオデコーダ8は、入力されたビットストリ
ームの中で最初のIピクチャを復号し、ビデオ信号の出
力を行う。サーチ動作中は、オーディオのビットストリ
ームの分離およびオーディオデコーダ9の復号動作は行
わない。
【0057】その間、コントローラ10は、ビデオデコ
ーダ8のIピクチャ復号を監視しつつ次の読み出しセク
タ位置の決定を行い、ビデオデコーダ8が復号し終えた
ら、次のセクタ位置にシークさせ、再生させる動作を繰
り返させる。これにより、シーク速度を向上することが
でき、コントローラ10が読み出しセクタ位置を指令し
てからデータを読み出すまでの時間を短縮することがで
きる。従って、サーチ速度を速くすることが可能とな
る。
ーダ8のIピクチャ復号を監視しつつ次の読み出しセク
タ位置の決定を行い、ビデオデコーダ8が復号し終えた
ら、次のセクタ位置にシークさせ、再生させる動作を繰
り返させる。これにより、シーク速度を向上することが
でき、コントローラ10が読み出しセクタ位置を指令し
てからデータを読み出すまでの時間を短縮することがで
きる。従って、サーチ速度を速くすることが可能とな
る。
【0058】また、実施例1と同様に、コントローラ1
0は、サーチ速度が速い場合には、より遠くのIピクチ
ャが復号できるようにセクタ位置を決定し、サーチ速度
が遅いときには、より近くのIピクチャが復号できるよ
うにセクタ位置を決定する。このようにコントローラ1
0が選択するIピクチャによってサーチ速度は可変にな
り、かつ、サーチ速度の上限を大幅に引き上げることが
出来る。
0は、サーチ速度が速い場合には、より遠くのIピクチ
ャが復号できるようにセクタ位置を決定し、サーチ速度
が遅いときには、より近くのIピクチャが復号できるよ
うにセクタ位置を決定する。このようにコントローラ1
0が選択するIピクチャによってサーチ速度は可変にな
り、かつ、サーチ速度の上限を大幅に引き上げることが
出来る。
【0059】さらに、実施例1と同様に、コントローラ
10が、ビデオデコーダ8のIピクチャ復号を監視する
際に、一つのIピクチャのみを復号してシークおよび再
生動作を行うのではなく、二つ以上のIピクチャを復号
および表示してから次のシークおよび再生動作を行うよ
うにすることにより、前記サーチ動作でおこる動画像の
不連続性を改善することができる。さらに、コントロー
ラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャの
数およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数に
よって、前記サーチ動作よりサーチ速度の可変性が改善
される。
10が、ビデオデコーダ8のIピクチャ復号を監視する
際に、一つのIピクチャのみを復号してシークおよび再
生動作を行うのではなく、二つ以上のIピクチャを復号
および表示してから次のシークおよび再生動作を行うよ
うにすることにより、前記サーチ動作でおこる動画像の
不連続性を改善することができる。さらに、コントロー
ラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャの
数およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数に
よって、前記サーチ動作よりサーチ速度の可変性が改善
される。
【0060】実施例3.以下に、本発明の第3の実施例
について説明する。図7は、実施例1で説明した光ディ
スク再生装置に、Iピクチャの復号に関係するデータの
みを抽出する回路を付加したものである。16はサーチ
時のみIピクチャの復号に関係するデータを抽出するデ
ータ抽出回路である。その他の構成は図1と同様であ
る。また、通常の再生の動作は、データ抽出回路16を
ビットストリームが素通りするため、実施例1の光ディ
スク再生装置の動作と同様である。
について説明する。図7は、実施例1で説明した光ディ
スク再生装置に、Iピクチャの復号に関係するデータの
みを抽出する回路を付加したものである。16はサーチ
時のみIピクチャの復号に関係するデータを抽出するデ
ータ抽出回路である。その他の構成は図1と同様であ
る。また、通常の再生の動作は、データ抽出回路16を
ビットストリームが素通りするため、実施例1の光ディ
スク再生装置の動作と同様である。
【0061】次に、本実施例3の光ディスク再生装置の
サーチ動作について説明する。ユーザからサーチ動作が
指令されたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ
8およびオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作
への遷移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはI
ピクチャのみを復号するようにコマンドを与え、オーデ
ィオデコーダ9には復号動作を停止するようにコマンド
