JPH0828853A - スートブロア装置 - Google Patents

スートブロア装置

Info

Publication number
JPH0828853A
JPH0828853A JP16563994A JP16563994A JPH0828853A JP H0828853 A JPH0828853 A JP H0828853A JP 16563994 A JP16563994 A JP 16563994A JP 16563994 A JP16563994 A JP 16563994A JP H0828853 A JPH0828853 A JP H0828853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
valve
seal
injection pipe
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16563994A
Other languages
English (en)
Inventor
Naofumi Kitada
直文 北田
Mitsuharu Kishimoto
充晴 岸本
Kenichi Yajima
健一 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP16563994A priority Critical patent/JPH0828853A/ja
Publication of JPH0828853A publication Critical patent/JPH0828853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉または煙道内の有害または可燃性の排ガス
の漏洩を確実に防ぐ。 【構成】 排ガスが導かれるハウジング3に熱交換器5
が設けられ、ハウジング3の外壁に複数の噴射管8がそ
の軸線方向に変位自在に設けられ、各噴射管8は前記外
壁7に形成される挿入孔9を外囲して固定される複数の
ケーシング内にそれぞれ挿通され、各ケーシングに開閉
弁13とシール材30,32とガス供給孔34とを設
け、ガス供給孔34にシールガスを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば溶融還元プラ
ント等の治金炉において排熱回収を行う熱交換器に付着
する煤やダストを、不活性ガスの噴射によって除去する
ためのスートブロア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、溶融還元プラントの経済性を
向上するために、その排ガスを利用して排熱を回収する
必要があり、そのため前記排熱が導かれる炉体や煙道内
に熱交換器を設けて、排ガスの保有熱を温水や水蒸気な
どの熱媒体に回収する技術が周知である。しかしながら
前記排ガスには煤やダストが含まれており、この煤やダ
ストが熱交換器に付着してしまうために、前記炉体や煙
道に関連してスートブロア装置を設け、前記熱交換器に
2 ガスなどの不活性ガスを吹付けて、熱交換器に付着
した煤やダストを除去するようにしている。
【0003】このようなスートブロア装置は、前記不活
性ガスを熱交換器に向けて噴射する噴射管を備え、この
噴射管は炉体や煙道の外壁であるハウジングに形成され
る挿入孔からそのハウジング内に挿入し、または外部へ
抜取ることができるように構成されており、噴射管をハ
ウジングから抜取った状態では、ハウジング内の有害な
または可燃性の排ガスが外部へ漏洩してしまうことを防
ぐために、シール装置が設けられている。
【0004】このようなシール装置に関する典型的な従
来の技術は、たとえば特公昭63−19768および実
公平5−3873に示されている。これらの従来の技術
には、炉内のガスの漏洩を防止するために、噴射管の外
周にシールリングを設けて噴射管の外周に生じる隙間を
少なくし、このシールリングに向けてシール用流体を供
給して、シール性を向上する技術が開示されている。
【0005】他の従来の技術は、たとえば実開昭56−
144940に開示されている。この従来の技術には、
噴射管の外周にシールリングを装着して、このシールリ
ングにシール用流体を供給するとともに、前記シールリ
ングに隣接して噴射管の外周面に接触するワイヤブラッ
シリングを設けて、前記噴射管の外周における隙間を可
及的に少なくする技術が開示されている。
【0006】さらに噴射管の外周におけるシール用流体
の漏洩を少なくする従来の技術として、たとえば実開昭
61−26934がある。この従来の技術には、噴射管
の外周面に密着する環状のシール材を設け、高度のシー
ル性を達成するように構成される技術が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の特公昭63−1
