JPH0828143A - 構築物の開口下部構造 - Google Patents

構築物の開口下部構造

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JPH0828143A
JPH0828143A JP11394391A JP11394391A JPH0828143A JP H0828143 A JPH0828143 A JP H0828143A JP 11394391 A JP11394391 A JP 11394391A JP 11394391 A JP11394391 A JP 11394391A JP H0828143 A JPH0828143 A JP H0828143A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存のALC用の外付け、半外付け用サッシ
に、後付けの化粧カバーを用いて雄雌連結型の建築用パ
ネルであっても、取り付け可能にすること。 【構成】 建築用パネルBとサッシD間に化粧カバーC
を介在させ、サッシDの固定片D2 と化粧カバーCの固
定部27を固定具βを介して一体化すると共に、建築用
パネルBを壁下地αに固定している固定具βを化粧カバ
ーCの化粧片29で保護し、外観に一切現れないように
し、さらには必要に応じて固定片D2 と固定部27を固
定している固定具β上、および建築用パネルBと化粧片
29の空隙をバックアップ材E、コーキング材Fで充填
することにより、開口下部の防水性、気密性、構造安定
性、意匠性を向上した構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構築物の開口下部を雄雌
連結型の建築用パネル(以下、単にパネルという)と、
化粧カバー(以下、単にカバーという)を用いて、既存
のALCパネル用の外付け、半外付けサッシに取り付け
るための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図12に示すようにALCパネル
bと、ALCパネル用の外付け、半外付けサッシDを用
いた開口下部構造aは、壁下地αにALCパネルbを取
り付けた後に、ALCパネルbとサッシD間の空隙γに
モルタルを注入し、さらにサッシDの固定片D2 をガイ
ドとしてレール押さえ部D1 の先端とALCパネルb間
の空隙をバックアップ材Eとコーキング材Fで充填する
構造が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サッシ
Dに雄雌連結構造を有するパネルBを取り付けた際に
は、パネルBとサッシDとの空隙が拡大し、この空隙を
バックアップ材Eとコーキング材Fで無理に充填しよう
とすると構造上不安定となり、コーキング材Fの剥落を
招く等の防水性、気密性に大きな欠点があると共に、パ
ネルBの雄型連結部を固定している固定具βが外観に現
れてしまい、美観性を損ねる等の大きな欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、パネルBとサッシD間にカバーCを介
在させ、サッシDの固定片D2 とカバーCの固定部27
を固定具βを介して一体化すると共に、パネルBを壁下
地αに固定している固定具βをカバーCの化粧片29で
保護し、外観に一切現れないようにし、さらには、必要
に応じて固定片D2 と固定部27を固定している固定具
β上、およびパネルBと化粧片29の空隙をバックアッ
プ材E、コーキング材Fで充填することにより、開口下
部の防水性、気密性、構造安定性、意匠性を向上した構
築物の開口下部構造を提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る構築物の開
口下部構造Aの一実施例について詳細に説明する。図1
は上記構築物の開口下部構造Aに係る代表例であり、壁
下地α、パネルB、カバーC、サッシDとからなる構造
である。パネルBは雄雌連結構造を有するものであり、
例えば図2に示すように表面材1、裏面材17、芯材2
0からなるサンドイッチ構造のパネルBである。表面材
1、および裏面材17は金属薄板材、あるいは合成樹脂
材等よりなり、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、
アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼
板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ
鋼板等の一種をプレス成形、押出成形、ロール成形等に
