JPH0827759A - マット被覆による砂マウンド基礎構築工法 - Google Patents

マット被覆による砂マウンド基礎構築工法

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JPH0827759A
JPH0827759A JP18186394A JP18186394A JPH0827759A JP H0827759 A JPH0827759 A JP H0827759A JP 18186394 A JP18186394 A JP 18186394A JP 18186394 A JP18186394 A JP 18186394A JP H0827759 A JPH0827759 A JP H0827759A
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光洋 佐藤
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勝夫 松崎
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SENI DOBOKU KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 埋立地中仕切り護岸や仮締切り堤防を構築す
るに際して、施工現場の砂等を用いて砂マウンド基礎を
構築し、その表面を複合マット部材により押圧力を付与
して覆う状態で構造物に対する支持用基礎を構築できる
ようにする。 【構成】 埋立地中仕切り護岸等の構築を行うに際し
て、サンドコンパクションパイル3を施工する際に発生
する砂や、近隣の浚渫等で得られる砂を重ねて砂マウン
ド基礎5を構築し、その砂マウンド基礎5の表面を複合
マット部材10により覆い、複合マット部材の両端部に
マット15、16を配置する。また、構造物20と複合
マット部材との間にマット17を配置して、摩擦力を増
大させるようにする。前記複合マット部材としては、水
は通過させるが、砂の通過を許容しない性質の繊維シー
トと、補強部材としての金網を重合したものを用い、砂
マウンド基礎の砂に対する洗掘防止の作用を持たせるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋立地中仕切り護岸や
仮締切り堤防等の海上構造物を構築する際の構造物支持
用基礎に関し、特に、海底地盤の地盤表面上に砂を盛り
上げる状態で砂マウンド基礎を構築し、砂マウンド基礎
の砂の洗掘防止を行うために複合マット部材を敷設する
とともに、複合マット部材の両端部に被覆・ウエイト部
材を配置して構造物に対する支持作用を良好な状態で発
揮できるようにするマット被覆による砂マウンド基礎構
築工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より防波堤や仮締切り堤防等を構築
する際には、海底地盤の地盤表面を平らに均し、その上
に大きな石等を投棄して捨石基礎を構築し、前記捨石基
礎の頂部を平らにしてから、ケーソン等の構造物を構築
することが行われている。例えば、特公平1−4664
5号公報等に示される例では、図9に示されるように、
砂地の海底地盤1の地盤表面上に捨石基礎22を構築す
る際に、前記捨石基礎22の両側端部の下面に対してア
スファルトマット25、26を敷設することにより、構
造物20の端部が波浪により洗掘されたりすることを防
止できるように構成している。前記図9に示される防波
堤の例において、構造物20としてのケーソンを支持す
る捨石基礎22は、その表面に被覆石層23を設けて、
前記被覆石層23の頂部を平らに施工することにより、
構造物の支持を良好に行い得るようにする。また、構造
物20の下面と被覆石層23との摩擦力を増大させるた
めに、構造物の下面にマット21を敷設し、波浪により
構造物が移動したりすることがないように構成してい
る。
【0003】前記従来例において、前記構造物を支持す
る捨石基礎22に対して、地盤表面が波浪により洗掘さ
れたりしないように、アスファルトマット25、26を
配置するが、前記アスファルトマットのうちの外海側の
アスファルトマット26は、マット先端部27に多数の
孔28……を形成している。そして、マット先端部の下
部の砂が波浪により洗掘作用を受けると、アスファルト
