JPH08288642A - プリント配線板実装状態検出装置 - Google Patents

プリント配線板実装状態検出装置

Info

Publication number
JPH08288642A
JPH08288642A JP7094098A JP9409895A JPH08288642A JP H08288642 A JPH08288642 A JP H08288642A JP 7094098 A JP7094098 A JP 7094098A JP 9409895 A JP9409895 A JP 9409895A JP H08288642 A JPH08288642 A JP H08288642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
printed wiring
image
solder
mounting state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7094098A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihide Tsuji
利秀 辻
Toyokazu Inaba
豊和 稲場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP7094098A priority Critical patent/JPH08288642A/ja
Publication of JPH08288642A publication Critical patent/JPH08288642A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロンなどの洗浄を行わず、確実にプリント
配線板上の半田ボールや半田ブリッジを検出して除去可
能とする。 【構成】 所定位置に設けられた半田と半田に接続され
るチップ部品13を有するプリント配線板12を加熱部
11で加熱し、赤外線操作カメラ19で加熱されたプリ
ント配線板12を所定の赤外線領域で撮像する。赤外線
撮像カメラ19で撮像した画像と予め記憶されている画
像を画像処理装置20で比較し半田ボールまたは半田ブ
リッジの有無を判定して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板にチッ
プ部品を実装する際に生じる有害な半田ボール、有害な
半田ブリッジを検出したり、チップ部品の異常実装状態
を検出するプリント配線板実装状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板にチップ部品を実
装する際には、加熱炉の中に入れ半田を溶かすことでチ
ップ部品を実装するが、その際にプリント配線板上に付
着して短絡や絶縁不良等を起こす恐れのある有害な半田
ボールや半田ブリッジが発生することがあった。
【0003】ここで、プリント配線板にチップ部品を実
装する際の手順を図9により説明する。図9において、
1はスクリーンであり、プリント配線板に半田を塗る際
に使用されるものであり、スクリーン1にはプリント配
線板上の半田を必要とする箇所に対応して孔2が複数開
けられている。
【0004】まず、このスクリーン1をプリント配線板
3上に乗せ、スクリーン1上からクリーム状の半田を塗
る。これによりプリント配線板3上には必要な箇所に半
田4が塗られる。次に、半田4が塗られたプリント配線
板3上の必要な箇所にチップ部品5を乗せる。続いてプ
リント配線板3を加熱炉の中に入れ、半田4を溶かし、
チップ部品5をプリント配線板3上に固定する。
【0005】このような方法でプリント配線板3にチッ
プ部品5を実装すると、加熱時において半田4が飛び散
り、球となってプリント配線板3の他の箇所に付着し、
回路の絶縁不良などの原因となることがある。この半田
の球を半田ボールという。半田ボールの例を図10に示
す。図10において、5aはチップ部品5としてのトラ
ンジスタであり、トランジスタ5aは3つの端子5bを
有する。3つの端子5bには半田4がそれぞれ塗られて
いる。この状態で加熱炉でプリント配線板を加熱する
と、半田4から少量の半田が飛び散り、球となって半田
ボール6となり、半田ボール6は、半田4の間などに飛
び散っている。
【0006】また、半田4が飛び散り、回路をショート
させるものを半田ブリッジという。半田ブリッジの例を
図11に示す。図11において、5aはトランジスタで
あり、トランジスタ5aの3つの端子5bには半田4が
それぞれ塗られている。この状態で加熱すると、半田が
飛び散り、端子5b間に飛び散った半田ブリッジ7によ
り端子5b間が半田ブリッジ7を介して導通している。
【0007】このため、従来はこの半田ボール6を除去
させるために、プリント配線板3にフロンをかけ洗浄
し、人の目視により検査していた。そして、半田ブリッ
ジに関しては、回路検査で異常がないか検査していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半田状態検出方法にあっては、フロンによる
洗浄、人による目視検査、回路検査を行っても半田ボー
ルや半田ブリッジが残ることがあり、プリント配線板が
製品に使用され市場にでてから、異常が起きることがあ
った。また、フロンガスは環境問題もあり、今後使用さ
れなくなることが考えられ、そのためフロンによる洗浄
ができなくなるので、従来よりさらに半田ボールや半田
ブリッジが残ることが考えられる。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、フロンなどの洗浄を行わず、
