JPH08286465A - 2色画像形成装置 - Google Patents
2色画像形成装置Info
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- JPH08286465A JPH08286465A JP7085048A JP8504895A JPH08286465A JP H08286465 A JPH08286465 A JP H08286465A JP 7085048 A JP7085048 A JP 7085048A JP 8504895 A JP8504895 A JP 8504895A JP H08286465 A JPH08286465 A JP H08286465A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光体1に対して反転現像により1色目トナ
ー像を形成した後に正規現像により2色目トナー像を続
けて形成し、それら2色のトナー像を記録材12に一括
転写して2色画像を形成する2色画像形成装置におい
て、感光体をストレスとなる過度の電位に帯電させるこ
となく、トナーの飛び散りや混色の発生を防止すること
ができるようにする。 【構成】 2色目トナー像の静電潜像を形成するため感
光体表面に非画像部露光を行う第二露光手段5の露光条
件について、1色目トナー像の存在する露光領域の光量
が1色目トナー像の存在しない露光領域2の光量よりも
大きくなるように制御する光量制御手段30を設けた。
ー像を形成した後に正規現像により2色目トナー像を続
けて形成し、それら2色のトナー像を記録材12に一括
転写して2色画像を形成する2色画像形成装置におい
て、感光体をストレスとなる過度の電位に帯電させるこ
となく、トナーの飛び散りや混色の発生を防止すること
ができるようにする。 【構成】 2色目トナー像の静電潜像を形成するため感
光体表面に非画像部露光を行う第二露光手段5の露光条
件について、1色目トナー像の存在する露光領域の光量
が1色目トナー像の存在しない露光領域2の光量よりも
大きくなるように制御する光量制御手段30を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式による複
写機、プリンタ等の2色画像形成装置に係り、詳しく
は、2色のトナー像を感光体に形成した後に記録紙等に
一括転写することにより2色画像を形成する2色画像形
成装置に関するものである。
写機、プリンタ等の2色画像形成装置に係り、詳しく
は、2色のトナー像を感光体に形成した後に記録紙等に
一括転写することにより2色画像を形成する2色画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の2色画像形成装置
としては、1色目のトナー像を反転現像により形成し、
続いて2色目のトナー像を正規現像により形成すること
によって感光体上に2色のトナー像を同時に形成するタ
イプの2色画像形成装置が知られている。
としては、1色目のトナー像を反転現像により形成し、
続いて2色目のトナー像を正規現像により形成すること
によって感光体上に2色のトナー像を同時に形成するタ
イプの2色画像形成装置が知られている。
【0003】この種の2色画像形成装置は、一般に、ド
ラム状の感光体の周囲に、帯電器、第一露光手段、第一
現像器、第二露光手段、第二現像器、転写前処理器、転
写器等の周辺機器が順次配設されてその主要部が構成さ
れている。そして、この画像形成装置によれば、例え
ば、次のような工程により2色の画像が形成されるよう
になっている。
ラム状の感光体の周囲に、帯電器、第一露光手段、第一
現像器、第二露光手段、第二現像器、転写前処理器、転
写器等の周辺機器が順次配設されてその主要部が構成さ
れている。そして、この画像形成装置によれば、例え
ば、次のような工程により2色の画像が形成されるよう
になっている。
【0004】すなわち、まず、図5に示すような各工程
〜を順次経て2色のトナー像が感光体上に形成され
る。 帯電工程においては、感光体の表面が帯電器により
負極性に一様に帯電される。図中のVB1は帯電電位を示
す。 第一露光工程においては、一様帯電された感光体表
面に第一露光手段により画像部露光がなされ、第一潜像
が形成される。図中のVi1は第一潜像の電位である。 第一現像工程においては、第一潜像の電位Vi1と非
画像部(背景部)VB1の電位との間に第一現像バイアス
VD1を設定し、第一潜像部が第一現像器により負帯電の
トナーT1にて現像され、1色目のトナー像が形成され
る。 第二露光工程においては、1色目トナー像形成後の
感光体表面に第二露光手段により非画像部露光がなさ
れ、第二潜像が形成される。このとき2色目トナー像の
非画像部となる領域BGは一様に露光され、背景部電位
VB2まで除電される。図中のVT1は1色目トナー像の電
位であり、Vi2は第二潜像の電位である。 第二現像工程においては、第二潜像の電位Vi2と第
二の非画像部(背景部)電位VB2との間に第二現像バイ
アスVD2を設定し、第二潜像部が第二現像器により正帯
電のトナーT2にて現像され、2色目のトナー像が形成
される。そして、このように感光体上に形成された2色
のトナー像は、転写前処理器で帯電処理された後、転写
器によって記録紙に転写され、その後に定着される。
〜を順次経て2色のトナー像が感光体上に形成され
る。 帯電工程においては、感光体の表面が帯電器により
負極性に一様に帯電される。図中のVB1は帯電電位を示
す。 第一露光工程においては、一様帯電された感光体表
面に第一露光手段により画像部露光がなされ、第一潜像
