JPH08285117A - 電磁弁ブロックの配電器 - Google Patents

電磁弁ブロックの配電器

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JPH08285117A
JPH08285117A JP7116356A JP11635695A JPH08285117A JP H08285117 A JPH08285117 A JP H08285117A JP 7116356 A JP7116356 A JP 7116356A JP 11635695 A JP11635695 A JP 11635695A JP H08285117 A JPH08285117 A JP H08285117A
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case terminal
housing
case
valve block
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Toshihiko Kawamura
寿彦 川村
Toru Fujita
徹 藤田
Kozo Haneda
弘三 羽根田
Satoshi Sugiyama
聡 杉山
Hiroyuki Dekita
博之 出来田
Mitsuo Terajima
光雄 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁弁ブロックの電気的な接続部材の部品点数
の低減を図ること。 【構成】電磁弁ブロック50は、内部にマスタシリンダ
M/C(図示せず)と各ホイールシリンダWC/FL 、WC/F
R 、WC/RL 、WC/RR (図示せず)とを接続する油圧回路
が形成されたハウジング1と、ハウジング1に組付けら
れた増圧電磁弁17a〜20a及び減圧電磁弁17b〜
20bと、ハウジング1と共に増圧電磁弁17a〜20
a及び減圧電磁弁17b〜20bを収納するケース2
と、増圧電磁弁17a〜20a及び減圧電磁弁17b〜
20bと外部との電気的接続のために所定の部位が折り
曲げられて階層的に立体的に形成されたケースターミナ
ル3と、ケース2及びケースターミナル3との保護を行
うカバー6とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用アンチスキッド
装置、トラクション制御装置、或いは航空機用アンチス
キッド装置等の各種装置に用いられる電磁弁ブロックの
配電器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁弁ブロックでは、例
えば、特開昭63−180550号公報に開示されてい
るように、接続ピン、フレキシブルワイヤ及びピンプラ
グ等を介して電磁弁のソレノイドとコネクタのターミナ
ルとの電気的な接続を行うようにした装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示される装置では、電磁弁のソレノイドをコネクタのタ
ーミナルに接続するための部品点数が多く、その構造が
複雑となるために、装置の小型軽量化が困難となり、製
造コストが高くなるという問題がある。また、その装置
は、電気的な接続部分が多いために、信頼性に欠け、組
付けの作業性も良くない。
【0004】従って、本発明の目的は、電磁弁ブロック
の電気的な接続部材の部品点数の低減を図ると共に、電
気的な接続構造をより簡易なものとし、小型軽量化並び
に低コスト化された装置を提供すると共に、信頼性の高
い電磁弁ブロックを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の構成は、複数の電磁弁と、その複数の電磁
弁を内部に収納するハウジングと、そのハウジング内に
収納された電磁弁と外部との電気的接続を行うべく、ハ
ウジング内に配設された電気的接続部材とを備えた電磁
弁ブロックにおける配電器であって、少なくとも電気的
接続部材の一部を階層的に配設し、その電気配線構造が
立体的に形成されたことを特徴とする。
【0006】また、第二の発明の構成は、電気的接続部
材は、所定の形状に成形された1枚のプレート部材から
構成され、そのプレート部材の一部をプレート部材の他
の部分とほぼ平行になるまで折り曲げることにより、そ
の電気配線構造が立体的に形成されたことを特徴とす
る。
【0007】第三の発明の構成は、電気的接続部材は、
