JPH0827942A - 吊式天井下地材及びそれを用いた吊式天井施工法 - Google Patents

吊式天井下地材及びそれを用いた吊式天井施工法

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JPH0827942A
JPH0827942A JP4124220A JP12422092A JPH0827942A JP H0827942 A JPH0827942 A JP H0827942A JP 4124220 A JP4124220 A JP 4124220A JP 12422092 A JP12422092 A JP 12422092A JP H0827942 A JPH0827942 A JP H0827942A
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JP
Japan
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ceiling
base material
suspended ceiling
construction method
suspended
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JP4124220A
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English (en)
Inventor
Takashi Koemoto
孝志 声元
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NIWA SANGYO KK
Original Assignee
NIWA SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 省力化が達成できかつ廃材が
出ず、簡便でかつきれいな仕上がりの素地を与える吊式
天井下地材及び吊式天井施工法を提供することにある。 【構成】 野縁(2)(5)とこの野縁の天井
材取付面に少なくとも天井材取付代を確保する大きさで
結合された下地基材片(3)(6)とからなる吊式天井下地材
(1)(4)を構成し、この吊式天井下地材(1)(4)を吊部材
(9)に適宜間隔で配設して天井材敷設用下地骨組を構成
した後、隣接する下地基材片面に、天井材(13)を取付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊式天井下地材及びそ
れを用いた吊式天井施工法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の建築工法において天井や壁等の内
装工事には不燃工法が多く取り入れられている。このよ
うな不燃工法の一例として、いわゆる乾式化された吊式
天井施工法がある。この施工法は、具体的には、吊りボ
ルトに固定されるハンガーや該ハンガーに取付けられる
野縁受け等の吊部材及びこの吊部材に取付けられ天井材
敷設用の下地骨組を構成する野縁にいずれも鋼製のもの
を使用し、上記野縁に天井下地基材として石膏ボード
(プラスタボード)等を取付けた後、このプラスタボー
ド等に、岩綿吸音板等の不燃性又は準不燃性ボードから
なる天井板を敷設することにより行われている。
【0003】上記のような吊式天井施工法において、プ
ラスタボード等の下地基材は通常野縁のところで継ぎ合
わせて一面に広がる下地層として構成されるが、野縁へ
のプラスタボード等の下地基材の取付けは、ビス固定に
より行われている。ところが、この取付け作業はかなり
人手を要するものとなっており、例えば、3000m2 の面
積にわたってプラスタボードを取付ける場合、通常 100
人程度の職人を必要とする。
【0004】また、上記プラスタボード等の下地基材は
野縁の間隔や天井面積等に応じて取付けなければならな
いことから、端部ではどうしてもプラスタボード等の下
地基材を寸法に合わせてある程度切り捨てなければなら
ず、廃材がでることになる。
【0005】さらに、このように隣接する野縁間に剛性
のプラスタボード等の下地基材が架設されていくこと
は、一方で不陸の発生を招きやすい原因ともなってい
る。
【0006】このように従来の吊式天井施工法では、非
常な手間と人手を要するうえ材料に多大な無駄が出ると
いう問題や、それが工費に跳ねかえってコスト高を招く
要因ともなっており、さらに不陸が生じて天井材の敷設
を困難にしその仕上がりの外観を損なうという問題もあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の解決し