確実にプリント配線板上の半田ボールや半田ブリッジな
ど実装上の異常を検出することができるプリント配線板
実装状態検出装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は次のように構成する。本発明は、所定位置
に設けられた半田にて実装されるチップ部品を有するプ
リント配線板を加熱する加熱部と、加熱されたプリント
配線板を所定の赤外線領域で撮像する赤外線撮像カメラ
と、赤外線撮像カメラで撮像した画像と予め記憶されて
いる基準画像とを比較して実装上の異常の有無を判定し
て出力する画像処理部を備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明においては、画像処理部の判
定結果を表示し、異常の場合には異常位置を表示するモ
ニタ装置を設けている。また、本発明の画像処理部は、
赤外線撮像カメラで撮像したプリント配線板の各部分の
熱放射率に基づいて画像を二値化する二値化処理部と、
正常なプリント配線板の二値化された画像を基準画像と
して記憶しておく記憶部と、二値化処理部で二値化した
画像と記憶部に記憶されている二値化された基準画像と
を比較して正常、異常を判定する比較判定部を有する。
【0012】また、本発明の画像処理部は、比較判定部
で異常であると判定したとき異常位置を表示する異常位
置合成出力部を有する。更に、本発明においては、プリ
ント配線板の赤外線撮像カメラに対する位置決めを指示
する可視光カメラと可視光カメラの指示で特定位置にプ
リント配線板を移動させる位置決め装置を設けている。
【0013】
【作用】このような構成を備えた本発明の半田状態検出
装置によれば、所定位置に設けられた半田にて実装され
るチップ部品を有するプリント配線板を加熱し、加熱さ
れたプリント配線板を所定の赤外線領域で撮像し、赤外
線撮像カメラで撮像した画像と予め記憶されている基準
画像とを比較して実装上の異常の有無を判定して出力す
るので、プリント配線板上に存在する有害な半田ボール
や有害な半田ブリッジをその位置を含めて目視によらず
自動的にかつ確実に検出することができる。また、フロ
ンなどの洗浄工程を省略することができる。また、チッ
プ部品が所定の位置に正しく実装されていない場合に
は、その異常なチップ部品を確実に検出することができ
る。
【0014】また、画像処理部の判定結果を表示し、異
常の場合には異常位置を表示するので、プリント配線板
の正常、異常、また異常の場合には異常位置を容易に確
認することができる。また、画像処理部は、赤外線撮像
カメラで撮像したプリント配線板の各部分の熱放射率に
基づいて画像を二値化する二値化処理部と、正常なプリ
ント配線板の二値化された画像を基準画像として記憶し
ておく記憶部と、二値化処理部で二値化した画像と記憶
部に記憶されている二値化された基準画像とを比較して
正常、異常を判定する比較判定部を有するので、二値化
された画像から正常、異常を簡単に検出することができ
る。
【0015】また、比較判定部で異常であると判定した
とき異常位置を表示する異常位置合成出力部を設けたの
で、異常の場合、異常位置を容易に確認することができ
る。さらに、プリント配線板の赤外線撮像カメラに対す
る位置決めを指示する可視光カメラと可視光カメラの指
示で特定位置にプリント配線板を移動させる位置決め装
置を設けたので、プリント配線板の位置決めを人手によ
らず自動的にかつ確実に行うことができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る半田状態検出
装置の全体図である。図1において、11は加熱部であ
り、加熱部11はチップ部品を備えたプリント配線板1
2を加熱して熱画像として画像処理装置として取り込む
ためのものである。加熱部11は、例えばヒーターまた
はリフロー式硬化炉などにより構成され、この加熱部1
1で半田を溶かしてチップ部品13をプリント配線板1
2上に固定する。
【0017】プリント配線板12上に実装してもよく、
あるいは、実装後にプリント配線板の実装状態を検査す
るときに再度加熱する方法でもよい。ここでは加熱部1
1にてプリント配線板にチップ部品を実装する方法で説
明する。プリント配線板12は、所定の箇所に半田を塗
っており、半田の塗られたプリント配線板12の所定の
位置にはチップ部品13が乗せられている。
【0018】このように半田が塗られ、所定の位置にチ
ップ部品13を乗せたプリント配線板12の例を図2に
示す。図2において、プリント配線板12の所定の位置
には半田14が塗られており、この半田14が塗られて
いる箇所に対応したプリント配線板12上の所定の位置
にはチップ部品13として例えばLSI15、トランジ
スタ16、抵抗17などがプリント配線板12上に乗せ
られている。
【0019】プリント配線板12上の所定の位置には配
線パターン(回路ライン部品)18が形成され、チップ
部品13同士を接続している。この状態で加熱部11で
加熱すると、半田14が溶けて、チップ部品13はプリ
ント配線板12に実装される。なお、34は位置合わせ
用目印であり、位置合わせ用目印34により、プリント
配線板12の位置合わせを行うようにしている。
【0020】再び図1を参照するに、9は赤外線撮像カ
メラであり、プリント配線板12からの波長が1μm〜
20μmの任意の1範囲または任意の複数範囲の赤外線
領域に感度を有する。赤外線撮像カメラ19は加熱した
プリント配線板12を撮像し、画像信号を画像処理装置
20に送出する。画像処理装置20は、送られてきた画
像信号を処理するもので、プリント配線板12上の各部
分、即ち、半田部分、チップ部品本体、チップ部品端
子、回路ライン部分(配線パターン)、プリント配線板