を与える。また同時に、分離装置3内の制御装置6には
オーディオのビットストリームの分離を停止するよう
に、つまり、ビデオのビットストリームのみを分離して
ビデオデコーダ8に入力するようにコマンドを与え、さ
らに、データ抽出回路16にIピクチャを復号するのに
必要なデータのみを分離するようにコマンドを与える。
サーチ動作について説明する。ユーザからサーチ動作が
指令されたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ
8およびオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作
への遷移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはI
ピクチャのみを復号するようにコマンドを与え、オーデ
ィオデコーダ9には復号動作を停止するようにコマンド
を与える。また同時に、分離装置3内の制御装置6には
オーディオのビットストリームの分離を停止するよう
に、つまり、ビデオのビットストリームのみを分離して
ビデオデコーダ8に入力するようにコマンドを与え、さ
らに、データ抽出回路16にIピクチャを復号するのに
必要なデータのみを分離するようにコマンドを与える。
【0062】ここで、サーチ動作時の分離装置3内の動
作について説明する。まず、制御装置6は、ヘッダ分離
回路4から入力されるパケットヘッダ内のPTS,DT
Sを監視する。そして、PTSとDTSの両方が存在す
るデータが検出されるまで、光ディスクドライブ2に対
してシークコマンドを与える。これは、セクタ内にIピ
クチャまたはPピクチャのデータの先頭が存在する場
合、パケットヘッダ内にはPTSとDTSの両方が存在
するためである。そして、PTSとDTSの両方が存在
するデータを検出した後、データ抽出回路16から入力
されるピクチャ情報でIピクチャとPピクチャの識別を
行う。データ抽出回路16は、ビットストリーム内のpi
cture_code_type(3ビットで構成される。図8参
照)により、入力されるビットストリームがI,P,B
のどのピクチャに関するデータかを判別し、そのピクチ
ャ情報を制御装置6に入力しながら、Iピクチャに関す
るデータをスイッチング回路5に出力する。
作について説明する。まず、制御装置6は、ヘッダ分離
回路4から入力されるパケットヘッダ内のPTS,DT
Sを監視する。そして、PTSとDTSの両方が存在す
るデータが検出されるまで、光ディスクドライブ2に対
してシークコマンドを与える。これは、セクタ内にIピ
クチャまたはPピクチャのデータの先頭が存在する場
合、パケットヘッダ内にはPTSとDTSの両方が存在
するためである。そして、PTSとDTSの両方が存在
するデータを検出した後、データ抽出回路16から入力
されるピクチャ情報でIピクチャとPピクチャの識別を
行う。データ抽出回路16は、ビットストリーム内のpi
cture_code_type(3ビットで構成される。図8参
照)により、入力されるビットストリームがI,P,B
のどのピクチャに関するデータかを判別し、そのピクチ
ャ情報を制御装置6に入力しながら、Iピクチャに関す
るデータをスイッチング回路5に出力する。
【0063】データ抽出回路16から入力されたピクチ
ャ情報がPピクチャの場合は、光ディスクドライブ2に
対してシークコマンドを与える。また、Iピクチャの場
合は、次のピクチャのpicture_code_typeが検出され
るまで、スイッチング回路5にビットストリームを出力
する。スイッチング回路5から出力されたIピクチャに
関するビットストリームは、ビデオデコーダ8に入力さ
れる。そして、ビデオデコーダ8は、入力されたビット
ストリームの中で最初のIピクチャを復号し、ビデオ信
号の出力を行う。
ャ情報がPピクチャの場合は、光ディスクドライブ2に
対してシークコマンドを与える。また、Iピクチャの場
合は、次のピクチャのpicture_code_typeが検出され
るまで、スイッチング回路5にビットストリームを出力
する。スイッチング回路5から出力されたIピクチャに
関するビットストリームは、ビデオデコーダ8に入力さ
れる。そして、ビデオデコーダ8は、入力されたビット
ストリームの中で最初のIピクチャを復号し、ビデオ信
号の出力を行う。
【0064】サーチ動作中は、オーディオデコーダ9の
復号動作は行わない。このため、サーチ動作時には、制
御装置6はオーディオのビットストリームを読み飛ばす
ようシーク制御を行い、かつ、スイッチング回路5の入
力端子Gと出力端子H1が常に接続されているように制
御を行う。
復号動作は行わない。このため、サーチ動作時には、制
御装置6はオーディオのビットストリームを読み飛ばす
ようシーク制御を行い、かつ、スイッチング回路5の入
力端子Gと出力端子H1が常に接続されているように制
御を行う。
【0065】コントローラ10は、分離装置3のIピク
