JP2506596Y2 - 放電灯を備えた車両用灯具 - Google Patents

放電灯を備えた車両用灯具

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JP2506596Y2
JP2506596Y2 JP1990032738U JP3273890U JP2506596Y2 JP 2506596 Y2 JP2506596 Y2 JP 2506596Y2 JP 1990032738 U JP1990032738 U JP 1990032738U JP 3273890 U JP3273890 U JP 3273890U JP 2506596 Y2 JP2506596 Y2 JP 2506596Y2
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JP
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lamp
glass cover
light
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lamp housing
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邦夫 上原
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光源として放電灯を備えた車両用の灯具に
関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は放電灯を備えた車両用前照灯の従来例を示す
断面図である。
ランプハウジング1の前面開口を覆って前面レンズ2
が装着され、上記ランプハウジング1と前面レンズ2と
によって囲まれた空間内に放電灯のバーナ(発光管)3
が設置されている。本従来例のランプハウジング1はそ
の内側面に反射層が成層されていて、バーナ3から出射
して該ランプハウジング1の内面(反射層)に入射した
光は灯具前方に向けて反射され、前面レンズ2で調光さ
れて所望の配光パターンを形成する。
放電灯は、白熱灯やハロゲンランプに比して省電力効
果が得られるため、近時急速に普及しつつある。
〔考案が解決しようとする課題〕 最近の自動車用前照灯は、ランプハウジングを合成樹
脂で構成される場合が多い。
また、ランプハウジングと別体に構成されたリフレク
タが設置される場合も、合成樹脂製リフレクタが多く用
いられる。
ところが、放電灯の発する光の中には紫外線が多く含
まれている。このため、前照灯を構成している合成樹脂
製の部材(例えばランプハウジング,リフレクタ等)が
紫外線照射を受けて早期に劣化するという問題が有る。
本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、合成樹
脂製のランプハウジングやリフレクタを早期に劣化させ
るおそれの無い、放電等を備えた車両用灯具を提供する
ことを目的とする。
言うまでもなく、前記ランプハウジングやリフレクタ
の早期劣化を防止することによってバーナの放熱を妨げ
たり、当該車両用灯具の配光特性に悪影響を与えたりす
る虞れの無いことを前提とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために創作した本考案の基本的
原理を略述すると次のごとくである。
すなわち、放電灯の周囲を紫外線カットフィルタとし
て機能する部材で囲む。ただし、放電灯を密閉する形に
囲むと該放電灯の放熱を妨げるので、上記の紫外線カッ
トフィルタとして機能する部材を筒状に構成して、灯具
の投光方向に関して前端に開口を設ける。
さらに、上記の紫外線カットフィルタとして機能する
部材の中に入射して導光された光束が前記開口の周囲の
縁から出射して、配光パターン形成のために制御されて
いない迷光(グレア光)とならないように、上記開口の
周囲の縁を不透明な材料で覆う。
上記の原理に基づく具体的構成として、本考案は、ラ
ンプハウジングの前面開口を覆ってレンズを装着すると
ともに、上記ランプハウジングとレンズとによって囲ま
れた空間内に光源としての放電灯バーナを設置した車両
用灯具において、 上記放電灯バーナの周囲を覆って配置された筒状のガ
ラスカバーを具備しているとともに、上記ガラスカバー
の材質は可視光に対して透明であって、紫外線を吸収す
るものであり、 かつ、前記筒状のガラスカバーがその前端に開口を有
するとともに、該前端の開口の周囲の縁が不透明な材料
で覆われていることを特徴とする。
上述の構成を実施する場合、可視光に透明であって紫
外線を吸収するガラス材としては、ソーダ石灰ガラスや
硼珪酸ガラスが考えられる。
〔作用〕
上記の構成によれば ガラスカバーは可視光に関して透明であるから、該ガ
ラスカバーの装着によって車両用前照灯としての本来の
照明機能を損うおそれは無い。
さらに、上記のガラスカバーは紫外線を吸収するの
で、合成樹脂製の構成部材が照射を受ける紫外線量が激
減し、紫外線による劣化が防止ないし軽減される。
前記のガラスカバーが筒状であってその前端に開口を
有しているので、放電灯バーナの放熱を妨げる虞れが無
い。
さらに、上記ガラスカバー前端の開口の縁が不透明材