マットの先端部27が海底地盤の内部に入り込む状態と
なるので、その後はアスファルトマット26の下部の海
底地盤が波により洗掘されたりすることがない。また、
前記従来例では、構造物20の外海側に消波ブロック2
4等を積み上げた消波部材を構築して、構造物が波の影
響を大きく受けないようにする手段を設けている。
【0004】前記従来例に示すような構造物を構築する
際に、海底地盤が砂地や粘性土の場合には、構造物の下
部の海底地盤に対してサンドコンパクションパイル3等
を打設し、地盤の支持強度を向上させる処理を行うこと
がある。そして、前述したようなサンドコンパクション
パイルを構築することにより、ケーソン等の構造物の重
量が大きい場合でも、捨石基礎による構造物の支持作用
を良好な状態で行わせ、地盤の不等沈下を防止して防波
堤等の耐久性を向上させ得るようにしている。また、前
述したような捨石基礎を用いた構造物の構築工法は、港
湾の外海側に構築する防波堤や、岸壁等のような永久構
造物に対して施工することの他に、仮締切り堤防や埋立
地中仕切り護岸等の仮設構造物に対しても適用される。
そして、前述したような捨石基礎を海底地盤上に構築す
ることにより、埋立地中仕切り護岸等の施工途中で構造
物が波浪により破損したりすることを防止できるように
することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、埋立地中仕
切り護岸や仮締切り堤防等の構造物を施工する際に、海
底地盤に対してサンドコンパクションパイル等を打設す
ると、地盤表面に盛り上がり部が生じるので、捨石基礎
を構築する際には、その余分な砂等を除去してから、基
礎の構築を行うことが必要であり、その盛り上がり部を
除去するために工事費のコストが上昇するとともに、除
去した土砂を新たに処分する必要性が発生する。また、
埋立地中仕切り護岸等の構造物では、本堤防が完成する
と必要がなくなるものであり、そのような仮設構造物に
対して、外洋の防波堤等と同様な捨石基礎を構築する必
要がないことが多い。しかしながら、従来の港湾等の施
工法としては、地盤表面を平らに均してから、捨石基礎
を施工するような工法が一般化されており、実際に構造
物の支持のために必要とされる強度を大幅に上回ること
がある。
【0006】また、埋立地中仕切り護岸や仮締切り堤防
等を施工する際には、締め切った部分の内外の水位差に
より、捨石基礎に対して水位差に伴う内部の流速の影響
を受けたり、大きな水圧が付与されるために、捨石基礎
に対しても流速の影響がある。そこで、従来の捨石基礎
では、20kg以上の大きな石を積み重ねて、基礎を構
築することにより、流速により基礎が流出損傷したりす
ることがないような対処をしている。また、基礎に透水
性を持たせるようにした場合に、例えば、特公平6−1
5762号公報等に示されるように、捨石基礎の表面を
覆うようにして透水性のシートを被覆し、前記シートと
しては砂等は通さないが水は流通可能なものを用いるこ
とにより、海底地盤の砂の吸い出し等が生じないような
手段を設けることがある。
【0007】さらに、港湾の工事を行う際には、浚渫作
業等が同時に行われるので、サンドコンパクションパイ
ルを施工した際の盛り上がり部や浚渫で掘削された土砂
等が、良質の砂であっても、それ等の砂等は他の場所の
埋め立てに使用することや埋立地に投棄されることが多
い。しかしながら、前述したような掘削砂等を、そのま
ま砂マウンド基礎として利用することができれば、埋立
地中仕切り護岸等の施工コストを大幅に引き下げるこ
と、更には、従来は処分場の確保が困難であったことも
同様に解決が可能とされるものの、従来の技術手段で
は、掘削した砂等を砂マウンド基礎として利用すること
は全く考慮されていないという問題がある。
【0008】前述したような問題に加えて、近年、埋立
地中仕切り護岸や仮締切り堤防等は、水深が30m程度
の深い場所を対象とすることが多いが、これに対して、
コンクリートケーソンを構造物として用いる場合には、
その高さが15m程度に限定されるという問題がある。
そこで、従来の構造物を施工する際には、捨石基礎の高
さをケーソンの高さに合わせて施工するので、捨石を大
量に必要とし、工事現場の近くに大量に採石できないよ
うな場所では、工事のための石の運搬等にも大きな問題
が生じている。したがって、埋立地中仕切り護岸等を施
