JP3904564B2 - 電子部品検査用プローブ及び該プローブを備えた電子部品検査用ソケット - Google Patents

電子部品検査用プローブ及び該プローブを備えた電子部品検査用ソケット Download PDF

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Description

本発明は、集積回路(IC)をはじめとするパッケージされた半導体素子等の電子部品の電気的特性を検査する際に使用するプローブ及び該プローブを備えたソケットに関し、特に、電子部品のリードそれぞれに2つの電極を接触させるケルビン接続によって該電子部品を検査するのに好適な電子部品検査用プローブ及び該プローブを備えた電子部品検査用ソケットに関する。
IC等の電子部品についての電気的特性検査は、一般に、検査対象の電子部品を該電子部品用の治具たるソケット内に納め、前記ソケット内に備えられたプローブの一部を該電子部品のリードと接触させると共に、該プローブの他の部分を検査装置に接続する基板上の配線部に接触させ、前記電子部品と前記検査装置とを前記プローブを介して導通させた上で行われる。
このような電気的特性検査にあっては、通常、電子部品の各リードに1つのプローブを接触させ、該プローブを1つの電極として作用させているが、その検査精度をより高める観点から、検査装置の内部抵抗やプローブとリードの接触抵抗による電圧降下を除去して電圧測定できるケルビン接続を用いて電気的特性検査が行えるよう、電子部品の各リードに2つの電極を接触させる構成を備えたソケットがある(例えば特許文献1)。
前記特許文献1に記載のソケットでは、電子部品のリードに対し、別個に独立する2つのプローブ(ソケットリード)を割り当てると共に、一方のプローブを該リードの下側へ接触させ、他方のプローブはソケット内面に設けられた圧接導電体片を介して該リードの上側へ接触させることにより、2つの電極がそれぞれ前記リードの上側と下側に接触する構成となっている。
しかし、前記特許文献1に記載のソケットは、ケルビン接続を成す2つの電極を前記電子部品のリードの上方及び下方それぞれから接触させる構成であり、また、前記2つの電極それぞれについて個々にプローブを対応させていることから、構成が複雑であるほか、プローブとリード(又はリードに接触する圧接導電体片)との接触が安定せず、電気的接続に安定性を欠くおそれがある。
そのため、上記問題点を解決するプローブとして、図に示すような、板状の一対の接触子片51,51の間にシート状の電気絶縁体52を挟んで成るプローブ(接触子)50が提案されている(例えば特許文献2)。
前記特許文献2に記載のプローブ50によれば、電極を成す各接触子片51,51が電気絶縁体52を介して重ねられて形成されて1つのプローブ50を成しており、前記プローブ50が2つの電極を有する構成となっていることから、前記特許文献1に記載のソケットのように、2つの電極それぞれにプローブを1つずつ対応させる必要がなく、簡易な構成でケルビン接続が可能となる。
本発明の先行技術としては下記のものが挙げられる。
特開平3−176676号 特開2003−123874号
上述のように、特許文献2に記載のプローブ50によれば、電子部品の各リードに接触させる2つの電極(接触子片)51,51を1つのプローブ50が備えていることから、前記特許文献1に記載のソケットと比較して構成が簡易であり、また、前記2つの電極51,51が一体的に変位することから、電気的接続を安定したものとすることができる。
しかし、近年の電子部品のリードピッチの縮小等による小型化に応えるべく、該電子部品のリードに接触させるプローブ50についても厚みを低減する等の縮小化を図った場合、前記特許文献2に記載のプローブ50では、電極を成す一対の接触子片51,51に電気絶縁体52が挟まれた構成であるため、機械的強度の面で問題があり、高度な小型化に対応すべく接触子片51,51及びその間に配置される電気絶縁体52の厚みを低減させると、前記電気絶縁体52が必要な強度を保てないことから、破損等を生じるおそれがある。前記電気絶縁体52が破損等すると該電気絶縁体52により隔てられていた接触子片51,51同士が接触して2つの電極と成すことができず、ケルビン接続が行えないといった問題が生じる。
なお、前記特許文献2においては、プローブ50の機械的強度を高める方法として、図に示すように、接触子片を成す導電性板材51に剛性を有する金属板53を重ねて接着する方法が開示されている(特許文献2[0040]欄)。