が形成される。図中のVi1は第一潜像の電位である。 第一現像工程においては、第一潜像の電位Vi1と非
画像部(背景部)VB1の電位との間に第一現像バイアス
VD1を設定し、第一潜像部が第一現像器により負帯電の
トナーT1にて現像され、1色目のトナー像が形成され
る。 第二露光工程においては、1色目トナー像形成後の
感光体表面に第二露光手段により非画像部露光がなさ
れ、第二潜像が形成される。このとき2色目トナー像の
非画像部となる領域BGは一様に露光され、背景部電位
VB2まで除電される。図中のVT1は1色目トナー像の電
位であり、Vi2は第二潜像の電位である。 第二現像工程においては、第二潜像の電位Vi2と第
二の非画像部(背景部)電位VB2との間に第二現像バイ
アスVD2を設定し、第二潜像部が第二現像器により正帯
電のトナーT2にて現像され、2色目のトナー像が形成
される。そして、このように感光体上に形成された2色
のトナー像は、転写前処理器で帯電処理された後、転写
器によって記録紙に転写され、その後に定着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の2色画像形成装置においては、以下に詳述
するように1色目トナー像の電位状態の関係によりトナ
ーの飛び散りや混色が発生して画像欠陥が起こるという
大きな問題点があった。
ような従来の2色画像形成装置においては、以下に詳述
するように1色目トナー像の電位状態の関係によりトナ
ーの飛び散りや混色が発生して画像欠陥が起こるという
大きな問題点があった。
【0006】まず、この問題は、特に1色目のトナー像
が濃度差のあるような多値画像である場合に起こりやす
いものである。つまり、多値画像である1色目トナー像
のなかでも低濃度部の潜像電位Vi1は、図5の工程、
に示すように第二背景部の電位VB2と近い電位状態に
なっている。また、第二背景部の電位VB2が、2色のト
ナー像がいずれも十分な画像濃度で得られるために必要
な現像コントラストを確保する関係上、第一の現像バイ
アスVD1の絶対値よりも小さく設定される場合もあり、
この場合、1色目トナー像の低濃度部潜像電位Vi1のな
かには第二背景部の電位VB2の絶対値よりも小さい電位
(Vi1a)になる部分が発生する。そして、このような
ケースは、潜像に第一の負極性トナーT1が現像により
付着すると、そのトナー像の電位VT1が潜像電位Vi1よ
りも下がることにより更に顕著となる(図)。
が濃度差のあるような多値画像である場合に起こりやす
いものである。つまり、多値画像である1色目トナー像
のなかでも低濃度部の潜像電位Vi1は、図5の工程、
に示すように第二背景部の電位VB2と近い電位状態に
なっている。また、第二背景部の電位VB2が、2色のト
ナー像がいずれも十分な画像濃度で得られるために必要
な現像コントラストを確保する関係上、第一の現像バイ
アスVD1の絶対値よりも小さく設定される場合もあり、
この場合、1色目トナー像の低濃度部潜像電位Vi1のな
かには第二背景部の電位VB2の絶対値よりも小さい電位
(Vi1a)になる部分が発生する。そして、このような
ケースは、潜像に第一の負極性トナーT1が現像により
付着すると、そのトナー像の電位VT1が潜像電位Vi1よ
りも下がることにより更に顕著となる(図)。
【0007】しかも、第二露光工程において、第二の背
景部となる領域BGが1色目トナー像の有無に関係がな
く一様に露光されるため、1色目トナー像がない領域
(感光体表面)は第二背景部の電位VB2となるまで除電
されるのに対し、1色目トナー像がある領域はそのトナ
ーT1により光透過率が低下するため露光時に第二背景
部の電位VB2まで十分に除電されないという不具合があ
る。この傾向は第一トナーT1が光透過性が低いタイプ
のトナーである場合にはより顕著となる。このため、第
二露光工程後においても、1色目トナー像の電位VT1が
第二背景部の電位VB2にさらには第二現像バイアスVD2
に近い電位状態になっている。
景部となる領域BGが1色目トナー像の有無に関係がな
く一様に露光されるため、1色目トナー像がない領域
(感光体表面)は第二背景部の電位VB2となるまで除電
されるのに対し、1色目トナー像がある領域はそのトナ
ーT1により光透過率が低下するため露光時に第二背景
部の電位VB2まで十分に除電されないという不具合があ
る。この傾向は第一トナーT1が光透過性が低いタイプ
のトナーである場合にはより顕著となる。このため、第
二露光工程後においても、1色目トナー像の電位VT1が
第二背景部の電位VB2にさらには第二現像バイアスVD2
に近い電位状態になっている。
【0008】そして、このようにトナー像電位VT1が第
二背景部の電位VB2に近い電位状態になっている1色目
トナー像電位部分(低濃度部)Vi1aでは、第二露光工
程後の段階における1色目トナー像電位VT1と第二背景
部の電位VB2との電位差(以後、井戸電位と称す)VW
が小さくなる結果、図に示すように特に低濃度部にお
ける第一トナーT1がその周囲の安定した電位部分に移
動する(図中の矢印参照)、所謂飛び散りが発生する。
また、トナー像電位VT1が第二現像バイアスV D2に近い
電位になっている1色目トナー像部分(低濃度部)で
は、図に示すように第二現像時において、1色目トナ
ー像上に第二トナーT2が現像されるという混色が発生
する。なお、1色目トナー像の高濃度部においては、通
常、潜像電位が十分に深く井戸電位も大きくなるため、
このような低濃度部におけるトナーの飛び散りや混色の
問題が起こらない。
二背景部の電位VB2に近い電位状態になっている1色目
トナー像電位部分(低濃度部)Vi1aでは、第二露光工
