JPH0828329A - アイドル回転数制御方法 - Google Patents
アイドル回転数制御方法Info
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- JPH0828329A JPH0828329A JP16509394A JP16509394A JPH0828329A JP H0828329 A JPH0828329 A JP H0828329A JP 16509394 A JP16509394 A JP 16509394A JP 16509394 A JP16509394 A JP 16509394A JP H0828329 A JPH0828329 A JP H0828329A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alternator
- electric load
- load
- correction amount
- amount
- Prior art date
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気負荷オフ時のエンジン回転の落ち込みを防
ぐ。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイバス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、電気負荷に
応じた増量空気量で補正した制御値で制御して、アイド
ル運転時のエンジン回転数を所定の回転数に制御するア
イドル回転数制御方法であって、作動中の電気負荷が停
止する際の増量空気量の変化を検出し、検出した増量空
気量の変化が所定の条件を満足する場合にオルタネータ
が負荷となる運転状態に応じた減衰する補正量により制
御値を補正する。
ぐ。 【構成】スロットルバルブを迂回するバイバス通路に流
量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、電気負荷に
応じた増量空気量で補正した制御値で制御して、アイド
ル運転時のエンジン回転数を所定の回転数に制御するア
イドル回転数制御方法であって、作動中の電気負荷が停
止する際の増量空気量の変化を検出し、検出した増量空
気量の変化が所定の条件を満足する場合にオルタネータ
が負荷となる運転状態に応じた減衰する補正量により制
御値を補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車用エン
ジンのアイドル回転数を電気負荷がオンオフした際に安
定させるアイドル回転数制御方法に関するものである。
ジンのアイドル回転数を電気負荷がオンオフした際に安
定させるアイドル回転数制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、アイドル運転中には、目標回転数
を設定し、この目標回転数と実際のエンジン回転数との
差が0になるように、その差に応じて吸入空気量を調整
してエンジン回転数を目標回転数に保つように制御する
アイドル回転数制御方法が知られている。このようなア
イドル回転数制御方法において、ヘッドライトやハザー
ドランプ等の電気負荷を作動させるとオルタネータが作
動し、エンジンに対して負荷となってエンジン回転数を
低下させるため、このような電気負荷が作動した際には
それらの電気負荷に応じた空気量を増量して、エンジン
回転数の低下を防止している。そして、電気負荷が作動
を停止した場合には、増量していた空気量を停止し、無
用にエンジン回転数が上昇しないようにするとともに、
増量空気量の供給を停止した際にエンジン回転数が急に
降下しないように、その時のオルタネータの負荷の状態
を計測し、その結果に基づいて増量している空気量を継
続するものも知られている(例えば特公平4−5165
7号公報)。
を設定し、この目標回転数と実際のエンジン回転数との
差が0になるように、その差に応じて吸入空気量を調整
してエンジン回転数を目標回転数に保つように制御する
アイドル回転数制御方法が知られている。このようなア
イドル回転数制御方法において、ヘッドライトやハザー
ドランプ等の電気負荷を作動させるとオルタネータが作
動し、エンジンに対して負荷となってエンジン回転数を
低下させるため、このような電気負荷が作動した際には
それらの電気負荷に応じた空気量を増量して、エンジン
