JPH08288144A - 絶縁ブッシングの支持装置 - Google Patents
絶縁ブッシングの支持装置Info
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- JPH08288144A JPH08288144A JP11402495A JP11402495A JPH08288144A JP H08288144 A JPH08288144 A JP H08288144A JP 11402495 A JP11402495 A JP 11402495A JP 11402495 A JP11402495 A JP 11402495A JP H08288144 A JPH08288144 A JP H08288144A
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- insulating bushing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁ブッシングの外周に金属製ネジ部を形成
し金属同志のネジ結合可能な支持装置の提供。 【構成】 絶縁ブッシング１の外周に周溝１ｃを形成し
ておき、一方、外周にネジを設け２分割した金属製のネ
ジリング３を用意して、これをブッシングの周溝１ｃに
嵌め込み、このネジリング３に金属ナット２を螺合して
電気機器の箱５に締結支持する。
し金属同志のネジ結合可能な支持装置の提供。 【構成】 絶縁ブッシング１の外周に周溝１ｃを形成し
ておき、一方、外周にネジを設け２分割した金属製のネ
ジリング３を用意して、これをブッシングの周溝１ｃに
嵌め込み、このネジリング３に金属ナット２を螺合して
電気機器の箱５に締結支持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器、特に開閉装
置や変圧器のように箱体を貫通する導体を支持する絶縁
ブッシングの支持装置に関する。
置や変圧器のように箱体を貫通する導体を支持する絶縁
ブッシングの支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は開閉器箱を貫通するブッシング装
置の断面図である。図示したように絶縁ブッシング８は
フランジ部８ａが設けられており、このフランジ部を箱
５の外面に当て押え金具９で固定するようにしている。
押え金具９はフランジ部８ａの外周側に位置して箱５に
固着した複数のスタッド１０とナット１１により締付け
て箱に固定している。なお、４は絶縁ブッシング８が支
持する導体であり、１２は絶縁ガスや油を封止する場合
に装着するＯリングである。
置の断面図である。図示したように絶縁ブッシング８は
フランジ部８ａが設けられており、このフランジ部を箱
５の外面に当て押え金具９で固定するようにしている。
押え金具９はフランジ部８ａの外周側に位置して箱５に
固着した複数のスタッド１０とナット１１により締付け
て箱に固定している。なお、４は絶縁ブッシング８が支
持する導体であり、１２は絶縁ガスや油を封止する場合
に装着するＯリングである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のブッ
シング装置は、フランジ部８ａを押え金具で囲箱の外側
から押える構成をとっているため隣接するブッシング装
置との間隔が必要以上に大きくなってしまうきらいがあ
り、箱を大きくせざるを得ないことがある。そこで、フ
ランジ構造に代えて絶縁ブッシングの箱内挿入部にネジ
を設けて箱の裏側からナット締めして固定することが考
えられる。しかしながら、絶縁ブッシングは陶磁器ある
いは合成樹脂のような絶縁材料で形成されているので、
ネジ部が十分な強度を保つことが困難であるという問題
点がある。
シング装置は、フランジ部８ａを押え金具で囲箱の外側
から押える構成をとっているため隣接するブッシング装
置との間隔が必要以上に大きくなってしまうきらいがあ
り、箱を大きくせざるを得ないことがある。そこで、フ
ランジ構造に代えて絶縁ブッシングの箱内挿入部にネジ
を設けて箱の裏側からナット締めして固定することが考
えられる。しかしながら、絶縁ブッシングは陶磁器ある
いは合成樹脂のような絶縁材料で形成されているので、
ネジ部が十分な強度を保つことが困難であるという問題
点がある。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、絶縁ブッシングに強度の高い金属材料からなるネジ
部を形成し金属同士の締結により支持できる絶縁ブッシ
ングの支持装置を提供することを目的とする。
で、絶縁ブッシングに強度の高い金属材料からなるネジ
部を形成し金属同士の締結により支持できる絶縁ブッシ