程後の段階における1色目トナー像電位VT1と第二背景
部の電位VB2との電位差(以後、井戸電位と称す)VW
が小さくなる結果、図に示すように特に低濃度部にお
ける第一トナーT1がその周囲の安定した電位部分に移
動する(図中の矢印参照)、所謂飛び散りが発生する。
また、トナー像電位VT1が第二現像バイアスV D2に近い
電位になっている1色目トナー像部分(低濃度部)で
は、図に示すように第二現像時において、1色目トナ
ー像上に第二トナーT2が現像されるという混色が発生
する。なお、1色目トナー像の高濃度部においては、通
常、潜像電位が十分に深く井戸電位も大きくなるため、
このような低濃度部におけるトナーの飛び散りや混色の
問題が起こらない。
【0009】従来、このようなトナーの飛び散りや混色
の発生を防止するためには、井戸電位を大きくとること
が必要とされており、そのため1色目トナー像の低濃度
部電位VT1aを第二背景部の電位VB2よりも低くなるよ
うに設定して飛び散りや混色のない十分な井戸電位を確
保する対応策が提案されている。しかし、この対応策の
場合は、井戸電位を大きくし、さらには各色トナー像の
濃度確保のために必要な現像コントラストを確保するに
は、感光体を過度な電位レベルまでに帯電しなければな
らず、感光体に多大なストレスをかけてしまうという問
題がある。
の発生を防止するためには、井戸電位を大きくとること
が必要とされており、そのため1色目トナー像の低濃度
部電位VT1aを第二背景部の電位VB2よりも低くなるよ
うに設定して飛び散りや混色のない十分な井戸電位を確
保する対応策が提案されている。しかし、この対応策の
場合は、井戸電位を大きくし、さらには各色トナー像の
濃度確保のために必要な現像コントラストを確保するに
は、感光体を過度な電位レベルまでに帯電しなければな
らず、感光体に多大なストレスをかけてしまうという問
題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、感光体をストレ
スとなる過度の電位に帯電させることなく、トナーの飛
び散りや混色の発生を防止することができる2色画像形
成装置を提供することにある。
スとなる過度の電位に帯電させることなく、トナーの飛
び散りや混色の発生を防止することができる2色画像形
成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の2色画像形成装
置は、感光体に対して反転現像により1色目トナー像を
形成した後に正規現像により2色目トナー像を続けて形
成し、それら2色のトナー像を記録材に一括転写して2
色画像を形成する2色画像形成装置において、2色目ト
ナー像の静電潜像を形成するため感光体表面に非画像部
露光を行う第二露光手段の露光条件について、1色目ト
ナー像の存在する露光領域の光量が1色目トナー像の存
在しない露光領域の光量よりも大きくなるように制御す
る光量制御手段を設けたことを特徴とするものである。
置は、感光体に対して反転現像により1色目トナー像を
形成した後に正規現像により2色目トナー像を続けて形
成し、それら2色のトナー像を記録材に一括転写して2
色画像を形成する2色画像形成装置において、2色目ト
ナー像の静電潜像を形成するため感光体表面に非画像部
露光を行う第二露光手段の露光条件について、1色目ト
ナー像の存在する露光領域の光量が1色目トナー像の存
在しない露光領域の光量よりも大きくなるように制御す
る光量制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】この技術的手段において、光量制御手段に
よる第二露光手段の露光条件についての制御は常時行う
ようにしてもよいが、1色目のトナー像に所定以下の低
濃度部が存在するときのみに行うことが最も有効であ
る。1色目トナー像の存在する露光領域と1色目トナー
像の存在しない露光領域との光量差は、第二露光工程に
おいて第二の背景部となる1色目トナー像の電位を十分
に除電し、トナーの飛び散りや混色の発生のない井戸電
位を確保することが可能な範囲内で適宜設定される。
よる第二露光手段の露光条件についての制御は常時行う
ようにしてもよいが、1色目のトナー像に所定以下の低
濃度部が存在するときのみに行うことが最も有効であ
る。1色目トナー像の存在する露光領域と1色目トナー
像の存在しない露光領域との光量差は、第二露光工程に
おいて第二の背景部となる1色目トナー像の電位を十分
に除電し、トナーの飛び散りや混色の発生のない井戸電
位を確保することが可能な範囲内で適宜設定される。
【0013】また、上記の光量制御手段は、上記の露光
条件についての制御に加えてさらに、1色目トナー像の
存在する露光領域の光量を1色目トナー像の濃度に応じ
て調整するように構成することが望ましい。具体的に
は、1色目トナー像の濃度が低濃度になるにつれて第二
露光の光量を増加させる。
条件についての制御に加えてさらに、1色目トナー像の
存在する露光領域の光量を1色目トナー像の濃度に応じ
て調整するように構成することが望ましい。具体的に
は、1色目トナー像の濃度が低濃度になるにつれて第二
露光の光量を増加させる。
【0014】
【作用】本発明によれば、2色目トナー像の静電潜像を
形成するための第二露光工程において、1色目トナー像
が存在する領域が1色目トナー像が存在しない領域より
も相対的に大きな光量で露光されるため、1色目トナー
像が存在する露光領域であっても十分に除電して第二の
非画像部(背景部)電位とは十分に異なる電位状態とす
ることができる。これにより、1色目トナー像の電位状
態に関係がなく、十分な井戸電位を確保することがで
き、トナーの飛び散りや混色の発生を防ぐことができ