しかし、このように接触子片51をさらに金属板53で挟持する構成とすれば、補強用の金属板53を設けることによる部品点数の増加や、補強用金属板53を取り付けるための工程数の増加によって、組立の作業性が悪くなってしまい、また、プローブ50の厚みも増大してしまう。
さらに、上記構成によっても前記接触子片51の間に配置される電気絶縁体52自身の機械的強度は向上しないため、電気絶縁体52が破損するおそれは依然解消されない。
そこで本発明は、電子部品の電気的特性検査に用いられるケルビン接続可能なプローブであって、電極を成す導電体の間に配置される絶縁体の厚みを低減させた場合であっても該絶縁体の機械的強度を保つことができ、電子部品の小型化に伴うプローブ及びソケットの小型化を好適に行うことが可能な電子部品検査用プローブを提供することを目的とする。
本発明の電子部品検査用プローブ1は、
検査対象とする電子部品30のリード31にケルビン接続されると共に、検査装置の配線部41に接続される一対の導電体2,2と、前記導電体2,2間に固着することなく配置され、該導電体2,2間を絶縁する絶縁構造体10とから成り、該絶縁構造体10は、少なくとも前記導電体2,2との接触面にフッ素樹脂又は絶縁性カーボンの絶縁層12を有する金属体11から成ることを特徴とする(請求項1)。
上記本発明のプローブ1の一実施形態として、前記一対の導電体2,2及び前記絶縁構造体10を板状と成すと共に、これらを重合して配置したものを使用することができる(請求項2)。
また、本発明のプローブ1の他の実施形態としては、例えば図6に示すように、前記一対の導電体2,2を弾性体により形成すると共に、該導電体2,2と該導電体2,2間に配置される絶縁構造体10によって全体が略四角柱状を成すプローブ1を挙げることができる(請求項3)。
また、本発明の電子部品検査用ソケット20は、検査装置に接続された配線部を有する基板40と、該基板40上に設けられたハウジング27を備え、検査対象とする電子部品30のリード31形成位置に対応して、前記本発明のプローブ1を前記基板40上の配線部41に接続可能な状態で前記ハウジング27に取り付けたことを特徴とする(請求項)。
板状に形成された前記プローブ1を備える前記ソケット20は、前記基板40上の配線部41の形成位置に対応して、前記ハウジング27にスリット21を形成すると共に、前記スリット21内に前記プローブ1を挿入して構成することができる(請求項)。
また、前記ソケット20は、前記ハウジング27に前記スリット21を平行に複数形成し、前記スリット21内に該スリット21の長さ方向に対して直交方向に絶縁性の弾性体から成る支持部材23を配置すると共に、前記スリット21内に挿入された各プローブ1を揺動可能に前記支持部材23に係止して構成することができる(請求項)。
上述のように、プローブ1をハウジング27のスリット21に挿入する構成にあっては、前記スリット21内に挿入された前記プローブ1の前記絶縁構造体10が、前記スリット21内で固定されていることとしてもよい(請求項)。
また、前記ハウジング27の前記スリット21間の隔壁22と前記プローブ1の導電体2との間に、少なくとも前記導電体2又は前記隔壁22との接触面において絶縁層12を有する金属体11から成る板状の絶縁構造体24を挿入してもよく(請求項)、また、前記ハウジング27の前記スリット21間の隔壁22を、絶縁層12を有する金属体11から成る絶縁構造体22’で形成することとしてもよい(請求項)。
本発明のプローブ1によれば、導電体2,2の間に絶縁体10を配置してなり、検査対象である電子部品30のリード31に対して一対の導電体2,2を接触させる構成としていることから、ケルビン接続によって高精度な電気的特性検査を行うことが可能であるという効果を有するだけでなく、前記プローブ1に用いる絶縁体10として、金属体11に絶縁層12を形成した絶縁構造体10を用いることから、樹脂等の絶縁物質のみから成る成形体を絶縁体として使用する場合と比較して絶縁体10の機械的強度が高いものとなる。
したがって、検査対象である電子部品の小型化に伴いプローブ1の厚みや大きさを低減した場合であっても、該プローブ1の機械的強度を好適に保つことができ、絶縁体10の破損により導電体2,2同士が接触して短絡すること等を防止しつつ、プローブ1を長期間にわたって使用することができる。
また、機械的強度の高い絶縁構造体10を使用することにより、特許文献2に記載されているように接触子片51をさらに金属板53で挟持するような構成とすることなくプローブの機械的強度を維持することができるため、プローブを構成する部品点数や組立の工程を増加させる必要がなく、作業性が良い。
