JPH08283182A - 含水素クロロメタン類の製造方法 - Google Patents

含水素クロロメタン類の製造方法

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JPH08283182A
JPH08283182A JP7085701A JP8570195A JPH08283182A JP H08283182 A JPH08283182 A JP H08283182A JP 7085701 A JP7085701 A JP 7085701A JP 8570195 A JP8570195 A JP 8570195A JP H08283182 A JPH08283182 A JP H08283182A
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carbon tetrachloride
hydrogen
carrier
catalyst
pore radius
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JP7085701A
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Kojiro Miyazaki
幸二郎 宮崎
Yoji Mizushima
洋二 水嶋
Shinichi Kawahara
信一 河原
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/23Preparation of halogenated hydrocarbons by dehalogenation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】広い四塩化炭素濃度範囲において高い目的物選
択性で四塩化炭素から含水素クロロメタン類を製造す
る。 【構成】平均細孔半径が25オングストローム以上であ
る担体に白金が担持された担持白金触媒、或いは平均細
孔半径が50オングストローム以上である担体にパラジ
ウムが担持された担持パラジウム触媒の存在下に、四塩
化炭素と水素とを液相中で反応させることを特徴とする
含水素クロロメタン類の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四塩化炭素からクロロ
ホルム等の含水素クロロメタン類を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、地球環境保護の立場から、四塩化
炭素から種々の化学製品の原料として有用なクロロホル
ム等の含水素クロロメタン類を製造する技術を開発する
ことが望まれている。従来、四塩化炭素から含水素クロ
ロメタン類を製造する方法としては、例えば、活性炭に
白金が担持された触媒を四塩化炭素よりなる液相中に懸
濁させ、水素と反応させてクロロホルムを製造する方法
(特表平4−504728号公報)や、活性炭にパラジ
ウムが担持された触媒を液相に懸濁させた状態で、クロ
ロホルムで溶解した四塩化炭素と水素とを反応させてク
ロロホルムを製造する方法(ドイツ連邦共和国特許第4
138141号明細書)が知られている。ここで、通
常、活性炭の平均細孔半径は、大きくてもせいぜい20
オングストローム程度にすぎない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の方法によると、
主としてヘキサクロロエタンよりなる処理が極めて困難
な副生物が大量に生成する。この副生物を抑制するため
に、後者の方法では、四塩化炭素の濃度を低く抑えるこ
とにより、ある程度高い選択率でクロロホルムを製造し
ている。しかしながら、本発明者らが後者の技術を追試
した結果、液相中の四塩化炭素の濃度が高いとヘキサク
ロロエタンが生成してクロロホルム選択率が低下するよ
うになり3.2モル/Lでは81%、5.2モル/Lで
は71.5%まで悪化することがわかった。
【0004】以上の背景にあって本発明は、上記四塩化
炭素から含水素クロロメタン類を製造する方法におい
て、液相中の四塩化炭素濃度を低く抑えなくても、広い
濃度範囲で高い選択性で目的物を得ることができる方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した。その結果、特定の触媒成
分を特定の平均細孔半径を有する担体に担持させた担持
金属触媒を用いることにより、上記目的を達成できるこ
とが判明し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、平均細孔半径が25オン
グストローム以上である担体に白金が担持された担持白
金触媒の存在下に、四塩化炭素と水素とを液相中で反応
させることを特徴とする含水素クロロメタン類の製造方
法である。
【0007】また、本発明は、平均細孔半径が50オン
グストローム以上である担体にパラジウムが担持された
担持パラジウム触媒の存在下に、四塩化炭素と水素とを
液相中で反応させることを特徴とする含水素クロロメタ
ン類の製造方法も提供する。
【0008】本発明では、担持金属触媒の触媒成分とし
