JPH08280227A - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

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JPH08280227A
JPH08280227A JP7109161A JP10916195A JPH08280227A JP H08280227 A JPH08280227 A JP H08280227A JP 7109161 A JP7109161 A JP 7109161A JP 10916195 A JP10916195 A JP 10916195A JP H08280227 A JPH08280227 A JP H08280227A
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grass
centrifugal blower
impeller
blower
blade
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宏 北條
Kazuhiro Sakamoto
一弘 坂本
Akira Amano
明 天野
Yasuji Hashimoto
泰次 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芝草刈機のカッターハウジング内の芝草刈刃
で刈取られた刈芝草等を空気と共に刈芝草搬送ダクトを
介してグラスバッグ等の刈芝草収納器に搬送する遠心送
風機を提供することにある。 【構成】 刈芝草放出用遠心送風機インペラ15は、送風
専用遠心送風機インペラ17よりも大径で、前記刈芝草放
出用遠心送風機インペラ15の羽根出口角αは鋭角で、刈
芝草放出用遠心送風機インペラ15の羽根15aは後向き羽
根となるように形成されるとともに、前記遠心送風専用
送風機インペラ17の羽根出口角βは鈍角で、遠心送風専
用送風機インペラ17は前向き羽根となるように形成さ
れ、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の羽根15aの側
端縁からインペラ回転方向に指向してウイング15c,15
dが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝草刈機のカッターハ
ウジング内の芝草刈刃で刈取られた刈芝草等を空気と共
に搬送する遠心送風機に関するものである。
【0002】
【従来技術】微細に粉砕されている軽量微細物、例え
ば、芝草刈機で刈取られた刈芝草では、流路中に静止突
起物のない流体機械である遠心送風機によって、空気と
混合させて搬送することができる。
【0003】このような目的のために用いられる従来の
芝草刈機の刈芝草放出用遠心送風機におけるインペラで
は、円板状のディスクの片面に周方向へ等間隔に複数枚
のブレードが植設され、該ブレードは、特開平6−31
1814号公報に図示されるように、平板状に形成さ
れ、または、実公平6−23221号公報および米国特
許第5,245,817号明細書に図示されるように、
中心から半径方向に進むにつれてインペラ回転方向側へ
緩やかに彎曲した後向きブレードに形成されている。
【0004】
【解決しようとする課題】前述した従来の芝草刈機にお
いては、カッターハウジング内で芝草刈刃により刈取ら
れた刈芝草は、該カッターハウジング内の空気と共に、
インペラの円板状ディスクに相対する側から該インペラ
に向って刈芝草放出用遠心送風機のハウジング内に吸入
され、回転駆動されるインペラのブレードでもって加速
される遠心力によって、該インペラからその接線方向に
指向した刈芝草搬送ダクト内に排出されるようになって
いるが、刈芝草は空気と比べて比重が大きくかつ或る程
度の大きさと質量を有しているため、空気のようにカッ
ターハウジング内からインペラの軸方向に沿って流れた
後、インペラ内で半径方向へ直角に円滑に方向変換する
ことができず、刈芝草は円板状ディスクから離れてカッ
ターハウジング内に押戻されてしまい、ブレードの側端
縁と遠心送風機ハウジングとの間隙に詰り易かった。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】本発明
は、このような難点を克服した遠心送風機の改良に係
り、インペラ回転軸の一側方に吸入口が、インペラの回
転外周方向に排出口がそれぞれ設けられた軽量微細物混
合空気搬送用遠心送風機において、該遠心送風機のイン
ペラは、前記吸入口と反対側に位置した円板状のディス
クと、該円板状ディスクから前記吸入口に向って軸方向
へ起立した後向きブレードと、該後向きブレードの側端
縁からインペラ回転方向に指向したウイングとよりなる
ことを特徴とするものである。
【0006】本発明は前記したように円板状ディスクか
ら吸入口に向って軸方向へ後向きブレードが起立し、該
ブレードの側端縁からインペラ回転方向に指向したウイ
ングが設けられているため、空気と共に遠心送風機のハ
ウジング内に吸入される軽量微細物が、吸入口内に向っ
て押戻されようとしても、インペラの回転方向へ指向し
たウイングでもって、このような動きが遮られ、後向き
