JPH08277041A - シート給送装置および画像読取装置 - Google Patents

シート給送装置および画像読取装置

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JPH08277041A
JPH08277041A JP7083756A JP8375695A JPH08277041A JP H08277041 A JPH08277041 A JP H08277041A JP 7083756 A JP7083756 A JP 7083756A JP 8375695 A JP8375695 A JP 8375695A JP H08277041 A JPH08277041 A JP H08277041A
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sheet
roller
feeding
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Masahiko Ito
雅彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、簡単な構成でシートの給送不良を
防止できるシート給送装置および該シート給送装置を原
稿給送装置として備えた画像読取装置を提供することを
可能にすることを目的としている。 【構成】 原稿給送方向に回転する給送ローラー21の下
流側に、同じく原稿給送方向に回転する送りローラー22
と、該送りローラー22に原稿給送路を介して対向すると
共に、原稿給送方向と反対方向に回転する分離ローラー
23を配置し、更に送りローラー22の下流側に原稿給送方
向に回転する搬送ローラー対24を配置し、更に送りロー
ラー22と搬送ローラー対24との間の距離L1を、給送ロ
ーラー21と送りローラー22との間の距離L2よりも長く
なるように構成し、原稿1の先端が搬送ローラー対24に
挟持された時点で送りローラー22と給送ローラー21の回
転駆動力を開放するように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキャナー等の画像読取
装置に適用可能なシート給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スキャナー等の画像読取装置に複数の原
稿を1枚ずつ分離給送する従来のシート給送装置につい
て図を用いて説明する。図8に示す従来例1では、駆動
伝達機構を簡単にするために給送ローラー71と送りロー
ラー72をベルト77を介して連結し、給送用モーター76か
らの回転駆動力を送りローラー72と搬送ローラー対74に
伝達し、送りローラー72の回転駆動力をベルト77を介し
て給送ローラー71に伝達するようになっている。
【0003】原稿1を原稿積載板70に積載し、図示しな
いパーソナルコンピュータ等から読取キーを選択する
と、原稿積載板70が上昇し、原稿1を給送ローラー71に
押し付ける。原稿1は給送方向に回転する給送ローラー
71により同じく給送方向に回転する送りローラー72と、
給送方向と反対方向に回転する分離ローラー73との間に
送られ、ここで、前記各ローラーと原稿1との摩擦力の
関係から1枚目の原稿1aのみ次の搬送ローラー対74に
送られ、2枚目以降の原稿1はせき止められて原稿1の
分離を行うようになっている。
【0004】また、図11に示す従来例2では、給送用モ
ーター76からの回転駆動力を送りローラー72と搬送ロー
ラー対74に伝達すると共に、給送ローラー71には給送用
モーター76からの回転駆動力を解除する電磁クラッチ75
を介して給送用モーター76に接続されている。そして、
実施例1と同様に給送される原稿1aの先端部が搬送ロ
ーラー対74に挟持された時、電磁クラッチ75を動作させ
て給送ローラー71に伝達される回転駆動力を解除する
と、給送ローラー71は原稿1aの移動に従動回転し、こ
れによて、原稿1の重送を防止するようになっている。
【0005】また、図12に示す従来例3では、送りロー
ラー72と給送ローラー71の両方の回転駆動を解除するよ
うに構成している。この場合、前述の従来例1と同様に
給送ローラー71と送りローラー72をベルト77を介して連
結し、給送用モーター76からの回転駆動力を搬送ローラ
ー対74に伝達すると共に、送りローラー72には給送用モ
ーター76からの回転駆動力を解除する電磁クラッチ75を
介して給送用モーター76に接続されている。そして、給
送ローラー71への回転駆動力は送りローラー72から伝達
されるようになっている。
【0006】そして、従来例1と同様に給送される原稿