ハウジング内に配設された後に、所定の部位が切り離さ
れ、電気的接続に必要な箇所のみ接続されたことを特徴
とする。
【0008】第四の発明の構成は、電磁弁ブロックは、
さらに、ハウジングに隣接して、ポンプを駆動させるモ
ータが取り付けられ、電気的接続部材は、電磁弁及びモ
ータと外部との電気的接続を行うべく、ハウジング内に
配設されたことを特徴とする。
【0009】
【作用及び効果】上記構成から成る本発明の第一の作用
は、少なくとも電気的接続部材の一部を階層的に配設
し、その電気配線構造を立体的に形成することであり、
その効果は、電気的接続に要する部品点数を削減するこ
とができ、電磁弁ブロックの小型軽量化、低コスト化を
実現することができることである。(請求項1)
【0010】第二の作用は、電気的接続部材を、所定の
形状に成形された1枚のプレート部材で構成し、そのプ
レート部材の一部をプレート部材の他の部分とほぼ平行
になるまで折り曲げることにより、その電気配線構造を
立体的に形成することであり、その効果は、電気的接続
部材を1枚のプレートで構成できるため、電気的接続の
ために接続ピン、フレキシブルワイヤ、ピンプラグ等を
必要とせず、電磁弁ブロックのより小型軽量化、低コス
ト化を実現することができることである。さらに、組付
けの作業性も向上すると共に、装置の信頼性も向上させ
ることができる。(請求項2)
【0011】第三の作用は、電気的接続部材をハウジン
グ内に配設した後に、所定の部位を切り離し、電気的接
続に必要な箇所のみ接続することであり、その効果は、
組付けの作業性並びに装置の小型軽量化がより向上する
ことである。(請求項3)
【0012】第四の作用は、ハウジングに隣接して、ポ
ンプを駆動させるモータを取り付け、電気的接続部材を
電磁弁及びモータと外部との電気的接続を行うようにハ
ウジング内に配設することであり、その効果は、電磁弁
ブロックとモータとが一体的に構成されたアクチュエー
タ等を小型軽量化することができることである。(請求
項4)
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1〜図3は、本発明の実施例である電磁弁ブ
ロック50を車両用アンチスキッド装置のアクチュエー
タ100に適用した場合の構成を示したものであり、図
1が正面図を、図2が右側面図を、図3が平面図をそれ
ぞれ示している。アンチスキッド装置は、図8に油圧回
路構成を示すが、当該車両に設けられたマスタシリンダ
M/Cと左右前輪(FL及びFR)及び左右後輪(RL及びR
R)に設けられた各ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FR、W
/C-RL、W/C-RRとの間に上記アクチュエータ100を介
装して構成されている。
【0014】図1〜図3に示されるように、アクチュエ
ータ100は、主として、内部にマスタシリンダM/C
(図8参照)と各ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FR、W/
C-RL、W/C-RR(図8参照)とを接続する油圧回路が形成
されたハウジング1(ハウジングに相当)と、増圧電磁
弁17a〜20a及び減圧電磁弁17b〜20b(電磁
弁に相当)と、外部との接続のためのコネクタC1及び
C2と、ハウジング1と共にその内部に増圧電磁弁17
a〜20a及び減圧電磁弁17b〜20bを収納するケ
ース2(ハウジングに相当)と、増圧電磁弁17a〜2
0a及び減圧電磁弁17b〜20bとモータMとコネク
タC1及びC2との電気的接続のためのケースターミナ
ル3(電気的接続部材に相当)と、ケース2及びケース
ターミナル3との保護を行うカバー6と、ブレーキ油圧
を加圧するためのポンプを駆動させるモータM(モータ
に相当)と、モータMにより駆動し、ブレーキ油圧を加
圧するポンプP1及びP2(図示せず)と、リザーバR
1及びR2と、リザーバR1及びR2を収納するリザー
バケース4とから構成されている。
【0015】上記構成のうち、ハウジング1とケース2
とケースターミナル3と増圧電磁弁17a〜20a及び
減圧電磁弁17b〜20bとカバー6とで電磁弁ブロッ
ク50が構成されている。増圧電磁弁17a〜20a
は、それぞれ主として、ソレノイドユニット17as〜
20asとバルブユニット17av〜20avとから構
成されている。同様に、減圧電磁弁17b〜20bは、