ようとする課題は、省力化が達成できかつ廃材が出ず、
さらにきれいな仕上がりの素地を与える吊式天井下地材
及び吊式天井施工法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明によれば、『吊部材に取付けられかつ
天井材敷設用の下地骨組を構成する野縁(2)(5)に、少な
くとも天井材取付代を確保する大きさで天井材取付面(2
1)(51)に下地基材片(3)(6)が結合されてなる吊式天井下
地材(1)(4)』が提供される。
【0009】本発明の吊式天井下地材(1)(4)は、野縁
(2)と各野縁に個別的に結合される下地基材片(3)(6)と
から主として構成される。上記野縁(2)としては、当該
分野で公知のダブル野縁(2)やシングル野縁(5)等をその
まま用いる事ができる。また、野縁に結合される下地基
材片(3)(6)は、当該分野で公知のセメント、石膏、ケイ
酸カルシウム等からなる各種ボードやこれらをマトリッ
クスとして各種繊維で補強した無機質ボード等を利用す
ることができ、その大きさとしては、少なくとも天井材
取付代を確保できるものに設定される。上記取付代とし
ては例えば、ダブル野縁(2)であってもシングル野縁(5)
であっても、その野縁幅(a)の90〜110%程度に調節され
ることが好ましいが、これに限定されない。
【0010】本発明の吊式天井下地材(1)(4)において、
野縁(2)又は(5)と下地基材片(3)又は(6)との結合は、最
終的に敷設される天井材(13)を固定・保持するに十分な
強度を発揮するものであれば、いずれの結合手段による
ものであってもよく、例えば接着剤とビス固定との併用
を挙げることができるが、これに限定されない。
【0011】本発明の吊式天井下地材(1)(4)の取付け対
象となる吊部材としては、通常乾式化された吊式天井施
工法において用いられる吊りボルト(7)、ハンガー(8)及
び野縁受け(9)等、当該分野で公知のものが挙げられ
る。
【0012】また、本願『請求項2』にかかる発明によ
れば、天井基礎に対して適宜に設けられた吊部材に、上
記本発明の吊式天井下地材(1)(4)を適宜間隔で配設して
天井材敷設用下地骨組(12)を構成した後、隣接する各天
井下地材(1)(4)の野縁(2)(5)に結合された下地基材片
(3)(6)面に、天井材(13)を取付けることにより、非常に
簡便な吊式天井施工法を提供することができる。
【0013】
【作用】本発明によれば、吊式天井下地材(1)(4)が、吊
部材に取付け可能な野縁(2)(5)とこの野縁の天井材取付
面(21)(51)に、少なくとも天井材取付代を確保する大き
さの下地基材片(3)(6)が予め結合されて構成されている
ので、この下地材(1)(4)を適宜吊部材に取付けた後は、
下地基材を敷設することなく直接上記下地基材片(3)(6)
に天井材(13)が敷設されることとなる。
【0014】また、下地基材片(3)(6)は予め野縁(2)(5)
に適宜の大きさで結合されているので、現場の天井面積
に応じて切断されることはなく、従って、下地基材の廃
材がでないこととなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本発明が限定されるものではない。 実施例1 図1は本発明の吊式天井下地材の一例の要部概略斜視
図、図2は本発明の吊式天井下地材の他の例の要部概略
斜視図、図3は図1及び図2の吊式天井下地材を用いて
構成される天井材敷設用の下地骨組例を示す概略斜視
図、図4は本発明の吊式天井施工法により構成される吊
式天井の要部側面概略図である。
【0016】図1の吊式天井下地材(1)は、鋼製ダブル
野縁(2)及びこの野縁(2)の天井材取付面(21)に野縁幅(a
1)よりも若干広い幅で結合されたプラスタボード等の下
地基材片(3)から構成されている。なお、上記ダブル野
縁(2)の幅(a1)、高さ(b1)及び厚さ(t1)の寸法例として
は例えばa1=50,b1=19又は25,t1=0.35〜0.5(mm)が
挙げられる。図2の吊式天井下地材(4)は、鋼製シング
ル野縁(5)及びこの野縁の天井材取付面(51)に野縁幅(a
2)よりも若干広い幅で結合されたプラスタボード等の下
地基材片(6)とから構成されている。なお、上記シング
ル野縁(5)の幅(a2)、高さ(b2)及び厚さ(t2)の寸法例と
しては例えばa2=25,b2=19又は25,t2=0.35〜0.5(m
m)が挙げられる。
【0017】図1及び図2のいずれの吊式天井下地材
(1)及び(4)においても、各下地基材片(3)及び(6)はいず