9768、実公平5−3873、実開昭56−1449
40および実開昭61−26934は、いずれもメカニ
カルシールであり、大気圧に近い圧力の排ガスであれ
ば,ほぼ確実なシール性を達成することができるけれど
も、たとえば3kg/cm2 程度と大気圧よりも高い場
合や、また逆に低い圧力である場合には、排ガスの漏洩
または大気の吸込みが生じ、そのため操業を行うことが
不可能になってしまう。特に実開昭61−26934に
示される従来の技術では、シール材が噴射管の外周面に
接触して設けられているけれども、噴射管を出し入れす
るにはそのシール材を噴射管に大きな接触圧で密着させ
ることが困難であり、この従来の技術でも、排ガスが大
気圧よりも高いかまたは低い圧力である場合には、確実
なシール性を達成することができない。また上述の特公
昭63−19768、実公平5−3873および実開昭
56−144940に示される従来の技術において、シ
ールリングに向けて供給される不活性ガスの供給圧力を
高くして、シール性を向上することが容易に考えられる
けれども、一般に、1基の炉体または煙道に対してたと
えば50〜80本程度の噴射管が備えられているため、
これらの噴射管から噴射される不活性ガスの消費量はた
とえば5000Nm3/時程度と極めて多量となり、実
際上、実現不可能である。
【0008】したがって本発明の目的は、シールガスの
流量を可及的に少なくして、排ガスの圧力にかかわら
ず、確実でかつ高度のシール性を達成することができる
スートブロア装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、排ガスが導か
れるハウジングに、熱交換器が設けられ、前記ハウジン
グの外壁には、この外壁に形成される挿入孔を挿通して
前記熱交換器に向けてシールガスを噴射する複数の噴射
管が軸線方向に変位自在に設けられ、各噴射管は、外壁
に各挿入孔を外囲して固定される複数のケーシング内に
それぞれ挿通され、各ケーシングには、噴射管が挿通す
る弁孔を有する開閉弁と、この開閉弁よりも外部側で噴
射管の外周面とケーシングの内周面との間に介在される
シール材と、このシール材に向けてシールガスを導くガ
ス供給孔とが設けられ、ガス供給孔には、少なくとも開
閉弁が開かれた状態でシールガスが供給されることを特
徴とするスートブロア装置である。
【0010】また本発明は、前記シールガスのガス供給
孔への供給は、各ケーシング毎か、または複数のケーシ
ングから成るグループ毎に時間的にずれて行われること
を特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、熱交換器が設けられるハウジ
ング内には排ガスが導かれる。この排ガスは、その圧力
が大気圧よりも高いかまたは低く、しかも有害性および
/または可燃性を有する。ハウジングの外壁には挿通孔
が形成され、この挿通孔には前記熱交換器に向けて不活
性ガス等のシールガスを噴射する噴射管が軸線方向に変
位自在に挿通する。各噴射管は、前記外壁に各挿通孔を
外囲してそれぞれ固定される複数のケーシング内に挿通
されており、各ケーシングには開閉弁とシール材とガス
供給孔とが設けられる。前記開閉弁は、噴射管が挿通す
る弁孔を有し、この弁孔から噴射管が抜取られた状態で
ケーシングを閉鎖することができる。前記シール材は、
開閉弁よりも外部側において、噴射管の外周面とケーシ
ングの内周面との間に介在され、開閉弁が開放された状
態でハウジング内の排ガスが噴射管とケーシングとの間
を通って外部に漏洩することを制限することができる。
ガス供給孔には、少なくとも開閉弁が開かれた状態にお
いてシールガスが供給される。このようなシールガスに
よって、噴射管の外周面とシール材との間およびシール
材とケーシングとの間に存在する隙間に前記シールガス
を導いて、高いシール性を達成することができる。しか
も、前記シールガスの供給は、少なくとも開閉弁が開か
れた状態でのみ行えばよく、これによってシールガスの
使用量を格段に少なくすることができる。
【0012】また本発明に従えば、前記シールガスの供
給は、各ケーシング毎か、または複数のケーシングから
成るグループ毎に時間的にずれて行われる。これによっ
て一度に多量のシールガスを供給する必要がなく、シー
ルガス使用量のピーク値を低減することができ、したが
って一度に多くの流量を前記ガス供給孔に導くための設
備を設ける必要がなくなり、これによって構成を小形化
および簡略化することができる。なお、排ガスが可燃性
ガスでない場合は、シールガスとして空気を使用するこ
とができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のスートブロア装
置1の全体の構成を示す断面図である。たとえば溶融還
