JPH08279869A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08279869A
JPH08279869A JP7108033A JP10803395A JPH08279869A JP H08279869 A JPH08279869 A JP H08279869A JP 7108033 A JP7108033 A JP 7108033A JP 10803395 A JP10803395 A JP 10803395A JP H08279869 A JPH08279869 A JP H08279869A
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voice message
voice
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JP7108033A
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Inventor
Koichi Negishi
浩一 根岸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は予め録音した音声メッセージを自動送
出し、また、相手先から送られてくる音声メッセージを
自動録音するファクシミリ装置を提供することを目的と
する。 【構成】CPU13は、送信時に操作表示部4で会話予
約されると、マイク17から入力された送信用音声メッ
セージを音声録音再生部16に記憶するとともにRAM
15の音声メッセージ管理テーブルに送信用音声メッセ
ージを記憶したセクタアドレスを登録し、当該相手先へ
の画情報の送信を完了すると、会話予約モードに移行し
て、音声録音再生部16から送信用音声メッセージを読
み出して相手先に送出する。また、相手先から返答用音
声メッセージが送られてくると、音声録音再生部16に
記憶するとともに、返答用音声メッセージを記憶したセ
クタアドレスをRAM16に登録する。そして、再生モ
ード処理により、音声録音再生部16の返答用音声メッ
セージを再生出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、予め記憶した音声メッセージを画情報送
信後の所定時間に相手先に送信するとともに、相手先か
らの音声メッセージを記憶するファクシミリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、その普及に伴って
高機能化し、いわゆる会話予約機能を備えたファクシミ
リ装置が出現している。
【0003】この会話予約機能は、ファクシミリ通信
時、送信側あるいは受信側のオペレータが操作部で所定
のキー操作、例えば、会話予約キーを投入することによ
り行う。
【0004】すなわち、ファクシミリ装置は、会話予約
キーが投入されると、ファクシミリ通信途中あるいはフ
ァクシミリ通信終了後、相手ファクシミリ装置に警報音
を鳴らし、相手側がファクシミリ装置に内蔵あるいは外
付の電話機の受話器をオフフックすると、電話機を使用
した音声による会話を行うことができる。
【0005】また、近時、企業においては、複数の内線
と外線を収納してこれらの内・外線相互の接続・交換を
行う交換装置に電話機やファクシミリ装置を接続して使
用している。
【0006】この場合においても、外線に接続されたフ
ァクシミリ装置と交換装置を介して内線に接続されたフ
ァクシミリ装置との間で会話予約を行うことができ、外
線のファクシミリ装置に内蔵あるいは外付された電話機
と内線のファクシミリ装置に内蔵あるいは外付の電話機
との間で音声による会話を行うことができる。
【0007】このような会話予約機能を備えたファクシ
ミリ装置の取り扱いを向上させるために、従来、種々の
提案が行われている。
【0008】例えば、会話予約がされているとき、ファ
クシミリ送信の終了に続いて、予め記憶されているファ
クシミリ送信の相手の電話番号のダイアルを自動的にダ
イヤルし、予め定められた内容の音声を送信すること
で、送信相手に所望の情報を音声で伝達するファクシミ
リ装置が提案されている(特開平3−124164号公
報参照)。
【0009】また、従来、画情報の送受信中に会話予約
要求があったとき、留守録モード状態を判別し、留守録
モードがオン状態であったときで、しかも所定時間を経
過しても上記会話予約要求に対するオペレータの応答が
ないときには、自動応答メッセージをスタートさせるフ
ァクシミリ装置が提案されている(特開平2−2886
56号公報参照)。
【0010】この従来のファクシミリ装置によれば、オ
ペレータがいないようなときでも会話予約要求の内容を
適確に把握できる。
【0011】さらに、従来、画像を表す電気信号を受信
して前記画像を再生するファクシミリ受信装置におい
て、予め登録してある暗証番号に対応する暗証番号信号
を受信したときにのみ会話希望を報知するブザーをなら
すことができる会話希望報知装置を設けたことを特徴と
するファクシミリ受信装置が提案されている(特開平3
−243052号公報参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、なお、会話予
約機能の利用性が悪いという問題があった。
【0013】すなわち、特開平3−124164号公報
記載のファクシミリ装置にあっては、会話予約されてい
るときに、ファクシミリ送信終了後、予め登録されてい
る電話番号先に自動発呼して、予め定めた会話内容の音
声を送信するようになっていたため、ファクシミリ装置
から離れた場所にいる送信原稿の受信者に自動的に所定
内容の音声メッセージを送ることはできるが、相手先か
ら送られてきたメッセージを録音することができず、送
信側のオペレータが不在にしているときやファクシミリ
装置から離れた場所にいるときには、オペレータは、フ
ァクシミリ送信後会話処理が終了するまでファクシミリ
装置の近くにいる必要があり、ファクシミリ装置の会話
予約機能の利用性が悪いという問題があった。
【0014】また、特開平2−288656号公報記載
のファクシミリ装置にあっては、会話予約要求があった
とき、留守録モードがオン状態で、しかも所定時間を経
過しても上記会話予約要求に対するオペレータの応答が
ないと、自動応答メッセージをスタートさせるようにな
っていたため、オペレータがいないようなときでも会話
予約要求の内容を把握できるが、送信側が、会話予約し
た際には、ファクシミリ送信が完了して、会話予約に応
じて相手オペレータが応答するかどうか、留守録モード
に移行するか判断して、付属の電話機あるいはハンドセ
ットによりメッセージを送る必要があり、会話予約機能
の利用性が悪いという問題があった。
【0015】さらに、特開平3−243052号公報記
載のファクシミリ受信装置にあっては、予め登録してあ
る暗証番号に対応する暗証番号信号を受信したときにの
み会話希望を報知するブザーを鳴らすようになっていた
ため、特定の相手からの会話予約にのみ会話予約機能を
利用するようにできるが、オペレータがファクシミリ受
信装置の近くにいないときには、会話予約に応答するこ
とができず、会話予約機能の利用性が悪いという問題が
あった。
【0016】そこで、本発明は、予め記憶させておいた
音声メッセージを会話予約機能により、所定タイミング
で、所定の電話番号先に送信するとともに、相手先から
の応答メッセージを録音することにより、オペレータが
ファクシミリ装置の近くにいなくても、確実に相手先に
音声メッセージを送出し、また、相手先からの応答メッ
セージを記憶することができる会話予約機能の利用性の
良好なファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】さらに、本発明は、指定の時間帯の着信、
あるいは、指定の相手先からの着信に対してのみ、会話
予約モードに移行して、予め記憶させておいた音声メッ
セージを送信し、また、相手先からの応答メッセージを
記憶することにより、オペレータが留守の時間帯や特定
の相手先に対してのみ、オペレータがファクシミリ装置
の近くにいなくても、確実に相手先に音声メッセージを
送出し、相手先からの応答メッセージを記憶して会話予
約機能の利用性の良好なファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、音声メッセージを記憶するメッセー
ジ記憶手段と、予め音声メッセージの入力を受け付け
て、入力された音声メッセージを前記メッセージ記憶手
段に記憶するメッセージ予約手段と、送信時、会話予約
が選択されると、所定タイミングで会話予約モードに移
行して、前記メッセージ記憶手段に記憶されている音声
メッセージを相手先に送出するとともに、相手先から送
られてくる音声メッセージを前記メッセージ記憶手段に
記憶させるメッセージ制御手段と、を備えるたことによ
り、上記目的を達成している。
【0019】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、音声メッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、
