JPH08288179A - 可変空気コンデンサ - Google Patents
可変空気コンデンサInfo
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- JPH08288179A JPH08288179A JP9538895A JP9538895A JPH08288179A JP H08288179 A JPH08288179 A JP H08288179A JP 9538895 A JP9538895 A JP 9538895A JP 9538895 A JP9538895 A JP 9538895A JP H08288179 A JPH08288179 A JP H08288179A
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- metal bellows
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回動軸と接点との接触圧を高め、接触面積を
広くして接触不良を起こし難い可変空気コンデンサを得
ること。 【構成】 この発明の可変空気コンデンサ1Aは、複数
枚の固定翼3と、長さ方向に大直径と小直径の回動軸と
が一体構造で垂直段差部4Cが構成された回動軸4の前
記大直径の回動軸4Aに固定され、前記各固定翼3間で
回動する複数枚の回動翼5とでコンデンサを構成し、絶
縁性固定枠6の内面に密着し、その中央部から前記回動
軸4Bの挿入孔から一縁に開口した長溝7Cが形成され
た金属板部7Aを一体的に形成された金属ベローズ7
と、この金属ベローズ7の金属板部7Aを絶縁性固定枠
6の内面に当接、固定し、金属ベローズ7の端面7Dを
前記一体構成の回動軸の垂直段差部4Cに接触させるよ
うに挿入して構成している。
広くして接触不良を起こし難い可変空気コンデンサを得
ること。 【構成】 この発明の可変空気コンデンサ1Aは、複数
枚の固定翼3と、長さ方向に大直径と小直径の回動軸と
が一体構造で垂直段差部4Cが構成された回動軸4の前
記大直径の回動軸4Aに固定され、前記各固定翼3間で
回動する複数枚の回動翼5とでコンデンサを構成し、絶
縁性固定枠6の内面に密着し、その中央部から前記回動
軸4Bの挿入孔から一縁に開口した長溝7Cが形成され
た金属板部7Aを一体的に形成された金属ベローズ7
と、この金属ベローズ7の金属板部7Aを絶縁性固定枠
6の内面に当接、固定し、金属ベローズ7の端面7Dを
前記一体構成の回動軸の垂直段差部4Cに接触させるよ
うに挿入して構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、ドライエッ
チング装置、スパッタリング装置のような半導体装置を
製造する時に使用される高周波整合器を備えた半導体製
造装置、一般のラジオ送受信機などの無線機器など電
気、電子機器に用いられる可変空気コンデンサの改良に
関するものである。
チング装置、スパッタリング装置のような半導体装置を
製造する時に使用される高周波整合器を備えた半導体製
造装置、一般のラジオ送受信機などの無線機器など電
気、電子機器に用いられる可変空気コンデンサの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に使用されている可変空気コ
ンデンサの一例を図を用いて説明する。図4は現用の可
変空気コンデンサの一部側面図であり、そして図5は図
4に示した可変空気コンデンサを構成する接点を示して
いて、同図Aはその平面図、同図Bは同図AのB−B線
上における断面側面図である。
ンデンサの一例を図を用いて説明する。図4は現用の可
変空気コンデンサの一部側面図であり、そして図5は図
4に示した可変空気コンデンサを構成する接点を示して
いて、同図Aはその平面図、同図Bは同図AのB−B線
上における断面側面図である。
【0003】符号1は全体として現用の可変空気コンデ
ンサを指す。この可変空気コンデンサ1は複数の支持部
材2に所定の間隔を開けて配列された複数枚の固定翼3
と、長さ方向に、大直径の回動軸4Aとこの大直径の回
動軸4Aの回動中心を同一にし、その長手方向に対して
垂直な段差部4Cが形成されて小直径の回動軸4Bとが
一体構造で構成された回動軸4と、前記大直径の回動軸