元プラントの排ガスラインを構成する煙道2の耐熱性材
料から成るハウジング3内には矢符4方向に排ガスが導
かれ、ハウジング3内に設けられる熱交換器5の伝熱管
6に熱媒体として供給される水によって排熱を回収し、
水蒸気を製造して、この水蒸気を温熱負荷の熱源として
利用することができる。
【0014】ハウジング3の筒状の外壁7には、直円筒
状の金属製噴射管8をハウジング3内に挿入するための
挿入孔9が周方向に間隔をあけて複数形成される。外壁
7には、外側方に突出して、各挿入孔9を外囲する大略
的に筒状の金属製ケーシング10がそれぞれ固定され
る。各ケーシング10は、外壁7に軸線方向一端部が固
定される第1筒体11と、第1筒体11に同軸を成して
フランジ結合される第2筒体12とを有する。
【0015】第1筒体11には、開閉弁13が設けられ
る。この開閉弁13は、略球状の弁体14と、弁体14
に長手方向一端部が連結される弁軸15と、弁軸15の
他端部に設けられるたとえば電動機や電磁ソレノイドな
どによって実現される開閉駆動手段16とを有する。弁
体14には、一直径線方向に延び、前記噴射管8が挿通
することができる弁孔17が形成される。この弁孔17
は、前記弁軸15の軸線に直角である。このような開閉
弁13は、ボール弁であって、噴射管8を図1に示され
るように挿入方向A1に移動させてハウジング3内に突
出させた状態では、弁孔17の内周面と噴射管8の外周
面との間に隙間18が形成され、この隙間18を介して
ハウジング3内の前記排ガスが弁体14よりも外部側の
空間19に流れ込む。そのため、第2筒体12には、シ
ール材30と32およびランタンリング31等から成る
シール手段20が設けられ、前記排ガスの外部への漏洩
を防止している。
【0016】前記排ガスは、溶融反応によって生じたC
Oなどの人体に有害なガス、またはCO、H2 およびC
mHnなどの可燃性ガス、ならびに有害でかつ可燃性の
ガスであり、煤やダストなどを含む。しかもこの排ガス
は、2〜20kg/cm2 と大気圧よりも高いか、また
は低い圧力を有する。噴射管8の長手方向一端部には、
複数の噴射孔21が形成され、この噴射管8の長手方向
他端部から供給された不活性ガスであるN2 ガスを前記
伝熱管6に向けて噴射し、煤およびダストなどを吹き飛
ばして掃除することができる。
【0017】噴射管8の前記他端部には、噴射管8をそ
の軸線まわりに予め定める角度範囲にわたって回動させ
る回動手段22と、噴射管8を図1に示される噴射位置
から仮想線23で示される退避位置にわたって軸線方向
に移動する移動手段24とが設けられる。噴射管8の前
記他端部にはまた、N2 ガスを導く管路25が接続さ
れ、この管路25には第1電磁弁V1が介在され、図示
しないN2 ガス源から圧送されてきたN2 ガスの流れを
制御することができる。またケーシング10の第2筒体
12には、前記シール手段20に向けて不活性ガスであ
るN2 ガスを導くための管路26が接続され、この管路
26には第2電磁弁V2が介在され、図示しないN2
ス源から圧送されてきたN2 ガスの流れを制御すること
ができる。
【0018】これらの第1および第2電磁弁V1,V2
および開閉弁13の開閉駆動手段16は、シーケンス制
御手段27によって電気的に制御される。
【0019】図2は、シール手段20付近の拡大断面図
である。前記第2筒体12には、半径方向内方に突出す
る環状の内向き突部29が一体的に形成され、この内向
き突部29よりも軸線方向他端部側、すなわち図2の右
側には第1シール材30、ランタンリング31および第
2シール材32がこの順序で装着される。第1および第
2シール材30,32は環状であり、たとえばアスベス
トなどの耐熱性材料からなる。ランタンリング31は、
一半径線で切断した断面形状が大略的にH字状であり、
その中央には周方向に間隔をあけて複数の透孔33が形
成される。第2筒体12の前記ランタンリング31の直
上には、たとえば1つのガス供給孔34が形成される接
続部35が形成され、この接続部35には前記管路26
が接続される。
【0020】第1および第2シール部材30,32なら
びにランタンリング31の各内周面と噴射管8の外周面
との間には、微細な隙間36,37,38が形成され
る。そのため噴射管8を前記回動手段22によって軸線
まわりに円滑に回動させ、また移動手段24によって挿
入方向A1および抜取り方向A2に円滑に移動させるこ
とができる。しかもガス供給孔34を介して各シール材
30,32およびランタンリング31に向けて供給され
たN2 ガスは、各透孔33を挿通して前記隙間36〜3
8に導かれ、これによって排ガスが外部へ漏洩すること
を確実に防ぐことができる。
【0021】第2筒体12の他端部にはフランジ39が
一体的に形成され、このフランジ39には押し輪40が
ボルト41およびナット42によって固定されて、前記