チャ抽出を監視しつつ次の読み出しセクタ位置の決定を
行い、分離装置3がIピクチャを抽出および転送し終え
たら次のセクタ位置にシークさせ、再生させる動作を繰
り返させる。これにより、Iピクチャに関するデータの
みをビデオデコーダに入力することができ、かつ、分離
装置3の時点でIピクチャの入力確認が行えるため、実
施例1より早いタイミングでシークコマンドを指令する
ことが可能となる。従って、サーチ速度を更に速くする
ことが可能となる。
チャ抽出を監視しつつ次の読み出しセクタ位置の決定を
行い、分離装置3がIピクチャを抽出および転送し終え
たら次のセクタ位置にシークさせ、再生させる動作を繰
り返させる。これにより、Iピクチャに関するデータの
みをビデオデコーダに入力することができ、かつ、分離
装置3の時点でIピクチャの入力確認が行えるため、実
施例1より早いタイミングでシークコマンドを指令する
ことが可能となる。従って、サーチ速度を更に速くする
ことが可能となる。
【0066】また、実施例1と同様に、コントローラ1
0は、サーチ速度が速い場合にはより遠くのIピクチャ
が復号できるようにセクタ位置を決定し、サーチ速度が
遅いときにはより近くのIピクチャが復号できるように
セクタ位置を決定する。このようにコントローラ10が
選択するIピクチャによってサーチ速度は可変になり、
かつ、サーチ速度の上限を大幅に引き上げることが出来
る。
0は、サーチ速度が速い場合にはより遠くのIピクチャ
が復号できるようにセクタ位置を決定し、サーチ速度が
遅いときにはより近くのIピクチャが復号できるように
セクタ位置を決定する。このようにコントローラ10が
選択するIピクチャによってサーチ速度は可変になり、
かつ、サーチ速度の上限を大幅に引き上げることが出来
る。
【0067】さらに、実施例1と同様に、コントローラ
10が、ビデオデコーダ8のIピクチャ復号を監視する
際に、一つのIピクチャのみを復号してシークおよび再
生動作を行うのではなく、二つ以上のIピクチャを復号
および表示してから次のシークおよび再生動作を行うよ
うにすることにより、前記サーチ動作でおこる動画像の
不連続性を改善することができる。さらに、コントロー
ラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャの
数、およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数
によって、サーチ速度の可変性が改善される。
10が、ビデオデコーダ8のIピクチャ復号を監視する
際に、一つのIピクチャのみを復号してシークおよび再
生動作を行うのではなく、二つ以上のIピクチャを復号
および表示してから次のシークおよび再生動作を行うよ
うにすることにより、前記サーチ動作でおこる動画像の
不連続性を改善することができる。さらに、コントロー
ラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャの
数、およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数
によって、サーチ速度の可変性が改善される。
【0068】実施例4.以下に、本発明の第4の実施例
について説明する。図9は、実施例2で説明した光ディ
スク再生装置に、Iピクチャの復号に関係するデータの
みを抽出する回路を付加したものである。16はサーチ
時のみIピクチャの復号に関係するデータを抽出するデ
ータ抽出回路である。その他の構成は実施例2と同様で
ある。また、通常の再生の動作は、データ抽出回路16
をビットストリームが素通りするため、実施例2の光デ
ィスク再生装置の動作と同様である。
について説明する。図9は、実施例2で説明した光ディ
スク再生装置に、Iピクチャの復号に関係するデータの
みを抽出する回路を付加したものである。16はサーチ
時のみIピクチャの復号に関係するデータを抽出するデ
ータ抽出回路である。その他の構成は実施例2と同様で
ある。また、通常の再生の動作は、データ抽出回路16
をビットストリームが素通りするため、実施例2の光デ
ィスク再生装置の動作と同様である。
【0069】次に、本実施例4の光ディスク再生装置の
サーチ動作について説明する。ユーザからサーチ動作が
指令されたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ
8およびオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作
への遷移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはI
ピクチャのみを復号するようにコマンドを与え、オーデ
ィオデコーダ9には復号動作を停止するようにコマンド
を与える。また同時に、分離装置3内の制御装置6に
は、オーディオのビットストリームの分離を停止するよ
うに、つまり、ビデオのビットストリームのみを分離し
