JPH08288665A - 筐体構造 - Google Patents
筐体構造Info
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- JPH08288665A JPH08288665A JP7116363A JP11636395A JPH08288665A JP H08288665 A JPH08288665 A JP H08288665A JP 7116363 A JP7116363 A JP 7116363A JP 11636395 A JP11636395 A JP 11636395A JP H08288665 A JPH08288665 A JP H08288665A
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Abstract
構造において、従来のような接着剤やパッキンを用いず
に、ケースに形成した窓開口部に透過部材を簡単に装着
するだけで、確実な防滴機能が得られるようにする。 【構成】 ケース1に形成した窓開口部2に光学的透過
部材5を設けてなる透過窓10を有する筐体構造におい
て、窓開口部2に、弾性を具備する透過性弾性部材5を
圧入状態で装着する。その場合、ケース1内に窓開口部
2と連続する透過部材収納部3を形成し、この透過部材
収納部3内に透過性弾性部材5を圧入する。この透過性
弾性部材5は、光を集光または拡散しやすい形状に形成
されている。さらに、透過性弾性部材5は、光を拡散さ
せるための拡散材を混入してなる。
Description
有する電子機器の筐体構造に関するものである。
な携帯用電子機器において、例えば、呼出信号の着信を
発光により報知等するための発光表示窓がケースに設け
られたものがある。従来は、組立作業において、ケース
に形成した窓開口部に、光を通す透過部材、例えば、ア
クリル樹脂を接着剤を用いて接着したり、窓開口部の周
囲にパッキンを填めたりして、防滴構造としていた。ま
た、例えば、フォトセンサー等の受光素子をケース内に
備えて、その受光素子への受光用透過窓をケースに設け
た携帯用電子機器の場合も、前記発光表示窓と同様の防
滴構造としていた。
携帯用電子機器は、その発光表示窓や受光用透過窓に対
する透過部材の装着に、接着剤やパッキンを使用してい
るが、透過部材そのものが小さいので、接着剤の適量の
塗布が難しく、その接着剤の硬化時間を確保する必要が
あり、さらに、接着剤がケースの表面へはみ出したりす
る問題があり、また、窓開口部と透過部材との間へのパ
ッキンの圧入は構造上かなり難しい等の問題があった。
する電子機器において、従来のような接着剤やパッキン
を用いずに、ケースに形成した窓開口部に透過部材を簡
単に装着するだけで、確実な防滴機能が得られるように
することである。
請求項1記載の発明は、ケースに形成した窓開口部に光
学的透過部材を設けてなる透過窓を有する筐体構造にお
いて、前記窓開口部に、弾性を具備する透過性弾性部材
を圧入状態で装着した構成を特徴としている。
記載の筐体構造において、前記ケース内に前記窓開口部
と連続する透過部材収納部を形成し、この透過部材収納
部内に前記透過性弾性部材を圧入した構成を特徴として
いる。
載の筐体構造において、前記窓開口部は前記ケースの分
割面に形成され、前記透過性弾性部材は前記ケース分割
面に介装するパッキンと一体に形成されている構成を特
徴としている。
1、2または3記載の筐体構造において、前記透過性弾
性部材は、光を集光または拡散しやすい形状に形成され
ている構成を特徴としている。
1、2、3または4記載の筐体構造において、前記透過
性弾性部材は、光を拡散させるための拡散材を混入して
なる構成を特徴としている。
部に透過性弾性部材を圧入状態で装着してなる透過窓を
有する筐体構造なので、透過性弾性部材を窓開口部に圧
入するだけの簡単な組立作業で確実な防滴機能が得られ
る。
過性弾性部材を、ケース内に窓開口部と連続して形成し
た透過部材収納部内に圧入したので、透過部材収納部と
透過性弾性部材との間で圧入代を確保して、充分な防滴
