JP2933542B2 - 電子機器の接地構造 - Google Patents

電子機器の接地構造

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JP2933542B2 JP20260396A JP20260396A JP2933542B2 JP 2933542 B2 JP2933542 B2 JP 2933542B2 JP 20260396 A JP20260396 A JP 20260396A JP 20260396 A JP20260396 A JP 20260396A JP 2933542 B2 JP2933542 B2 JP 2933542B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パーソナ
ルコンピュータ等の電子機器における内部板金フレーム
板同士の接地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器の内部板金フレーム板
同士の接地には、スプリングを使用している。このスプ
リングを板金フレーム板に取付、固定する手段として
は、従来、BRカシメ、リベットカシメ、溶接などの手
段が用いられ、これらは治工具を使用して取り付けられ
ていた。
【0003】例えば、電子機器の筐体内の板金フレーム
板間の接地構造としては、従来から図4及び図5に示す
ような構造がとられている。すなわち、第1の板金フレ
ーム板1と、第2の板金フレーム板3との間に、スプリ
ング5を介在させて接地している。
【0004】スプリング5を第1の板金フレーム板1に
固定するためには、例えば図に示すようにリベット等を
かしめてカシメ部7を設けている。スプリング5は、導
体かつ弾性変形可能な弾性導体からなり、その先端方向
には、第2の板金フレーム板3に電気的に接触する曲が
り部8が設けられている。一方、第1の板金フレーム板
1の、スプリング5の先端部の下付近には、板金フレー
ム板1と3の間の距離が縮まった際に、スプリング5の
先端部が第1の板金フレーム板1に当たって、スプリン
グ5が塑性変形するのを防止するための逃げ孔9が設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のスプリングによる接地構造には、以下の
ような問題が存在する。まず第1に、スプリング5の取
付け・取り外しには、リベット等を着脱する工程が入る
ことによって特殊な治工具を必要とすることから、作業
工程が複雑になるという問題点がある。
【0006】第2に、板金フレーム板1及び3の金型製
造後にスプリング5を追加する必要が生じた場合に、新
たに板金フレーム板1及び3の金型を製作する必要があ
り、これらの製造工程に負荷が生じるという問題点があ
る。第3に、電子機器を廃棄する際に、板金フレーム板
1、3とスプリング5とは異なる材料からなる異種金属
であるため、それぞれの材料を分離して廃棄するのに手
間がかかり、資源の再利用という観点からも問題があっ
た。
【0007】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、スブリングの取り外しに余計な治工具を必
要とせず、容易に取り付け・取り外しが可能なスプリン
グによる電子機器の接地構造を提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、次のような手段をとった。すなわち、請求項1記
載の電子機器のグランド構造においては、第1のフレー
ム板と第2のフレーム板との間にスプリングを介装し
て、前記第1のフレーム板と第2のフレーム板の間の接
地をとる電子機器の接地構造であって、前記スプリング
は、導体かつ弾性材料からなる帯状の板体として形成さ
れ、その長さ方向の中間部に一方の面が膨出し、他方の
面が凹む湾曲部が形成され、その長さ方向両端部に、幅
方向の両端部と中央部とを、それぞれ先端が切り離され
た状態で帯状に分断するスリットが形成された構成とさ
れ、前記第1のフレーム板には2つの孔部が形成されて
なり、前記スプリングの両端の幅方向両側に位置する当
接部を、該第1のフレーム板の表面に接地させ、前記ス
プリングの幅方向中央部に位置する挿入部を、該第1の
フレーム板上に形成された2つの孔部にそれぞれ挿入し
た状態で、前記湾曲部の膨出面が前記第2のフレーム板
に接触して接地してなることを特徴とする。
【0009】このような接地構造においては、第1のフ
レーム板に形成された2つの孔部に、前記スプリングの
前記挿入部を挿入して固定する。この状態で、前記当接
部は前記第1のフレーム板に接触し、前記湾曲部が前記
第2にフレーム板に接触して、第1と第2のフレーム板
間の接地をする。
【0010】請求項2記載の電子機器の接地構造におい
ては、請求項1記載の電子機器の接地構造において、前
記挿入部は、前記スプリングの長さ方向両端部におい
て、幅方向に広がるストッパ部を有する構造とされ、前