よって形成したものである。
【0006】さらに詳説すると、表面材1は図3に示す
ように、横長の化粧面部2と、雄型連結部6、雌型連結
部12とから樋状部1aを形成したものであり、化粧面
部2は化粧面2aの長手方向の両端縁を内方に任意角度
で屈曲した側壁3、4と、側壁3の下端縁を外方に突出
した目地下地5とから形成したものである。さらに表面
材1の長手方向の両端縁には、表面材1を略直角に芯材
20側に屈曲した下舌片23を形成し、全体として表面
材1を箱折り状に形成したものである。下舌片23はパ
ネルA全体の機械強度を向上すると共に、縦目地部の構
造安定性にも寄与するものである。
【0007】雄型連結部6は目地下地5の先端をさらに
外方に突出した上縁8と、上縁8の先端を内方に略コ字
状に屈曲した下縁9よりなる差込縁7と、差込縁7の上
縁8に形成した凹状の固定溝10と、下縁9の先端を内
方にL字状に屈曲した補強片11よりなるものである。
差込縁7は図7に示すように、後記する雌型連結部12
の嵌合溝15に挿入され壁下地αに固定される部分であ
ると共に、固定溝10に釘等の固定具βを打設してパネ
ルBを壁下地αに固定する固定部として機能する部分で
ある。また凹状の固定溝10は、固定具βの釘頭の高
さ、および幅よりも大きく形成し、固定具βが目地下地
5の面よりも上方に突出しないようにし、パネルBを係
合する際に、後記する上面13と目地下地5、上縁8と
の接触部分に間隙を形成させず、さらにこの固定溝10
により空隙を形成して毛細管現象を防止し、防水性を強
化するようにしたものである。また、補強片11は芯材
20内に介在させることにより表面材1と芯材20の一
体化を強化すると共に、差込縁7が嵌合溝15に挿入さ
れた際に差込縁7が下面14により押圧され変形するの
を防止し、確実に固定するのに役立つものである。
【0008】雌型連結部12は側壁4の下端縁を内方に
屈曲した上面13と、上面13の先端を外方に屈曲した
下面14と、上面13と下面14とから断面略コ字状に
形成した嵌合溝15と、下面14の先端を内方に屈曲し
た補強片16とからなるものである。さらに詳説する
と、差込縁7の先端から固定溝10の側壁3側の端縁ま
での長さをl3 、上面13の長さをl4 とすると、l3
<l4 の関係とし、図7に示すように上面13により固
定具βの頭部を被覆し、防水性、美観性の向上を図るも
のである。また、嵌合溝15は、雄型連結部6の差込縁
7に係合され壁下地αにパネルAを固定する部分であ
る。なお、化粧面2aに形成した段差2b、2cは、化
粧目地を階段状とすることにより、目地部の立体化、明
確化を図り、意匠性を向上するものである。
【0009】裏面材17は図4に示すように、長尺状板
材の一端縁を内方に板材と略平行でコ字状に屈曲した延
長部18と、他端縁を垂直方向に屈曲しさらに板材と略
平行で外方に屈曲して形成した切り欠き部19とから形
成したものであり、図では延長部18、切り欠き部19
の先端を上方に屈曲して安定片18a、19aを形成
し、係合時のガイド面、生産時の型として機能させ、こ
れらより樋状部、17aを形成したものである。この裏
面材17は後記する芯材20の裏面を覆ってパネルBを
サンドイッチ構造体とし、パネルB自体の機械強度を向
上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シート、吸水
シート、防音シート、パッキング材などの1つの機能と
して役立つものであり、その素材としては前記表面材1
と同質の素材、あるいはアスベスト紙、クラフト紙、ア
スファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、C
u)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、また
は2種以上をラミネートしたもの、防水処理、難燃処理
されたシートなどからなるものである。その装着は、後
記する芯材20により一体に形成すると共に、下縁9、
芯材20、延長部18により断面凹状の係合溝21を、
下面14、芯材20、切り欠き部19により断面凸状の
係合片22を形成し、図7に示すように差込縁7と嵌合
溝15との係合と共に、係合溝21に係合片22を落と
し込むように係合し、壁下地αにパネルBを固定するも
のである。また、延長部18、切り欠き部19は、防火
性、防水性(雨水の壁下地αへの浸入防止)、気密性を
大幅に向上するためのものであり、特に万が一の火災に
対して、裏面17bまで火炎が侵入するのを防止し、耐
火試験に合格し得るパネルBとするためのものである。
