JPH08282030A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08282030A
JPH08282030A JP8533195A JP8533195A JPH08282030A JP H08282030 A JPH08282030 A JP H08282030A JP 8533195 A JP8533195 A JP 8533195A JP 8533195 A JP8533195 A JP 8533195A JP H08282030 A JPH08282030 A JP H08282030A
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JP8533195A
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Shoichi Koyama
正一 小山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被記録材を給送可能に保持する複数の送給カ
セットまたは被記録材自体の選択に応じてユーザの使用
目的、すなわち、両面記録か片面記録かに対応したプロ
セス制御が得られる画像形成装置の提供。 【構成】 被記録材(S)上に画像を記録する画像記録
部(6〜16)と、被記録材を給送可能に保持する複数
の送給手段からなる送給部4と、1回のプロセスで両面
記録が可能なように搬送する両面記録用搬送系(19,
20,23)と、複数の送給手段のうちから1つを指定
する送給指定手段(18)と、特定の送給手段(4C)
が指定されるかまたは特定の被記録材が給送されるとそ
の被記録材上への両面記録を禁止するように制御する手
段(30)とを具備する画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に関し、詳
しくは、ホスト装置から送出されてくる画像形成装置に
より、画像を記録する画像形成装置に関し、特に、記録
する各色に対応した複数の画像形成信号によりカラー画
像の記録が可能なプリンタとして好適な画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真技術を用いた画像形成装
置は、コンピュータの出力装置やファクシミリの出力
部、あるいはイメージスキャナから読み込んだ画像デー
タを記録するいわゆるデジタル画像形成装置として一般
に普及しつつあり、かかるデジタル方式によるカラー画
像の形成装置は大幅に進歩している。また、カラー画像
の形成方式としても例えば、熱溶融式、熱昇華式、熱転
写式、インクジェット式、電子写真式など多くの種類が
それぞれ用途に応じて開発されている。これらの中で、
普通紙等に直接記録可能なものとして熱転写式、インク
ジェット式、電子写真式があるが、被記録材(以下で記
録シートと呼ぶ)の両面に対して記録を行う場合に、そ
の記録速度や記録シートの搬送系などの点において、電
子写真式の装置が規模の点、さらには安定した給送系を
有することで、最も有望である。ただし、かかる電子写
真式画像形成装置においては、装置の小型化に伴う技術
的な要因や、メモリ容量が大きくなることで装置自体の
コストが高価につくために、両面記録が行える電子写真
方式のカラー画像形成装置はこれまであまり普及され
ず、ユーザの使用目的に応じてかかる記録制御の自在な
ものの開発が望まれてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、従来
の電子写真式カラー画像形成装置の場合、その小型化に
伴う技術的な要因や、メモリの大容量化によるコスト高
騰の点は、将来の技術的精度の向上やメモリ(例えばR
AM)の安定供給および低価格化により解決し得る問題
であるが、ユーザの使用目的に応じたプロセス制御の開
発はユーザの使用目的が非常に多岐にわたっており、そ
のすべてをかなえるものを具現化することは非常に困難
である。また、電子写真技術により像担持体を用いて被
記録材に現像画像を転写する画像形成装置において、両
面記録を含め、ユーザの使用目的に応じたプロセス制御
を行うには、ユーザによって行われる被記録材のサイズ
設定ミスや紙無しなどのミスにより像担持体から被記録
材への転写時に発生する装置の故障や汚れを回避しなけ
ればならないので、非常に複雑な制御となり、さらにコ
スト高騰への上乗せともなり、技術的には非常に高く評
価されるものであっても製品の競争力が失われてしま
う。
【0004】本発明の目的は、前記の諸問題を解決する
ために、例えば転写材(以下では記録シートという)を
収容するユニバーサルカセットなどの転写材保持体(以
