JPH08279396A - 高力率蛍光灯点灯装置 - Google Patents

高力率蛍光灯点灯装置

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JPH08279396A
JPH08279396A JP8111095A JP8111095A JPH08279396A JP H08279396 A JPH08279396 A JP H08279396A JP 8111095 A JP8111095 A JP 8111095A JP 8111095 A JP8111095 A JP 8111095A JP H08279396 A JPH08279396 A JP H08279396A
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JP
Japan
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circuit
fluorescent lamp
voltage
lighting device
inverter
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JP8111095A
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English (en)
Inventor
Takao Takehara
孝男 竹原
Masashi Norizuki
正志 法月
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Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】インバ−タと力率改善回路を同一のパワ−スイ
ッチ素子で動作させる回路構成の簡単で安価な蛍光灯点
灯装置。 【構成】出力を蛍光灯点灯用の高周波電力に変換するイ
ンバ−タを有する蛍光灯点灯装置において、共振回路の
共振周波数に対して進み角の位相で断続するパルスを共
振回路に供給するインバ−タ回路と、回路分離用のダイ
オ−ドを介してチョッパ−の回路断続部位をインバ−タ
回路のスイッチング素子に接続した力率改善用の昇圧型
チョッパ−と、インバ−タ回路の共振回路の負荷として
接続された蛍光灯と、電流を検知し、検知信号によりイ
ンバ−タの断続周波数を制御して蛍光灯の点灯電流を安
定化させる安定化回路と、を具備する高力率蛍光灯点灯
装置であり、インバ−タと力率改善回路のパワ−スイッ
チ素子を共通とすることにより、パワ−スイッチ素子の
数を一個に減らすことができ、効率も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光灯用高周波点灯装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯用に使用されている高周波点灯装
置の回路図を図9に示す。図9において、商用交流電源
ACをダイオ−ドD1〜D4とインダクタLFとコンデ
ンサCFとを含む整流回路にて直流化し、その出力はチ
ョ−クコイルL1とスイッチング素子SW1とダイオ−
ドD5とコンデンサCとを含む昇圧チョッパ−方式正弦
波コンバ−タ回路に印加される。正弦波コンバ−タ回路
には、その負荷として電圧共振型インバ−タ回路に印加
される。正弦波コンバ−タ回路には、その負荷として電
圧共振型インバ−タ回路が接続されている。
【0003】昇圧チョッパ−方式正弦波コンバ−タ回路
について簡単に説明する。入力電流Ii を商用交流電源
電圧ei の波形と同一にするため、まず抵抗R1、R2
によりei を検出し、掛算器MP1に入力する。この電
圧はei と同一波形の電流指令値Ii * となる。一方、
抵抗R4により、入力電流Ii を検出し、コンパレ−タ
CMP1にてIi * とIi を比較し、差に比例したPW
M信号を作り出し、これにより昇圧チョッパ−のスイッ
チング素子SW1を駆動すれば高周波の抑制と高力率を
フィ−ドフォワ−ド制御にて達成できる。このようにす
るとei の変動や負荷変動に対し、出力V0 が安定化さ
れない。従って、V0 を定電圧回路によりV0 の変動分
ΔV0 を得て、これとei との積をとり、電流指令値I