本体等の各熱放射率に基づいて画像を二値化処理し、半
田ボールや半田ブリッジが無く正常にチップ部品が実装
されたプリント配線板を同条件で加熱して二値化した基
準画像と比較し、半田ボールや半田ブリッジが存在する
かどうか、そして正常にチップ部品が実装されているが
どうか判定して、判定結果をモニタ装置12に出力す
る。
【0021】モニタ装置21は表示部21aを有し、表
示部21aには、画像処理装置20で二値化した画像が
表示されるとともに、正常、異常が表示され、また異常
の場合には異常位置が印をつけて表示される。なお、画
像処理装置20からの作業員に対する正常、異常などの
通知は、モニタ装置21に限らず、他の装置に行うよう
にしても良い。
【0022】次に、図3は画像処理装置20の内部構成
例を示すブロック図である。図3において、画像処理装
置20内には、画像を二値化処理する二値化処理部20
a、正常なプリント配線板の二値化された基準画像が予
め記憶されている記憶部20b、記憶部20bからの基
準画像と二値化処理部20aで二値化処理した画像を比
較して正常、異常を判定する比較判定部20c、比較判
定部20cで判定した判定結果をモニタ装置21に出力
する判定出力部20dおよび異常と判定されたときに異
常位置に印をつけて出力する異常位置合成出力部20e
がそれぞれ設けられている。
【0023】二値化処理部20aは、赤外線撮像カメラ
19で撮像した画像を、プリント配線板12の各部分の
熱放射率に基づいて二値化処理する。プリント配線板1
2の各部分の熱放射率を図4に示す。図4において、
(a)は半田部分、チップ部品本体およびチップ部品端
子の熱放射率を、(b)は回路ライン部分(配線パター
ン)の熱放射率を、(c)はプリント配線板本体の熱放
射率を、それぞれ示す。
【0024】半田部分、チップ部品本体およびチップ部
品端子の熱放射率はほぼ同じレベルとなり、回路ライン
部分やプリント配線板本体の熱放射率より高くなってい
る。したがって、二値化処理部20aは、半田部分、チ
ップ部品本体およびチップ部品端子の3つの部分と回路
ライン部分、プリント配線板本体とを分けて、点線で示
すようなレベルLを設定し、このレベルL以上の熱放射
率のものは、例えば黒で表示し、レベルL未満の熱放射
率のものは、白と分けて表示する。
【0025】次に、二値化処理の例を図5に基づいて説
明する。図5(A)は赤外線操作カメラ19で撮像する
プリント配線板12の一部を示す。図5(A)におい
て、22はチップ部品本体、23はチップ部品端子、2
4は半田部分、25は回路ライン部分、26はプリント
配線板本体を、それぞれ示す。
【0026】このプリント配線板12を加熱部11で加
熱し、画像処理装置20の二値化処理部20aで二値化
処理すると、図5(B)に示すように画像が変換され、
モニタ装置21に表示される。このようにチップ部品本
体22、チップ部品端子23および半田部分24は、熱
放射率がレベルL以上であるため、黒27で表示され
る。回路ライン部分25およびプリント配線板本体26
は、熱放射率がレベルL未満であるため、白28で表示
される。
【0027】また、半田ボール29がある場合には、半
田ボール29は、熱放射率がレベルL以上であるため、
図5(C)のように表示され、また、半田ブリッジ30
がある場合には、半田ブリッジ30も熱放射率がレベル
L以上であるため、図5(D)のように表示される。再
び図3において、記憶部20bには半田ボール29、半
田ブリッジ30が無く、チップ部品が所定位置に正しく
実装された正常なプリント配線板12を二値化した画像
が基準画像として予め記憶されている。例えば、記憶部
20bには、図5(B)に示すような白黒の二値化した
画像であって半田ボール29、半田ブリッジ30が無
く、チップ部品が所定位置に正しく実装されているもの
が記憶されている。
【0028】比較判定部20cは、二値化処理部20a
で二値化した画像と記憶部20bに予め記憶されている
二値化された基準画像を比較し、画像が一致したときは
正常であると判定し、画像に一致しない箇所があるとき
は、異常であると判定し、判定結果を判定出力部20d
に出力する。判定出力部20dは比較判定部20cの判
定結果をモニタ装置21に出力する。また、比較判定部
20cで異常であると判定したときは、異常位置合成出
力部20eは、二値化処理部20aからの画像に異常位
置に印をつけて、例えば赤で印をつけて、モニタ装置2
1に出力する。
【0029】図6はモニタ装置21の表示例を示す図で
ある。図6(A)は正常の表示を示す。図6(A)にお
いて、比較判定部20cで比較判定した結果が正常であ
る場合には、モニタ装置21の表示部21aには「O
K」が表示される。この例では「OK」と表示される
か、「OK」の代りに「正常」などと表示しても良い。
【0030】図6(B)は異常の表示を示す。図6
(B)において、比較判定部20cで比較判定した結果
が異常である場合には、モニタ装置21の表示部21a
に「NG」が表示される。この例では「NG」と表示さ
れるか、「NG」の代りに「異常」などと表示しても良
い。図6(C)は異常の場合の異常位置の表示を示す。
図6(C)において、比較判定部20cが異常であると
判定した場合、二値化された画像の異常位置を示す。例
えば、半田ボール29を赤い印31で囲んで示す。
【0031】図6(D),(E)は正常、異常と二値化
画像を一緒に表示する例である。図6(D)において
は、比較判定部20cで比較判定した結果が正常である
場合に、「OK」と二値化された画像がモニタ装置21
の表示部21aに一緒に表示される。また、異常の場合
には「NG」「異常」などとともに二値化された画像が