ブレードでもって半径方向へ押出される。
【0007】このため、本発明においては、軽量微細物
は、遠心送風機内におけるインペラと該遠心送風機ハウ
ジングとの間隙に詰ることがなく、搬送ダクトに円滑に
かつ確実に送出される。
【0008】そして請求項2記載のように構成すること
により、芝草刈機のカッターハウジング内で刈取られた
刈芝草を、刈芝草放出用遠心送風機内におけるインペラ
と遠心送風機ハウジングとの間隙に詰らせることなく、
しかもカッターハウジングの刈芝草放出口に向う刈芝草
の吹返しを防止することができ、刈芝草搬送ダクトを介
してグラスバッグ等の刈芝草収納器に確実に搬送するこ
とができる。
【0009】また請求項3記載のように構成することに
より、カッターハウジングに向う刈芝草の逆流を阻止し
つつ、ウイングによるインペラの回転トルクの増大を可
及的に避けることができる。
【0010】さらに請求項4記載のように構成すること
により、前記刈芝草放出用遠心送風機内に空気と共に吸
入された刈芝草の量が前記インペラの中心部から外周部
へと増大しても、その刈芝草の増量に対応して前記ウイ
ングの幅が増大するため、カッターハウジング内への刈
芝草の逆流を確実に阻止することができる。
【0011】さらにまた請求項5記載のように構成する
ことにより、カッターハウジング内で刈取られた刈芝草
を該カッターハウジング内の空気と共に前記刈芝草放出
用遠心送風機でもって吸入して刈芝草搬送ダクト内に排
出させ、該刈芝草搬送ダクト内を流れる空気流中の刈芝
草に対して、前記送風専用遠心送風機から吐出された空
気を吹付け、該刈芝草搬送ダクト内の刈芝草の搬送を促
進させることができる。
【0012】そして前記刈芝草放出用遠心送風機のイン
ペラブレードを後向きブレードに形成するとともにこれ
と並列の前記送風専用遠心送風機のインペラブレードを
径向きまたは前向きブレードに形成したため、前記刈芝
草放出用遠心送風機吐出口における全圧の内の静圧の占
める比率を高めることができるとともに、前記送風専用
遠心送風機吐出口における全圧の内の静圧の占める比率
を低めることができ、従って前記刈芝草放出用遠心送風
機の全圧上昇が前記送風専用遠心送風機の全圧上昇より
も低くても、前記刈芝草放出用遠心送風機吐出口におけ
る静圧を前記送風専用遠心送風機吐出口における静圧を
高めることができて、前記送風専用遠心送風機の吐出口
から前記刈芝草放出用遠心送風機の吐出口への気流の迂
回現象を避けることができ、しかも前記送風専用遠心送
風機の吐出口から排出される空気の動圧を有効に利用で
き、前刈芝草搬送ダクト内の刈芝草搬送作用をより一層
促進することができ、該刈芝草搬送ダクト内の詰まりを
未然に阻止して、グラスバッグ等の刈芝草収納器へ刈芝
草を確実に搬送することができる。
【0013】また請求項6記載のように構成することに
より、カッターハウジング内の刈芝草を前記刈芝草放出
用遠心送風機の吸入口からそのハウジング内に円滑に導
くことができるとともに、該刈芝草放出用遠心送風機吐
出口から刈芝草搬送ダクトを介して刈芝草収納器へ刈芝
草をより一層確実に搬送することができる。
【0014】
【実施例】まず、本発明を芝草刈機の刈芝草放出用遠心
送風機に適用した図示の実施例における乗用芝草刈機0
全体の概略構造について説明すると、乗用芝草刈機0
は、前後、左右に前車輪2,後車輪3を備えるととも
に、座席4の前方に操舵輪5を備え、乗用芝草刈機0は
操舵輪5の操舵で左右に操舵されながら乗用芝草刈機0
の芝草刈機車体1に搭載された内燃機関6(図8,図13
参照)により芝草地を自由に走行しうるようになってい
る。
【0015】また芝草刈機車体1の下方にカッターハウ
ジング7が上下に昇降自在に吊下され、該カッターハウ
ジング7内に鉛直軸を中心として回転自在に2個の芝草
刈刃9が設けられており、カッターハウジング7が下降
された状態にて回転駆動される芝草刈刃9により、芝草
が刈取られるようになっている。
【0016】さらにカッターハウジング7の刈芝草放出
口8に遠心送風機ハウジング10のカッターハウジング側
吸入ダクト11が接続され、該遠心送風機ハウジング10内
におけるカッターハウジング側吸入口12a寄りに刈芝草
放出用遠心送風機14のインペラ15が配設されるととも
に、該遠心送風機ハウジング10内の車体外側寄りに送風
専用遠心送風機16のインペラ17が配設され、これら該イ
ンペラ15,17は相互に一体に結合され、前記芝草刈刃9
には刈芝草搬送用送風羽根たる跳上げ翼9aが付設され
ており、後記するようなベルト伝動機構を介して内燃機
関6の動力が該芝草刈刃9およびインペラ15,17に伝達
され、カッターハウジング7内の刈芝草混合空気が刈芝
草放出口8,カッターハウジング側吸入ダクト11および
カッターハウジング側吸入口12aを介して跳上げ翼9a
および刈芝草放出用遠心送風機インペラ15でもって遠心
送風機ハウジング10内に吸入されるとともに、大気中の
空気が大気吸入口12bを介して送風専用遠心送風機イン
ペラ17でもって遠心送風機ハウジング10内に吸入され、
これら刈芝草混合空気および大気中空気が混合されて吐
出口13に送られるようになっている。
【0017】さらにまた遠心送風機ハウジング10の吐出