て、白金またはパラジウムを使用する。また、本発明で
は、こうした金属の他に、他の周期律表第8族の金属、
或いは該周期律表第8族の金属以外の金属を併用しても
良い。こうした他の金属を併用する場合、その配合量
は、0.01〜50重量%特に0.1〜50重量%であ
るのが好ましい。
【0009】そして、本発明では、上記白金またはパラ
ジウムの触媒成分を、白金の場合、平均細孔半径が25
オングストローム以上、好適には27〜250オングス
トローム、さらに好適には30〜200オングストロー
ムである担体に、また、パラジウムの場合、50オング
ストローム以上、好適には55〜250オングストロー
ム、さらに好適には60〜200オングストロームであ
る担体に担持させ、触媒として使用する。それにより、
四塩化炭素からの含水素クロロメタン類の製造は、ヘキ
サクロロエタンの副生が抑制され、広い四塩化炭素の濃
度範囲で高い選択性で実施することが可能になる。各触
媒成分を担持させる担体が、その平均細孔半径が前記そ
れぞれが特定する値より小さいものである場合、ヘキサ
クロロエタンが生成して含水素クロロメタン類の選択率
が低くなり広い濃度範囲で高い目的物選択性を達成する
ことができなくなる。
【0010】ここで、上記平均細孔半径を有する担体
は、該要件を満足するものであれば公知のものが何等制
限なく使用できる。通常、平均細孔半径が25オングス
トローム以上のものを入手し易い担体としては、シリ
カ、アルミナ、シリカアルミナ等の酸化物を挙げること
ができる。また、平均細孔半径が50オングストローム
以上の担体も、これらの中から該平均細孔半径の要件を
満足するものを選別することで入手することができる。
本発明において、白金を担持させる担体としては、前記
平均細孔半径の要件を満足するシリカアルミナおよびア
ルミナが好ましく、特にアルミナが最も好ましい。ま
た、パラジウムを担持させる担体としては、前記平均細
孔半径の要件を満足するアルミナが最も好ましい。ま
た、担体の粒子径は特に制限されないが、通常、平均粒
子径が0.01〜5mm程度のものが適当である。
【0011】なお、本発明において、担体の平均細孔半
径は、窒素吸着法により測定された値であり、例えば、
カルロ・エルバ社製の「Sorptomatic 18
00型」により窒素の吸脱着等温線を測定し、吸脱着の
気体体積と圧力変化から算出した値である。
【0012】本発明において、担体への触媒成分の担持
量は特に制限されないが、一般には0.01〜10重量
%、好ましくは0.1〜5重量%程度が好適である。
【0013】担体への触媒成分の担持方法は公知の方法
が何等制限なく採用することができる。具体的には、含
浸法、共沈法、イオン交換法等を挙げることができる。
例えば、含浸法としては、触媒成分の前駆体として、白
金或いはパラジウムの塩化物、アミン錯体、有機錯塩、
硝酸塩あるいは該金属を適当な溶媒に溶解させ、その溶
液を担体に含浸させ、室温で数時間放置した後、100
〜150℃程度の温度で加熱して担体中に残存する水分
を除去し、さらに、水素、ヒドラジン等の還元剤の存在
下、20〜500℃の温度で上記触媒成分の前駆体を金
属状態に還元するという方法を好適に採用することがで
きる。また、触媒の使用にあたっては、触媒の還元が必
須ではないが、あらかじめ還元を行うことが安定した触
媒性能を得るために好ましい。
【0014】本発明において、反応は液相で行われ、懸
濁床および固定床のいずれでも実施可能である。また、
回分式、半連続式、連続式のいずれでも実施可能である
が、連続式で行うことが任意の四塩化炭素濃度に設定で
きるために好ましい。
【0015】本発明において、四塩化炭素は、そのま
ま、または四塩化炭素と相溶しうる溶媒で希釈して使用
される。希釈に使用される溶媒としては、反応に影響を
与えないものであれば特に制限されないが、通常、精製
の容易さから、クロロホルム、塩化メチレンであること
が好ましい。
【0016】液相中の四塩化炭素濃度は特に制限されな
いが、単位時間・単位触媒金属量あたりの四塩化炭素消
費速度が四塩化炭素の濃度に比例するため、四塩化炭素
の濃度を高くすることが好ましい。但し、あまりに高い
と反応後の含水素クロロメタン類の単離・精製が煩雑に
なるおそれがあるため、通常2.5〜9.5モル/L、
好ましくは3.0〜8.5モル/L、さらには3.5〜
8.0モル/Lの範囲であることが好ましい。なお、本
発明において液相中の四塩化炭素の濃度とは、回分式で
行う場合は反応開始時と反応終了時の平均値を、液相中
に担持金属触媒を懸濁または固定した状態で四塩化炭素
を供給する場合は定常状態の四塩化炭素の濃度を、反応
器に担持金属触媒を充填し四塩化炭素を供給する場合は
反応器の入口と出口の四塩化炭素の濃度の平均値をい
う。また、液相中に担持金属触媒を懸濁または固定した
状態で四塩化炭素の濃度を上記範囲にする方法は特に制
限されないが、通常、四塩化炭素の供給量を制御するこ
とによって簡便に実施可能である。
【0017】連続式で行う場合の四塩化炭素の供給量
は、担持金属触媒の担持量および使用量によっても異な
るが、通常、使用する担持金属触媒の量1gあたり0.
