JPH08282275A - 車両用サンバイザーおよびその製造方法 - Google Patents

車両用サンバイザーおよびその製造方法

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JPH08282275A
JPH08282275A JP11027495A JP11027495A JPH08282275A JP H08282275 A JPH08282275 A JP H08282275A JP 11027495 A JP11027495 A JP 11027495A JP 11027495 A JP11027495 A JP 11027495A JP H08282275 A JPH08282275 A JP H08282275A
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JP
Japan
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core material
side core
mirror unit
sun visor
back side
Prior art date
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Application number
JP11027495A
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English (en)
Inventor
Hisami Yamada
久視 山田
Kiyotaka Taguchi
清高 田口
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯材の成形不良を防止すると共に、サンバイ
ザーの軽量化と制作コストの低減を達成し、ミラーユニ
ットを取付けた場合にも良好な取付け状態が得られる優
れた車両用サンバイザーおよびその製造方法を提供す
る。 【構成】 サンバイザー1の芯材3を表側芯材3aと裏
側芯材3bとに分割形成し、表側芯材3aと裏側芯材3
bの内、一方の芯材3aにミラーユニット収納部3eを
開口させ、このミラーユニット収納部3e内に樹脂プレ
ート5を収納して表側芯材3aと裏側芯材3bを張合わ
せると共に、樹脂プレート5にミラーユニット6を溶着
させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のサンバイザー
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用サンバイザー構造の一例と
して図4乃至図6に示すものがあるが、これらの図にお
いて、鉄板プレート12を溶接して取付けたワイヤフレ
ーム13の周囲にウレタン等の芯材14をサンバイザー
11の形状に成形し、この芯材14を表皮材15で被包
すると共に、鉄板プレート12に樹脂製のミラーユニッ
ト16を取付けてサンバイザー11を構成している。
【0003】上記構成の車両用サンバイザーにおいて
は、ワイヤフレーム13および鉄板プレート12により
サンバイザー11に十分な強度をもたせることができ、
また、芯材14によりワイヤフレーム12の周囲にサン
バイザー11の形状を成形するため、サンバイザー11
の造形を比較的自由に行うことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、芯材14の成形時、ワイヤフレーム1
3に取付けられている鉄板プレート12が材料供給の妨
げとなり、芯材14の成形不良が起こりやすく、また、
ワイヤフレーム13に鉄板プレート12を溶接している
ため、重量が増すと共に、製作コストがかかるという問
題があった。
【0005】また、ミラーユニット16は図5及び図6
に示すようにミラーユニット16の係止突起16aを芯
材14の内部に係止させ、爪部16bを鉄板プレート1
2の取付け穴12aに取付けて固定しているが、ミラー
ユニット16の固定は爪部16aのみで行われているた
め取付け強度が弱く、さらに鉄板プレート12とミラー
ユニット16では、温度による収縮が異なるため、長期
使用時にミラーユニット16の変形や爪部の16bの破
損が起こることがあった。
【0006】さらに、ミラーユニット16に係止突起1
6aや爪部16bを形成するために、ミラーユニット1
6の型構造が複雑になり型制作費が多くかかるという問
題があった。
【0007】本発明は上記問題に着目して成されたもの
であり、芯材の成形不良を防止すると共に、サンバイザ
ーの軽量化と制作コストの低減を達成し、ミラーユニッ
トを取付けた場合にも良好な取付け状態が得られる優れ
た車両用サンバイザーおよびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる車両用サンバイザーは、サンバイ
ザーの芯材を表側芯材と裏側芯材とに分割形成し、前記
表側芯材と前記裏側芯材の内、一方の芯材にミラーユニ
ット収納部を開口させ、このミラーユニット収納部内に
樹脂プレートを収納して前記表側芯材と前記裏側芯材を
張合わせると共に、前記樹脂プレートにミラーユニット
を溶着させて構成した。
【0009】好ましくは、前記表側芯材と前記裏側芯材
の一側にヒンジ状の連結部を設ても良い。