口13に連通ダクト18を介してグラスバッグユニット19の
吸入ダクト20が接続されており、カッターハウジング7
内で刈取られた刈芝草がグラスバッグユニット19のグラ
スバッグ21にて分離捕集されるようになっている。
【0018】次にカッターハウジング7の概略構造およ
び昇降機構について説明する。カッターハウジング7の
平面形は前方に位置した一方の長辺が外方へ緩やかに彎
曲した変形小判形になって、その一端の刈芝草放出口8
を除いて頂壁22の外周から下方へ彎曲した周壁23が形成
され、該変形小判形のカッターハウジング7の刈芝草放
出口8が右側でかつ刈芝草放出口8と反対端に比べてや
や後方へ位置するように配置された状態で、下記のよう
な機構により芝草刈機車体1に吊下げられている。
【0019】すなわちカッターハウジング7の頂壁22に
は、左右に刈刃枢支孔24が形成され、芝草刈刃9と一体
の鉛直方向へ指向した刈刃軸25が、図示されない軸受を
介して回転自在に枢支され、カッターハウジング7の周
壁23の略前後左右4隅近くにブラケット26を介して補助
車輪27が前後に回転自在に枢着されている。
【0020】さらにカッターハウジング7の周壁23の前
部とカッターハウジング7の頂壁22の後部とに取付け片
28,29が一体に装着され、該取付け片28,29に左右1対
の昇降リンク30の後端部と左右1対の昇降リンク31の略
中央部とが上下に傾動自在に枢着され、該昇降リンク3
0,31の前端部は芝草刈機車体1と一体の取付け片32,3
3に上下に傾動自在に枢着され、該昇降リンク30,31の
4個の枢支点でもって平行リンクが構成され、前記左右
1対の昇降リンク31の後端に水平杆34が架渡され、該水
平杆34に連結部材35の下端が枢着され、芝草刈機車体1
に上下へ傾動自在に枢支された傾動杆36に連結部材35の
上端彎曲部が係合され、該傾動杆36は、座席4の左側後
方に上下へ傾動自在に設けられたカッターハウジング昇
降操作杆37に図示されない連結部材を介して前記傾動杆
36の前部が連結されており、カッターハウジング昇降操
作杆37を上下に傾動させると、これに対応してカッター
ハウジング7は、地面に対し略平行に保持されながら上
下に昇降しうるとともに、カッターハウジング7が下降
して補助車輪27が地面に接地した状態では、カッターハ
ウジング7の頂壁22の下端縁は地面に対して一定の間隔
を保持しながら、乗用芝草刈機0とともにカッターハウ
ジング7は一体的に走行しうるようになっている。
【0021】また芝草刈機車体1の右方に開口している
カッターハウジング7の刈芝草放出口8に遠心送風機ハ
ウジング10のカッターハウジング側吸入ダクト11が接続
される構造では、図7ないし図9に図示されるように、
カッターハウジング7の刈芝草放出口8の前後端に上下
方向へ指向した軸嵌挿スリーブ38,39が一体に装着さ
れ、遠心送風機ハウジング10のカッターハウジング側吸
入ダクト11の吸入側前後端にブラケット40,41を介して
上下方向へ指向した軸嵌挿スリーブ42,43が一体に装着
され、該軸嵌挿スリーブ38,42にヒンジ軸44が、かつ軸
嵌挿スリーブ39,43にヒンジ軸45がそれぞれ嵌脱自在に
挿入されるようになっており、ヒンジ軸44,45のいずれ
か一方を挿入し他方を抜取れば、該ヒンジ軸44,45の一
方を中心として遠心送風機ハウジング10は旋回でき、ヒ
ンジ軸44,45を両方共抜取れば、遠心送風機ハウジング
10はカッターハウジング7から分離されるようになって
いる。
【0022】さらに図4および図8に図示されるよう
に、遠心送風機ハウジング10の大気吸入口12bの中心付
近に位置してインペラ支持ブラケット46が前後方向へ指
向され、図4に図示されるように、該インペラ支持ブラ
ケット46の前後両端の内方折曲取付け部片47,48は、遠
心送風機ハウジング10の前後周面に設けられている突片
57,58にボルト、ナット等の固定手段で固定され、該イ
ンペラ支持ブラケット46の中心部に車幅方向へ指向した
インペラ枢支スリーブ51が一体に設けられ、該インペラ
枢支スリーブ51に回転自在に枢支されるインペラ回転軸
52に刈芝草放出用遠心送風機14のインペラ15と送風専用
遠心送風機16のインペラ17とが背中合せに円板状ディス
ク15bを介して一体に装着されており、該刈芝草放出用
遠心送風機14のインペラ15および送風専用遠心送風機16
のインペラ17と一体のインペラ回転軸52はボールベアリ
ングを介してインペラ枢支スリーブ51に回転自在に支持
されるようになっている。
【0023】さらにまた内方折曲取付け部片47から前方
へ折曲された前方折返補強片49(図8参照)と該内方折
曲取付け部片47とに水平方向へ指向したプーリ支持板50
が一体に固着され、該プーリ支持板50の上下両面にプー
リ支持軸53,54が一体に突設されるとともに、インペラ
支持ブラケット46の中央部に前後へ所定間隔を存して車
幅方向へ指向したカバー取付け用支軸55,56が一体に突
設されている。
【0024】しかして、刈芝草放出用遠心送風機インペ
ラ15は、図4,図10および図14に図示されるように、送
風専用遠心送風機インペラ17よりも大径で、かつ該刈芝
草放出用遠心送風機インペラ15の翼幅(軸方向寸法)も