記第1のフレーム板に形成された前記孔部は、前記スト
ッパ部を挿入可能にする幅広の第1の孔部と、該第1の
孔部とL字型に連続する、前記挿入部を移動可能とする
第2の孔部とからなることを特徴とする。
【0011】このような接地構造においては、幅広の第
1の孔部により前記スプリングの前記ストッパ部が挿入
可能になる。前記スプリングの取り付け時には、前記挿
入部が前記第2の孔部を外側にスムーズに移動し、前記
第2の孔部により前記スプリングの前記挿入部が移動可
能に保持される。
【0012】請求項3記載の電子機器の接地構造におい
ては、請求項1または2記載の電子機器のグランド構造
において、前記当接部は、前記湾曲部と反対方向に弾性
変形可能な状態で曲げられてなることを特徴とする。
【0013】このような接地構造においては、前記スプ
リングの取り付け時に、前記スプリングは、前記第1及
び第2の板金フレーム板の間に押しつけられてスムーズ
に変形する。さらに、前記当接部が弾性変形可能な状態
で、前記第2の孔部の外側の両端において、前記第1の
板金フレーム板を下へ押すようにして(スプリングを上
に押すようにして)接触しており、前記第1の板金フレ
ーム板と前記スプリングの接地を強化する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子機器の接
地構造の一実施の形態を、図1から図3までを参照して
説明する。図1は、接地構造の全体を示す概略断面図で
ある。なお、ここで電子機器の接地構造とは、例えばパ
ーソナルコンピュータ等の電子機器のプリント板内で生
じた電位を、装置内の各プリント板・筐体内で電気的導
通を行い均一化し、電位差をなくすために物理的に接触
させることをいう。
【0015】まず、スプリング11の説明をする。図2
に示すように、スプリング11は、導体かつ弾性材料か
らなる帯状の板体として形成されている。スプリング1
1の長さ方向の中間部には、一方の面が膨出し、他方の
面が凹む湾曲部15が弾性変形可能なように形成されて
いる。スプリング11の長さ方向両端部17のうち、幅
方向両端部には当接部19が、幅方向中央部には挿入部
21が、それぞれ先端が切り離された状態で帯状に分断
するスリット23により形成されている。
【0016】上記の当接部19は、湾曲部15と反対方
向に弾性変形可能な状態で曲げられている。一方、挿入
部21は、スプリング11の長さ方向両端部において、
幅方向に広がるストッパ部25と、ストッパ部25の内
側に形成され、ストッパ部25よりも幅が狭い基部27
とから形成されている。
【0017】次に、板金フレームの説明をする。図3に
示すように、第1の板金フレーム板41には、一対の孔
43、43が形成されている。これら各々の孔は、連続
する2つの孔部から形成されており、第1の孔部43a
は、幅広に形成されている。幅広の第1の孔部43aに
より、スプリング11のストッパ部25が通過できるよ
うになっている。
【0018】一方、第2の孔部43bは第1の孔部43
aに連続し、スプリング11の長さ方向に延在するよう
に形成されており、第1の孔部43aよりも幅が狭く形
成されている。第2の孔部43bにより、スプリング1
1の挿入部21のうち基部27を移動可能に保持するこ
とができる。
【0019】次に、第1の板金フレーム板41にスプリ
ング11を取り付ける方法について、次に示す。図1
は、第1の板金フレーム板41と第2の板金フレーム板
47の間に、スプリング11を装着した状態を示す接地
構造全体の概略断面図である。
【0020】スプリング11を第1の板金フレーム板4
1に取り付けるには、まず、スプリング11のバネ弾性
を利用し、スプリング11を長手方向に弾性変形により
つぼめてストッパ部25を板金フレーム板41の第1の
孔部43aに、ストッパ部25の幅方向の片端を挿入
し、次にスプリング11の幅方向に回転させながら、も
う一方の片端を挿入して、ストッパ部25全体を第1の
孔部43a内に挿入する。
【0021】同じように、スプリング11のもう一方の
ストッパ部25も別の第1の孔部43aに挿入して、取
り付ける。取り付け後にスプリング11を放すと、スプ
リング11は元の状態になろうとするので、スプリング
11の挿入部21は第2の孔部43b内を外側に向かっ
て移動し、長さ方向外側の縁付近でストップする。この
ように第2の孔部43bは、スプリング11の湾曲部1
5が、第2の板金フレーム板47により押しつけられた
際に、スプリング11が塑性変形するのを防ぐための逃
げ孔の役割を果たす。
【0022】この状態で、第1の板金フレーム板41に
取り付けられたスプリング11の湾曲部15の膨出面
が、第2の板金フレーム板47により下方向に押して付
けられる。
【0023】一方、当接部19は、第2の孔部43bの
外側の両端において、第1の板金フレーム板41を下へ
押すようにして(スプリング11を上に押すようにし
て)接触している。上記湾曲部15および当接部19