下では送給手段という)またはシートの種類の選択指定
によりユーザの使用目的に応じたプロセス制御が得ら
れ、ユーザが行う記録シートのサイズ設定ミスや紙無し
などのミスによる装置の故障や汚れを回避することので
きる画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、画像形成信号に応じて被記録材上に画
像を記録する画像記録部と、該画像記録部に前記被記録
材を給送可能に保持する複数の送給手段からなる送給部
と、該複数の送給手段のうちから1つを指定する送給指
定手段と、1回のプロセスで前記被記録材に両面記録が
可能なように搬送する両面記録用搬送系と、前記送給指
定手段により前記複数の送給手段のうちから特定の送給
手段が指定されたときに該特定の送給手段から送給され
る被記録材または前記複数の送給手段から給送される被
記録材のうちの特定の被記録材に対して前記両面記録を
禁止するように制御する制御手段とを具備することを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、送給指定手段により複数の送
給手段のうちから指定された送給手段から被記録材が画
像記録部に送給されるが、制御手段では、上記の選択さ
れた送給手段が特定の送給手段であるか、または、送給
される被記録材が特定の被記録材であると、両面記録を
禁止するように両面記録用搬送系の使用を禁止するか、
または、画像記録部による両面記録が得られないように
制御するもので、これにより、両面記録に適しないサイ
ズまたは種類の被記録材が給送されたときに誤って両面
記録動作が行われ、不都合が発生するのを防止すること
ができる。
【0007】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。図2は本発明を適用したカラ
ーレーザビームプリンタ(カラーLBP)の一例を示
す。ここで、画像形成装置1は光学ユニット(レーザス
キャナ)2から画像情報に対応して送出されるレーザビ
ームLにより画像形成部3において記録シートS上に多
色画像を形成するものである。また、4は記録シートS
を画像形成部3に送給する送給部であり、本例の場合、
送給部4は例えばサイズ等の異なる記録シートSを個別
に累積状態に保持する2つの送給カセット(送給手段)
4A,4Bとこれらの送給カセット4A,4Bに収容さ
れないサイズまたは種類の記録シートSを手差しで給送
するための手差し送給手段4Cとで構成されている。な
お、送給カセット4A,4Bについてはさらにあとで詳
述する。
【0008】ついで、画像形成部3の構成について述べ
ることとする。5は時計回り方向に回転する像担持体
(感光ドラム)であり、感光ドラム5上には、レーザス
キャナ2から各色ごとに送出される画像情報に従って静
電潜像が形成される。6は潜像を形成するために感光ド
ラム5上を所定の極性に均一帯電させる帯電器である。
7は各色別にトナーとキャリアとの混入になる現像剤
(以下では単にトナーと称する)を収容する現像器7
M,7C,7Yおよび7Kを有し、軸8の周りに回転可
能な現像器選択機構(以下で現像装置という)、9は現
像装置7を支点9Aの周りに揺動させ、装置7全体を感
光ドラム5から引き離す方向あるいは近接させる方向に
動作させるソレノイドである。なお、破線で示す10は
現像装置7を支点9Aの周りに揺動自在に保持するため
の支持フレームである。
【0009】11は感光ドラム5上に現像器7M〜7K
によって現像化された各色(マゼンタM,シアンC,イ
エローY,ブラックK)のトナー像を次々と転写保持
し、矢印で示す反時計回りの方向に回転する再転写体
(以下では再転写ドラムという)、12は再転写ドラム
11との間に複写用の記録シートSを圧接保持し、記録
シートS上へのトナー画像再転写に共働する2次転写ロ
ーラである。なお、再転写ドラム11上には転写に先行
して上述した1次転写のためのバイアス電圧(+1.2
kV)が印加されるもので、各色のトナー像は互いに位
置合せした状態で次々と再転写ドラム11上に重ね合わ
せて形成される。そこで、例えば先にマゼンタ(M)の
トナー像が転写されたあとは+1.5kVのバイアス電
圧が印加された上シアン(C)のトナー像が転写され、
このように1次転写のために次々と+1.8kV、+
2.1kVのバイアス電圧が印加されてイエロー
(Y),ブラック(K)のトナー像が転写される。
【0010】このように、各色のトナー像を1次転写す
るために次々とバイアス電圧を高く設定する理由は転写
効率の低下を防止することにあり、かかる転写効率低下
の主なる原因は、再転写ドラム11が感光ドラム5によ