送風専用遠心送風機インペラ17の翼幅よりも広く設定さ
れ、該刈芝草放出用遠心送風機インペラ15のブレードた
る羽根15aは周方向へ等間隔に4枚配設されるととも
に、送風専用遠心送風機インペラ17の羽根17aは周方向
へ等間隔に多数枚(実施例では24枚)配設され、しかも
前記刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の羽根出口角α
は、図14に図示されるように鋭角で、刈芝草放出用遠心
送風機インペラ15は後向き羽根となるように形成される
とともに、前記送風専用遠心送風機インペラ17の羽根出
口角βは、図14に図示されるように、鈍角で、送風専用
遠心送風機インペラ17は前向き羽根(いわゆるシロッコ
ファンと称せられている)となるように形成されてい
る。
【0025】また図15に図示されるように、刈芝草放出
用遠心送風機インペラ15の羽根15aの側端縁からインペ
ラ回転方向に指向してウイング15c,15dが形成され、
ウイング15cは円板状ディスク15bと平行になっている
が、ウイング15dは図16に図示されるように傾斜してい
る。
【0026】そして遠心送風機ハウジング10内におい
て、図4,図8および図10に図示されるように、送風専
用遠心送風機インペラ17の外周に位置し、図8,図11に
図示されるように、吐出口13を除いた中心角で約270 °
またはこれよりも小さな角度の切欠き円環状セパレータ
59がインペラ回転軸52の中心に対して直交する面に沿っ
て配設されている。
【0027】最後に、芝草刈刃9、刈芝草放出用遠心送
風機インペラ15および送風専用遠心送風機インペラ17の
動力伝動系について説明すると、図8,図12,図13に図
示されるように、車体前後方向に指向している内燃機関
6の出力軸60(クラッチ60aが内蔵されている)に動力
取出しプーリ61が一体に嵌着され、該動力取出しプーリ
61の下方に位置して芝草刈機車体1の車幅方向を中心と
して回転自在に左右1対のプーリ62が枢支され、該プー
リ62より車体後方に位置してカッターハウジング7に鉛
直方向中心として回転自在にドリブンプーリ63が枢支さ
れ、これら動力取出しプーリ61,62,63にエンジンVベ
ルト65が架渡されており、クラッチ60aが接続されて内
燃機関6が運転状態となって、動力取出しプーリ61が回
転すると、ドリブンプーリ63と一体のドライブプーリ64
が図12において時計方向へ回転駆動されるようになって
いる。
【0028】なお図12,図13に図示されるように、ドリ
ブンプーリ63およびドライブプーリ64はプーリ支持アー
ム66を介してカッターハウジング7の頂壁22に揺動自在
に枢支され、該プーリ支持アーム66と一体のレバー66a
とカッターハウジング頂壁22と一体の突片22aとにコイ
ルスプリング90が張設されており、該コイルスプリング
90によりエンジンVベルト65に常時一定の張力が働くよ
うになっている。
【0029】また図12に図示されるように、ドライブプ
ーリ64に隣接してアイドラプーリ67がプーリ支持アーム
68を介して揺動自在に枢支され、左右1対の芝草刈刃9
の刈刃軸25と一体にカッタープーリ69が嵌着され、ドラ
イブプーリ64,アイドラプーリ67,カッタープーリ69に
カッターVベルト70が架渡され、右方のカッタープーリ
69rと一体にインペラドライブプーリ71が設けられ、該
プーリ支持アーム68とカッターハウジング頂壁22と一体
の突片22bとに、コイルスプリング91が張設されてお
り、ドライブプーリ64が回転駆動されると、コイルスプ
リング91により一定の張力が該カッターVベルト70に働
いた状態で、左右1対の芝草刈刃9が回転駆動されるよ
うになっている。
【0030】さらに図4,図8,図9に図示されるよう
に、カッターハウジング7の右側前方に位置したブラケ
ット26の付近にて、該カッターハウジング7に一体に中
間プーリ支持ブラケット72が装着され、該中間プーリ支
持ブラケット72の底部片72aに鉛直上方へ支軸73が突設
され、該支軸73にプーリ支持アーム74のスリーブ部74a
が前後へ揺動自在に枢支され、前記中間プーリ支持ブラ
ケット72の底部片72aより上方へ突設されたプーリ支持
軸75と、プーリ支持アーム74より上方へ突設されたプー
リ支持軸76とに、それぞれ中間プーリ77と中間アイドラ
ープーリ78とが回転自在に嵌合され、前記プーリ支持ア
ーム74は図示されないスプリングにより支軸73を中心と
して図4にて時計方向に付勢されている。
【0031】さらにまたインペラドライブプーリ71より
も大径のインペラドリブンプーリ79が、前記刈芝草放出
用遠心送風機インペラ15および送風専用遠心送風機イン
ペラ17と一体のインペラ回転軸52の外端に一体に嵌着さ
れ、インペラ支持ブラケット46の前端内方折曲取付け部
片47に設けられたプーリ支持軸53,54に中間プーリ80,
81が回転自在に嵌合され、前記右方の芝草刈刃9rの刈
刃軸25rと一体のインペラドライブプーリ71と、中間プ
ーリ77,中間アイドラプーリ78と、中間プーリ80,81
と、インペラドリブンプーリ79とに、ファンVベルト82
が架渡されており、右方の芝草刈刃9rが回転すると、