それぞれ主として、ソレノイドユニット17bs〜20
bsとバルブユニット17bv〜20bvから構成され
ている。
【0016】ハウジング1にはマスタシリンダM/C及
び各ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FR、W/C-RL、W/C-RR
との接続のために、MCポート31(FR、RL系)、32
(FL、RR系)及びFLポート33、FRポート36、R
Lポート35、RRポート34が設けられている。MC
ポート31、32は、マスタシリンダM/Cのアウトレ
ットポートに接続され、また、FLポート33、FRポ
ート36、RLポート35、RRポート34はそれぞれ
ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FR、W/C-RL、W/C-RRに接
続されている(図8参照)。
【0017】以下、図1〜図3の構造図及び図8の油圧
回路図に基づいて、アクチュエータ100の機能を説明
する。ハウジング1内には、MCポート31とFRポー
ト36及びRLポート35とをそれぞれ接続するブレー
キパイプライン41a、41bが設けられ、また、MC
ポート32とFLポート33及びRRポート34を接続
するブレーキパイプライン41c、41dが設けられて
いる。これらブレーキパイプライン41a〜41dを介
して、ブレーキペダルBPの踏み込み時に、増圧電磁弁
17a〜20aの開弁下にて、マスタシリンダM/Cか
らのブレーキ油圧が各ホイールシリンダW/C-FL、W/C-F
R、W/C-RL、W/C-RRに加圧される。
【0018】その他に、ハウジング1内には、増圧パイ
プライン43a、43bと減圧パイプライン42a〜4
2dが形成されている。増圧パイプライン43aによ
り、モータMの駆動に伴い、ポンプP1が作動すると、
リザーバR1からの作動油がブレーキ油圧としてダンパ
D1を通り、ブレーキパイプライン41a、41bに加
圧される。また、増圧パイプライン43bにより、モー
タMの駆動に伴い、ポンプP1が作動すると、リザーバ
R2からの作動油がブレーキ油圧としてダンパD2を通
り、ブレーキパイプライン41c、41dに加圧され
る。このことは各ブレーキパイプライン41a〜41d
を介して、増圧電磁弁17a〜20aの開弁下にて、各
ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FR、W/C-RL、W/C-RRへの
ブレーキ油圧を増圧させることを意味する。
【0019】一方、減圧パイプライン42a、42bに
より、各ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FRへの油圧が減
圧電磁弁17b、18bの開弁下にてリザーバR1内に
開放される。また、減圧パイプライン42c、42dに
より、各ホイールシリンダW/C-RL、W/C-RRへの油圧が減
圧電磁弁19b、20bの開弁下にてリザーバR2内に
開放される。このことは、減圧パイプライン42a〜4
2dを介して減圧電磁弁17b〜20bの開弁下にて各
ホイールシリンダW/C-FL、W/C-FR、W/C-RL、W/C-RRへの
ブレーキ油圧を減圧させることを意味する。
【0020】電磁弁ブロック50の構成について説明す
る。電磁弁ブロック50の構成要素のうち、ケース2
は、絶縁性を有する樹脂材にて成形され、その前面2a
はケース6と、その背面2bはハウジング1と当接さ
れ、ケース2とハウジング1とは複数のスクリュー5に
て締着されている。ハウジング1には、増圧パイプライ
ン43a、43bのそれぞれ対応する位置に形成された
増圧電磁弁収納部7ah〜10ah(図示せず)及び減
圧パイプライン42a〜42dのそれぞれ対応する位置
に形成された減圧電磁弁収納部7bh〜10bh(図示
せず)が設けられている。
【0021】ここで、ケース2の正面図を図4に、ケー
ス2に増圧電磁弁17a〜20aのソレノイドユニット
17as〜20as及び減圧電磁弁17b〜20bのソ
レノイドユニット17bs〜20bsを取り付けた背面
図を図5にそれぞれ示す。ケース2の前面2aには、ケ
ースターミナル3が配置されている。ケース2の背面2
bには、ハウジング1の増圧電磁弁収納部7ah〜10
ah及び減圧電磁弁収納部7bh〜10bhのそれぞれ
に対応する位置に、増圧電磁弁17a〜20aのバルブ
ユニット収納部7ac〜10ac及び減圧電磁弁17b
