JPH082881Y2 - 放電灯を備えた車両用前照灯 - Google Patents

放電灯を備えた車両用前照灯

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JPH082881Y2
JPH082881Y2 JP4307690U JP4307690U JPH082881Y2 JP H082881 Y2 JPH082881 Y2 JP H082881Y2 JP 4307690 U JP4307690 U JP 4307690U JP 4307690 U JP4307690 U JP 4307690U JP H082881 Y2 JPH082881 Y2 JP H082881Y2
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JP
Japan
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discharge lamp
glass cover
burner
cover
light
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邦夫 上原
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光源として放電灯を備えた車両用の前照灯
に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は放電灯を備えた車両用前照灯の従来例を示す
断面図である。
ランプハウジング1の前面開口を覆って前面レンズ2
が装着され、上記ランプハウジング1と前面レンズ2と
によって囲まれた空間内に放電灯のバーナ(発光管)3
が設置されている。4はバーナ3のソケットである。
放電灯は、白熱灯やハロゲンランプに比して省電力効
果が得られるため、近時急速に普及しつつある。
〔考案が解決しようとする課題〕
最近の自動車用前照灯は、ランプハウジングや前面レ
ンズや合成樹脂で構成される場合が多い。
また、ランプハウジングと別体に構成されたリフレク
タが設置される場合も、合成樹脂製リフレクタが多く用
いられる。
ところが、放電灯の発する光の中には紫外線が多く含
まれている。このため、前照灯を構成している合成樹脂
製の部材(例えばランプハウジング,前面レンズ,リフ
レクタ等)が紫外線照射を受けて早期に劣化するという
問題が有る。
上述の事情に鑑みて放電灯の周囲を紫外線カットフィ
ルタで囲むことが考えられる(以下、試案という)。
上記の構成によれば ガラスカバーは可視光に関して透明であるから、該ガ
ラスカバーの装着によって車両用前照灯としての本来の
照明機能を損うおそれは無い。
さらに、上記のガラスカバーは紫外線を吸収するの
で、合成樹脂製の構成部材が照射を受ける紫外線量が激
減し、紫外線による劣化が防止ないし軽減される。
第4図は上記試案に係る放電灯を備えた車両用前照灯
の1実施例を示す断面図である。
1は合成樹脂製のランプハウジング、2は合成樹脂製
の前面レンズである。
放電灯バーナ3を覆って、キャップ状のガラスカバー
5が配置され、ソケット4に取り付けられている。
上記ガラスカバー5の材質は、本試案においてはソー
ダ石灰ガラスとした。
これにより、放電灯バーナ3から出射してランプハウ
ジング1若しくは前面レンズ2に入射する光路はガラス
カバー5を通る。このため、光束中の可視成分はガラス
カバー5を通過する。紫外成分はバーナカバー5に遮ら
れて著しく減衰し、ランプハウジング1や前面レンズ2
を早期劣化させるおそれが無くなる。
第5図は上記試案に係り前記と異なる例を示し、前面
レンズ6は合成樹脂でなく光学ガラスで構成されてい
る。光学ガラス製前面レンズ6は紫外線の照射を受けて
も劣化するおそれが無く、紫外線から防護する必要が無
い。
このため、本例(第5図)のガラスカバー7はキャッ
プ状でなく筒状に構成してある。
本例のガラスカバー7は、バーナ3の発光部位からラ
ンプハウジング1を見込む立体角θを覆い得る形状の円
筒形に構成した。
第6図は更に異なる例を示し、放電灯バーナ3を光源
とするプロジェクタ型前照灯に試案を適用した例であ
る。
放電灯バーナ3から出射した光束のうち、図示の立体
角θ′の光束は回転楕円面よりなる合成樹脂製のリフレ
クタ8で反射され、第2焦点F2に集光した後、ガラス製
の凸レンズ9により、行光束に屈折せしめられて投射さ
れる。10は第2焦点F2近傍に設けられたシェードであ
る。
本例のガラスカバー7は、前記の角θ′を覆い得る円
筒状に構成してある。ガラス製の凸レンズ9は紫外線照
射を受けても劣化しないから、合成樹脂製のリフレクタ
8を紫外線から防護すれば足りるからである。
このように構成すると、合成樹脂製の構成部材である
リフレクタ8が紫外線照射によって早期に劣化するおそ
れが無く、優れた耐久性が得られる。
第6図に示した試案をプロジェクタ型前照灯に適用し
て具体的に実物を構成した場合の2例について、その断
面図を第7図,第8図に示す。
第7,第8図に共通して1′はランプハウジング、11は
カバーであって、その中に前述した第6図に対応する構
成部分が収納されている。
光源として設置された放電灯バーナ3はソケット4に
装着されており、該ソケット4はリフレクタ8に固定さ
れている。Zは該リフレクタ8の光軸である。
上記放電灯バーナ3から矢印a,a′のごとく出射して
リフレクタ8で反射された光束は矢印b,b′のごとくシ
ェード10で調光されて凸レンズ9に入射し、矢印c,c′
のごとく前方へ投射される。
第7図の例は、前記矢印a,a′の光を覆うように円筒
状のガラスカバー12を構成し、ソケット4に設けた短筒
状部13に内嵌して、接着剤で接着してある。
第8図の例は前記のガラスカバー12よりも大径のガラ
スカバー14を構成して、リフレクタ8の後端部近傍に形
成した凹形円柱面15に内嵌して接着剤で接着してある。