005〜30モル/時間、特に0.01〜20モル/時
間、さらには0.02〜10モル/時間が好ましい。
【0018】水素は反応器の気相部および液相部のいず
れに供給してもよい。また、あらかじめ原料の四塩化炭
素に溶解させて用いることも可能である。
【0019】水素と四塩化炭素のモル比は特に限定され
ないが、水素を多くするとメタンの選択率が高くなる傾
向にあるため、反応器から出る排ガス中に僅かに未反応
の水素ガスが含まれるように維持することが、目的物の
選択率が高くなるので好ましい。通常、反応によって観
測される供給水素モル数/消費水素モル数で表した値が
1〜10の範囲、好ましくは1〜5の範囲、特に1〜3
の範囲が好適である。過剰の水素については、リサイク
ルさせることにより、水素利用効率を高めることができ
る。
【0020】反応温度は、副生成物の生成を抑制するた
めに10〜250℃の範囲が好ましく、特に、50〜2
00℃、さらには50〜150℃の範囲であることが好
ましい。また、反応圧力は常圧および加圧のいずれでも
よいが、一般には常圧〜200Kg/cm2の範囲が好
ましく、さらには、2〜100Kg/cm2の範囲が好
ましい。
【0021】本発明において、反応系から生成物を単
離、精製する方法は特に限定されず、ろ過、蒸留等の公
知の方法を採用することができる。また、生成物を単離
した後の原料の四塩化炭素は、リサイクルさせることに
より再利用することができる。
【0022】本発明において得られる含水素クロロメタ
ン類は、原料である四塩化炭素の塩素原子を水素で置換
した一連の化合物であり、クロロホルム、塩化メチレ
ン、塩化メチルが得られる。特に、本発明の方法は、原
料である四塩化炭素から一つの塩素原子を水素原子に置
換してクロロホルムを製造する反応に適している。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、広い四塩化炭素濃度範
囲にわたって90%以上の目的物選択性で含水素クロロ
メタン類を得ることができる。従って、本発明は工業的
に極めて有用である。
【0024】本発明において、このように目的物の選択
性が向上する理由は必ずしも明かではないが、次のよう
なことが考えられる。即ち、本反応において、生成され
る含水素クロロメタン類の選択性は、使用する担持金属
触媒に担持される触媒成分の触媒活性の強さと該触媒成
分を細孔内に担持させる担体の細孔の大きさに関係す
る。つまり、本反応は、水素分子が活性点に吸着解離し
て生じる吸着水素原子と、同様にして生じる吸着解離四
塩化炭素分子との反応である。そして、このうち吸着解
離して生じる四塩化炭素分子数は、液相中の四塩化炭素
濃度を高くしていくと増加するが、一方の吸着解離する
水素分子数は水素分子が液相に溶存して細孔を通って活
性点に到達するため、同一の細孔構造を持つ担体では四
塩化炭素濃度によらずほぼ一定量であると推定される。
このため、使用される触媒成分の触媒活性が強い場合、
四塩化炭素濃度を高くすると吸着解離して生じる吸着解
離水素原子が不足しがちになる。そして、このように吸
着解離水素原子が不足すると吸着解離四塩化炭素分子同
士が反応してヘキサクロロエタンが生成する副反応が生
じ易くなる。しかして、前記白金やパラジウムは触媒成
分として活性が強く、これを担持させる担体としては、
従来技術の活性炭の如くの小さい細孔を有すものではな
く、前記各要件の如くの大きい細孔を有するものでない
と、上記ヘキサクロロエタンが生成する副反応が強く生
じてしまうものと推定される。
【0025】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため実
施例を掲げるが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0026】実施例1 担持金属触媒として、下記のアルミナにヘキサクロロ白
金酸水溶液を含浸させ、乾燥後、活性化させた、白金を
2重量%含むアルミナ担持白金触媒を使用した。
【0027】平均細孔半径=33.1オングストローム 細孔容積=0.243mL/g 比表面積=78.0m2/g 平均粒子径=22μm この担持金属触媒10gを、角度付パドル翼および幅1
5mmの邪魔板を4枚装着した内径130mm、容器内
高さ260mmの10%皿型ステンレス製オートクレー
ブに仕込み、反応器を閉じた。反応器内の空気を除去し
た後、水素を常温で45Kg/cm2・G充填し、攪拌
機にて800rpmで攪拌し、反応器内を110℃に加
熱制御しながら、四塩化炭素を定量ポンプにて、1.8
6モル/時間の速度で反応器内に連続供給した。水素
は、供給水素モル数/消費水素モル数の比が1.2〜
2.3の範囲で、反応器内が45Kg/cm2・Gを保
持するように気相部に連続して供給した。反応ガスおよ
び反応液を連続して抜き出して分析した結果を表1に示
した。
【0028】実施例2〜5 四塩化炭素供給量を変化させて、液相中の四塩化炭素の
濃度を表1のようにしたこと以外は実施例1と同様に操
作した。その結果を表1に示した。
【0029】実施例6〜7 下記のアルミナを用いて白金を2重量%含むアルミナ担
持白金触媒を得、これを用いて四塩化炭素供給量を変化
させて、液相中の四塩化炭素の濃度を表1のようにした
こと以外は実施例1と同様に行った。その結果を表1に
示した。