4Aに所定の間隔で固定され、前記各固定翼3間で回動
する複数枚の回動翼5と、前記複数の支持部材2の両端
部と前記一体構成の回動軸4の両端部を支持する絶縁性
固定枠6と、図5に示したように、この絶縁性固定枠6
の一部内面に、両端部70A、70Bが接触し、同図A
に示したように、その中央部のほぼ上端部から前記小直
径の回動軸4Bが挿入でき、その下端部に開口した長溝
70Cが形成され、そして弓なりに膨出した膨出部70
Dが形成された短冊形の薄い金属性板バネ70と、この
金属性板バネ70の両端部70A、70Bを前記絶縁性
固定枠6の上下内面に当接させ、前記膨出部70Dを前
記一体構成の回動軸4の垂直段差部4Cに接触させるよ
うに挿入して、金属性板バネ70の弾性力で前記一体構
成の回動軸4の長手方向へのがたつきを防止するように
構成されている。
ンサを指す。この可変空気コンデンサ1は複数の支持部
材2に所定の間隔を開けて配列された複数枚の固定翼3
と、長さ方向に、大直径の回動軸4Aとこの大直径の回
動軸4Aの回動中心を同一にし、その長手方向に対して
垂直な段差部4Cが形成されて小直径の回動軸4Bとが
一体構造で構成された回動軸4と、前記大直径の回動軸
4Aに所定の間隔で固定され、前記各固定翼3間で回動
する複数枚の回動翼5と、前記複数の支持部材2の両端
部と前記一体構成の回動軸4の両端部を支持する絶縁性
固定枠6と、図5に示したように、この絶縁性固定枠6
の一部内面に、両端部70A、70Bが接触し、同図A
に示したように、その中央部のほぼ上端部から前記小直
径の回動軸4Bが挿入でき、その下端部に開口した長溝
70Cが形成され、そして弓なりに膨出した膨出部70
Dが形成された短冊形の薄い金属性板バネ70と、この
金属性板バネ70の両端部70A、70Bを前記絶縁性
固定枠6の上下内面に当接させ、前記膨出部70Dを前
記一体構成の回動軸4の垂直段差部4Cに接触させるよ
うに挿入して、金属性板バネ70の弾性力で前記一体構
成の回動軸4の長手方向へのがたつきを防止するように
構成されている。
【0004】なお、符号70Eは金属性板バネ70の端
部70Aに形成された電気端子孔であって、絶縁性固定
枠6に端部70Aを当て、電気端子8Aを挿入して、絶
縁性固定枠6と端部70Aとをナット10で締めつけ、
金属性板バネ70の上端部と前記電気端子8Aとを固定
している。符号8Bは一つの前記支持部材2の両端(図
4では一端しか図示していない)に形成した一方の雌ね
じ付き小直径の電気端子を指し、この雌ねじ付き電気端
子8Bを絶縁性固定枠6に挿入し、そしてナット10を
挿入して、絶縁性固定枠6と図示していないこの絶縁性
固定枠6と対をなす絶縁性固定枠とを締めつけ、固定し
ている。また、符号9は前記固定翼3を支持している複
数の支持部材2とは異なる支持部材を指し、支持部材9
の端部に形成された雌ねじ9Aを絶縁性固定枠6に貫通
して突出しているその雌ねじ9Aにナット10をねじ込
み、絶縁性固定枠6と図示していないこの絶縁性固定枠
6と対をなす絶縁性固定枠とを締めつけ、固定してい
る。
部70Aに形成された電気端子孔であって、絶縁性固定
枠6に端部70Aを当て、電気端子8Aを挿入して、絶
縁性固定枠6と端部70Aとをナット10で締めつけ、
金属性板バネ70の上端部と前記電気端子8Aとを固定
している。符号8Bは一つの前記支持部材2の両端(図
4では一端しか図示していない)に形成した一方の雌ね
じ付き小直径の電気端子を指し、この雌ねじ付き電気端
子8Bを絶縁性固定枠6に挿入し、そしてナット10を
挿入して、絶縁性固定枠6と図示していないこの絶縁性
固定枠6と対をなす絶縁性固定枠とを締めつけ、固定し
ている。また、符号9は前記固定翼3を支持している複
数の支持部材2とは異なる支持部材を指し、支持部材9
の端部に形成された雌ねじ9Aを絶縁性固定枠6に貫通
して突出しているその雌ねじ9Aにナット10をねじ込
み、絶縁性固定枠6と図示していないこの絶縁性固定枠
6と対をなす絶縁性固定枠とを締めつけ、固定してい
る。
【0005】このような構造の可変空気コンデンサ1を
用いる場合には、電気端子8A及び8Bにリード線を接
続し、それらのリード線の他端を他の電子部品と接続す
るようにして電気、電子機器に組み込み、前記小直径の
回動軸4Bに摘子などを用いて、その回動軸4を回動さ