工する場合にも、本堤防の工事と同様に、支持用基礎の
構築のために工事期間が長くなることや、工事費のコス
トが上昇する等の問題が発生している。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の構造物
を支持する基礎の問題を解消するもので、サンドコンパ
クションパイルを構築した際に発生する盛り上がり部
や、近隣の浚渫で発生する砂等を用いて砂マウンド基礎
を構築し、前記砂マウンド基礎の表面を複合マット部材
により保護する等の手段を用いて、洗掘防止の性能を発
揮させるとともに、構造物に対する支持手段を構築し、
埋立地中仕切り護岸や仮締切り堤防等の支持用基礎の構
築を容易に行い得るマット被覆による砂マウンド基礎構
築工法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、砂地等の海底
地盤に対して構造物を支持する部分をサンドコンパクシ
ョンパイル等を施工して改良し、前記構造物の施工部に
支持用基礎を盛り上げて構築し、前記支持用基礎の上部
に構造物を載置して構成する工法に関する。本発明にお
いては、前記海底地盤に施工したサンドコンパクション
パイルを施工することにより、地盤表面上に盛り上がる
状態の砂に対して、上面均し部を施工して砂マウンド基
礎を構築し、前記砂マウンド基礎表面全体と、地盤表面
の所定の範囲に亘って複合マット部材を被覆させる状態
で配置し、前記複合マット部材の両端部には被覆・ウエ
イト部材または洗掘防止部材を配置するとともに、砂マ
ウンド基礎の頂部に構築する構造物と複合マット部材の
間に摩擦を増大させるマットを配置して施工する。ま
た、本発明においては、前記海底地盤に施工したサンド
コンパクションパイル等により地盤表面上に盛り上がる
状態の砂に対して、浚渫砂等を重ねて施工し、前記砂等
を施工した頂部に上面均し部を施工して砂マウンド基礎
を構築し、前記砂マウンド基礎表面全体と、地盤表面の
所定の範囲に亘って複合マット部材を被覆させる状態で
配置し、前記複合マット部材の両端部には被覆・ウエイ
ト部材または洗掘防止部材を配置するとともに、砂マウ
ンド基礎の頂部に構築する構造物と複合マット部材の間
に摩擦を増大させるマットを配置して基礎を構築するこ
とができる。
【0011】さらに、本発明においては、前記砂マウン
ド基礎の表面を覆う複合マット部材は、合成樹脂製の繊
維の織物または目の細かい網状のシート等の、水の流通
は許容するが砂を通過させない部材として構成したもの
を用い、前記複合マット部材の両端部、および、構造物
の下面に位置する部分に対して、マットを一体に設け、
前記複合マット部材の両端部に一体に設けたマットを被
覆・ウエイト部材として用いることもできる。前記構成
に加えて、本発明においては、前記砂マウンド基礎の表
面を覆う複合マット部材は、合成樹脂製の繊維の織物ま
たは目の細かい網状のシート等の、水の流通は許容する
が砂を通過させない部材として構成したものを用い、前
記複合マット部材を砂マウンド基礎の表面と地盤表面の
所定の範囲に敷設した後で、地盤表面と砂マウンド基礎
の斜面部に対して所定の範囲に亘ってアスファルトマス
チック層を打設して被覆・ウエイト部材を構成し、砂マ
ウンド基礎の上面均し部に対応する位置では、構造物の
下面に一体に設けたマットを用いて砂マウンド基礎上で
の構造物の支持を行う手段を用いて砂マウンド基礎を構
築することができる。
【0012】
【作用】前述したように、本発明においては、埋立地中
仕切り護岸や仮締切り堤防を構築するに際して、海底地
盤にサンドコンパクションパイルを施工した際に生じる
盛り上がり部や、近隣の浚渫等で発生する良質の砂、施
工現場の近くで得られる山砂等を積み重ねて砂マウンド
基礎を構成することにより、構造物の支持用基礎の構築
を容易に行うことができる。そして、大きな石を積み重
ねて捨石基礎を構築する工事に比較して、工期を短縮す
ることが可能であり、支持用基礎の構築コストを低減さ
せることができる。また、本発明の砂マウンド基礎の表
面には、水は通過させるが、砂等の通過を許容しない性
質を有する複合マット部材を施工することにより、砂マ
ウンド基礎の洗掘等が生じることを防止できる。そし
て、前記複合マット部材に対して両端部に被覆・ウエイ
ト部材を配置することにより、複合マット部材が波浪に
よりあおられたりすることを防止でき、砂マウンド基礎