機能が得られる。
スの分割面に形成された窓開口部に圧入される透過性弾
性部材であって、ケース分割面に介装するパッキンと一
体に形成したので、ケース分割面にパッキンを介装する
と同時に、そのケース分割面の窓開口部に透過性弾性部
材を圧入できて、ケースの分割面と透過窓の防滴機能が
一緒に得られる。このように、ケース分割面を利用して
透過窓を設置でき、しかも、パッキンと透過性弾性部材
との一体化により部品点数並びに組付工数を削減でき
る。
光または拡散しやすい形状の透過性弾性部材なので、発
光用または受光用にそれぞれ対応できる。
の拡散材を混入してなる透過性弾性部材なので、特に、
発光用に対応して、その発光機能を促進できる。
1から図6に基づいて説明する。先ず、図1は本発明を
適用した筐体構造の一例としての発光表示窓の第1実施
例の要部構造を示すもので、1はケース、2は窓開口
部、3は透過部材収納部、4は保持リブ、5は透過性弾
性部材、6は表示部、7はレンズ部、8は回路基板、9
は発光素子(LED)、10は透過窓(発光表示窓)で
ある。
の窓開口部2に連続してケース1の内側に、窓開口部2
よりも大形状の透過部材収納部3を形成している。即
ち、この透過部材収納部3は、図2(a)に示すよう
に、窓開口部2よりも外側に離れた位置にケース1の内
側面から突出させて一体成形した保持リブ4により全周
を囲まれている。
透過部材は、弾性を具備する透過性弾性部材5であり、
実施例において、この透過性弾性部材5は、光を拡散さ
せるための拡散材を混入した透明シリコンゴム素材によ
り形成されている。この透明シリコンゴム素材による透
過性弾性部材5は、前記窓開口部2に対応する形状の表
示部6と、前記透過部材収納部3に対応して光を収納ま
たは拡散する形状のレンズ部7とを一体成形した形状の
ものである。
部2の縦寸法x、横寸法y、透過部材収納部3の縦寸法
A、横寸法Bに対し、図2(b)に示すように、表示部
6の縦寸法x、横寸法y、レンズ部7の縦寸法A+α、
横寸法B+αとなっている。即ち、透過性弾性部材5の
表示部6と窓開口部2は、同じ縦寸法x、横寸法yとな
っているが、透過性弾性部材5のレンズ部7は、透過部
材収納部3の縦寸法A、横寸法Bよりも、外形寸法が縦
横ともに寸法αだけ大きくなっている。
に、透過性弾性部材5のレンズ部7を、ケース1の保持
リブ4で全周を囲まれた透過部材収納部3に内側から圧
入した状態での縦横の圧縮寸法となる。このようにして
透過部材収納部3に圧入したレンズ部7の端面近傍に
は、回路基板8に実装した発光素子であるLED(Li
ght Emitting Diode:発光ダイオー
ド)9が配設されている。なお、ケース1の外部からの
押し込み力の受けとして、LED9天面で受けられるよ
うに、レンズ7端面とLED9天面との隙間はほぼ0と
しておく。また、ケース1の外部からの押し込み力の受
けを回路基板6で受けられるように、レンズ7端面と回
路基板6との隙間をほぼ0としてもよい。
透過性弾性部材5の表示部6が位置する窓開口部2は、
透過窓である発光表示窓10となっている。図3は以上
の発光表示窓10を有する電子機器の発光表示窓付近の
外観例を示すもので、実施例では、携帯用電子機器とし
て、自己の呼出信号の受信によりLED9を発光させて
報知するページャーに適用している。
おけるケース1内のLED9の発光表示窓10におい
て、ケース1の窓開口部2と連続する大形状の透過部材
収納部3内に、透明シリコンゴム素材による透過性弾性
部材5のレンズ部7を圧入して、ケース1の窓開口部2
に、透過性弾性部材5の表示部6を位置させた構造のた
め、ケース1の透過部材収納部3内に、透明シリコンゴ
ム素材による透過性弾性部材5のレンズ部7を圧入する
だけで組立作業が完了する。即ち、透過部材収納部3の
全周の保持リブ4と透過性弾性部材5のレンズ部7との
間で圧入代が確保されて、透明シリコンゴム素材の弾性
がパッキンと同様に機能するため、充分な防滴機能を確
実に得ることができ、しかも、従来のような透過部材の
装着に際して接着剤やパッキンを用いたりする必要がな