回転数の低下を防止している。そして、電気負荷が作動
を停止した場合には、増量していた空気量を停止し、無
用にエンジン回転数が上昇しないようにするとともに、
増量空気量の供給を停止した際にエンジン回転数が急に
降下しないように、その時のオルタネータの負荷の状態
を計測し、その結果に基づいて増量している空気量を継
続するものも知られている(例えば特公平4−5165
7号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のもの
では、負荷の作動が停止した際にオルタネータの状態に
応じて供給される空気量は、予め設定された一定量であ
り、この空気量の供給を瞬時に停止するとエンジン回転
数がその時点で急激に降下することが考えられるので、
フィードバック空気量を徐々に変化させることによりエ
ンジン回転数の急変を回避している。しかしながら、こ
のようなフィードバック空気量により、電気負荷が停止
した後に作動しているオルタネータの状態に応じて供給
している増量空気量を減少する制御は、そのフィードバ
ック空気量の演算のために複雑になり、プログラムの作
製を難しくしている。
では、負荷の作動が停止した際にオルタネータの状態に
応じて供給される空気量は、予め設定された一定量であ
り、この空気量の供給を瞬時に停止するとエンジン回転
数がその時点で急激に降下することが考えられるので、
フィードバック空気量を徐々に変化させることによりエ
ンジン回転数の急変を回避している。しかしながら、こ
のようなフィードバック空気量により、電気負荷が停止
した後に作動しているオルタネータの状態に応じて供給
している増量空気量を減少する制御は、そのフィードバ
ック空気量の演算のために複雑になり、プログラムの作
製を難しくしている。
【0004】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイバス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を、電気負荷に応じ
た増量空気量で補正した制御値で制御して、アイドル運
転時のエンジン回転数を所定の回転数に制御するアイド
ル回転数制御方法であって、作動中の電気負荷が停止す
る際の増量空気量の変化を検出し、検出した増量空気量
の変化が所定の条件を満足する場合にオルタネータが負
荷となる運転状態に応じた減衰する補正量により制御値
を補正することを特徴とする。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイバス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を、電気負荷に応じ
た増量空気量で補正した制御値で制御して、アイドル運
転時のエンジン回転数を所定の回転数に制御するアイド
ル回転数制御方法であって、作動中の電気負荷が停止す
る際の増量空気量の変化を検出し、検出した増量空気量
の変化が所定の条件を満足する場合にオルタネータが負
荷となる運転状態に応じた減衰する補正量により制御値
を補正することを特徴とする。
【0006】
【作用】このような構成のものであれば、電気負荷が停
止して増量空気量により制御値を補正しなくなる場合
に、補正していた際の増量空気量が所定の条件を満足す
れば、オルタネータが負荷となる運転状態に応じた減衰
する補正量により制御値が補正される。したがって、増
量空気量により制御値が補正されていなくとも、減衰す
る補正量に応じた空気量がバイパス通路を通過するの
で、エンジン回転数は落ち込むことがない。
止して増量空気量により制御値を補正しなくなる場合
に、補正していた際の増量空気量が所定の条件を満足す
れば、オルタネータが負荷となる運転状態に応じた減衰
する補正量により制御値が補正される。したがって、増
量空気量により制御値が補正されていなくとも、減衰す
る補正量に応じた空気量がバイパス通路を通過するの
で、エンジン回転数は落ち込むことがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0008】図1に概略的に示したエンジンは自動車用
のもので、その吸気系11には図示しないアクセルペダ
ルに応動して開閉するスロットルバルブ12を配設する
とともに、このスロットルバルブ12を迂回するバイパ
ス通路13を設け、このバイパス通路13にアイドル回
転数制御用の流量制御弁14を介設している。この流量
