JPH0547813Y2 - - Google Patents

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JPH0547813Y2
JPH0547813Y2 JP1988036742U JP3674288U JPH0547813Y2 JP H0547813 Y2 JPH0547813 Y2 JP H0547813Y2 JP 1988036742 U JP1988036742 U JP 1988036742U JP 3674288 U JP3674288 U JP 3674288U JP H0547813 Y2 JPH0547813 Y2 JP H0547813Y2
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乾式工法により小便器を設置する場
合のフレームに関するものである。
〔従来の技術〕
従来にあつて、建物内の区画された室に小便器
を設置する場合は、例えば第4図に示すように、
湿式工法により行うか、あるいは配管ユニツト
(図示せず)を用いて行つていた。
先ず、従来の第4図に示す湿式工法について説
明する。通常、小便器2を設置する場合は、小便
器2の背面側に給水管4及び排水管5を設置する
ための配管スペースが必要である。ところが、建
物内を区画する仕切壁1は、給水管4及び排水管
5を設置するための厚みを有していないのが通常
であり、小便器2を直接仕切壁1へ取り付けて施
工することは前記配管スペースを確保することが
できないので事実上不可能であつた。それ故、従
来の湿式工法にあつては、仕切壁1に沿つてブロ
ツク3を積み上げ、この積み上げたブロツク壁6
内に給水管4及び排水管5を配管している。そし
て、ブロツク壁6の表面側にモルタル等の仕上げ
材を施し、然る後に前記ブロツク壁6へ小便器2
を設置し、最後にブロツク壁6の上端面側に化粧
天板8等を設置している。
また従来の配管ユニツトによる小便器の取り付
けは、予め現場の寸法に応じた箱状の枠体を製作
し、これに給水管及び排水管を固定設置し、この
状態で出荷して現場へ搬入し、タイルパネル及び
小便器等を箱状枠体へ設置するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、第4図に示す湿式工法にあつては、
ブロツク3を一個ずつ積み上げてブロツク壁6を
構築し、更にこれに小便器2を取り付けねばなら
ず、手作業による非能率的な積み上げ作業に加
え、ブロツク壁6の配管部の補修や仕上モルタル
塗布作業等の多種類の小作業が必要である。しか
もモルタル等の養生期間も必要となり、工期が長
くなる等の欠点があつた。また現場が汚れたり、
寸法精度が悪くなるという欠点もあつた。更に、
この湿式工法にあつては、一旦小便器2を取り付
けた後に、メンテナンスのために給水管4及び排
水管5を点検するためには、仕上材7及びブロツ
ク壁6と取り壊す必要があつた。更にまた、この
従来の湿式工法ではブロツク工、配管工、佐官工
等の数種の専門業者が必要であり、工程管理が複
雑化してコストアツプの原因になつていた。
また従来の配管ユニツトにより小便器を取り付
ける場合は、現場ごとの寸法に合わせて配管ユニ
ツトを製造しており、個別的な生産であるため、
現場寸法が決定した以後でしか配管ユニツトを製
作することができなかつた。また個別的な生産で
あるため、一旦製作した後は、寸法調整を自由に
行うことができず、融通性に欠けるという欠点が
あつた。更に、この配管ユニツト方式は、完全な
箱状の枠体を成形し、これに給水管及び排水管を
固定設置した状態で出荷しているため、全体重量
が非常に重くなり、搬入方法も揚重機や建物躯体
の開口大きさ等により制限を受け、取り扱い難い
という欠点があつた。参考までに、小便器を4個
連設したものの配管ユニツト全体の重量は、小便
器の種類によつて多少異なるが、おおよそ120〜
130Kgであり、小便器1個分に換算した場合の重
量は、30〜32.5Kgであつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記問題点に鑑みてこれを改
良除去したものであつて、大量生産に適し、しか
も工期が短くて、作業性においても優れた効果を
呈する小便器取付用のフレームを提供せんとする
ものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採
用した手段は、建物躯体の壁面との間に配管スペ
ースを確保した状態で小便器を取り付けるための
フレームであつて、左右の縦フレームと、小便器
取付用の上下の横フレームとを枠組み形成して成
り、前記縦フレームの中間部及び上端部には建物
躯体壁へ固定されるブラケツトが設けられてお
り、前記縦フレーム中間部のブラケツトは給水管
及び排水管等の配管を避ける位置に配設されると
共に先端の壁面当接部が外側方向へ折曲形成さ
れ、前記縦フレーム上端部のブラケツトは天板支
持部材を兼ねていることである。
〔作用〕
本考案の小便器取付用フレームは、左右の縦フ
レームと上下の横フレームとを枠組み形成してあ
る。小便器の取り付けは、先ず、配管を仕切壁の
前面側へセツトし、続いて、縦フレームの上端部
及び中間部の各ブラケツトを仕切壁へ固定して小
便器取付用フレームを取り付ける。前記ブラケツ
トが介在することにより、仕切壁と小便器取付用
フレームとの間に配管スペースが確保される。し
かる後、パネルを小便器取付用フレームの前面に
装着し、最後に上記パネルを貫通させて横フレー
ムへボルトを螺合させる等の手段により小便器を
取り付ければよい。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基
づいて説明すると次の通りである。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るも
のであり、第1図は小便器取付用フレーム11の
全体斜視図、第2図は小便器12を取り付けた状
態を示す縦断面図、第3図は同正面図である。第
1図乃至第3図に示す如く、小便器取付用フレー
ム11は、左右の縦フレーム13a,13bと、
該縦フレーム13a,13bに取り付けられる上
下の横フレーム14a,14bと、これらのフレ
ームを建物内の仕切壁15へ取り付けるためのブ
ラケツト16及び17とより成る。ブラケツト1
6は、左右の縦フレーム13a,13bの上端側
に一連に取り付けられていると共に、天板支持部
材を兼ねている。他方、ブラケツト17は、縦フ
レーム13a,13bの側面に溶接等により取り
付けられていると共に、その先端の壁面当接部が