車両用灯具は、車両の走行に伴って振動や衝撃を受け
るので、上記のように接着剤を用いてガラスカバーを接
着しておくことが必要であり、単に嵌め合わせただけで
は脱落する虞が有る。
ところが、第7図,第8図のような試案に係る車両用
灯具にはおいては、接着部に放電灯バーナからの強い紫
外光線が照射され、接着剤が早期に劣化して接着力を失
うという問題が有る。
例えばビス止めなど、接着以外の固定方法を用いれ
ば、接着剤劣化の問題は無くなるが構成部品点数が増加
し、組立作業工数が大きくなる。
本考案は上述の事情に鑑みて前記の試案を更に改良
し、放電灯の紫外線による合成樹脂部材早期劣化の問題
を解消するとともに、組立作業工数や構成部品点数が少
なくて、しかも接着剤の紫外線による早期劣化を防止し
た、放電灯を備えた車両用前照灯を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための本考案は、 ランプハウジングの前面開口を覆ってレンズを装着す
るとともに、上記ランプハウジングとレンズとによって
囲まれた空間内に光源としての放電灯バーナを設置した
車両用前照灯において、 上記放電灯バーナの周囲の少なくとも一部分を覆って
配置されたガラスカバーが、放電灯バーナのソケットに
対して直接又は間接に接着固定されると共に、 上記の接着部分が放電灯の直射光から遮光されてお
り、 かつ、上記ガラスカバーの材質は可視光に関して透明
であり、紫外線を吸収するものであることを特徴とす
る。
本考案において、ガラスカバーが放電灯バーナのソケ
ットに対して間接に接着固定されるとは、該ソケットに
固着された構成部材(例えばリフレクタ)に対して接着
固定されることをいう。
〔作用〕
上記の構成によれば、放電灯バーナから出射した光が
ラスカバーを通過する際に紫外成分を除去されるので合
成樹脂製部材を早期に劣化させる虞が無い。
また、上記ガラスカバーが接着固定されているので組
立作業性が良く、構成部品点数が少ない。
その上、上記の接着固定部が放電灯に直射光から遮ら
れているので接着剤が早期に劣化する虞が無い。
〔実施例〕
第1図は前述した第7図の試案に本考案を適用して改
良した1例の要部断面図である。
ソケット4′の前端面に、短円筒状の遮光壁4aを一体
的に形成する。
これにより、図示の立体角φの範囲内は放電灯バーナ
3から出射した光の影になる。
前述した紫外線防護用のガラスカバー12の根本部(図
において右端)の接着個所が、前記の角φ内に入るよ
う、関係部材の形状,寸法を設定する。
これにより、接着部(ガラスカバー12の右端部)には
直接紫外線が当たらなくなり、接着剤の早期劣化が防止
される。
第2図は前記第8図の試案に本考案を適用して改良し
た1例を示す要部断面図である。
本実施例ではリフレクタ8′の後端部近傍に円形溝8a
を形成して、この中にガラスカバー14を挿入し、接着固
定した。
前記円形溝8aと、ソケット装着孔8bとの間に円筒状の
壁8cが形成され、立体角φの部分が上記同筒壁8cの影に
なる。
そして、ガラスカバー14の接着部(図において右端)
は上記の影の中に入るので、放電灯バーナ3からの直射
光を受けない。従って接着剤が早期に劣化する虞が無
い。
〔考案の効果〕
本考案の構成によれば、放電灯バーナから出射した光
がガラスカバーを通過する際に紫外成分を除去されるの
で合成樹脂製部材を早期に劣化させる虞が無い。
また、上記ガラスカバーが接着固定されているので組
立作業性が良く、構成部品点数が少ない。
その上、上記の接着固定部が放電灯の直射光から遮ら
れているので接着剤が早期に劣化する虞が無い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案の1実施例を示す
要部断面図である。 第3図は従来例の断面図である。 第4図ないし第6図の試案に係る車両用灯具の模式的な
断面図である。 第7図および第8図は上記試案における課題の説明図で
ある。 1,1′……ランプハウジング、2……前面レンズ、3…
…放電灯バーナ、4,4′……ソケット、5……ガラスカ
バー、6……前面レンズ、7……ガラスカバー、8,8′
……リフレクタ、9……凸レンズ、10……シェード、11
……前面カバー、12,14……ガラスカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプハウジングの前面開口を覆ってレン
    ズを装着するとともに、上記ランプハウジングとレンズ
    とによって囲まれた空間内に光源としての放電灯バーナ
    を設置した車両用前照灯において、 上記放電灯バーナの周囲の少なくとも一部分を覆って配
    置されたガラスカバーが、放電灯バーナのソケットに対
    して直接又は間接に接着固定されると共に、 上記の接着部分が放電灯の直射光から遮光されており、 かつ、上記ガラスカバーの材質は可視光に関して透明で
    あり、紫外線を吸収するものであることを特徴とする、
    放電灯を備えた車両用前照灯。
JP4307690U 1990-04-24 1990-04-24 放電灯を備えた車両用前照灯 Expired - Lifetime JPH082881Y2 (ja)

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JPH045002U JPH045002U (ja) 1992-01-17
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JPS49111378U (ja) * 1972-11-13 1974-09-24

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JPH045002U (ja) 1992-01-17

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