JPH05500879A - 自動車用前照灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用前照灯 技術水準 本発明は、請求項１の部類による自動車用前照灯から出発する。

このような前照灯は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第３５１９６１１号明細書 により公知である。この前照灯はりフレフタを有し、この中へ光源としてのガス 放電ランプが挿入されている。前照灯の光出射口は、前面板で覆われている。ガ ス放電ランプは、可視光のほかに高い強さを有するＵＶ波長領域の光をも放射す る。このＵＶ光は一面では健康に有害であり、他面ではプラスチックおよびガラ スを破壊しつる。ガス放電ランプの熱放射は白熱電球に比して著しく少ないので 、前照灯中へ侵入するかまたは前面板に付着した水分を乾燥せずかつ前面板上に 凍結した水分を融解しない。さらに、事情によっては、ガス放電ランプから放射 された光は、高すぎる青色割合を有する。

発明の利点 それに対して、請求項１の特徴部に記載の特徴を有する本発明による前照灯は、 フィルターによって、ガス放電ランプからＵＶ波長領域で放射される光が吸収さ れ、ひいては前照灯から有害な強さを有するＵＶ線は出射しえないという利点を 有する。

本発明の有利な実施形および構成は従属請求項に記載されている。請求項３に記 載された、ＵＶフィルターとしての前面板の構成によって、目的とする前面板の 加熱は達成されているので、ガス放電ランプの動作の際、前面板上に沈着した水 分は乾燥し、前面板上に凍結した水分は融解する。請求項９による構成により、 ＵＶフィルターが損傷した場合でも前照灯からはＵＶ線は出射しないことが保証 されている。請求項１゜による構成によれば、線路はたとえば衝撃のため対物レ ンズがホルダーから脱落した際に遮断され、従って簡単に対物レンズの脱落が指 示される。請求項１３で、ＵＶフィルターが損傷した場合でも信号回路の短絡に よってガス放電ランプは動作しえないことが保証されている。

図面 本発明の実施例は図面に示され、下記に詳述されている。図１は、前照灯の第１ の実施例を強（簡略化した断面図で示し、図２は前照灯の第２の実施例を断面図 で示し、図３は前照灯の第３の実施例を断面図で示し、図４は図３に■で示した 部分を斜視図で示す。

実施例の記載 図１に示した、自動車用減光前照灯の第１の実施例１、：′おいては、−の前照 灯はり一７１ノクク８を有し７、二の中へその背後からガス放電ランプ１１が挿 入されている１、リフ１ノクタ８はたとえば回転放物線面の形を有するが、幾つ かのセグメントに細分されていてもよくがっプラスチックからなるケ・−ラング ９内に配置されている。前照灯の光出射口は、散乱板として構成されている前面 板１８で閉鎖されている。ガス放電ランプ１１には、自動車の電気系統から給電 されがっ制御装置１９により制御される点弧装置２０によりその動作のために必 要な高電圧が供給される。ガス放電ランプ１１は、その動作の際に、可視光のほ かにＵ　Ｖ波長領域の光をも高い強さで放射する。前面板１８は、リフレクタに 面したその内面に、ＵＶ波長領域の光を少なくとも部分的に吸収する被膜２３を 備えている。被膜２３は、たとえば金またはクロムからなる薄い金属屑によって 形成されていてもよい。しかし、被膜２３は、フッ化物層によって形成されてい てもよい。被膜２３はたとえば前面板１８上に蒸着または吹付けられていてもよ い。さらに、被膜２３によってＵＶ光線の遮蔽が達成されるだけでなく、これは さらに前面板１８に形成されるガラス光学のコーティングでもあるので、透過す る光線の好ましくない散乱は減少されている。

被膜２３はＵＶ光線吸収のために発熱し、これが前面板１８を加熱する結果とな る。従って、外部エネルギーの／Ｐｌ費なしに、前面板の乾燥および除氷を促進 するための前面板１８の加熱が達成されている。被膜２３の代りに、前面板１８ 自体もガラス材料の適当な選択によるかまたはガラス材料に対する適当な添加物 によって、ＵＶを吸収する性能を有することができる。