前記メッセージ記憶手段に記憶されている音声メッセー
ジの送出条件を記憶する送出条件記憶手段と、音声メッ
セージ及び少なくとも当該音声メッセージの送出時刻を
含む音声メッセージの送出条件の入力を受け付けて、該
入力された音声メッセージを前記メッセージ記憶手段に
記憶させるとともに、該入力された送出条件を前記送出
条件記憶手段に記憶させるメッセージ予約手段と、送信
時、会話予約が選択されると、画情報の送信終了後、一
旦回線を切断し、前記送出条件記憶手段に記憶されてい
る前記送出時刻になると、所定の相手先に発呼して、前
記メッセージ記憶手段に記憶されている前記音声メッセ
ージを送出するメッセージ制御手段と、を備えることに
より、上記目的を達成している。
【0020】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記送出条件記憶手段は、前記送出条件として前
記音声メッセージの送出先の電話番号をも記憶し、前記
メッセージ制御手段は、前記送出時刻になると、前記送
出条件記憶手段に記憶されている前記送出先の電話番号
に発呼して、前記音声メッセージを送出するものであっ
てもよい。
【0021】請求項4記載の発明のファクシミリ装置
は、音声メッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、
受信時の会話予約を受け付る時間帯を記憶する会話予約
時間記憶手段と、前記会話予約時間記憶手段に記憶され
ている時間帯に着信があると、所定タイミングで会話予
約モードに移行して、前記メッセージ記憶手段に予め記
憶されている前記音声メッセージを相手先に送出すると
ともに、当該相手先から送られてくる音声メッセージを
前記メッセージ記憶手段に記憶させるメッセージ制御手
段と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0022】請求項5記載の発明のファクシミリ装置
は、音声メッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、
前記メッセージ記憶手段に予め記憶されている前記音声
メッセージを送出する相手先を当該音声メッセージに対
応させて記憶する相手先記憶手段と、前記相手先記憶手
段に記憶されている相手先から着信があると、所定タイ
ミングで会話予約モードに移行して、前記メッセージ記
憶手段に予め記憶されている前記音声メッセージのう
ち、前記相手先記憶手段に当該相手先の音声メッセージ
として記憶されている音声メッセージを、当該相手先に
送出するとともに、当該相手先から送られてくる音声メ
ッセージを前記メッセージ記憶手段に記憶させるメッセ
ージ制御手段と、を備えることにより、上記目的を達成
している。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、メッセージ予約手段により、予め音声メッセージの
入力を受け付けて、入力された音声メッセージをメッセ
ージ記憶手段に記憶し、送信時、会話予約が選択される
と、メッセージ制御手段が、所定タイミングで会話予約
モードに移行して、メッセージ記憶手段に記憶されてい
る音声メッセージを相手先に送出するとともに、相手先
から送られてくる音声メッセージをメッセージ記憶手段
に記憶させる。
【0024】したがって、送信時、会話予約されると、
予め録音された音声メッセージを相手先に送出すること
ができるとともに、相手先からの音声メッセージを録音
することができ、従来のように、ファクシミリ送信を行
った旨を伝達したり、緊急に送信原稿を見てもらうため
に、送信側のオペレータが、ファクシミリ送信が終了
し、会話予約モードに移行して相手先のオペレータが応
答するまで待つことなく、音声メッセージを自動的に相
手先に送出して、確実に必要な音声メッセージを相手先
に伝えることができるとともに、相手先からの返答を自
動的に記憶して、聞くことができる。
【0025】その結果、ファクシミリ装置の会話予約機
能の利用性を向上させることができる。
【0026】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、音声メッセージを記憶するメッセージ記憶手段
に記憶されている音声メッセージの送出条件を記憶する
送出条件記憶手段を備え、メッセージ予約手段が、音声
メッセージ及び少なくとも当該音声メッセージの送出時
刻を含む音声メッセージの送出条件の入力を受け付け
て、該入力された音声メッセージをメッセージ記憶手段
に記憶させるとともに、該入力された送出条件を送出条
件記憶手段に記憶させる。
【0027】そして、送信時、会話予約が選択される
と、メッセージ制御手段が、画情報の送信終了後、一旦
回線を切断し、送出条件記憶手段に記憶されている送出
時刻になると、所定の相手先に発呼して、メッセージ記
憶手段に記憶されている音声メッセージを送出する。
【0028】したがって、送信原稿の確認や返答の要求
等の音声メッセージを指定時間に自動的に送出すること
ができ、送信原稿の画情報とは別の相手先オペレータが
いる時間や都合の良い時間、例えば、送信原稿を見終っ
た時間等に確実に音声メッセージを送出することができ
るとともに、相手先オペレータからの返答の音声メッセ
ージを録音することができる。
【0029】その結果、画情報の送信後に不在にする場
合等にも、確実に音声メッセージを相手先に送出し、ま
た、相手先からの返答音声メッセージを録音することが
でき、ファクシミリ装置の会話予約機能の利用性を向上
させることができる。
【0030】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、送出条件記憶手段に、送出条件として音声メッセ
ージの送出先の電話番号をも記憶し、メッセージ制御手
段が、送出時刻になると、送出条件記憶手段に記憶され
ている送出先の電話番号に発呼して、音声メッセージを
送出するようにすると、画情報の送信先のファクシミリ
装置以外の相手先、例えば、送信先ファクシミリ装置か
ら離れた場所にいる相手先オペレータの近くの電話機等
に音声メッセージを送出することができ、ファクシミリ
装置の会話予約機能の利用性をより一層向上させること
ができる。
【0031】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、会話予約時間記憶手段に、受信時の会話予約を
受け付る時間帯を記憶し、会話予約時間記憶手段に記憶
されている時間帯に着信があると、メッセージ制御手段
が、所定タイミングで会話予約モードに移行して、音声
メッセージを記憶するメッセージ記憶手段に予め記憶さ
れている音声メッセージを相手先に送出するとともに、
当該相手先から送られてくる音声メッセージをメッセー
ジ記憶手段に記憶させる。
【0032】したがって、指定した時間帯に着信がある
と、予め記憶した音声メッセージを相手先に送出し、ま
た、相手先からの音声メッセージを記憶することがで
き、例えば、留守にする時間帯を指定時間帯として設定
すると、急ぎや重要な受信原稿に対して、音声メッセー
ジとして留守であることや行き先を記憶させておくこと
により、相手先にその旨を確実に伝達することができ
る。
【0033】その結果、ファクシミリ装置の会話予約機
能の利用性を向上させることができる。
【0034】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、相手先記憶手段が、音声メッセージを記憶する
メッセージ記憶手段に予め記憶されている音声メッセー
ジを送出する相手先を当該音声メッセージに対応させて
記憶し、相手先記憶手段に記憶されている相手先から着
信があると、メッセージ制御手段が、所定タイミングで
会話予約モードに移行して、メッセージ記憶手段に予め
記憶されている音声メッセージのうち、相手先記憶手段
に当該相手先の音声メッセージとして記憶されている音
声メッセージを、当該相手先に送出するとともに、当該
相手先から送られてくる音声メッセージをメッセージ記
憶手段に記憶させる。
【0035】したがって、相手先毎に、当該相手先に適
切な音声メッセージをメッセージ記憶手段に記憶させて
おくことにより、個々の相手先に適切な音声メッセージ
を送出することができるとともに、相手先からの音声メ
ッセージを記憶することができ、ファクシミリ装置の会
話予約機能の利用性を向上させることができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0037】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0038】図1〜図6は、本発明のファクシミリ装置
の第1実施例を示す図であり、本実施例は、請求項1記
載の発明に対応する実施例である。
【0039】図1は、本発明のファクシミリ装置の第1
実施例の回路ブロック図である。
