JPH08281543A - 数値制御方式による板ガラスの研削機械 - Google Patents

数値制御方式による板ガラスの研削機械

Info

Publication number
JPH08281543A
JPH08281543A JP10168296A JP10168296A JPH08281543A JP H08281543 A JPH08281543 A JP H08281543A JP 10168296 A JP10168296 A JP 10168296A JP 10168296 A JP10168296 A JP 10168296A JP H08281543 A JPH08281543 A JP H08281543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate glass
wheel
grinding
processing wheel
rotary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10168296A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Kiko Co Ltd filed Critical Bando Kiko Co Ltd
Priority to JP10168296A priority Critical patent/JPH08281543A/ja
Publication of JPH08281543A publication Critical patent/JPH08281543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス板の研削加工の切り込み過ぎを防止
し、加工ホイールの研削砥石が摩耗した時の加工ホイー
ルの位置調整を容易にし得る板ガラス研削機械を提供す
る。 【解決手段】 直交する2方向に関して相対的に直線移
動自在に受台及び直動台を支持する第1の支持手段と、
研削点を通ると共に板ガラスの面に垂直な軸の回りで回
転ホイールを旋回自在に支持する第2の支持手段とを備
え、回転加工ホイールの回転中心が研削点における板ガ
ラスの周縁に関する法線上に位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御により、
加工ホイールを板ガラスの周縁に沿って移動させなが
ら、板ガラスの周縁を研削する数値制御方式による板ガ
ラスの研削機械に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御により、加工ホイールを板ガラ
スの周縁に沿って移動させながら、板ガラスの周縁を研
削する、従来の板ガラスの研削機械においては、加工ホ
イールが固定的に支持されているので、曲率半径が極め
て小さい角部などで加工ホイールの送り速度を遅くした
時には、研削加工の切り込み過ぎが生じ易く、また、加
工ホイールの研削砥石が摩耗した時の加工ホイールの位
置調整が困難であり、それ程満足し得るものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記諸点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところは、曲率
半径が極めて小さい角部などで、加工ホイールの送り速
度を遅くした時においても、ガラス板の研削加工の切り
込み過ぎを防止し得、加工ホイールの研削砥石が摩耗し
た時の加工ホイールの位置調整を容易にし得る数値制御
方式による板ガラスの研削機械を提供することにある。
【0004】本発明によれば前記目的は、機台と、板ガ
ラスを保持する受台と、この受台に対応して配設された
直動台と、機台に設けられており、前記保持された板ガ
ラスの面内において互いに直交する2方向に関して相対
的に直線移動自在に受台及び直動台を支持する第1の支
持手段と、前記保持された板ガラスの周縁を研削するた
めの回転加工ホイールと、直動台に設けられており、研
削点を通ると共に板ガラスの面に垂直な軸の回りで回転
加工ホイールを旋回自在に支持する第2の支持手段とを
備えており、第2の支持手段は、回転加工ホイールの回
転中心と研削点を通る直線の方向に沿って設置された切
込方向調整スライドを備え、該切込方向調整スライドに