外側方向へ折曲形成されている。また縦フレーム
13a,13bの下端側には、高さ調節用のフレ
ーム18が横架され、該フレーム18に高さ調節
ボルト19,19が螺着されている。
而して、この小便器取付用フレーム11を用い
た小便器12の施工手順は、先ず、仕切壁15の
前面側へ給水管20及び配管21を現場配管ルー
トの貫通孔に合わせて配設する。そして、小便器
取付用フレーム11を準備し、ボルト19,19
の螺合状態を調節することで小便器取付用フレー
ム11の水平高さ調整を行う。次に、アンカーボ
ルト22等を介してブラケツト16及び17を仕
切壁15へ取り付け、奥行寸法調整を行う。然る
後は、タイルパネル23をこの小便器取付用フレ
ーム11の室内側表面へ取り付け、このような状
態で、タイルパネル23の前面側へ小便器12を
固定設置する。小便器12の固定は、タイルパネ
ル23を貫通して横フレーム14a,14bに螺
着されたボルトにナツトを締め付け、更に天板支
持部材を兼ねるブラケツト16の上面側へ化粧天
板24を取り付ければよい。
このような小便器12の取付寸法であれば、縦
フレーム13a,13bと、横フレーム14a,
14bとを連結したフレーム11を、ブラケツト
16及び17を介して仕切壁15へ取り付けるこ
とにより、小便器12の取り付けが可能である。
従つて、小便器取付用フレーム11を画一的に予
め大量生産しておき、該フレーム11を給水管2
0及び排水管21とは分離して現場へ搬入するこ
とができる。この場合、一個のフレーム11の全
体重量はおよそ10Kg程度であり、従来の場合に比
較して小形で極めて軽量であるので、作業が簡単
且つ容易である。すなわち、小便器12の取付面
と同一平面内に、左右の縦フレーム13a,13
bと、上下の横フレーム14a,14bとを配置
連結して小便器取付用フレーム11としたから、
従来の配管ユニツトの背面側(仕切壁15側)の
フレームと、その天井側及び床側の連結用フレー
ムとを省略でき、極めて容易に製作できる。しか
も、従来の配管ユニツトのように、予め現場寸法
に合わせた箱状の枠体を個別的に形成して、該枠
体に給水管及び排水管を設置した状態で出荷する
必要がなく、全体がコンパクトである。更にま
た、湿式工法の場合のように、モルタルを養成さ
せる等の必要が全くない。
ところで、本考案は上述した実施例に限定され
るものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、小便器12はその取付用フレーム11を連設
して複数個を設けることが可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあつては、小便器
取付用フレームを画一的に大量生産しておき、そ
の取り扱いに際してはどのような現場にも対応す
ることができる。このため、従来の配管ユニツト
のように、現場寸法に応じた大きさに枠体を箱状
に形成しておき、該箱状の枠体に配管をセツトし
て出荷する必要がないので、その取り扱いが極め
て便利であり、施工作業が簡単且つ容易で工期の
著しい短縮化が図れる。また全体構成が左右の縦
フレームと、上下の横フレーム及びブラケツトと
より成り、極めて軽量である。更に、配管作業と
仕上作業並びに小便器の取付作業工程とが重なら
ず、連続した作業となり、工程管理が単純化し、
全体のコストを低下させることが可能である。
さらに、本考案に係る小便器取付用フレーム
は、縦フレームの中間部にブラケツトを設け、こ
れを壁面へ固定するから、フレーム全体の堅固な
固定構造が得られる。その上、縦フレームの上端
部及び中間部のブラケツトを壁面へ固定すること
でフレーム全体を固定できるから、作業困難な床
面への固定作業を省略することが可能である。つ
まり、作業が比較的容易な壁面へブラケツトを固
定するだけでよいから、施工性が向上する。しか
も、縦フレームの中間部のブラケツトは、配管と
干渉しない位置へ配設され、また先端の壁面当接
部が外側方向へ折曲形成されているから、この中
間ブラケツトを壁面へ固定する作業は非常に簡単
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例に係るも
のであり、第1図は小便器取付用フレームの全体
斜視図、第2図は小便器を取り付けた状態の壁面
の縦断面図、第3図は同正面図、第4図は従来の
湿式工法を示す壁面の縦断面図である。 15……仕切壁、20……給水管、21……排
水管、12……小便器、13a,13b……縦フ
レーム、14a,14b……横フレーム、11…
…小便器取付用フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物躯体の壁面との間に配管スペースを確保し
    た状態で小便器を取り付けるためのフレームであ
    つて、左右の縦フレームと、小便器取付用の上下
    の横フレームとを枠組み形成して成り、前記縦フ
    レーム中間部及び上端部には建物躯体壁へ固定さ
    れるブラケツトが設けられており、前記縦フレー
    ムの中間部のブラケツトは給水管及び排水管等の
    配管を避ける位置に配設されると共に先端の壁面
    当接部が外側方向へ折曲形成され、前記縦フレー
    ム上端部のブラケツトは天板支持部材を兼ねてい
    ることを特徴とする小便器取付用フレーム。
JP1988036742U 1988-03-18 1988-03-18 Expired - Lifetime JPH0547813Y2 (ja)

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JP1988036742U JPH0547813Y2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18

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JPH01141882U JPH01141882U (ja) 1989-09-28
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS616587B2 (ja) * 1981-12-18 1986-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd
JPS6334252B2 (ja) * 1983-03-03 1988-07-08 Seisan Nipponsha Kk

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