i * を作り出す。これによりフィ−ドバック回路が構成
され、Ii * の振幅がV0 の変動分により変化し、V0
が安定化され、同時にei と同一の電流波形が得られ
る。
【0004】このようにスイッチング毎の平均電流が入
力電圧に比例するので、スイッチング波形の高調波成分
をLF、CFによるロ−パスフィルタで取り除くことに
より、ACラインの一周期では図2に示すように入力電
圧と相似型になり、力率はほぼ1が得られる。
【0005】昇圧チョッパ−には、その負荷としてハ−
フブリッジ方式が接続されている。なお、Q2とQ3は
インバ−タを構成するパワ−スイッチ素子である。イン
バ−タには負荷としてチョ−クコイルL2と蛍光灯FL
が直列に接続されている。コンデンサC1はスイッチの
一周期に昇圧型チョッパ−にエネルギ−を供給するに足
りるだけの容量(1μF程度)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方式の点灯装置では効率は(力率改善回路の効率)×
(電圧共振インバ−タの効率)となり、高効率が得にく
く、部品点数も多く、小型化、低価格化が困難である。
そこで本発明は、インバ−タと力率改善回路を同一のパ
ワ−スイッチ素子で動作させる回路構成の簡単で安価な
蛍光灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明は前段に力率改善用の昇圧型チョッパ−を有
し、該出力を蛍光灯点灯用の高周波電力に変換するイン
バ−タを有する蛍光灯を高周波点灯させる蛍光灯点灯装
置において、共振回路を具備し該共振回路の共振周波数
に対して進み角の位相で断続するパルスを該共振回路に
供給するインバ−タ回路と、該インバ−タ回路の前段に
接続され、かつ回路分離用のダイオ−ドを介してチョッ
パ−の回路断続部位を前記インバ−タ回路のスイッチン
グ素子に接続した力率改善用の昇圧型チョッパ−と、上
記インバ−タ回路の共振回路の負荷として接続された蛍
光灯と、該蛍光灯を流れる電流を検知し、該検知信号に
より前記インバ−タの断続周波数を制御して蛍光灯の点
灯電流を安定化させる安定化回路と、を具備することを
特徴とする高力率蛍光灯点灯装置を提供する。
【0008】また本発明は、電源投入直後で蛍光灯が非
点灯時にパワ−スイッチ素子に印加される電圧を一定電
圧に制御するための制御回路を設け、さらに蛍光灯が非
接続時に出力を停止するための制御回路を設けるもので
あり、加えて蛍光灯に過大電流が流れた時に出力を停止
するための制御回路を設けるものである。
【0009】
【作用】本発明は力率改善回路と準E級電圧共振型イン
バ−タのパワ−スイッチ素子を共通とし、単一の周波数
変調型制御回路によって、パワ−スイッチのON/OF
Fを制御する。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。図1は本発明の蛍光灯点滅装置示す回路図であ
る。図1においてT1は準E級電圧共振型インバ−タの
一次コイルNP 、二次コイルNS 、帰還コイルNf を備
えた昇圧トランスである。IC1は電圧共振型スイッチ
ング電源用制御回路であり、集積回路からなる。Q1は
パワ−スイッチ素子(POWER MOS FET )である。抵抗R
2は起動用抵抗で電源がONすると該起動用抵抗R2に
より共振型スイッチング電源用制御回路IC1に電源が
供給され、これが動作する。この共振型スイッチング電
源用制御回路IC1は、電圧制御発振器VCO、ワンシ
ョットマルチバイブレ−タMB1、パルス周波数変調器
PFM、ドライバDB、エラ−アンプOPA1、5Vの
基準電圧Vref を発生する基準電圧発生回路SVGを含
む。
【0011】商用交流電源ACはブリッジ整流器REC
により全波整流され、力率改善用の昇圧型チョッパ−の
入力電圧となる。昇圧型チョッパ−はチョ−クコイルL
1とダイオ−ドD1とコンデンサC1とパワ−スイッチ
素子Q1とで構成され、その負荷として準E級電圧共振
型インバ−タが接続されている。このインバ−タは昇圧
トランスT1をパワ−スイッチ素子Q1とインダクタL
2、LTとコンデンサCS、CTとで構成されている。
また、昇圧トランスT1の二次コイルNS には蛍光灯F
Lとチョ−クコイルLBとランプ電流検出用コンデンサ
CDとが直列に接続されている。
