JPH08281427A - 正角パイプおよびその製造方法 - Google Patents

正角パイプおよびその製造方法

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JPH08281427A
JPH08281427A JP8843095A JP8843095A JPH08281427A JP H08281427 A JPH08281427 A JP H08281427A JP 8843095 A JP8843095 A JP 8843095A JP 8843095 A JP8843095 A JP 8843095A JP H08281427 A JPH08281427 A JP H08281427A
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JP
Japan
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shaped angle
face
butted
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equal
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JP8843095A
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English (en)
Inventor
Tomio Sekine
根 富 夫 関
Hideo Yokokura
倉 英 雄 横
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スチールなどの硬質の材料を素材としたとき
でも、90°の角部を4隅にもちかつ縦横寸法が等しい
意匠性の優れた正角パイプを提供する。 【構成】 等しい寸法をもつ2本の第1,第2等辺L型
アングル材1,2を□形状に配置し、第1等辺アングル
材1の一方の端面1aと第2L型アングル材2の他方の
端面2b側の内側面2cとを突き合わせると共に第2等
辺L型アングル材2の一方の端面2aと第1等辺L型ア
ングル材1の他方の端面1b側の内側面2cとを突き合
わせて突き合わせ部分で接合して角パイプとするに際
し、第1,第2等辺L型アングル材1,2の一方の端面
1a,2a側でそれぞれ板厚(t)分の長さだけ除去加
工を行って裁断端面1a−c,2a−cをもつ非等辺の
第1,第2L型アングル材1,2としたのち、非等辺の
第1,第2L型アングル材1,2を突き合わせて突き合
わせ部分で接合して接合部3を介して一体化することに
より正角パイプ4とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、等しい寸法をもつ2本
のL型アングル材を用いた正角パイプおよびその製造方
法に係わり、例えば、手摺,フェンス等の支柱,ショー
ウインドケースの支柱,化粧柱などとして使用される正
角パイプおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】等しい寸法をもつ2本のL型アングル材
を用いて角パイプを製造する場合には、例えば、図2の
(A)(B)(C)に示す方法があった。
【0003】すなわち、図2の(A)に示すように、等
しい寸法をもつ2本の第1,第2等辺L型アングル材1
1,12を用いてこれを□形状に配置し、図2の(B)
に示すように、第1等辺L型アングル材11の一方の端
面11aと第2等辺L型アングル材12の他方の端面1
2b側の内側面12cとを突き合わせると共に第2等辺
L型アングル材12の一方の端面12aと第1等辺L型
アングル材11の他方の端面11b側の内側面11cと
を突き合わせてこれらの突き合わせ部分で接合して接合
部13を介して一体化して角パイプ14とする方法があ
る。
【0004】また、ほぼ同様に、図2の(C)に示すよ
うに、第1等辺L型アングル材11の他方の端面11b
と第2等辺L型アングル材12の一方の端面12a側の
内側面12dとを突き合わせると共に第2等辺L型アン
グル材12の他方の端面12bと第1等辺L型アングル
材11の一方の端面11a側の内側面11dとを突き合
わせてこれらの突き合わせ部分で接合して接合部13を
介して一体化して角パイプ14とする方法がある。
【0005】さらには、図3の(A)(B)に示すよう
に、等しい寸法をもつ2本の第1、第2等辺L型アング
ル材11,12の端面を45°の角度をもつ傾斜端面1
1e,11f,12e,12fとしてこれらの角部分で
接合して接合部13を介して一体化して角パイプ14と
する方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の等しい寸法をもつ2本の等辺L型アングル材1
1,12を用いて角パイプ14とする場合、図2の
(B)に示した方法では、正角パイプとはならずに縦寸
法よりも横寸法の方が長い横長矩形状の角パイプ14と
なり、また、図2の(C)に示した方法でも正角パイプ
とはならずに横寸法よりも縦寸法の方が長い縦長矩形状
の角パイプ14となり、縦横寸法が等しい正角パイプを
得ることができないという問題点があった。
【0007】他方、図3の(A)(B)に示す方法で
は、正角パイプ14を得ることが可能ではあるものの、
接合部13が丸い形状をなしてしまい、90°の角部を
4隅にもつ意匠性の良い正角パイプを得ることができな
いという問題点があった。
