JPH0828301B2 - 小型変成器 - Google Patents
小型変成器Info
- Publication number
- JPH0828301B2 JPH0828301B2 JP5034058A JP3405893A JPH0828301B2 JP H0828301 B2 JPH0828301 B2 JP H0828301B2 JP 5034058 A JP5034058 A JP 5034058A JP 3405893 A JP3405893 A JP 3405893A JP H0828301 B2 JPH0828301 B2 JP H0828301B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- windings
- divided
- wound
- winding frame
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- Expired - Lifetime
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- Insulating Of Coils (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器電源用として
使用される小型変成器に関する。
使用される小型変成器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器電源用の小型変成器は、従来技
術では、例えば図2に示すように、次のように構成され
たものがある。すなわち、複数の巻線1・2・3・4…
と、その各巻線1・2・3・4…を巻回する複数の巻枠
5・6と、上記各巻線1・2・3・4…を囲繞し互いに
組み合わせて閉磁路を形成する一対の磁芯7・8とから
成る。そして、上記巻枠5は上記一対の磁芯7・8の内
鉄部7a・8aを挿入嵌合可能に形成するとともに、前
記巻枠6は上記巻枠5を挿入嵌合可能に形成して構成す
る。尚、符号20は巻枠5と一体に形成した端子部21
に設けた引出接続端子である。上記変成器では、前記複
数の巻線1・2・3・4…のうち相互に高絶縁を必要と
する巻線をそれぞれ前記複数の巻枠5・6に分離して、
例えば巻線1を巻枠5に、巻線2・3・4…を巻枠6に
巻回してある。さらに、必要ならば巻枠6を挿入嵌合で
きる外側巻枠を増加し、上記巻線2・3・4…のうちの
必要な巻線をその外側巻枠に分離して巻回する事もあ
る。
術では、例えば図2に示すように、次のように構成され
たものがある。すなわち、複数の巻線1・2・3・4…
と、その各巻線1・2・3・4…を巻回する複数の巻枠
5・6と、上記各巻線1・2・3・4…を囲繞し互いに
組み合わせて閉磁路を形成する一対の磁芯7・8とから
成る。そして、上記巻枠5は上記一対の磁芯7・8の内
鉄部7a・8aを挿入嵌合可能に形成するとともに、前
記巻枠6は上記巻枠5を挿入嵌合可能に形成して構成す
る。尚、符号20は巻枠5と一体に形成した端子部21
に設けた引出接続端子である。上記変成器では、前記複
数の巻線1・2・3・4…のうち相互に高絶縁を必要と
する巻線をそれぞれ前記複数の巻枠5・6に分離して、
例えば巻線1を巻枠5に、巻線2・3・4…を巻枠6に
巻回してある。さらに、必要ならば巻枠6を挿入嵌合で
きる外側巻枠を増加し、上記巻線2・3・4…のうちの
必要な巻線をその外側巻枠に分離して巻回する事もあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では次
の問題がある。巻線1と巻線2・3・4…とを、巻枠5
と巻枠6とに分離して巻回してあるから、厚みの大きい
巻枠で各巻線間の距離が離されているため巻線1と巻線
2・3・4…との相互間の絶縁性は良好なものの、巻線
間の結合係数が小さくなり期待した特性を得られない事
がある。上記巻線相互間の絶縁性と結合係数との両立を
図るために、巻枠5と巻枠6との組み合わせをやめ、巻
線と絶縁層とを交互に重ね合わせて巻回する旧来の巻線
構造をとる事もできるが、この方法では工数がかかって
製造コストが上昇する。本発明は、小型変成器の高絶縁
巻線相互間の絶縁性と結合係数との両立を図り、必要な
巻線間の沿面距離を保ちながら特性を損なわずに工数を
減らして、製造コストを低下させることを課題とする。
の問題がある。巻線1と巻線2・3・4…とを、巻枠5