ングの支持装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、絶縁ブッシングの外側に周溝を設け、この
周溝に周方向に分割され外周にネジを有する金属製のネ
ジリングを装着せしめ、このネジリングに螺合する金属
製ナットにより絶縁ブッシングを箱に締結して支持する
ようにしたことを特徴とするものである。
するために、絶縁ブッシングの外側に周溝を設け、この
周溝に周方向に分割され外周にネジを有する金属製のネ
ジリングを装着せしめ、このネジリングに螺合する金属
製ナットにより絶縁ブッシングを箱に締結して支持する
ようにしたことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】このようにすると、絶縁ブッシングに装着した
ネジリングとナットとで機械的に強固なネジ結合をする
ことができる。
ネジリングとナットとで機械的に強固なネジ結合をする
ことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１は開閉器の箱に取付けたブッシング装置で
あって、絶縁ブッシング１を金属製のナット２により箱
５に締結して支持したものである。３はネジリングで、
このネジリング３は絶縁ブッシング１の溝に嵌め込まれ
ておりその外周のネジとナット２が螺合するようになっ
ている。なお４は導体である。
明する。図１は開閉器の箱に取付けたブッシング装置で
あって、絶縁ブッシング１を金属製のナット２により箱
５に締結して支持したものである。３はネジリングで、
このネジリング３は絶縁ブッシング１の溝に嵌め込まれ
ておりその外周のネジとナット２が螺合するようになっ
ている。なお４は導体である。
【０００８】図２は絶縁ブッシング１であって、全体と
して中心に導体が貫通する透孔１ｄを設けた中空円筒体
に形成されている。材料は通常陶磁器或はエポキシ樹脂
のような合成樹脂からなる絶縁材が採用される。図示し
たように大径部１ａとこれにつながる小径部１ｂより成
り小径部１ｂに後述するネジリング３が装着される周溝
１ｃが設けられている。
して中心に導体が貫通する透孔１ｄを設けた中空円筒体
に形成されている。材料は通常陶磁器或はエポキシ樹脂
のような合成樹脂からなる絶縁材が採用される。図示し
たように大径部１ａとこれにつながる小径部１ｂより成
り小径部１ｂに後述するネジリング３が装着される周溝
１ｃが設けられている。
【０００９】図３は上記ネジリングを示す。鉄鋼材料や
銅系材料からなる金属製の環状体であり外周には前記ナ
ット２に対応するネジ３ａが設けられている。又このリ
ングはスリット３ｂにより周方向に分割されている。
銅系材料からなる金属製の環状体であり外周には前記ナ
ット２に対応するネジ３ａが設けられている。又このリ
ングはスリット３ｂにより周方向に分割されている。
【００１０】以上のように構成したブッシング装置は、
絶縁ブッシング１のネジ部がネジリング３を嵌着するこ
とにより絶縁材に金属のネジ部を一体的に埋設したもの
と等価になり通常の金属材同士のネジ結合と同等の機械
的強度を有する。又鉄系材料の場合のネジリング３はス
リットにより分割されているため渦電流損が抑制され異
常加熱を防止する。
絶縁ブッシング１のネジ部がネジリング３を嵌着するこ
とにより絶縁材に金属のネジ部を一体的に埋設したもの
と等価になり通常の金属材同士のネジ結合と同等の機械
的強度を有する。又鉄系材料の場合のネジリング３はス
リットにより分割されているため渦電流損が抑制され異
常加熱を防止する。
【００１１】図４は他の実施例を示す。前述の実施例と
異なるところは、絶縁ブッシング１を取付ける箱６の板
厚が前述した箱５より２〜３倍厚い場合に、ネジリング
３に代えて別のネジリング７を装着した点である。この
ネジリング７は、図５に示したように分割リングの外周
側がネジ部７ａとこのネジ底径より小さい外径ｄの段部
７ｂで形成されている。なお、外径ｄは絶縁ブッシング
の小径部１ｂの外径と略同一の寸法になっている。
異なるところは、絶縁ブッシング１を取付ける箱６の板
厚が前述した箱５より２〜３倍厚い場合に、ネジリング
３に代えて別のネジリング７を装着した点である。この
ネジリング７は、図５に示したように分割リングの外周
側がネジ部７ａとこのネジ底径より小さい外径ｄの段部
７ｂで形成されている。なお、外径ｄは絶縁ブッシング
の小径部１ｂの外径と略同一の寸法になっている。
【００１２】このように構成すると、図４のように箱６
の板厚の範囲内にネジリング７のネジ部７ａが重なるこ
となく装備できる。すなわち、図４に示した取付穴の径
Ｄはシール材を介装する関係上箱６と絶縁ブッシング１
の接触面積をなるべく大きくするため絶縁ブッシング１
の小径部１ｂよりわずかに大きい径が好ましいわけであ