回転加工ホイールがスピンドルモーターを介して装着さ
れ、さらにこの切り込み方向調整スライドにスライドサ
ーボモーターが連結されており、このサーボモーターに
よって上記回転加工ホイールの切り込みを数値制御によ
って行い、上記第2の支持手段は、回転加工ホイールの
回転中心が研削点における板ガラスの周縁に関する法線
上に位置するように回転加工ホイールを旋回すべく数値
制御され、かつこの回転加工ホイールは押圧手段によっ
てガラス板に直線的に押圧された状態で研削加工するよ
うにした、数値制御方式による板ガラスの研削機械によ
って達成される。
【0005】尚、回転加工ホイールの回転中心点は、研
削点を含むXY平面上に位置している。
【0006】
【発明の実施の形態】第1図、第2図及び第3図におい
て、本装置は、数値制御により、加工ホイールを移動さ
せて、板ガラスの周縁を研削する研削機械本体1と、こ
の研削機械本体1に板ガラスを供給する供給装置2と、
研削された板ガラスを取出す取出し装置3からなり、夫
々機台4の上に設置されている。
【0007】本具体例で示す研削機械本体1は加工ヘッ
ド5に本装置の正面から見て左右方向であるX軸方向の
運動を、テーブル6に本装置の正面から見て前後方向で
あるY軸方向の運動を行なわせ、かつ加工ホイール7
を、加工ホイール7の研削点Aを通り板ガラス8の面に
垂直な軸の回りに旋回運動させながら、加工ホイール7
を板ガラス8の周縁に沿って移動させて、板ガラス8の
周縁の研削を行なう機械である。
【0008】機台4の上に設置されたテーブル6はY軸
方向に移動し得、テーブル6の上には、加工用の板ガラ
ス8を固定する受台9が5個、一列に配置されている。
これらの受台9は、真空吸着によって板ガラス8を固定
し得る。このために、受台9は配管、弁を経て真空ポン
プ(図示せず)に接続されている。
【0009】テーブル6は、その両端部にY軸方向に沿
って互いに平行にスライド10,10,10を有し、ス
ライド10,10,10がスライドレール11,11,
11に係合することによって、テーブル6は、スライド
レール11,11,11に支持されている。これらのス
ライドレール11,11,11は機台4のY軸方向に沿
って互いに平行に配置されているので、テーブル6は、
機台4の上をY軸方向に運動可能となる。
【0010】Y軸方向の運動のサーボ機構は、スライド
10,10,10に沿って設けられた3組の送りネジ装
置12,12,12と、これら送りネジ装置12,1
2,12と連結するギヤボックス13,13,13及び
シャフト14と、ベルト伝動手段15を介してシャフト
14を駆動するY軸サーボモータ16とからなる。送りネ
ジ装置12は、ボールスクリュウ17とナット18から
なり、ボールスクリュウ17は、軸受19を介して機台
4に固定され、ナット18はテーブル6の下部に固定し
てある。
【0011】ボールスクリュウ17,17,17は、機
台4上のギヤボックス13,13,13に接続し、ギヤ
ボックス13,13,13はシャフト14によって互い
に連結している。シャフト14は機台4上の数ヶ所で軸受
20によって支持されている。シャフト14を駆動する
ベルト伝動手段15には、好ましくは段付ベルトとプー
リーを使用する。
【0012】機台4の両端側部に設けられた支柱台21
を介して、テーブル6の上方に架台22が架設されてい
る。この架台22の正面側に、2組のスライドレール装
置23,23が、X軸方向に沿って、平行に設けられて
いる。このスライドレール装置23,23は、架台22
に敷設されたレール本体24と、このレール本体24上を
動く複数のスライド25からなり、これらのスライド2
5に直動台26が固定されている。したがって直動台2
6はスライドレール装置23,23によって、X軸方向
に運動可能となる。
【0013】X軸方向のサーボ機構は、2組のスライド
レール装置23,23の間に設けられた送りネジ装置2
7と、この送りネジ装置27に通常はベルト等を介して
接続されたX軸サーボモータ28からなる。送りネジ装
置27は、ボールスクリュウ29と、ナット30からな
り、ボースクリュウ29は、軸受78を介して架台22
に固定され、ナット30は直動台26に固定されてい
る。
【0014】第4図において直動台26には、5基の研
削ヘッド31が、テーブル6の各受台9の上方に配置さ
れるように取り付けられており、これらの研削ヘッド3
