JPH082822A - 線条体の一定速度送出・巻取ボビン装置 - Google Patents

線条体の一定速度送出・巻取ボビン装置

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JPH082822A
JPH082822A JP15680094A JP15680094A JPH082822A JP H082822 A JPH082822 A JP H082822A JP 15680094 A JP15680094 A JP 15680094A JP 15680094 A JP15680094 A JP 15680094A JP H082822 A JPH082822 A JP H082822A
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JP
Japan
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bobbin
constant
distance
output
winding
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Application number
JP15680094A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nishizuka
秀明 西塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
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Publication of JPH082822A publication Critical patent/JPH082822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線条体の定線速の巻取り、または送出し装置
を簡単に実現する。 【構成】 ボビン軸に作動的に連結された駆動モータ3
によって回転駆動され、線条体1を適宜の速度をもって
送り出し、または巻き取るボビン2において、このボビ
ンの線条体の巻層1Aの表面に直交する方向にこの表面
から適宜距離xだけ離隔した位置に設けられる距離比例
出力光電センサ5と、所定の絶対値を持つ負の一定出力
電圧を発生する電源4と、距離比例出力光電センサ5の
出力電圧と電源4からの負の一定出力電圧を加算する加
算器6とを有し、加算器6による加算結果の出力を増幅
して駆動モータ3の駆動を制御するようにしたことを特
徴とする線条体の一定速度送出・巻取ボビン装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は線条体の一定速度送出
・巻取ボビン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず図4について電線などの線条体1を
ボビン101から送り出すか、あるいはこのボビン10
1に巻き取る場合に、線条体1を一定速度をもって送り
出し、または巻き取るための従来の装置の一例を説明す
る。
【0003】線条体1のこのボビン101上の巻層に交
わる方向に検出光線が走るように複数の光電センサS
1,S2,S3などを設け、それらの検出光線の走る位
置を巻層の半径のいくつかの値に対応する位置に設定す
る。
【0004】この装置は図から自明なように、光電セン
サS1が作動する位置がこのボビン101に最大量の線
条体が巻き取られている状態を示し、たとえば送出の場
合に巻層の半径が小さくなるに従って順次光電センサS
2,S3が作動することになる。したがってこの半径の
減少を検知することによりその漸次小さくなる半径に応
じてボビンの回転速度を漸増させ(駆動モータの回転数
を漸増)線条体の一定速度送出し、または巻取速度を得
るものである。
【0005】図5は線条体1のボビン101からの一定
線速送出し、またはボビン101への一定線速巻取りを
おこなう装置を示すものであるが、この例では線条体1
の線速計測用の中間プーリー102の回転軸102Aに
感知用突起103を取りつけるとともに、これに対応す
る位置に近接スイッチ104を設け、近接スイッチ10
4の励磁回数をカウントすることによって線速を計測
し、これが一定に保たれるように中央演算処理装置(C
PU)を介してボビン101の駆動モータ105の回転
数を制御するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4の装置では光電セ
ンサの数が非常に多くなり、しかも巻層の半径変化に対
して連続的に対応できずにステップ的にしか対応できな
い欠点があり、また図5の装置の場合は精度が高く巻層
