JPH08287979A - ハンダレス接地線接続用バンド - Google Patents

ハンダレス接地線接続用バンド

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JPH08287979A
JPH08287979A JP9116695A JP9116695A JPH08287979A JP H08287979 A JPH08287979 A JP H08287979A JP 9116695 A JP9116695 A JP 9116695A JP 9116695 A JP9116695 A JP 9116695A JP H08287979 A JPH08287979 A JP H08287979A
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JP
Japan
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band
solderless
spring
ground wire
worm gear
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Application number
JP9116695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kasugai
汎 春日井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08287979A publication Critical patent/JPH08287979A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取付け対象のケーブルにヒートサイクルによる
外径変動があってもそれに追随して常時安定した接触を
維持でき、且つまた取付け作業が容易である、ハンダレ
ス接地線接続用バンドの提供。 【構成】内径を調節可能な環状の帯金具の内面側にバネ
性の突起を有せしめた。内径の調節を図る手段にはウォ
ームギア方式を用いるが、インシュロック方式も採用で
きる。また、バネ性の突起はCVケーブルの外径変動分
を見越してその変形可能な高さを設定する。バネ性の突
起の形成の仕方は帯金具自身に形成した前後の孔の中間
片を径方向に捩じって形成するが、それ以外に、帯金具
自身に形成したウォームギア係止用の孔の縁を内側に変
位させたたり、帯金具自身に形成した前後の切り込みの
中間片を内側に変位させたりすることでも良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンダレス接地線接続
用バンドに関する。この種のものは主に電力ケーブルの
遮蔽用銅テープの接地に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来のハンダレス接地線接続用バンド
は、次のようなタイプがあった。ウォームギア方式で
内径を調節可能なホースバンド状の帯金具をそのまま利
用し、接地線をケーブルの遮蔽銅テープ上に圧接固定す
るもの。接地線を取り付けた金属製のバンドをケーブ
ル遮蔽銅テープ上に巻き付かせ加締めるもの。接地線
を取り付けた金属片をケーブル遮蔽銅テープ上に載せそ
の上をリング状のスプリングで押さえたもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のハ
ンダレス接地線接続用バンドにおいて、及びのもの
は、CVケーブルの遮蔽銅テープの外径がサイズにより
異なるものに対しては共用できる範囲が広く、利用価値
が高いが、CVケーブル自身がヒートサイクルにより絶
縁体外径変動を生じた場合、それに合わせてバンドの内
径を変化させる範囲が狭いため、内部のCVケーブル絶
縁体がフローしてしまい、最終的には遮蔽銅テープと接
地用金具の接触圧力が低下し接触不良につながることが
考えられる。
【0004】一方、前述した従来技術ののものでは、
CVケーブルのヒートサイクルによる外径変動に十分に
追随可能であるが、ケーブルサイズが異なるような大き
な外径変化をカバーすることは困難であり、サイズ毎に
異なるバネを用意する必要があること、また装着作業が
及びのものに比べて面倒であること等の欠点があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、前述した従来技術の問
題点を解消し、取付け対象のケーブルにヒートサイクル
による外径変動があってもそれに追随して常時安定した
接触を維持でき、且つまた取付け作業が容易である、ハ
ンダレス接地線接続用バンドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する第
一の手段は、内径を調節可能な環状の帯金具の内面側に
バネ性の突起を有せしめたハンダレス接地線接続用バン