【0008】そのほか、アルミニウム合金の押出し加工
方法では、90°の角部を4隅にもつ意匠性の良い正角
パイプを得ることが容易に可能ではあるが、軟質材料で
あるため疵がつきやすく、使用するにつれて疵が大きく
目立つようになって意匠性を損ねてしまうことがあると
いう問題点があった。
【0009】したがって、スチールなどの硬質の材料を
素材としながらも、90°の角部を4隅にもちかつ縦横
寸法が等しい意匠性に優れた正角パイプを簡便にして得
ることが課題としてあった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、スチールなどの硬質材料
を素材としながらも、90°の角部を4隅にもちかつ縦
横寸法が等しい意匠性に優れた正角パイプを簡便にして
得ることができ、優れた意匠性を長期にわたって維持す
ることができる正角パイプを提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる正角パイ
プは、請求項1に記載しているように、等しい寸法をも
つ2本の第1,第2L型アングル材を□形状に組み合わ
せ、第1L型アングル材の一方の端面と第2L型アング
ル材の他方の端面側の内側面とを突き合わせると共に第
2L型アングル材の一方の端面と第1L型アングル材の
他方の端面側の内側面とを突き合わせて突き合わせ部分
の接合部を介して一体化した角パイプにおいて、一方の
辺の長さが他方の辺の長さよりも板厚分だけ短い非等辺
の第1,第2L型アングル材を突き合わせて突き合わせ
部分の接合部を介して一体化してなる構成としたことを
特徴としている。
【0012】そして、本発明に係わる正角パイプの実施
態様においては、請求項2に記載しているように、表面
がヘアーライン研磨面となっているものとすることがで
きる。
【0013】また、本発明に係わる正角パイプの製造方
法は、請求項3に記載しているように、等しい寸法をも
つ2本の第1,第2等辺L型アングル材を□形状に配置
し、第1等辺L型アングル材の一方の端面と第2等辺L
型アングル材の他方の端面側の内側面とを突き合わせる
と共に第2等辺L型アングル材の一方の端面と第1等辺
L型アングル材の他方の端面側の内側面とを突き合わせ
て突き合わせ部分で接合して角パイプとするに際し、第
1,第2等辺L型アングル材の一方の端面側でそれぞれ
板厚分の長さだけ除去加工を行って非等辺の第1,第2
L型アングル材としたのち、非等辺の第1,第2L型ア
ングル材を突き合わせて突き合わせ部分で接合する構成
としたことを特徴としている。
【0014】そして、本発明に係わる正角パイプの製造
方法の実施態様においては、請求項4に記載しているよ
うに、接合後に表面のヘアーライン加工を施すものとす
ることができる。
【0015】
【発明の作用】本発明に係わる正角パイプは、上述した
ごとく請求項1に記載の構成を有しているので、スチー
ルなどの硬質の材料を素材としながらも、90°の角部
を4隅にもちかつ縦横寸法が等しい意匠性に優れた正角
パイプとなり、優れた意匠性が長期にわたって維持され
る高品質の正角パイプが提供されることとなる。
【0016】そして、請求項2に記載しているように、
ヘアーライン肌のものとすることによって、意匠性がよ
り一層向上したものとなる。
【0017】また、本発明に係わる正角パイプの製造方
法は、上述したごとく請求項3に記載の構成を有してい
るので、請求項1に記載した意匠性に優れた正角パイプ
が極く簡便にして製造されることとなり、請求項4に記
載の方法とすることによって意匠性がさらに向上した正
角パイプが得られることとなる。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係わる正角パイプおよびその
製造方法の実施例について説明する。
【0019】まず、図1の(A)に示すように、等しい
寸法をもつ2本の等辺L型アングル材(この実施例で
は、オーステナイト系ステンレス鋼;SUS304より
なる型材)1,2を用い、第1,第2等辺アングル材
1,2の一方の端面1a,2aにおいて、図1の(B)
に示すように、各L型アングル材1,2の板厚tに相当
する長さ分だけ切断や溶断による除去加工を行って、裁
断端面1a−c,2a−cをもつ非等辺の第1,第2L
型アングル材1,2としたのち、第1L型アングル材の
一方の裁断端面1a−cと第2L型アングル材2の他方
の端面2b側の内側面2cとを突き合わせると共に第2
L型アングル材の一方の裁断端面2a−cと第1L型ア
ングル材1の他方の端面1b側の内側面1cとを突き合
わせ、この突き合わせ部分でプラズマ溶接,TIG溶接
などによって溶接を行うことによって、図1の(C)に
示すように、接合部3を介して一体化した正角パイプ4
を得る。
【0020】このような正角パイプ4では一方の辺の長
さが他方の辺の長さよりも板厚分だけ短い非等辺の第
1,第2L型アングル材1,2を突き合わせて接合部3
を介して一体化したものとしているので、縦横の寸法が
同じでありかつまた90°の角部を4隅にもつ意匠性に
優れた正角パイプとなる。
【0021】そして、接合部3の仕上げ加工を行うと共
に、ヘアーライン研磨加工を施すことによって、表面の
意匠性がさらに向上した正角パイプとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係わる正角パイプは、請求項1
に記載しているように、等しい寸法をもつ2本の第1,
第2L型アングル材を□形状に組み合わせ、第1L型ア
ングル材の一方の端面と第2L型アングル材の他方の端