る転写後、感光ドラム5から離れるときに、気中放電に
よって転写を行った感光ドラム5の表面が転写バイアス
電圧とは逆極性に帯電し、このような帯電電荷が蓄積さ
れることを考慮したものである。このとき再転写ドラム
11の表面も若干帯電する。そこで、1次転写のための
バイアス電圧が一定であると転写ごとに転写電界が低下
していくのでこれを防止するためである。
【0011】なお、13は感光ドラム5上から残留トナ
ーを除去するためのクリーナ、14は再転写ドラム11
上から記録シートSを引き剥すための分離爪である。分
離爪14は4色のトナー像が重畳転写された記録シート
Sの画像先端部が2次転写位置15(2次転写ローラ1
2と再転写ドラム11とが接し合ってその間に記録シー
トSを挾持し、記録シートS上に上記トナー像を転写す
る位置)に導かれてくると、記録シートSの先端を再転
写ドラム11から引き剥し、そのあと再転写ドラム11
から離れて待機位置に戻る。また、2次転写ローラ12
には例えば+5.0kVのバイアス電圧が印加されるよ
うに設定されていて、記録シートS上へのトナー像の再
転写に共働する。そして、このあと、除電針16によっ
て2次転写ローラ12に印加されたバイアス電圧とは逆
のバイアス電圧(例えば−5.0kV)が記録シートS
に印加され、記録シートSの後端が再回転ローラ11か
ら離れるまでの間作動して記録シートS上から蓄積電荷
を除電し、分離爪14による記録シートSの引き剥しを
容易にすると共に上述した分離時の気中放電を抑制す
る。なお、記録シートSの後端が1次転写位置17を通
過する時点で再転写ドラム11に印加される1次転写の
ためのバイアス電圧は接地電圧となるように構成されて
いる。
【0012】続いて本例の画像形成装置1における記録
シート搬送系および排出系について説明する。
【0013】送給カセット4Aおよび4Bにはそれぞれ
所定の異なるサイズまたは種類の記録シートSが収容さ
れていて、ユーザによる操作パネル18上のシートサイ
ズおよび種類選択指定操作により送給カセット4Aまた
は4Bのいずれかから対応するサイズまたは種類の記録
シートSが給送される。また、ユーザにより所望される
サイズまたは種類の記録シートSが送給カセット4Aま
たは4Bのいずれにも収容されていないような場合に
は、かかるサイズまたは種類の記録シート(以下では特
定用途の記録シートと呼ぶ)を送給カセット4A,4B
からではなく手差し送給手段4C上にセットして送給を
行うようにする。19は送給カセット4A,4Bまたは
手差し送給手段4C、さらには後で詳述する両面記録用
の搬送部20から導かれてきた記録シートを2次転写位
置に導く搬送ローラ、19Aおよび19Bは搬送ローラ
19と共働する従動ローラである。
【0014】かくして、2次転写位置15で再転写ドラ
ム11から記録シートS上に転写されたトナー画像は定
着ユニット21のところで定着される。そして記録シー
トSに対して、両面記録が行われる場合は搬送ローラ対
22とスイッチバックローラ対23の正転,逆転動作に
より両面記録用搬送部20に導かれ、さらにシートの前
後および表裏が天地された形で再び搬送ローラ19を介
して2次転写位置15に導かれる。なお、両面記録を終
えた記録シートSは縦搬送路24および排出ローラ25
を経て排出トレイ26上または特定排出トレイ27上に
排出される。以上により両面記録が行われる時の搬送系
および排出動作について説明したが、片面記録の場合
は、スイッチバックローラ対23および両面搬送部20
を経ることなく、定着ユニット21から搬送ローラ対2
2を介して排出トレイ26または27のいずれかに選択
的に排出させることができる。
【0015】30は画像形成装置(プリンタ)1の制御
部であり、CPU機能を具え、ホスト装置31から送信
される画像形成信号に応じて記録シートS上にカラー画
像を形成すべく光学ユニット2、画像形成部3の各部を
制御すると共に操作パネル18を介して入力される送給
手段の指定信号に応じて本発明にかかるプロセスに従い
搬送系および排出系の選択動作を行わせることができ
る。
【0016】ついで、図3に従い上述の画像形成装置に
用いられる送給カセット4(4A,4B)の構成につい
て説明する。送給カセット4はこの図に示すように収容
される記録シートSのサイズに応じてその送給方向の長
さおよびシート幅を送給に適切な状態に累積保持可能な
ユニバーサルカセットである。すなわち、40は累積さ
れた状態に収容される記録シートSの束をばね力により
上方の送り爪41Aに向けて偏倚保持する支持板であ
り、41は互いに向き合った状態で送り爪41Aと共に
記録シートSの幅方向を規制する幅規制板、42は記録
シートSの長さ方向を規制する長さ規制板である。