被膜２３ないしは前面板１８の帯褐色の着色によ、って、前照灯から出射する光 に着色を与えることができるので、これは“加温器゛の効果を有する。さらに、 被膜２３ないしは前面板１８は、前照灯から出射する光があまり青く見えないま うにするため、青色光が部分的に吸収されるように構成されていてもよい。

被膜２３ないしは前面板１８の着色によって、ガス放電ランプ１１が動作する際 の前面板１８の加熱も同様に達成されている。

前照灯の１実施形では、前面板をＵＶ光フィルターとして構成する代りに、ガス 放電ランプ１１と前面板１８との間に図１に破線で記入した、上記に前面板につ き記載したようにＵＶ光を吸収する被膜２３を備えているかまたは適当な材料選 択ないしはガラス材料に対する添加物によってＵＶ光を吸収する性質を有する円 板状フィルター２２が配置されている。

図２に示された、自動車用減光前照灯の第２の実施例では、前照灯はりフレフタ １０を有し、その中へ背後からガス放電ランプ１１が挿入されている。リフレク タ１０の垂直および水平の子午面内に楕円が生じ、この場合ガス放電ランプ１１ の軸方向のアーク１２は、リフレクタの光軸１３上で楕円の内側焦点Ｆｅの範囲 内に配置されている。リフレクタ１０により反射された光線の方向で光軸１３の 下方には、楕円の外側焦点Ｆｅ’の範囲内に、光学的に有効な上縁１５を有する 絞り１４が配置されている。さらに、光出射方向には対物レンズ１７ならびに前 照灯の光出射口を覆う前面板Ｊ８が配置されていて、該前面板は散乱板として構 成されていてもよい。ガス放電ランプ１１の動作の際、光線は絞り１４の上縁】 ５を対物レンズ１７により、前照灯の配光の明暗境界として写像する。

ガス放電ランプ」−１のＵＶ光を遮蔽するためのＴ、Ｊ　Ｖフ＋’　＋ｔう・− と１″Ｔ−は対物り、・ンズ１７が使用さズー１、該対物レンスはＵＶ光を吸収 する被膜２３を備えている。

被膜２３は、第１．の実施例において記載したように実施されていてもよい。さ らに、対物レンズ１７は、適当なガラス材料によるかまたはガラス材料に対する 添加物によってＵＶ光吸収特性を与えることもできる。

また、第２の実施例の前照灯では、ガス放電ランプ１１と前面板１８との間に円 板状のＵＶフィルター２２が配置されていてもよいし、前面板１８を被膜２３ま たは適当なガラス材料を用いＵＶフィルターとして使用することもできる。

図３および図４には前照灯の第３の実施例が示されていて、この実施例では第２ の実施例におけるように、対物レンズ１７はＵＶフィルターとして使用され、被 膜または適当なガラス材料ないしはガラス材料に対する添加物により、ＵＶ光を 吸収する性質を有する。

ガス放電ランプ１１はランプキャリヤ２６によりリフレクタ１０中へ挿入し、そ の背後はキャップ２７で覆われている。

リフ１ノクタ］０の前縁には、光出射方向に延びかつそのリフレクタ１．０から 離反する端部に対物レンズ１７を収容するためのホルダ２９を有するキャリヤ２ ８が結合している。キャリヤ２８は周辺の閉じた中空シリンダとして構成されか つ薄板金からなる。リフレクタ１０はギヤＷ；ヤ２８おＡび対物Ｌ／ランプ７と 共に密結合を形成するので、紫外線はこれらの部品を通ってもこれら部品の間か らも出射できない。散乱板１８に向って、光通過のため対物レンズ１７の大きさ の開口３２を有するフレーム３１が配置されている。対物レンズ１７は、キャリ ヤ２８中へそのりフレフタ１ｏに面した端部から挿入できかつホルダ２９の一部 を形成する、半径方向に内側に向くキャリヤ２８の縁３３に光出射方向に当接し ていて、該縁にばねリング３ｏによって保証される。ばねリング３ｏはその下方 部分が開いている。キャリヤ２８には、一方の側（ここでは上方）にストッパ３ ６（ここではリベットである）が配置されていて、対物レンズ１７の縁およびば ねリング３０は対物レンズを取付けた状態ではストッパと縁３３との間に存在す ることとなる。キャリヤ２８には、と（に直径の反対側にセラミック板３４が固 定可能であり、該セラミック板は対物レンズ１７を取付けた場合ばねリング３０ の開いた部分を通って半径方向に内側へ突出し、対物レンズ１７の縁にリフレク タ１０の側へ係合する。この場合セラミック板３４は、ばねリング３０を断念す る場合、この個所に対物レンズＪ、７を位置固定するのにも使用できる。