【0012】次に本発明の実施例動作を説明するが、こ
の説明に先立ち回路の基本的な動作を説明する。図3は
力率改善用の昇圧型チョッパ−と準E級電圧共振型イン
バ−タとからなる蛍光灯点灯装置の基本的な回路であ
る。力率改善用の昇圧型チョッパ−はパワ−スイッチ素
子Q1とダイオ−ドD1とチョ−クコイルL1とコンデ
ンサC1とで構成され、商用交流電源から全波整流され
た入力Q1によりスイッチングし、インバ−タへ出力す
る。パワ−スイッチ素子Q1のスイッチング動作は力率
改善回路制御用ICによって制御される。チョ−クコイ
ルL1を流れる電流、すなわち入力電圧と相似であり、
高い力率が得られる。
【0013】準E級電圧共振型インバ−タはパワ−スイ
ッチ素子Q2とコンデンサCT,CSとインダクタLT
と昇圧トランスT1とで構成され、昇圧トランスT1の
二次側にはバラストチョ−クコイルLBと蛍光灯FLと
が直列に接続されている。またランプ電流検出用コンデ
ンサCDによりランプ電流を検出し、スイッチング周波
数を制御することによりランプ電流を定電流制御してい
る。
【0014】図4は準E級電圧共振型インバ−タの基本
回路図であり、図4においてスイッチSに流れる電流と
該スイッチSにかかる電圧が共に正弦波の一部になり、
正弦波出力が可能なインバ−タとして知られている。以
下に動作原理を簡単に説明する。
【0015】図4において、リアクトルL1はチョ−ク
コイルであり、その電流が近似的に直流IC となる。イ
ンダクタLTとキャパシタCTは共振回路を構成する。
また、抵抗Rもその回路の一部を構成する。スイッチS
のON/OFF動作によって、RLC同調回路にパルス
状の電圧が加えられる。スイッチング周波数が次に示す
LT−CTの共振周波数F
【数1】 より少々高いとすれば、同調回路によってR−LT−C
Tを流れる電流が近似的に正弦波となる。この場合RL
C同調回路は誘導性リアクタンスを持ち、同調回路に流
れる電流iT は同調回路にかかる電圧、すなわちスイッ
チの電圧VS の基本波より位相が遅れる。
【0016】ここでIc =isdc +iT なので、直流電
流%Ic から正弦波電流iT を引いた分はスイッチS、
ダイオ−ドDS 、キャパシタCS の並列回路に流れる電
流isdc となり、これも正弦波状となる。図5の(a)
にスイッチSのデュ−ティが50%のときE級共振イン
バ−タの動作波形を示す。スイッチSがタ−ンオフされ
ると正弦波の電流はキャパシタCS を流れ、キャパシタ
CS が電流icsで充電され、電圧VS が零から正弦波状
に上昇する。そのためスイッチSのタ−ンオフは零電
圧、非零電流スイッチングとなる。最適負荷Ropt では
図5(a)に示すようにスイッチSの電圧Vs は零に近
い匂配dvs/dtで零に降下し、Vs =0、且つdvs/
dt=0となった時点でスイッチSがタ−ンオンされ
る。
【0017】負荷抵抗Rが最適抵抗値よりも小さい場
合、図5の(b)に示すようにスイッチSの電圧Vs は
大きな勾配DVs /dt で零に降下し、並列の逆方ダイ
オ−ドDSがオンとなる。スイッチSの電圧Vs は零電
圧にクランプされ、この間スイッチSがタ−ンオンされ
る。これは準E級動作であり、電圧共振スイッチと同様
で零電圧スイッチングとなる。スイッチングレギュレ−
タとして動作させる場合、負荷、入力電圧の可変範囲全
体に渡って準E級動作させることはできず、準E級動作
となる。RLC同調回路のインピ−ダンスはスイッチン
グ周波数に敏感であるため、スイッチング周波数変調に
より、出力電圧V0 又は、出力電流iT を制御した場
合、スイッチング周波数の変化が少ないという利点を持
つ。
【0018】図3の回路ではパワ−スイッチ素子が2個
必要であり、またそれぞれに制御用ICが必要であるこ
とから高い効率が得にくく、部品点数も多くなる、そこ
でパワ−スイッチ素子を1個に減らした回路を図6に示
す。
【0019】図6の回路において、パワ−スイッチ素子
Q1は力率改善用の昇圧型チョッパ−と準E級電圧共振
型インバ−タとに共通である。チョ−クコイルL1に流
れる電流のピ−ク値は入力電圧にほぼ比例するため、ス
イッチングによる高調波を取り除くことにより入力電圧
に相似形となる。また、ランプ電流検出用コンデンサC
Dによりランプ電流を検出し、スイッチング周波数を制