制御弁14は、大流量VSVと略称される電子開閉式の
ものであって、制御値である、その端子14aに印加す
る駆動電圧の演算デューティ比DISCを制御すること
によって単位時間当たりの開度を変化させることがで
き、それによって前記バイパス通路3の空気流量を調整
し得るようになっている。つまり、バイパス通路3とこ
の流量制御弁14との一組により、通常ならばアイドリ
ング時のフィードバック制御における各補正項目に対し
て設けられるバイパス系路を一本化している。そして、
前記演算デューティ比DISCは、それらのことを含ん
で、例えば、始動時補正量DSTA、水温補正量DAA
V、フィードバック補正量DFB、電気負荷補正量DS
ET、オルタネータ負荷補正量DDEC等の各補正項目
が合算されて極端に大きくあるいは小さくならないよう
に、その可変範囲は制限されている。演算デューティ比
DISCは、下式により演算される。
のもので、その吸気系11には図示しないアクセルペダ
ルに応動して開閉するスロットルバルブ12を配設する
とともに、このスロットルバルブ12を迂回するバイパ
ス通路13を設け、このバイパス通路13にアイドル回
転数制御用の流量制御弁14を介設している。この流量
制御弁14は、大流量VSVと略称される電子開閉式の
ものであって、制御値である、その端子14aに印加す
る駆動電圧の演算デューティ比DISCを制御すること
によって単位時間当たりの開度を変化させることがで
き、それによって前記バイパス通路3の空気流量を調整
し得るようになっている。つまり、バイパス通路3とこ
の流量制御弁14との一組により、通常ならばアイドリ
ング時のフィードバック制御における各補正項目に対し
て設けられるバイパス系路を一本化している。そして、
前記演算デューティ比DISCは、それらのことを含ん
で、例えば、始動時補正量DSTA、水温補正量DAA
V、フィードバック補正量DFB、電気負荷補正量DS
ET、オルタネータ負荷補正量DDEC等の各補正項目
が合算されて極端に大きくあるいは小さくならないよう
に、その可変範囲は制限されている。演算デューティ比
DISCは、下式により演算される。
【0009】 DISC(%) = DSTA + DAAV + DSET + DDEC + DFB 負荷補正量DSETは、各種の電気負荷、例えば、エア
コンディショナ(以下、エアコンと称する)、ヘッドラ
イト、ターンシグナルライト、ハザードランプ、ラジエ
ータファン、ワイパ等に応じて設定してある。また、オ
ルタネータ負荷補正量DDECは、その初期値とその後
の減衰量とが設定してあり、後述する所定の運転状態と
なった際に演算デューティ比DISCの演算に採用され
る。
コンディショナ(以下、エアコンと称する)、ヘッドラ
イト、ターンシグナルライト、ハザードランプ、ラジエ
ータファン、ワイパ等に応じて設定してある。また、オ
ルタネータ負荷補正量DDECは、その初期値とその後
の減衰量とが設定してあり、後述する所定の運転状態と
なった際に演算デューティ比DISCの演算に採用され
る。
【0010】吸気系11にはさらに燃料噴射弁15が設
けてあり、この燃料噴射弁15や前記流量制御弁14を
電子制御装置4により制御するようにしてある。この電
子制御装置(E/G ECU)4は、図2に示すオルタ
ネータ1の発電仕事量FDUTYの検出をも行うもので
ある。このエンジンにおいては、ベースアイドル回転数
と充放電収支回転数とが同一となっている。
けてあり、この燃料噴射弁15や前記流量制御弁14を
電子制御装置4により制御するようにしてある。この電
子制御装置(E/G ECU)4は、図2に示すオルタ
ネータ1の発電仕事量FDUTYの検出をも行うもので
ある。このエンジンにおいては、ベースアイドル回転数
と充放電収支回転数とが同一となっている。
【0011】電子制御装置4は、中央演算処理装置4a
と、記憶装置4bと、入力インターフェース4cと、出
力インターフェース4dとを具備してなるマイクロコン
ピュータシステムを主体に構成されている。そして、そ
の入力インターフェース4cには、サージタンク16内
の圧力を検出する吸気圧センサ17から出力される吸気
圧信号a、エンジン回転数NEを検出するための回転数
センサ18から出力される回転数信号b、車速を検出す
るための車速センサ19から出力される車速信号c、ス
ロットルバルブ12の開閉状態を検出するためのアイド
ルスイッチ20から出力されるLL信号d、エンジンの