る。
形成するための第二露光工程において、1色目トナー像
が存在する領域が1色目トナー像が存在しない領域より
も相対的に大きな光量で露光されるため、1色目トナー
像が存在する露光領域であっても十分に除電して第二の
非画像部(背景部)電位とは十分に異なる電位状態とす
ることができる。これにより、1色目トナー像の電位状
態に関係がなく、十分な井戸電位を確保することがで
き、トナーの飛び散りや混色の発生を防ぐことができ
る。
【0015】また、1色目トナー像の存在する露光領域
の光量をさらに1色目トナー像の濃度に応じて調整した
場合には、1色目トナー像を構成する第一トナーの存在
割合(像濃度)によって光透過率が変動して除電される
程度が左右されるという不具合が解消されるため、十分
な大きさの井戸電位をより効率良く確保することができ
る。これにより、飛び散りや混色の発生をより的確に防
ぐことができる。
の光量をさらに1色目トナー像の濃度に応じて調整した
場合には、1色目トナー像を構成する第一トナーの存在
割合(像濃度)によって光透過率が変動して除電される
程度が左右されるという不具合が解消されるため、十分
な大きさの井戸電位をより効率良く確保することができ
る。これにより、飛び散りや混色の発生をより的確に防
ぐことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】図1は、本発明の実施例に係る2色画像形
成装置の概略を示すものである。図1において、符号1
は静電潜像が形成されるドラム状の感光体であり、この
感光体ドラム1の周囲にはその回転方向に沿って、帯電
器2、第一露光ユニット3、第一現像器4、第二露光ユ
ニット5、第二現像器6、転写前コロトロン7、転写コ
ロトロン8、剥離コロトロン9、クリーナー10及び除
電器11が順次配設されている。第一露光ユニット3及
び第二露光ユニット5としては、例えば、レーザ書き込
み装置が使用される。また、図1において符号12は記
録材としての記録紙、T1は第一現像剤(トナー)、T2
は第二現像剤(トナー)である。この実施例では第一現
像剤T1と第二現像剤T2としていずれも二成分現像剤を
使用しているが、本発明はこれに限らず一成分現像剤を
適用することも可能である。
成装置の概略を示すものである。図1において、符号1
は静電潜像が形成されるドラム状の感光体であり、この
感光体ドラム1の周囲にはその回転方向に沿って、帯電
器2、第一露光ユニット3、第一現像器4、第二露光ユ
ニット5、第二現像器6、転写前コロトロン7、転写コ
ロトロン8、剥離コロトロン9、クリーナー10及び除
電器11が順次配設されている。第一露光ユニット3及
び第二露光ユニット5としては、例えば、レーザ書き込
み装置が使用される。また、図1において符号12は記
録材としての記録紙、T1は第一現像剤(トナー)、T2
は第二現像剤(トナー)である。この実施例では第一現
像剤T1と第二現像剤T2としていずれも二成分現像剤を
使用しているが、本発明はこれに限らず一成分現像剤を
適用することも可能である。
【0018】そして、この実施例装置は、原稿読み取り
装置や外部通信網等から入力される画像情報信号Sを適
宜信号処理した1色目及び2色目の画像信号S1、S2を
第一露光ユニット3と第二露光ユニット5にそれぞれ出
力するための画像信号処理手段20と、第二露光ユニッ
ト5の露光条件について制御するための光量制御手段3
0とが具備されている。
装置や外部通信網等から入力される画像情報信号Sを適
宜信号処理した1色目及び2色目の画像信号S1、S2を
第一露光ユニット3と第二露光ユニット5にそれぞれ出
力するための画像信号処理手段20と、第二露光ユニッ
ト5の露光条件について制御するための光量制御手段3
0とが具備されている。
【0019】上記の画像信号処理手段20と光量制御手
段30は、図2に示すように構成されている。すなわ
ち、2色画像信号処理手段20は、基本的には、多値デ
ータ変換回路21、色分離回路22、1色目画像信号変
調回路23、2色目バッファメモリ24及び2色目画像
信号変調回路25とで構成されている。また、光量制御
手段30は、基本的には、画像信号処理手段20におけ
る色分離回路22と2色目バッファメモリ24の間に配
されており、1色目画像信号の濃度判定回路31と、2
色目画像信号に1色目の低濃度部画像信号を付加して出
力する信号付加・制御回路32とで構成されている。
段30は、図2に示すように構成されている。すなわ
ち、2色画像信号処理手段20は、基本的には、多値デ
ータ変換回路21、色分離回路22、1色目画像信号変
調回路23、2色目バッファメモリ24及び2色目画像
信号変調回路25とで構成されている。また、光量制御
手段30は、基本的には、画像信号処理手段20におけ
る色分離回路22と2色目バッファメモリ24の間に配
されており、1色目画像信号の濃度判定回路31と、2
色目画像信号に1色目の低濃度部画像信号を付加して出
力する信号付加・制御回路32とで構成されている。
【0020】この画像信号処理手段20と光量制御手段
30によれば、次のような信号処理と光量制御が行われ
るようになっている。
30によれば、次のような信号処理と光量制御が行われ
るようになっている。
【0021】まず、原稿読み取り装置などから画像情報
信号Sが多値データ変換回路21に入力されると、その
信号Sは例えば256階調の多値の画像データに変換さ
れた後、色分離回路22において1色目の画像信号と2
色目の画像信号とにそれぞれ分離される。
信号Sが多値データ変換回路21に入力されると、その
信号Sは例えば256階調の多値の画像データに変換さ