【0017】幅規制板41および送り爪41Aは共に記
録シートSの幅方向に対して変位可能であり、長さ規制
板42は記録シートSの長さ方向に対して変位可能に構
成されている。また、かかる送給カセット4自体は画像
形成装置1に着脱自在であり、送給カセット4を画像形
成装置1に装着すると、画像形成装置1側に設けられて
いる位置検知センサ(不図示)が送給カセット4におけ
る幅規制板41および長さ規制板42の位置をそれぞれ
検知してその送給カセット4に収容されている記録シー
トSのサイズ、例えばA4(横送りおよび縦送り)、A
3(縦送り)等が識別される。
【0018】また、43は回動自在なダイヤルノブであ
り、オペレータによるダイヤルノブ43の操作によりそ
の送給カセット4に収容されている記録シートSの種
類、例えば普通紙、専用紙、OHPシート等の種類別を
示すことができる。44はその種別を画像形成装置1側
に認識させるための信号用端子である。すなわち、送給
カセット4が画像形成装置1に装着されると、その装着
動作に応じて信号用端子44が装置1側の対応する端子
に接続され、装着された送給カセット4に搭載されてい
る記録シートSの種類が装置側に伝達される。なお、図
3ではダイヤルノブ44によりこの送給カセット4に搭
載の記録シートS(ここでは不図示)が普通紙であるこ
とを示している。
【0019】続いて図1により本発明による画像形成の
ためのプロセス選択動作の基本的手順について説明す
る。
【0020】この手順は、ユーザによる送給部4の選択
指定に応じて実施されるものである。まず、ステップS
101でユーザの操作により操作パネル18あるいはホ
スト装置31側の入力パネルを介して画像形成にかかわ
る設定、例えば記録シートSのサイズや種類、枚数、
頁、排出トレイの選択等が指定されると、ステップS1
02で画像形成装置1側においてその入力された記録シ
ートのサイズ等に合わせて画像形成が可能なように各部
動作の設定がなされた上、ステップS103でその条件
の記録シートが収容されている送給手段が選択される。
ついでステップS104において、選択された送給手段
が手差し送給手段4Cであるか否かが判断される。
【0021】ここで、肯定すなわち手差し送給との判断
であれば、送給カセット4Aまたは4Bに収容されてい
る記録シートのサイズとは異なる記録シート、すなわち
これらの送給カセットに収容できないサイズの記録シー
トまたは特種記録シート上に画像形成がされるものとの
判断により、両面画像形成のプロセスを行わないものと
してステップS109に直接移行し、ここで、排出トレ
イ26,27のうち上記の記録シートに対応するものを
選ぶと共にその排出トレイに導く搬送系を機能させるべ
く設定した上、ステップS110で画像記録を行う。な
お、このことは、先にも述べたように送給カセット4
A,4Bに設けられている幅規制板41および42の収
容記録シートに合わせた変位により制御部30ではどの
送給カセットにどのようなサイズまたは種類の記録シー
トが収容されているかを識別していることによる。
【0022】従って、ステップS104で送給手段とし
て手差し送給手段4Cが選択されるということは、ユー
ザが少なくとも送給カセット4A,4Bのいずれにも収
容されていない、例えば長さや種類等が不明の記録シー
トを設定したことを意味するので、かかる記録シートに
対しての両面画像形成は不可能と判断するものである。
何故ならば、本例の場合、記録シートの長さや種類を検
知する手段が搬送系には設けられておらず、記録シート
のサイズや種類のいかんに拘らず、両面記録形成をかか
るサイズや種類の不明な記録シートに対して自動的に行
うように制御することはできない。
【0023】また、ステップS104で否定の判断の場
合は送給手段が送給カセット4Aか4Bかのいずれかで
あるので、制御部30としてはそれぞれに収容されてい
る記録シートSのサイズが送給カセット4A,4B自体
の有するサイズ規制板の位置情報により検知され識別さ
れる。すなわち、記録シートSの少なくとも搬送方向の
長さが認識される。従って、両面画像形成時の搬送にか
かわる記録シートSの反転動作が可能であるので、ステ
ップS105〜S108の両面記録形成が可能なフロー
に従う。すなわち、ステップS105でページ設定を行
い、次のステップS106で両面記録を行うか否かを判
断する。そして、ここで両面記録の指示が出ているので
あればステップS107に進んで両面画像形成のための
準備動作を行った上ステップS108に進む。また、ス
テップS106で両面記録を行わないとの判断の場合
は、両面画像形成の準備の必要がなく、従って直接ステ
ップS108に進む。