せることにより、静電容量を可変させることができるも
のである。
用いる場合には、電気端子8A及び8Bにリード線を接
続し、それらのリード線の他端を他の電子部品と接続す
るようにして電気、電子機器に組み込み、前記小直径の
回動軸4Bに摘子などを用いて、その回動軸4を回動さ
せることにより、静電容量を可変させることができるも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
造の可変空気コンデンサ1は、回動軸4の前記垂直段差
部4Cに薄い金属性板バネ70の膨出部70Dのハッチ
ング部分70F(図5A)が常時接触しているだけであ
る。その為、 1.この接触は金属性板バネ70の弾性力のみで、その
接触圧が弱く、接触不良が 発生し易い 2.回動軸4との接触面積がハッチング部分70Eで示
したように狭く、このため による接触不良が更に発生
し易い 3.金属性板バネ70が薄いため、経年変化が著しく、
寿命が短い などの問題点がある。従って、この発明は前記の各種問
題点を無くし、前記接触圧を高め、接触面積を高めて接
触不良を起こし難い可変空気コンデンサをを得ることを
目的とするものである。
造の可変空気コンデンサ1は、回動軸4の前記垂直段差
部4Cに薄い金属性板バネ70の膨出部70Dのハッチ
ング部分70F(図5A)が常時接触しているだけであ
る。その為、 1.この接触は金属性板バネ70の弾性力のみで、その
接触圧が弱く、接触不良が 発生し易い 2.回動軸4との接触面積がハッチング部分70Eで示
したように狭く、このため による接触不良が更に発生
し易い 3.金属性板バネ70が薄いため、経年変化が著しく、
寿命が短い などの問題点がある。従って、この発明は前記の各種問
題点を無くし、前記接触圧を高め、接触面積を高めて接
触不良を起こし難い可変空気コンデンサをを得ることを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】それ故、この発明の可変
空気コンデンサは、複数の支持部材に所定の間隔を開け
て配列された複数枚の固定翼と、長さ方向に大直径の回
動軸とこの大直径の回動軸の回動中心を同一にし、垂直
な段差が形成された小直径の回動軸とが一体構造で構成
された回動軸と、前記大直径の回動軸に所定の間隔で固
定され、前記各固定翼間で回動する複数枚の回動翼と、
前記複数の支持部材の両端部と前記一体構成の回動軸の
両端部を支持する絶縁性固定枠と、この絶縁性固定枠の
内面に密着し、その中央部から前記小直径の回動軸の挿
入孔とこの挿入孔から一縁に開口した長溝が形成された
四辺形の金属板部を一体的に形成された金属ベローズ
と、この金属ベローズの前記金属板部を前記絶縁性固定
枠の内面に当接、固定し、金属ベローズの端面を前記一
体構成の回動軸の垂直段差面に接触させるように挿入し
て構成し、前記課題を解決している。
空気コンデンサは、複数の支持部材に所定の間隔を開け
て配列された複数枚の固定翼と、長さ方向に大直径の回
動軸とこの大直径の回動軸の回動中心を同一にし、垂直
な段差が形成された小直径の回動軸とが一体構造で構成
された回動軸と、前記大直径の回動軸に所定の間隔で固
定され、前記各固定翼間で回動する複数枚の回動翼と、
前記複数の支持部材の両端部と前記一体構成の回動軸の
両端部を支持する絶縁性固定枠と、この絶縁性固定枠の
内面に密着し、その中央部から前記小直径の回動軸の挿
入孔とこの挿入孔から一縁に開口した長溝が形成された
四辺形の金属板部を一体的に形成された金属ベローズ
と、この金属ベローズの前記金属板部を前記絶縁性固定
枠の内面に当接、固定し、金属ベローズの端面を前記一
体構成の回動軸の垂直段差面に接触させるように挿入し
て構成し、前記課題を解決している。
【0008】
【作用】従って、この発明では、金属ベローズを用いた
ことにより、この金属ベローズと回動軸の垂直段差部と
の接触圧が飛躍的に向上し、また、接触面積が広く取れ
るため、接触不良が発生し難い。
ことにより、この金属ベローズと回動軸の垂直段差部と
の接触圧が飛躍的に向上し、また、接触面積が広く取れ
るため、接触不良が発生し難い。
【0009】
【実施例】次に、図を用いて、この発明の可変空気コン
デンサを説明する。図1はこの発明の実施例である可変
空気コンデンサの側面図であり、図2は図1に示した可