刈芝草放出用遠心送風機インペラ15および送風専用遠心
送風機インペラ17は図8および図14において反時計方向
(図11では時計方向)へ回転駆動されるようになってい
る。
【0032】しかも図4,図9に図示されるように、中
間プーリ支持ブラケット72の底部片72aより上方へ突設
された支軸73に嵌合されるプーリ支持アーム74のスリー
ブ部74aに図示されないコイルスプリングが嵌装されて
おり、中間プーリ支持ブラケット72の支軸73に揺動自在
に枢支されたプーリ支持アーム74に設けられているプー
リ支持軸76のプーリ78が、該コイルスプリングのバネ力
により、図4に図示されるように、時計方向へ付勢され
て、ファンVベルト82に張力が与えられるようになって
いる。
【0033】また送風専用遠心送風機16の大気吸入口12
bを覆うように、多孔板よりなる吸入口カバー83が、イ
ンペラ支持ブラケット46のカバー取付け用支軸55,56の
先端に嵌合され、該カバー取付け用支軸55,56に螺着さ
れる図示されないナットによって吸入口カバー83がイン
ペラ支持ブラケット46に一体に装着されている。
【0034】さらに遠心送風機ハウジング10をカッター
ハウジング7に装着した状態において、図8に図示され
るように、中間プーリ支持ブラケット72の頂部片72b
と、前方折返補強片49の頂部片49aとに、雌螺子部84,
85が設けられており、図1に図示されるように、ベルト
カバー86の前後頂部片86a,86bを貫通して該雌螺子部
84,85に螺着されるネジ87でもって、ベルトカバー86が
中間プーリ支持ブラケット72と前方折返補強片49に着脱
自在に取付けられ、該ベルトカバー86により、中間プー
リ支持ブラケット72の中間プーリ77,中間アイドラプー
リ78と前方折返補強片49の中間プーリ80,81とに架渡さ
れているファンVベルト82が保護されるようになってい
る。
【0035】さらにまた図8に図示されるように、刈芝
草放出用遠心送風機インペラ15および送風専用遠心送風
機インペラ17と一体のインペラドリブンプーリ79の外周
に円弧状のベルト脱落防止部材88がインペラ支持ブラケ
ット46に装着されるとともに、図4および図9に図示さ
れるように、中間プーリ80,81の外周にもベルト脱落防
止部材89が設けられ、インペラドライブプーリ71および
中間プーリ77,中間アイドラプーリ78にも前記ベルト脱
落防止部材88,89と同様なベルト脱落防止部材(図示さ
れず)が設けられている。
【0036】図1ないし図16に図示の実施例は、前記し
たように構成されているので、内燃機関6を始動し、乗
用芝草刈機0を走行させるとともに、出力軸60の回転に
より、ベルト伝動機構を介して芝草刈刃9および刈芝草
放出用遠心送風機インペラ15ならびに送風専用遠心送風
機インペラ17を回転駆動させた状態において、上方へ傾
斜していたカッターハウジング昇降操作材37を下方へ傾
動させると、地面より離れていたカッターハウジング7
が下降して補助車輪27により地面に支持され、芝草刈刃
9の回転により刈取られた刈芝草は、該芝草刈刃9に付
設された跳上げ翼9a(図4参照)でもってカッターハ
ウジング7内上方へ跳上げられた後、カッターハウジン
グ7の周壁23の下端縁23aと地面との間から流入した空
気とともにカッターハウジング側吸入ダクト11に押込ま
れ、しかも、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の吸入
負圧でもって、カッターハウジング7の刈芝草放出口8
より遠心送風機ハウジング10のカッターハウジング側吸
入口12aを介して刈芝草放出用遠心送風機14内に吸入さ
れ、該刈芝草放出用遠心送風機14から連通ダクト18を介
してグラスバッグユニット19に搬送され、前記刈芝草は
グラスバッグユニット19のグラスバッグ21にて分離捕集
される。
【0037】この際に、送風専用遠心送風機16から吸入
された吸入空気により刈芝草放出用遠心送風機14の吐出
口13aから放出された刈芝草がグラスバッグユニット19
に向って加速され、連通ダクト18,吸入ダクト20内での
刈芝草の詰まりが未然に阻止され、グラスバッグユニッ
ト19へ刈芝草が確実に搬送される。
【0038】また図9に図示されるように、カッターハ
ウジング側吸入口12aの下部が遠心送風機ハウジング10
の下部迄開口して、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15
入口部の径が大きくなった結果、刈芝草放出用遠心送風
機インペラ15の入口の周速U 1Aが送風専用遠心送風機イ
ンペラ17の入口の周速U1Bよりも大であっても、刈芝草
放出用遠心送風機インペラ15の出口の径が送風専用遠心
送風機インペラ17の出口の径に比べて大きいので、刈芝
草放出用遠心送風機インペラ15の出口の周速U2Aが送風
専用遠心送風機インペラ17の出口の周速U2Bに比べて大
きい。このため、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の
出口の全圧上昇は、下記の数1から明らかなように、送
風専用遠心送風機インペラ17の出口の全圧上昇と同程度
またはこれよりも高くなる。