【0024】なお、ステップS108の画像形成条件の
設定は、両面記録を行う場合であれば送給されてくる画
像情報を1回の記録プロセスで行うように表裏分に分け
て用意し、両面記録を行わない場合であれば1回の記録
プロセスで1枚に画像形成すべく用意するなどの設定で
あり、特にホスト装置31から送信されてくる画像情報
の場合は設定した記録シートのサイズに合わせるように
画像情報を仕分けする必要がある。かくして、次のステ
ップS109で開放されている排出トレイを選択した
上、ステップS110で上記の設定に従った記録を行い
本発明にかかるプロセスによる動作を終了する。
【0025】以上述べたように、本実施例では手差し送
給手段4Cが選択される限りここから給送される記録シ
ートに対しては、その種類やサイズのいかんに拘らず両
面記録を禁止することで、複数の送給手段から異なる種
類やサイズの記録シートが自在に給送されるという利点
を生かしつつ、しかも両面記録時に発生する虞のある不
都合を未然に防止することができる。
【0026】図4は本発明の第2の実施例を示す。本実
施例が図2に示した実施と構成上異なる点は、送給カセ
ット4Aおよび4Bにそれぞれ記録シートSの残量を検
知するシート残量検知手段51Aおよび51Bを有し、
手差し送給手段4Cから再転写ドラム11への搬送路で
搬送ローラ19の上流側に手差し送給手段4Cからの記
録シートSの給送を検知する手差し送給検知センサ52
を設けた点にある。
【0027】なおシート残量検知手段51Aおよび51
Bは、カセット内に累積保持される複数枚の同サイズの
記録シートSに対し、その上面に位置する記録シートに
上方から所定圧を保って圧接し、記録シートの給送に応
じて変化する所定圧に基づいて記録シートの残量を検知
するものである。すなわち、シート残量検知手段51
A,51Bはそれぞれの送給カセット4A,4Bに残存
する記録シートの枚数が少なくとも2枚になるまで検知
が可能である。また、手差し送給検知センサ52は画像
形成装置1内に設けられ、手差し送給部4Cから送給が
開始されると、これを検知する。その他の構成について
は図2に示した画像形成装置1と変わるところはない。
【0028】本実施例は送給される記録シートSが例え
ば1枚しかないために再転写ドラム11上に2枚目のた
めに用意された転写画像が2次転写ローラ12に付着
し、画像形成装置1自体を汚すのみならず次に給送され
る記録シートへの裏汚れが生じるのを防止するようにし
たものである。なお、プロセス選択動作のフローについ
ては図1に示したフローと変わりはないが、ステップS
108での画像形成条件の設定が異なる。すなわち、送
給手段として手差し送給手段4Cが選択されるかあるい
は送給カセット4Aまたは4Bにおいて、シート残量検
知手段51Aまたは51Bにより記録シートSのシート
残量が2枚より少ないことが制御部30で判断される
と、上記の画像形成条件設定のときに再転写ドラム11
上に1回の記録動作で複数の画像情報を用意しなくて済
み、両面記録が行われることもない。
【0029】図5は本発明の第3の実施例を示す。本例
は、記録のための搬送動作中にその記録シートが両面記
録に適しない種類のものであるか否かを検知し、両面記
録に適しない種類のものの場合に両面記録を行わせない
ように制御するものである。図5において、61はかか
る種類の記録シート例えばOHPフィルム等の検知が可
能なセンサ(以下で特定シート検知センサという)であ
る。
【0030】続いて図6により本実施例による画像形成
のためのプロセス選択動作の手順について説明する。
【0031】ステップS201からステップS203ま
での動作は図1のところで説明したステップS101か
らステップS103までの動作と変わらないのでその説
明は省略する。ただし、本例では送給手段の選択によっ
て両面記録の禁止を決めるのではないので、次のステッ
プS204でページの設定を行い、ステップS205で
両面記録を行うか否かを判断する。そして、両面記録を
行う場合はステップS206で両面記録のための搬送系
を準備した後ステップS207に進む。また、両面記録
を行わない場合は直接ステップS207に進む。ステッ
プS207の画像形成条件設定では再転写ドラム11上
に1回の記録プロセスで行うように画像情報を2枚分用
意するかあるいは1回の記録プロセスで1枚に画像形成
すべく用意するか、さらにはホスト装置31か送られて
くる画像情報を記録シートのサイズに合わせるべく用意
するかなどの設定を行うものである。
【0032】かくして次のステップS208で排出トレ
イの選択、例えば特定排出トレイ27が開放されている
場合はこれを、また、特定排出トレイ27が用意されて