さらに、前記絶縁体10は、金属体11に絶縁層12を形成するという簡易な構成であるため製造が容易に行えるほか、本発明のプローブ1は、これを構成する前記導電体2,2、前記絶縁構造体10がそれぞれ所望の機械的強度を有しているため、これらを個別に打ち抜き、あるいはエッチング加工等により形成した上で重合配置等することによりプローブ1を形成することができ、プローブ1の加工も容易に行うことができる。また、前述のように導電体2と絶縁構造体10とを個々に形成できることから、異なる形状の導電体2,2と絶縁構造体10を組み合わせたプローブ1についても容易に製造することができ、例えば絶縁構造体10を導電体2よりも一回り小さく形成して、前記導電体2が電子部品のリード31及び基板の配線部41と好適に接触可能となるよう構成することができる。
このような本発明のプローブ1としては、回動により電子部品のリード31及び基板の配線部41と接触する所定形状の板状体(図2参照)のほか、上面がリード接触部5、底面が基板接触部6を成す柱状の弾性体(図6参照)等、種々の形態を採ることができ、これによってリード31がパッケージの外周方向に突出するSOPやQFP等や、リード31がパッケージの下面に配置されてなるBGA等、各種の実装形態の電子部品30の検査に対応させることが可能となる。
特に、前記導電体2及び絶縁構造体10を板状とした場合には、該構成のプローブ1を平行に並べて配置することにより、プローブ1間を近接して配置することができ、リード31間のピッチが比較的狭い電子部品30の検査に対しても好適に使用することができる。
記一対の導電体2,2と前記絶縁構造体10とを固着せずにそれぞれ別個に独立した構成とすることで、該絶縁構造体10の両側に位置する前記導電体2のみを揺動、変形等して変位させることができ、前記2つの導電体2はそれぞれが独立してリード31及び基板配線部41と接触するため、前記電子部品30のリード31及び前記基板40の配線部41との接触状態を好適なものとすることができる。
6に示すような柱状体等のプローブ1にあっては、下面に設けられた半田ボールがリード31を成すBGA等の電子部品30等に対して好適に使用することができる。
前記本発明のプローブ1を備えるソケット20は、該プローブ20の2つの導電体2,2を電子部品30の1つのリード31に接触させることにより好適にケルビン接続が行えるため、高精度な電気的特性検査を行うことができる。
すなわち、前記ソケット20においては、ハウジング27に、前記プローブ1を挿入するための所定形状のスリット又は孔を設け、前記プローブ1を該スリット又は孔に挿入する等してハウジングに取り付けることによって、前記プローブ1と電子部品30のリード31及び基板40の配線部41とを安定して接触させることができる。
前記プローブ1をソケット20に設けられたハウジング27に形成されたスリット21内に配置する場合、該スリット21内で前記プローブ1の絶縁構造体10を固定することにより、前記絶縁構造体10の両側に位置する導電体2のみが該絶縁構造体10によって妨げられずに揺動等して変位し、また、前記導電体2それぞれが独立してリード31及び基板配線部41と接触するため、前記リード31及び基板の配線部41と好適に接触することができる。
また、該ソケット20において、前記ハウジング27のスリット21間の隔壁22等を絶縁層を有する金属体から成る絶縁構造体22’とするなど、各プローブ1間の絶縁を、前記絶縁構造体によって行うことにより、樹脂製の隔壁等でプローブ1間を区画する場合に比較してプローブ1間の間隔を狭めつつ、その強度を維持することが可能となる。
また、前記プローブ1を配置するスリット21内で、前記プローブ1と前記スリット21間の隔壁22との間隙を埋めるように絶縁構造体10を配置すれば、前記プローブ1が前記スリット21内でぐらつくことを防止することができ、電子部品30のリード31及び基板40の配線部41との接触をさらに安定したものとすることができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を用いて説明する。
電子部品30の電気的特性を検査するにあたり使用される電子部品検査用プローブ1は、検査装置に接続された配線部41(本実施形態にあっては基板40上に形成)と前記電子部品30のリード31双方に接触することによって前記電気的な接続を行う。