でラミック板３４には電気導体路３７が蒸着されていて、これは信号線路３８を 介して、点火装置２０を制御する電気の制御装置１９と結合している。セラミッ ク板３４はノツチ３９によって定められた所定の破壊個所を有し、その際セラミ ック板３４上の導体路３７はノツチ３９上へ延びている。ノツチ３９は、対物レ ンズ１７にリフレクタ１０に向かう方向に特定の大きさの力が作用する場合にセ ラミック板３４が、対物レンズ１７がホルダ２９の下方部分から対向ホルダ３６ のため脱出することによって破壊されるように配置されていて、これによって導 体路３７は遮断される。

対物レンズ１７の固定装置としてばねリング５０が使用される場合、セラミック 板３４は対物レンズから小さい間隔を置いて配置されていてもよいので、該セラ ミック板は動作時に、不慮の破壊を生じうる対物レンズからの振動負荷を受けて いない。制御袋ｆｆ１１９の安全回路によって、導体路３７の遮断が認識され、 ガス放電ランプ１１の動作は阻止される。それにより、たとえば事故のため対物 レンズ１７が損傷した場合、前照灯から紫外線は出射せず、高電圧下にある部品 に接触することのできないことが保証されている。しかし、前面板１８だけが破 壊され、対物ｌノンズ１７はなおそのホルダ２９内にある場合、前照灯はさらに 動作することができる。それというのも部品リフレクタ、キャリヤおよび対物レ ンズの結合はなお無傷であり、有害なしＵＶ線は出射できないからである。フレ ーム３１によって、キャリヤ２８ならびにセラミック板３４およびその電気接続 部は覆われる。

もう１つの安全手段として、セラミック板３４上に、２つの抵抗Ｒ１およびＲ２ を有し、それに定義された電圧降下が起きる分圧回路が設けられていてもよい。

所定の破壊によって、分圧器の一方の線路が遮断され、その結果電圧降下は分圧 器回路の他方の分路と釣合って著しく変化し、それにより故障が指示される。

所定の電圧降下と相違する電圧降下が生じる場合、これは制御装置１９の安全回 路によって検知され、ガス放電ランプ１１の動作が阻止される。それで、たとえ ば信号線路３８の短絡によりガス放電ランプ１１は対物レンズ１７が損傷した場 合でも動作しうろことが排除される。

″−η Ｃつ 要　約　書 前照灯はりフレフタ（１０）を有し、この中へガス放電ランプ（１１）が挿入さ れている。リフレクタにより反射されたビームの光路中に対物レンズ（１７）が 配置されていて、この対物レンズにより絞り（１４）の縁（１５）は配光の明暗 境界として写像される。