れも厚さが 6〜12(mm)程度のもので、各野縁本体との間
で当該分野で用いられる接着剤を介して接着された上さ
らにビス(図示せず)により強固に結合されている。
【0018】本発明の吊式天井施工法によれば、まず図
示しない天井基礎に一端が埋設固定して吊下された各吊
りボルト(7)の他端に、ハンガー(8)によって野縁受け
(9)を、高さを調節して固定することにより各野縁受け
(9)を所定高さで水平に架設し、この野縁受け(9)に対し
て、図1の下地材(1)及び図2の下地材(4)を適宜の間隔
で図4に示すようなクリップ(10)(11)により取付けるこ
とにより、図3に示すような天井敷設用の下地骨組(12)
が簡単に構成される。なお図3に示す骨組は、図1の下
地材(1)間に図2の下地材(4)が2本ずつ配設された構成
例のものである。
【0019】上記のようにして得られた下地骨組(12)に
おいては、下地材(1)及び(4)の天井材取付面(21)(41)に
はいずれも、既にプラスタボード片(3)(6)が結合されて
いるので、この各下地基材片(3)(6)を中継部として、図
4に示すように、仕上用の天井板(13)例えば岩綿吸音板
等を直接貼りつけることにより、所定の吊式天井が完成
されることとなる。上記仕上用の天井板(13)の貼りつけ
は、各下地基材片(3)(6)に接着剤を塗布した後、この下
地基材片(3)(6)のところで継ぎながら天井材(13)を敷設
し、上記継ぎ目のところをステープラー等で天井材(13)
を下地基材片(3)又は(6)にとめることにより、非常に簡
単に直貼りすることかできる。このような天井材(13)の
敷設にあたっては特別の職人を必要としないので、簡単
かつ迅速に吊式天井を完成させることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、天井材の取付代を提供
する下地基材片が予め野縁に結合されているので、野縁
を配設したときには既に天井材取付代が設けられている
こととなり、従来のように野縁に石膏ボード等の下地基
材を取付ける特別の職人を必要としない。従って、施工
自体が省力化できる上、そのことが工費節減に役立つこ
ととなりコストの押さえた施工法を提供することができ
る。また、どのような面積の施工に対しても、下地基材
片の大きさは結合される野縁によって決まっているの
で、施工の際に切り落とすことがなく、廃材が生じな
い。このことは建築資材の無駄をなくすると共に、現場
での下地基材の切り落とし作業が無くなるので、下地基
材例えば石膏やケイ酸カルシウムの粉塵がでなく、作業
環境を健康かつ奇麗に保持することができ、経済的かつ
衛生的な施工法を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊式天井下地材の一例の要部概略斜視
【図2】本発明の吊式天井下地材の他の例の要部概略斜
視図
【図3】本発明の施工法により構成される天井材敷設用
の下地骨組の一例の概略斜視図
【図4】本発明の施工法により構成される吊式天井の要
部側面概略図
【符号の説明】
(1),(4)…吊式点状下地材 (2)…鋼製ダ
ブル野縁 (3),(6)…下地基材片 (5)…鋼製シ
ングル野縁 (7)…吊りボルト (8)…ハンガ
ー (9)…野縁受け (10),(11)…
クリップ (12)…下地骨組 (13))…天井
材 (21),(51)…天井材取付面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 5/57 V

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊部材に取付けられかつ天井材敷
    設用の下地骨組を構成する野縁に、少なくとも天井材取
    付代を確保する大きさで天井材取付面に下地基材片が結
    合されてなる吊式天井下地材。
  2. 【請求項2】 吊部材に野縁を取付け、この野縁
    に下地基材を介して天井材を敷設する吊式天井施工法で
    あって、 吊部材に請求項1記載の吊式天井下地材を適宜間隔で配
    設して天井材敷設用下地骨組を構成した後、隣接する各
    天井下地材の野縁に結合された下地基材片面に、天井材
    を取付けることからなる吊式天井施工法。
JP4124220A 1992-04-16 1992-04-16 吊式天井下地材及びそれを用いた吊式天井施工法 Pending JPH0827942A (ja)

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