の表面に対する保護を良好に行うことができる。
【0013】さらに、砂マウンド基礎の頂部の構造物に
対応する部分には、複合マット部材と一体に、または、
構造物の下部に一体にマット等を配置して、複合マット
部材と構造物の下部との摩擦力を増大させ、構造物が波
浪の影響を受けて滑ったりすることがないように処理す
ることができる。また、前記複合マット部材の両端部に
配置する被覆・ウエイト部材としては、マットを複合マ
ット部材と一体に設けたものを使用することや、複合マ
ット部材を敷設した後で、複合マット部材の両端部にア
スファルトマスチック層を所定の幅で施工する工法等を
適用することにより、複合マット部材による砂マウンド
基礎の保護の作用を良好に発揮させることができる。そ
して、前記砂マウンド基礎の上部に設置する構造物とし
て、例えば、鉄構造物の表面にコンクリートの被覆を設
けたケーソン等を用いる場合には、砂マウンド基礎の高
さが低いものであっても、ケーソンの高さを任意に高く
構成することにより、水深の大きな海域での埋立地中仕
切り護岸や仮締切り堤防の施工を容易に行うことができ
る。
【0014】前述したような作用に加えて、本発明にお
いては、砂マウンド基礎の表面を複合マット部材により
一体に覆うことができるので、構造物の支持部に不等沈
下が発生した場合でも、局部的な沈下が複合マット部材
に対する引っ張り方向の力として作用し、複合マット部
材を介して砂マウンド基礎全体に均一に押圧作用を発揮
することになる。そして、砂マウンド基礎の局部的な沈
下が生じた場合でも、砂マウンド基礎全体が均一に沈下
する状態となるので、構造物が傾いたりするような不都
合が生じることがなくなる。したがって、構造物が沈下
した場合には、構造物の上にコンクリートを打設してか
さ上げすることにより、埋立地中仕切り護岸等での外海
側との仕切りの作用に欠陥が生じることを防止できる。
【0015】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明のマット
被覆による砂マウンド基礎構築工法を説明する。本発明
の工法により構築される海上構造物は、図1、2に示さ
れるように構成されるもので、構造物20を海底地盤1
上で支持するための砂マウンド基礎5は、サンドコンパ
クションパイル3を構築する際に発生する盛り上がり部
や、近隣で浚渫の際に得られる砂等を用いて構築され
る。前記構造物20を支持するための砂マウンド基礎5
に対しては、砂を積み重ねた際の自然な角度で斜面部8
を形成し、構造物20に対応する位置には、上面均し部
7を形成している。したがって、本発明の砂マウンド基
礎5では、その高さHが高くなるにしたがって、砂マウ
ンド基礎の底面の幅Lが大きく形成されるが、前記砂マ
ウンド基礎の高さHと幅Lは、施工現場の条件に合わせ
て任意に構築することができる。また、前記砂マウンド
基礎5の上に構築する構造物20は、鋼製の箱状の構造
物を用いることができるもので、その表面にコンクリー
トを被覆して製造した複合型のケーソンや、鋼製の箱部
材をそのままケーソンとして設置することができるもの
で、その構造物20の高さH1は、水深と砂マウンド基
礎5の高さに対応させて構成することができる。
【0016】前記砂マウンド基礎5を支持する海底地盤
1では、地盤表面2から所定の深さに亘ってサンドコン
パクションパイル3を施工して、地盤の支持強度を向上
させるもので、前記サンドコンパクションパイル3を施
工する幅L1は、構造物を支持する面よりも幅を広く形
成する。そして、海底地盤1の上に、所定の幅Lと、高
さHの砂マウンド基礎5を施工し、頂部の砂を均して上
面均し部7を形成し、上面均し部の端部と地盤表面2の
間に斜面部8を形成して、複合マット部材10を敷設す
る。前記複合マット部材10の両端部には被覆・ウエイ
ト部材としてのマット15、16を配置し、砂マウンド
基礎の両端部と地盤表面が洗掘作用を受けないような処
理を行うとともに、複合マット部材10が砂マウンド基
礎5の表面を押圧支持できるようにする。また、前記砂
マウンド基礎5の上面均し部7に対しては、複合マット
部材と一体のマット17を配置して、構造物20の下部
材と複合マット部材の間の摩擦係数を増大させる手段を
構成し、構造物が波浪の影響等により滑ったりすること
がないようにする。
【0017】前記図1に示される砂マウンド基礎5を構