各シール材30,32およびランタンリング31の抜け
出しが防がれるとともに、各シール材30,32が一定
の押圧状態に保たれるので、隙間36,38の大きさが
変化するおそれはなく、したがってN2 ガスの供給量を
一定に保つことができる。
【0022】本実施例では、N2ガスの供給圧力は、5
kg/cm2に選ばれる。またN2 ガスの供給量は、1
00〜150m3 /時に選ばれる。したがって、これら
のシール材30,32およびランタンリング31が挿入
される空間のうち各シール材30,32およびランタン
リング31を除く残余の空間43の圧力P1がハウジン
グ3内の排ガスの圧力P2よりも大きく(P1>P2)
なるように選ばれている。これによって排ガスの漏洩を
確実に防止することができる。
【0023】図3は、スートブロア装置1の噴射管8、
開閉弁13および第2電磁弁V2の動作を説明するため
のタイミングチャートである。本実施例では、煙道2の
ハウジング3にスートブロア装置1が周方向に間隔をあ
けて複数、たとえば50〜80基が設けられ、図3には
説明の都合上シーケンス制御手段27によって制御が行
われる最初の4基の動きを示すタイムチャートが示され
ている。まず図3(1)に示されるように、時刻t1で
第2電磁弁V2が開放動作を開始して、前記シール手段
20に向けてN2 ガスが供給される。ほぼ同時に開閉弁
13が開放動作を開始し、これらの第2電磁弁V2およ
び開閉弁13が全開した時刻t2で噴射管8が図1の仮
想線23で示される退避位置から挿入方向A1方向に移
動して、時刻t3でその移動動作が停止し、図1の実線
で示されるように各噴射孔21が伝熱管6に臨んだ状態
とされる。この状態で第1電磁弁V1が開かれてN2
スが噴射管8内に供給され、噴射孔21を介してN2
スが噴射され、伝熱管6に付着する煤やダストが吹き飛
ばされる。このとき、噴射管8は回動手段22によって
軸線まわりに予め定める回動範囲にわたって往復回動
し、伝熱管6に付着する煤およびダストなどが効率よく
吹き飛ばされる。
【0024】このようにして一定時間N2 ガスを伝熱管
6に向けて噴射した後、時刻t4で噴射管8が退避方向
A2に移動されて退避動作を開始し、時刻t5で前述の
仮想線23で示される退避位置に戻る。このとき開閉弁
13および第2電磁弁V2は閉じる方向に動作を開始
し、時刻t6で完全にケーシング10が開閉弁13によ
って閉じられるとともに、前記シール手段20へのN2
ガスの供給が停止される。
【0025】このようにして第1番目のスートブロア装
置による清掃動作が終了するとすぐに、図3(2)に示
されるように、次のスートブロア装置の清掃動作が時刻
t7で開始され、図3(1)に示される第1番目と同様
に、第2番目のスートブロア装置の清掃が行われ、図3
(3)に示される第3番目のスートブロア装置、図3
(4)に示される第4番目のスートブロア装置、…とい
うように、各スートブロア装置について順次的に時間的
にずれて清掃動作が行われる。これによってN2ガスの
供給量のピーク値を低く抑制することができ、かつその
2 ガス全体の使用量も格段に低減することができる。
【0026】図4は本発明の他の実施例のスートブロア
装置1aを示す断面図である。なお、図1に示される実
施例に対応する部分には同一の参照符を付す。本実施例
において注目すべきは、管路26にバイパス管路46を
接続し、バイパス管路46には第3電磁弁V3が介在さ
れている。この第3電磁弁V3は、前記第2電磁弁V2
よりも全開時の最大流量が小さく選ばれており、噴射管
8の挿入時には第2電磁弁V2を開いたままで第3電磁
弁を開閉操作してN2 ガスの供給量を調整する。また噴
射管8が退避した状態では、開閉弁13は閉じられてお
り、したがって排ガスの漏洩が少ないために第2電磁弁
V2は閉じたままとし、第3電磁弁V3を開いた状態に
保つ。したがって万一開閉弁13のガス閉止能力が劣化
しても、第3電磁弁によって常に微量のN2 ガスが吹込
まれて排ガスのガス圧よりも前記各シール材30,32
およびランタンリング31を除く残余の空間の圧力が高
く保たれるため、排ガスの外部への漏洩を防ぎ、完全な
シール性を達成することが可能となる。
【0027】図5は、本発明のさらに他の実施例のシー
ル手段20aを示す拡大断面図である。本実施例では、
図1〜図4に示される実施例の第1および第2シール材
30,32ならびにランタンリング31に代えて単一個
の環状シール材48が用いられる。このシール材48
は、弾発性および通気性を有する材料から成り、たとえ
ばフェルトが用いられる。このようなシール材48は構
成が簡単でかつ安価であり、複数(たとえば80基)の
スートブロア装置について交換しても、交換コストが安
価ですみ、経済性を向上することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、噴射管