なお、図では耐火性をさらに向上するために、表面材1
と裏面材17が接触しないように形成し、熱橋を防止し
ている。
【0010】芯材20は主に合成樹脂発泡体を用い、断
熱材、補強材、防音材、緩衝材、防火材、接着材等とし
て機能するものであり、例えばポリイソシアヌレートフ
ォーム、フェノールフォーム、ポリウレアフォーム、ポ
リイミドフォーム等の合成樹脂発泡体、およびこれら合
成樹脂発泡体に難燃剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩
等)、難燃助剤(石膏スラグ、タルク、シラスバルーン
等)、骨材(パーライト、ガラスビーズ等)、繊維状物
(長、短繊維)等を混入したもの、パーライトの周囲に
フェノールフォーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、あるいは石膏ボード、岩
綿ボード、グラスウールボード、ALC、インシュレー
ションボード、木片チップボード、グラスウール等より
なり、単一素材、あるいは複数の素材を組み合わせて形
成するものである。すなわち、例えば図5に示すよう
に、芯材20はパーライト粒25をバインドしたフェノ
ールフォーム26とし、表面材1、裏面材17を金属製
の不燃材から形成すると共に、表面材1、裏面材17と
芯材20間に繊維状の不織布24を介在させ、耐火1時
間試験に合格するパネルBとしたものである。不織布2
4は表面材1、裏面材17と芯材20との接着力を強化
すると共に、パネルB全体の機械強度を向上させるもの
である。なお、パーライト粒25の粒径としては1mm〜
30mm程度であり、例えば大径のパーライト粒25に小
径のパーライト粒25を介在させたりすることもでき
る。また芯材20の形成は、図では表面材1と裏面材1
7の樋状部1a、17aに充填すると共に、表面材1と
裏面材17とが連結部において接触しないようにしてお
り、表面材1が火災等により加熱されても、その熱が裏
面材17へ伝わらないようにし、熱橋防止による耐火
性、断熱性、耐結露性の向上を図るものである。
【0011】次に、カバーCは例えば図6に示すように
形成したものであり、その素材としては前記パネルBの
表面材1と同質の素材であり、プレス成形、押出成形、
もしくはロール成形等により形成したものである。さら
に説明するとカバーCは、固定部27と、固定部27を
外方に鈍角に屈曲した傾斜片28と、傾斜片28を固定
部27と略平行に内方に屈曲した化粧片29と、化粧片
29の途中を固定部27側方に突出させた支持片30と
から形成したものである。固定部27は、後記するサッ
シDの固定片D2 に固定具βを介してカバーCを固定
し、カバーCとサッシDを一体化させる部分であり、傾
斜片28は、サッシDより流入してくる雨水等をすみや
かに土台方向へ流出させる水切りとして機能するもので
ある。また、化粧片29はパネルBを固定している固定
具βを保護すると共に、固定具βが外観に現れないよう
にし、さらには、通常時にパネルB同士を連結した後に
現れる横目地を、化粧片29の最下端で擬似的に形成す
ることができるので開口下部の意匠性をも向上させるも
のである。さらに支持片30は、カバーCの化粧片29
とパネルB間の空隙をバックアップ材E、コーキング材
Fで充填する場合に、バックアップ材E、コーキング材
Fの支持材、およびガイドとして機能するものである。
【0012】さらにDはALCパネルb用の外付け、半
外付けタイプの一般的なサッシであり、少なくとも水平
なレール押さえ部D1 と、下方に突出した固定片D2
から形成されたものである。また、Eはバックアップ
材、Fはコーキング材であり、必要に応じてサッシDと
カバーCを固定している固定具β上、および、カバーC
の化粧片29とパネルB間の空隙を充填し、開口下部の
防水性と気密性を向上させるものである。
【0013】なお、開口上部については図1に示すよう
に、上部サッシD3 、スタータ材G、支持体Hを用いて
納めるものである。
【0014】ここで各部の寸法関係について図1〜図
4、図6を用いて簡単に説明すると、パネルBの全厚を
1 、パネルBの働き幅、所謂裏面材17の裏面17b
の幅をW、係合溝21の開口高さをt2 、係合片22の
厚さをt3 、カバーCをサッシDに取り付けた際の壁下
地αからカバーCの化粧片29までの距離をt4 、パネ
ルBの差込縁7の先端から固定溝10の上縁8側の端縁
までの長さをl1 、差込縁7の先端から補強片11の先
端までの長さをl2 、差込縁7の先端から側壁3側の固
定溝10の端縁までの長さをl3 、側壁4の下端から嵌