【0010】また、本発明に係わる車両用サンバイザー
の製造方法では、サンバイザーの芯材を構成する表側芯
材と、裏側芯材とをあらかじめ成形し、次にこれら表側
芯材と裏側芯材のうち一方の芯材にミラーユニット収納
部を開口させて、このミラーユニット収納部内に樹脂プ
レートを収納し、その後、前記表側芯材と前記裏側芯材
を張合わせて芯材を形成すると共に、樹脂プレートにミ
ラーユニットを溶着させるようにした。
【0011】
【作用】かかる構成により、本発明に係わる車両用サン
バイザーにおいては、前記芯材をあらかじめ表側芯材と
裏側芯材に分割形成するため、前記芯材の成形不良を防
ぐことができる。
【0012】また、前記芯材の内部に前記樹脂プレート
を収納させるため、従来の鉄板プレートを溶接したもの
と比較して軽量になる。さらに、前記ミラーユニットと
前記樹脂プレートとの伸縮ずれを防止できるので、前記
ミラーユニットが破損することがなく、前記樹脂プレー
トと前記ミラーユニットを溶着させることで前記ミラー
ユニットの一側面全体を前記樹脂プレートに固着させ、
前記ミラーユニットの取付け状態を強固にすることがで
きる。
【0013】さらに本発明に係わる車両用サンバイザー
においては、前記表側芯材と前記裏側芯材の一側にヒン
ジ状の連結部を設けたため、前記表側芯材と前記裏側芯
材とを溶着させる時に位置ずれを防止することができ、
前記表側芯材と前記裏側芯材との溶着作業を手早く行う
ことができる。
【0014】また、本発明に係わる車両用サンバイザー
の製造方法においては、上記構成の車両用サンバイザー
を容易に制作することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係わる車両用サンバイザーお
よびその製造方法の実施例を図面に基づき説明する。
【0016】図1(1)は本発明に係わる車両用サンバ
イザーの第一実施例の正面図であり、図1(2)は図1
(1)A−A線に沿う拡大断面図であり、図1(3)は
本発明に係わる車両用サンバイザーの第一実施例の構成
を示す断面図であるが、これらの図において、サンバイ
ザー1はワイヤフレーム2と樹脂プレート5を表側芯材
3aと裏側芯材3bとで挟み込み、これら表側芯材3a
と裏側芯材3bを張合わせることにより芯材3として一
体化させサンバイザー1の形状を成形しており、さらに
この芯材3を表皮材4で被包すると共に、樹脂プレート
5にミラーユニット6を溶着させて構成されている。
【0017】前記ワイヤフレーム2はサンバイザー1の
外周より一定間隔内側に位置するようにワイヤを折曲形
成したものであり、その上辺部には車両パネル(図示せ
ず)への取付け部材2aと車体に備わるクリップ(図示
せず)に嵌合する嵌合部2cが取り付けられている。
【0018】前記芯材3はサンバイザー1の使用状態お
いて車室内側に位置する表側芯材3aと、逆に車室外側
に位置する裏側芯材3bに分割形成され、これら表側芯
材3a、裏側芯材3bを熱溶着させて構成されており、
表側芯材3a、裏側芯材3bの溶着面には夫々、ワイヤ
フレーム2を保持する断面半円状の保持溝3cが形成さ
れており、また、表側芯材3aの中央部にはミラーユニ
ット6の外周形状に合わせて、ミラーユニット収納部3
eが開口させてあり、さらにこのミラーユニット収納部
3eの溶着面側周囲には樹脂プレート5を保持する樹脂
プレート保持溝3fが形成されている。
【0019】前記樹脂プレート5は樹脂製の長方形の板
材であり、ミラーユニット6の全面を溶着できるように
ミラーユニット6より一回り大きめに形成されている。
【0020】前記ミラーユニット6は樹脂製であり、表
面に鏡(図示せず)を取り付けた鏡保持部6aと蓋部6
bとで構成されており、これら鏡保持部6aと蓋部6b
は一端に形成したヒンジ部6cにより回動可能に取り付
けられており、また、ミラーユニット6は鏡保持部6a
の裏面を樹脂プレート5に溶着させて取り付けられる。
【0021】また、上記構成の第一実施例ではその製造
方法として、予め、表側芯材3aと裏側芯材3bとを分
割形成し、この時点で、表側芯材3aには保持溝3cと
ミラーユニット収納部3e、樹脂プレート保持溝3fと
を形成し、裏側芯材3bには保持溝3cのみを形成して
おく。
【0022】次に、保持溝3cと樹脂プレート保持溝3
fに、ワイヤフレーム2と樹脂プレート5をそれぞれ嵌
め込み、表側芯材3a、裏側芯材3bを熱溶着させて、
芯材3として一体化させる。
【0023】その後、芯材3の周囲を表皮材で被包する
と共に、樹脂プレート5にミラーユニット6の鏡保持部
6aの裏面を振動溶着させてサンバイザー1を製造す
る。
【0024】上記第一実施例においては、芯材3をあら
かじめ表側芯材3aと裏側芯材3bに分割形成するた
め、芯材3の成形不良を防ぐと共に、樹脂プレート保持
溝3fに樹脂プレート5を保持させ、芯材3の内部に樹
脂プレートを収納させることができる。また、樹脂プレ
ート5とミラーユニット6は両方とも樹脂製であるた
め、熱による伸縮ずれが発生し難くなる。
【0025】さらに、樹脂プレート5にミラーユニット
6の裏面全体を溶着させることができ取付け強度を増加
させることができる。
【0026】次に本発明に係わる車両用サンバイザーの
第二実施例を図2および図3に基づき説明する。これら
の図において、第一実施例と同じ構成のサンバイザー1