と巻枠6とに分離して巻回してあるから、厚みの大きい
巻枠で各巻線間の距離が離されているため巻線1と巻線
2・3・4…との相互間の絶縁性は良好なものの、巻線
間の結合係数が小さくなり期待した特性を得られない事
がある。上記巻線相互間の絶縁性と結合係数との両立を
図るために、巻枠5と巻枠6との組み合わせをやめ、巻
線と絶縁層とを交互に重ね合わせて巻回する旧来の巻線
構造をとる事もできるが、この方法では工数がかかって
製造コストが上昇する。本発明は、小型変成器の高絶縁
巻線相互間の絶縁性と結合係数との両立を図り、必要な
巻線間の沿面距離を保ちながら特性を損なわずに工数を
減らして、製造コストを低下させることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
において、上記課題を達成するために、例えば図1に示
すように、次の改良構造を追加したものである。すなわ
ち、第1巻線1を二分割して、その一方の分割巻線1a
を第1巻枠5に巻回する。また、第2巻枠6の鍔部9を
内径側の厚肉部9aとその厚肉部9aの外径側の内側肉
を削減した薄肉部9bとで形成する。そして、第2巻枠
6の巻枠底部6aと鍔部9とで形成される空間10の厚
肉部9aに囲まれた幅狭空間10a内に、第2巻線3・
4…を、その各巻線間に薄いフィルムの第1線間絶縁層
11を介在させて順に重ねて巻回する。また、前記薄肉
部9bに囲まれた幅広空間10b内で、第2巻線3・4
…の上層に幅広空間10bの幅一杯に薄いフィルムの第
2線間絶縁層12を介在させるとともに、第1巻線1の
他方の分割巻線1bを層間絶縁層13を介在させながら
重層巻回する。さらに、他方の分割巻線1bの巻幅W1
を第2巻線3・4…の巻幅W3と同寸法以下に形成す
る。そして、一対の磁芯7・8の内鉄部7a・8aを第
1巻枠5に挿入嵌合するとともに、第1巻枠5を第2巻
枠6に挿入嵌合して互いに組み合わせて構成する。
において、上記課題を達成するために、例えば図1に示
すように、次の改良構造を追加したものである。すなわ
ち、第1巻線1を二分割して、その一方の分割巻線1a
を第1巻枠5に巻回する。また、第2巻枠6の鍔部9を
内径側の厚肉部9aとその厚肉部9aの外径側の内側肉
を削減した薄肉部9bとで形成する。そして、第2巻枠
6の巻枠底部6aと鍔部9とで形成される空間10の厚
肉部9aに囲まれた幅狭空間10a内に、第2巻線3・
4…を、その各巻線間に薄いフィルムの第1線間絶縁層
11を介在させて順に重ねて巻回する。また、前記薄肉
部9bに囲まれた幅広空間10b内で、第2巻線3・4
…の上層に幅広空間10bの幅一杯に薄いフィルムの第
2線間絶縁層12を介在させるとともに、第1巻線1の
他方の分割巻線1bを層間絶縁層13を介在させながら
重層巻回する。さらに、他方の分割巻線1bの巻幅W1
を第2巻線3・4…の巻幅W3と同寸法以下に形成す
る。そして、一対の磁芯7・8の内鉄部7a・8aを第
1巻枠5に挿入嵌合するとともに、第1巻枠5を第2巻
枠6に挿入嵌合して互いに組み合わせて構成する。
【0005】
【作用】本発明は次のように作用する。第1巻線1を二
分割してその一方の分割巻線1aを第1巻枠5に巻回
し、他方の分割巻線1bを、第2巻枠6の巻枠底部6a
と鍔部9とで形成される空間10の薄肉部9bに囲まれ
た幅広空間10b内で、第2巻線3・4…の上層にその
幅広空間10bの幅一杯の第2線間絶縁層12を介在さ
せたうえ、層間絶縁層13を介在させながら重層巻回し
ている。そして、上記分割巻線1bの巻幅W1を上記第
2巻線3・4…の巻幅W3(即ち幅狭空間10aの幅)
と同寸法以下にする事により、各巻線外縁の間の沿面距
離Lを確保して絶縁性を高くする事ができる。また、上
記第2巻線3・4…は同じ第2巻枠6に、鍔部9の厚肉
部9aに囲まれた幅狭空間10a内で、各巻線間に第1
線間絶縁層11を介在させて順に重ねて巻回してあり、
この第2巻線3・4…と上記他方の分割巻線1bとの間
には、前記第2線間絶縁層12が介在しているだけであ
る。上記第1線間絶縁層11及び第2線間絶縁層12は
巻枠に比べて薄いフィルムで形成されているうえ、上記
他方の分割巻線1bと前記第1巻枠5に巻回した一方の
分割巻線1aとの間に上記第2巻線3・4…を挟み込む
ので、第1巻線1と第2巻線3・4…間の結合係数が充
分大きくとれる。
分割してその一方の分割巻線1aを第1巻枠5に巻回
し、他方の分割巻線1bを、第2巻枠6の巻枠底部6a
と鍔部9とで形成される空間10の薄肉部9bに囲まれ
た幅広空間10b内で、第2巻線3・4…の上層にその
幅広空間10bの幅一杯の第2線間絶縁層12を介在さ
せたうえ、層間絶縁層13を介在させながら重層巻回し
ている。そして、上記分割巻線1bの巻幅W1を上記第
2巻線3・4…の巻幅W3(即ち幅狭空間10aの幅)
と同寸法以下にする事により、各巻線外縁の間の沿面距
離Lを確保して絶縁性を高くする事ができる。また、上
記第2巻線3・4…は同じ第2巻枠6に、鍔部9の厚肉
部9aに囲まれた幅狭空間10a内で、各巻線間に第1
線間絶縁層11を介在させて順に重ねて巻回してあり、
この第2巻線3・4…と上記他方の分割巻線1bとの間
には、前記第2線間絶縁層12が介在しているだけであ
る。上記第1線間絶縁層11及び第2線間絶縁層12は
巻枠に比べて薄いフィルムで形成されているうえ、上記
他方の分割巻線1bと前記第1巻枠5に巻回した一方の
分割巻線1aとの間に上記第2巻線3・4…を挟み込む
ので、第1巻線1と第2巻線3・4…間の結合係数が充
分大きくとれる。
【0006】
【効果】本発明は、上記のように構成され作用すること
から、次の効果を奏する。高絶縁を要する第1巻線1を
二分割して、他方の分割巻線1bを第2巻枠6に巻かれ
た第2巻線3・4…の上層に、幅広空間10bの幅一杯
の第2線間絶縁層12を介在させるとともに、他方の分
割巻線1bの巻幅W1を第2巻線3・4…の巻幅W3と
同寸法以下にして巻回しているから、第1巻線1の他方
の分割巻線1bと第2巻線3・4…との間の沿面距離L
を十分に確保して絶縁性を高くすることができる。さら
に、他方の分割巻線1bと一方の分割巻線1aとの間に
第2巻線3・4…を挟み込むことに加え、第2巻線3・
4…と他方の分割巻線1bとの間に薄いフィルムの第2
線間絶縁層12を介在させたので、第2巻線3・4…と
上記の他方の分割巻線1bとの間の距離が小さくなっ
て、第1巻線1と第2巻線3・4…との間の結合係数が
十分に大きくとれる。これにより、第1巻線1と第2巻
線3・4…との間で、結合係数を大きくできる点と上述
の十分な絶縁性を維持できる点との両立を図ることがで
きる。しかも、一方の分割巻線1aを第1巻枠5に、他
方の分割巻線1bと第2巻線3・4…とを第2巻枠6に
配設したので、これらの巻線1a・3・4…・1bと絶
縁層とを交互に重ね合わせて巻回する旧来の巻線構造に
比して工数を減らして、製造コストを低下させることが
できる。
から、次の効果を奏する。高絶縁を要する第1巻線1を
二分割して、他方の分割巻線1bを第2巻枠6に巻かれ
た第2巻線3・4…の上層に、幅広空間10bの幅一杯
の第2線間絶縁層12を介在させるとともに、他方の分
割巻線1bの巻幅W1を第2巻線3・4…の巻幅W3と
同寸法以下にして巻回しているから、第1巻線1の他方
の分割巻線1bと第2巻線3・4…との間の沿面距離L
を十分に確保して絶縁性を高くすることができる。さら
に、他方の分割巻線1bと一方の分割巻線1aとの間に
第2巻線3・4…を挟み込むことに加え、第2巻線3・
4…と他方の分割巻線1bとの間に薄いフィルムの第2
線間絶縁層12を介在させたので、第2巻線3・4…と
上記の他方の分割巻線1bとの間の距離が小さくなっ
て、第1巻線1と第2巻線3・4…との間の結合係数が
十分に大きくとれる。これにより、第1巻線1と第2巻
線3・4…との間で、結合係数を大きくできる点と上述
の十分な絶縁性を維持できる点との両立を図ることがで
きる。しかも、一方の分割巻線1aを第1巻枠5に、他
方の分割巻線1bと第2巻線3・4…とを第2巻枠6に
配設したので、これらの巻線1a・3・4…・1bと絶
縁層とを交互に重ね合わせて巻回する旧来の巻線構造に
比して工数を減らして、製造コストを低下させることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面で説明する。図
1(A)は小型変成器の要部破断部分拡大側面図、図1
(B)は同変成器の磁芯と巻線との組立要領図、図1
(C)は同変成器の電気回路図である。図において、小
型変成器は、複数の巻線1・2・3・4…と、その各巻
線1・2・3・4…を巻回する複数の巻枠5・6と、上
記各巻線1・2・3・4…を囲繞し互いに組み合わせて
閉磁路を形成する一対の磁芯7・8とから成っている。
そして、上記巻枠(第1巻枠)5は上記一対の磁芯7・8
の内鉄部7a・8aを挿入嵌合可能に形成するととも
に、前記巻枠(第2巻枠)6は上記巻枠5を挿入嵌合可能