1は、軸受装置32と、この軸受装置32に懸吊された
加工ヘッド5と、軸受装置32の上方に接続された旋回
動力取入部33とからなる。各研削ヘッド31は、軸受
装置32によって直動台26に固定されている。
【0015】本発明の研削機械に係る第1の支持手段
は、テーブル6、スライド10、スライドテーブル1
1、支持台21、架台22、及びスライドレール装置2
3によって構成される。
【0016】本発明の研削機械に係る第2の支持手段
は、軸受装置32及び加工ヘッド5によって構成され
る。
【0017】第4図〜第6図において加工ヘッド5は、
スピンドルモータ34と、このスピンドルモータ34の
取付位置を水平面内の直交した2方向に調整するための
スライド調整装置35とからなる。スライド調整装置3
5は、調整手段としての切込方向調整スライド42と、
クロススライド43と、垂直スライド79とからなる。
スピンドルモータ34のシャフトに加工ホイール7が装
着されている。軸受装置32は、旋回軸36と、この旋
回軸36を保持する複数のベアリング(図示せず)と、
これらベアリングを保持するハウジング37とからな
り、このハウジング37によって直動台26に取付けら
れている。旋回軸36の下部には、スライド装置35を
介して加工ヘッド5の全体が懸吊的に保持され、旋回軸
36の上部にはベベルギヤ38が設けられていて旋回動
力取入部33となっている。加工ヘッド5は、軸受装置
32の旋回軸36を回転軸として回動可能である。
【0018】第1図及び第2図において、旋回運動のサ
ーボ機構は、軸受装置32の旋回軸36の上部に設けら
れたベベルギア38からなる旋回動力取入部33と、各
研削ヘッド31の旋回動力取入部33を夫々連結するラ
インシャフト39と、このラインシャフト39に接続さ
れた旋回サーボモータ40とからなる。この旋回サーボ
モータ40によって、ラインシャフト39が駆動され、
さらに、各旋回動力取入部33を経て、各研削ヘッド3
1の加工ヘッド5、ひいては加工ホイール7が同時に旋
回運動する。
【0019】第4図において、各加工ヘッド5のスライ
ド調整装置35によって、加工ホイール7の板ガラス8
に対する研削点Aに加工ホイール7の旋回中心が合うよ
うに調整されると、加工ホイール7は、数値制御による
テーブル6及び直動台26の夫々の運動に従って、各受
台9に固定された板ガラス8の周縁に沿って移動しなが
ら、数値制御による旋回運動を行なって、常に、研削的
Aが一定位置を維持するように研削加工する。
【0020】次に、第4図〜第6図によって、加工ホイ
ール7が数値制御による旋回運動をしながら、研削が行
なわれる原理及び利点について説明する。
【0021】加工ホイール7は、板ガラス8の周縁に沿
って移動されながら、加工ヘッド5を加工ホイール7の
研削点Aを通り、かつ板ガラス8の面に垂直な軸の回り
に旋回運動を行なうように保たれている。この時、加工
ホイール7の旋回角度は、研削点Aを通る板ガラス8の
周縁形状の法線と研削点Aと加工ホイール7の回転中心
41を結ぶ直線とが一致するように数値制御される。こ
うしておけば、加工ホイール7が摩耗して、その直径が
小さくなった時の加工ホイール7の据付位置の調整は、
切込み方向調整スライド42によって、加工ホイール7
を、その研削点Aが加工ホイールの旋回軸36に一致す
るように、一方向にのみ移動するだけで達成できる。
【0022】このことは、本具体例の板ガラス研削機械
の如く、複数の加工ホイール7で複数の板ガラス8を同
時に研削する場合に顕著な効果を奏効する。すなわち、
加工ホイール7の摩耗量はあらかじめ知ることができる
ので、必要に応じて、各切込方向調整スライド42を必
要量だけ移動させる簡単な操作を行なうことによって、
加工ホイール7の研削点Aを加工ホイール7の旋回中心
36に一致させることが容易となる。各切込み方向調整
スライド42の移動は、好ましくは、第6図に示す如く
数値制御によるスライドサーボモータ44によって制御
されるのがよい次に、第4図〜第6図によって、研削押
圧力の制御機構の好ましい具体例を説明する。
【0023】第4図〜第6図において、第1図〜第3図
と同じ構成要素には同一番号が付されている。
【0024】これらの図において、スライド調整装置3
5は切込方向調整スライド42と、クロススライド43
と、垂直方向スライド79とからなり、スピンドルモー
タ34が取り付けられたスライド制御装置45、及び押