いない場合は上部の排出トレイ26を選択し、そのトレ
イに排出可能なように搬送系の駆動を用意する。つい
で、ステップS209で記録のための搬送を開始し、ス
テップS210で搬送されてきた記録シートSの種類を
検知する。そしてここで、両面記録に適しない記録シー
トが検知された場合は、先にステップS206で準備し
た両面記録用搬送系の準備を解除した上、選択された排
出トレイから片面に記録済の記録シートを排出する。ま
た、ステップS210で両面記録が可能な場合はステッ
プS212に進み、ステップS206で準備した両面記
録用搬送系に従って記録シートを搬送し、両面記録を行
う。
【0033】以上述べたように、本実施例によれば両面
記録が可能なように搬送系等の準備はするが、搬送中の
記録シートが両面記録に適しないものであることが検知
された場合には両面記録のための搬送系の準備を解除す
ることにより、両面記録が行われないように制御するこ
とができる。
【0034】なお、以上に述べた実施例では、送給カセ
ットの選択いかんによって画面画像形成を行うか禁止す
るかを選択する場合と、被記録材(記録シート)の種類
あるいはサイズに応じて上記の選択動作を行う場合とに
ついて説明したが、これらを組合わせる形で構成し、制
御することが可能なことはいうまでもない。
【0035】また、上述の実施例では、カラー画像の記
録が可能な電子写真式画像形成装置の場合について説明
してきたが、本発明の適用は、カラー画像形成装置に限
らず、広くモノクロ式の画像形成装置は勿論のこと、搬
送系の制御についてはカラーあるいはモノクロのインク
ジェット記録装置にも広く適用できるものである。
【0036】さらにまた、送給カセットの数も2つに限
られるものではなく、また、サイズや種類において画像
形成装置として両面記録に適していない被記録材を給送
する手段としても1枚ずつを手差しとする送給部に限ら
れるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、画像形成信号に応じて被記録材上に画像を記録する
画像記録部と、該画像記録部に前記被記録材を給送可能
に保持する複数の送給手段からなる送給部と、該複数の
送給手段のうちから1つを指定する送給指定手段と、1
回のプロセスで前記被記録材に両面記録が可能なように
搬送する両面記録用搬送系と、前記送給指定手段により
前記複数の送給手段のうちから特定の送給手段が指定さ
れたときに該特定の送給手段から送給される被記録材ま
たは前記複数の送給手段から給送される被記録材のうち
の特定の被記録材に対して前記両面記録を禁止するよう
に制御する制御手段とを具備するので、複数種類または
複数のサイズ別に被記録材を収容する送給手段を具える
ことによる送給の効率性を高める利点を生かしつつ、両
面記録時に発生し勝ちな不都合を防止し、両面記録の画
像生成が保証されない被記録材に対して両面搬送系への
搬送または画像形成を禁止するように制御することがで
きる。従って、両面記録時に誤って被記録材が存在しな
いのに画像形成を行うことで画像形成装置の内部を記録
材によって汚したり、続いて送給される被記録材の裏面
を汚したりするのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成時の制御動作における基
本的プロセスを示すフローチャートである。
【図2】本発明を適用する電子写真式画像形成装置の一
例を示す構成図である。
【図3】本発明に適用する送給カセットとその収容被記
録材の種類およびサイズ出力手段の構成例を示す斜視図
である。
【図4】本発明による第2実施例としての画像形成装置
の構成図である。
【図5】本発明による第3実施例としての画像形成装置
の構成図である。
【図6】本発明の第3実施例による画像形成時の制御動
作における基本的プロセスを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 光学ユニット 3 画像形成部 4 送給部 4A,4B 送給カセット(送給手段) 4C 手差し送給手段 5 感光ドラム 6 帯電器 7 現像器選択機構(現像装置) 7M,7C,7Y,7K 現像器 8 ソレノイド 10 支持フレーム 11 像担持体(再転写ドラム) 15 2次転写位置 17 1次転写位置 18 操作パネル 19 搬送ローラ 19A,19B 従動ローラ 20 (両面記録用)搬送部 21 定着ユニット 23 スイッチバックローラ対 25 排出ローラ対 26,27 排出トレイ 30 制御部 31 ホスト装置 41 幅規制板 42 長さ規制板 43 ダイヤルノブ 51A,51B シート残量検知手段 61 特定シート検知センサ S 記録シート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成信号に応じて被記録材上に画像