に形成してある。尚、符号20は巻枠5と一体に形成し
た端子部21に設けた引出接続端子である。上記小型変
成器は、前記複数の巻線1・2・3・4…のうちの高絶
縁を要する巻線(第1巻線)1を二分割して、その一方の
分割巻線1aを前記巻枠5に巻回してある。また、前記
巻枠6の鍔部9を内径側の厚肉部9aとその厚肉部9a
の外径側の内側肉を削減した薄肉部9bとで形成してあ
る。そして、上記巻枠6の巻枠底部6aと鍔部9とで形
成される空間10の前記厚肉部9aに囲まれた幅狭空間
10a内に、前記複数の巻線1・2・3・4…のうちの
巻線(第2巻線)3・4…を、その各巻線間に例えばPE
Tフィルムなどの第1線間絶縁層11を介在させて順に
重ねて巻回してある。また、前記鍔部9の薄肉部9bに
囲まれた幅広空間10b内で、上記巻線3・4…の上層
にその幅広空間10bの幅一杯のPETフィルムなどの
第2線間絶縁層12を介在させるとともに、前記巻線1
の他方の分割巻線1bを例えばPET複合フィルムなど
の層間絶縁層13を介在させながら重層巻回してある。
さらに、この他方の分割巻線1bの巻幅W1を前記巻線
3・4…の巻幅W3と同寸法以下に形成してある。そし
て、前記一対の磁芯7・8の内鉄部7a・8aを前記巻
枠5に挿入嵌合するとともに、その巻枠5を前記巻枠6
に挿入嵌合して、互いに組み合わせて構成してある。
尚、巻線2は、前記巻線1に対して高絶縁を要しないた
め、前記巻線3・4…の上層で前記巻線1の他方の分割
巻線1bと同じ層に同じ方法で巻回してある。
1(A)は小型変成器の要部破断部分拡大側面図、図1
(B)は同変成器の磁芯と巻線との組立要領図、図1
(C)は同変成器の電気回路図である。図において、小
型変成器は、複数の巻線1・2・3・4…と、その各巻
線1・2・3・4…を巻回する複数の巻枠5・6と、上
記各巻線1・2・3・4…を囲繞し互いに組み合わせて
閉磁路を形成する一対の磁芯7・8とから成っている。
そして、上記巻枠(第1巻枠)5は上記一対の磁芯7・8
の内鉄部7a・8aを挿入嵌合可能に形成するととも
に、前記巻枠(第2巻枠)6は上記巻枠5を挿入嵌合可能
に形成してある。尚、符号20は巻枠5と一体に形成し
た端子部21に設けた引出接続端子である。上記小型変
成器は、前記複数の巻線1・2・3・4…のうちの高絶
縁を要する巻線(第1巻線)1を二分割して、その一方の
分割巻線1aを前記巻枠5に巻回してある。また、前記
巻枠6の鍔部9を内径側の厚肉部9aとその厚肉部9a
の外径側の内側肉を削減した薄肉部9bとで形成してあ
る。そして、上記巻枠6の巻枠底部6aと鍔部9とで形
成される空間10の前記厚肉部9aに囲まれた幅狭空間
10a内に、前記複数の巻線1・2・3・4…のうちの
巻線(第2巻線)3・4…を、その各巻線間に例えばPE
Tフィルムなどの第1線間絶縁層11を介在させて順に
重ねて巻回してある。また、前記鍔部9の薄肉部9bに
囲まれた幅広空間10b内で、上記巻線3・4…の上層
にその幅広空間10bの幅一杯のPETフィルムなどの
第2線間絶縁層12を介在させるとともに、前記巻線1
の他方の分割巻線1bを例えばPET複合フィルムなど
の層間絶縁層13を介在させながら重層巻回してある。
さらに、この他方の分割巻線1bの巻幅W1を前記巻線
3・4…の巻幅W3と同寸法以下に形成してある。そし
て、前記一対の磁芯7・8の内鉄部7a・8aを前記巻
枠5に挿入嵌合するとともに、その巻枠5を前記巻枠6
に挿入嵌合して、互いに組み合わせて構成してある。
尚、巻線2は、前記巻線1に対して高絶縁を要しないた
め、前記巻線3・4…の上層で前記巻線1の他方の分割
巻線1bと同じ層に同じ方法で巻回してある。
【図1】本発明実施例を示し、図1(A)は小型変成器
の要部破断部分拡大側面図、図1(B)は同変成器の磁
芯と巻線との組立要領図、図1(C)は同変成器の電気
回路図である。
の要部破断部分拡大側面図、図1(B)は同変成器の磁
芯と巻線との組立要領図、図1(C)は同変成器の電気
回路図である。
【図2】従来例を示し、図1に相当する図である。
1・2・3・4…巻線、1a・1b…分割巻線、5・6…
巻枠、6a…巻枠底部、7・8…磁芯、7a・8a…内
鉄部、9…鍔部、9a…厚肉部、9b…薄肉部、10…
空間、10a…幅狭空間、10b…幅広空間、11…第
1線間絶縁層、12…第2線間絶縁層、13…層間絶縁
層、W1・W3…巻幅。
巻枠、6a…巻枠底部、7・8…磁芯、7a・8a…内
鉄部、9…鍔部、9a…厚肉部、9b…薄肉部、10…