対物レンズ（１７）は、部分的に光、殊に青色光およびＵＶ光を吸収し、これに よって加熱を惹起しかつ透過光を着色するフィルターとして構成され、リフレク タ（１０）と結合したキャリヤ（２８）内に配置されている。キャリヤ（２８） には、所定の破壊個所（３９）を備えるセラミック板（３４）が固定され、該セ ラミック板上に電気の導体路（３７）が配置されている。導体路（３７）は信号 線路（３５）を介して電気の制御袋ｆｆ１（１９）と結合している。対物レンズ （１７）がセラミック板（３４）に衝突する際、衝突の結果セラミック板が破壊 し、導体路（３７）は遮断され、その後制御装置（１９）によってガス放電ラン プ（１１）の動作は阻止されている。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．リフレクタ（８；１０）、ガス放電ランプ（１１）および前照灯の光出射口 を覆う前面板（１８）を有する自動軍用前照灯において、リフレクタ（８；１０ ）により反射されならびにガス放電ランプ（１１）から直接に前面板（１８）に 放射されるビームの光路中に、ＵＶ波長領域の光を少なくとも部分的に吸収する 円板状に構成されたフィルター（１７，１８，２０）が配置されていることを特 徴とする自動車用前照灯。
2. ２．フィルターが、ガス放電ランプ（１１）と前面板（１８）との間に配置され た円板（２２）として構成され、ＵＶ光を吸収する被膜（２３）を備えているか またはＵＶ光吸収性材料からなることを特徴とする請求項１による前照灯。
3. ３．前面板（１８）がＵＶ波長領域内の光を吸収する被膜（２３）を備えている か、またはＵＶ光吸収性材料からなりかつフィルターとして使用されることを特 徴とする前照灯。
4. ４．リフレクタ（１０）により反射されたビームの光路中に絞り（１４）が配置 され、絞り（１４）により調節されたビームの光路中に対物レンズ（１７）が配 置されていて、該対物レンズによって絞り（１４）の縁（１５）は配光の明暗境 界として写像され、かつ対物レンズ（１７）はＵＶ波長領域内の光を吸収する被 膜を備えているかまたはＵＶ光吸収性材料からなり、フィルターとして使用され ることを特徴とする請求項１記載の前照灯。
5. ５．フィルター（１７；１８；２２）が、金またはクロムからなる金属被膜を備 えていることを特徴とする請求項１から４までのいずれか１項記載の前照灯。
6. ６．フィルター（１７；１８；２２）がフッ化物被膜を備えていることを特徴と する請求項１から４までのいずれか１項記載の前照灯。
7. ７．フィルター（１７；１８；２２）が帯褐色の着色を有することを特徴とする 請求項１から６までのいずれか１項記載の前照灯。
8. ８．フィルター（１７；１８；２２）が青色波長領域内の光を吸収することを特 徴とする請求項１から７までのいずれか１項記載の前照灯。
9. ９．対物レンズ（１７）がホルダ（２９）内に配置されていて、その際ホルダ（ ２９）は電気線路（３７）を有する部品（３４）を有しかつ電気線路（３７）は 対物レンズ（１７）が特定の力で部品（３４）に衝突する際に遮断され、その際 線路（３７）が遮断された場合ガス放電ランプの動作は阻止されていることを特 徴とする請求項４から８までのいずれか１項記載の前照灯。
10. １０．導線は部品（３４）上に設けられた導体路（３７）として実施されており 、部品（３４）は対物レンズ（１７）がそれに衝突する際に対物レンズによって 破壊され、導体路（３７）は遮断されることを特徴とする請求項９記載の前照灯 。
11. １１．部品（３４）はセラミックからなり、所定の破壊個所（３９）を備えてい ることを特徴とする請求項１０記載の前照灯。
12. １２．線路（３７）は信号線路（３８）を介して電気の制御装置（１９）と結合 していて、その際線路（３７）ないしは信号線路（３８）が遮断された際のガス 放電ランプ（１１）の動作阻止は制御装置（１９）の安全回路によって行なわれ ることを特徴とする請求項９から１１までのいずれか１項記載の前照灯。
13. １３．線路（３７）中に分圧回路が設けられていて、制御装置（１９）は評価回 路を有し、該回路によって、線路（３７）における電圧降下が分圧器回路による 所定の電圧降下から偏奇する際にガス放電ランプ（１１）の動作が阻止されてい ることを特徴とする、請求項１２記載の前照灯。
14. １４．分圧器回路が部品（３４）上に配置されていることを特徴とする請求項１ ３記載の前照灯。
15. １５．対物レンズ（１７）が、リフレクタ（１０）と結合したキャリヤ（２８） に配置され、該キャリヤはその周辺部が閉じた中空シリンダとして構成されてい ることを特徴とする請求項９から１４までのいずれか１項記載の前照灯。
16. １６．対物レンズ（１７）が、半径方向に弾性の、キャリヤ（２８）中へ挿入可 能なばねリング（３０）によって、半径方向に内側に向いたキャリヤの縁（３３ ）に当接状態に保持されていることを特徴とする請求項９から１５までのいずれ か１項記載の前照灯。