いため、組立作業が簡単になる。
て説明する。この第2実施例もページャーに適用したも
ので、図4はページャーの外観例を示し、図5(a)お
よび(b)は図4の矢印A−A線と矢印B−B線にそれ
ぞれ沿った要部断面を拡大して示しており、また、図6
は透過性弾性部材とパッキンとの一体部品の外観例を示
している。これらの図4から図6において、11は上ケ
ース、12は下ケース、13はパッキン溝、14はパッ
キン押え突部、15は窓開口部、16は突部収納溝、1
8は回路基板、19は発光素子(LED)、20は透過
窓(発光表示窓)、21は透過性弾性部材、22はパッ
キン(Oリング)、23は外方延長部、24は内方延長
部、25は上方突部である。
(a)に示すように、ケース本体を構成する上ケース1
1と下ケース12とを合体する分割面に連続して、ケー
ス一側面に細長い窓開口部15を形成して、この窓開口
部15を、透過窓である発光表示窓20としている。即
ち、図5(b)に示すように、上ケース11の全周分割
面には、パッキン溝13が形成されていて、下ケース1
2の全周分割面には、パッキン溝13と対応するパッキ
ン押え突部14が形成されている。また、図4および図
5(a)に示すように、上ケース11および下ケース1
2の分割面にケース一側面に開口する細長い窓開口部1
5が形成されていて、この窓開口部15の上ケース11
分割面には、突部収納溝16が形成されている。
8が配設されていて、この回路基板18上に実装した発
光素子であるLED19が、前記窓開口部15の近傍に
配設されている。また、前記窓開口部15を発光表示窓
20とする透過性弾性部材21は、前記第1実施例と同
様に、光を拡散させるための拡散材を混入した透明シリ
コンゴム素材により形成されていて、図6に示すよう
に、パッキンとしてのOリング22と一体成形されてい
る。
形枠状のOリング22の一側部に一体に形成されてい
て、そのOリング22の外方に沿って細長く突出する外
方延長部23を有するとともに、Oリング22の内方に
大きく突出する内方延長部24を有し、さらに、Oリン
グ22の上方に沿って僅かに突出する上方突部25を有
している。このように、透明シリコンゴム素材による透
過性弾性部材21は、前記窓開口部15に対応して光を
集光または拡散する形状の外方延長部23と内方延長部
24および上方突部25を、Oリング22と一体成形し
た形状のものである。
5(a)に示すように、上ケース11および下ケース1
2を合体した状態でその一側面に細長く開口する細長い
窓開口部15の縦寸法よりも、外方延長部23および内
方延長部24の縦寸法を大きく設定するとともに、上ケ
ース11分割面の突部収納溝16の縦寸法よりも、上方
突部25の縦寸法を大きく設定したものである。そし
て、内方延長部24は、回路基板18上のLED19の
上方まで充分に伸びて近接する長さ寸法に設定されてい
る。
よる透過性弾性部材21をケース本体に組み込む際は、
上ケース11の全周分割面のパッキン溝13にOリング
22を入れて、下ケース12の全周分割面のパッキン押
え突部14によりOリング22をパッキン溝13に押し
込むとともに、ケース一側面に開口する細長い窓開口部
15に透過性弾性部材21を入れて、上ケース11と下
ケース12との分割面間に透過性弾性部材21を挟み込
んで、上ケース11と下ケース12とを図示しないビス
等により互いに固定する。この場合、透過性弾性部材2
1は、窓開口部15内において、下ケース12のパッキ
ン押え突部14により下面が押し込まれて、上ケース1
1の突部収納溝16により上方突部25が押された状態
にあるとともに、その外方・内方の両側で外方延長部2
3および内方延長部24が、上ケース11と下ケース1
2と間に挟み込まれて圧入状態となっている。
ーにおけるケース本体内のLED19の発光表示窓20
において、上ケース11および下ケース12によるケー
ス本体の一側面の細長い窓開口部15に、Oリング22
と一体の透明シリコンゴム素材による透過性弾性部材2
1を上ケース11と下ケース12と間に挟み込んで圧入
した構造のため、上ケース11と下ケース12とによる