築する際には、図2に示すような順序にしたがって施工
することができる。まず、海底地盤1に対してサンドコ
ンパクションパイル3を施工する際には、地盤に打ち込
んだ砂杭の圧力によって、地盤表面2には盛り上がり部
4が形成されるので、サンドコンパクションパイルを施
工した後で、盛り上がり部4を平らに均してから、その
上に浚渫で得た砂や、近隣から得られる山砂等を投棄し
て捨て砂層6a、6を構築する。その後で、砂マウンド
基礎5の層が所定の高さに達すると、構造物の施工位置
に合わせて砂マウンド基礎の頂部を平らに均し、上面均
し部7を構築するとともに、斜面部8を所定の角度で形
成する。そして、前述したようにして形成された砂マウ
ンド基礎5の表面部に対して、全体を覆うようにして複
合マット部材を施工することにより、砂マウンド基礎の
砂を安定させる。
【0018】前記砂マウンド基礎5の表面に配置する複
合マット部材10は、図3に示すように、砂マウンド基
礎の表面全体を覆う長さの複合マット部材本体に対し
て、両端部に幅L2のマット15、16を一体に取り付
けたものを用い、さらに、構造物に対応する位置に幅が
L3のマット17を一体に配置している。前記複合マッ
ト部材本体は、図6に示すように、構成するが、その複
合マット部材の構造については、後で説明する。前記複
合マット部材10において、本体部に対して一体に設け
るマット15〜17は、陸上で作成したものを砂マウン
ド基礎の上面に敷設することができるものであるが、そ
の他に、複合マット部材のみを砂マウンド基礎の上に敷
設してから、その両端部と中央部に対して、別体に構成
したマットを配置することにより構成することもでき
る。また、前記複合マット部材に組み合わせて設置する
マットは、従来公知のマットと同様に、厚さが10〜2
0cmで、複合マット部材の端部を固定保持する作用と、
水流に対して地盤表面と砂マウンド基礎の端部の洗掘を
防止する作用とを良好に発揮できるような性能を持たせ
るようにする。
【0019】また、本発明の砂マウンド基礎の表面を覆
う複合マット部材としては、図4に示されるように本体
の両端部にマット15、16を一体に設けておき、中央
部のマットを省略した複合マット部材10を構成するこ
ともできる。前記複合マット部材を使用する場合には、
図示されるように、構造物20の下面にマット21を一
体に設けたものを使用することができるものであり、前
記マット21と複合マット部材10の表面との間で摩擦
力を増大させることができるようにする。したがって、
例えば、構造物20として構成されるケーソンを対象と
する場合等では、構造物の下面に一体にマットを取り付
けることが行われていることより、複合マット部材の構
成を簡素化して、複合マット部材の敷設作業を容易に行
い得るようにすることができる。
【0020】前記図4に示される複合マット部材を用い
る場合には、図5に示されるように、砂マウンド基礎5
の表面を覆う状態の複合マット部材10に対して、上面
均し部7ではマット21本体のみを位置させ、その上に
構造物20を設置することができる。また、前記図5に
示すようにして、複合マット部材10を配置する場合
に、複合マット部材の両端部に配置するマットに代え
て、アスファルトマスチック層を用いた被覆・ウエイト
部材を配置することもできる。前記被覆・ウエイト部材
としてのアスファルトマスチック層は、アスファルトの
水中打設工法を用いて構築することができるもので、水
流に対向可能な厚さと幅でアスファルトマスチック層を
打設するとともに、複合マット部材の両端部を固定保持
できる性能を持たせることにより、砂マウンド基礎の両
端部と地盤表面の所定の範囲に亘って洗掘防止の性能を
発揮させることができる。なお、前記複合マット部材の
両端部や中央部に、別体に構成したマットを取り付けて
固定する場合には、マットの中に配置する補強部材、ま
たは、吊り上げ用のワイヤや針金を、複合マット部材に
対して接続することにより、複合マット部材とマットと
の間の接続を行うことができる。前記マットのワイヤを
複合マット部材に対して接続する作業は、海中で施工す
るのであるから、両部材の接続に際しては、任意の構成
のシャックル等の簡便な接続手段を用いて、作業能率を
向上させることも可能である。
【0021】前記本発明の実施例で示すように、砂マウ
ンド基礎5の表面を覆う状態で施工する複合マット部材