〜20bのバルブユニット収納部7bc〜10bcが設
けられている。
【0022】ケース2のバルブユニット収納部7ac〜
10ac及び7bc〜10bcのそれぞれには、増圧電
磁弁17a〜20aのソレノイドユニット17as〜2
0as及び減圧電磁弁17b〜20bのソレノイドユニ
ット17bs〜20bsが取り付けられると共に、増圧
電磁弁17a〜20aのバルブユニット17av〜20
av及び減圧電磁弁17b〜20bのバルブユニット1
7bv〜20bvが組み付けられる。これにより、増圧
電磁弁17a〜20a及び減圧電磁弁17b〜20b
は、それぞれ所定の位置に配置され、ハウジング1及び
ケース2の内部に収納される。尚、図4、図5に見られ
る網かけ部分は、ケースターミナル3の切り取り部位を
示しており、ケースターミナル3をケース2の所定の位
置に接続部位を配置した後に、切り取り部位を切り取る
ことによって、電気的接続を必要とする部位間の電気的
接続が可能となる。
【0023】次に、増圧電磁弁17a〜20a及び減圧
電磁弁17b〜20bとケースターミナル3との電気的
接続方法及び組付け方法について以下に説明する。図7
(a)は、図4のF−G−H−I断面の断面図を示した
ものであり、減圧電磁弁収納部9bcに収納された減圧
電磁弁19bのソレノイドユニット19bsを例にとっ
て説明する。。ソレノイドユニット19bsは、右端に
一対のソレノイドターミナル19btが設けられてい
る。また、ソレノイドユニット19bsには、位置決め
穴21が設けられており、この位置決め穴21を図面下
方に向け、ソレノイドターミナル19btの中心線をケ
ースターミナル3の中心線に対して時計回りに所定の角
度だけ回転させ、図7(a)のE方向より減圧電磁弁収
納部9bに挿入される(図7(b)参照)。
【0024】次に、ソレノイドユニット19bsのソレ
ノイドターミナル19btを除く右端面をケースリブ2
cに押しつけた状態で、ソレノイドユニット19bsの
位置をキープし、ソレノイドターミナル19btをケー
ス2に立体的に配置されたケースターミナル3に対して
溶接を行う(図7(c)参照)。上記方法により、減圧
電磁弁19bとケースターミナル3との電気的に接続す
ることができる。
【0025】ケースターミナル3は、プレス打ち抜きさ
れた1枚の導電性プレートの所定の部位が折り曲げられ
て階層的に立体的に構成されたものであり、増圧電磁弁
17a〜20a及び減圧電磁弁17b〜20bとコネク
タC1及びC2とモータMとの間の電気的な接続機能を
有する。図6は、ケースターミナル3の構造を示したも
のであり、その平面図を(a)に、正面図を(b)にそ
れぞれ示す。ケースターミナル3は、1枚のプレートで
はあるが、所定の部位が折り曲げられて、階層的に立体
的に形成されている。
【0026】例えば、折り曲げ部3aでは、図中の左端
よりケースターミナル3の基準面としてのケースターミ
ナル基準面3pに対して、下方向((b)図参照)にほ
ぼ直角に折り曲げられた後に、ケースターミナル基準面
3pに対して平行に形成される。図6(a)に折り曲げ
部3aにより形成された部位を斜線領域にて示すが、折
り曲げ部3aにより形成された部位は、ケースターミナ
ル基準面3pの下側に配置されるためにケースターミナ
ル基準面3pと接触することなく、所定の位置に配置さ
れる。
【0027】同様に、折り曲げ部3bでは、図中の左端
よりケースターミナル基準面3pに対して上方向
((b)図参照)にほぼ直角に折り曲げられた後に、ケ
ースターミナル基準面3pに対して平行に形成される。
これにより、折り曲げ部3bを介した接続部位は、折り
曲げ部3aを介した接続部位と接触することなく、所定
の位置に配置される。折り曲げ部3cでは、図6(a)
の下側よりケースターミナル基準面3pに対して上方向
((b)参照)にほぼ直角に折り曲げられた後にケース
ターミナル基準面3pに対して平行に形成される。これ
により、折り曲げ部3cを介した接続部位は、折り曲げ
部3a、3bを介したそれぞれの接続部位と接触するこ
となく、所定の位置に配置される。
【0028】次に、ケースターミナル3を上記に示され
るように折り曲げて、モータMのプラス端子M+との電
気的接続を行うケースターミナル3のモータ接続部3m
の形成方法について、図6(a)及び(b)を用いて説
明する。まず、折り曲げ部3aにより折り曲げられてケ
ースターミナル基準面3pの下側に配置された部分に対