変空気コンデンサを構成する接点である金属ベローズを
示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図Aにお
けるB−B線上における断面側面図であり、そして図3
は図2に示した金属ベローズの一製造方法を説明するた
めの製造工程図である。なお、現用の可変空気コンデン
サ1の構成部分と同一の部分には同一の符号を付して、
それらの構成及び動作の説明を省略する。
デンサを説明する。図1はこの発明の実施例である可変
空気コンデンサの側面図であり、図2は図1に示した可
変空気コンデンサを構成する接点である金属ベローズを
示していて、同図Aはその正面図、同図Bは同図Aにお
けるB−B線上における断面側面図であり、そして図3
は図2に示した金属ベローズの一製造方法を説明するた
めの製造工程図である。なお、現用の可変空気コンデン
サ1の構成部分と同一の部分には同一の符号を付して、
それらの構成及び動作の説明を省略する。
【0010】先ず、図1及び図2を用いて、この発明の
可変空気コンデンサを説明する。符号1は全体としてこ
の発明の可変空気コンデンサ1Aを指す。この可変空気
コンデンサ1Aは、前記従来の可変空気コンデンサ1に
用いられている金属性板バネ7の代わりに、金属ベロー
ズ7を用いた。
可変空気コンデンサを説明する。符号1は全体としてこ
の発明の可変空気コンデンサ1Aを指す。この可変空気
コンデンサ1Aは、前記従来の可変空気コンデンサ1に
用いられている金属性板バネ7の代わりに、金属ベロー
ズ7を用いた。
【0011】この金属ベローズ7は、図2に示したよう
に、絶縁性固定枠6の内面に密着し、その中央部に前記
小直径の回動軸4Bが挿入でき、その中央部から一縁に
開口した長溝7Cが形成されている四辺形の金属板部7
Aと端面7Dが平面で構成された金属ベローズ部7Bと
が一体的に形成されて構成されている。なお、符号7E
は従来技術の金属性板バネ70の端部70Aに形成され
た端子孔70Eに相当する端子孔7Eである。
に、絶縁性固定枠6の内面に密着し、その中央部に前記
小直径の回動軸4Bが挿入でき、その中央部から一縁に
開口した長溝7Cが形成されている四辺形の金属板部7
Aと端面7Dが平面で構成された金属ベローズ部7Bと
が一体的に形成されて構成されている。なお、符号7E
は従来技術の金属性板バネ70の端部70Aに形成され
た端子孔70Eに相当する端子孔7Eである。
【0012】この発明の可変空気コンデンサ1Aにおい
ては、この金属ベローズ7がその金属板部7Aを前記絶
縁性固定枠6の内面に当接し、金属ベローズ部7Bの端
面7Dを前記回動軸4の垂直段差部4Cに接触させるよ
うに挿入して、金属ベローズ部7Bの弾性力で回動軸4
を、その長手方向へ押圧するようにし、回動軸4の長手
方向のがたつきを防止するようにしている。また、前記
垂直段差部4Cに金属ベローズ部7Bの端面7Dが接触
する接触面積が、図2Aにハッチング7Fを施して示し
たように、従来技術の可変空気コンデンサ1の金属性板
バネ7に見受けられたハッチング部分70Fの接触面積
より広くすることができ、それだけ電気接触を確実にで
きるようになった。
ては、この金属ベローズ7がその金属板部7Aを前記絶
縁性固定枠6の内面に当接し、金属ベローズ部7Bの端
面7Dを前記回動軸4の垂直段差部4Cに接触させるよ
うに挿入して、金属ベローズ部7Bの弾性力で回動軸4
を、その長手方向へ押圧するようにし、回動軸4の長手
方向のがたつきを防止するようにしている。また、前記
垂直段差部4Cに金属ベローズ部7Bの端面7Dが接触
する接触面積が、図2Aにハッチング7Fを施して示し
たように、従来技術の可変空気コンデンサ1の金属性板
バネ7に見受けられたハッチング部分70Fの接触面積
より広くすることができ、それだけ電気接触を確実にで
きるようになった。
【0013】このような構造の金属ベローズ7は図3に
示したような工程を経て製造することができる。一般的
なベローズの製造方法は、イーグル工業株式会社が発行
した講習会資料「金属ベローズについて」(1994年
8月)に詳細に記載されているので、ここでは簡単に説
明する。
示したような工程を経て製造することができる。一般的
なベローズの製造方法は、イーグル工業株式会社が発行
した講習会資料「金属ベローズについて」(1994年