【数1】 ただし、U1 ,U2 ;インペラ入口および出口の周速 Cθ1 ,Cθ2 ;インペラ入口および出口における流体
の絶対旋回速度成分である
【0039】さらに刈芝草放出用遠心送風機インペラ15
は後向き羽根であるので、遠心送風機の理論から明らか
なように、その反動度RA は、
【数2】 前向き羽根の送風専用遠心送風機インペラ17の反動度R
B
【数3】 に比べて大きく、従って数2および数3から明らかなよ
うに、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の静圧上昇p
thA は、送風専用遠心送風機インペラ17の静圧上昇p
thB に比べて高くなり、送風専用遠心送風機16から吐出
される空気が刈芝草放出用遠心送風機14の吐出口13aへ
迂回する現象が避けられ、刈芝草放出用遠心送風機14に
より付勢された空気の動圧でもって、グラスバッグユニ
ット19への刈芝草の搬送が促進される。
【0040】そして跳上げ翼9aと刈芝草放出用遠心送
風機14との直列運転により送風流量は殆んど変化しない
が、送風風圧は増大し、この送風風圧の増大によって吐
出口13,連通ダクト18および吸入ダクト20内での刈芝草
が詰りにくくなる。
【0041】また跳上げ翼9aと刈芝草放出用遠心送風
機14との直列運転に加えて、送風専用遠心送風機16の並
列運転をすることにより、送風風圧は跳上げ翼9aと刈
芝草放出用遠心送風機14との直列運転状態の送風風圧と
略同程度であるものの、送風風量は大幅に増大し、この
送風風量の増大により大量の刈芝草をグラスバッグユニ
ット19に確実に搬送することができる。
【0042】さらに刈芝草放出用遠心送風機14および送
風専用遠心送風機16に連結されたインペラドリブンプー
リ79が、芝草刈刃9に直結されたインペラドライブプー
リ71に比べて大径に形成されているため、刈芝草放出用
遠心送風機14および送風専用遠心送風機16の送風専用遠
心送風機インペラ17は、芝草刈刃9よりも低速で回転
し、刈芝草放出用遠心送風機14および送風専用遠心送風
機16の騒音レベルが低下する。
【0043】さらにまた刈芝草放出用遠心送風機インペ
ラ15の径および翼幅は、送風専用遠心送風機インペラ17
の径および翼幅よりもそれぞれ大きく形成されているた
め、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の羽根枚数が送
風専用遠心送風機インペラ17の羽根枚数よりも少なくて
も、刈芝草放出用遠心送風機14の送風流量が送風専用遠
心送風機16の送風流量より大きく、刈芝草混合空気を充
分にグラスバッグユニット19に送風することができる。
【0044】しかも刈芝草放出用遠心送風機インペラ15
の羽根出口角αは、図14に図示されるように、鋭角の後
向き羽根となっているため、刈芝草放出用遠心送風機イ
ンペラ15の羽根の遠心作用が充分に働いて大きな静圧上
昇が得られ、送風専用遠心送風機インペラ17の外周部か
ら刈芝草放出用遠心送風機14への空気の迂回がより一層
確実に阻止される。
【0045】そして送風専用遠心送風機インペラ17の羽
根出口角βは、図14に図示されるように、鈍角の前向き
羽根となっているため、送風専用遠心送風機インペラ17
の周速は刈芝草放出用遠心送風機15の周速に比べて低速
であっても、送風専用遠心送風機インペラ17の吐出口13
b付近の空気流が比較的高速に加速されて、比較的大き
な動圧と風量が得られ、刈芝草放出用遠心送風機14によ
りカッターハウジング7から吸入されて吐出口13aに排
出された刈芝草の搬送が、この送風専用遠心送風機16で
もって得られた風量と比較的大きな動圧により促進され
る。
【0046】また送風専用遠心送風機16の吸入口12に
は、多数の小孔が形成された吸入口カバー83でもって覆
われているため、大きな吸入抵抗を発生することなく、
この吸入口カバー83によりグラスバッグユニット19への
異物の吸入が未然に防止される。
【0047】さらに刈芝草放出用遠心送風機インペラ15
と送風専用遠心送風機インペラ17とは共通の遠心送風機
ハウジング10の内に枢支され、かつ刈芝草放出用遠心送
風機インペラ15と送風専用遠心送風機インペラ17とは一
体化されているため、刈芝草放出用遠心送風機14および
送風専用遠心送風機16は構造が大幅に簡略化されるとと
もに軽量化され、コストダウンが可能となる。
【0048】さらにまた遠心送風機ハウジング10内にお
いて、送風専用遠心送風機インペラ17の外周でかつ刈芝
草放出用遠心送風機インペラ15寄りに位置して、セパレ
ータ59が配設され、該セパレータ59が図8、図11に図示
されるように、遠心送風機ハウジング10の吐出口13側に
て切欠かれているため、刈芝草放出用遠心送風機インペ
ラ15の外周部と送風専用遠心送風機インペラ17の外周部
との相互流動が遮られて、刈芝草放出用遠心送風機14お
よび送風専用遠心送風機16間の空気流動の干渉が避けら
れ、刈芝草放出用遠心送風機14および送風専用遠心送風
機16からそれぞれ空気が円滑に吐出口13a,13bを介し
て連通ダクト18に流出することができ、これら空気と混
合した刈芝草がセパレータ59に引掛ることもない。