表示され、さらに、異常位置が赤い印で表示される。
【0032】図6(E)においては、モニタ装置21、
表示部21aには二値化された画像が表示され、表示部
21aの下側に設けられた正常表示灯32または異常表
示灯33が比較判定部20aの比較判定結果により点灯
する。また、異常の場合には、二値化された画像の異常
位置が赤い印で表示される。図7は画像処理装置20の
動作を説明するフローチャートである。まず、ステップ
S1で加熱されたプリント配線板12が赤外線操作カメ
ラ19の下にくると、赤外線操作カメラ19はプリント
配線板12を所定の赤外線領域において撮像する。赤外
線操作カメラ19で撮像した画像は画像処理装置20に
入力する。このときの赤外線操作カメラ19の画像は、
プリント配線板12の各部分の温度(熱放射率)の高さ
(強さ)に比例して、例えば白く表されるような画像で
ある。
【0033】次に、ステップS2で赤外線撮像カメラ1
9の画像は、画像処理装置20の二値化処理部20aに
入力され、二値化処理部20aは入力した画像を二値化
する。二値化処理部20aは、図4に示す熱放射率がレ
ベルL以上のもの、すなわち、半田部分、チップ部品本
体、チップ部品端子は、黒に変換して、黒で表示し、レ
ベルL未満のもの、すなわち、回路ライン部分、プリン
ト配線板本体は白に変換して、白で表示する。二値化さ
れた画像は、二値化処理部20aからモニタ装置21に
出力される。
【0034】次に、ステップS3で比較判定部20cは
二値化処理部20aで二値化処理された画像と、記憶部
20bに予め記憶されている半田ボール29、半田ブリ
ッジ30が無い正常なプリント配線板12の二値化され
た基準画像を比較する。比較した結果、記憶部20bの
基準画像と二値化処理部20aで二値化処理した画像が
一致しているときは、ステップS4で正常であると判定
し、ステップS5で判定出力部20dからモニタ装置2
1に正常信号を出力する。モニタ装置21は正常信号を
受信して正常であることを表示する。
【0035】次に、記憶部20bの二値化された基準画
像と二値化処理部20aで二値化された画像が一致しな
いときは、ステップS4で比較判定部20cは異常であ
ると判定し、ステップS6で判定出力部20dは異常信
号をモニタ装置21に出力する。そして、異常の場合に
は、ステップS7で異常位置合成出力部20eで二値化
処理部20aからの二値化された画像に異常位置を例え
ば赤い印で表してモニタ装置21に出力する。
【0036】このように、プリント配線板12上に存在
する半田ボール29や半田ブリッジ30をその位置を含
めて目視によらず、自動的にかつ確実に検出することが
できる。また、フロンなどの洗浄工程も省略することが
できる。図8は本発明に係るプリント配線板実装状態検
出装置の他の実施例を示した全体図であり、この実施例
は、可視光カメラを使用して自動的にプリント配線板の
位置決めを行うようにしたことを特徴とする。
【0037】図8において、41は可視光カメラであ
り、可視光カメラ41は、プリント配線板12の赤外線
操作カメラ19に対する位置決めのために設けられてい
る。可視光カメラ41は、プリント配線板12に設けら
れている位置合わせ用の目印(図2、参照)を撮像し、
焦点が合うまで移動指示信号を画像処理装置20に出力
する。
【0038】画像処理装置20は、可視光カメラ41か
らの画像により、プリント配線板12をX方向およびY
方向に移動させる移動信号を位置決め装置42に出力す
る。位置決め装置42は画像処理装置20からの移動信
号によりプリント配線板12をX方向およびY方向に移
動する。可視光カメラ41のプリント配線板12の位置
合わせ用の目印と焦点が合うと、位置決め装置42はプ
リント配線板12の移動を停止する。
【0039】赤外線操作カメラ19は所定の位置に固定
されており、プリント配線板12が所定の位置にくる
と、プリント配線板12を撮像する。また、赤外線撮像
カメラ19がプリント配線板12の所定の位置で撮像を
終了すると、画像処理装置20は可視光カメラ41がプ
リント配線板12上の他の位置合わせ用の目印に焦点を
合わせるよう再び所定の位置に移動させる。
【0040】こうして、自動的にプリント配線板12の
位置決めを行うことができる。また、本実施例において
も前記実施例と同様な効果を得ることは言うまでもな
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、プリント配線板の実装状態をその位置を含めて目視
によらず自動的に確実に検出することができる。また、
フロンなどを使用したプリント配線板の洗浄工程を省略
することができる。さらに、プリント配線板の位置決め
を自動的に行うことで正確に実装状態の判定を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半田状態検出装置の全
体図
【図2】プリント配線板の一部分を示す図
【図3】画像処理装置の内部構成例を示すブロック図
【図4】プリント配線板の各部品と熱放射率の関係を示
すグラフ
【図5】二値化処理の説明図
【図6】モニタ装置の表示例を示す図
【図7】画像処理装置の動作を示すフローチャート
【図8】本発明の他の実施例に係る半田状態検出装置の
全体図
【図9】プリント配線板にチップ部品を実装する手順を
説明する図
【図10】半田ボールの説明図
【図11】半田ブリッジの説明図
【符号の説明】