【0040】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、プロッタ3、操作表示部4、画像メモリ5、
パラメータメモリ6、時計回路7、通信制御部8、モデ
ム9、網制御部10、相手先着呼検出部11、符号化・
復号化部12、CPU(Central Processing Unit )1
3、ROM(Read Only Memory)14、RAM(Random
Access Memory)15、音声録音再生部16及びマイク
17等を備えており、上記各部は、バス18により接続
されている。
【0041】スキャナ2は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device)を利用したイメージスキャナが利用さ
れており、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。
ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セ
ットされた原稿を1枚ずつスキャナ2の読取部に送給す
る。
【0042】スキャナ2は、ADFから搬送されてきた
原稿を走査して、原稿の画情報を読み取り、スキャナ2
で読み取られた画情報は、符号化・復号化部12で符号
化された後、画像メモリ5に蓄積される。
【0043】プロッタ3としては、例えば、サーマル素
子を利用したサーマル記録装置等が使用され、プロッタ
3は、サーマル記録装置が使用されているときには、感
熱記録紙に直接、あるいは、普通記録紙にインクシート
を介して間接的に画像を記録する。
【0044】操作表示部4は、テンキー、スタートキ
ー、ストップキー、会話予約キー及びモード切換キー等
の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ(例え
ば、液晶ディスプレイ)を備え、上記各操作キーから
は、送信操作等の各種命令が入力されるとともに、特
に、後述する録音モード等のモード切換操作や会話予約
操作等の各種操作が行われる。
【0045】また、操作表示部4のディスプレイには、
操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1
からオペレータに通知する各種情報が表示される。
【0046】画像メモリ5は、例えば、大容量のRAM
(Random Access Memory)あるいはハードディスク装置
等で構成され、主に画情報を蓄積する。画像メモリ5に
は、送信用の画情報や受信した画情報が蓄積され、後述
するCPU13の制御下で、所定時期に読み出されて送
信処理や記録処理等が行われる。
【0047】パラメータメモリ6は、操作表示部4から
の登録操作により宛先端末情報、通信モード及びその他
の必要なパラメータ等をシステムパラメータとして記憶
する。
【0048】時計回路7は、発振回路や分周回路を有
し、現在時刻の計時やシステムタイミングをとるための
各種クロックを発生して、CPU13に出力する。
【0049】通信制御部7には、モデム9が接続されて
おり、通信制御部8は、相手ファクシミリ装置との間で
ファクシミリ制御信号の交換を行って、通信機能の設定
や各種制御情報の交換を行うことにより、ファクシミリ
通信手順を実行する。
【0050】モデム9には、網制御部10が接続されて
おり、モデム9は、CPU13の制御下で動作して、送
信信号の変調を行い、また、受信信号の復調を行う。
【0051】網制御部10には、回線L(例えば、電話
回線)が接続され、また、相手先着呼検出部11が接続
されている。
【0052】網制御部10は、CPU13の制御下で動
作して、回線Lからの発呼に対して自動着呼し、また、
回線Lへの自動発呼処理を行う。
【0053】相手先検出部11は、回線状態を監視し
て、相手先の着呼を検出して、CPU13に出力する。
【0054】符号化・復号化部12は、画情報の電送時
間の短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画情
報を圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された
画情報を原情報に再生(復号化)する。
【0055】ROM14には、ファクシミリ装置1のシ
ステムプログラムが格納されているとともに、後述する
音声メッセージ送信・録音処理プログラム及びこの音声
メッセージ送信・録音処理プログラムを実行するために
必要な各種データ及びシステムデータ等が格納されてい
る。
【0056】CPU13は、ROM14内のプログラム
に基づいて、RAM15をワークメモリとして利用しつ
つファクシミリ装置1の各部を制御し、ファクシミリ装
置1としての処理、特に、後述する音声メッセージ送信
・録音処理を実行する。
【0057】RAM15は、CPU13がファクシミリ
装置1を制御する上で必要な各種データや演算結果等の
データを記憶し、特に、音声メッセージ送信・録音処理
を実行する上で必要な各種データを記憶する。
【0058】すなわち、RAM15には、図2に示すよ
うに、音声メッセージ管理テーブルが形成されており、
音声メッセージ管理テーブルには、図2に示すように、
相手先毎に、メッセージフラグ格納領域、セクタアドレ
スを格納する録音・再生メッセージセクタアドレス格納
領域、返答用音声メッセージセクタアドレス格納領域が
形成されている。
【0059】メッセージフラグ格納領域には、当該相手
先宛の音声メッセージの有無を示すメッセージフラグ、
当該相手先への送信が正常に完了したか否かにより受信
時の会話予約を許可するか否かを示す有効(許可)/無
効(不許可)フラグ及び当該相手先からの返答用音声メ
ッセージが音声録音再生部16の返答用音声メッセージ
セクタアドレスの示す記憶領域に格納されているか否か
を返答メッセージフラグが格納される。
【0060】録音・再生メッセージセクタアドレス記憶
領域には、会話予約により当該相手先に送信する送信用
音声メッセージを記憶するために録音・再生用に割り当
てた音声録音再生部16のセクタアドレスが格納され、
返答用録音メッセージセクタアドレス記憶領域には、会
話予約により当該相手先から送信されてきた返答用音声
メッセージを格納するために割り当てた音声録音再生部
16のセクタアドレスが格納される。
【0061】上記RAM15の音声メッセージ管理テー
ブルのメッセージフラグ、録音・再生メッセージセクタ
アドレス及び返答用音声メッセージセクタアドレスは、
その設定がCPU13により管理される。
【0062】音声録音再生部16は、RAM、あるい
は、磁気テープ等が利用され、会話予約により相手先に
送信する送信用音声メッセージ及び相手先から送信され
てきた返答用音声メッセージを記憶する。
【0063】音声録音再生部16に記憶される音声メッ
セージは、上記RAM15の音声メッセージ管理テーブ
ルに基づいて、CPU13により管理される。
【0064】マイク17は、送信用音声メッセージの入
力に使用される。なお、送信用音声メッセージの入力
は、マイク17に限るものではなく、例えば、図示しな
いが、ファクシミリ装置1に付属のハンドセットあるい
は、ファクシミリ装置1に接続されている電話機のマイ
クから行ってもよい。
【0065】また、図1には、図示しないが、ファクシ
ミリ装置1には、会話予約があった際に当該会話予約を
オペレータに通知するための通知手段、例えば、ブザー
等が設けられており、さらに、音声録音再生部16に記
憶されている音声メッセージを拡声出力するための音声
出力手段、例えば、スピーカ等が設けられている。な
お、音声出力手段は、ファクシミリ装置1に付属のハン
ドセット、あるいは、ファクシミリ装置1に接続されて
いる電話機のスピーカを利用してもよい。
【0066】次に、作用を説明する。
【0067】本実施例のファクシミリ装置1は、送信
時、会話予約されると、予め音声録音再生部16に送信
用音声メッセージを記憶させ、画情報送信後に、会話予
約モードに移行して、当該送信先に送信し、また、当該
相手先から返答用音声メッセージが送信されてくると、
当該返答用音声メッセージを音声録音再生部16に記憶
させ、必要に応じて再生出力するところにその特徴があ
る。
【0068】ファクシミリ装置1を利用して、予め録音
した送信用音声メッセージを会話予約により自動送信す
るためには、送信用音声メッセージを音声録音再生部1
6に記憶させておく必要があるが、この送信用音声メッ
セージは、以下に述べるように、送信原稿の送信操作に
おいて操作表示部4の操作により会話予約されたとき
に、録音モードに移行して音声録音再生部16に記憶す
るようにしてもよいし、送信前の所定の時期に操作表示
部4のキー操作により録音モードに設定して、音声録音
再生部16に記憶するようにしてもよい。
【0069】以下の説明では、送信時に会話予約された
ときに、送信用音声メッセージを録音するものとして、
図3及び図4のフローチャートに基づいて、送信時の処
理を説明する。
【0070】送信時、オペレータは、操作表示部4のキ
ー操作により送信モードに設定するが、CPU13は、