10は、図6に示すように構成することができる。前記
複合マット部材10は、水は通過させるが砂の通過を許
容しないような目の細かい網状の繊維シート11に対し
て、補強部材としての金網12を一体の重合させて構成
している。前記繊維シート11としては、砂マウンド基
礎の表面を押圧保持できるような強度を有し、柔軟性を
兼ね備えた織物や、網状のものを用いるもので、ナイロ
ン、ポリプロビレン、ポリエステル等の合成繊維を用い
て構成する。また、前記繊維シートは比較的幅の狭いも
ので構成されているので、幅の狭いシート部材を縦横に
多数枚接続して、幅が広くて長い繊維シートを構成する
が、シート単位体の接続には、鋼線等を使用して強度を
大きく形成することができる。
【0022】さらに、前記金網12としては、防錆処理
を施した鋼線材を網み込んだものを使用するが、金網の
目の細かさや、線材の太さ等は、複合マット部材が受け
ると予想される反力に対応させて構成する。また、前記
金網の接続部13では、任意の金網の接続手段を適応す
ることが可能であり、針金で綴じ込んだ状態で接続する
ことや、スパイラル状の針金で接続する等の手段を用い
ることができる。前述したようにして、繊維シート11
と金網12とを重合して、両部材を所定の間隔で針金等
を用いて結合して、複合マット部材を構成したことによ
り、砂マウンド基礎5の表面を被覆した際に十分な強度
を発揮させることができる。
【0023】そして、前述したように構成した複合マッ
ト部材10は、図7に示すように、繊維シート11と金
網12とを重合した状態で巻き込んで、荷役を行うこと
ができる。つまり、前記複合マット部材10では、構造
物の施工現場で海底に敷設するまでは、複合マット部材
を巻いた状態で取り扱い、海底で巻き物を広げる状態で
砂マウンド基礎の表面を覆う作業を行うことができるも
のとなる。また、前述したように構成された複合マット
部材10は、金網12によりその強度を発揮することが
可能であり、砂マウンド基礎の表面を覆った状態で水の
流通を許容し、砂が通過することを阻止する性能を発揮
させることにより、支持用基礎として用いることができ
るものとなる。さらに、複合マット部材により覆われた
状態の砂マウンド基礎では、砂マウンド基礎を構成する
砂が海流により流されることがないので、構造物を支持
する砂マウンド基礎の形状が変化することがなく、その
上部に載置した構造物により、埋立地中仕切り護岸を構
成することが可能になる。
【0024】前述したような構成の複合マット部材を用
いて砂マウンド基礎5の表面を被覆した状態で、砂マウ
ンド基礎を支持する地盤表面に不等沈下が発生した時に
は、図8に示すように、砂マウンド基礎の砂と複合マッ
ト部材とが共同して沈下に対抗させることができる。例
えば、サンドコンパクションパイル3の任意の位置で局
部的な沈下部分3aが生じた場合に、その沈下部分に対
応して上面均し部7が不均一に沈下し、鎖線7aで示す
ような沈下作用が発生する。しかしながら、本発明にお
いては、砂マウンド基礎5の表面全体を覆うとともに、
均一な圧力で押圧する状態で複合マット部材10を配置
しているために、砂マウンド基礎の局部的な沈下は、複
合マット部材に対して幅および長さ方向に引っ張り力を
付与する。そして、前記複合マット部材の変形を誘起さ
せることになり、上面均し部に対応する複合マット部材
が変形しようとすると、その周囲の部分で砂マウンド基
礎を構成する砂を圧縮するような作用が生じる。また、
前記砂マウンド基礎は水中にあるので、砂が水の中で若
干の流動性を発揮することにもなるので、前記複合マッ
ト部材に対する砂マウンド基礎の砂の圧力を均一化させ
るために、局部的な沈下部分に対して周囲の砂が移動
し、実際に生じる上面均し部の変形は、鎖線7bで示す
ような状態となる。
【0025】したがって、前記図8に示されるように、
砂マウンド基礎の支持地盤に局部的な沈下が生じた場合
には、上面均し部が平均した状態で全体が沈下すること
になり、構造物が傾いたりすることがない状態で沈み込
むことになる。そこで、前述したような構造物の沈下が
生じた場合には、構造物の上部にコンクリートのブロッ
ク20aを追加施工することにより、埋立地中仕切り護
岸等の性能に支障が生じることを防止することが可能で
ある。さらに、本発明のマット被覆による砂マウンド基
礎構築工法を用いる場合に、砂マウンド基礎の幅等は、