合溝15の最奥までの長さをl4 、下縁9の幅をl5
下面14の長さをl6 、延長部18、切り欠き部19の
長さをl7 、l8 、カバーCの化粧片29の全長さをl
9 、パネルBの化粧面2aから差込縁7の上縁8までの
高さをh1 、化粧面2aから上面13までの高さを
2 、差込縁7の高さをh3 、嵌合溝15の開口高さを
4 、化粧面2aから補強片11、16までの高さをh
5 、h6 、延長部18、切り欠き部19の高さをh7
8 、裏面17bから安定片18a、19aの先端まで
の高さをh9 、h10とすると、W=300〜900mm
位、t4 >t1 、t2 >t3、h1 ≒h2 、h3
4 、h5 ≒h6 、h7 ≒h8 、h9 ≒h10、l1 <1
2、l3 <l4 、l5 ≒l6 、l7 ≒l8 、l9 >l3
の関係である。
【0015】次に施工例について簡単に説明する。いま
図1に示すような構築物の開口下部構造Aを図2に示す
ようなパネルB、図6に示すようなカバーC、およびA
LCパネル用の外付け、半外付けサッシDを用いて施工
すると仮定する。なお、パネルBとしては、表面材1、
裏面材17として0.5mm厚のカラー鋼板を用い、芯材
20としてはフェノールフォーム原料にパーライト粒を
混入した原料を吐出し、反応、発泡させ、次にキュアし
て一体化したものである。さらにカバーCとしては1.
2mm厚のアルミ押し出し品である。そこで鉄骨下地、あ
るいは主柱、間柱、防水シート、断熱材等からなる壁下
地αにあらかじめサッシDを固定しておいて、次にパネ
ルBを壁下地αにスクリュービス等の固定具βを介して
固定する。その後にカバーCの固定部27をサッシDの
固定片D2 にブラインドリベット等の固定具βを介して
固定する。さらに、カバーCの固定部27を固定してい
る固定具β上、およびカバーCの化粧片29とパネルB
間の空隙をバックアップ材E、コーキング材Fで充填す
るものである。
【0016】以上説明したのは、本発明に係る構築物の
開口下部構造の一実施例にすぎず、図1において壁下地
α、パネルB、カバーC、サッシD間の空隙γ部分に現
場発泡ウレタンやモルタルを注入して気密性、断熱性の
強化を図ったりすることもできる。また、図8(a)〜
(d)、図9(a)〜(d)はパネルBの変形例であ
り、図8(a)〜(d)は表面材1と裏面材17で芯材
20をサンドイッチしたパネルBである。図9(a)〜
(d)に示すようなパネルBは、陶石、長石、粘土、カ
オリン等の1種以上からなる粘土を主原料とし、これに
必要によりセメント、石綿、シリカ、ガラス繊維、炭素
繊維、ウィスカー、スチール繊維、スラグ、各種骨材を
混入した原土を押出成形により長尺状に成形、あるいは
プレスにより成形し、それを所定温度で焼成したもの、
もしくはセメント中に各種骨材、繊維状物(ガラス繊
維、炭素繊維、鉱物繊維等で長繊維や短繊維)等を混入
し、含浸し、押出成形、抄造法により成形し、蒸気養生
し、軽量化、原材料使用量の低減を図るために中空部2
0aを形成したものである。
【0017】さらに図10(a)〜(f)、図11
(a)〜(c)はカバーCの変形例であり、図10
(a)〜(f)は押出成形、プレス成形で形成したカバ
ーCである。すなわち図10(a)は、固定部27に固
定具βをガイドする案内溝27aを形成したカバーC、
図10(b)は固定部27にサッシDの固定片D2 を係
合する係合溝27bを形成したカバーC、図10(c)
は支持片30を切除したカバーC、図10(d)は化粧
片29の下端縁を任意角度で屈曲して傾斜片29aを形
成したカバーC、図10(e)は支持片30に化粧片2
9と略平行な支持バー30aを形成したカバーC、図1
0(f)は支持バー30aの上端縁を固定部27側方向
に屈曲した補助支持部30bを形成しカバーCの支持を
より強力にしたカバーCである。また図11(a)〜
(c)はロール成形により形成したカバーCである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る構築物
の開口下部構造によれば、雄雌連結型のパネルであっ
ても、後付けのカバーを用いることにより、ALCパネ
ル用のサッシに取り付けることができる。開口下部の
パネルとALCパネル用のサッシ間の空隙をカバーを介
して充填するので、無理なコーキング処理を施す必要が
なく、構造上安定であると共に施工性を向上し、かつ、
外観からの美観性を向上することができる。カバーの
化粧片は、パネルを壁下地に固定している固定具を保護
し外観に現れないようにすると共に、化粧片下端縁は、
通常時のパネル同士の連結の際に形成される横目地を擬