【0049】また遠心送風機ハウジング10は、カッター
ハウジング7に対し、両ヒンジ軸44,45の挿入または抜
取りで、結合または分離可能となるので、遠心送風機ハ
ウジング10を簡単にカッターハウジング7に結合できる
とともに、遠心送風機ハウジング10内の刈芝草放出用遠
心送風機14,送風専用遠心送風機16の保守・点検を容易
に実行することができる。
【0050】さらに内燃機関6を停止し、ヒンジ軸45を
軸嵌装スリーブ39,43に挿入した状態で、ヒンジ軸44を
軸嵌装スリーブ38,42より抜取り、かつネジ87を抜取っ
てベルトカバー86を外すとともに、連通ダクト18を遠心
送風機ハウジング10より外せば、遠心送風機ハウジング
10は前方のヒンジ軸44を中心に図4で反時計方向へ旋回
させることができる。
【0051】図17に図示するように、前方のヒンジ軸44
を中心に反時計方向へ遠心送風機ハウジング10を旋回さ
せれば、カッターハウジング7の刈芝草放出口8と遠心
送風機ハウジング10のカッターハウジング側吸入口11が
開口されるとともに、ファンVベルト82が緩んで刈芝草
放出用遠心送風機インペラ15および送風専用遠心送風機
インペラ17が自由に回転できるため、カッターハウジン
グ7内および遠心送風機ハウジング10内の刈芝草の状態
を観察することができ、またカッターハウジング7およ
び遠心送風機ハウジング10内で詰った刈芝草を簡単に除
去できる。
【0052】さらにまたカッターハウジング7に対して
遠心送風機ハウジング10を旋回させた際に、ファンVベ
ルト82が緩んでも、ベルト脱落防止部材88,89および図
示されないベルト脱落防止部材によって、ファンVベル
ト82はインペラドライブプーリ71、中間プーリ77、中間
アイドラプーリ78、インペラドリブンプーリ79、中間プ
ーリ80,81に対して常に係合されてこれらより脱落しな
いので、何らの注意を払わずに、遠心送風機ハウジング
10を元に戻しても、ファンVベルト82はこれらプーリに
緊張状態で架渡される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刈芝草搬送装置を備えた芝草刈機を斜
右前方から見た斜視図である。
【図2】図1の芝草刈機の斜左後方から見た斜視図であ
る。
【図3】図1に図示の本発明の一実施例におけるカッタ
ーハウジングの平面図である。
【図4】前記実施例のカッターハウジングおよび遠心送
風機ハウジングの平面図である。
【図5】前記実施例を上方へ上昇させた状態のカッター
ハウジングおよびその昇降機構の側面図である。
【図6】前記実施例を下方へ下降させた状態のカッター
ハウジングおよびその昇降機構の側面図である。
【図7】カッターハウジングおよび遠心送風機ハウジン
グの右側面図である。
【図8】吸入口カバーおよびベルトカバーを取外した状
態のカッターハウジングおよび遠心送風機ハウジングの
右側面図である。
【図9】カッターハウジングおよび遠心送風機ハウジン
グの正面図である。
【図10】図8のX−X線に沿って截断した状態の縦断
正面図である。
【図11】図4のXI−XI線に沿って截断した状態の
縦断側面図である。
【図12】エンジンVベルト,カッターVベルトおよび
ファンVベルトの架渡状態を図示した平面図である。
【図13】エンジンVベルト,カッターVベルトおよび
ファンVベルトの架渡状態を図示した正面図である。
【図14】図4のXIV−XIV矢視図である。
【図15】カッターハウジングに対して遠心送風機ハウ
ジングを旋回させた状態のカッターハウジングおよび遠
心送風機ハウジングの平面図である。
【図16】図15のXVI−XVI矢視図である。
【図17】前方のヒンジ軸を中心に遠心送風機ハウジン
グを旋回させた状態のカッターハウジングおよび遠心送
風機ハウジングの平面図である。
【符号の説明】
0…乗用芝草刈機、1…芝草刈機車体、2…前車輪、3
…後車輪、4…座席、5…操舵輪、6…内燃機関、7…
カッターハウジング、8…刈芝草放出口、9…芝草刈
刃、10…遠心送風機ハウジング、11…カッターハウジン
グ側吸入口、12…大気吸入口、13…吐出口、14…刈芝草
放出用遠心送風機、15…インペラ、16…送風専用遠心送
風機、17…インペラ、18…連通ダクト、19…グラスバッ
グユニット、20…吸入ダクト、21…グラスバッグ、22…
頂壁、23…周壁、24…刈刃枢支孔、25…刈刃軸、26…ブ
ラケット、27…補助車輪、28,29…取付け片、30,31…
昇降リンク、32,33…取付け片、34…水平杆、35…連結
部材、36…傾動杆、37…カッターハウジング昇降操作
材、38,39…軸嵌装スリーブ、40,41…ブラケット、4
2,43…軸嵌装スリーブ、44,45…ヒンジ軸、46…イン
ペラ支持ブラケット、47,48…内方折曲取付け部片、49
…前方折返補強片、50…プーリ支持片、51…インペラ枢
支スリーブ、52…インペラ回転軸、53,54…プーリ支持
軸、55,56…カバー取付け用支軸、57,58…突片、59…
セパレータ、60…出力軸、61…動力取出しプーリ、62…
プーリ、63…ドリブンプーリ、64…ドライブプーリ、65
…エンジンVベルト、66…プーリ支持アーム、67…アイ