れた後、色分離回路22において1色目の画像信号と2
色目の画像信号とにそれぞれ分離される。
【0022】そして、1色目の画像信号は、そのまま1
色目画像信号変調回路23に送られ、所定の光量からな
る第一露光が実行されるようにパルス変調若しくは強度
変調された後、第一の露光ユニット3に送られる。
色目画像信号変調回路23に送られ、所定の光量からな
る第一露光が実行されるようにパルス変調若しくは強度
変調された後、第一の露光ユニット3に送られる。
【0023】また、2色目の画像信号は、1色目の画像
信号とともに光量制御手段30に送られ、濃度判定回路
31において1色目画像信号のなかに所定濃度以下の低
濃度部が存在するか否かの判定がなされる。この濃度判
定は、例えば、ベタ画像部の最大濃度である画素データ
に対する1色目の画素データの割合を適宜設定される閾
値と比較することにより行う。
信号とともに光量制御手段30に送られ、濃度判定回路
31において1色目画像信号のなかに所定濃度以下の低
濃度部が存在するか否かの判定がなされる。この濃度判
定は、例えば、ベタ画像部の最大濃度である画素データ
に対する1色目の画素データの割合を適宜設定される閾
値と比較することにより行う。
【0024】そこで、低濃度部が存在しないと判定され
た場合には、2色目の画像信号がそのまま2色目バッフ
ァメモリ24に送られた後、所定のタイミングで2色目
画像信号変調回路25に送られる。この際、2色目の画
像信号は標準設定の光量からなる第二露光が実行される
ようにパルス変調若しくは強度変調された後、第二の露
光ユニット5に送られる。ここで、上記のパルス変調は
1画素の露光時間を長くする方法であり、強度変調は露
光の光強度自体を大きくする方法である。一方、低濃度
部が存在すると判定された場合には、信号付加・制御回
路32において2色目の画像信号に1色目の低濃度部画
像信号が付加されという信号処理がなされた後、2色目
バッファメモリ24に送られ、最後に所定のタイミング
で2色目画像信号変調回路25に送られる。この際、2
色目の画像信号は、1色目の低濃度部がある領域がそれ
以外の領域に比べて大きな光量の第二露光が実行される
ようにパルス変調若しくは強度変調された後、第二の露
光ユニット5に送られる。つまり、変調回路25では、
2色目の画像信号のうちで1色目低濃度部画像信号の付
加部分が他に比べてより大幅に変調され、これにより光
量アップが図れるのである。
た場合には、2色目の画像信号がそのまま2色目バッフ
ァメモリ24に送られた後、所定のタイミングで2色目
画像信号変調回路25に送られる。この際、2色目の画
像信号は標準設定の光量からなる第二露光が実行される
ようにパルス変調若しくは強度変調された後、第二の露
光ユニット5に送られる。ここで、上記のパルス変調は
1画素の露光時間を長くする方法であり、強度変調は露
光の光強度自体を大きくする方法である。一方、低濃度
部が存在すると判定された場合には、信号付加・制御回
路32において2色目の画像信号に1色目の低濃度部画
像信号が付加されという信号処理がなされた後、2色目
バッファメモリ24に送られ、最後に所定のタイミング
で2色目画像信号変調回路25に送られる。この際、2
色目の画像信号は、1色目の低濃度部がある領域がそれ
以外の領域に比べて大きな光量の第二露光が実行される
ようにパルス変調若しくは強度変調された後、第二の露
光ユニット5に送られる。つまり、変調回路25では、
2色目の画像信号のうちで1色目低濃度部画像信号の付
加部分が他に比べてより大幅に変調され、これにより光
量アップが図れるのである。
【0025】次に、この2色画像形成装置の動作につい
て、図3の工程図を参照しながら説明する。
て、図3の工程図を参照しながら説明する。
【0026】まず、矢印方向に回転する感光ドラム1の
表面は、帯電器2により帯電電位V B1が例えば−730
Vになるように一様帯電される(帯電工程)。続い
て、感光ドラム表面に,は、第一露光ユニット3により
画像信号処理手段20からの画像信号S1に基づいて画
像部となる領域にレーザ光が照射され、1色目の静電潜
像が形成される(第一露光工程)。このとき最大濃度
部となる潜像部は例えば−120Vの潜像電位Vi1とな
るように除電される。そして、その静電潜像は第一現像
器4により負極性に帯電したトナーT1で現像され、こ
れにより1色目のトナー像が形成される(第一現像工程
)。この現像は例えば−500Vの現像バイアスVD1
で行われる。なお、図3において矢付実線は、露光時の
照射光を示し、その線の長短は光量の大小を示してい
る。
表面は、帯電器2により帯電電位V B1が例えば−730
Vになるように一様帯電される(帯電工程)。続い
て、感光ドラム表面に,は、第一露光ユニット3により
画像信号処理手段20からの画像信号S1に基づいて画
像部となる領域にレーザ光が照射され、1色目の静電潜
像が形成される(第一露光工程)。このとき最大濃度
部となる潜像部は例えば−120Vの潜像電位Vi1とな
るように除電される。そして、その静電潜像は第一現像
器4により負極性に帯電したトナーT1で現像され、こ
れにより1色目のトナー像が形成される(第一現像工程
)。この現像は例えば−500Vの現像バイアスVD1
で行われる。なお、図3において矢付実線は、露光時の
照射光を示し、その線の長短は光量の大小を示してい
る。
【0027】次いで、1色目トナー像が形成された感光
ドラム1は、第二露光ユニット5により画像信号処理手
段20からの画像信号S2に基づいて非画像部(背景
部)となる領域BGにレーザ光が再び照射され、2色目
の静電潜像が形成される(第二露光工程)。この第二