御することによりランプ電流を定電流制御することは図
3の回路と同様である。
【0020】次に本発明の実施例動作を説明する。図1
に示す回路において、ブリッジ整流器RECに電源が投
入された当初は蛍光灯FLが点灯せず、これには電流が
流れないので、電流検出用コンデンサCDの両端の電圧
は0Vである。通常動作時において蛍光灯FLが点灯し
ているとき、電流検出用コンデンサCDの両端には電圧
が発生し、この電圧ダイオ−ドD12、コンデンサC1
1により整流、平滑され、抵抗R21とR22により分
圧されてオペアンプOPA2の反転入力端子に入力され
るようになっているが、現状では電流検出用コンデンサ
CDの両端の電圧が零であるので、OPA2の反転入力
端子の電圧はOVである。従って、OPA2の出力はハ
イレベルであり、制御用ICの制御入力端の電圧もハイ
レベルである。共振型スイッチング電源用制御回路IC
1は、制御入力端の電圧が低くなると発振周波数が高く
なり、逆に制御入力端の電圧が高くなると発振周波数が
低下するような、いわゆるパルス周波数変調(PFM)
を行う。従って、蛍光灯FLに電流が流れている定常動
作時に比べて電圧制御発振器VCOの発振周波数は低下
する。従って、定常動作時よりも昇圧トランスT1の一
次電流は増えるので、その出力電圧も大きくなる。昇圧
トランスT1の巻数比をその出力電圧が蛍光灯の放電開
始電圧以上になるように選べば、蛍光灯FLは点灯す
る。
【0021】チョ−クコイルLBは、蛍光灯FLが点灯
時に該ランプ両端の電圧は放電維持電圧になるので、昇
圧トランスT1の二次側の出力電圧と放電維持電圧の差
を分担するバラストインダクタである。
【0022】蛍光灯FLを流れるランプ電流を定電流制
御するには、ランプ電流を検出コンデンサCDで検出
し、D12、C11で整流、平滑した直流電圧をオペア
ンプOPA2を介して、共振型スイッチング電源用制御
回路IC1の制御入力端に接続する事により行われる。
すなわち、何等かの原因でランプ電流が増加すると検出
コンデンサCDの両端の電圧が上昇すると、共振スイッ
チング電源用制御回路IC1の制御入力端の電圧は低下
する。従って、電圧制御発信器VCOの発振周波数は上
昇し、ランプ電流は減少する。抵抗R21とR22はラ
ンプ電流設定用である。コンデンサCSはインダクタL
2と直列共振回路を構成し、パワ−スイッチ素子Q1が
OFF時のドレイン電圧波形を正弦波状にする。R13
はパワ−スイッチ素子Q1のゲ−トドライブ抵抗、D1
3はパワ−スイッチ素子Q1のゲ−ト・ソ−ス間の蓄積
電荷引き抜き用である。ダイオ−ドD14、コンデンサ
C12は共振型スイッチング電源用制御回路IC1の電
源供給用整流器を構成する。
【0023】次に共振型スイッチング電源用制御回路I
C1の動作を図1及び図10を用いて、詳しく説明す
る。ランプ電流が何等かの原因で増加すると、IC1の
制御入力端の電圧は低下し、電圧制御発信器VCOの発
振周波数は高くなる。電圧制御発振器VOCの出力の立
ち下がりで、ワンショットマルチバイブレ−タMB1の
ワンショットはセットされ、その出力はハイレベルとな
る。抵抗R18とコンデンサC16はワンショットの出
力パルス幅決定用で、その時定数で定まる時間Toff の
間 、ワンショットの出力をハイレベルに保つ。Toff は
チョ−クコイルL2、電圧共振コンデンサCS等のばら
つきや温度変化による共振周波数の変動を考慮して、電
圧共振動作が満足されるように設定する。すなわち、T
off は一定のまま、 電圧制御発振器VCOの発振周波数
(=スイッチング周波数)を変化させるパルス周波数制
御を行う。
【0024】コンデンサC14、抵抗R14は電圧制御
発信器VOCの発振周波数決定用のものである。R1
6、R17はエラ−アンプOPA2+入力端のDCバイ
アス用素子であり、R15、C15はエラ−アンプOP
A2の位相補正用の素子である。D11、C2はACラ
イン電圧の整流平滑用の素子である。コンデンサC2は
スイッチングの一周期に昇圧型チョッパ−へエネルギ−
を供給するのに足りるだけの容量(1μF程度)あれば
良い。
【0025】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
7に示す実施例回路は、図1に示す第1の実施例とほぼ