ドである。
【0007】前記の手段において、内径の調節を図る手
段としては、ウォームギア方式またはインシュロック方
式を採用できる。また、バネ性の突起はCVケーブルの
外径変動分を見越してその変形可能な高さを設定すると
良い。
【0008】また、バネ性の突起の形成の仕方として
は、帯金具自身に形成した前後の孔の中間片を径方向に
捩じったもの、帯金具自身に形成したウォームギア係止
用の孔の縁を内側に変位させたもの、帯金具自身に形成
した前後の切り込みの中間片を内側に変位させたものが
ある。
【0009】さらに、接地線との接続は別な導電部品を
用いて行うことができる。或いは自身の外面に端子取付
け座を有せしめたものであっても良い。
【0010】本発明により提供する第二の手段は、内径
を調節可能な環状の帯金具の内側に弾性帯金具を貼り合
わせ、弾性帯金具の内面側にバネ性の突起を有せしめた
ハンダレス接地線接続用バンドである。
【0011】
【作用】本発明にかかるハンダレス接地線接続用バンド
の第一の手段により、CVケーブルの遮蔽銅テープ上に
装着する際には、環状の帯金具の内径を当該遮蔽銅テー
プの外径に合わせて帯金具を締め付ける。すると、帯金
具の内面側に突き出すバネ性の突起が遮蔽銅テープの外
周面に弾性変形下状態で圧接され、延いては、帯金具と
遮蔽銅テープとの電気的導通がバネ性の突起により保障
されるのである。CVケーブルのヒートサイクルによる
微小な外径変動に対しては、かかるバネ性の突起の変形
分により追随でき、遮蔽銅テープに対して常に良好な接
触圧力を確保できる。
【0012】本発明の第二の手段によれば、前記の第一
の手段と同様の作用を営むことができる。
【0013】
【実施例】図1(イ)は、本発明にかかるハンダレス接
地線接続用バンドの第一の手段による実施例を示すもの
で、図1(ロ)及び(ハ)は同バンドの帯金具の要部を
示す。本実施例のハンダレス接地線接続用バンドは、ウ
ォームギア方式のホースバンド状の如き環状の帯金具1
からなる。この帯金具1には、それ自身に形成されたウ
ォームギアを噛ませる孔11の列の合間で、前後一対の
孔を形成してその間に切り残された中間片12を径方向
に捩じり、内側に出張る片縁部を適度に仕上げ加工して
バネ性の突起13を形成したものである。
【0014】図2には、バネ性の突起が別な方法により
形成された二つの例を示している。即ち、(イ)−1,
2の例では、帯金具1自身に形成されたウォームギアを
噛ませる孔14の一側縁両側を切り欠き、それら切り欠
きの間の孔縁15を内側に傾斜するように折り曲げるこ
とによりバネ性の突起16としてなるものである。
【0015】一方の(ロ)−1,2の例では、帯金具1
自身に形成されたウォームギアを噛ませる孔17の合間
で、前後一対の切れ込みを入れてその間にある中間片1
8を内側に台形状に撓ませることによりバネ性の突起1
9としてなるものである。
【0016】バネ性の突起を上記例の何れを採用するか
は、CVケーブルの外径や遮蔽銅テープ等を考慮して決
定すれば良い。
【0017】図3は、本発明にかかるハンダレス接地線
接続用バンドの第二の手段による実施例を示したもので
ある。本実施例では、バンド本体となる帯金具1の内面
に弾性帯金具20を貼り合わせてあり、この弾性帯金具
20の内面側においてバネ性の突起21を有せしめたも
のである。貼り合わせ方は、どのような方法でも構わな
いが、電気的な導通を図れるように配慮すると、帯金具
1自体を端子部材として利用できる。
【0018】図4は、本発明にかかるハンダレス接地線
接続用バンドの取付け例を示すもので、CVケーブルの
遮蔽銅テープ9上に本発明による帯金具1を装着しウォ
ームギアによりの締め付けると、前述したバネ性の突起
が遮蔽銅テープに弾性変形しながら圧接され、以て、帯
金具1と遮蔽銅テープ9との電気的導通が図られる。ま
た、本実施例では、接地線3の端末に圧着一体化した接
続用切片2を用い、この切片2を遮蔽銅テープ9上にフ
ィットするように載せ、その外側から帯金具1の締め付
けを行わせ、以て、接続切片2が遮蔽銅テープ9及び帯
金具1に電気的に導通し、十分なる接触しろを得ること
ができる。尚、7はケーブル絶縁体、8はケーブル外部
半導電層、10はケーブルシースである。
【0019】図5は、本発明にかかるハンダレス接地線
接続用バンドに対する接地線の別な取付け例を示したも
ので、帯金具1の外面に端子取付け座5を設け、この端
子取付け座5に接地線3の端末に付帯する圧着端子4を
ボルト止めしたものである。6はそのボルトを示す。
【0020】
【発明の効果】以上説明したような本発明のハンダレス
接地線接続用バンドによれば、次のような効果を奏する
ことができる。内径を調節可能とする帯金具の使用に
より接地線接続作業を容易且つ短時間で行える。CV
ケーブルのヒートサイクルによる外径変動に対しても帯
金具内側のバネ性の突起が弾性変形して追随するので、