冷却水温を検出するための水温センサ21から出力され
る水温信号e、ディストリビュータ22に内蔵されるク
ランク角基準位置センサ23から出力される基準位置信
号f等が入力されるとともに、オルタネータ1の発電を
制御するICレギュレータ2から制御信号gが入力され
る。
と、記憶装置4bと、入力インターフェース4cと、出
力インターフェース4dとを具備してなるマイクロコン
ピュータシステムを主体に構成されている。そして、そ
の入力インターフェース4cには、サージタンク16内
の圧力を検出する吸気圧センサ17から出力される吸気
圧信号a、エンジン回転数NEを検出するための回転数
センサ18から出力される回転数信号b、車速を検出す
るための車速センサ19から出力される車速信号c、ス
ロットルバルブ12の開閉状態を検出するためのアイド
ルスイッチ20から出力されるLL信号d、エンジンの
冷却水温を検出するための水温センサ21から出力され
る水温信号e、ディストリビュータ22に内蔵されるク
ランク角基準位置センサ23から出力される基準位置信
号f等が入力されるとともに、オルタネータ1の発電を
制御するICレギュレータ2から制御信号gが入力され
る。
【0012】図2に示すオルタネータ1は、図示しない
プーリとベルトとによってエンジンの回転数に応じた回
転数により回転駆動されるもので、発電制御のためのI
Cレギュレータ2が接続されるとともに、バッテリ3が
接続される。このオルタネータ1は、ステータの溝中に
巻かれて3相星形結線される3つのステータコイルL1
〜L3と、ステータの内側で回転可能に支持されたロー
タの中に巻かれたフィールドコイルLfとを有し、ステ
ータコイルL1〜L3から出力される3相交流をダイオ
ードD1〜D6により全波整流して出力する構成であ
る。ダイオードD1,D3,D5のカソードは、バッテ
リ3の正極に接続されるとともにICレギュレータ2の
充電端子Bに接続される。また、ダイオードD2,D
4,D6のアノードは接地してある。
プーリとベルトとによってエンジンの回転数に応じた回
転数により回転駆動されるもので、発電制御のためのI
Cレギュレータ2が接続されるとともに、バッテリ3が
接続される。このオルタネータ1は、ステータの溝中に
巻かれて3相星形結線される3つのステータコイルL1
〜L3と、ステータの内側で回転可能に支持されたロー
タの中に巻かれたフィールドコイルLfとを有し、ステ
ータコイルL1〜L3から出力される3相交流をダイオ
ードD1〜D6により全波整流して出力する構成であ
る。ダイオードD1,D3,D5のカソードは、バッテ
リ3の正極に接続されるとともにICレギュレータ2の
充電端子Bに接続される。また、ダイオードD2,D
4,D6のアノードは接地してある。
【0013】ICレギュレータ2は、その電源入力端子
IGが、バッテリ3の端子電圧をモニタするためにその
正極に接続され、フィールドコイル制御端子Fがオルタ
ネータ1のフィールドコイルLfに接続されるとともに
電子制御装置4に接続され、相信号入力端子Pがステー
タコイルL1に接続されている。このICレギュレータ
2の2つのトランジスタTr1,Tr2は、IC2aか
ら出力される信号によりオン・オフし、一方のトランジ
スタTr1がオン・オフすることにより公知のレギュレ
ート動作を行う。つまり、この実施例のものでは、トラ
ンジスタTr1をオンさせることによってオルタネータ
1のフィールドコイルLfに励磁電流を流して(電子制
御装置4に対してはオン信号Sonが出力されたことに
相当する)、オルタネータ1のステータコイルL1〜L
3に電流を誘起させて発電を行う。また、他方のトラン
ジスタTr2をオンさせることによって図示しないチャ
ージングランプ(端子Lに接続される)を点灯させる。
すなわち、トランジスタTr1のオン・オフは、バッテ
リ3の端子電圧が一定になるようにオルタネータ1の発
電を制御するもので、電源入力端子IGに入力されるバ
ッテリ3の端子電圧とIC2aに設定された目標電圧
(例えば14.5V)とを比較し、端子電圧が目標電圧
より低ければオン、反対に高ければオフとされる。上記
したように、トランジスタTr1がオンすると、フィー
ルドコイル制御端子Fからはオン信号Sonが電子制御
装置4に出力され、またオフすることによりオフ信号S
offが出力されることになる。なお、ダイオードD1
〜D6に並列に設けた2個のダイオードD7,D8から
なる直列接続体5は、中性点ダイオードであり、オルタ