同様な回路であるが、電源投入時にパワ−スイッチ素子
Q1にかかる電圧ストレスを制御するための制御回路を
付加したものなのである。なお、IC1は電圧共振型ス
イッチング電源用制御回路であり、図1に示すものと同
様な構成を有するので、詳細な構成と作用の説明を省略
すると共に、図1の回路図に示す部品と同一部分には同
一符号を付し、また実施例回路全体の詳細な説明は省略
する。
【0026】図7の回路において、電源を投入すると起
動用抵抗R2により抵抗R25とR26に電流が供給さ
れR25とR26の接続点の電圧が上昇し、オペアンプ
OPA3の入力電圧が上昇する。従って、OPA3の出
力電圧は上昇し、ワンショットマルチバイブレ−タMB
2がセットされ、該ワンショットマルチバイブレ−タM
B2の出力は一定時間TLIM の期間ハイレベルになる。
TLIM の期間はトランジスタQ11がオンするため、I
C1の制御入力端の電圧はツェナ−ダイオ−ドZD1の
電圧を抵抗R27とR28とで分圧した電圧VLIM にほ
ぼ等しくなる。この電圧VLIM を適当な値に設定するこ
とによりIC1の発振周波数は固定され、昇圧型チョッ
パ−の出力電圧は一定に保たれるので、パワ−スイッチ
素子Q1に過大な電圧ストレスが印加されることを阻止
できる。
【0027】電源投入後、時間TLIM を経過するとワン
ショットマルチバイブレ−タMB2の出力はロ−レベル
となり、トランジスタQ11がオフするため、IC1の
制御入力端の電圧はオペアンプOPA2の出力電圧に等
しくなり、ランプ電流がで定電流制御されるようにな
る。
【0028】図8は本発明の第3の実施例を示す回路図
である。この実施例は蛍光灯が本点灯装置に未装着のと
き、または過大なランプ電流が流れたときに本点灯装置
の出力を停止するための制御回路を設けたものである。
図8において、CONTはドライバDBの制御回路を示
す。この制御回路CONTの入力がハイレベルのときド
ライバDBは動作し、本点灯装置は出力を発生する。逆
にCONTの入力がロ−レベルのときDBは動作せず、
本点灯装置は出力を停止する。
【0029】電源を投入すると、起動用抵抗R2により
抵抗R25とR26に電流が供給され、R25とR26
の接続点の電圧が上昇する。このためオペアンプOPA
3の出力電圧は上昇し、ワンショットマルチバイブレ−
タMB2がセットされ、MB2の出力は一定時間TLIM
の期間ハイレベルになる。このため、トランジスタQ1
3はオンし、トランジスタQ14はオフする。従って、
トランジスタQ14のコレクタ電圧は高レベルになり、
オペアンプOPA4の出力、すなわち制御回路CONT
の入力はハイレベルとなるため、ドライバDBは動作す
る。
【0030】電源投入後、時間TLIM を経過するとワン
ショットマルチバイブレ−タMB2の出力がロ−レベル
となるため、トランジスタQ13はオフする。一方、ラ
ンプが装着されていればランプ電流が流れるため、ラン
プ電流検出用コンデンサCDの両端に電圧が発生する。
この電圧はダイオ−ドD12、コンデンサC11によっ
て整流、平滑され抵抗R31とR32によって分圧さ
れ、トランジスタQ12のベ−スに入力される。このた
めQ12はオンし、Q14はオフする。従って、制御回
路CONTの入力はハイレベルとなるためドライバDB
は動作する。
【0031】次に蛍光灯が未装着の場合はランプ電流が
流れないため、ランプ電流検出用コンデンサCDの両端
の電圧は0Vであり、このためトランジスタQ12はオ
フする。また電源投入後、時間TLIM を経過するとトラ
ンジスタQ13はオフする。従って、トランジスタQ1
4がオンするためのOPA4の入力電圧はロ−レベルと
なり、CONTの入力もロ−レベルとなる。このためド
ライバDBは動作せず本点灯装置は出力を発生しない。
【0032】また、過大なランプ電流が流れるとトラン
スT2の二次巻線に大きな電圧が発生し、この電圧がダ
イオ−ドD16、コンデンサC16によって整流、平滑
され、抵抗R30を介して、トランジスタQ15のベ−
スに入力されるためトランジスタQ15はオンする。ト
ランスT2の巻数比やR30を適当に設定すれば、正常
なランプ電流が流れているときにはQ15がオフするよ
うにできる。過大なランプ電流が流れてQ15がオンす
ると、オペアンプOPA4の入力電圧はロ−レベルとな