8月)に詳細に記載されているので、ここでは簡単に説
明する。
【0014】先ず、図3Aに示した工程で、アルミニウ
ムなどで前記金属ベローズ7の形状の凹凸が形成された
マンドレル(中子)20と呼ばれる母型を製作する。な
お、いずれの工程図にも下半分のマンドレルを省略して
図示した。
ムなどで前記金属ベローズ7の形状の凹凸が形成された
マンドレル(中子)20と呼ばれる母型を製作する。な
お、いずれの工程図にも下半分のマンドレルを省略して
図示した。
【0015】次に、図3Bに示したように、前記マンド
レル20の表面を脱脂する前処理を施し、そして例え
ば、銅とニッケルの下地メッキを施し、更にその表面
に、例えば、銅の本メッキを施して、例えば、厚さ0.
5mm程度の金属メッキ層21を形成する。
レル20の表面を脱脂する前処理を施し、そして例え
ば、銅とニッケルの下地メッキを施し、更にその表面
に、例えば、銅の本メッキを施して、例えば、厚さ0.
5mm程度の金属メッキ層21を形成する。
【0016】そして次の工程(図3C)で、前記金属メ
ッキ層21の不要な部分を鏨(たがね)などを用いてト
リミング加工を施した後、図3Dに示したように、内部
のマンドレル20を溶解する。残った前記金属メッキ層
21が金属ベローズ7である。このような加工を施すこ
とで前記一体的な金属ベローズ7が得られる。また、前
記金属板部7Aと金属ベローズ部7Bとを別体で製作
し、両者を溶着して金属ベローズ7を製作するようにし
てもよい。
ッキ層21の不要な部分を鏨(たがね)などを用いてト
リミング加工を施した後、図3Dに示したように、内部
のマンドレル20を溶解する。残った前記金属メッキ層
21が金属ベローズ7である。このような加工を施すこ
とで前記一体的な金属ベローズ7が得られる。また、前
記金属板部7Aと金属ベローズ部7Bとを別体で製作
し、両者を溶着して金属ベローズ7を製作するようにし
てもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の可変
空気コンデンサは、金属ベローズ7を用いたことによ
り、前記回動軸4の垂直段差部4Cに対する圧接力が飛
躍的に向上する。また、回動軸4の前記垂直段差部4C
に金属ベローズ部7Bの平面である端面7Dが接触し、
この接触する接触面積が、従来技術の可変空気コンデン
サ1の金属性板バネ7に見受けられた接触面積より広く
取ることができるので、それだけ電気接触を確実にでき
る。更にまた、前記垂直段差部4Cと接触する金属ベロ
ーズ7の端面7Dの厚みを厚くメッキすることにより、
磨耗に対する長寿命化を計ることができる。そして更に
また、この発明の金属ベローズ7には長溝7Cを形成し
てあるために、金属ベローズ7が磨耗などで劣化した場
合に、前記電気端子8Bのナット10を外すだけで金属
ベローズ7の交換を行うことができ、再度可変空気コン
デンサとして利用できるなど優れた効果がある。
空気コンデンサは、金属ベローズ7を用いたことによ
り、前記回動軸4の垂直段差部4Cに対する圧接力が飛
躍的に向上する。また、回動軸4の前記垂直段差部4C
に金属ベローズ部7Bの平面である端面7Dが接触し、
この接触する接触面積が、従来技術の可変空気コンデン
サ1の金属性板バネ7に見受けられた接触面積より広く
取ることができるので、それだけ電気接触を確実にでき
る。更にまた、前記垂直段差部4Cと接触する金属ベロ
ーズ7の端面7Dの厚みを厚くメッキすることにより、
磨耗に対する長寿命化を計ることができる。そして更に
また、この発明の金属ベローズ7には長溝7Cを形成し
てあるために、金属ベローズ7が磨耗などで劣化した場
合に、前記電気端子8Bのナット10を外すだけで金属
ベローズ7の交換を行うことができ、再度可変空気コン
デンサとして利用できるなど優れた効果がある。
【図1】 この発明の実施例である可変空気コンデンサ
の側面図である。
の側面図である。
【図2】 図1に示した可変空気コンデンサを構成する
接点である金属ベローズを示していて、同図Aはその正
面図、同図Bは同図AにおけるB−B線上における断面
側面図である。
接点である金属ベローズを示していて、同図Aはその正
面図、同図Bは同図AにおけるB−B線上における断面
側面図である。
【図3】 図2に示した金属ベローズの一製造方法を説