露光工程では、背景部電位VBG2が例えば−380Vに
なるような設定がされている。また、2色目の静電潜像
が多値画像である場合には、図3に示すように、画像
部となる領域IRにも濃度に応じた光量の露光が行われ
る。
ドラム1は、第二露光ユニット5により画像信号処理手
段20からの画像信号S2に基づいて非画像部(背景
部)となる領域BGにレーザ光が再び照射され、2色目
の静電潜像が形成される(第二露光工程)。この第二
露光工程では、背景部電位VBG2が例えば−380Vに
なるような設定がされている。また、2色目の静電潜像
が多値画像である場合には、図3に示すように、画像
部となる領域IRにも濃度に応じた光量の露光が行われ
る。
【0028】ここで、光量制御手段30における判定回
路31において1色目の画像信号に低濃度部が存在して
いると判定されると、第二露光ユニット5に入力される
画像信号S2は、信号付加・制御回路32において2色
目の画像信号に1色目の低濃度部画像信号が付加される
という信号処理がなされた合成信号となり、これによ
り、第二露光ユニット5による露光は、1色目のトナー
像のある露光領域BG1の光量がそれ以外の露光領域B
G2の光量よりも大きくなる露光条件でもって行われる
(図3参照)。なお、判定回路31において低濃度部
が存在しないと判定された場合には、1色目トナー像の
有無に関係なく背景部全体(BG1+BG2)が同じ光
量でもって一様に露光される。
路31において1色目の画像信号に低濃度部が存在して
いると判定されると、第二露光ユニット5に入力される
画像信号S2は、信号付加・制御回路32において2色
目の画像信号に1色目の低濃度部画像信号が付加される
という信号処理がなされた合成信号となり、これによ
り、第二露光ユニット5による露光は、1色目のトナー
像のある露光領域BG1の光量がそれ以外の露光領域B
G2の光量よりも大きくなる露光条件でもって行われる
(図3参照)。なお、判定回路31において低濃度部
が存在しないと判定された場合には、1色目トナー像の
有無に関係なく背景部全体(BG1+BG2)が同じ光
量でもって一様に露光される。
【0029】続いて、2色目の静電潜像は、第二現像器
6により正極性に帯電したトナーT 2で現像され、これ
により2色目のトナー像が形成される(第一現像工程
)。この現像は例えば−430Vの現像バイアスVD2
で行われる。
6により正極性に帯電したトナーT 2で現像され、これ
により2色目のトナー像が形成される(第一現像工程
)。この現像は例えば−430Vの現像バイアスVD2
で行われる。
【0030】最後に、これら2色のトナー像は、転写前
コロトロン7により正極性に再帯電されて各トナー像の
表面電位を揃えられた後、負極性の転写コロトロン8に
より記録紙12に転写され、記録紙12が剥離コロトロ
ン9で剥離されてから不図示の定着器により定着され
る。一方、転写工程後の感光体はクリーナー10により
クリーニングされた後、除電器11により一様に除電さ
れる。
コロトロン7により正極性に再帯電されて各トナー像の
表面電位を揃えられた後、負極性の転写コロトロン8に
より記録紙12に転写され、記録紙12が剥離コロトロ
ン9で剥離されてから不図示の定着器により定着され
る。一方、転写工程後の感光体はクリーナー10により
クリーニングされた後、除電器11により一様に除電さ
れる。
【0031】ところで、この実施例装置による画像形成
過程においても、1色目の低濃度部の潜像電位Vi1aは
第二の背景部電位VBG2(−380V)と近い電位状態
となっており、また、第二の背景部電位VBG2は2色の
トナー像の十分な画像濃度を得るための現像コントラス
トを確保する関係上1色目の現像バイアスVD1(−50
0V)に対して高電位レベルに設定されている。このた
め、1色目の低濃度部の潜像電位Vi1aがさらにはその
トナー像表面電位VT1が、第二の背景部電位VBG2(−
380V)より低くなる場合が発生する場合があり得
る。
過程においても、1色目の低濃度部の潜像電位Vi1aは
第二の背景部電位VBG2(−380V)と近い電位状態
となっており、また、第二の背景部電位VBG2は2色の
トナー像の十分な画像濃度を得るための現像コントラス
トを確保する関係上1色目の現像バイアスVD1(−50
0V)に対して高電位レベルに設定されている。このた
め、1色目の低濃度部の潜像電位Vi1aがさらにはその
トナー像表面電位VT1が、第二の背景部電位VBG2(−
380V)より低くなる場合が発生する場合があり得
る。
【0032】しかし、この実施例装置の場合、第二露光
工程において、前記したように光量制御手段30の制
御によって1色目トナー像が存在する露光領域BG1の
光量がそれ以外の露光領域BG2の光量よりも大きくな
るような第二露光がなされる。これにより、第一のトナ
ーT1が存在する領域も十分に除電され、十分な大きさ
の井戸電位VWが確保される(図3)。この結果、こ
の実施例では、1色目の画像に低濃度部があるにもかか
わらず、得られた2色画像にトナーの飛び散りや混色に
よる画質欠陥は発生しない。
工程において、前記したように光量制御手段30の制
御によって1色目トナー像が存在する露光領域BG1の
光量がそれ以外の露光領域BG2の光量よりも大きくな
るような第二露光がなされる。これにより、第一のトナ
ーT1が存在する領域も十分に除電され、十分な大きさ
の井戸電位VWが確保される(図3)。この結果、こ
の実施例では、1色目の画像に低濃度部があるにもかか
わらず、得られた2色画像にトナーの飛び散りや混色に
よる画質欠陥は発生しない。
【0033】トナーの飛び散りや混色が発生しない井戸
電位VWは、トナーの材料や帯電量によって多少異なる