すなわち、前記プローブ1は、前記電子部品30のリード31に接触するリード接触部5と、前記基板40の配線部41に接触する基板接触部6を有し、電子部品のリード31からの押圧によって前記基板接触部6と前記リード接触部5各々が所望の接触状態となり、検査装置と接続する前記基板の配線部41と前記電子部品のリード31とが導通するよう構成されている。
本発明のプローブ1は、検査対象たる電子部品30のリード31それぞれに対して2つの電極を接触させるケルビン接続を行う観点から、電極を成す一対の導電体と、前記一対の導電体2,2間に配置される絶縁構造体10とを備えている。
図2に示す実施形態にあっては、前記導電体2,2及び絶縁構造体10は所定形状の板状体として形成されている。5はリード接触部、6は基板接触部である。23は絶縁性の弾性体から成る棒状の支持部材23であり、前記プローブ1は該支持部材23と嵌合することによって前記支持部材23に係止している。
プローブ1が電子部品30のリード31及び基板40の配線部41と接触し、前記リード31と前記配線部41とが導通する動作について説明すると、前記プローブ1の前記導電体2,2のリード接触部5が電子部品30のリード31によって上方から下方へと押圧されることにより、前記導電体2,2が前記支持部材23を変形しつつ該支持部材23を軸として回動し、導電体2,2のリード接触部5及び基板接触部6が、前記電子部品30のリード31及び基板40の配線部41と圧接状態で接触する。この際、導電体2の基板接触部6のうちリード接触部5近傍側6’が配線部41と接触することによって、前記導電体2内をリード接触部近傍側の基板接触部6’からリード接触部5へと直線的に通電するよう構成されている。
上記実施形態にあっては、前記プローブ1を係止する前記支持部材23が弾性体であることから、前記プローブ1の導電体2,2が回動する際、該支持部材23が弾性変形を伴うため、前記導電体2,2の接触が好適なものとなる。
本発明にあっては、電子部品30の小型化に伴ってプローブ1を小型化した場合であっても機械的強度を維持すべく、前記プローブ1に使用する絶縁構造体10として、絶縁層12を有する金属体11から成る絶縁構造体10を用いる。
該絶縁構造体10は、その両側に配置された導電体2,2間を絶縁するため、核となる前記金属体11のうち少なくとも前記導電体2と接触する面の一方の面に絶縁層12が形成されていればよく(12a又は12b)、12cや12d等、その他の面について絶縁層12を形成せずに使用することも可能であるが、屑や汚れにより前記導電体2,2が導通することを防ぐ観点から、例えば図1に示すように、金属体11の全面に絶縁層12が形成されていることが好ましい。
前記金属体11としては、機械的強度に優れたものであれば如何なる材質を用いてもよく、例えば、鉄、銅、真鍮等を挙げることができるが、錆の発生を好適に防止できることから、特にステンレススチールを用いることが好ましい。
また、前記金属体11の表面にて層を成す絶縁物質12としては、テフロン[(登録商標:デュポン社)ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)]等のフッ素樹脂を挙げることができるが、適度な潤滑性と硬さを有することから、特にダイヤモンドライクカーボン
(Diamond Like Carbon:DLC)等の絶縁性のカーボン材料を用いることが好ましい。
前記金属体11に前記絶縁層12を形成するにあたっては、塗布、浸漬、スプレー塗装、静電塗装、溶射、蒸着等、既知の塗装方法を使用することができ、前記絶縁物質12を前記金属体11の表面に所望の厚みで塗装することができれば、その方法は特に限定されない。一例として、DLCの層を形成する場合には、スパッタリング、アーク放電、マイクロ波ECR、パルスレーザー蒸着、イオン化蒸着、高周波プラズマCVD法等を使用することができる。
本実施形態にあっては、図1のように、厚さ20μm以下のステンレススチール板に厚さ1〜2μmの絶縁物質12を被覆した絶縁構造体10を用いる。
本発明のプローブ1は、前記金属体11に絶縁物質12が被覆された絶縁構造体10を前記一対の導電体2の間に配置する絶縁体として用いるため、検査対象である電子部品30のリードのピッチ縮小に合わせて前記導電体2及び前記絶縁構造体10を薄くしてプローブ1の厚みを低減した場合であっても、前記導電体2のほか絶縁構造体10も機械的強度を維持することができるため、絶縁構造体10に破損等が生じて前記導電体2同士が接触し短絡する等の問題がなく好適に検査を行うことができる。