の表側芯材3aと裏側芯材3bの一側をヒンジ状の連結
部3gで連結しており、この第二実施例においては、上
記第一実施例と同じ効果が得られ、さらに表側芯材3a
と裏側芯材3bとを張り合わせる時にこれら表側芯材3
aと裏側芯材3bの位置ずれを防止することができ、ワ
イヤフレーム2の取付け作業を手早く、簡単に行うこと
ができる。
【0027】なお、上記第一及び第二実施例においては
表側芯材3aにミラーユニット収納部3eと樹脂プレー
ト保持溝3fを形成したが、裏側芯材3bにミラーユニ
ット収納部3eと樹脂プレート保持溝3fを形成しても
実施可能である。
【0028】また、芯材3の素材はポリプロピレンやポ
リエチレン等の発泡ビーズでも良く、さらにミラーユニ
ット6の樹脂プレート5への溶着は超音波溶着でも可能
であり、表側芯材3aと裏側芯材3bとを接着剤により
張り合わせても良い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1に係わ
る車両用サンバイザーにおいては、前記芯材をあらかじ
め表側芯材と裏側芯材に分割形成するため、前記芯材の
成形不良を防ぐことができる。
【0030】また、前記芯材の内部に前記樹脂プレート
を収納させるため、従来の鉄板プレートを溶接したもの
と比較して軽量になる。
【0031】さらに、前記ミラーユニットと前記樹脂プ
レートとの伸縮ずれを防止できるので、前記ミラーユニ
ットが破損することがなくなり、さらに前記樹脂プレー
トと前記ミラーユニットを溶着させることで前記ミラー
ユニットの一側面全体を前記樹脂プレートに固着させる
ことができ、前記ミラーユニットの取付け強度を強化さ
せることができる。
【0032】請求項2に係わる車両用サンバイザーにお
いては、前記表側芯材と前記裏側芯材の一側にヒンジ状
の連結部を設けたため、前記表側芯材と前記裏側芯材と
を溶着させる時に位置ずれを防止することができ、の取
付け作業を手早く行うことができる。
【0033】請求項3に係わる車両用サンバイザーの製
造方法においては、請求項1及び請求項2記載の車両用
サンバイザーを容易に制作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1) 本発明に係わる車両用サンバイザーの
第一実施例の正面図である。 (2) 図1(1)A−A線に沿う拡大断面図である。 (3) 本発明に係わる車両用サンバイザーの第一実施
例の構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係わる車両用サンバイザーの第二実施
例の構成を示す断面図である。
【図3】同第二実施例の断面図である。
【図4】従来の車両用サンバイザーの正面図である。
【図5】図9C−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】従来の車両用サンバイザーの構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 サンバイザー 3 芯材 3a 表側芯材(一方の芯材) 3b 裏側芯材 3e ミラーユニット収納部 5 樹脂プレート 6 ミラーユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンバイザーの芯材を表側芯材と裏側芯
    材とに分割形成し、前記表側芯材と前記裏側芯材の内、
    一方の芯材にミラーユニット収納部を開口させ、このミ
    ラーユニット収納部内に樹脂プレートを収納して前記表
    側芯材と前記裏側芯材を張合わせると共に、前記樹脂プ
    レートにミラーユニットを溶着させたことを特徴とする
    車両用サンバイザー。
  2. 【請求項2】 前記表側芯材と前記裏側芯材の一側にヒ
    ンジ状の連結部を設けた請求項1記載の車両用サンバイ
    ザー。
  3. 【請求項3】 サンバイザーの芯材を構成する表側芯材
    と、裏側芯材とをあらかじめ成形し、次にこれら表側芯
    材と裏側芯材のうち一方の芯材にミラーユニット収納部
    を開口させて、このミラーユニット収納部内に樹脂プレ
    ートを収納し、その後、前記表側芯材と前記裏側芯材を
    張合わせて芯材を形成すると共に、樹脂プレートにミラ
    ーユニットを溶着させるようにした車両用サンバイザー
    の製造方法。
JP11027495A 1995-04-12 1995-04-12 車両用サンバイザーおよびその製造方法 Pending JPH08282275A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052699A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Kasai Kogyo Co Ltd ミラー付サンバイザ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013052699A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Kasai Kogyo Co Ltd ミラー付サンバイザ

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