1aの先端部が搬送ローラー対74に挟持された時、電磁
クラッチ75を動作させて給送ローラー72,71に伝達され
る回転駆動力を解除すると、給送ローラー72,71は原稿
1aの移動に従動回転し、これによって、原稿1の連送
を防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来例1では、1枚目の原稿1aの後端部が給送ローラ
ー71を通過する際に、2枚目の原稿が連れられていく所
謂重送が発生する。図9および図10はその重送の状態を
示したものである。図9において、1枚目の原稿1aの
後端が給送ローラー71を通過するまでは、給送ローラー
71,送りローラー72は1枚目の原稿1aに接触してお
り、2枚目以降の原稿には原稿1aの摩擦力以外の搬送
力は与えられないため、2枚目以降の原稿は分離ローラ
ー73によりせき止められている。
【0008】しかしながら、図10に示すように、1枚目
の原稿1aの後端が給送ローラー71を通過した後は、給
送ローラー71が2枚目の原稿1bに接触するため、2枚
目の原稿1bに搬送力が与えられる。この時、分離ロー
ラー73の分離力が不十分であったり、原稿1bと給送ロ
ーラー71との摩擦力が大きかったりすると、2枚目の原
稿1bも分離部を越えて重送されてしまうという問題が
ある。
【0009】また、図11に示す従来例2の場合、1枚目
の原稿1aの後端が送りローラー72を通過する際に、原
稿間の接触摩擦力により1枚目の原稿1aに分離ローラ
ー73の位置まで連れ送りされた2枚目の原稿1bに送り
ローラー72が接触して1枚目の原稿1aの後すぐに2枚
目の原稿1bを連続的に送ってしまう所謂連送が発生す
るという問題がある。
【0010】また、図12に示す従来例3の場合、1枚目
の原稿1aの後端が給送ローラー71を通過した後も、送
りローラー72は原稿1aの移動に従動回転するため、こ
の回転が給送ローラー71に伝わり、2枚目の原稿1bを
搬送し、従来例1と同様に重送する可能性があった。
【0011】これ等の問題を解決するために、図12に示
す実施例3において、送りローラー72の回転軸に一方向
ベアリングを設け、該ベアリングが空回りして送りロー
ラー72から給送ローラー71に回転駆動力が伝わらないよ
うにしたものもあるが、原稿間の接触摩擦力により1枚
目の原稿1aに2枚目の原稿1bが連れ搬送されたり、
原稿1a,1bに接触する両ローラー72,71の連れ回り
等があり、必ずしも完全に重送や連送を防止し得るもの
ではない。
【0012】また、ソレノイド等により給送ローラー71
を原稿1から離隔する離隔機構を設け、毎回給送ローラ
ー71を離隔解除するものもあるが、この場合、機構が複
雑になる上に、原稿1を連続的に高速度で給送する場合
には前記離隔機構が原稿給送速度に追従できないという
問題がある。
【0013】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、簡単な構成でシートの給送不
良を防止できるシート給送装置および該シート給送装置
を原稿給送装置として備えた画像読取装置を提供せんと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シートを積載するシー
ト積載板と、前記シート積載板に積載されたシートを給
送する第1の回転体と、前記第1の回転体よりもシート
給送方向下流側に配置されシート給送方向に回転する第
2の回転体と、前記第2の回転体に対してシート給送路
を介して対向して配置されると共に、シート給送方向と
反対方向に回転する第3の回転体と、前記第2の回転体
よりもシート給送方向下流側に配置されシート給送方向
に回転する第4の回転体と、前記第1の回転体は前記第
2の回転体から回転駆動力が伝達され、且つ、前記第2
の回転体に伝達される回転駆動力を解除する駆動解除手
段と、を有し、シートを前記第1および第2の回転体に
より給送し、前記シートの先端が前記第4の回転体に挟
持された後は前記駆動解除手段を動作させて前記第2お
よび第1の回転体に伝達する回転駆動力を解除し、前記
第4の回転体の回転駆動力により前記シートを給送する
ように構成したシート給送装置において、前記第2の回
転体と前記第4の回転体との間の距離を、前記第1の回
転体と前記第2の回転体との間の距離よりも長くなるよ
うに構成したことを特徴とするシート給送装置である。
【0015】また、前記前記第2の回転体と前記第4の
回転体との間にシートの端部を検知するシート検知手段
を有し、前記第2の回転体と前記シート検知手段との間
の距離を、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間