送信モードに設定されると、送信先の電話番号等送信に
必要な各種データの入力を促す表示を操作表示部4のデ
ィスプレイに表示し、操作表示部4のキー操作により必
要なデータが入力されると、CPU13は、入力された
データをRAM15あるいは、パラメータメモリ6に格
納する。
【0071】上記送信に必要なデータの入力が完了する
と、CPU13は、メッセージ予約するかどうかを操作
表示部4のキー操作によりメッセージ予約されたかどう
かをチェックする(ステップS1)。
【0072】このメッセージ予約されたか否かの判断
は、例えば、操作表示部4のディスプレイへのメッセー
ジ予約するかどうかの選択表示に応じて、操作表示部4
のYESキーが投入されたかどうかを判別することによ
り行う。
【0073】ステップS1で、メッセージ予約が行われ
ると、RAM15の音声メッセージ管理テーブルの当該
送信先に対応するメッセージフラグをオンにセットし
(ステップS2)、送信用音声メッセージの録音を行う
(ステップS3)。
【0074】この送信用音声メッセージの録音は、オペ
レータがマイク17から送信用音声メッセージを入力
し、CPU13が、入力された送信用音声メッセージを
音声録音再生部16の所定領域に記憶するとともに、送
信用音声メッセージを記憶したセクタアドレスをRAM
15の音声メッセージ管理テーブルの当該相手先の録音
・再生メッセージセクタアドレス記憶領域に登録するこ
とにより行う。
【0075】次に、送信用音声メッセージの録音が完了
するのを待って(ステップS4)、送信先に発呼し(ス
テップS5)、送信先が応呼すると、画情報のファクシ
ミリ送信(ページ送信)を行う(ステップS6)。
【0076】全ての送信原稿のファクシミリ送信が完了
するのを待って(ステップS7)、RAM15の音声メ
ッセージ管理テーブルの当該送信先のメッセージフラグ
がオンかチェックし(ステップS8)、メッセージフラ
グがオンのときには、会話予約モードに移行して、PR
I−EOP信号(手順中断信号)を送出する(ステップ
S9)。
【0077】次に、図4に示すように、MCF信号(メ
ッセージ確認信号)を受信したか、あるいは、PIP信
号(手順中断肯定信号)を受信したかをチェックし(ス
テップS10、S11)、PIP信号を受信しないとき
には、ステップS10に戻って、上記同様にMCF信号
を受信するかチェックして、MCF信号とPIP信号の
いずれかを受信するまでチェックを行う(ステップS1
0、S11)。
【0078】ステップS11で、PIP信号を受信する
と、相手先が会話予約に応じたと判断して、PRI−E
OP信号を送出し(ステップS12)、次いで、当該送
信先に対応する送信用音声メッセージをRAM15の音
声メッセージ管理テーブルに基づいて音声録音再生部1
6から読み出して、当該相手先への送出を開始する(ス
テップS13)。
【0079】そして、音声録音再生部16に記憶されて
いる全ての送信用音声メッセージの送出が完了するのを
待って(ステップS14)、音声録音再生部16を録音
モードに切り換え(ステップS15)、予め設定された
所定時間経過するか(タイムオーバーするか)チェック
する(ステップS16)。
【0080】CPU13は、この所定時間の間だけ音声
録音再生部16を録音モードにセットして、音声録音再
生部16への記憶処理を行い、当該記録処理により相手
先からの返答用音声メッセージを記憶した音声録音再生
部16のセクタアドレスをRAM15の音声メッセージ
管理テーブルの返答用音声メッセージセクタアドレスに
記憶する。
【0081】次いで、CPU13は、メッセージフラグ
記憶領域の有効/無効フラグを有効にセットするととも
に、返答メッセージフラグをオンにセットし(ステップ
S17)、回線を切断して、送信処理を終了する(ステ
ップS18)。
【0082】上記ステップS1で、メッセージ予約が選
択されなかったときには、RAM15のメッセージフラ
グ記憶領域のメッセージフラグをオフにセットし(ステ
ップS19)、ステップS5に移行して、相手先に発呼
し、通常のファクシミリ送信処理を行う。
【0083】また、ステップS8で、メッセージフラグ
がオンでないときには、通常のファクシミリ送信動作モ
ードに移行して、通常のファクシミリ送信処理を行う
(ステップS20)。
【0084】さらに、上記ステップS10で、MCF信
号を受信すると、相手ファクシミリ装置が会話予約を受
け付けなかったと判断して、メッセージフラグ記憶領域
の有効/無効フラグを無効に設定し(ステップS2
1)、DCN信号(切断命令信号)を送出した後(ステ
ップS22)、回線を切断して、送信処理を終了する
(ステップS18)。
【0085】そして、上記ファクシミリ送信処理をシー
ケンス図で示すと、図5のように示され、送信側ファク
シミリ装置1(Tx)から発呼すると、相手先ファクシ
ミリ装置(Rx)からCED信号(被呼端末識別信
号)、NSF信号(非標準機能識別信号)、CSI信号
(被呼端末識別信号)及びDIS信号(デジタル識別信
号)が送信され、これに応じて、ファクシミリ装置1
は、NSS信号(非標準機能設定信号)、TSI信号
(送信端末識別信号)、DCS信号(ディジタル命令信
号)及びTCF信号(トレーニングチェック)を送出す
る。
【0086】これに対して、相手先ファクシミリ装置
は、CFR信号(受信準備確認信号)を返送し、ファク
シミリ装置1は、CFR信号を受信すると、画情報(P
IX)を送信して、全ての画情報を送信すると、PRI
−EOP信号(手順中断信号)を送出して、相手先から
PIP信号(手順中断肯定信号)が送られてくるのを待
つ。
【0087】ファクシミリ装置1は、相手先からPIP
信号を受信すると、PRI−EOP信号を再度送出した
後、音声録音再生部16から予め記憶した送信用音声メ
ッセージを読み出して、相手先ファクシミリ装置に送出
し、全ての送信用音声メッセージの送出が完了すると、
音声録音再生部16を録音モードに切り換えて、相手先
から送られてくる返答用音声メッセージを音声録音再生
部16に記憶する。
【0088】したがって、画情報の送信に先立って予め
音声録音再生部16に送信用音声メッセージを記憶さ
せ、画情報の送信時に会話予約を行うと、画情報の送信
終了後、自動的に会話予約モードに移行して音声録音再
生部16に記憶した送信用音声メッセージを読み出し
て、相手先に送出することができ、従来のように、通常
のファクシミリ送信時だけでなく、時刻指定送信やメモ
リ送信の際においても、オペレータが、画情報の送信が
終了するまで、ファクシミリ装置1の近くにいなくて
も、自動的に予め記憶させておいた送信用音声メッセー
ジを相手先に送ることができ、留守にする場合において
も、確実に相手先に必要な伝言(送信用音声メッセー
ジ)を伝えることができる。その結果、ファクシミリ装
置1の会話予約機能の利用性を向上させることができ
る。
【0089】また、上記送信処理により相手先から送ら
れてきた返答用音声メッセージを音声録音再生部16に
記憶することができ、ファクシミリ装置1を再生モード
に設定することにより、この返答用音声メッセージを再
生して、聞くことができる。
【0090】以下、この再生モード処理について、図6
のフローチャートに基づいて説明する。
【0091】再生モード処理では、再生モードが設定さ
れると(ステップP1)、CPU13は、音声録音再生
部16を再生モードに設定した後、相手先選択モードに
移行して(ステップP2)、RAM15の音声メッセー
ジ管理テーブルのメッセージフラグの返答メッセージフ
ラグがオンかどうか順次チェックする(ステップP
3)。
【0092】ステップP3で、返答メッセージフラグが
オフのときには、ステップP8に移行して、RAM15
の音声メッセージ管理テーブルの登録数の最大数(Ma
x)まで返答メッセージフラグをチェックしたかチェッ
クし(ステップP8)、最大数まで返答メッセージフラ
グをチェックしていないときには、管理テーブル検索用
ポインタを次の相手先を示す次テーブルにインクリメン
トして、ステップP3に戻って、上記同様に、RAM1
5の音声メッセージ管理テーブルの返答メッセージフラ
グがオンであるかチェックする(ステップP3)。
【0093】ステップP3で、返答メッセージフラグが
オンのときには、当該オンの返答メッセージフラグに対
応する相手先(相手先名、相手先電話番号等)を表示し
(ステップP4)、当該相手先に対応して音声録音再生
部16に記憶されている返答用音声メッセージを再生し
て、拡声出力する(ステップP5)。
【0094】次に、当該返答用音声メッセージの再生が
終了するのを待って(ステップP6)、当該相手先の返
答メッセージフラグをオフにクリアし(ステップP
7)、RAM15の音声メッセージ管理テーブルの登録
数の最大数に達したかチェックする(ステップP8)。
【0095】ステップP8で、音声メッセージ管理テー
ブルの登録数の最大数に達していないときには、管理テ
ーブル検索用ポインタをインクリメントして、次の相手
先テーブルにセットし(ステップP9)、ステップP3
に戻って、当該相手先テーブルのメッセージフラグの返
