JP3196515B2 - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents

液晶パネルの製造方法

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JP3196515B2 JP19975794A JP19975794A JP3196515B2 JP 3196515 B2 JP3196515 B2 JP 3196515B2 JP 19975794 A JP19975794 A JP 19975794A JP 19975794 A JP19975794 A JP 19975794A JP 3196515 B2 JP3196515 B2 JP 3196515B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスプレイ装置等に
用いられる液晶パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルの製造方法においては、例え
ば図3に示すように、共にガラス基板からなる上基板1
と下基板2の互いの対向する面に表示パターンを形成す
る電極3が設けられ、これらに配向膜(図示せず)が塗
布される。さらにこれらの基板1、2にラビング処理が
施され、このラビング処理された基板1、2の互いの対
向する面の一方に所定の形状でシール剤4が印刷され
る。
【0003】そしてこれらの基板1、2が重ね合わさ
れ、アライメントされると共に、このアライメントされ
た状態で所定のギャップが形成される。この状態でシー
ル剤4に加熱または所定の紫外線が照射されてシール剤
4が硬化される。さらに形成されたギャップに所定の液
晶(図示せず)が注入され、シール剤4の開口部が封止
された後に、熱処理されて液晶パネルが製造される。
【0004】ところがこのような液晶パネルの製造方法
において、従来のプロセスでは、基板1、2がアライメ
ントされ、所定の圧力が基板1、2に加えられて所定の
ギャップが形成され、この状態で同時にシール剤4に加
熱または所定の紫外線が照射されてシール剤4の硬化が
行われるようにされていた。
【0005】このため、上述のプロセスでは、シール剤
4が加圧状態のまま硬化されることになり、加圧による
歪みを内部応力として残したまま上下基板が固定され、
後日に問題を生じる恐れがある。
【0006】また、シール剤4として例えば紫外線硬化
型樹脂を使用していた場合には、基板の温度上昇を抑え
るために、紫外線の照射レベルを低く設定する必要があ
り、その分照射時間が長く必要になって、生産性が悪化
してしまうものであった。
【0007】さらに、シール剤4として例えば熱硬化型
樹脂を使用していた場合には、シール剤以外に仮止め用
の紫外線硬化樹脂を必要とし、仮止め部としてのスペー
スが必要となるために、基板のサイズ等に制約を生じて
しまう恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような
点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問
題点は、従来のプロセスではシール剤が加圧状態のまま
硬化され、加圧による歪みを内部応力として残したまま
上下基板が固定される。またシール剤として紫外線硬化
型樹脂を使用していた場合には、紫外線の照射レベルを
低く設定する必要があり、その分照射時間が長く必要に
なって生産性が悪化してしまう。さらにシール剤として
熱硬化型樹脂を使用していた場合には、シール剤以外に
仮止め用の紫外線硬化樹脂を必要とし、基板のサイズ等
に制約を生じてしまうというものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、パターニングされた後に配向膜が塗布され、ラビン
グされた上下のガラス基板1、2に所定の形状で少なく
とも紫外線で硬化されるシール剤4を印刷し、このシー
ル剤4の印刷されたガラス基板1、2に対して、上記ガ
ラス基板1、2を重ね合わせて所定の小さい圧力を加え
た状態でアライメントを行う工程(A)と、その後、上
記重ね合わされたガラス基板1、2に所定の大きい圧力
を加えて上記上下のガラス基板1、2間に所定のギャッ
プを形成する工程(B)と、その後、上記圧力を除くと
共に短時間で上記印刷されたシール剤4の所定部に比較
的強い紫外線を短時間スポット照射(光ファイバ10)
して上記シール剤4の所定部(仮止め部分11)を硬化
させる工程(C)と、その後、上記印刷されたシール剤
4の全体に比較的弱い紫外線を全面照射して上記シール
剤4の全体を硬化させる工程(D)とを有し、その後、
上記ギャップに所定の液晶を注入、封止、熱処理するよ
うにした液晶パネルの製造方法である。
【0010】本発明による第2の手段は、第1の手段記