は、前記外壁に各挿通孔を外囲してそれぞれ固定される
複数のケーシング内に挿通されており、各ケーシングに
は開閉弁とシール材とガス供給孔とが設けられ、ガス供
給孔には、少なくとも開閉弁が開かれた状態において不
活性ガス等のシールガスが供給される。このようなシー
ルガスによって、噴射管の外周面とシール材との間およ
びシール材とケーシングとの間に存在する隙間に前記シ
ールガスを導いて、高いシール性を達成することができ
る。しかも、前記シールガスの供給は、少なくとも開閉
弁が開かれた状態でのみ行えばよく、これによってシー
ルガスの使用量を格段に少なくすることができる。
【0029】また本発明によれば、前記シールガスの供
給は、各ケーシング毎か、または複数のケーシングから
成るグループ毎に時間的にずれて行われる。これによっ
て一度に多量のシールガスを供給する必要がなく、シー
ルガス使用量のピーク値を低減することができ、したが
って一度に多くの流量を前記ガス供給孔に導くための設
備を設ける必要がなくなり、これによって構成を小形化
および簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスートブロア装置1の全体
の構成を示す断面図である。
【図2】シール手段20の拡大断面図である。
【図3】スートブロア装置1の噴射管8、開閉弁13お
よび第2電磁弁V2の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】本発明の他の実施例のスートブロア装置1aを
示す全体の断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例のシール手段20a
を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1,1a スートブロア装置 2 煙道 3 ハウジング 5 熱交換器 6 伝熱管 7 外壁 8 噴射管 9 挿入孔 10 ケーシング 13 開閉弁 14 弁体 16 開閉駆動手段 17 弁孔 20,20a シール手段 21 噴射孔 22 回動手段 24 移動手段 27 シーケンス制御手段 30 第1シール材 31 ランタンリング 32 第2シール材 34 ガス供給孔 V1〜V3 電磁弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスが導かれるハウジングに、熱交換
    器が設けられ、前記ハウジングの外壁には、この外壁に
    形成される挿入孔を挿通して前記熱交換器に向けてシー
    ルガスを噴射する複数の噴射管が軸線方向に変位自在に
    設けられ、 各噴射管は、外壁に各挿入孔を外囲して固定される複数
    のケーシング内にそれぞれ挿通され、 各ケーシングには、噴射管が挿通する弁孔を有する開閉
    弁と、この開閉弁よりも外部側で噴射管の外周面とケー
    シングの内周面との間に介在されるシール材と、このシ
    ール材に向けてシールガスを導くガス供給孔とが設けら
    れ、 ガス供給孔には、少なくとも開閉弁が開かれた状態でシ
    ールガスが供給されることを特徴とするスートブロア装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シールガスのガス供給孔への供給
    は、各ケーシング毎か、または複数のケーシングから成
    るグループ毎に時間的にずれて行われることを特徴とす
    る請求項1記載のスートブロア装置。
JP16563994A 1994-07-18 1994-07-18 スートブロア装置 Pending JPH0828853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16563994A JPH0828853A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 スートブロア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16563994A JPH0828853A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 スートブロア装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0828853A true JPH0828853A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15816189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16563994A Pending JPH0828853A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 スートブロア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0828853A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102981A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Jfe Engineering Corp 廃棄物ガス化溶融炉