の距離よりも長くなるように構成したことを特徴とす
る。
【0016】本発明に係る画像読取装置は、前記シート
給送装置を有すると共に、該シート給送装置により給送
されたシート状原稿の画情報を読み取る読取手段を有す
ることを特徴とする画像読取装置である。
【0017】
【作用】本発明に係るシート給送装置は、上述の如く構
成したので、前記第2の回転体と前記第4の回転体との
間の距離を、前記第1の回転体と前記第2の回転体との
間の距離よりも長くなるように構成したことで、シート
の重送や連送を防止して良好なシートの給送ができる。
【0018】また、前記第2の回転体と前記シート検知
手段との間の距離を、前記第1の回転体と前記第2の回
転体との間の距離よりも長くなるように構成したこと
で、シートの斜行矯正動作が効果的に行え、且つ該斜行
矯正動作が終了した後も、シートの重送や連送を防止し
て良好なシートの給送ができる。
【0019】
【実施例】図により本発明に係るシート給送装置および
該シート給送装置を原稿給送装置として構成した画像読
取装置の一実施例を具体的に説明する。図1は本発明に
係るシート給送装置を原稿給送装置として構成した画像
読取装置の斜視図、図2は図1に示した画像読取装置の
シート搬送系を示す断面説明図、図3は本発明に係るシ
ート給送装置の第1実施例のシート給送部の要部を示す
断面説明図、図4〜図6はシートがシート給送部を通過
するようすを示す図である。
【0020】図1において、本発明に係るシート給送装
置を原稿給送装置として構成した画像読取装置は、紙や
合成樹脂等で構成されたシート状の原稿1を複数枚(或
いは1枚)原稿積載板2に積載し、装置本体3に接続さ
れたパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」とい
う)Pより読取開始を選択することにより、詳しくは後
述するシート給送装置が駆動され、原稿1は1枚ずつ装
置本体3内部に送られ、原稿1の画情報を読み取り、排
出部4に排出される。
【0021】図2は図1の画像読取装置のシート搬送系
を示す断面説明図である。図2において、原稿1を原稿
積載板2に積載し、読取開始命令を装置本体3に送る
と、図示しない昇降手段により原稿積載板2が上昇し
て、積載した原稿1の最上面が第1の回転体である給送
ローラー21に当接し、給送ローラー21が原稿給送方向に
回転して原稿1を装置本体3内部に給送する。
【0022】給送ローラー21により給送された原稿1は
第2の回転体である送りローラー22および第3の回転体
である分離ローラー23の間へと送られる。送りローラー
22と分離ローラー23とは原稿搬送路を介して対向して配
置されており、送りローラー22は原稿給送方向に回転
し、分離ローラー23は原稿給送方向と反対方向に回転す
る。従って、複数の原稿1が送りローラー22と分離ロー
ラー23との間に送られると分離ローラー23の戻し作用に
より最上位の原稿(以下「1枚目の原稿」という)1a
のみが給送ローラー21により給送され、2枚目の原稿1
b以下の原稿1は分離ローラー23によって押し戻され、
これによって原稿1の分離が行われる。
【0023】原稿1は更に第4の回転体である搬送ロー
ラー対24に送られ、更に下流に配置された搬送ローラー
対25により読取部に達する。読取部では、照明35a,35
bにより照らされた原稿1の画情報を読取手段36a,36
bによって電気信号に変換し、更にデジタルデータへと
変換して必要に応じて、例えば、読み取った画情報をパ
ソコンPのディスプレイに表示したり、図示しない記憶
装置に記憶したり、或いは図示しない記録装置によって
記録したりすることが出来るようになっている。
【0024】読み取りが終了した原稿1は、更に下流に
順次配置された搬送ローラー対26,27,28により搬送さ
れ、排出部4に排出される。図2に示す29は搬送用モー
ターであり、その駆動力はモーター29に連結される駆動
ギアおよびプーリー30,33,34、およびベルト31,32に
より各搬送ローラー対25〜28に伝達される。
【0025】図3は本発明の特徴であるシート給送部の
要部を示す図である。尚、以下の説明において、各ロー
ラー間の距離は夫々のローラー軸中心の間の距離をい
い、ローラーと原稿端との距離はローラー軸中心と原稿
端との間の距離をいう。
【0026】本実施例では、駆動伝達機構を簡単にする
ために給送ローラー21と送りローラー22を駆動伝達手段
であるベルト37を介して連結し、駆動手段である給送用
モーター38からの回転駆動力を搬送ローラー対24に伝達
すると共に、送りローラー22には給送用モーター38から