答メッセージフラグのチェックから、上記同様に処理す
る(ステップP3〜P8)。
【0096】音声メッセージ管理テーブルに登録されて
いる全ての相手先の再生処理を完了して、ステップP8
で、管理テーブル検索用ポインタが音声メッセージ管理
テーブルの登録数の最大数に達すると、音声録音再生部
16に返答用音声メッセージが記憶されていないことを
操作表示部4のディスプレイに表示出力して、オペレー
タにその旨を通知する(ステップP10)。
【0097】その後、管理テーブル検索用ポインタをイ
ニシャライズし(ステップP11)、再生モード処理を
終了して、待機モードに移行する(ステップP12)。
【0098】したがって、相手先からの返答用音声メッ
セージを自動的に録音し、再生モードにより再生して、
相手先に確実にファクシミリ送信が送られたか等の相手
先からの音声メッセージを確認することができ、ファク
シミリ装置1の会話予約機能の利用性をより一層向上さ
せることができる。
【0099】図7〜図9は、本発明のファクシミリ装置
の第2実施例を示す図であり、本実施例は、上記第1実
施例の図1に示したファクシミリ装置1と同様のファク
シミリ装置に適用したものである。
【0100】そこで、本実施例の説明においては、図1
に示した符号をそのまま用いて、以下説明する。
【0101】本実施例は、請求項2記載の発明に対応す
る実施例であり、送信用音声メッセージの送出時間帯及
び送出先電話番号を指定して、当該指定した送出時間及
び送出先電話番号の相手先に送信用音声メッセージを自
動送出するところにその特徴がある。
【0102】本実施例のファクシミリ装置1は、RAM
15の音声メッセージ管理テーブルが、送出時間及び送
出先電話番号を管理できるように構成されいる。
【0103】すなわち、RAM15の音声メッセージ管
理テーブルには、各相手先毎に、メッセージフラグ記憶
領域、メッセージ時刻記憶領域、相手先電話番号記憶領
域、録音・再生メッセージセクタアドレス記憶領域及び
返答用録音メッセージセクタアドレス記憶領域が設けら
れており、メッセージフラグ記憶領域、録音・再生メッ
セージセクタアドレス記憶領域及び返答用録音メッセー
ジセクタアドレス記憶領域には、上記第1実施例と同様
の内容のデータが記憶される。
【0104】上記メッセージ時刻記憶領域には、送信用
音声メッセージを出力する時刻が記憶され、この送出時
刻としては、時分に限るものではなく、例えば、日時分
まで記憶するようにしてもよい。
【0105】上記相手先電話番号記憶領域には、送信用
音声メッセージを送出する相手先の電話番号、例えば、
画情報を送信する相手先ファクシミリ装置に送信用音声
メッセージを送信するのであれば、そのファクシミリ装
置の電話番号が、画情報を送信する相手先ファクシミリ
装置とは異なる電話機やファクシミリ装置等に送信用音
声メッセージを送出するのであれば、その電話機やファ
クシミリ装置等の電話番号が記憶される。
【0106】本実施例のファクシミリ装置1において
は、上記RAM15の音声メッセージ管理テーブルに送
信用音声メッセージの送出を指定する送出時刻を登録す
るとともに、送信用音声メッセージを送信する相手先の
電話番号を登録することにより、指定の送出時刻に指定
の電話番号先に自動発呼して、音声録音再生部16に記
憶されている送信用音声メッセージを自動送出する。
【0107】すなわち、ファクシミリ装置1は、送信
時、操作表示部4のディスプレイにメッセージ予約する
かどうかをオペレータに選択させる表示を行い、この表
示に基づいてYESキー等が投入されてメッセージ予約
が選択されるかをチェックし(ステップS31)、メッ
セージ予約が選択されないときには、通常の送信処理モ
ードに移行して、送信用音声メッセージの送信を行わな
い通常の送信処理を行う(ステップS40)。
【0108】ステップS31で、メッセージ予約が選択
されると、RAM15の音声メッセージ管理テーブルの
メッセージフラグをオンにセットし(ステップS3
2)、メッセージ送出時刻及び相手先電話番号の登録処
理を行う(ステップS33)。
【0109】すなわち、CPU13は、操作表示部4の
ディスプレイにメッセージ送出時刻及び相手先電話番号
の入力を促す旨の表示を行い、この表示に応じて、オペ
レータが操作表示部4のキー操作によりメッセージ送出
時刻及び相手先電話番号を順次入力すると、入力された
メッセージ送出時刻及び相手先電話番号をRAM15の
音声メッセージ管理テーブルのメッセージ時刻記憶領域
及び相手先番号記憶領域にそれぞれ登録する。
【0110】次に、送信用音声メッセージの入力を促す
表示を操作表示部4のディスプレイに行うとともに、音
声録音再生部16を録音モードに設定し、この表示に応
じてオペレータがマイク17から送信用音声メッセージ
を入力すると、入力された送信用音声メッセージを音声
録音再生部16に記憶し、送信用音声メッセージを記憶
した音声録音再生部16のセクタアドレスをRAM15
の音声メッセージ管理テーブルの録音・再生メッセージ
セクタアドレスに登録する(ステップP34)。
【0111】上記送信用音声メッセージの録音が完了す
るのを待って(ステップP35)、当該画情報の送信先
のファクシミリ装置に発呼して(ステップP36)、相
手ファクシミリ装置が応呼すると、画情報の送信を開始
する(ステップP37)。
【0112】全ての画情報の送信を完了するのを待って
(ステップP38)、RAM15の音声メッセージ管理
テーブルのメッセージフラグの有効/無効フラグを有効
にセットし、送信処理を終了する(ステップP39)。
【0113】このようにして、送信時に、メッセージ予
約が行われ、メッセージの送出時刻及び相手先電話番号
の登録を行うと、ファクシミリ装置1は、画情報を送信
した後、直ちに、会話予約処理を行わずに、メッセージ
フラグを有効にして、待機状態に移行する。
【0114】この待機状態では、ファクシミリ装置1
は、図9に示すように処理を行う。
【0115】すなわち、CPU1は、待機モードに入る
と(ステップT1)、RAM15の音声メッセージ管理
テーブルの有効/無効フラグが有効かどうか順次チェッ
クし(ステップT2)、有効でないとき(無効のとき)
には、管理テーブル検索用ポインタが、音声メッセージ
管理テーブルの登録数の最大数(Max)に達したかど
うかチェックする(ステップT3)。
【0116】ステップT3で、音声メッセージ管理テー
ブル検索用のポインタが音声メッセージ管理テーブルの
登録数の最大数に達していないときには、このポインタ
を次のテーブルにセットして、ステップT2に戻り、音
声メッセージ管理テーブルの次の相手先のメッセージフ
ラグ記憶領域の有効/無効フラグが有効かどうかチェッ
クする(ステップT2)。
【0117】ステップT2で、有効/無効フラグが有効
のときには、RAM15の音声メッセージ管理テーブル
のメッセージ時刻記憶領域に記憶されているメッセージ
送出時刻と時計回路7の計時する現在時刻とを比較し
(ステップT5)、両時刻が一致するか、あるいは、現
在時刻がメッセージ送出時刻を過ぎているか、すなわ
ち、現在時刻がメッセージ送出時刻になったかどうかチ
ェックする(ステップT7)。
【0118】ステップT7で、現在時刻がメッセージ送
出時刻になっていないときには、ステップT3に移行し
て、上記同様に、上記ポインタが音声メッセージ管理テ
ーブルの登録数の最大数になったかチェックし(ステッ
プT3)、最大数になっていないときには、管理テーブ
ル検索用ポインタを1だけインクリメントして、ステッ
プT2に戻る(ステップT4)。
【0119】ステップT7で、現在時刻がメッセージ送
出時刻になると、当該メッセージ送出時刻になった相手
先の電話番号をRAM15の相手先電話番号記憶領域か
ら読み出して、当該相手先に発呼し(ステップT8)、
相手先が応答すると、すなわち、オフフックすると(ス
テップT9)、RAM15の音声メッセージ管理テーブ
ルの録音・再生メッセージセクタアドレス記憶領域に記
憶されているセクタアドレスに基づいて音声録音再生部
16から当該相手先の送信用音声メッセージを読み出し
て、相手先に送出する(ステップT10)。
【0120】送信用音声メッセージの送出が完了すると
(ステップT11)、音声録音再生部16を録音モード
に切り換え(ステップT12)、所定時間相手先から送
られてくる返答用音声メッセージを音声録音再生部16
に記憶して、所定時間経過すると(ステップT13)、
音声メッセージ管理テーブルのメッセージフラグの返答
メッセージフラグをオンにセットする(ステップT1
4)。
【0121】次に、回線を切断して、待機モードに移行
する(ステップT15)。
【0122】上記処理を順次繰り返し行い、ステップT
3で、管理テーブル検索用ポインタがRAM15の音声
メッセージ管理テーブルの登録数の最大数になると、管
理テーブル検索用ポインタをイニシャライズして、待機
モードに戻る(ステップT16)。
【0123】上記画情報の送信と送信用音声メッセージ
の送出及び返答用音声メッセージの録音は、基本的に
は、図5に示したファクシミリ手順と同様の手順により