また、前記導電体2、前記絶縁構造体10双方がそれぞれ所望の機械的強度を有していることから、前記導電体2と前記絶縁構造体10とを個別に打ち抜き、又はエッチング加工等によって所定形状に形成した上で重合配置することによりプローブ1を形成することができるため、加工が容易であるほか、機械的強度向上のために前記導電体2の外側を金属板53で挟持する等、プローブ1を構成する部品点数や組立の工程を増加させる必要がなく、組立の作業性が良い。
特に、特許文献2に記載のように導電性の接触子片51に対し電気絶縁樹脂を塗布した後、打ち抜き加工することによりプローブ50を製造する場合には、接触子片51と、該接触子片51,51間の金属絶縁体52とを異なる形状とすることが困難であったが、本発明にあっては、上記構成の絶縁構造体10を使用しているため、これらを個別に打ち抜き、あるいはエッチング加工することによって形成することができ、導電体2と絶縁構造体10とを異なる形状に加工することも容易である。
したがって、前記絶縁構造体10を前記導電体2よりも一回り小さく形成した上で、これを相互に重合してプローブ1と成すことができ、この場合には、前記導電体2の電子部品のリード31や基板の配線部41との接触が前記絶縁構造体10により妨げられることがなく、好適な接触状態とすることができる。
本発明のプローブ1を成す前記導電体2と絶縁構造体10とは、相互に接着することなく別個に独立する状態で重合されているのみでよい。これにより、製造上の誤差によって電子部品30のリード31が前記プローブ1の重合方向に傾斜している、または、前記プローブ1が基板40に対して傾斜して配置されているなど、前記プローブ1が一体的に形成されていると接触が好適に行われないような場合であっても、各導電体がリードと個別に接触することから、良好な接触状態を保つことができる。
なお、本実施形態にあっては、電子部品30のリード31に接触して電極をなす前記導電体2を図2に示すような所定形状の板状体として形成し、該板状体を押圧によって揺動させることにより導電体2が変位して所望の接触状態と成すよう構成したが、電子部品30のリード31と基板40の配線部41とを好適に接続させることができるものであれば、本発明のプローブ1の形状はこれに限定されるものではなく、例えば、特許文献2の図4や図9に記載されているようなJ字状、特許文献2の図12や図14に記載されているようなS字状の板状体であってもよい。
また、導電体2が回動や揺動によって電子部品のリード31や基板40の配線部41と接触するものに限らず、導電体2自身が弾性変形や湾曲等の変形を伴って変位し、所望の接触状態となるものであってもよい。この場合には、前記導電体2が変形してリード31や配線部41と接触する際の妨げとならないよう、前記導電体2,2間に配置される絶縁構造体10を該導電体2よりも小さく形成しておくことが好ましい。
さらに、前述するような板状体に限らず、図6に示すように全体として柱状体を成すものであってもよい。図6に示す実施形態にあっては、前記一対の導電体2,2が前記絶縁構造体10を挟持した状態で略柱状に構成されており、該導電体2の上面が電子部品30のリード31と接触するリード接触部5、底面が基板40の配線部41と接触する基板接触部6を成しており、該柱状体のプローブ1が長さ方向に押圧されることによって、前記導電体2が前記リード31及び配線部41に接触するものである。なお、図6に示すように、導電体2,2間に配置される絶縁構造体10の長さを前記導電体2よりも若干短くすることにより、該導電体2を押圧することよるリード31等との接触が前記絶縁構造体10に妨げられることなく、良好な接触状態を保つことができる。
以上のように、本発明のプローブ1は、一対の導電体2,2との間に金属体11を絶縁物質12で被覆して成る絶縁構造体10を配置し、電子部品30の1つのリード31に対して2つの導電体2を接触させるケルビン接続を可能とするものであれば、その形態は各種パターンを採ることができ、例えば、検査対象を表面実装型のICとした場合、リード31の先端を外側に曲げたSOPやQFP、リード31の先端をパッケージに巻き付くように内側に曲げたSOJ、リード31をボール状に形成したBGA等、実装形態等に応じてリード31にプローブ1が好適に接触するよう、その形態も適宜変更可能である。
また、SIPやDIP等のリード挿入型のICを検査対象とする場合には、該プローブ1への接触に適したアダプタを介することにより、本発明のプローブ1を使用することが可能である。