面側の内側面とを突き合わせると共に第2L型アングル
材の一方の端面と第1L型アングル材の他方の端面側の
内側面とを突き合わせて突き合わせ部分の接合部を介し
て一体化した角パイプにおいて、一方の辺の長さが他方
の辺の長さよりも板厚分だけ短い非等辺の第1,第2L
型アングル材を突き合わせて突き合わせ部分の接合部を
介して一体化してなる構成のものとしたから、スチール
などの硬質の材料を素材としたときでも、90°の角部
を4隅にもちかつ縦横寸法が等しい意匠性に優れた正角
パイプとなり、優れた意匠性を長期にわたって維持する
ことができる高品質の正角パイプを提供することが可能
であるという著しく優れた効果がもたらされ、請求項2
に記載しているように、表面がヘアーライン研磨面
(肌)となっているものとすることにより、意匠性をさ
らに向上させることが可能であるという著しく優れた効
果がもたらされる。
【0023】また、本発明に係わる正角パイプの製造方
法では、請求項3に記載しているように、等しい寸法を
もつ2本の第1,第2等辺L型アングル材を□形状に配
置し、第1等辺L型アングル材の一方の端面と第2等辺
L型アングル材の他方の端面側の内側面とを突き合わせ
ると共に第2等辺L型アングル材の一方の端面と第1等
辺L型アングル材の他方の端面側の内側面とを突き合わ
せて突き合わせ部分で接合して角パイプとするに際し、
第1,第2等辺L型アングル材の一方の端面側でそれぞ
れ板厚分の長さだけ除去加工を行って非等辺の第1,第
2L型アングル材としたのち、非等辺の第1,第2L型
アングル材を突き合わせて突き合わせ部分で接合するよ
うにしたから、上記した高品質の正角パイプを至極く容
易に製造することが可能であるという著しく優れた効果
がもたらされ、請求項4に記載しているように、接合後
に表面にヘアーライン加工を施すことによって、意匠性
がさらに向上した正角パイプを製造することが可能であ
るという著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる正角パイプの製造方法の一実施
例による工程を(A)(B)(C)に分けて示すパイプ
端面の説明図である。
【図2】従来例の角パイプの製造方法における工程を
(A)(B)(C)に分けて示すパイプ端面の説明図で
ある。
【図3】従来例の正角パイプの製造方法における工程を
(A)(B)に分けて示すパイプ端面の説明図である。
【符号の説明】
1,2 L型アングル材 1a,2a L型アングル材の一方の端面 1b,2b L型アングル材の他方の端面 1c,2c L型アングル材の他方の端面側の内側面 1a−c,2a−c L型アングル材の裁断端面 3 接合部 4 正角パイプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 等しい寸法をもつ2本の第1,第2L型
    アングル材を□形状に組み合わせ、第1L型アングル材
    の一方の端面と第2L型アングル材の他方の端面側の内
    側面とを突き合わせると共に第2L型アングル材の一方
    の端面と第1L型アングル材の他方の端面側の内側面と
    を突き合わせて突き合わせ部分の接合部を介して一体化
    した角パイプにおいて、一方の辺の長さが他方の辺の長
    さよりも板厚分だけ短い非等辺の第1,第2L型アング
    ル材を突き合わせて突き合わせ部分の接合部を介して一
    体化してなることを特徴とする正角パイプ。
  2. 【請求項2】 表面がヘアーライン研磨面となっている
    請求項1に記載の正角パイプ。
  3. 【請求項3】 等しい寸法をもつ2本の第1,第2等辺
    L型アングル材を□形状に配置し、第1等辺L型アング
    ル材の一方の端面と第2等辺L型アングル材の他方の端
    面側の内側面とを突き合わせると共に第2等辺L型アン
    グル材の一方の端面と第1等辺L型アングル材の他方の
    端面側の内側面とを突き合わせて突き合わせ部分で接合
    して角パイプとするに際し、第1,第2等辺L型アング
    ル材の一方の端面側でそれぞれ板厚分の長さだけ除去加
    工を行って非等辺の第1,第2L型アングル材としたの
    ち、非等辺の第1,第2L型アングル材を突き合わせて
    突き合わせ部分で接合することを特徴とする正角パイプ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 接合後に表面のヘアーライン加工を施す
    請求項3に記載の正角パイプの製造方法。
JP8843095A 1995-04-13 1995-04-13 正角パイプおよびその製造方法 Pending JPH08281427A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038231A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Kurashiki Laser Kk 直交関係で組み付ける角パイプ組付構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007038231A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Kurashiki Laser Kk 直交関係で組み付ける角パイプ組付構造

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