載の液晶パネルの製造方法において、上記印刷されたシ
ール剤の所定部に比較的強い紫外線を短時間スポット照
射する工程(C)では、光ファイバ10を用いて上記比
較的強い紫外線を導光して照射を行うようにした液晶パ
ネルの製造方法である。
【0011】本発明による第3の手段は、第1の手段記
載の液晶パネルの製造方法において、上記シール剤が熱
硬化を併用するタイプのものであるときは、上記比較的
強い紫外線を短時間スポット照射して上記シール剤の所
定部を硬化させる工程(D)の後に、所望の加熱処理を
行う工程(E)を設けるようにした液晶パネルの製造方
法である。
【0012】本発明による第4の手段は、第1の手段記
載の液晶パネルの製造方法において、上記所定の小さい
圧力は上記シール剤4の設けられるシール部の面積に対
して2〜10kg/cm2 、上記所定の大きい圧力は上
記シール部の面積に対して2〜20kg/cm2 、上記
比較的強い紫外線は上記シール部の面積に対して100
〜1000mW/cm2 、上記比較的弱い紫外線は上記
シール部の面積に対して50〜200mW/cm2 であ
るようにした液晶パネルの製造方法である。
【0013】
【作用】これによれば、シール剤の硬化時に加圧を行っ
ていないので、加圧歪み等が発生する恐れがなく、シー
ル剤の接着力や粘度等の制約を少なくすることができ
る。また、アライメントとシール剤の硬化のプロセスを
分けているので、アライメントのプロセスにシール剤の
硬化のための長時間が費やされることがなく、生産性を
極めて向上させることができる。さらに、仮止めのため
のスペース等を設ける必要がなく、基板のサイズ等の制
約を解消することができる。
【0014】
【実施例】図1は、アライメントからシール剤4の硬化
までの重ね合わせのプロセスを示す。なお、アライメン
トより前の工程及びシール剤4の硬化の後の工程は従来
と同じなので図示を省略する。また、図中で図3と対応
する部分には同一の符号を付して説明を省略する。ただ
し、図3で表示パターンを形成する電極3は、本願の説
明に不要なので図1では図示を省略する。
【0015】この図1において、重ね合わせの工程より
前のプロセスは従来の液晶パネルの製造方法と同じであ
って、パターニングされたガラス基板に配向膜が塗布さ
れ、ラビング処理が行われる。これらの上下の基板1、
2の片方に、少なくとも紫外線で硬化される樹脂からな
るシール剤4が所定の形状で印刷されている。
【0016】そして最初の工程Aでは、これらの上下の
基板1、2に所定の小さい圧力(例えばシール剤4の印
刷されるシール部の面積に対して2〜10kg/c
2 )を加えた状態で、所望の位置にアライメントを行
う。
【0017】次に工程Bでは、上述の工程Aでアライメ
ントが完了した上下の基板1、2に対して、所定の大き
い圧力(例えばシール剤4の印刷されるシール部の面積
に対して2〜20kg/cm2 )を所定時間(例えば3
〜10sec)加えて、基板1、2の間に所定のギャッ
プを形成する。
【0018】さらに工程Cでは、上述の工程Bで所定の
ギャップの形成が完了した上下の基板1、2から上述の
圧力を除去し、その後短時間(例えば10sec)以内
にシール剤4の一部に比較的強い紫外線(例えばシール
剤4の印刷されるシール部の面積に対して100〜10
00mW/cm2 )を短時間(例えば10sec)以内
照射して、シール剤4の一部を硬化し、仮止めを行う。
【0019】なお紫外線の照射範囲は、例えばシール部
の長さの10〜30mm間隔程度に1照射の割合とし、
例えば光ファイバ10で紫外線を導光して行う。またこ
の照射される紫外線の照度及び照射時間は、使用するシ
ール剤4の感度によって最適に定められる。
【0020】そして工程Dでは、上述の工程Cでシール
剤4の一部(仮止め部分11)の硬化が完了されたシー
ル剤4の全体に、比較的弱い紫外線(例えばシール剤4
の印刷されるシール部の面積に対して50〜200mW
/cm2 )を、シール剤4の硬化に必要な量照射して、
完全硬化(本硬化)を行う。
【0021】このシール剤4が完全硬化(本硬化)され
た後の工程は、従来の液晶パネルの製造方法と同じであ
って、形成されたギャップに所定の液晶が注入され、シ
ール剤4の開口部が封止された後に熱処理されて液晶パ
ネルが製造される。
【0022】従ってこの方法によれば、シール剤の硬化
時に加圧を行っていないので、加圧歪み等が発生する恐
れがなく、シール剤の接着力や粘度等の制約を少なくす
ることができる。
【0023】また、アライメントとシール剤の硬化のプ
ロセスを分けているので、アライメントのプロセスにシ
ール剤の硬化のための長時間が費やされることがなく、
生産性を極めて向上させることができる。
【0024】すなわち従来の方法では、液晶パネルの重