が、この実施例において第一のトナーT1がその粒径が
7〜15μmで帯電量が10〜19μC/gである場合
には、150V以上である。
電位VWは、トナーの材料や帯電量によって多少異なる
が、この実施例において第一のトナーT1がその粒径が
7〜15μmで帯電量が10〜19μC/gである場合
には、150V以上である。
【0034】また、この実施例において光量制御手段3
0による第二露光条件の制御は、1色目トナー像のある
露光領域内においては一律な光量となるように行っても
よいが、例えば第一トナーとして光透過性の良好なトナ
ーを使用する場合には、その1色目トナー像の濃度に応
じて上記露光領域内で適宜変化させるように行うとよ
い。なぜならば、一律な光量での露光では井戸電位VW
が十分大きな1色目トナー像部(VT1)をさらに露光す
ることがあるためである。つまり、井戸電位VWが十分
大きな1色目トナー像部(VT1)をさらに露光すると、
そのトナー像部はその電位VT1がさらに大きくなって2
色目のバイアス電位VD2との差が過大になることにより
第二現像時において第二現像剤のキャリアが付着すると
いう不具合が発生してしまうのである。従って、この不
具合を回避するためには1色目トナー像の濃度に応じて
第二露光条件を制御することが有効となる。
0による第二露光条件の制御は、1色目トナー像のある
露光領域内においては一律な光量となるように行っても
よいが、例えば第一トナーとして光透過性の良好なトナ
ーを使用する場合には、その1色目トナー像の濃度に応
じて上記露光領域内で適宜変化させるように行うとよ
い。なぜならば、一律な光量での露光では井戸電位VW
が十分大きな1色目トナー像部(VT1)をさらに露光す
ることがあるためである。つまり、井戸電位VWが十分
大きな1色目トナー像部(VT1)をさらに露光すると、
そのトナー像部はその電位VT1がさらに大きくなって2
色目のバイアス電位VD2との差が過大になることにより
第二現像時において第二現像剤のキャリアが付着すると
いう不具合が発生してしまうのである。従って、この不
具合を回避するためには1色目トナー像の濃度に応じて
第二露光条件を制御することが有効となる。
【0035】ここで、1色目トナー像が存在しない領域
を露光により第二背景部電位まで除電するのに必要な光
量をPとし、1色目トナー像が存在する領域を露光する
ときの光量をγPとした場合、その倍率係数γは一般に
「1以上」となる。なお、γ=1とは1色目トナー像の
有無に関係なく同じ光量で第二露光を行う場合を示す。
従って、光量制御手段30において、この倍率係数γを
1色目の画像信号の濃度情報に応じて変化させるように
適宜設定する。
を露光により第二背景部電位まで除電するのに必要な光
量をPとし、1色目トナー像が存在する領域を露光する
ときの光量をγPとした場合、その倍率係数γは一般に
「1以上」となる。なお、γ=1とは1色目トナー像の
有無に関係なく同じ光量で第二露光を行う場合を示す。
従って、光量制御手段30において、この倍率係数γを
1色目の画像信号の濃度情報に応じて変化させるように
適宜設定する。
【0036】例えば、その倍率係数γは図4に示すよう
に設定することができる。すなわち、光透過性の良好な
トナーを使用する場合は、露光量が比較的小さくても十
分な除電が可能であるため、その倍率係数γは図4中の
実線で示すように1色目のトナー像濃度が閾値(40
%)を越えた段階でその濃度に応じて徐々に大きくなる
ように設定すればよい。但し、第一トナーとして黒トナ
ー等のように光透過性の悪いトナーを使用する場合は、
そのトナー像濃度が少しでも高くなると光透過率が急激
に低下するため、その倍率係数γは例えば図4中の二点
鎖線で示すようにトナー像濃度に関係なく閾値を越えた
段階である一定の値になるように設定するとよい。
に設定することができる。すなわち、光透過性の良好な
トナーを使用する場合は、露光量が比較的小さくても十
分な除電が可能であるため、その倍率係数γは図4中の
実線で示すように1色目のトナー像濃度が閾値(40
%)を越えた段階でその濃度に応じて徐々に大きくなる
ように設定すればよい。但し、第一トナーとして黒トナ
ー等のように光透過性の悪いトナーを使用する場合は、
そのトナー像濃度が少しでも高くなると光透過率が急激
に低下するため、その倍率係数γは例えば図4中の二点
鎖線で示すようにトナー像濃度に関係なく閾値を越えた
段階である一定の値になるように設定するとよい。
【0037】更に、この実施例においては、第二露光時
の光量を大きくする手段としてパルス変調と強度変調を
例示したが、1色目トナー像がソリッドなどの画素が連
続する画像である場合には、露光時間を長くするパルス
変調を適用することが好ましい。また、1色目トナー像
が細線などのように数画素からなる画像である場合に
は、露光時間を長くしても除電効果があまり得られない
ため露光強度を大きくする強度変調を適用することが好
ましい。
の光量を大きくする手段としてパルス変調と強度変調を
例示したが、1色目トナー像がソリッドなどの画素が連
続する画像である場合には、露光時間を長くするパルス
変調を適用することが好ましい。また、1色目トナー像
が細線などのように数画素からなる画像である場合に
は、露光時間を長くしても除電効果があまり得られない
ため露光強度を大きくする強度変調を適用することが好
ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第二露光工程において、1色目トナー像の存在する露光
領域が1色目トナー像の存在しない露光領域よりも相対
的に大きな光量となるような露光がなされるため、1色