り、制御回路CONTの入力もロ−レベルとなる。この
ためドライバDBは動作を停止し、本点灯装置の出力も
停止する。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、インバ−タと力率改善
回路のパワ−スイッチ素子を共通とすることにより、パ
ワ−スイッチ素子の数を一個に減らすことができ、効率
も向上する。また、部品点数を少なくでき、小型化低価
格化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】準E級動作を説明する波形図である。
【図3】チョッパとインバ−タとの動作を説明するため
の回路図である。
【図4】準E級動作を説明する回路図である。
【図5】準E級動作の回路の各部の波形図である。
【図6】本発明の実施例動作を説明するための回路図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図9】従来例の回路図である。
【図10】共振型スイッチング電源用制御回路の各部の
波形図である。
【符号の説明】
Q1、Q2・・・・・トランジスタ(パワ−スイッチ素
子) D1、D2・・・・・ダイオ−ド ZD1・・・・・・・ツェナ−ダイオ−ド L1、L2、LF ・・インダクタ(又は、チョ−クコイ
ル) C1、C2、CT ・・コンデンサ R1、R2・・・・・抵抗 NP 、NS 、Nf ・・一次二次帰還コイル FL・・・・・・・・蛍光灯 REC・・・・・・・ブリッジ整流器 OPA1、OPA2・・オペアンプ VCO・・・・・・・・電圧制御型発振器 MB1、MB2・・・ワンショットマルチバイブレ−タ PFM・・・・・・・パルス周波数変調器 DB・・・・・・・・ドライバ CONT・・・・・・制御回路 SVG・・・・・・・基準電圧発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前段に力率改善用の昇圧型チョッパ−を有
    し、該出力を蛍光灯点灯用の高周波電力に変換するイン
    バ−タを有する蛍光灯を高周波点灯させる蛍光灯点灯装
    置において、共振回路を具備し該共振回路の共振周波数
    に対して進み角の位相で断続するパルスを該共振回路に
    供給するインバ−タ回路と、該インバ−タ回路の前段に
    接続され、かつ回路分離用のダイオ−ドを介してチョッ
    パ−の回路断続部位を前記インバ−タ回路のスイッチン
    グ素子に接続した力率改善用の昇圧型チョッパ−と、上
    記インバ−タ回路の共振回路の負荷として接続された蛍
    光灯と、該蛍光灯を流れる電流を検知し、該検知信号に
    より前記インバ−タの断続周波数を制御して蛍光灯の点
    灯電流を安定化させる安定化回路と、を具備することを
    特徴とする高力率蛍光灯点灯装置。
  2. 【請求項2】電源投入直後で蛍光灯が非点灯時にパワ−
    スイッチ素子に印加される電圧を一定電圧に制御するた
    めの制御回路を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の高力率蛍光灯点灯装置。
  3. 【請求項3】蛍光灯が非接続時に出力を停止するための
    制御回路を設けたことを特徴とする請求項1に記載の高
    力率蛍光灯点灯装置。
  4. 【請求項4】蛍光灯に過大電流が流れた時に出力を停止
    するための制御回路を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の高力率蛍光灯点灯装置。
JP8111095A 1995-04-06 1995-04-06 高力率蛍光灯点灯装置 Pending JPH08279396A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006222076A (ja) * 2005-01-12 2006-08-24 Masakazu Ushijima 電流共振型放電管用インバータ回路
JP2021145433A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 日産自動車株式会社 力率改善回路

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