圧手段としての流体アクチュエータ46は切込み方向調
整スライド42に配設されている。
【0025】スライド制御装置45は、その移動方向が
切込み方向調整スライド42の移動方向に平行となるよ
うに取り付けられている。また、流体アクチュエータ4
6はスピンドルモータ34、ひいては加工ホイール7を
スライド制御装置45の移動方向に沿って往復運動さ
せ、加工ホイール7の板ガラス8に対する押圧力を変化
させることができる。スライド制御装置45には、流体
アクチュエータ46のわずかの操作力で動くように、好
ましくは、ボールスライドベアリングが使用されるのが
よい。また、流体アクチュエータ46には、好ましく
は、エアシリンダが使用されるのがよい。
【0026】次に、流体アクチュエータ46の押圧力の
制御方法について述べると、第7図に示すように、電−
空変換器47に一次空気圧が供給され、この電−空変換
器47により制御された2次空気圧が流体アクチュエー
タ46に伝送されて、流体アクチュエータ46の押圧力
が制御される。前記電−空変換器47は、入力電流に比
例して、出力の空気圧力が変化するようにした装置であ
る。
【0027】一方、電−空変換器47に入力する電流信
号は、電流変換器48により生起される。また、この電
流変換器48は、研削機械本体1を制御する数値制御装
置49の補助機能部にインターフェイスされており、数
値制御装置49からの複数個の補助機能信号を受けて、
複数段階の入力電流を生起するようにされている。
【0028】この電流変換器48は、通常は、可変抵抗
方式またはD/A変換方式による。また、電−空変換器
47を数値制御装置49にインターフェイスさせず、別
のコントローラ、調節計、または演算アンプに接続して
動作させてもよい。なお、通常は、流体アクチュエータ
46としてエアシリンダを使用するが、場合によって
は、電−空変換器47により出た2次空気圧を油圧変換
器に接続して、2次空気圧と同圧力の油圧に変換し、こ
の油圧を上記流体アクチュエータ46に送出してもよ
い。
【0029】こうして、数値制御装置49からの信号に
より、電−空変換器47が流体アクチュエータ46に供
給する2次空気圧を変化させて、加工ホイール7の板ガ
ラス8への押圧力を制御しながら研削する。この押圧力
は、好ましくは、加工ホイール7が板ガラス8の周縁の
直線部で強く、角部で弱くなるように制御されるのが望
ましい。極端に曲率半径が小さい角部では、通常は、加
工ホイール7の板ガラス8に対する送り速度は落とす
が、これと同時に前述の2次空気圧を下げる。
【0030】すなわち、加工ホイール7の板ガラス8に
対する切込み過ぎが生じ易いところで、研削荷重を弱く
し得、研削深さが均一にできる。2次空気圧の変化は、
本具体例では流体アクチュエータの径40mmで0.3kg
/cm2 〜1.5kg/cm2である。
【0031】第1図〜第3図において、供給装置2は、
研削機械本体1の各受台9に対応した各ブロック50A
〜50Eに区分され、各ブロック50A〜50Eは夫々
板ガラス8を搬入する搬入装置51と、この搬入装置5
1上を搬入される板ガラス8を各受台9に対応する位置
に停止させる位置決め検知器52を有する。さらに、供
給装置2は、各ブロック50A〜50Eごとの搬入装置
51を昇降させる昇降装置53とを有する。
【0032】搬入装置51は、板ガラス8を滑動させる
ローラコンベア54と、板ガラス8を移動させるベルト
コンベア55からなる。ローラコンベア54は枠体56
と、この枠体56に配設された各ローラ群57を備えて
おり、枠体56はピン58を介して機台4に支持されて
いる。ローラコンベア54はシャフト58を中心に受台
9に対して上下に揺動自在となっている。
【0033】また、枠体56には、当て板59と、プー
リー60とベルト61と、駆動装置62からなるベルト
コンベア55が配設されている。この枠体56は、搬入
装置51が板ガラス8を搬入している時、第3図の如く
傾斜しており、ローラコンベア54の上を滑動する板ガ
ラス8の周縁面とベルト61が当接するために生ずる摩
擦力によって、ベルト61の移動と共に板ガラス8はロ
ーラコンベア54上を滑動する。
【0034】各搬送装置51の下には、適宜な第1の昇
降装置としての昇降装置53が配設されており、板ガラ
ス8を搬送する時には、各搬送装置51の支持枠56