必要な接触圧力を維持することができ、接続の信頼性が
高い。バンドの締め付けの裕度を持たせるため、締め
過ぎによるヒートサイクルの熱膨張による絶縁体のフロ
ーを防止できる。従って、フローによる絶縁厚低下を抑
止でき、全体として信頼性向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(イ)はバンドを環状
に仕上げた状態の斜視図、(ロ)はバンドの平面図、
(ハ)はバンドの縦断面図。
【図2】本発明の実施例を示し、(イ)−1は他の例に
よるバンドの平面図、(イ)−2は同バンドの縦断面
図、(ロ)−1はさらに他の例によるバンドの平面図、
(ロ)−2は同バンドの縦断面図。
【図3】本発明の実施例を示し、(イ)はさらに別な例
によるバンドの組み立て説明図、(ロ)は同バンドの組
み合わせ後の縦断面図。
【図4】本発明の実施例を示し、バンドの取付け例の説
明図。
【図5】本発明の実施例を示し、バンドへの接地線の別
な取付け例の説明図。
【符号の説明】
1 帯金具 2 接続用切片 3 接地線 4 圧着端子 5 端子取付け座 6 ボルト 9 遮蔽銅テープ 11 ウォームギアを噛ませる孔 12 中間片 13 バネ性の突起 14 ウォームギアを噛ませる孔 15 孔縁 16 バネ性の突起 17 ウォームギアを噛ませる孔 18 中間片 19 バネ性の突起 20 弾性帯金具 21 バネ性の突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内径を調節可能な環状の帯金具の内面側に
    バネ性の突起を有せしめた、ハンダレス接地線接続用バ
    ンド。
  2. 【請求項2】ウォームギア方式またはインシュロック方
    式により内径を調節可能とする、請求項1記載のハンダ
    レス接地線接続用バンド。
  3. 【請求項3】バネ性の突起はCVケーブルの外径変動分
    を見越してその変形可能な高さを設定した、請求項1記
    載のハンダレス接地線接続用バンド。
  4. 【請求項4】バネ性の突起は帯金具自身に形成した前後
    の孔の中間片を径方向に捩じって形成されたものであ
    る、請求項1記載のハンダレス接地線接続用バンド。
  5. 【請求項5】バネ性の突起は帯金具自身に形成したウォ
    ームギア係止用の孔の縁を内側に変位させて形成された
    ものである、請求項1記載のハンダレス接地線接続用バ
    ンド。
  6. 【請求項6】バネ性の突起は帯金具自身に形成した前後
    の切り込みの中間片を内側に変位させて形成されたもの
    である、請求項1記載のハンダレス接地線接続用バン
    ド。
  7. 【請求項7】外面に端子取付け座を有せしめた、請求項
    1記載のハンダレス接地線接続用バンド。
  8. 【請求項8】内径を調節可能な環状の帯金具の内側に弾
    性帯金具を貼り合わせ、弾性帯金具の内面側にバネ性の
    突起を有せしめた、ハンダレス接地線接続用バンド。
JP9116695A 1995-04-17 1995-04-17 ハンダレス接地線接続用バンド Pending JPH08287979A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1724506A1 (en) 2005-05-20 2006-11-22 CATEYE Co., Ltd. Securing tool and clamp tool
KR100858211B1 (ko) * 2007-05-08 2008-09-10 주식회사 케이티 밴드형 접지장치
JP2012112457A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Takagi Manufacturing Co Ltd 接続用クランプ装置
JP2012163173A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Takagi Manufacturing Co Ltd 接続用クランプ装置
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DE102017220877A1 (de) * 2017-11-22 2019-05-23 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Ableiten eines Schirmstroms eines Leitungsbündels für ein Kraftfahrzeug und Kraftfahrzeug
WO2021124843A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子付電線

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