ドラプーリ、68…プーリ支持アーム、69…カッタープー
リ、70…カッターVベルト、71…インペラドライブプー
リ、72…中間プーリ支持ブラケット、73…支軸、74…プ
ーリ支持アーム、75…プーリ支持軸、76…プーリ支持
軸、77…中間プーリ、78…中間アイドラプーリ、79…イ
ンペラドリブンプーリ、80,81…中間プーリ、82…ファ
ンVベルト、83…吸入口カバー、84,85…雌螺子部、86
…ベルトカバー、87…ネジ、88,89…ベルト脱落防止部
材。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また図10に図示されるように、カッター
ハウジング側吸入口12aの下部が遠心送風機ハウジン
グ10の下部迄開口して、刈芝草放出用遠心送風機イン
ペラ15入口部の径が大きくなった結果、刈芝草放出用
遠心送風機インペラ15の入口の周速U1Aが送風専用
遠心送風機インペラ17の入口の周速U1Bよりも大で
あっても、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15の出口
の径が送風専用遠心送風機インペラ17の出口の径に比
べて大きいので、刈芝草放出用遠心送風機インペラ15
の出口の周速U2Aが送風専用遠心送風機インペラ17
の出口の周速U2Bに比べて大きい。このため、刈芝草
放出用遠心送風機インペラ15の出口の全圧上昇は、下
記の数1から明らかなように、送風専用遠心送風機イン
ペラ17の出口の全圧上昇と同程度またはこれよりも高
くなる。
【数1】 ただし、U,U;インペラ入口および出口の周速 Cθ,Cθ;インペラ入口および出口における流体
の絶対旋回速度成分である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 泰次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラ回転軸の一側方に吸入口が、イ
    ンペラの回転外周方向に排出口がそれぞれ設けられた遠
    心送風機において、 該遠心送風機のインペラは、前記
    吸入口と反対側に位置した円板状のディスクと、該円板
    状ディスクから前記吸入口に向って軸方向へ起立した後
    向きブレードと、該後向きブレードの側端縁からインペ
    ラ回転方向に指向したウイングとよりなることを特徴と
    する遠心送風機。
  2. 【請求項2】 前記遠心送風機は刈芝草放出用遠心送風
    機であって、芝草刈刃を内部に回転自在に設けたカッタ
    ーハウジングに刈芝草放出口が形成され、該刈芝草放出
    口に前記吸入口が接続されたことを特徴とする請求項1
    記載の刈芝草放出用遠心送風機。
  3. 【請求項3】 前記ウイングの幅は前記ブレードの幅よ
    りも狭く設定されたことを特徴とする請求項2記載の刈
    芝草放出用遠心送風機。
  4. 【請求項4】 前記ウイングの幅はインペラ中心より半
    径方向へ離れるに応じて次第に増大し、該ウイングの側
    端縁はインペラ中心軸から見て略直線状に形成されたこ
    とを特徴とする請求項2ないし請求項3のいずれかの記
    載の刈芝草放出用遠心送風機。
  5. 【請求項5】 芝草刈刃を内部に回転自在に設けたカッ
    ターハウジングに刈芝草放出口が形成され、該カッター
    ハウジングの刈芝草放出口に刈芝草放出用遠心送風機の
    吸入口が接続され、送風専用遠心送風機が前記刈芝草放
    出用遠心送風機と並列に設けられ、前記刈芝草放出用遠
    心送風機および送風専用送風機の各吐出口が刈芝草搬送
    ダクトに接続された芝草刈機において、 前記刈芝草放出用遠心送風機および前記送風専用遠心送
    風機のハウジングは、共通の遠心送風機ハウジングで構
    成され、前記送風専用遠心送風機のインペラと前記刈芝
    草放出用遠心送風機のインペラとは、共通の円板状ディ
    スクの両面に背中合せに一体に形成され、前記刈芝草放
    出用遠心送風機インペラのブレードは後向きブレードで
    あるとともに、前記送風専用遠心送風機インペラのブレ
    ードは径向きまたは前向きブレードであることを特徴と
    する芝草刈機の刈芝草搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記刈芝草放出用遠心送風機インペラに
    は、該インペラのブレード側端縁からインペラ回転方向
    に指向したウイングが形成されたことを特徴とする請求
    項5記載の刈芝草搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04106923U (ja) * 1991-02-28 1992-09-16 井関農機株式会社 草刈機におけるブロア装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04106923U (ja) * 1991-02-28 1992-09-16 井関農機株式会社 草刈機におけるブロア装置

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