ネータ1の作動時にステータコイルL1〜L3の中性点
に生じる電位変動を還元してエネルギの有効利用を図る
ものである。
IGが、バッテリ3の端子電圧をモニタするためにその
正極に接続され、フィールドコイル制御端子Fがオルタ
ネータ1のフィールドコイルLfに接続されるとともに
電子制御装置4に接続され、相信号入力端子Pがステー
タコイルL1に接続されている。このICレギュレータ
2の2つのトランジスタTr1,Tr2は、IC2aか
ら出力される信号によりオン・オフし、一方のトランジ
スタTr1がオン・オフすることにより公知のレギュレ
ート動作を行う。つまり、この実施例のものでは、トラ
ンジスタTr1をオンさせることによってオルタネータ
1のフィールドコイルLfに励磁電流を流して(電子制
御装置4に対してはオン信号Sonが出力されたことに
相当する)、オルタネータ1のステータコイルL1〜L
3に電流を誘起させて発電を行う。また、他方のトラン
ジスタTr2をオンさせることによって図示しないチャ
ージングランプ(端子Lに接続される)を点灯させる。
すなわち、トランジスタTr1のオン・オフは、バッテ
リ3の端子電圧が一定になるようにオルタネータ1の発
電を制御するもので、電源入力端子IGに入力されるバ
ッテリ3の端子電圧とIC2aに設定された目標電圧
(例えば14.5V)とを比較し、端子電圧が目標電圧
より低ければオン、反対に高ければオフとされる。上記
したように、トランジスタTr1がオンすると、フィー
ルドコイル制御端子Fからはオン信号Sonが電子制御
装置4に出力され、またオフすることによりオフ信号S
offが出力されることになる。なお、ダイオードD1
〜D6に並列に設けた2個のダイオードD7,D8から
なる直列接続体5は、中性点ダイオードであり、オルタ
ネータ1の作動時にステータコイルL1〜L3の中性点
に生じる電位変動を還元してエネルギの有効利用を図る
ものである。
【0014】そして、電子制御装置4には、吸気圧セン
サ17と回転数センサ18からの信号を主な情報として
燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴射
弁15を制御してエンジン負荷に応じた燃料を該燃料噴
射弁15から吸気系11に噴射させるためのプログラム
が内蔵させてある。また、スロットルバルブ12を迂回
するバイバス通路13に流量制御弁14を設け、この流
量制御弁14の開度を、電気負荷に応じた増量空気量で
補正した制御値で制御して、アイドル運転時のエンジン
回転数を所定の回転数に制御するものであって、作動中
の電気負荷が停止する際の増量空気量の変化を検出し、
検出した増量空気量の変化が所定の条件を満足する場合
にオルタネータ1が負荷となる運転状態に応じた減衰す
る補正量により制御値を補正するプログラムが内蔵され
ている。
サ17と回転数センサ18からの信号を主な情報として
燃料噴射弁開成時間を決定し、その決定により燃料噴射
弁15を制御してエンジン負荷に応じた燃料を該燃料噴
射弁15から吸気系11に噴射させるためのプログラム
が内蔵させてある。また、スロットルバルブ12を迂回
するバイバス通路13に流量制御弁14を設け、この流
量制御弁14の開度を、電気負荷に応じた増量空気量で
補正した制御値で制御して、アイドル運転時のエンジン
回転数を所定の回転数に制御するものであって、作動中
の電気負荷が停止する際の増量空気量の変化を検出し、
検出した増量空気量の変化が所定の条件を満足する場合
にオルタネータ1が負荷となる運転状態に応じた減衰す
る補正量により制御値を補正するプログラムが内蔵され
ている。
【0015】このアイドル回転数制御プログラムの概要
は、図3に示すようなものである。まず、ステップS1
では、オルタネータ負荷補正量DDECによる補正を判
定するオルタネータ負荷判定フラグXDDECがセット
(=1)されているか否かを判定し、セットされている
場合はステップS9に進み、セットされていない場合に
はステップS2に移行する。ステップS2では、前回の
電気負荷補正量DSETn−1が0でないか否かを判定
し、0でない場合はステップS3に進み、0の場合には
ステップS8に移行する。ステップS3では、前回の電
気負荷補正量DSETn−1がオルタネータ負荷補正量
DDECによる空気量の増量が必要か否かを判定する作
動しきい値KDECH以上か否かを判定し、以上の場合
にはステップS4に進み、そうでない場合にはステップ