して、折り曲げ部3dを設け、ケースターミナル基準面
3pに対して、ケースターミナル基準面3pの下側に配
置されたケースターミナル3をほぼ直角上方に折り曲げ
る。これにより、ケースターミナル3をケースターミナ
ル基準面3pの下側からケースターミナル基準面3pの
上側に配置することができる。
【0029】この後、折り曲げ部3eを設け、ケースタ
ーミナル基準面3pに平行な平面内でケースターミナル
3を所定の形状(図6では、くの字形状)に折り曲げ
て、モータ接続部3mを形成することができる。このよ
うにして、モータ接続部3mをケースターミナル3のほ
ぼ中央で、ケースターミナル基準面3pの上側に形成す
ることができる。上記方法によって形成されたケースタ
ーミナル3のモータ接続部3mとモータMのプラス端子
M+とは、他の接続部位と接触することなく、良好に電
気的に接続することができる(図1参照)。尚、本実施
例では、モータMのマイナス側は、図1に示されるマイ
ナス端子M−の箇所からケース2に流れる構成とした。
【0030】上記に示されるように、ケースターミナル
3の所定の部位を折り曲げて階層的に立体的に形成し、
ケースターミナル3の電気的接続部位をケース2の所定
の位置に配置した後、ケースターミナル3の所定の部位
(図4、図5に示される切り取り部)を切り離すことに
より、ケースターミナル3を介して増圧電磁弁17a〜
20a及び減圧電磁弁17b〜20bとコネクタC1及
びC2とモータMとの間の電気的接続に必要な箇所のみ
接続を行うことができる。
【0031】また、ケースターミナル3の所定の箇所を
折り曲げ、ケースターミナル3を階層的に立体的に形成
することにより、ケースターミナル3の複数の接続部位
を互いに接触させることなく、所定の位置に配置させる
ことができる。この階層的に立体的に形成されたケース
ターミナル3を用いることにより、電磁弁ブロック50
の電気的接続を必要とする箇所にケースターミナル3を
配置することができ、該当箇所の電気的接続を十分に行
うことができる。
【0032】このように、ケースターミナル3を1枚の
プレートにて構成し、所定の部位を折り曲げて階層的に
立体的に形成することにより、従来のように電気的接続
のために接続ピン、フレキシブルワイヤ、ピンプラグ等
を必要といないため、電磁弁ブロック50の小型軽量化
を可能とすると共に、低コスト化を実現することができ
る。また、電気的接続に要する部品点数を少なくするこ
とができるために、電磁弁ブロック50の組付けの作業
性が向上すると共に、信頼性も向上させることができ
る。
【0033】上記実施例では、ケースターミナル3を1
枚のプレートで構成したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、ケースターミナル3を複数の部品で構成
し、その一部の所定の箇所を折り曲げて用いても、十分
に効果がある。また、上記実施例では、ケース2にケー
スターミナル3を配置した後に、所定の部位を切り離し
て、電気的接続を行う構成としたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、ケースターミナル3は、予めプ
レス打ち抜きされたプレートを折り曲げてケース2に組
付ける構成としてもよく、予め所定の部位が切り離され
たケースターミナル3を用いた構成としてもよい。尚、
本実施例では、電磁弁ブロック50とモータMとが一体
的に構成されるものとして説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、電磁弁ブロック50とモータ
Mとを別体で構成してもよく、モータMを用いない構成
としてもよい。
【0034】上記に示されるように本発明によれば、少
なくとも電気的接続部材の一部を階層的に配設し、その
電気配線構造を立体的に形成することにより、電気的接
続に要する部品点数を削減することができ、電磁弁ブロ
ックの小型軽量化、低コスト化を実現することができ
る。また、電気的接続部材を、所定の形状に成形された
1枚のプレート部材から構成し、そのプレート部材の一
部をプレート部材の他の部分とほぼ平行になるまで折り
曲げて、その電気配線構造を立体的に形成することによ
り、電気的接続部材を1枚のプレートで構成できる。こ
のことより、電気的接続のために接続ピン、フレキシブ
ルワイヤ、ピンプラグ等を必要とせず、部品点数をより
軽減させることができるため、電磁弁ブロックの小型軽