ケース本体の組立の際に、そのケース分割面間にOリン
グ22を介装すると同時に、ケース分割面と連続する細
長い窓開口部15に、Oリング22と一体の透明シリコ
ンゴム素材による透過性弾性部材21を介装するだけで
組立作業が完了する。即ち、上ケース11と下ケース1
2の分割面の窓開口部15と透過性弾性部材21との間
で圧入代が確保されるため、充分な防滴機能を確実に得
ることができ、しかも、Oリング22と一緒に透過性弾
性部材21を組み込めるため、組立作業が簡単になる。
有する筐体構造として発光表示窓を有するページャーの
ケースとしたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、携帯用AV機器や電気剃刀等の防滴機能を
付加する電子機器ケースについても、運転表示や充電完
了や警報表示等の発光表示にも適用できる。さらに、本
発明は、ケース内に備える受光素子への受光用透過窓を
有する電子機器のケースにも適宜適用できるものであ
る。また、ケースの窓開口部の形状や透過性弾性部材の
形状および素材等も任意であり、その他、具体的な細部
構造等についても適宜に変更可能であることは勿論であ
る。
る筐体構造によれば、その透過窓が、ケースの窓開口部
に透過性弾性部材を圧入状態で装着してなるため、従来
のような接着剤やパッキンを用いることなく、透過性弾
性部材を窓開口部に圧入するだけの簡単な組立作業だけ
で、確実な防滴機能を得ることができる。
造によれば、ケース内の透過部材収納部内に透過性弾性
部材を圧入したため、その透過部材収納部と透過性弾性
部材との間で圧入代を確保して、充分な防滴機能を得る
ことができる。
によれば、ケース分割面の窓開口部に圧入される透過性
弾性部材で、ケース分割面に介装するパッキンと一体で
あるため、ケース分割面にパッキンを介装すると同時
に、そのケース分割面の窓開口部に透過性弾性部材を圧
入できて、ケースの分割面と透過窓の防滴機能を一緒に
得ることができる。このように、ケース分割面を利用し
て透過窓を設置することができ、しかも、パッキンと透
過性弾性部材との一体化によって、部品点数並びに組付
工数を削減することができる。
造によれば、透過性弾性部材を集光または拡散しやすい
形状としたため、発光用または受光用にそれぞれ対応す
ることができる。
造によれば、透過性弾性部材に光の拡散材を混入したた
め、特に、発光用に対応して、その発光機能を促進する
ことができる。
ての発光表示窓の第1実施例の要部構造を示す縦断側面
図である。
窓開口部および透過部材収納部の形状例を示すケース裏
面側からの底面図、(b)は透過性弾性部材を示す底面
図である。
観例を示す部分的斜視図である。
する第2実施例の電子機器ケースの外観例を示す斜視図
である。
A線に沿った拡大断面図、(b)は図4の矢印B−B線
に沿った拡大断面図である。
体部品の外観例を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ケースに形成した窓開口部に光学的透過
部材を設けてなる透過窓を有する筐体構造において、 前記窓開口部に、弾性を具備する透過性弾性部材を圧入
状態で装着したことを特徴とする筐体構造。 - 【請求項2】 前記ケース内に前記窓開口部と連続する
透過部材収納部を形成し、この透過部材収納部内に前記
透過性弾性部材を圧入したことを特徴とする請求項1記
載の筐体構造。 - 【請求項3】 前記窓開口部は前記ケースの分割面に形
成され、前記透過性弾性部材は前記ケース分割面に介装
するパッキンと一体に形成されていることを特徴とする
請求項1記載の筐体構造。 - 【請求項4】 前記透過性弾性部材は、光を集光または
拡散しやすい形状に形成されていることを特徴とする請
求項1、2または3記載の筐体構造。 - 【請求項5】 前記透過性弾性部材は、光を拡散させる
ための拡散材を混入してなることを特徴とする請求項
1、2、3または4記載の筐体構造。
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