S8に移行する。ステップS4では、今回の電気負荷補
正量DSETnが0か否かを判定し、0の場合はステッ
プS5に進み、0でない場合はステップS8に移行す
る。ステップS5では、オルタネータ負荷判定フラグX
DDECをセットする。ステップS6では、オルタネー
タ負荷補正量DDECの初期量KDECINTをセット
する。ステップS7では、この時点における他のそれぞ
れの補正量を合計した演算デューティ比DISCに、こ
の時点のオルタネータ負荷補正量DDECを加算して演
算デューティ比DISCを演算する。ステップS8で
は、オルタネータ負荷補正量DDECを0にする。ステ
ップS9では、オルタネータ負荷補正量DDECが0で
あるか否かを判定し、0である場合はステップS11に
進み、そうでない場合はステップS10に移行する。ス
テップS10では、この時点におけるオルタネータ負荷
補正量DDECから予め設定された所定の減衰量KDE
CDCを減算し、新たなオルタネータ負荷補正量DDE
Cとしてセットする。ステップS11では、オルタネー
タ負荷判定フラグXDDECをリセット(=0)する。
は、図3に示すようなものである。まず、ステップS1
では、オルタネータ負荷補正量DDECによる補正を判
定するオルタネータ負荷判定フラグXDDECがセット
(=1)されているか否かを判定し、セットされている
場合はステップS9に進み、セットされていない場合に
はステップS2に移行する。ステップS2では、前回の
電気負荷補正量DSETn−1が0でないか否かを判定
し、0でない場合はステップS3に進み、0の場合には
ステップS8に移行する。ステップS3では、前回の電
気負荷補正量DSETn−1がオルタネータ負荷補正量
DDECによる空気量の増量が必要か否かを判定する作
動しきい値KDECH以上か否かを判定し、以上の場合
にはステップS4に進み、そうでない場合にはステップ
S8に移行する。ステップS4では、今回の電気負荷補
正量DSETnが0か否かを判定し、0の場合はステッ
プS5に進み、0でない場合はステップS8に移行す
る。ステップS5では、オルタネータ負荷判定フラグX
DDECをセットする。ステップS6では、オルタネー
タ負荷補正量DDECの初期量KDECINTをセット
する。ステップS7では、この時点における他のそれぞ
れの補正量を合計した演算デューティ比DISCに、こ
の時点のオルタネータ負荷補正量DDECを加算して演
算デューティ比DISCを演算する。ステップS8で
は、オルタネータ負荷補正量DDECを0にする。ステ
ップS9では、オルタネータ負荷補正量DDECが0で
あるか否かを判定し、0である場合はステップS11に
進み、そうでない場合はステップS10に移行する。ス
テップS10では、この時点におけるオルタネータ負荷
補正量DDECから予め設定された所定の減衰量KDE
CDCを減算し、新たなオルタネータ負荷補正量DDE
Cとしてセットする。ステップS11では、オルタネー
タ負荷判定フラグXDDECをリセット(=0)する。
【0016】このような構成において、図4に示すよう
に、電気負荷が一旦作動してその後停止された場合、す
なわち例えばヘッドライトが点灯された後消灯された場
合には、ヘッドライト消灯後にバッテリ3の消耗状態に
応じてオルタネータ1は発電を継続することがある。こ
の場合、エンジンに対してこのオルタネータ1が電気負
荷として作用するものとなり、制御は、ステップS1→
S2→S3→S4と進み、電気負荷が作動状態から停止
された際の状態が所定の条件を満足していることを検出
する。この場合の所定の条件は、前回の演算デューティ
比DISC演算時において電気負荷補正量DSET
n−1が0でなかったこと、その値が作動しきい値KD
ECH以上であったこと、かつ今回の電気負荷補正量D
SETnが0であることである。そして、続いてステッ
プS5→S6→S7と進み、この時点ではオルタネータ
負荷補正量DDECとしてその初期量KDECINTを
用いて演算デューティ比DISCを演算する。
に、電気負荷が一旦作動してその後停止された場合、す
なわち例えばヘッドライトが点灯された後消灯された場
合には、ヘッドライト消灯後にバッテリ3の消耗状態に
応じてオルタネータ1は発電を継続することがある。こ
の場合、エンジンに対してこのオルタネータ1が電気負
荷として作用するものとなり、制御は、ステップS1→
S2→S3→S4と進み、電気負荷が作動状態から停止