目トナー像の有無に関係がなく十分な大きさの井戸電位
を確保することができ、これにより、トナーの飛び散り
や混色の発生がない高画質の2色画像を得ることができ
る。しかも、上記の十分な井戸電位を確保するために、
感光体に対してストレスとなる過度の帯電を行う必要が
ない。
第二露光工程において、1色目トナー像の存在する露光
領域が1色目トナー像の存在しない露光領域よりも相対
的に大きな光量となるような露光がなされるため、1色
目トナー像の有無に関係がなく十分な大きさの井戸電位
を確保することができ、これにより、トナーの飛び散り
や混色の発生がない高画質の2色画像を得ることができ
る。しかも、上記の十分な井戸電位を確保するために、
感光体に対してストレスとなる過度の帯電を行う必要が
ない。
【0039】また、1色目トナー像の存在する露光領域
の光量をさらに1色目トナー像の濃度に応じて調整した
場合には、飛び散りや混色の発生がない高画質の2色画
像をより的確に得ることができる。
の光量をさらに1色目トナー像の濃度に応じて調整した
場合には、飛び散りや混色の発生がない高画質の2色画
像をより的確に得ることができる。
【図1】 本発明の2色画像形成装置の構成を示す概略
図である。
図である。
【図2】 画像信号処理手段と光量制御手段の構成を機
能的に示すブロック図である。
能的に示すブロック図である。
【図3】 2色画像形成時の主な工程を示すもので、そ
の各工程における電位関係等を示す説明図である。
の各工程における電位関係等を示す説明図である。
【図4】 1色目トナー像の濃度と第二露光光量の倍率
係数との関係を示す相関図である。
係数との関係を示す相関図である。
【図5】 従来装置による2色画像形成時の主な工程を
示すもので、その各工程における電位関係等を示す説明
図である。
示すもので、その各工程における電位関係等を示す説明
図である。
【符号の説明】 1…感光体、3…第一露光ユニット、4…第一現像器、
5…第二露光ユニット、6…第二現像器、12…記録
材、30…光量制御手段、BG1…1色目トナー像の存
在する露光領域、BG2…1色目トナー像の存在しない
露光領域。
5…第二露光ユニット、6…第二現像器、12…記録
材、30…光量制御手段、BG1…1色目トナー像の存
在する露光領域、BG2…1色目トナー像の存在しない
露光領域。
Claims (2)
- 【請求項1】 感光体に対して反転現像により1色目ト
ナー像を形成した後に正規現像により2色目トナー像を
続けて形成し、それら2色のトナー像を記録材に一括転
写して2色画像を形成する2色画像形成装置において、 2色目トナー像の静電潜像を形成するため感光体表面に
非画像部露光を行う第二露光手段の露光条件について、
1色目トナー像の存在する露光領域の光量が1色目トナ
ー像の存在しない露光領域の光量よりも大きくなるよう
に制御する光量制御手段を設けたことを特徴とする2色
画像形成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、光量制御
手段が、1色目トナー像の存在する露光領域の光量をさ
らに1色目トナー像の濃度に応じて調整することを特徴
とする2色画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7085048A JPH08286465A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 2色画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7085048A JPH08286465A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 2色画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08286465A true JPH08286465A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13847797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7085048A Pending JPH08286465A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 2色画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08286465A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072335A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-03-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP7085048A patent/JPH08286465A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006072335A (ja) * | 2004-08-03 | 2006-03-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP4732052B2 (ja) * | 2004-08-03 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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