行うことができる。ただし、上述のように、画情報の送
信直後に送信用音声メッセージを送出せず、画情報の送
信が終了した段階で、ファクシミリ通信を終了し、改め
て、相手ファクシミリ装置あるいは電話機に発呼して、
送信用音声メッセージを送出することになる。
【0124】このように、送信時、メッセージ予約を行
って、メッセージ送出時刻と相手先電話番号を登録し、
送信用音声メッセージを録音しておくと、メッセージ送
出時刻に登録した電話番号の相手先に、自動発呼して、
送信用音声メッセージを送出することができ、相手先オ
ペレータがいる時間に、相手先オペレータの近くの電話
機等に自動的に送信用音声メッセージを送ることができ
る。その結果、相手先のオペレータの都合等に応じて、
確実に送信用音声メッセージを送ることができ、ファク
シミリ装置1の会話予約機能の利用性をより一層向上さ
せることができる。
【0125】また、この送信用音声メッセージの送出に
対して、相手先オペレータからの返答用音声メッセージ
があるときには、音声録音再生部16に自動録音し、図
6に示した再生処理により返答用音声メッセージを再生
して、聞くことができる。
【0126】したがって、画情報が相手先に確実に送信
されたか等の相手先からのメッセージを確認することが
でき、ファクシミリ装置1の会話予約機能の利用性をよ
り一層向上させることができる。
【0127】図10〜図12は、本発明のファクシミリ
装置の第3実施例を示す図であり、本実施例は、上記第
1実施例の図1に示したファクシミリ装置1と同様のフ
ァクシミリ装置に適用したものである。
【0128】そこで、本実施例の説明においては、図1
に示した符号をそのまま用いて、以下説明する。
【0129】本実施例は、請求項3記載の発明に対応す
る実施例であり、着信時に会話予約要求があっても、指
定時間帯以外は、会話予約に応じず、指定時間帯の会話
予約に対しては、会話予約に応じて予め録音した音声メ
ッセージを送出するとともに、相手先からの音声メッセ
ージを自動録音するところにその特徴がある。
【0130】そこで、本実施例のファクシミリ装置1
は、RAM15に受信時メッセージ管理テーブルを有し
ており、受信時メッセージ管理テーブルには、図10に
示すように、受信応答メッセージフラグ記憶領域、指定
日時として開始月日時刻記憶領域と終了月日時刻記憶領
域、応答用録音メッセージセクタアドレス記憶領域及び
返答用録音メッセージセクタアドレス記憶領域が設けら
れている。
【0131】上記受信応答メッセージフラグ記憶領域に
は、受信応答メッセージ機能をオンにするかオフにする
かの受信応答メッセージフラグが格納され、開始月日時
刻及び終了月日時刻記憶領域には、受信応答メッセージ
を自動送出する時間帯が開始と終了の月日及び時間によ
り記憶される。
【0132】応答用録音メッセージセクタアドレス記憶
領域には、着信時、相手先に送出する応答用音声メッセ
ージの格納されている音声録音再生部16のセクタアド
レスが格納され、返答用録音メッセージセクタアドレス
記憶領域には、相手先から送られてきた返答用音声メッ
セージの格納される音声録音再生部16のセクタアドレ
スが格納される。
【0133】本実施例のファクシミリ装置1において
は、上記RAM15の受信時メッセージ管理テーブルに
着信時に会話予約を受け付ける時間帯を登録して、応答
用音声メッセージを録音しておくことにより、指定の時
間帯に着信があったときのみ、会話要求に応じて、応答
用音声メッセージを自動送出するとともに、相手先から
送られてきた返答用音声メッセージを音声録音再生部1
6に録音する。
【0134】すなわち、ファクシミリ装置1は、図11
に示すように、着信があると(ステップQ1)、通常の
着信と同様に、画情報のページ受信を行い(ステップQ
2)、最終ページの画情報の受信を終了すると(ステッ
プQ3)、RAM15の受信時メッセージ管理テーブル
の受信応答メッセージフラグがオンかどうかチェックす
る(ステップQ4)。
【0135】ステップQ4で、受信応答メッセージフラ
グがオンのときには、時計回路7の計時する現在時刻が
RAM15の指定日時記憶領域に登録されている指定時
間帯内(指定時刻内)であるかどうかチェックし(ステ
ップQ5)、指定時刻内であるときには、PIP信号を
送出して(ステップQ6)、DCN信号とPRI−EO
P信号のいずれを受信するかチェックする(ステップQ
7、Q8)。
【0136】ステップQ8で、PRI−EOP信号を受
信したときには、PIP信号を再度送出した後(ステッ
プQ9)、音声録音再生部16を再生モードに設定し
て、RAM15の応答用音声メッセージセクタアドレス
に基づいて音声録音再生部16から応答用音声メッセー
ジを読み出し、相手先ファクシミリ装置に送出する(ス
テップQ10)。
【0137】応答用音声メッセージの送出が完了すると
(ステップQ11)、音声録音再生部16を録音モード
に切り換え(ステップQ12)、所定時間、相手先から
送られてくる返答用音声メッセージを音声録音再生部1
6に記憶する(ステップQ12、Q13)。
【0138】相手先から送られてくる返答用音声メッセ
ージの音声録音再生部16への記憶を完了すると、当該
返答用音声メッセージを記憶した音声録音再生部16の
セクタアドレスをRAM15の返答用録音メッセージセ
クタアドレスに格納して、回線を切断した後、着信処理
を終了する(ステップQ14)。
【0139】上記ステップQ4で、受信応答メッセージ
フラグがオフのとき、また、ステップQ5で、現在時刻
がRAM15に登録されている指定時間帯内でないと
き、さらに、ステップQ7で、PIP信号を送出した
後、DCN信号を受信すると、通常の着信処理により回
線を切断して、着信処理を終了する。
【0140】上記着信処理をシーケンス図で示すと、図
12のように示され、送信側ファクシミリ装置(Tx)
から着呼があると、受信側であるファクシミリ装置1
(Rx)は、CED信号、NSF信号、CSI信号及び
DIS信号を送信し、これに応じて、相手ファクシミリ
装置からNSS信号、TSI信号、DCS信号及びTC
F信号が送られてくる。
【0141】ファクシミリ装置1は、これに対して、C
FR信号を返送し、相手ファクシミリ装置から画情報
(PIX)が送信されてくると、これを受信して、その
後、EOP信号が送信されてくると、PIP信号を送信
して、DCN信号あるいはPRI−EOP信号が送られ
てくるのを待つ。
【0142】ファクシミリ装置1は、相手先からPRI
−EOP信号を受信すると、PIP信号を送出した後、
音声録音再生部16から予め記憶した応答用音声メッセ
ージを読み出して、相手先ファクシミリ装置に送出し、
全ての応答用音声メッセージの送出が完了すると、録音
モードに切り換えて、相手先から送られてくる返答用音
声メッセージを音声録音再生部16に記憶する。
【0143】相手先から送られてきて音声録音再生部1
6に記録された返答用音声メッセージは、図6に示した
再生モード処理により再生して、聞くことができる。
【0144】したがって、予め指定した時間帯に着信が
あると、画情報を受信した後、自動的に会話予約モード
に移行して、予め録音しておいた応答用音声メッセージ
を送出することができ、留守にする場合等の時間帯を指
定しておくと、留守にする時間を相手先に伝えることが
でき、急ぎや重要な送信に対しても、連絡先を応答用音
声メッセージとして録音しておくことにより、的確に対
応することができる。その結果、ファクシミリ装置1の
会話予約機能の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0145】また、相手先からの返答用音声メッセージ
を録音し、録音した返答用音声メッセージを再生して、
聞くことができ、相手先オペレータに応答用音声メッセ
ージが確実に伝達できたか等を確認することができ、フ
ァクシミリ装置1の会話予約機能の利用性を向上させる
ことができる。
【0146】図13〜図15は、本発明のファクシミリ
装置の第3実施例を示す図であり、本実施例は、上記第
1実施例の図1に示したファクシミリ装置1と同様のフ
ァクシミリ装置に適用したものである。
【0147】そこで、本実施例の説明においては、図1
に示した符号をそのまま用いて、以下説明する。
【0148】本実施例は、請求項4記載の発明に対応す
る実施例であり、特定の相手先からの受信があったとき
にのみ会話予約に応じて、予め録音した音声メッセージ
を送出するとともに、相手先からの音声メッセージを自
動録音するところにその特徴がある。
【0149】そこで、本実施例のファクシミリ装置1
は、RAM15に相手先別音声メッセージ管理テーブル
を有しており、相手先別音声メッセージ管理テーブル
は、図13に示すように、相手先別メッセージフラグ記
憶領域と音声メッセージ毎の音声メッセージテーブル
(図13に、テーブル1、テーブル2、・・・と記載)
を有している。
【0150】上記相手先別メッセージフラグ記憶領域に
は、本実施例の特徴である相手先別毎に送出する音声メ
ッセージを選択する機能を有効にするか無効にするかを