るが、これを実現できる効果がある。又、同じ寸法の絶
縁ブッシングを板厚の異なる箱に取付ける場合でもネジ
リングのみを交換すれば装着できるという利便性があ
る。
の板厚の範囲内にネジリング７のネジ部７ａが重なるこ
となく装備できる。すなわち、図４に示した取付穴の径
Ｄはシール材を介装する関係上箱６と絶縁ブッシング１
の接触面積をなるべく大きくするため絶縁ブッシング１
の小径部１ｂよりわずかに大きい径が好ましいわけであ
るが、これを実現できる効果がある。又、同じ寸法の絶
縁ブッシングを板厚の異なる箱に取付ける場合でもネジ
リングのみを交換すれば装着できるという利便性があ
る。
【００１３】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、絶縁ブッ
シングの外周に金属のネジを着脱可能に形成できるの
で、十分な締付力でしかも耐久性を保って絶縁ブッシン
グを箱に支持することができる。
シングの外周に金属のネジを着脱可能に形成できるの
で、十分な締付力でしかも耐久性を保って絶縁ブッシン
グを箱に支持することができる。
【図１】本発明の一実施例を使ったブッシング装置の断
面図である。
面図である。
【図２】同実施例における絶縁ブッシングの正面図であ
る。
る。
【図３】同実施例におけるネジリングの斜視図である。
【図４】本発明の他の実施例を使ったブッシング装置の
断面図である。
断面図である。
【図５】同実施例におけるネジリングの正面図である。
【図６】従来のブッシング装置の断面図である。
１ 絶縁ブッシング １ｃ 周溝 ２ ナット ３，７ ネジリング
Claims (1)
- 【請求項１】 絶縁ブッシングの外側に周溝を設け、こ
の周溝に周方向に分割され外周にネジを有する金属製の
ネジリングを装着せしめ、このネジリングに螺合する金
属製ナットにより絶縁ブッシングを箱に締結して支持す
るようにしたことを特徴とする絶縁ブッシングの支持装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7114024A JP3059971B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 絶縁ブッシングの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7114024A JP3059971B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 絶縁ブッシングの支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08288144A true JPH08288144A (ja) | 1996-11-01 |
| JP3059971B2 JP3059971B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=14627139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7114024A Expired - Fee Related JP3059971B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 絶縁ブッシングの支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3059971B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105593693A (zh) * | 2013-10-01 | 2016-05-18 | 三菱电机株式会社 | 局部放电传感器 |
-
1995
- 1995-04-17 JP JP7114024A patent/JP3059971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105593693A (zh) * | 2013-10-01 | 2016-05-18 | 三菱电机株式会社 | 局部放电传感器 |
| JPWO2015049725A1 (ja) * | 2013-10-01 | 2017-03-09 | 三菱電機株式会社 | 部分放電センサー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3059971B2 (ja) | 2000-07-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428 |
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