てビデオデコーダ8に入力するようにコマンドを与え、
さらに、データ抽出回路16にIピクチャを復号するの
に必要なデータのみを分離するようにコマンドを与え
る。
サーチ動作について説明する。ユーザからサーチ動作が
指令されたとき、コントローラ10は、ビデオデコーダ
8およびオーディオデコーダ9に対してサーチ時の動作
への遷移を指令する。つまり、ビデオデコーダ8にはI
ピクチャのみを復号するようにコマンドを与え、オーデ
ィオデコーダ9には復号動作を停止するようにコマンド
を与える。また同時に、分離装置3内の制御装置6に
は、オーディオのビットストリームの分離を停止するよ
うに、つまり、ビデオのビットストリームのみを分離し
てビデオデコーダ8に入力するようにコマンドを与え、
さらに、データ抽出回路16にIピクチャを復号するの
に必要なデータのみを分離するようにコマンドを与え
る。
【0070】分離装置3では、実施例3と同様に、ドラ
イブ制御回路15に対してシーク制御を行いながら、デ
ータの誤り訂正が完了したデータ、つまりシステムスト
リームからIピクチャに関するビットストリームのみを
抽出し、ビデオデコーダ8に出力される。ビデオデコー
ダ8は、入力されたIピクチャに関するビットストリー
ムを復号し、ビデオ信号の出力を行う。サーチ動作中
は、オーディオのビットストリームの分離およびオーデ
ィオデコーダ9の復号動作は行わない。このため、サー
チ動作時には、制御装置6はオーディオのビットストリ
ームを読み飛ばすようシーク制御を行い、かつ、スイッ
チング回路5の入力端子Gと出力端子H1が常に接続さ
れているように制御する。
イブ制御回路15に対してシーク制御を行いながら、デ
ータの誤り訂正が完了したデータ、つまりシステムスト
リームからIピクチャに関するビットストリームのみを
抽出し、ビデオデコーダ8に出力される。ビデオデコー
ダ8は、入力されたIピクチャに関するビットストリー
ムを復号し、ビデオ信号の出力を行う。サーチ動作中
は、オーディオのビットストリームの分離およびオーデ
ィオデコーダ9の復号動作は行わない。このため、サー
チ動作時には、制御装置6はオーディオのビットストリ
ームを読み飛ばすようシーク制御を行い、かつ、スイッ
チング回路5の入力端子Gと出力端子H1が常に接続さ
れているように制御する。
【0071】コントローラ10は、分離装置3のIピク
チャ抽出を監視しつつ次の読み出しセクタ位置の決定を
行い、分離装置3がIピクチャを抽出および転送し終え
たらドライブ制御回路15に読み出すセクタのシークコ
マンドを与える。そして、実施例2と同様にしてドライ
ブ制御回路15はトラッキングサーボ回路14によりピ
ックアップ11を指定されたセクタに移動させる。
チャ抽出を監視しつつ次の読み出しセクタ位置の決定を
行い、分離装置3がIピクチャを抽出および転送し終え
たらドライブ制御回路15に読み出すセクタのシークコ
マンドを与える。そして、実施例2と同様にしてドライ
ブ制御回路15はトラッキングサーボ回路14によりピ
ックアップ11を指定されたセクタに移動させる。
【0072】ピックアップ11の移動が完了した後、ピ
ックアップ11はコントローラ10が指令したセクタの
手前からデータを再生し、前記データ抽出およびIピク
チャ復号の動作を繰り返させる。これにより、Iピクチ
ャに関するデータのみをビデオデコーダに入力すること
ができ、かつ、分離装置3の時点でIピクチャの入力確
認が行えるため、実施例1より早いタイミングでシーク
コマンドを指令することが可能となる。また、シーク速
度を向上することができ、コントローラ10が読み出し
セクタ位置を指令してからデータを読み出すまでの時間
を短縮することができる。従って、サーチ速度を速くす
ることが可能となる。
ックアップ11はコントローラ10が指令したセクタの
手前からデータを再生し、前記データ抽出およびIピク
チャ復号の動作を繰り返させる。これにより、Iピクチ
ャに関するデータのみをビデオデコーダに入力すること
ができ、かつ、分離装置3の時点でIピクチャの入力確
認が行えるため、実施例1より早いタイミングでシーク
コマンドを指令することが可能となる。また、シーク速
度を向上することができ、コントローラ10が読み出し
セクタ位置を指令してからデータを読み出すまでの時間
を短縮することができる。従って、サーチ速度を速くす
ることが可能となる。
【0073】また、実施例1と同様に、コントローラ1
0は、サーチ速度が速い場合には、より遠くのIピクチ
ャが復号できるようにセクタ位置を決定し、サーチ速度
が遅いときには、より近くのIピクチャが復号できるよ
うにセクタ位置を決定する。このようにコントローラ1
0が選択するIピクチャによってサーチ速度は可変にな
り、かつ、サーチ速度の上限を大幅に引き上げることが
出来る。
0は、サーチ速度が速い場合には、より遠くのIピクチ
ャが復号できるようにセクタ位置を決定し、サーチ速度
が遅いときには、より近くのIピクチャが復号できるよ