された際の状態が所定の条件を満足していることを検出
する。この場合の所定の条件は、前回の演算デューティ
比DISC演算時において電気負荷補正量DSET
n−1が0でなかったこと、その値が作動しきい値KD
ECH以上であったこと、かつ今回の電気負荷補正量D
SETnが0であることである。そして、続いてステッ
プS5→S6→S7と進み、この時点ではオルタネータ
負荷補正量DDECとしてその初期量KDECINTを
用いて演算デューティ比DISCを演算する。
【0017】このように、電気負荷が作動状態から停止
状態に変化した直後において、電気負荷補正量DSET
がなくなり代わりに初期量KDECINTのオルタネー
タ負荷補正量DDECが加算されるので、演算デューテ
ィ比DISCは前回の演算デューティ比DISCから電
気負荷補正量DSETがなくなった値とはならず、よっ
て流量制御弁14の開度が急激に小さくなることはな
い。したがって、必要十分な空気量がバイパス通路13
を介して吸気系11になくなっても流入し、エンジン回
転数NEが降下しないだけの吸入空気量が保証される。
状態に変化した直後において、電気負荷補正量DSET
がなくなり代わりに初期量KDECINTのオルタネー
タ負荷補正量DDECが加算されるので、演算デューテ
ィ比DISCは前回の演算デューティ比DISCから電
気負荷補正量DSETがなくなった値とはならず、よっ
て流量制御弁14の開度が急激に小さくなることはな
い。したがって、必要十分な空気量がバイパス通路13
を介して吸気系11になくなっても流入し、エンジン回
転数NEが降下しないだけの吸入空気量が保証される。
【0018】この後、所定の時間が経過すると、すでに
オルタネータ負荷判定フラグXDDECがセットされて
いるので、制御は、ステップS1→S9→S10→S7
と進み、オルタネータ負荷補正量DDECを減衰量KD
ECDCだけ小さくして、演算デューティ比DISCの
演算を行う。そして、所定時間ごとにこの制御をオルタ
ネータ負荷補正量DDECが0になるまで繰り返し、徐
々に演算デューティ比DISCを小さくしていき、エン
ジン回転数NEが急激に降下しないようにしている。オ
ルタネータ負荷補正量DDECが0になった場合は、オ
ルタネータ負荷判定フラグXDDECをリセットする。
このリセットにより、これ以降は、制御はステップS1
→S2→S8→S7と進み、オルタネータ負荷補正量D
DECを0にして演算デューティ比DISCの演算を行
う。
オルタネータ負荷判定フラグXDDECがセットされて
いるので、制御は、ステップS1→S9→S10→S7
と進み、オルタネータ負荷補正量DDECを減衰量KD
ECDCだけ小さくして、演算デューティ比DISCの
演算を行う。そして、所定時間ごとにこの制御をオルタ
ネータ負荷補正量DDECが0になるまで繰り返し、徐
々に演算デューティ比DISCを小さくしていき、エン
ジン回転数NEが急激に降下しないようにしている。オ
ルタネータ負荷補正量DDECが0になった場合は、オ
ルタネータ負荷判定フラグXDDECをリセットする。
このリセットにより、これ以降は、制御はステップS1
→S2→S8→S7と進み、オルタネータ負荷補正量D
DECを0にして演算デューティ比DISCの演算を行
う。
【0019】一方、電気負荷が小さく、その作動停止後
においてオルタネータ1の発電仕事量が小さい場合は、
オルタネータ負荷補正量DDECによる空気量の増量は
実施されない。すなわち、電気負荷が小さく、よって電
気負荷補正量DSETが作動しきい値KDECH未満で
ある場合には、制御は、ステップS1→S2→S3→S
8→S7と進み、オルタネータ負荷補正量DDECによ
る補正なしに演算デューティ比DISCが演算される。
つまり、電気負荷が小さい場合には、バッテリ3の消耗
が小さく、電気負荷停止後にオルタネータ1が発電を継
続することを必要としないもので、したがってオルタネ
ータ1がエンジンの負荷とならず、それに対応する増量
空気量も必要でなく、電気負荷補正量DSETがなくな
った後にエンジンの回転数降下は発生しない。
においてオルタネータ1の発電仕事量が小さい場合は、
オルタネータ負荷補正量DDECによる空気量の増量は
実施されない。すなわち、電気負荷が小さく、よって電
気負荷補正量DSETが作動しきい値KDECH未満で
ある場合には、制御は、ステップS1→S2→S3→S
8→S7と進み、オルタネータ負荷補正量DDECによ
る補正なしに演算デューティ比DISCが演算される。