料で覆われているので、このガラスカバー内に入射して
導光された光束が該開口の縁から出射して迷光となる虞
れが無く、迷光によって配光パターンが乱されることが
無い。
1は合成樹脂製のランプハウジングで、その内面にリ
フレクタとして作用する反射層1aが設けられている。2
は前面レンズである。
放電灯バーナ3を覆って、円筒状のガラスカバー5が
配置され、ソケット4に取り付けられている。
上記ガラスカバー5の材質は、本実施例においてはソ
ーダ石灰ガラスとした。
これにより、放電灯バーナ3から出射してランプハウ
ジング1に入射する光路(例えば矢印a)はガラスカバ
ー5を通る。このため、光の中の可視成分はガラスカバ
ー5を通過する。紫外成分はバーナカバー5に遮られて
著しく減衰し、ランプハウジング1を早期劣化させるお
それが無くなる。
第2図は上記第1図に示したII部付近を拡大して描い
た光路図である。
前記のガラスカバー5は筒状をなし、灯具の前方に向
けて開口しているので、矢印aのように放電灯バーナ3
から出射してランプハウジング1の内面の反射層1aに向
かう光束に悪影響を及ぼすことなく、しかも該放電灯バ
ーナ3の放熱を妨げない。
放電灯バーナ3から矢印a方向に出射した光の大半は
ガラスカバー5を通過する際に紫外線成分を除去されて
透過し、ランプハウジング1の内面に形成された反射層
1aに入射するが、その一部はガラスカバー5内で全反射
を繰り返して前端部(図において右端)に達する。これ
を放置しておいて矢印bのごとく出射すると、この出射
光は所望の配光パターンを形成するように制御されてい
ないので迷光となり、当該灯具の配光パターンを乱すな
どの悪影響を生じる虞が有るので、本実施例は上記ガラ
スカバー5の前端面に不透明な塗料により遮光塗膜6を
設けてある。
これにより矢印b方向の迷光が出射せず、従って配光
パターンを乱したり、外見に違和感を与えたりする虞が
無い。
第3図(A)は上記実施例におけるガラスカバー5の
前端部付近の拡大断面図である。
第3図(B)は上記と異なる実施例を示し、ガラスカ
バー5の前端に鉄金製の輪状のキャップ7を装着してあ
る。
第3図(A),(B)いずれの実施例も、筒状のガラ
スカバー5の前端の開口の周囲の縁を不透明な材料で覆
って遮光しているので迷光を生じない。かつ筒内空間を
閉塞していないので放電灯バーナの放熱に不具合を生じ
ない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る放電灯を備えた車
両用灯具によれば、放電灯の放熱を妨げることなく、該
放電灯から発せられる紫外線によって合成樹脂製の構成
部材を早期に劣化させるおそれが無く、しかも迷光を発
生させないので灯具本来の配光パターンを乱す虞が無
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例における断面図であり、第2
図は上記第1図に示したII部の拡大詳細図である。 第3図(A)は上記実施例におけるガラスカバーの前端
部の拡大図であり、 第3図(B)は上記と異なる実施例におけるガラスカバ
ー前端部の断面図である。 第4図は従来例の断面図である。 1…ランプハウジング、2…前面レンズ、3…放電灯バ
ーナ、4…ソケット、5…ガラスカバー、6…遮光塗
膜、7…輪状のキャップ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプハウジングの前面開口を覆ってレン
    ズを装着するとともに、上記ランプハウジングとレンズ
    とによって囲まれた空間内に光源としての放電灯バーナ
    を設置した車両用灯具において、 上記放電灯バーナの周囲を覆って配置された筒状のガラ
    スカバーを具備しているとともに、上記ガラスカバーの
    材質は可視光に関して透明であって、紫外線を吸収する
    ものであり、 かつ、前記ガラスカバーがその前端に開口を有するとと
    もに、該前端の開口の周囲の縁が不透明な材料で覆われ
    ていることを特徴とする、放電灯を備えた車両用灯具。
JP1990032738U 1990-03-30 1990-03-30 放電灯を備えた車両用灯具 Expired - Lifetime JP2506596Y2 (ja)

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JPH03124502U JPH03124502U (ja) 1991-12-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03196401A (ja) * 1989-12-26 1991-08-27 Stanley Electric Co Ltd 樹脂レンズを有する車両用前照灯
JP2579018B2 (ja) * 1990-02-20 1997-02-05 松下電器産業株式会社 車両用前照灯装置

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JPH03124502U (ja) 1991-12-17

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