うにセクタ位置を決定する。このようにコントローラ1
0が選択するIピクチャによってサーチ速度は可変にな
り、かつ、サーチ速度の上限を大幅に引き上げることが
出来る。
【0074】さらに、実施例1と同様に、コントローラ
10が、ビデオデコーダ8のIピクチャ復号を監視する
際に、一つのIピクチャのみを復号してシークおよび再
生動作を行うのではなく、二つ以上のIピクチャを復号
および表示してから次のシークおよび再生動作を行うよ
うにすることにより、前記サーチ動作でおこる動画像の
不連続性を改善することができる。さらに、コントロー
ラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャの
数、およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数
によって、前記サーチ動作よりサーチ速度の可変性が改
善される。
10が、ビデオデコーダ8のIピクチャ復号を監視する
際に、一つのIピクチャのみを復号してシークおよび再
生動作を行うのではなく、二つ以上のIピクチャを復号
および表示してから次のシークおよび再生動作を行うよ
うにすることにより、前記サーチ動作でおこる動画像の
不連続性を改善することができる。さらに、コントロー
ラ10が制御する連続して復号・表示するIピクチャの
数、およびシークにより読み飛ばされるIピクチャの数
によって、前記サーチ動作よりサーチ速度の可変性が改
善される。
【0075】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高速サーチを
行う際に、ビットストリーム内のIピクチャのうち、復
号するIピクチャのみを選択して読み出し、復号しない
Iピクチャを読み飛ばすように制御するので、高速なサ
ーチが可能になる。
行う際に、ビットストリーム内のIピクチャのうち、復
号するIピクチャのみを選択して読み出し、復号しない
Iピクチャを読み飛ばすように制御するので、高速なサ
ーチが可能になる。
【0076】請求項2の発明によれば、高速サーチを行
う際に、サーチ速度に応じて読み飛ばすIピクチャの数
を変えるように制御するので、高速なサーチが可能とな
る。
う際に、サーチ速度に応じて読み飛ばすIピクチャの数
を変えるように制御するので、高速なサーチが可能とな
る。
【0077】請求項3の発明によれば、高速サーチを行
う際の読み出し位置へのアクセス制御を読み出そうとす
る位置の近傍へアクセスするように制御したので、コン
トローラの読み出し位置移動の指令からデータが読み出
されるまでの時間を短縮することが可能となり、高速な
サーチが可能となる。
う際の読み出し位置へのアクセス制御を読み出そうとす
る位置の近傍へアクセスするように制御したので、コン
トローラの読み出し位置移動の指令からデータが読み出
されるまでの時間を短縮することが可能となり、高速な
サーチが可能となる。
【0078】請求項4の発明によれば、高速サーチを行
う際に、光ディスクのデータからIピクチャの復号に必
要なデータのみを抽出し、かつ、この抽出時に得られる
ピクチャ情報によって読み出し位置を制御するようにし
たので、復号に必要なデータ量を制限でき、かつ、早い
タイミングで読み出し位置制御が行えるので、高速なサ
ーチが可能となる。
う際に、光ディスクのデータからIピクチャの復号に必
要なデータのみを抽出し、かつ、この抽出時に得られる
ピクチャ情報によって読み出し位置を制御するようにし
たので、復号に必要なデータ量を制限でき、かつ、早い
タイミングで読み出し位置制御が行えるので、高速なサ
ーチが可能となる。
【図1】 本発明の実施例1の光ディスク再生装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】 光ディスクに記録されているビットストリー
ムのフォーマットを表す図である。
ムのフォーマットを表す図である。
【図3】 実施例1のサーチ動作を説明する図である。
【図4】 実施例1の別のサーチ動作を説明する図であ
る。
る。
【図5】 本発明の実施例2の光ディスク再生装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図6】 実施例2のサーチ動作におけるドライブ制御
を説明する図である。
を説明する図である。
【図7】 本発明の実施例3の光ディスク再生装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図8】 ピクチャの種類が判別できるpicture_code
_typeを説明する図である。
_typeを説明する図である。
【図9】 本発明の実施例4の光ディスク再生装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図10】 従来の光ディスク再生装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図11】 ビットストリーム構造とセクタ構造の関係