量化、低コスト化を実現することができる。この部品点
数の削減により、電磁弁ブロックの組付けの作業性が向
上すると共に、信頼性も向上させることができる。さら
に、電気的接続部材を、ハウジング内に配設された後
に、所定の部位を切り離し、電気的接続に必要な箇所の
み接続することにより、組付けの作業性並びに装置の小
型軽量化をより向上させることができる。加えて、ハウ
ジングに隣接して、ポンプを駆動させるモータを取り付
け、電気的接続部材を電磁弁及びモータと外部との電気
的接続を行うようにハウジング内に配設することによ
り、電磁弁ブロックとモータとが一体的に構成されたア
クチュエータ等を小型軽量化することができる。
【0035】尚、上記実施例では、本発明による電磁弁
ブロック50をアンチスキッド装置に適用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、トラクション制御装置、或いは、航空機用
アンチスキッド装置など電磁弁を用いる装置であれば適
用対象としてよく、その適用対象は限定しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第一実施例の構成を示した正面
図。
【図2】本発明に係わる第一実施例の構成を示した右側
面図。
【図3】本発明に係わる第一実施例の構成を示した平面
図。
【図4】本発明に係わる第一実施例におけるケースの構
成を示した平面図 。
【図5】本発明に係わる第一実施例におけるケースの構
成を示した正面図 。
【図6】ケースターミナルの構造を示した平面図(a)
及び正面図(b)。
【図7】ケース組み立ての断面構造を示した構造図
(a)、ケースターミナル及びソレノイドターミナルの
詳細図(b)及びケースターミナルとソレノイドターミ
ナルとの接続構造を示した構造図(c)。
【図8】本発明に係わる第一実施例における油圧回路の
構成を示した回路図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 ケース 3 ケースターミナル 4 リザーバケース 5 スクリュー 6 カバー 17a〜20a 増圧電磁弁 17b〜20b 減圧電磁弁 50 電磁弁ブロック 100 アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 聡 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 出来田 博之 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 寺島 光雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電磁弁と、 前記複数の電磁弁を内部に収納するハウジングと、 前記ハウジング内に収納された前記電磁弁と外部との電
    気的接続を行うべく、前記ハウジング内に配設された電
    気的接続部材とを備えた電磁弁ブロックにおける配電器
    であって、 少なくとも前記電気的接続部材の一部を階層的に配設
    し、その電気配線構造が立体的に形成されたことを特徴
    とする電磁弁ブロックの配電器。
  2. 【請求項2】前記電気的接続部材は、所定の形状に成形
    された1枚のプレート部材から構成され、 前記プレート部材の一部を前記プレート部材の他の部分
    とほぼ平行になるまで折り曲げることにより、その電気
    配線構造が立体的に形成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の電磁弁ブロックの配電器。
  3. 【請求項3】前記電気的接続部材は、前記ハウジング内
    に配設された後に、所定の部位が切り離され、電気的接
    続に必要な箇所のみ接続されたことを特徴とする請求項
    2に記載の電磁弁ブロック。
  4. 【請求項4】前記電磁弁ブロックは、さらに、 前記ハウジングに隣接して、ポンプを駆動させるモータ
    が取り付けられ、 前記電気的接続部材は、前記電磁弁及び前記モータと外
    部との電気的接続を行うべく、前記ハウジング内に配設
    されたことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁ブロッ
    ク。
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