次に、上記プローブ1を多数配置して用いる本発明のソケット20について図3を用いて説明する。本発明のソケット20は検査装置に接続された配線部41を備えた基板40と、該基板40に取り付けられるハウジング27とを備え、前記ハウジング27内に、検査対象である電子部品30のリード及び前記基板40上に形成された配線部41に対応させてプローブ1を配置して成る。
図3に示す実施形態において、21はハウジング27に穿設されたスリットで、絶縁体から成る隔壁22を介して所定間隔に形成されており、プローブ1は、前記ハウジング27のスリット21内に挿入されて並行に配置され、これによって隣り合うプローブ1同士が接触して短絡することが防止されている。
前記プローブ1としては、前述した導電体2、絶縁構造体10から成る本発明のプローブ1を含むが、前記ハウジング27内に配置されるプローブ1の全てが上記構成を備えた本発明のプローブ1である必要はなく、ケルビン接続による検査を必要としないリードに対応するプローブについては従来の1つの導電体を備えたプローブを使用することとしてもよい。
また、23は絶縁性の弾性体10から成る棒状の支持部材であり、本実施形態にあっては、前記ハウジング27の隔壁22に設けられた切り欠き22aに挿嵌されることによって、前記ハウジング27内に前記スリット21に対して直交方向に伸びて配置されている。前記スリット21内に配置される前記プローブ1は、あらかじめ前記支持部材23に嵌合して係止し、その上で該支持部材23をハウジング27に配置することによって前記ハウジング内に保持されている。
なお、本実施形態にあっては、上述のように前記プローブ1を前記支持部材23に係止することによって前記ハウジング23内に保持しているが、例えば前述する特許文献2の図4や図9に記載されているようなJ字状の板状体等のプローブ1を使用する場合にあっては、前記支持部材23の弾性変形により該プローブ1を揺動可能と成すように、ハウジング27内に保持されたプローブ1に対して支持部材23を接触乃至は押圧して前記プローブ1を前記ハウジング27内に保持することとしてもよい。
前記ソケット20を使用して検査を行う際は、検査対象たる電子部品30のリード31を、前記ハウジング27の上方から該ハウジングのスリット21内に配置されたプローブ1のリード接触部5にそれぞれ接触させ、該プローブ1を押圧することにより、プローブ1が前記支持部材23を軸として該支持部材23を弾性変形させつつ回動し、プローブ1の基板接触部6のうちリード接触部5近傍6’がハウジング27下方に位置する基板40の配線部41と接触する。これにより前記プローブ1の導電体2を通じて前記電子部品30のリード31と基板の配線部41とが直線的に導通し、電気的特性検査を好適に行うことができる。前記プローブ1が前述した本発明のプローブ1である場合には、対をなす導電体2によりケルビン接続となるため、より高精度な検査が可能となる。
図3に示す実施形態にあっては、前記本発明のプローブ1の絶縁構造体10は、その両側に位置する一対の導電体2よりも一回り小さく形成されている。これにより前記導電体2のリード接触部5及び基板接触部6における、電子部品のリード31及び基板の配線部41との接触が絶縁構造体10により妨げられず、良好な接触状態とすることができる。
この他の実施形態としては、例えば図4に示すようにプローブ1の導電体2の間に配置された絶縁構造体10を前記スリット21内で固定してもよい。このように絶縁構造体10を固定することによって、該絶縁構造体10の両側に位置する導電体の回動が前記絶縁構造体の動きにより妨げられず、前記導電体2を電子部品30のリード31及び基板40の配線部41と安定して接触させることができる。また、図4に示す実施形態によれば、プローブ1の絶縁構造体10でハウジング27内のスリット21を2室に分割させていることから、該絶縁構造体10の両側に位置する導電体2の接触を好適に防止できる。
前記プローブ1は、前記ハウジングのスリット21内にそのまま配置して使用してもよいが、図3,4に示す本実施形態にあっては、前記導電体のさらに外側にも前記絶縁構造体10と同様の絶縁構造体24を配置してスリット21内の余分なスペースを埋めている。スリット21間の隔壁22とプローブ1の導電体2との間を絶縁構造体24で埋める上記構成により、導電体2のリード接触部5が押圧されて該導電体2が回動する際、該導電体2がスリット21内でぐらつくことなく、安定して回動するため、リード31及び基板の配線部41への接触状態をさらに安定させることができる。
また、上述のようにハウジング内のスリット21内に絶縁構造体24を配置するのではなく、図5に示すようにスリット21間の隔壁22を前述する絶縁構造体とし、該隔壁22’と前記プローブ1とを重合配置することもできる。これによりさらにプローブ1間の間隔を狭めることができ、小型化の要請に応えることができる。