ね合わせの工程で、アライメントと本硬化を同一工程で
行っていたために、紫外線照度(基板温度上昇抑制)の
制約によってタクトを短くすることができなかった。こ
れに対して本願の発明の方法によれば、大幅なタクトの
短縮が可能となるものである。
【0025】さらに、仮止めのためのスペース等を設け
る必要がなく、基板のサイズ等の制約を解消することが
できるものである。これにより、非常に小さな基板の作
成が可能となり、またより高精度な重ね合わせを可能に
することができる。
【0026】なおシール剤4として例えば熱硬化併用型
の紫外線硬化型樹脂を使用する場合には、上述の図1の
工程Dで本硬化を行った後に、図2に示すように所定の
加熱硬化を行う工程Eを設ける。そしてその後は従来の
液晶パネルの製造方法と同様に、液晶の注入、シール剤
4の開口部の封止、熱処理を行うことによって、液晶パ
ネルが製造される。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、シール剤の硬化時に
加圧を行っていないので、加圧歪み等が発生する恐れが
なく、シール剤の接着力や粘度等の制約を少なくするこ
とができる。また、アライメントとシール剤の硬化のプ
ロセスを分けているので、アライメントのプロセスにシ
ール剤の硬化のための長時間が費やされることがなく、
生産性を極めて向上させることができる。さらに、仮止
めのためのスペース等を設ける必要がなく、基板のサイ
ズ等の制約を解消することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶パネルの製造方法の一例の説
明図である。
【図2】本発明による液晶パネルの製造方法の他の例の
説明図である。
【図3】液晶パネルの構造の説明のための図である。
【符号の説明】 1、2 ガラス基板 4 シール剤 10 光ファイバ 11 仮止め部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターニングされた後に配向膜が塗布さ
    れ、ラビングされた上下のガラス基板に所定の形状で少
    なくとも紫外線で硬化されるシール剤を印刷し、このシ
    ール剤の印刷されたガラス基板に対して、 上記ガラス基板を重ね合わせて所定の小さい圧力を加え
    た状態でアライメントを行う工程と、 その後、上記重ね合わされたガラス基板に所定の大きい
    圧力を加えて上記上下のガラス基板間に所定のギャップ
    を形成する工程と、 その後、上記圧力を除くと共に短時間で上記印刷された
    シール剤の所定部に比較的強い紫外線を短時間スポット
    照射して上記シール剤の所定部を硬化させる工程と、 その後、上記印刷されたシール剤の全体に比較的弱い紫
    外線を全面照射して上記シール剤の全体を硬化させる工
    程とを有し、 その後、上記ギャップに所定の液晶を注入、封止、熱処
    理するようにした液晶パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶パネルの製造方法に
    おいて、 上記印刷されたシール剤の所定部に比較的強い紫外線を
    短時間スポット照射する工程では、光ファイバを用いて
    上記比較的強い紫外線を導光して照射を行うようにした
    液晶パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液晶パネルの製造方法に
    おいて、 上記シール剤が熱硬化を併用するタイプのものであると
    きは、上記比較的強い紫外線を短時間スポット照射して
    上記シール剤の所定部を硬化させる工程の後に、所望の
    加熱処理を行う工程を設けるようにした液晶パネルの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液晶パネルの製造方法に
    おいて、 上記所定の小さい圧力は上記シール剤の設けられるシー
    ル部の面積に対して2〜10kg/cm2 、上記所定の
    大きい圧力は上記シール部の面積に対して2〜20kg
    /cm2 、上記比較的強い紫外線は上記シール部の面積
    に対して100〜1000mW/cm2 、上記比較的弱
    い紫外線は上記シール部の面積に対して50〜200m
    W/cm2 であるようにした液晶パネルの製造方法。
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KR100563382B1 (ko) * 2002-11-07 2006-03-28 코닉시스템 주식회사 액정표시소자용 실링제 경화방법 및 그에 사용되는 자외선조사장치

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