似的に形成するので、開口下部に違和感がなく意匠性が
向上する。必要に応じてサッシとカバーを固定してい
る固定具上、およびカバーとパネル間の空隙にコーキン
グ処理を施すことができるので、さらに開口下部の防水
性、気密性を向上することができる。構造安定性、施
工性、防水性、気密性、意匠性を向上した構築物の開口
下部構造となる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構築物の開口下部構造の代表例を
示す説明図である。
【図2】図1において用いられた建築用パネルの代表的
一例を示す説明図である。
【図3】図2において用いられた建築用パネルの表面材
を示す説明図である。
【図4】図2において用いられた建築用パネルの裏面材
を示す説明図である。
【図5】図2において用いられた建築用パネルの芯材の
一例を示す説明図である。
【図6】図1において用いられた化粧カバーの代表的一
例を示す説明図である。
【図7】図2において用いられ建築用パネルの連結構造
を示す説明図である。
【図8】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いられ
る建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いられ
る建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
【12】構築物の開口下部構造の従来例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
α 壁下地 β 固定具 A 構築物の開口下部構造 B 建築用パネル C 化粧カバー D サッシ D1 レール押さえ部 D2 固定片 21 係合溝 22 係合片 27 固定部 28 傾斜片 29 化粧片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構築物の開口下部構造の代表例を
示す説明図である。
【図2】図1において用いられた建築用パネルの代表的
一例を示す説明図である。
【図3】図2において用いられた建築用パネルの表面材
を示す説明図である。
【図4】図2において用いられた建築用パネルの裏面材
を示す説明図である。
【図5】図2において用いられた建築用パネルの芯材の
一例を示す説明図である。
【図6】図1において用いられた化粧カバーの代表的一
例を示す説明図である。
【図7】図2において用いられ建築用パネルの連結構造
を示す説明図である。
【図8】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いられ
る建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いられ
る建築用パネルのその他の例を示す説明図である。
【図10】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
【図11】本発明に係る構築物の開口下部構造に用いら
れる化粧カバーのその他の例を示す説明図である。
12】構築物の開口下部構造の従来例を示す説明図
である。
【符号の説明】 α 壁下地 β 固定具 A 構築物の開口下部構造 B 建築用パネル C 化粧カバー D サッシ D1 レール押さえ部 D2 固定片 21 係合溝 22 係合片 27 固定部 28 傾斜片 29 化粧片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状板材の幅方向一端縁に略断面凸状
    の係合片を形成し他端縁に略断面凹状の係合溝を形成し
    た建築用パネルと、長尺状で略垂直な固定部と該固定部
    を外方に屈曲した傾斜片と該傾斜片を内方に前記固定部
    と略平行となるように屈曲した化粧片とから形成した化
    粧カバーと、少なくとも水平なレール押さえ部と該レー
    ル押さえ部の途中を下方に突出させた固定片とから形成
    したALCパネル用のサッシとからなる構造であり、建
    築用パネルを固定具を介して壁下地に固定し、あらかじ
    め開口下部の壁下地に固定されているサッシの固定片に
    化粧カバーの固定部を固定具を介してサッシと化粧カバ
    ーを一体化し、さらには、化粧カバーの化粧片の下端が
    開口部下部の建築用パネルを壁下地に固定している固定
    具より下方へ位置するようにしたことを特徴とする構築
    物の開口下部構造。
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