11:加熱部 12:プリント配線板 13:チップ部品 19:赤外線撮像カメラ 20:画像処理装置 20a:二値化処理部 20b:記憶部 20c:比較判定部 20d:判定出力部 20e:異常位置合成出力部 21:モニタ装置 21a:表示部 29:半田ボール 30:半田ブリッジ 34:位置合わせ用目印 41:可視光カメラ 42:位置決め装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定位置に設けられた半田にて実装される
    チップ部品を有するプリント配線板を加熱する加熱部
    と、 加熱されたプリント配線板を所定の赤外線領域で撮像す
    る赤外線撮像カメラと、 該赤外線撮像カメラで撮像した画像と予め記憶されてい
    る基準画像とを比較して実装上の異常の有無を判定して
    出力する画像処理部を備えたことを特徴とするプリント
    配線板実装状態検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプリント配線板実装状態検
    出装置において、 前記画像処理部の判定結果を表示し、異常の場合には異
    常位置を表示するモニタ装置を設けたことを特徴とする
    プリント配線板実装状態検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のプリント配線板実装状態検
    出装置において、 前記画像処理部は、前記赤外線撮像カメラで撮像したプ
    リント配線板の各部分の熱放射率に基づいて画像を二値
    化する二値化処理部と、 正常なプリント配線板の二値化された画像を基準画像と
    して記憶しておく記憶部と、 前記二値化処理部で二値化した画像と該記憶部に記憶さ
    れている二値化された基準画像とを比較して正常、異常
    を判定する比較判定部を有することを特徴とするプリン
    ト配線板実装状態検出装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のプリント配線板実装状態検
    出装置において、 前記比較判定部で異常であると判定したとき異常位置を
    表示する異常位置合成出力部を設けたことを特徴とする
    プリント配線板実装状態検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4記載のプリント配線板実装状
    態検出装置において、 前記プリント配線板の前記赤外線撮像カメラに対する位
    置決めを指示する可視光カメラと、該可視光カメラの指
    示で特定位置に前記プリント配線板を移動させる位置決
    め装置を設けたことを特徴とするプリント配線板実装状
    態検出装置。
JP7094098A 1995-04-20 1995-04-20 プリント配線板実装状態検出装置 Pending JPH08288642A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7094098A JPH08288642A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 プリント配線板実装状態検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7094098A JPH08288642A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 プリント配線板実装状態検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288642A true JPH08288642A (ja) 1996-11-01

Family

ID=14100980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7094098A Pending JPH08288642A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 プリント配線板実装状態検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08288642A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004055599A (ja) * 2002-07-16 2004-02-19 Nagoya Electric Works Co Ltd 実装基板の検査方法およびその装置
JP2006329679A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 製品パターン検査方法および装置
KR100783352B1 (ko) * 2006-09-04 2007-12-10 한국표준과학연구원 Pcb 어셈블리 검사 장치와 방법
JP2009130372A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Samsung Electronics Co Ltd リフロー装置及び方法
JP2009175150A (ja) * 2009-01-23 2009-08-06 Saki Corp:Kk 被検査体の検査装置
JP2010223834A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyota Auto Body Co Ltd 製品検査システム
JP2011180058A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Ckd Corp 半田印刷検査装置及び半田印刷システム
JP2015121521A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 マランツエレクトロニクス株式会社 基板の飛散半田ボール検査方法