を、水平に対し好ましくは38°の角度に傾斜させる上
昇位置とし、板ガラス8を搬入装置51から受台9への
受渡す時には、各搬入装置51の支持枠56をほぼ水平
である下降位置とするように制御される。
【0035】こうして研削加工の前工程において、必要
な形状に切断された板ガラス8が、受入れコンベア81
から、供給装置2の搬入装置51に順次送られて来る。
この時、各ブロック50A〜50Eのベルトコンベア5
5は、各駆動装置62によって動作しており、最初の板
ガラス8は最奥のブロック50Aに向かって搬送され
る。
【0036】次に、ブロック50Aの枠体56に設けら
れた適宜の位置決め検知器52が、板ガラス8のブロッ
ク50Aへの到着を検知した時、ブロック50Aのベル
トコンベア55は停止され、枠体56は、上昇位置の状
態で待機される。同様に、各板ガラス8は、順次ブロッ
ク50Bからブロック50Eに搬入され、停止されてゆ
く。この時、板ガラス8を受け取るために、搬送装置5
1に向かってY軸方向に移動されたテーブル6が各搬送
装置51の下で待機しており、上昇位置にある各搬送装
置51は、昇降装置53によって、同時に降下され、各
板ガラス8は同時に各受台9の上に置かれ、かつ吸着さ
れる。次に、板ガラス8を受け取ったテーブル6は、研
削加工のために、研削機械本体1に向かって移動され
る。
【0037】取出し装置3は、各受台9より板ガラス8
を受け取り、Y軸方向に移動させる移動装置としてのベ
ルトコンベア63と、ベルトコンベア63を昇降させる
第2の昇降装置としての昇降装置64と、板ガラスを送
り出すローラコンベア65と、ローラコンベア65を駆
動する駆動装置66を備えている。
【0038】ベルトコンベア63のベルト67は、昇降
装置64の支持枠68に設けられたプーリー69,70
に巻張されており、プーリー70は適宜な伝動手段を介
して連結され、駆動装置71により駆動される。昇降装
置64の支持枠68は、シャフト72を介して機台4に
支持され、シャフト72を中心として、駆動装置73に
よって、受台9に対して上下に揺動する。ローラコンベ
ア65は、枠体74と、この枠体74に配設されたロー
ラ群75とを備え、各ローラは、チェーン伝動手段を介
して連結され、駆動装置66により駆動される。
【0039】こうして、研削機械本体1で研削加工を完
了した板ガラス8を載せたテーブル6は、取り出し装置
3に向かって、Y軸方向に移動され、第3図に示す受け
渡し位置Bで待期する。この時、昇降装置64の支持枠
68はほぼ水平の降下位置にある。次に、各受台9は板
ガラス8の吸着を開放すると同時に、昇降装置64の支
持枠体68が上昇し、板ガラス8がベルトコンベア63
上に受け渡される。
【0040】さらに、板ガラス8を載せたベルトコンベ
ア63は、駆動装置71によってY軸方向に移動され、
板ガラス8が、第3図に示す取出し位置Cに達すると、
昇降装置64の支持枠68が下降し、板ガラス8はロー
ラコンベア65に受け渡される。そして、ローラコンベ
ア65の駆動により板ガラス8を搬送して、送出コンベ
ア77に送り出す。一方、取り出し装置3に板ガラス8を
渡したテーブル6は、直ちに、反転して供給装置2に向
かって移動し、前述の工程を繰り返す。
【0041】
【発明の効果】本発明の研削機械によれば、回転加工ホ
イールが、第2の支持手段によって、研削点を通ると共
に板ガラスの面に垂直な軸の回りで旋回自在に支持され
ており、第2の支持手段は、回転加工ホイールの回転中
心点が研削点における板ガラスの周縁に関する法線上に
位置するように回転加工ホイールを旋回すべく数値制御
されるが故に、板ガラスの角部を研削する際に、回転加
工ホイールの旋回軸が板ガラスの角部における研削点に
静止した状態で回転加工ホイールが旋回しながら板ガラ
スの角部を研削する。
【0042】加えて、回転加工ホイールが、押圧手段に
よって、回転加工ホイールの回転中心点から板ガラスに
対する研削点に向けて弾性的に押圧されるが故に、回転
加工ホイールの板ガラスにおける切込み過ぎを阻止し得
る。しかも、切込方向スライドによって、回転加工ホイ
ールの位置が、回転加工ホイールの回転中心点と研削点
を通る直線の方向に関し、研削点に向って直線的に移動
自在となり、かつ回転加工ホイールは、研削点の法線上
にあると共に切込方向スライドに連結された押圧手段に
よって押圧されるが故に、回転加工ホイールを押圧する