示すオン(有効)/オフ(無効)の相手先別メッセージ
フラグがセットされ、音声メッセージテーブルは、ファ
クシミリ装置1が送出する応答用音声メッセージを記憶
する音声録音再生部16のセクタアドレスの記憶される
録音・再生メッセージセクタアドレス記憶領域と、相手
先から送られてきた返答用音声メッセージを記憶する音
声録音再生部16のセクタアドレスの記憶される返答用
録音メッセージセクタアドレス記憶領域と、が形成され
ているとともに、当該録音・再生メッセージセクタアド
レスの音声メッセージを送出する相手先TSI(相手先
の電話番号)を記憶する相手先情報記憶領域が形成され
ている。
【0151】本実施例のファクシミリ装置1において
は、上記RAM15の相手先別音声メッセージ管理テー
ブルに登録されている相手先から着信があったときに、
会話予約に応じて、予め録音した応答用音声メッセージ
を自動送出するとともに、相手先から送られてきた返答
用音声メッセージを音声録音再生部16に録音する。
【0152】したがって、着信時に会話予約に応じる相
手先を予めRAM15の相手先別音声メッセージ管理テ
ーブルに登録する必要がある。
【0153】オペレータは、操作表示部4のキー操作に
より、着信時に会話予約に応じる相手先のTSI、すな
わち、相手先電話番号を入力する。
【0154】CPU13は、この相手先別メッセージ登
録モードで、相手先電話番号が入力されると、相手先別
登録モードを選択して、入力された相手先電話番号をR
AM15の所定領域にTSIとして記憶するとともに、
当該相手先に対応する相手先別音声メッセージフラグ記
憶領域の相手先別メッセージフラグをオンに設定する。
【0155】ファクシミリ装置1は、図14及び図15
に示すように、着信があると(ステップQ21)、受信
信号(TSI信号)から相手先TSIを取得して、RA
M13に記憶し(ステップQ22)、画情報のページ受
信を行う(ステップQ23)。
【0156】最終ページの画情報の受信を終了すると
(ステップQ24)、RAM15の相手先別音声メッセ
ージ管理テーブルの相手先別メッセージフラグがオンか
どうかチェックする(ステップQ25)。
【0157】ステップQ25で、相手先別メッセージフ
ラグがオンのときには、着信時に取得して記憶した相手
先TSIとRAM15に上記相手先別メッセージ登録モ
ードで予め登録されている登録TSIとを比較して、一
致する登録TSIがあるかチェックし(ステップQ2
6)、一致する登録TSIがあると、PIP信号を送出
した後(ステップQ27)、DCN信号とPRI−EO
P信号のいずれを受信するかチェックする(ステップQ
28、Q29)。
【0158】ステップQ28で、DCN信号を受信せ
ず、ステップQ29で、PRI−EOP信号を受信する
と、再度、PIP信号を出力した後(ステップQ3
0)、予め音声録音再生部16に録音されている応答用
音声メッセージを再生して、相手先ファクシミリ装置に
送出する(ステップQ31)。
【0159】全ての応答用音声メッセージを送出すると
(ステップQ32)、音声録音再生部16を録音モード
に切り換え(ステップQ33)、所定時間相手ファクシ
ミリ装置から送られてくる返答用音声メッセージを音声
録音再生部16に録音する(ステップQ33、Q3
4)。
【0160】ステップQ34で所定時間経過すると、録
音を終了して、返答用音声メッセージを録音した音声録
音再生部16のセクタアドレスを相手先別音声メッセー
ジ管理テーブルの返答用録音メッセージセクタアドレス
に記憶した後、回線を切断して、着信処理を終了する
(ステップQ35)。
【0161】上記ステップQ25で、受信応答メッセー
ジフラグがオフのときには、通常の受信モードに移行し
(ステップQ36)、また、ステップQ25で、受信応
答メッセージフラグがオンであっても、ステップQ26
で、着信時に取得して記憶した記憶相手先TSIと一致
する登録TSIが相手先別音声メッセージ管理テーブル
にないときには、通常の受信モードに移行して、通常の
受信処理を行う(ステップQ36)。
【0162】さらに、ステップQ28で、DCN信号を
受信したときには、通常の受信モードに移行して、通常
の受信処理を行う(ステップQ36)。
【0163】この通常の受信処理では、会話予約を受け
付けないで、回線を切断して、受信処理を終了してもよ
いし、会話予約を受け付けるが、特定の相手先に対して
予め録音した返答用音声メッセージを送出せずに、一般
の相手先に対する返答用音声メッセージとして予め録音
した返答用音声メッセージを送出するようにしてもよ
い。
【0164】上記着信処理のシーケンス図は、上記図1
2と同様に示され、その詳細な説明は省略する。
【0165】また、自動録音した相手先からの返答用音
声メッセージは、図6に示した再生モード処理により再
生され、聞くことができる。
【0166】したがって、予め指定した相手先から着信
があると、画情報を受信した後、自動的に会話予約モー
ドに移行して、当該相手先用に予め録音しておいた応答
用音声メッセージを送出することができ、留守にする場
合等においても、相手先毎に最適な応答用音声メッセー
ジを送出することができる。
【0167】その結果、留守にするときや急ぎのとき
に、応答用音声メッセージにより相手先毎に適切にその
旨を伝達することができ、ファクシミリ装置1の会話予
約機能の利用性を向上させることができる。
【0168】また、当該相手先からの返答用音声メッセ
ージを録音し、録音した返答用音声メッセージを再生モ
ードにより再生して、聞くことができる。
【0169】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0170】例えば、上記第1実施例においては、画情
報の送信後に会話予約モードに移行して、音声メッセー
ジを送出しているが、これに限るものではなく、例え
ば、画情報の送信前、あるいは、画情報の送信途中で会
話予約モードに移行して、音声メッセージを送出しても
よい。
【0171】また、上記第3及び第4実施例において
は、受信側であるファクシミリ装置1で、会話予約が行
われた場合について説明したが、これに限るものではな
く、送信側ファクシミリ装置で会話予約が行われた場合
にも、同様に適用することができる。
【0172】この場合、指定の時間帯あるいは特定の相
手先からの着信により会話要求があった場合にのみ、会
話予約モードに移行して、応答用音声メッセージを送出
し、また、相手先からの返答用音声メッセージを録音し
て、聞くことができる。
【0173】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、メッセージ予約手段により、予め音声メッセ
ージの入力を受け付けて、入力された音声メッセージを
メッセージ記憶手段に記憶し、送信時、会話予約が選択
されると、メッセージ制御手段が、所定タイミングで会
話予約モードに移行して、メッセージ記憶手段に記憶さ
れている音声メッセージを相手先に送出するとともに、
相手先から送られてくる音声メッセージをメッセージ記
憶手段に記憶させる。
【0174】したがって、送信時、会話予約されると、
予め録音された音声メッセージを相手先に送出すること
ができるとともに、相手先からの音声メッセージを録音
することができ、従来のように、ファクシミリ送信を行
った旨を伝達したり、緊急に送信原稿を見てもらうため
に、送信側のオペレータが、ファクシミリ送信が終了
し、会話予約モードに移行して相手先のオペレータが応
答するまで待つことなく、音声メッセージを自動的に相
手先に送出して、確実に必要な音声メッセージを相手先
に伝えることができるとともに、相手先からの返答を自
動的に記憶して、聞くことができる。
【0175】その結果、ファクシミリ装置の会話予約機
能の利用性を向上させることができる。
【0176】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、音声メッセージを記憶するメッセージ記憶手段
に記憶されている音声メッセージの送出条件を記憶する
送出条件記憶手段を備え、メッセージ予約手段が、音声
メッセージ及び少なくとも当該音声メッセージの送出時
刻を含む音声メッセージの送出条件の入力を受け付け
て、該入力された音声メッセージをメッセージ記憶手段
に記憶させるとともに、該入力された送出条件を送出条
件記憶手段に記憶させる。
【0177】そして、送信時、会話予約が選択される
と、メッセージ制御手段が、画情報の送信終了後、一旦
回線を切断し、送出条件記憶手段に記憶されている送出
時刻になると、所定の相手先に発呼して、メッセージ記
憶手段に記憶されている音声メッセージを送出する。
【0178】したがって、送信原稿の確認や返答の要求
等の音声メッセージを指定時間に自動的に送出すること
ができ、送信原稿の画情報とは別の相手先オペレータが
いる時間や都合の良い時間、例えば、送信原稿を見終っ
た時間等に確実に音声メッセージを送出することができ
るとともに、相手先オペレータからの返答の音声メッセ
ージを録音することができる。
【0179】その結果、画情報の送信後に不在にする場
