JPH08280705A - 高周波切開切除具 - Google Patents

高周波切開切除具

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Publication number
JPH08280705A
JPH08280705A JP7090967A JP9096795A JPH08280705A JP H08280705 A JPH08280705 A JP H08280705A JP 7090967 A JP7090967 A JP 7090967A JP 9096795 A JP9096795 A JP 9096795A JP H08280705 A JPH08280705 A JP H08280705A
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JP
Japan
Prior art keywords
incision
wire
lesion
flexible tube
loop
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7090967A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kawashima
正博 川嶋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7090967A priority Critical patent/JPH08280705A/ja
Publication of JPH08280705A publication Critical patent/JPH08280705A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】病変部の根元部方向に切開ワイヤを導くことが
でき、隆起の小さい病変部の緊縛も容易かつ確実に行う
ことができる高周波切開切除具を提供することにある。 【構成】可撓管1と、この可撓管1内に進退自在に挿通
された操作ワイヤ6と、この操作ワイヤ6の先端に前記
可撓管1の先端から突没自在に設けられ、突出部9aを
有する滑り止め用チップ9が固定された切開ワイヤ8を
ループ上に形成してなる処置部10とからなり、前記滑
り止め用チップ9の突出部9aのうち少なくとも1つ
を、前記切開ワイヤ8のループが作り出す平面に対して
角度をつけて固定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、経内視鏡的に体腔内
へ挿入され、体腔内の病変部を高周波電流により切開切
除する高周波スネアなどの高周波切開切除具に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波スネアはポリペクトミーに用いら
れていたが、近年、高周波スネアを用いた新しい手技で
あるストリップバイオプシーが普及しつつある。以下に
ストリップバイオプシーの概要を述べる。
【0003】ストリップバイオプシーの適応は平坦な病
変部であり、この平坦な病変部の真下の粘膜下組織層に
内視鏡用注射針にて生理食塩水を局注することにより、
平坦な病変を隆起させ、これに高周波スネアのループを
掛けて病変部全体をまわりの正常組織ごと高周波電流に
よって一度に切り取るものである。
【0004】ストリップバイオプシーにおいては、病変
部がその周辺の正常組織を含めた状態できれいに切除で
きるので、切除片を検査し、切除片内に病変部が完全に
限局していれば、病変部が完全に切除できたことが確認
される。このようなストリップバイオプシーは早期癌の
内視鏡による完全な治療を可能にするものとして、近年
急速に普及しつつあり、また期待も大きい。
【0005】しかしながら、このストリップバイオプシ
ーを行うにあたって、通常の高周波スネアでは、生理食
塩水の局注によって隆起させた病変部にスネアのループ
を掛ける際に、ループが滑ってしまい、緊縛がしずらい
という不具合がある。つまり、生理食塩水によって平坦
な病変部を隆起させたといっても、従来高周波スネアが
対象としていたポリープに比べると隆起はなだらかであ
り、緊縛時にループが滑ってしまうのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような不具合に対
して特開平4−361744号公報では、チップにテー
パを取付けたり、実願平3−62303号のように、チ
ップの突出量を変化させるなどの工夫がなされている
が、隆起のなだらかな病変部に対して滑り止めとなるに
は不完全なものであった。
【0007】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、ストリップバイオプシ
ーにおいて、切開ワイヤーが病変部から滑ることなく緊
縛がしやすく確実にでき、かつ安全であり、また製作が