押圧手段の押圧力のベクトルは、研削点の法線上にあ
り、必ず研削点を通過するが故に、回転加工ホイールを
数値制御プログラム上の研削点においてその法線の方向
から精確に押圧し得る。その結果、研削の形崩れをなく
し得、研削点と押圧手段の押圧力のベクトルのズレをな
くし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】研削機械の正面図。
【図2】研削機械の平面図。
【図3】研削機械の側面図。
【図4】研削機械の部分拡大側面図。
【図5】研削機械の部分拡大正面図。
【図6】研削機械の部分平面図。
【図7】流体アクチュエータの電気・空気回路図であ
る。
【符号の説明】
1 研削機械本体 2 供給装置 3 取出し装置 5 加工ヘッド 7 加工ホイール 8 板ガラス 16 Y軸サーボモータ 28 X軸サーボモータ 31 研削ヘッド 40 旋回サーボモータ 44 スライドサーボモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台と、板ガラスを保持する受台と、こ
    の受台に対応して配設された直動台と、機台に設けられ
    ており、前記保持された板ガラスの面内において互いに
    直交する2方向に関して相対的に直線移動自在に受台及
    び直動台を支持する第1の支持手段と、前記保持された
    板ガラスの周縁を研削するための回転加工ホイールと、
    直動台に設けられており、研削点を通ると共に板ガラス
    の面に垂直な軸の回りで回転加工ホイールを旋回自在に
    支持する第2の支持手段とを備えており、第2の支持手
    段は、回転加工ホイールの回転中心と研削点を通る直線
    の方向に沿って設置された切込方向調整スライドを備
    え、該切込方向調整スライドに回転加工ホイールがスピ
    ンドルモーターを介して装着され、さらにこの切り込み
    方向調整スライドにスライドサーボモーターが連結され
    ており、このサーボモーターによって上記回転加工ホイ
    ールの切り込みを数値制御によって行い、上記第2の支
    持手段は、回転加工ホイールの回転中心が研削点におけ
    る板ガラスの周縁に関する法線上に位置するように回転
    加工ホイールを旋回すべく数値制御され、かつこの回転
    加工ホイールは押圧手段によってガラス板に直線的に押
    圧された状態で研削加工するようにした、数値制御方式
    による板ガラスの研削機械。
JP10168296A 1996-04-23 1996-04-23 数値制御方式による板ガラスの研削機械 Pending JPH08281543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10168296A JPH08281543A (ja) 1996-04-23 1996-04-23 数値制御方式による板ガラスの研削機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10168296A JPH08281543A (ja) 1996-04-23 1996-04-23 数値制御方式による板ガラスの研削機械

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60223137A Division JPH0761603B2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07 数値制御方式による板ガラスの研削機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08281543A true JPH08281543A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14307125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10168296A Pending JPH08281543A (ja) 1996-04-23 1996-04-23 数値制御方式による板ガラスの研削機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08281543A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097566A (ja) * 2012-10-19 2014-05-29 Sintokogio Ltd 基板周縁部を加工するブラスト加工装置およびこの装置を用いたブラスト加工方法