JP2017190894A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 三菱日立パワーシステムズ株式会社 煤吹装置
WO2019131334A1 (ja) * 2017-12-25 2019-07-04 三菱日立パワーシステムズ株式会社 スートブロワ装置およびボイラ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012102981A (ja) * 2010-11-15 2012-05-31 Jfe Engineering Corp 廃棄物ガス化溶融炉
JP2017190894A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 三菱日立パワーシステムズ株式会社 煤吹装置
WO2017179420A1 (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 三菱日立パワーシステムズ株式会社 煤吹装置
CN108885078A (zh) * 2016-04-12 2018-11-23 三菱日立电力系统株式会社 吹灰装置
CN108885078B (zh) * 2016-04-12 2020-09-22 三菱日立电力系统株式会社 吹灰装置
US10962223B2 (en) 2016-04-12 2021-03-30 Mitsubishi Power, Ltd. Soot blower
WO2019131334A1 (ja) * 2017-12-25 2019-07-04 三菱日立パワーシステムズ株式会社 スートブロワ装置およびボイラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970009486B1 (ko) 연소 가스를 고속으로 배출하는 버너 장치
AU655392B2 (en) Sootblower with lance bypass flow
US5765510A (en) Retractable, sealed sootblower for high pressure, high temperature applications
SE434129B (sv) Sett att avlegsna kolhaltiga material fran gasturbinhalrum
KR20160098578A (ko) 수트(soot) 및 스케일 제거가 용이한 수트 블로워장치
JPH0828853A (ja) スートブロア装置
JPS583166B2 (ja) ス−トブロア構体
JP2881740B2 (ja) 熱交換面用清掃装置およびそのための改良されたノズル
FI93056C (fi) Menetelmä ja laite kuumien prosessi- tai savukaasujen syöttämiseksi kaasunjäähdyttimeen
WO2017179420A1 (ja) 煤吹装置
KR101650735B1 (ko) 수트 블로워
JPS59195028A (ja) ガス流過室内の沈積物を除くための煤吹き装置
CA1123688A (en) Soot blower for pressurized furnace
KR900006617B1 (ko) 그을음 송풍기용 왕복 란스의 밀봉장치
JP3917872B2 (ja) 石炭ガス化炉用スートブロワ
KR20100127483A (ko) 폐열회수장치 및 그것을 구비한 폐열회수 시스템
JP3754478B2 (ja) 廃棄物熱分解ドラム
KR20020031823A (ko) 파우더 고착 방지 수단을 구비한 배기가스 이송 파이프
CN220870898U (zh) 锅炉吹灰器
JPH11340642A (ja) 観察装置用保護ケ―ス
CN219775769U (zh) 一种吹灰装置及其清灰系统
CN112620244B (zh) 一种吹扫装置
JP3758747B2 (ja) ブローパイプ内のドレン発生防止方法
JP2002162019A (ja) 定置回転型煤吹装置
JP4426742B2 (ja) ガスライン遮断装置