容易な高周波切開切除具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、可撓管と、この可撓管内に進退自在に挿
通された操作部材と、この操作部材の先端に前記可撓管
の先端から突没自在に設けられ、突出部を有する滑り止
め用チップが固定された切開ワイヤをループ上に形成し
てなる処置部とからなり、前記滑り止め用チップの突出
部のうち少なくとも1つを、前記切開ワイヤのループが
作り出す平面に対して角度をつけて固定したことを特徴
とする。
【0009】
【作用】滑り止め用チップの突出部のうち少なくとも1
つを、切開ワイヤのループが作り出す平面に対して角度
をつけることにより、チップが滑り止めとなり、切開ワ
イヤによって病変部を確実に緊縛することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図4は第1の実施例を示すもので、図
2(a)は高周波切開切除具としての高周波スネアの全
体を示し、1は可撓管である。この可撓管1の基端には
操作部2が設けられ、この操作部2は基部3と、この基
部3にスライド自在に取り付けられたスライダ4とから
構成されている。
【0011】スライダ4の電極5には前記可撓管1内に
進退自在に挿通された操作部材としての操作ワイヤ6の
基端が接続されている。また、電極5には図示しない高
周波電源が接続されるようになっている。操作ワイヤ6
と電極5との接続部5aは、図2(b)に示すように、
電極5にはスリット部5bが設けられており、操作ワイ
ヤ6の外側に被嵌させた操作パイプ6aと操作ワイヤ6
とを併せてかしめ固定されている。操作パイプ6aと操
作ワイヤ6とは6c部においてもかしめ固定されてい
る。
【0012】前記操作ワイヤ6の先端には接続チップ7
が取り付けられ、この接続チップ7には切開ワイヤ8の
両端が連結されている。この切開ワイヤ8にはあらかじ
めループ状に開くように癖が付けられており、これを可
撓管1内に引き込むと、弾性変形して細長く押し潰さ
れ、可撓管1の先端から突き出すと、ループ状に拡がる
ようになっている。
【0013】そして、前記切開ワイヤ8の前半分には、
図1に示すように複数の滑り止め用チップ9が間隔をお
いて取り付けられ、これによって処置部10が構成され
ている。
【0014】このチップ9が取り付けられている様子を
図3(a)のA−A矢視断面を示す図3(b)にて示
す。チップ9には突出部9aが切開ワイヤ8が構成する
ループの内側を向けて固定されている。さらに突出部9
aはループが作り出す平面に対して角度α°ないし角度
β°をなして取り付けられている。
【0015】このような構造の高周波スネアを用いて図
4に示す病変部Cを切除するには、まず、可撓管1を経
内視鏡的に体腔内へ挿入する。次に、内視鏡観察によっ
て病変部を発見したならば、操作部2のスライダ4を前
進操作して切開ワイヤ8を可撓管1の先端から突出させ
てループ状に拡げる。
【0016】この状態で、生理食塩水によって隆起させ
ておいた病変部Cに切開ワイヤ8を掛け、さらにスライ
ダ4を後退させて切開ワイヤ8を可撓管1内に引き込む
ことで、病変部Cを切開ワイヤ8で締め付ける。そし
て、この状態で、切開ワイヤ8に高周波電流を流せば、
この切開ワイヤ8に挟まれた病変部Cを切除することが
できる。
【0017】このとき、処置部10を構成する切開ワイ
ヤ8にかしめ固定されたチップ9の突出部9aが滑り止
めになり、隆起の小さい病変部Cであっても、これを容
易かつ確実に緊縛することができる。この突出部9aは
ループの平面に対してα°あるいはβ°の角度を有して
取り付けられているために、図4(a)のB−B断面を
示す図4(b)で示すように、病変部Cに対してその根
元部の方向に喰い込むようになる。したがって、切開ワ
イヤ8を病変部Cの根元方向に導き、切開をより確実に
行えるようになる。
【0018】図5および図6は第2の実施例を示し、第
1の実施例と同一構成部分には同一番号を付して説明を
省略する。この実施例は、チップ9の数を切開ワイヤ8
の形成するループの片側11と別の側12とで異数にし
たものであり、更には突出部9aの方向を切開ワイヤ8
の作るループの中心13の方向あるいは中心13よりも
先端側の中心近傍14の方向に向けて配設したものであ
る。
【0019】このように構成することによって、図6
(a)(b)に示すように、病変部Cを緊縛する際に切
開ワイヤ8を可撓管1内に切開ワイヤ8を引き込むこと
によって緊縛を行うが、その際に切開ワイヤ8の先端側
より病変部Cに接触していく。従って突出部9aが切開
ワイヤ8のループの中心を向いていると病変部Cの中心
の方向に確実に向くこととなり突出部9aが確実に病変
部Cに喰い込み、切開ワイヤ8が病変部Cから滑ること
を防ぐことができる。
【0020】更には突出部9aの数をループの片側11
と別の側12とで異数にしたために、病変部Cへの突出