上記実施形態のソケット20にあっては、板状体のプローブ1を使用した場合について説明したが、図6に示すような柱状体のプローブ1を使用する場合には、例えば、ハウジング27に該プローブ1に対応する所定形状の孔を設け、該孔にプローブ1を挿入してハウジング27内に取り付けてソケット20を形成することができる。この際、プローブ1がハウジング27から外れることのないよう、プローブ1の外周に凸部、凹部、段部又は突起等を設けたり、プローブ1自体をテーパ形状とすると共に、ハウジング27に形成された孔の形状をこのプローブ1の外周形状に対応した形状とする等して、例えば基板40側から孔内に挿入されたプローブ1が、孔を貫通して反対側に抜け落ちることがないよう構成しても良い。
本発明のプローブ1に用いる絶縁構造体10の構造を示す図。 本発明のプローブ1の一実施形態を示す図。全体図。 本発明のプローブ1の一実施形態を示す図。絶縁構造体10のみを取り出した図。 本発明のソケット20の一実施形態を示す図。(A)は平面図。(B)は(A)のx−x’線断面図。 本発明のソケット20の他の実施形態を示す図。(A)は平面図。(B)は(A)のx−x’線断面図。 本発明のソケット20の他の実施形態を示す図。 本発明の他の実施形態を示す図。(A)はプローブ1の斜視図。(B)は該プローブを備えたソケット20を示す図。 従来のプローブの断面図。
符号の説明
1 プローブ
2 導電体
5 リード接触部
6 基板接触部
10 絶縁構造体
11 金属体
12 絶縁物質
20 ソケット
21 スリット
22 隔壁
22a 切り欠き(隔壁の)
22’隔壁(絶縁構造体から成る)
23 支持部材
24 絶縁構造体(スリット21内配置の)
27 ハウジング
30 電子部品
31 リード
40 基板
41 配線部
50 プローブ(従来の)
51 接触子片
52 電気絶縁体
53 金属板

Claims (9)

  1. 検査対象とする電子部品のリードにケルビン接続されると共に、検査装置の配線部に接続される一対の導電体と、
    前記導電体間に固着することなく配置され、該導電体間を絶縁する絶縁構造体とから成り、
    該絶縁構造体は、少なくとも前記導電体との接触面にフッ素樹脂又は絶縁性カーボンの絶縁層を有する金属体から成ることを特徴とする電子部品検査用プローブ。
  2. 前記一対の導電体及び前記絶縁構造体を板状と成すと共に、これらを重合して配置したことを特徴とする請求項1記載の電子部品検査用プローブ。
  3. 前記一対の導電体を弾性体により形成すると共に、該導電体と、該導電体間に配置される絶縁構造体によって全体が略四角柱状を成すことを特徴とする請求項1記載の電子部品検査用プローブ。
  4. 検査装置に接続された配線部を有する基板と、該基板上に設けられたハウジングを備え、
    検査対象とする電子部品のリード形成位置に対応して、請求項1〜3いずれか1項記載の前記プローブを前記基板上の配線部に接続可能な状態で前記ハウジングに取り付けたことを特徴とする電子部品検査用ソケット。
  5. 前記プローブを板状と成すと共に、前記基板上の配線部の形成位置に対応して、前記ハウジングにスリットを形成し、該スリット内に前記プローブを挿入したことを特徴とする請求項記載の電子部品検査用ソケット。
  6. 前記ハウジングに前記スリットを平行に複数形成し、前記スリット内に該スリットの長さ方向に対して直交方向に絶縁性の弾性体から成る支持部材を配置すると共に、
    前記スリット内に挿入された各プローブを、揺動可能に前記支持部材に係止したことを特徴とする請求項記載の電子部品検査用ソケット。
  7. 前記スリット内に挿入された前記プローブの前記絶縁構造体が、前記スリット内で固定されていることを特徴とする請求項5又は6記載の電子部品検査用ソケット。
  8. 前記ハウジングの前記スリット間の隔壁と前記プローブの導電体との間に、少なくとも前記導電体との接触面において絶縁層を有する金属体から成る板状の絶縁構造体を挿入したことを特徴とする請求項5〜7いずれか1項記載の電子部品検査用ソケット。
  9. 前記ハウジングの前記スリット間の隔壁を、絶縁層を有する金属体から成る絶縁構造体で形成したとすることを特徴とする請求項5〜8いずれか1項記載の電子部品検査用ソケット。
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