    を記録する画像記録部と、 該画像記録部に前記被記録材を給送可能に保持する複数
    の送給手段からなる送給部と、 該複数の送給手段のうちから1つを指定する送給指定手
    段と、 1回のプロセスで前記被記録材に両面記録が可能なよう
    に搬送する両面記録用搬送系と、 前記送給指定手段により前記複数の送給手段のうちから
    特定の送給手段が指定されたときに該特定の送給手段か
    ら送給される被記録材または前記複数の送給手段から給
    送される被記録材のうちの特定の被記録材に対して前記
    両面記録を禁止するように制御する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記特定の送給手段に保持される被記録
    材は前記特定以外の送給手段に保持される被記録材のサ
    イズおよび/または種類と異なることを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段による前記両面記録の禁止
    は、前記両面記録用搬送系による前記被記録材の搬送を
    規制することによって行われることを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記特定の送給手段は手差しによる送給
    手段であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かの項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記特定以外の送給手段は当該送給手段
    に保持される被記録材のサイズおよび/または種類を前
    記制御手段に識別可能に出力する手段を有することを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかの項に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記特定の被記録材はその他の被記録材
    と種類が異なる被記録材であり、該種類の異なる被記録
    材を検知する種類検知手段を搬送系に有し、該搬送系に
    おいて前記特定の被記録材が検知されたときに前記制御
    手段により前記両面記録が禁止されることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記画像記録部は前記画像形成信号に応
    じて感光体上に形成された潜像を現像し、現像された画
    像を再転写体に転写した上、該再転写体から前記被記録
    材上に前記画像を転写し、定着させる電子写真式画像記
    録部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記再転写体は前記両面記録が可能な現
    像画像を保持可能であることを特徴とする請求項7に記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段により前記両面記録が禁止
    された場合は前記再転写体に保持される両面記録の可能
    な現像画像が前記被記録材上に転写されないように制御
    されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記再転写体は前記感光体に接して回
    転する回転体であり、1回転ごとに前記両面記録が可能
    な画像を保持可能であることを特徴とする請求項7ない
    し9のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像記録部はカラー記録が可能で
    あることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかの
    項に記載の画像形成装置。
JP8533195A 1995-04-11 1995-04-11 画像形成装置 Pending JPH08282030A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8072619B2 (en) 2007-04-09 2011-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method for controlling the same

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