部9aへの喰い付きが一様でなくなるために確実な緊縛
を行えるようになる。
【0021】前記実施態様によれば、次のような構成が
得られる。 (付記1)可撓管と、この可撓管内に進退自在に挿通さ
れた操作部材と、この操作部材の先端に前記可撓管の先
端から突没自在に設けられ、突出部を有する滑り止め用
チップが固定された切開ワイヤをループ上に形成してな
る処置部とからなり、前記滑り止め用チップの突出部の
うち少なくとも1つを、前記切開ワイヤのループが作り
出す平面に対して角度をつけて固定したことを特徴とす
る高周波切開切除具。
【0022】(付記2)前記角度は0°〜45°である
ことを特徴とする付記1記載の高周波切開切除具。 (付記3)前記切開ワイヤのループの作り出す平面に垂
直な方向から見た時に突出部の方向が、ループの中心或
いはループの中心よりも先端側の1点に向けて配設した
ことを特徴とする付記1記載の高周波切開切除具。 (付記4)前記突出部の数をループの各々の側で異なる
数にしたことを特徴とする付記1記載の高周波切開切除
具。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、処
置部を構成する切開ワイヤに固定された突出部が切開ワ
イヤの作る平面に対して角度をもって配設されているた
めに確実に病変部の根元部方向に切開ワイヤを導くこと
ができ、隆起の小さい病変部の緊縛も容易かつ確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る高周波切開切除
具の先端部の縦断側面図。
【図2】同実施例を示し、(a)は高周波切開切除具の
全体の側面図、(b)は(a)のX部を拡大して示す断
面図。
【図3】同実施例を示し、(a)は高周波切開切除具の
先端部の縦断側面図、(b)は(a)のA−A線に沿う
拡大した断面図。
【図4】同実施例を示し、(a)は使用状態の縦断側面
図、(b)は(a)のB−Bに沿う断面図。
【図5】この発明の第2の実施例に係る高周波切開切除
具の先端部の縦断側面図。
【図6】同実施例を示し、(a)(b)は作用説明図。
【符号の説明】
1…可撓管、6…操作ワイヤ、8…切開ワイヤ、9…滑
り止め用チップ、9a…突出部、10…処置部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓管と、この可撓管内に進退自在に挿
    通された操作部材と、この操作部材の先端に前記可撓管
    の先端から突没自在に設けられ、突出部を有する滑り止
    め用チップが固定された切開ワイヤをループ上に形成し
    てなる処置部とからなり、前記滑り止め用チップの突出
    部のうち少なくとも1つを、前記切開ワイヤのループが
    作り出す平面に対して角度をつけて固定したことを特徴
    とする高周波切開切除具。
JP7090967A 1995-04-17 1995-04-17 高周波切開切除具 Withdrawn JPH08280705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090967A JPH08280705A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 高周波切開切除具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7090967A JPH08280705A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 高周波切開切除具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08280705A true JPH08280705A (ja) 1996-10-29

Family

ID=14013275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7090967A Withdrawn JPH08280705A (ja) 1995-04-17 1995-04-17 高周波切開切除具

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JP (1) JPH08280705A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016179194A (ja) * 2016-06-03 2016-10-13 Hoya株式会社 内視鏡用スネア

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016179194A (ja) * 2016-06-03 2016-10-13 Hoya株式会社 内視鏡用スネア

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020702