JP2020089968A (ja) * 2018-11-26 2020-06-11 坂東機工株式会社 ガラス板の加工装置
CN113500478A (zh) * 2021-06-28 2021-10-15 深圳市博宝源实业有限公司 一种玻璃表面损伤修复设备
WO2022137894A1 (ja) * 2020-12-22 2022-06-30 日本電気硝子株式会社 板ガラス加工装置及び板ガラスの製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55112702A (en) * 1979-02-26 1980-08-30 Bandou Kiko Kk Grinding process and chamfering machine for plate glass by numerical control

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55112702A (en) * 1979-02-26 1980-08-30 Bandou Kiko Kk Grinding process and chamfering machine for plate glass by numerical control

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097566A (ja) * 2012-10-19 2014-05-29 Sintokogio Ltd 基板周縁部を加工するブラスト加工装置およびこの装置を用いたブラスト加工方法
JP2020089968A (ja) * 2018-11-26 2020-06-11 坂東機工株式会社 ガラス板の加工装置
WO2022137894A1 (ja) * 2020-12-22 2022-06-30 日本電気硝子株式会社 板ガラス加工装置及び板ガラスの製造方法
CN113500478A (zh) * 2021-06-28 2021-10-15 深圳市博宝源实业有限公司 一种玻璃表面损伤修复设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101306514A (zh) 芯轴超精研磨机
CN112571229A (zh) 一种打磨设备及其工作方法
CN107717689A (zh) 自动线条砂光机
CN212266292U (zh) 一种单晶硅棒切磨加工设备
JPH08281543A (ja) 数値制御方式による板ガラスの研削機械
CN210209865U (zh) 适应不同材料弯曲面部件的自动砂光设备
CN217141911U (zh) 自动化工件打磨冲孔装置
WO2023119728A1 (ja) 折割治具及び折割加工方法
CN209364303U (zh) 一种回转式石材加工设备
JPH09227144A (ja) ガラス板の加工装置
JPH071307A (ja) 数値制御方式による板ガラスの研削機械
JPH0761603B2 (ja) 数値制御方式による板ガラスの研削機械
US3553901A (en) Surface finishing machine
CN206998617U (zh) 弧面磨盘在线修整机构
WO2023119685A1 (ja) 折割治具及び折割加工方法
CN110900215A (zh) 一种大型倒角机
WO2023195232A1 (ja) 折割システム及び折割加工方法
CN118434692A (zh) 折断夹具及折断加工方法
CN220921771U (zh) 一种抛光拉丝机
CN214602173U (zh) 一种在线数控切割机
CN216731131U (zh) 管件抛光工装及管件多工位抛光装置
CN212824705U (zh) 一种数控机床磨削用自动上料装置
JPH0523961A (ja) ガラス板の加工機械
JPH029558A (ja) ガラス板の数値制御面取り機械
EP1057587A2 (en) Machine for working sheets of glass and similar