を表す図である。
を表す図である。
【図12】 光ディスクにおけるビデオとオーディオの
データ列を説明する図である。
データ列を説明する図である。
【図13】 ストリームIDを説明する図である。
【図14】 ビットストリームの構造を説明する図であ
る。
る。
【図15】 従来の他の光ディスク再生装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図16】 従来のドライブ制御を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
1 光ディスク、2 光ディスクドライブ、3 分離装
置、4 ヘッダ分離回路、5 スイッチング回路、6
制御装置、7 復号装置、8 ビデオデコーダ、9 オ
ーディオデコーダ、10 コントローラ、11 ピック
アップ、12復調回路、13 ECC回路、14 トラ
ッキングサーボ回路、15 ドライブ制御回路、16
データ抽出回路、17 Iピクチャ位置情報記憶装置。
置、4 ヘッダ分離回路、5 スイッチング回路、6
制御装置、7 復号装置、8 ビデオデコーダ、9 オ
ーディオデコーダ、10 コントローラ、11 ピック
アップ、12復調回路、13 ECC回路、14 トラ
ッキングサーボ回路、15 ドライブ制御回路、16
データ抽出回路、17 Iピクチャ位置情報記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/10 D
Claims (4)
- 【請求項1】 MPEG符号化方式で符号化されたデー
タが記録されている光ディスクを再生する装置におい
て、サーチ動作を行うとき、上記データの中からIピク
チャのみを復号化するモードを持つ復号化手段と、この
復号化手段の復号化状況に応じて再生すべきIピクチャ
を選択するために上記光ディスクの読み出し位置、およ
び読み出すデータ量を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする光ディスク再生装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、サーチ速度に応じて、
前記読み出すIピクチャの数を変えて読み出すデータ量
を制御することを特徴とする請求項1に記載の光ディス
ク再生装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、読み出し位置へアクセ
スするとき、光ディスクからデータを読み出そうとする
位置の近傍にアクセスするように制御を行うことを特徴
とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。 - 【請求項4】 MPEG符号化方式で符号化されたデー
タが記録されている光ディスクを再生する装置におい
て、サーチ動作を行うとき、上記データの中からIピク
チャのみを復号化するモードを持つ復号化手段と、Iピ
クチャを復号するのに必要なデータのみを抽出するデー
タ抽出手段と、前記復号化手段の復号化状況、および前
記データ抽出手段からの抽出情報にもとずいて上記光デ
ィスクの読み出し位置および読み出すデータ量を制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073595A JPH08289250A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 光ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9073595A JPH08289250A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 光ディスク再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08289250A true JPH08289250A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14006839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9073595A Pending JPH08289250A (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 光ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08289250A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10200866A (ja) * | 1997-01-06 | 1998-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放送信号送受信設備 |