構造物を安定した状態で保持できるとともに、砂マウン
ド基礎を構成する砂に構造物の圧力で変形することを阻
止するために、できるだけ広い幅で構成することが望ま
しい。そして、例えば、埋立地中仕切り護岸等を構築す
る現場の近くに、大量の土砂を採取可能な浚渫現場があ
るような場合には、砂マウンド基礎における土砂の使用
量を任意に増大させることができ、遠くに搬送して捨て
る土砂の量を減少させることができる。なお、本発明の
砂マウンド基礎では、使用する砂は、浚渫で得られる土
砂等を対象とすることができるが、砂と同様な透水性と
圧密性を持たない土交じりの土砂は使用することができ
ない。
【0026】
【発明の効果】本発明のマット被覆による砂マウンド基
礎構築工法においては、前述したように、埋立地中仕切
り護岸や仮締切り堤防を構築するに際して、海底地盤に
サンドコンパクションパイルを施工した際に生じる盛り
上がり部や、近隣の浚渫等で発生する良質の砂、施工現
場の近くで得られる山砂等を積み重ねて砂マウンド基礎
を構成することにより、構造物の支持用基礎の構築を容
易に行うことができる。そして、大きな石を積み重ねて
捨石基礎を構築する工事に比較して、工期を短縮するこ
とが可能であり、支持用基礎の構築コストを低減させる
ことができる。また、本発明の砂マウンド基礎の表面に
は、水は通過させるが、砂等の通過を許容しない性質を
有する複合マット部材を施工することにより、砂マウン
ド基礎の洗掘等が生じることを防止できる。そして、前
記複合マット部材に対して両端部に被覆・ウエイト部材
を配置することにより、複合マット部材が波浪によりあ
おられたりすることを防止でき、砂マウンド基礎の表面
に対する保護を良好に行うことができる。
【0027】さらに、砂マウンド基礎の頂部の構造物に
対応する部分には、複合マット部材と一体に、または、
構造物の下部に一体にマット等を配置して、複合マット
部材と構造物の下部との摩擦力を増大させ、構造物が波
浪の影響を受けて滑ったりすることがないように処理す
ることができる。また、本発明においては、砂マウンド
基礎の表面を複合マット部材により一体に覆うことがで
きるので、構造物の支持部に不等沈下が発生した場合で
も、局部的な沈下が複合マット部材に対する引っ張り方
向の力として作用し、複合マット部材を介して砂マウン
ド基礎全体に均一に押圧作用を発揮することになる。し
たがって、砂マウンド基礎の局部的な沈下が生じた場合
でも、砂マウンド基礎全体が均一に沈下する状態となる
ので、構造物が傾いたりするような不都合が生じること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により構築する埋立地中仕切り護岸の
説明図である。
【図2】 本発明の工法により構築する砂マウンド基礎
の説明図である。
【図3】 本発明に使用する複合マット部材の説明図で
ある。
【図4】 本発明に使用する複合マット部材の別の実施
例の説明図である。
【図5】 本発明により構築する埋立地中仕切り護岸の
別の実施例の説明図である。
【図6】 本発明に使用する複合マット部材の平面図で
ある。
【図7】 複合マット部材を巻いた状態の説明図であ
る。
【図8】 砂マウンド基礎に作用する沈下の状態の説明
図である。
【図9】 一般的な防波堤の説明図である。
【符号の説明】
1 海底地盤、 2 地盤表面、 3 サンドコ
ンパクションパイル、4 盛り上がり部、 5 砂
マウンド基礎、 6 捨て砂層、7 上面均し部、
8 斜面部、 10 複合マット部材、11
繊維シート、 12 金網、 15〜17 マッ
ト、20 構造物、 22 捨石基礎。
フロントページの続き (71)出願人 591147373 繊維土木開発株式会社 東京都目黒区下目黒2丁目2−16 (72)発明者 和木 多克 神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰1−29−4 ワ ールドエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 野々田 充 東京都大田区多摩川2丁目11番20号 日本 道路株式会社内 (72)発明者 佐藤 光洋 東京都中央区京橋3丁目13番1号 有楽ビ ル内 大成ロテック株式会社内 (72)発明者 松崎 勝夫 東京都港区赤坂2丁目10番9号 日本海上 工事株式会社内 (72)発明者 佐藤 潔 東京都目黒区下目黒2丁目2番16号 繊維 土木開発株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砂地等の海底地盤に対して構造物を支持
    する部分をサンドコンパクションパイル等を施工して改
    良し、前記構造物の施工部に支持用基礎を盛り上げて構
    築し、前記支持用基礎の上部に構造物を載置して構成す
    る工法において、 前記海底地盤にサンドコンパクションパイルを施工する
    ことにより、地盤表面上に盛り上がる状態の砂に対し
    て、上面均し部を施工して砂マウンド基礎を構築し、 前記砂マウンド基礎表面全体と、地盤表面の所定の範囲
    に亘って複合マット部材を被覆させる状態で配置し、 前記複合マット部材の両端部には被覆・ウエイト部材ま
    たは洗掘防止部材を配置するとともに、砂マウンド基礎
    の頂部に構築する構造物と複合マット部材の間に摩擦を
    増大させるマットを配置することを特徴とするマット被
    覆による砂マウンド基礎構築工法。
  2. 【請求項2】 前記海底地盤に施工したサンドコンパク
    ションパイル等により地盤表面上に盛り上がる状態の砂
    に対して、浚渫砂等を重ねて施工し、前記砂等を施工し
    た頂部に上面均し部を施工して砂マウンド基礎を構築
    し、 前記砂マウンド基礎表面全体と、地盤表面の所定の範囲
    に亘って複合マット部材を被覆させる状態で配置し、 前記複合マット部材の両端部には被覆・ウエイト部材ま
    たは洗掘防止部材を配置するとともに、砂マウンド基礎
    の頂部に構築する構造物と複合マット部材の間に摩擦を
    増大させるマットを配置することを特徴とする請求項1
    に記載のマット被覆による砂マウンド基礎構築工法。
  3. 【請求項3】 前記砂マウンド基礎の表面を覆う複合マ
    ット部材は、合成樹脂製の繊維の織物または目の細かい
    網状のシート等の、水の流通は許容するが砂を通過させ
    ない部材として構成したものを用い、 前記複合マット部材の両端部、および、構造物の下面に
    位置する部分に対して、マットを一体に設け、 前記複合マット部材の両端部に一体に設けたマットを被
    覆・ウエイト部材として用いることを特徴とする請求項
    1または2に記載のマット被覆による砂マウンド基礎構
    築工法。
  4. 【請求項4】 前記砂マウンド基礎の表面を覆う複合マ
    ット部材は、合成樹脂製の繊維の織物または目の細かい
    網状のシート等の、水の流通は許容するが砂を通過させ
    ない部材として構成したものを用い、 前記複合マット部材を砂マウンド基礎の表面と地盤表面
    の所定の範囲に敷設した後で、地盤表面と砂マウンド基
    礎の斜面部に対して所定の範囲に亘ってアスファルトマ
    スチック層を打設して被覆・ウエイト部材を構成し、 砂マウンド基礎の上面均し部に対応する位置では、構造
    物の下面に一体に設けたマットを用いて砂マウンド基礎
    上での構造物の支持を行うことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のマット被覆による砂マウンド
    基礎構築工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007144272A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 World Engineering Kk 遮水層の追加施工法
KR101529268B1 (ko) * 2014-09-23 2015-06-29 주식회사 한국항만기술단 강재파일과 굴착을 이용한 중력식 항만구조물 증심공법
JP6309148B1 (ja) * 2017-07-21 2018-04-11 有限会社キシムラ 防砂シート敷設構造
KR101972482B1 (ko) * 2018-08-24 2019-08-16 주식회사 혜인이엔씨 항만 및 어항 공사용 일체형 자갈 토사 유실 방지용 매트 및 이를 사용한 항만 및 어항 공사 시공 공법

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