径の変化に対して連続的な対応ができる利点はあるもの
の、中央演算処理装置(CPU)の存在のために制御回
路の構成がそれだけ複雑高価となる不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、その解決のため
にとる手段は、ボビン軸に作動的に連結された駆動モー
タによって回転駆動され、線条体を適宜の速度をもって
送り出し、または巻き取るボビンにおいて、このボビン
の線条体の巻層の表面に直交する方向にこの表面から適
宜距離だけ離隔した位置に設けられる距離比例出力光電
センサと、所定の絶対値を持つ負の一定出力電圧を発生
する電源と、前記距離比例出力光電センサの出力電圧と
前記電源からの負の一定出力電圧を加算する加算器とを
有し、前記加算器による加算結果の出力を増幅して前記
駆動モータの駆動を制御するようにしたことを特徴とす
る線条体の一定速度送出・巻取ボビン装置である。
【0008】
【作用】距離比例出力光電センサは線条体のボビンの巻
層の変化に応じて出力し、巻層径が大きくなるほどその
出力は大きくなるから、この出力とこの出力の絶対値よ
り大きい絶対値を持つ所定の値の負の一定出力とを加算
することによって巻層径の増大とともにこれにほぼ逆比
例して減少する出力を取り出すことができ、この出力に
応じて駆動モータを駆動することによって、巻層径の増
大につれてボビンの回転数が逆比例的に減少し、そこか
ら送り出され、またはそこに巻き取る線条体の線速を一
定に保つことができる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1について説明す
る。図1は巻取ボビン2に電線またはテープのような線
条体1を巻き取る場合を示すものであって、入力電圧の
変化によってその回転数を変化調節できる、たとえばサ
ーボモータ、トルクモータのような駆動モータ3によっ
て回転駆動されるものとする。
【0010】符号5は距離比例出力光電センサを示す。
これは一種のフォトカップル、つまり発光素子と受光素
子とを組み合わせたものであるが、受光素子の出力と、
この光電センサと検出用光の反射面との離隔距離との間
に関数関係が存在することが特徴的なものである。この
距離比例出力光電センサ5を巻取ボビン2の巻層1Aか
ら適宜距離xだけ離れた位置に、検出光の光路が巻層面
に直交するように配設するのである。
【0011】図3(a)はその関数関係を示すグラフの
一例であるが、この図から分かるように、距離比例出力
光電センサ5の出力電流は、この光電センサから検出光
反射面までの距離がある値までは一定であるが、ある値
を越したあたりからほぼ直線的に減少する特徴がある。
したがってこの減少区間内の適宜の範囲、たとえば距離
1 から距離x2 までの範囲を選定すれば、距離比例出
力光電センサ5の出力電流は反射面までの距離に逆比例
する、と言うことができる。
【0012】本発明の装置ではこの距離比例出力光電セ
ンサ5を巻取ボビン2の巻層1Aから離す距離xは、巻
層1Aの満巻状態と空状態に対応するxの値が図3
(a)のグラフに示した範囲値x1 〜x2 の間に落ちる
ように選定するわけである。
【0013】図1に戻って、別に一定電圧の電源4を設
け、この電源4の負極からの負の一定電圧(−a)を取
り出し、この負の定電圧(−a)と距離比例出力光電セ
ンサ5からでる距離xに比例する電圧bxとを加算す
る、たとえばオペ・アンプのような加算器6を設け、そ
の加算結果である電圧信号(−a+bx)を得、この信
号を増幅装置7によってk倍に増幅し、これによりさき
の駆動モータ3、たとえばACサーボモータやトルクモ
ータの回転駆動を制御するように構成する。
【0014】上述した負の一定電圧(−a)の絶対値は
制御区間、つまりx1 〜x2 の範囲内における距離比例
出力光電センサ5の最大出力bx1 に少なくとも等しい
か、あるいはこれより大きいことが必要である。電源4
の出力であるaの絶対値をこのように適当に設定するこ
とによって、図3(b)の太い実線でに示すように加算
結果の信号電圧の絶対値を巻層1Aの表面からの距離x
にほぼ比例して増大する値として取り出すことができ
る。
【0015】図1の装置について定性的に考察すれば、
線条体1の巻取ボビン2への巻取線速を一定にするため
には、巻取ボビン2の巻層1Aの外径が大きくなる(x
の値が小さくなる)につれてこの外径値に比例して駆動
モータ3による駆動回転数を小さくしなければならない
から、上述の制御が合理的であることが理解できるので
ある。
【0016】図2に示した装置は本発明をテープの巻き
替えに応用したものである。周知のようにケーブルのテ
ーピング装置においてはケーブルが連続している限りテ
ープパッドを途中で補充することはできない。このため