WO2005101829A1 (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 符号化データ復号再生装置 |
US7006757B2 (en) | 1999-03-17 | 2006-02-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Recording method of stream data and data structure thereof |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP9073595A patent/JPH08289250A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10200866A (ja) * | 1997-01-06 | 1998-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 放送信号送受信設備 |
US7006757B2 (en) | 1999-03-17 | 2006-02-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Recording method of stream data and data structure thereof |
US7373075B1 (en) | 1999-03-17 | 2008-05-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Recording method of stream data and data structure thereof |
WO2005101829A1 (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 符号化データ復号再生装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3491365B2 (ja) | 符号化データ復号方法および復号装置 | |
KR0178819B1 (ko) | 고능률 부호화된 동화상 데이타의 비월재생방법 | |
US6363212B1 (en) | Apparatus and method for encoding and decoding digital video data | |
JP2785220B2 (ja) | データ符号化装置および方法、並びにデータ復号化装置および方法 | |
JPH10285548A (ja) | 符号化装置及び方法、復号装置及び方法、編集方法 | |
JPH10262208A (ja) | 同期ずれ制御装置及び方法 | |
JP3763172B2 (ja) | ディジタル信号復号方法及び装置、並びにディジタル信号再生装置 | |
JP3156597B2 (ja) | 画像情報復号化再生装置および画像情報復号化再生方法 | |
JP3510784B2 (ja) | 動画像記録方法、再生方法 | |
JP3372221B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3253530B2 (ja) | 動画像記録装置 | |
JPH08289250A (ja) | 光ディスク再生装置 | |
JP3070422B2 (ja) | 画像圧縮記録媒体及び画像圧縮記録媒体再生装置 | |
PL195450B1 (pl) | Sposób i urządzenie do odtwarzania obrazu z dyskuzapisanego cyfrowo | |
US6320826B1 (en) | Transducer repositioning | |
JP3718499B2 (ja) | 動画像記録方法 | |
JP3695424B2 (ja) | 再生装置 | |
JP3711603B2 (ja) | 符号化装置及びその方法、並びに記録装置及びその方法 | |
JP3695425B2 (ja) | 再生装置 | |
JP3695423B2 (ja) | 再生装置 | |
JP2004303353A (ja) | 情報記録媒体及び情報処理方法、情報処理装置及び再生装置 | |
JP2002281458A (ja) | 画像情報復号化再生装置および画像情報復号化再生方法 | |
JPH07222109A (ja) | 再生装置 | |
JP4227605B2 (ja) | 動画像再生装置 | |
JP4373481B2 (ja) | 動画像再生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040402 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |