JPH0828437B2 - 圧電部品の製造方法 - Google Patents

圧電部品の製造方法

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JPH0828437B2
JPH0828437B2 JP62331247A JP33124787A JPH0828437B2 JP H0828437 B2 JPH0828437 B2 JP H0828437B2 JP 62331247 A JP62331247 A JP 62331247A JP 33124787 A JP33124787 A JP 33124787A JP H0828437 B2 JPH0828437 B2 JP H0828437B2
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JP
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opening
curable resin
ultraviolet curable
resin
case
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正明 土谷
直樹 松浦
保雄 若平
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧電部品の製造方法に係り、特に紫外線硬
化樹脂を用いて、開口部のみをシールする圧電部品の製
造方法に関するものである。
〔従来技術〕
第2図(a)及び(b)は、従来の圧電フィルタを示
す正断面図及び側断面図である。図に示した圧電フィル
タ1では、圧電装置として拡がり振動素子2が使用され
ている。上記拡がり振動素子2は、開口部3を有する箱
状のケース4に収納され、拡がり振動を阻止しないよう
に画面からバネ部材を兼ねる電極5,5によって支持され
ている。
上記電極5,5の端部は、前記開口部3から外部に突出
し、リード端子6a,6b,6cを構成している。
上記のような圧電フィルタ1では、拡がり振動素子2
の部分に湿気やごみが入ることを防止するため、上記開
口部3の部分をシールする必要がある。そのため、従来
は上記開口部3にエポキシ系の樹脂を充填してシールし
ていたが、硬化時間の短縮やコストダウンのために、近
年は紫外線硬化樹脂7によるシールが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の製造方法では、上記開口部3にそ
の容積とほぼ等しい量の紫外線硬化樹脂7を一度に注入
し、紫外線をあてて硬化させるものであったため、次の
ような問題点があった。
即ち、開口部3に一度に注入される紫外線硬化樹脂7
の量が比較的多いため、樹脂注入後、上方から紫外線を
照射しても紫外線が紫外線硬化樹脂7の内部に十分に入
り込まず、その為、紫外線硬化樹脂7の表面部のみが硬
化し、内部は未硬化のまま残る。
このように紫外線硬化樹脂7内に未硬化の部分がある
と、樹脂の強度が弱く、リード端子6a〜6cに外力がか
かることにより、紫外線硬化樹脂7にクラックが生じや
すくなる。
また、開口部3の底の部分に発生した未硬化の樹脂
は、リード端子6a,6b,6cを伝って圧電フィルタ1の内
部にまで浸み込み、拡がり振動素子2に付着して、その
特性に変化を与えるという問題点もある。
従って、本発明が目的とするところは、上記のような
圧電部品の開口部に注入される紫外線硬化樹脂を、その
内部まで硬化せしめて未硬化部分の発生を阻止し、以っ
てシール用樹脂の強度増大及びケース内へのシール用樹
脂の流れ込みを防止することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる
手段は、開口部を有するケース内にバネ部材を兼ねる電
極によって支持された振動素子が配置されると共に、上
記開口部から上記電極につながる端子が導出されてなる
圧電部品の製造方法において、上記ケース内に上記振動
素子及び電極を収納後、上記開口部のみに1回の紫外線
照射により十分に硬化し得る程度の量の紫外線硬化樹脂
を注入した後紫外線を照射して上記紫外線硬化樹脂を十
分に硬化させる注入・硬化工程を複数回繰り返し、ケー
ス内の上記開口部のみを上記紫外線硬化樹脂により封止
するようにしたことを特徴とする圧電部品の製造方法で
ある。
〔作用〕
ケース内の開口部に1回の紫外線照射により十分に硬
化する程度の少量の樹脂を注入した後紫外線照射して上
記紫外線硬化樹脂を十分に硬化させる注入・硬化工程を
複数回繰り返すので、一回に注入された樹脂に対する紫
外線の照射が十分に行われ、樹脂が十分に硬化した後
に、その上に更に新しい樹脂が注入されて、これが再度
硬化する。
従って、開口部内に充填された紫外線硬化樹脂が全体
的に十分硬化し、未硬化の部分が生じないので、紫外線
硬化樹脂の強度が増大し、またケース内に未硬化の樹脂
が流れ込むといった不都合も回避される。
〔実施例〕
続いて第1図を参照して本発明を具体化した実施例に
付き説明し、本発明の理解に供する。
ここに第1図は第2図に示した圧電フィルタ1と同様
の圧電フィルタに、紫外線硬化樹脂を注入する手順を示
すもので、同図(a)及び(b)は第2図(a)と同様
の正断面図である。
尚、以下の実施例において、第2図に示した従来の圧
電フィルタを構成する要素と共通の要素には、同一の符
号を使用する。
尚、以下の実施例は本発明を具体化した一例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
この実施例では、第1図(a)に示すように、ケース
4内に拡がり振動素子2及び電極5,5を有するリード端
子6a,6b,6cを図示の如く挿入し、リード端子6a,6b,6c
を開口部3から突出させた状態で、まず少量の紫外線硬
化樹脂7aを注入する。そして、上記紫外線硬化樹脂7a
に対して上方より紫外線を照射する。
これにより、上記少量の紫外線硬化樹脂7aがまず硬
化する。このように、1回に注入される紫外線硬化樹脂
7aの量は、紫外線照射により完全に硬化する程度の比較
的少量であるため、照射された紫外線が紫外線硬化樹脂
a全体に浸透し、未硬化部分を残さず、全体的に早期
に硬化する。
次に上記開口部3の紫外線硬化樹脂7aが注入されて
いないスペースに、更に第1図(b)に示す如く、紫外
線硬化樹脂7bを注入する。この場合の後から注入され
た紫外線硬化樹脂7bも比較的少量であるため、その上
方から紫外線を照射することにより、紫外線が十分に樹
脂内部まで透過され、未硬化の部分を生じない。
従って、第1図(b)に示すように、開口部3内に充
填された紫外線硬化樹脂7a,7bが共に十分に硬化した状
態の製品が得られるので、紫外線硬化樹脂7a及び7b
強度が増大し、且つリード端子6a〜6cを伝ってケース
4内に流れ込むような不都合も回避される。
〔発明の効果〕
本発明は以上述べたように、開口部を有するケース内
にバネ部材を兼ねる電極によって支持された振動素子が
配置されると共に、上記開口部から上記電極につながる
端子が導出されてなる圧電部品の製造方法において、上
記ケース内に上記振動素子及び電極を収納後、上記開口
部のみに1回の紫外線照射により十分に硬化し得る程度
の量の紫外線硬化樹脂を注入した後紫外線を照射して上
記紫外線硬化樹脂を十分に硬化させる注入・硬化工程を
複数回繰り返し、ケース内の上記開口部のみを上記紫外
線硬化樹脂により封止するようにしたことを特徴とする
圧電部品の製造方法であるから、一度に大量の紫外線硬
化樹脂を注入する場合のように、樹脂内部に未硬化の部
分が生じる恐れがなく、従ってシール部分の強度が増大
し、且つ紫外線硬化樹脂が圧電部品の内部にまで流れ込
んで、圧電部品の特性に悪影響を及ぼすといった問題点
も解消された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る製造方法の一手順を示
すためのもので、同図(a)及び(b)はそれぞれ圧電
フィルタの正断面図、第2図(a)及び(b)は従来の
圧電フィルタの正断面図及び側断面図である。 〔符号の説明〕 1……圧電フィルタ 2……拡がり振動素子 3……開口部 4……ケース 5……電極 6a,6b,6c……リード端子 7a,7b……紫外線硬化樹脂。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−4510(JP,A) 特開 昭49−37589(JP,A) 特開 昭60−176316(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有するケース内にバネ部材を兼ね
    る電極によって支持された振動素子が配置されると共
    に、上記開口部から上記電極につながる端子が導出され
    てなる圧電部品の製造方法において、上記ケース内に上
    記振動素子及び電極を収納後、上記開口部のみに1回の
    紫外線照射により完全に硬化し得る程度の量の紫外線硬
    化樹脂を注入した後紫外線を照射して上記紫外線硬化樹
    脂を十分に硬化させる注入・硬化工程を複数回繰り返
    し、ケース内の上記開口部のみを上記紫外線硬化樹脂に
    より封止するようにしたことを特徴とする圧電部品の製
    造方法。
JP62331247A 1987-12-25 1987-12-25 圧電部品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0828437B2 (ja)

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JPH01171250A JPH01171250A (ja) 1989-07-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS634510A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 アイシン精機株式会社 電気,電子部品の封止方法

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JPH01171250A (ja) 1989-07-06

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