空間、10a…幅狭空間、10b…幅広空間、11…第
1線間絶縁層、12…第2線間絶縁層、13…層間絶縁
層、W1・W3…巻幅。
Claims (1)
- 【請求項1】 第1巻線(1)と、複数の第2巻線(3・
4…)と、上記各巻線(1・3・4…)が巻回する複数の
巻枠(5・6)と、上記各巻線(1・3・4…)を囲繞し互
いに組み合わせて閉磁路を形成する一対の磁芯(7・8)
とから成り、 上記第1巻枠(5)は上記一対の磁芯(7・8)の内鉄部
(7a・8a)を挿入嵌合可能に形成するとともに、前記
第2巻枠(6)は上記第1巻枠(5)を挿入嵌合可能に形成
して構成した小型変成器において、 前記第1巻線(1)を二分割して、その一方の分割巻線
(1a)を前記第1巻枠(5)に巻回し、 前記第2巻枠(6)の鍔部(9)を内径側の厚肉部(9a)と
その厚肉部(9a)の外径側の内側肉を削減した薄肉部
(9b)とで形成し、 上記第2巻枠(6)の巻枠底部(6a)と鍔部(9)とで形成
される空間(10)の前記厚肉部(9a)に囲まれた幅狭空
間(10a)内に、前記第2巻線(3・4…)を、その各巻
線間に薄いフィルムの第1線間絶縁層(11)を介在させ
て順に重ねて巻回し、 前記鍔部(9)の薄肉部(9b)に囲まれた幅広空間(10
b)内で、上記第2巻線(3・4…)の上層にその幅広空
間(10b)の幅一杯に薄いフィルムの第2線間絶縁層
(12)を介在させるとともに、前記第1巻線(1)の他方
の分割巻線(1b)を層間絶縁層(13)を介在させながら
重層巻回し、 この他方の分割巻線(1b)の巻幅(W1)を前記第2巻線
(3・4…)の巻幅(W3)と同寸法以下に形成し、 前記一対の磁芯(7・8)の内鉄部(7a・8a)を前記第
1巻枠(5)に挿入嵌合するとともに、その第1巻枠(5)
を前記第2巻枠(6)に挿入嵌合して、互いに組み合わせ
て構成したことを特徴とする小型変成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034058A JPH0828301B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 小型変成器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034058A JPH0828301B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 小型変成器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06231983A JPH06231983A (ja) | 1994-08-19 |
JPH0828301B2 true JPH0828301B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=12403683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5034058A Expired - Lifetime JPH0828301B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 小型変成器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828301B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109494062A (zh) * | 2018-11-19 | 2019-03-19 | 东莞市奥海科技股份有限公司 | 防止绕组引线交叉的变压器骨架及其使用方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0828300B2 (ja) * | 1990-03-30 | 1996-03-21 | 松下電器産業株式会社 | トランス |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP5034058A patent/JPH0828301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06231983A (ja) | 1994-08-19 |
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