WO2019187229A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社 東芝 設備監視システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004055599A (ja) * 2002-07-16 2004-02-19 Nagoya Electric Works Co Ltd 実装基板の検査方法およびその装置
JP2006329679A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 製品パターン検査方法および装置
KR100783352B1 (ko) * 2006-09-04 2007-12-10 한국표준과학연구원 Pcb 어셈블리 검사 장치와 방법
JP2009130372A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Samsung Electronics Co Ltd リフロー装置及び方法
JP2009175150A (ja) * 2009-01-23 2009-08-06 Saki Corp:Kk 被検査体の検査装置
JP2010223834A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyota Auto Body Co Ltd 製品検査システム
JP2011180058A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Ckd Corp 半田印刷検査装置及び半田印刷システム
JP2015121521A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 マランツエレクトロニクス株式会社 基板の飛散半田ボール検査方法
WO2019187229A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社 東芝 設備監視システム
JP2019169021A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社東芝 設備監視システム
US11062438B2 (en) 2018-03-26 2021-07-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Equipment monitoring system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1715888B (zh) 印刷电路板检查装置和印刷电路板装配检查线系统
US8574932B2 (en) PCB-mounted integrated circuits
JPH0736002B2 (ja) 鏡面状の三次元形状を有する突出部の検査方法とその装置
JP2018159705A (ja) 自動光学検査システム及びその操作方法
US20050196996A1 (en) Component mounting board inspecting apparatus
CN114878603B (zh) 一种bga芯片虚焊检测方法及检测系统
JPH08288642A (ja) プリント配線板実装状態検出装置
JP2008186879A (ja) 基板検査方法
JP2530788B2 (ja) 電子部品の接合部検査方法
JPH071244B2 (ja) Icリード線の接合部検査装置
JP2730526B2 (ja) Bga接合部検査装置及び方法
JP3468643B2 (ja) プリント配線基板の外観検査方法
JP3033413B2 (ja) はんだ付検査装置
CA2363171A1 (en) Short-circuit locator for printed circuit boards using a visible-nir camera
JP2000097882A (ja) X線検査方法及びx線検査装置
JP2531694B2 (ja) 半田付け部の孔空き検出方法
JPH10335900A (ja) 電子部品の実装検査装置
JPH07159338A (ja) はんだ付け検査方法
JP3480187B2 (ja) 電子部品の位置ずれ検査方法
JP2502341B2 (ja) プリント基板のはんだ付け検査方法および装置
JPH02183104A (ja) 半田付け外観検査方法及びその装置
JPH07128252A (ja) はんだ付け検査方法及び装置
JPH04330761A (ja) 電子装置の検査方法及び装置
JPS62282770A (ja) はんだ付検査方法
JPH04140650A (ja) プリント板検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050318

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050329

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20050530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20051006

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081014

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014

Year of fee payment: 8