つまり、電気負荷が小さい場合には、バッテリ3の消耗
が小さく、電気負荷停止後にオルタネータ1が発電を継
続することを必要としないもので、したがってオルタネ
ータ1がエンジンの負荷とならず、それに対応する増量
空気量も必要でなく、電気負荷補正量DSETがなくな
った後にエンジンの回転数降下は発生しない。
【0020】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。
されるものではない。
【0021】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、電気
負荷が作動を停止した時点で増量空気量の変化が所定の
条件を満たせば、その時点でオルタネータが発電してい
ても、減衰する補正量により制御値を補正するので、エ
ンジンの負荷としてオルタネータが作動していても吸入
空気量に不足が生じず、エンジン回転数の落ち込みを防
止することができる。したがって、不快なエンジン振動
及びエンジンストールを効果的に抑制することができ
る。
負荷が作動を停止した時点で増量空気量の変化が所定の
条件を満たせば、その時点でオルタネータが発電してい
ても、減衰する補正量により制御値を補正するので、エ
ンジンの負荷としてオルタネータが作動していても吸入
空気量に不足が生じず、エンジン回転数の落ち込みを防
止することができる。したがって、不快なエンジン振動
及びエンジンストールを効果的に抑制することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成説明図。
【図2】同実施例のオルタネータに関係する部分の電気
回路図。
回路図。
【図3】同実施例の制御手順を示すフローチャート。
【図4】同実施例の作用説明図。
1…オルタネータ 2…ICレギュレータ 3…バッテリ 4…電子制御装置 4a…中央演算処理装置 4b…記憶装置 4c…入力インターフェース 4d…出力インターフェース Lf…フィールドコイル
Claims (1)
- 【請求項1】スロットルバルブを迂回するバイバス通路
に流量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を、電気負
荷に応じた増量空気量で補正した制御値で制御して、ア
イドル運転時のエンジン回転数を所定の回転数に制御す
るアイドル回転数制御方法であって、 作動中の電気負荷が停止する際の増量空気量の変化を検
出し、 検出した増量空気量の変化が所定の条件を満足する場合
にオルタネータが負荷となる運転状態に応じた減衰する
補正量により制御値を補正することを特徴とするアイド
ル回転数制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16509394A JPH0828329A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | アイドル回転数制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16509394A JPH0828329A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | アイドル回転数制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0828329A true JPH0828329A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15805760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16509394A Pending JPH0828329A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | アイドル回転数制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828329A (ja) |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16509394A patent/JPH0828329A/ja active Pending
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