【0030】平均細孔半径=28.5オングストローム 細孔容積=0.230mL/g 比表面積=162m2/g 平均粒子径=46μm 実施例8 下記のアルミナを用いて白金を2重量%含むアルミナ担
持白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同
様に行った。その結果を表1に示した。
【0031】平均細孔半径=92.4オングストローム 細孔容積=0.357mL/g 比表面積=77m2/g 平均粒子径=32μm 実施例9 下記のシリカ−アルミナ(モル比8:2)を用いて白金
を2重量%含むシリカ−アルミナ(モル比8:2)担持
白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同様
に行った。その結果を表1に示した。
【0032】平均細孔半径=27.0オングストローム 細孔容積=0.248mL/g 比表面積=101m2/g 平均粒子径=29μm 実施例10 下記のアルミナを用いて白金を5重量%含むアルミナ担
持白金触媒を得、これを用いたこと以外は実施例1と同
様に行った。その結果を表1に示した。
【0033】平均細孔半径=33.1オングストローム 細孔容積=0.243mL/g 比表面積=78m2/g 平均粒子径=22μm 実施例11 2gの粉末パラジウムを15mLの王水に80℃で溶解
し、乾燥後、残留物を10mLの12N塩酸に溶解し、
全量を蒸留水で100mLとした。下記のアルミナにこ
の溶液を含浸させ、乾燥、活性化後、パラジウムを2重
量%含むアルミナ担持パラジウム触媒を得た。この担持
金属触媒を用いたこと以外は実施例1と同様に行った。
その結果を表1に示した。
【0034】平均細孔半径=92.4オングストローム 細孔容積=0.357mL/g 比表面積=77m2/g 平均粒子径=32μm 実施例12 下記のアルミナを用いてパラジウムを2重量%含むアル
ミナ担持パラジウム触媒を得、これを用いたこと以外は
実施例11と同様に行った。その結果を表1に示した。
【0035】平均細孔半径=63.7オングストローム 細孔容積=0.247mL/g 比表面積=67m2/g 平均粒子径=42μm 実施例13 下記のアルミナを用いてパラジウムを2重量%含むアル
ミナ担持パラジウム触媒を得、これを用いたこと以外は
実施例11と同様に行った。その結果を表1に示した。
【0036】平均細孔半径=55.6オングストローム 細孔容積=0.205mL/g 比表面積=88m2/g 平均粒子径=25μm 比較例1〜3 下記の活性炭を用いて白金を2重量%含む活性炭担持白
金触媒を得、これを用いて四塩化炭素供給量を変化させ
て、液相中の四塩化炭素の濃度を表1のようにしたこと
以外は実施例1と同様に行った。その結果を表1に示し
た。
【0037】平均細孔半径=20.6オングストローム 細孔容積=0.463mL/g 比表面積=1350m2/g 平均粒子径=41μm 比較例4 下記の活性炭を用いてパラジウムを2重量%含む活性炭
担持パラジウム触媒を得、これを用いたこと以外は実施
例10と同様に行った。その結果を表1に示した。
【0038】平均細孔半径=20.6オングストローム 細孔容積=0.463mL/g 比表面積=1350m2/g 平均粒子径=41μm
【0039】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例及び比較例において、
触媒成分が白金であり、液相中の四塩化炭素濃度が4.
5〜5.2の範囲に保たれている実施例1,6,8,
9,比較例3について、使用する担体の平均細孔半径と
クロロホルム選択率との関係を示したグラフである。
【図2】図2は、本発明の実施例及び比較例において、
触媒成分が白金でありその平均細孔半径が25オングス
トローム以上である実施例1〜10と、同20.6オン
グストロームである比較例1〜3について、四塩化炭素
濃度とクロロホルム選択率との関係を示したグラフであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 19/04 C07C 19/04 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均細孔半径が25オングストローム以上
    である担体に白金が担持された担持白金触媒の存在下
    に、四塩化炭素と水素とを液相中で反応させることを特
    徴とする含水素クロロメタン類の製造方法。
  2. 【請求項2】平均細孔半径が50オングストローム以上
    である担体にパラジウムが担持された担持パラジウム触
    媒の存在下に、四塩化炭素と水素とを液相中で反応させ
    ることを特徴とする含水素クロロメタン類の製造方法。
JP7085701A 1995-04-11 1995-04-11 含水素クロロメタン類の製造方法 Pending JPH08283182A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005111366A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Tokuyama Corp 多塩素化アルカンの還元用触媒
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