は、共に弾性変形可能であり、かつ、曲げられているた
め、バネ性を有している。従って、このバネネ性によ
り、それぞれが、当接部19と第1の板金フレーム板4
1間および湾曲部15と第2の板金フレーム板47との
間の接地を強化する。以上に述べた作用により、板金フ
レーム41とスプリング11及び板金ブレーム47の接
地が安定する。
【0024】一方、スプリング11が不要となった場合
には、取り付け時と逆の動作をすれば容易に板金フレー
ム41からスプリング11を取り外すことが可能であ
る。
【0025】上述したように、本発明の電子機器の接地
構造では、接地用のスプリングを板金フレーム板に固定
する際に、治工具を必要とせず、簡単な工程で接地構造
を形成できる。さらに、板金フレーム板の金型製作後で
も、製造工程を変更することなく、新たなスプリングを
追加できるようになる。
【0026】また、上記スプリングを取り外す際にも治
工具を必要とせず、容易に板金フレーム板から取り外す
ことができる。装置の廃棄時に、異種金属であるスプリ
ングと板金フレーム板との分解が容易なため、資源の再
利用も容易となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の電
子機器の接地構造によれば、板金フレーム板間にスプリ
ングを介装させて接地をとる際に容易に着脱でき、作業
工程が簡単化できる。
【0028】請求項2記載の電子機器の接地構造によれ
ば、スプリングを第1の板金フレーム板に取り付ける際
に、取り付け作業がスムーズになり、取り付け後の固定
が確実になる。
【0029】請求項3記載の電子機器の接地構造によれ
ば、スプリングを第1の板金フレーム板に取り付けた際
に、当接部の弾性により両者の接地が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態として示した電子機器の
接地構造の概略断面図である。
【図2】 本発明実施の形態として示した電子機器の接
地構造を説明するスプリングの斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態として示した電子機器の
接地構造を説明する板金フレーム板の要部の斜視図であ
る。
【図4】 従来の電子機器の接地構造の例を示す概略図
である。
【図5】 従来の電子機器の接地構造を示す概略断面図
である。
【符号の説明】
11…スプリング 15…湾曲部 17…両端部 19…当接部 21…挿入部 23…スリット 25…ストッパ部 41…第1の板金フレーム板 43…孔部 43a…第1の孔部 43b…第2の孔部 47…第2の板金フレーム板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 9/02 H01R 4/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のフレーム板と第2のフレーム板と
    の間にスプリングを介装して、前記第1のフレーム板と
    第2のフレーム板の間の接地をとる電子機器の接地構造
    であって、 前記スプリングは、導体かつ弾性材料からなる帯状の板
    体として形成され、その長さ方向の中間部に一方の面が
    膨出し、他方の面が凹む湾曲部が形成され、その長さ方
    向両端部に、幅方向の両端部と中央部とを、それぞれ先
    端が切り離された状態で帯状に分断するスリットが形成
    された構成とされ、 前記第1のフレーム板には2つの孔部が形成されてな
    り、前記スプリングの両端の幅方向両側に位置する当接
    部を、該第1のフレーム板の表面に接地させ、前記スプ
    リングの幅方向中央部に位置する挿入部を、該第1のフ
    レーム板上に形成された2つの孔部にそれぞれ挿入した
    状態で、前記湾曲部の膨出面が前記第2のフレーム板に
    接触して接地してなることを特徴とする電子機器の接地
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器の接地構造にお
    いて、 前記挿入部は、前記スプリングの長さ方向両端部におい
    て、幅方向に広がるストッパ部を有する構造とされ、 前記第1のフレーム板に形成された前記孔部は、前記ス
    トッパ部を挿入可能にする幅広の第1の孔部と、該第1
    の孔部とL字型に連続する、前記挿入部を移動可能とす
    る第2の孔部とからなることを特徴とする電子機器の接
    地構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の電子機器の接地
    構造において、前記当接部は、前記湾曲部と反対方向に
    弾性変形可能な状態で曲げられてなることを特徴とする
    電子機器の接地構造。
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