テープパッドの貯留軸を回転して外部からここに取りつ
けられているパッド心にテープを巻き取り、新しく補充
用のテープパッドを準備するテープの巻き替え技術が開
発された。図2は正にこの巻き替え装置である。
【0017】図2において、符号4、6、7は図1にお
けると同様にそれぞれ定電圧電源、加算器、および増幅
器を示し、既に説明したように距離比例出力光電センサ
5によって巻取ボビン2(この場合テープ心)に線条体
1、この場合テープを一定線速で巻き取るための構成で
ある。なお符号10は電圧調整装置であって、電源4か
ら印加される電圧値の大きさが既に説明した所定の大き
さになるように調節する装置である。
【0018】もちろんこのテープ1は定張力で巻かれね
ばならないから、そのためにテープ巻き機の外部にある
テープ供給用の送出ボビン8からはテープ1を定張力で
送り出す必要がある。距離比例出力光電センサ5はこの
定張力送出しに際しても有用であり、こんどは本発明の
ように負の一定電圧との和を使用するのでなく、距離比
例出力光電センサ5の出力をそのまま増幅してそれによ
って送出ボビン8にブレーキトルクを与えるパウダーブ
レーキ9を制御する。つまり、送出ボビン8のテープ巻
層径が小さくなるほど、送出ボビン8の回転に対するブ
レーキトルクを比例的に小さくして一定張力を保つよう
にするわけである。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、距離比例出力光電セ
ンサは線条体のボビンの巻層の変化に応じて出力し、巻
層径が大きくなるほどその出力は大きくなるから、この
出力とこの出力の絶対値より大きい絶対値を持つ所定の
値の負の一定出力とを加算することによって巻層径の増
大とともにこれにほぼ逆比例して減少する出力を取り出
すことができ、この出力に応じて駆動モータを駆動する
ことによって、巻層径の増大につれてボビンの回転数が
逆比例的に減少し、そこから送り出され、またはそこに
巻き取る線条体の線速を一定に保つことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す全体側面図であ
る。
【図2】この発明を応用したテープ巻き替え装置を示す
ブロック図である。
【図3】(a)はこの発明に使用する距離比例出力光電
センサの特性を示すグラフ、同図(b)は本発明の加算
器による加算をグラフ上で示した図である。
【図4】従来の線条体の定張力送出・巻取装置の一例を
示す正面面である。
【図5】従来の線条体の定張力送出・巻取装置の別の一
例を示す一部斜視図で示した側面である。
【符号の説明】
1 線条体 1A 巻層 2 送出・巻取ボビン 3 駆動モータ 4 定電圧電源 5 距離比例出力光電センサ 6 加算器 7 増幅器 8 送出ボビン 9 パウダーブレーキ 10 電圧調整器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン軸に作動的に連結された駆動モー
    タ(3)によって回転駆動され、線条体(1)を適宜の
    速度をもって送り出し、または巻き取るボビン(2)に
    おいて、このボビンの線条体の巻層(1A)の表面に直
    交する方向にこの表面から適宜距離(x)だけ離隔した
    位置に設けられる距離比例出力光電センサ(5)と、所
    定の絶対値を持つ負の一定出力電圧を発生する電源
    (4)と、前記距離比例出力光電センサ(5)の出力電
    圧と前記電源(4)からの負の一定出力電圧を加算する
    加算器(6)とを有し、前記加算器(6)による加算結
    果の出力を増幅して前記駆動モータ(3)の駆動を制御
    するようにしたことを特徴とする線条体の一定速度送出
    ・巻取ボビン装置。
JP15680094A 1994-06-15 1994-06-15 線条体の一定速度送出・巻取ボビン装置 Pending JPH082822A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102785970A (zh) * 2011-05-19 2012-11-21 扬州市希林光源器材制造有限公司 计数复绕机
CN108750789A (zh) * 2018-05-30 2018-11-06 周云香 一种可记录使用量的电缆存放架

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CN108750789B (zh) * 2018-05-30 2020-08-25 东阳市阳涛电子科技有限公司 一种可记录使用量的电缆存放架

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