明するための製造工程図である。
明するための製造工程図である。
【図4】 現用の可変空気コンデンサの一部側面図であ
る。
る。
【図5】 図4に示した可変空気コンデンサを構成する
接点を示していて、同図Aはその平面図、同図Bは同図
AのB−B線上における断面側面図である。
接点を示していて、同図Aはその平面図、同図Bは同図
AのB−B線上における断面側面図である。
1A 本発明の可変空気コンデンサ 2 支持部材 3 固定翼 4 回動軸 4A 大直径の回動軸 4B 小直径の回動軸 5 回動翼 6 絶縁性固定枠 7 金属ベローズ 7A 金属板部 7B 金属ベローズ部 7C 長溝 7D 金属ベローズ部7Bの端面 7E 端子孔 7F 回動軸4の垂直段差部4Cの接触部分 8A 電気端子 8B 電気端子 9 支持部材 20 マンドレル 21 金属メッキ層
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の支持部材に所定の間隔を開けて配
列された複数枚の固定翼と、長さ方向に大直径の回動軸
と該回動軸の回動中心を同一にし、垂直な段差が形成さ
れた小直径の回動軸とが一体構造で構成された回動軸
と、前記大直径の回動軸に所定の間隔で固定され、前記
各固定翼間で回動する複数枚の回動翼と、前記複数の支
持部材の両端部と前記一体構成の回動軸の両端部を支持
する絶縁性固定枠と、該絶縁性固定枠の内面に密着し、
その中央部から前記小直径の回動軸の挿入孔と該挿入孔
から一縁に開口した長溝が形成された四辺形の金属板部
を一体的に形成された金属ベローズと、該金属ベローズ
の前記金属板部を前記絶縁性固定枠の内面に当接、固定
し、金属ベローズの端面を前記一体構成の回動軸の垂直
段差面に接触させるように装着して構成されていること
を特徴とする可変空気コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9538895A JPH08288179A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 可変空気コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9538895A JPH08288179A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 可変空気コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08288179A true JPH08288179A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=14136275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9538895A Pending JPH08288179A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 可変空気コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08288179A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010064543A1 (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-10 | 株式会社明電舎 | 真空コンデンサ |
WO2010064544A1 (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-10 | 株式会社明電舎 | 真空コンデンサ |
US8749947B2 (en) | 2010-04-19 | 2014-06-10 | Meidensha Corporation | Vacuum capacitor |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP9538895A patent/JPH08288179A/ja active Pending
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