合等にも、確実に音声メッセージを相手先に送出し、ま
た、相手先からの返答音声メッセージを録音することが
でき、ファクシミリ装置の会話予約機能の利用性を向上
させることができる。
【0180】この場合、請求項3に記載するように、送
出条件記憶手段に、送出条件として音声メッセージの送
出先の電話番号をも記憶し、メッセージ制御手段が、送
出時刻になると、送出条件記憶手段に記憶されている送
出先の電話番号に発呼して、音声メッセージを送出する
ようにすると、画情報の送信先のファクシミリ装置以外
の相手先、例えば、送信先ファクシミリ装置から離れた
場所にいる相手先オペレータの近くの電話機等に音声メ
ッセージを送出することができ、ファクシミリ装置の会
話予約機能の利用性をより一層向上させることができ
る。
【0181】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、会話予約時間記憶手段に、受信時の会話予約を
受け付る時間帯を記憶し、会話予約時間記憶手段に記憶
されている時間帯に着信があると、メッセージ制御手段
が、所定タイミングで会話予約モードに移行して、音声
メッセージを記憶するメッセージ記憶手段に予め記憶さ
れている音声メッセージを相手先に送出するとともに、
当該相手先から送られてくる音声メッセージをメッセー
ジ記憶手段に記憶させる。
【0182】したがって、指定した時間帯に着信がある
と、予め記憶した音声メッセージを相手先に送出し、ま
た、相手先からの音声メッセージを記憶することがで
き、例えば、留守にする時間帯を指定時間帯として設定
すると、急ぎや重要な受信原稿に対して、音声メッセー
ジとして留守であることや行き先を記憶させておくこと
により、相手先にその旨を確実に伝達することができ
る。
【0183】その結果、ファクシミリ装置の会話予約機
能の利用性を向上させることができる。
【0184】請求項5記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、相手先記憶手段が、音声メッセージを記憶する
メッセージ記憶手段に予め記憶されている音声メッセー
ジを送出する相手先を当該音声メッセージに対応させて
記憶し、相手先記憶手段に記憶されている相手先から着
信があると、メッセージ制御手段が、所定タイミングで
会話予約モードに移行して、メッセージ記憶手段に予め
記憶されている音声メッセージのうち、相手先記憶手段
に当該相手先の音声メッセージとして記憶されている音
声メッセージを、当該相手先に送出するとともに、当該
相手先から送られてくる音声メッセージをメッセージ記
憶手段に記憶させる。
【0185】したがって、相手先毎に、当該相手先に適
切な音声メッセージをメッセージ記憶手段に記憶させて
おくことにより、個々の相手先に適切な音声メッセージ
を送出することができるとともに、相手先からの音声メ
ッセージを記憶することができ、ファクシミリ装置の会
話予約機能の利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1実施例の回路
ブロック図。
【図2】図1のRAMに形成される音声メッセージ管理
テーブル及び音声メッセージ管理テーブルにより管理さ
れる音声録音再生部のメモリマップを示す図。
【図3】図1のファクシミリ装置による会話予約処理を
行う送信処理を示すフローチャート。
【図4】図3の送信処理の続きの処理を示すフローチャ
ート。
【図5】図3及び図4の送信処理のシーケンス図。
【図6】図3及び図4の送信処理により録音された返答
用音声メッセージの再生処理を示すフローチャート。
【図7】本発明のファクシミリ装置の第2実施例のファ
クシミリ装置のRAMに形成される音声メッセージ管理
テーブルのメモリマップを示す図。
【図8】本発明のファクシミリ装置の第2実施例のファ
クシミリ装置による会話予約処理を行う送信処理を示す
フローチャート。
【図9】図8の送信処理による会話予約された音声メッ
セージの送出処理を示すフローチャート。
【図10】本発明のファクシミリ装置の第3実施例のフ
ァクシミリ装置のRAMに形成される受信時メッセージ
管理テーブルのメモリマップを示す図。
【図11】本発明のファクシミリ装置の第3実施例のフ
ァクシミリ装置による会話予約処理を行う送信処理を示
すフローチャート。
【図12】図11の送信処理のシーケンス図。
【図13】本発明のファクシミリ装置の第4実施例のフ
ァクシミリ装置のRAMに形成される相手先別音声メッ
セージ応答管理テーブルのメモリマップを示す図。
【図14】本発明のファクシミリ装置の第4実施例のフ
ァクシミリ装置による会話予約処理を行う送信処理を示
すフローチャート。
【図15】図14の送信処理の続きの処理を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 プロッタ 4 操作表示部 5 画像メモリ 6 パラメータメモリ 7 時計回路 8 通信制御部 9 モデム 10 網制御部 11 相手先着呼検出部 12 符号化・復号化部 13 CPU 14 ROM 15 RAM 16 音声録音再生部 17 マイク 18 バス L 回線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声メッセージを記憶するメッセージ記憶
    手段と、 予め音声メッセージの入力を受け付けて、入力された音
    声メッセージを前記メッセージ記憶手段に記憶するメッ
    セージ予約手段と、 送信時、会話予約が選択されると、所定タイミングで会
    話予約モードに移行して、前記メッセージ記憶手段に記
    憶されている音声メッセージを相手先に送出するととも
    に、相手先から送られてくる音声メッセージを前記メッ
    セージ記憶手段に記憶させるメッセージ制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】音声メッセージを記憶するメッセージ記憶
    手段と、 前記メッセージ記憶手段に記憶されている音声メッセー
    ジの送出条件を記憶する送出条件記憶手段と、 音声メッセージ及び少なくとも当該音声メッセージの送
    出時刻を含む音声メッセージの送出条件の入力を受け付
    けて、該入力された音声メッセージを前記メッセージ記
    憶手段に記憶させるとともに、該入力された送出条件を
    前記送出条件記憶手段に記憶させるメッセージ予約手段
    と、 送信時、会話予約が選択されると、画情報の送信終了
    後、一旦回線を切断し、前記送出条件記憶手段に記憶さ
    れている前記送出時刻になると、所定の相手先に発呼し
    て、前記メッセージ記憶手段に記憶されている前記音声
    メッセージを送出するメッセージ制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記送出条件記憶手段は、 前記送出条件として前記音声メッセージの送出先の電話
    番号をも記憶し、 前記メッセージ制御手段は、 前記送出時刻になると、前記送出条件記憶手段に記憶さ
    れている前記送出先の電話番号に発呼して、前記音声メ
    ッセージを送出することを特徴とする請求項2記載のフ
    ァクシミリ装置。
  4. 【請求項4】音声メッセージを記憶するメッセージ記憶
    手段と、 受信時の会話予約を受け付る時間帯を記憶する会話予約
    時間記憶手段と、 前記会話予約時間記憶手段に記憶されている時間帯に着
    信があると、所定タイミングで会話予約モードに移行し
    て、前記メッセージ記憶手段に予め記憶されている前記
    音声メッセージを相手先に送出するとともに、当該相手
    先から送られてくる音声メッセージを前記メッセージ記
    憶手段に記憶させるメッセージ制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】音声メッセージを記憶するメッセージ記憶
    手段と、 前記メッセージ記憶手段に予め記憶されている前記音声
    メッセージを送出する相手先を当該音声メッセージに対
    応させて記憶する相手先記憶手段と、 前記相手先記憶手段に記憶されている相手先から着信が
    あると、所定タイミングで会話予約モードに移行して、
    前記メッセージ記憶手段に予め記憶されている前記音声
    メッセージのうち、前記相手先記憶手段に当該相手先の
    音声メッセージとして記憶されている音声メッセージ
    を、当該相手先に送出するとともに、当該相手先から送
    られてくる音声メッセージを前記メッセージ記憶手段に
    記憶させるメッセージ制御手段と、 を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
JP7108033A 1995-04-06 1995-04-06 ファクシミリ装置 Pending JPH08279869A (ja)

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