の回転駆動力を解除する駆動解除手段である電磁クラッ
チ39を介して給送用モーター38に接続されている。
【0027】従って、給送ローラー21への回転駆動力は
送りローラー22から伝達され、電磁クラッチ39を動作さ
せることにより、給送用モーター38から伝達される送り
ローラー22,給送ローラー21への回転駆動力を解除し、
送りローラー22と給送ローラー21の両方の回転駆動を開
放するように構成している。また、分離ローラー23には
駆動手段である分離用モーター40が接続されている。
【0028】原稿給送経路上に図3のように配置された
給送ローラー21と送りローラー22(或いは分離ローラー
23)との間の距離L2と、送りローラー22(或いは分離
ローラー23)と搬送ローラー対24との間の距離L1は、
{L1>L2}となるように構成してある。
【0029】上記のように構成したシート給送部により
原稿積載板2に積載された原稿1の給送を行うと、給送
ローラー21により送られた原稿1は送りローラー22およ
び分離ローラー23により1枚目の原稿1aのみ搬送ロー
ラー対24に送られる。この原稿1aが搬送ローラー対24
に挟持されたことを図示しない検知手段により検知する
と、電磁クラッチ39が動作して送りローラー22,給送ロ
ーラー21の回転駆動を開放し、送りローラー22と給送ロ
ーラー21は原稿1aの移動による従動回転となる。
【0030】図4〜図6は、図3に示すシート給送部を
1枚目の原稿1aの後端が通過するようすを示したもの
である。上述のように電磁クラッチ39が動作して送りロ
ーラー22,給送ローラー21の回転駆動を開放し、送りロ
ーラー22と給送ローラー21が原稿1aの移動による従動
回転となった後、図4に示すように、原稿1aの後端が
給送ローラー21を通過するとき、2枚目の原稿1bは1
枚目の原稿1aに対する原稿同士の接触摩擦力により連
れ搬送され分離ローラー23によりせき止められた状態に
ある。この時、原稿1aの後端と原稿1bの先端が重な
る距離は給送ローラー21と分離ローラー23との間の距離
L2である。
【0031】この時、送りローラー22は依然原稿1aに
接触して原稿1aの移動による従動回転をしており、ベ
ルト37により送りローラー22に連結された給送ローラー
21にも前記送りローラー22の従動回転に対応する回転駆
動力が伝達される。そして、この給送ローラー21に伝達
される回転駆動力が該給送ローラー21に接触する2枚目
の原稿1bに作用し、2枚目の原稿1bが1枚目の原稿
1aに重なって分離部を越えて送られる場合がある。
【0032】そして、図5に示すように、1枚目の原稿
1aの後端が送りローラー22を通過した後は、原稿1a
の移動による送りローラー22の連れ回りが無くなるた
め、給送ローラー21に送りローラー22から伝達されてい
た回転駆動力がなくなり、1枚目の原稿1aに重なって
送られていた2枚目の原稿1bの搬送は停止する。この
時の2枚目の原稿1bの先端位置は送りローラー22から
下流側に距離L3だけ搬送される。この距離L3は、給
送ローラー21と送りローラー22との間の距離L2よりも
短いものである。
【0033】なぜならば、1枚目の原稿1aの後端部が
送りローラー22に接触している時、送りローラー22と給
送ローラー21とは連れ回りして原稿1a,1bを略同じ
量だけ搬送しようとしても、原稿1bの下面に接触する
分離ローラー23が分離用モーター40により原稿1bを戻
す方向に回転駆動されており、原稿1bの下面には搬送
方向と逆方向に搬送力が作用しているため、前述のよう
に{L2>L3}となる。
【0034】従って、前述のように給送ローラー21と送
りローラー22との間の距離L2と送りローラー22と搬送
ローラー対24との間の距離L1は、{L1>L2}とな
るように構成してあるから、{L1>L2>L3}の関
係が成立しており、2枚目の原稿1bの先端が搬送ロー
ラー対24に到達する以前に1枚目の原稿1aの後端が送
りローラー22を通過して原稿1bの下流側への搬送は止
まる。
【0035】その後、原稿1bは、図6に示すように、
搬送ローラー対24に到達することなく、分離ローラー23
の原稿給送方向と反対方向の回転駆動により該分離ロー
ラー23よりも上流側まで送り戻される。この時、送りロ
ーラー22および給送ローラー21は原稿1bの給送方向と
反対方向の移動に従動して回転する。
【0036】このようにして、原稿積載板2に載置され
た原稿1が順次給送される。上記のように構成すること
で、簡単な構成で原稿1の重送や連送を防止して、原稿
1の正常な給送が可能となり、従来のように、一方向ベ
アリングを設けたり、原稿1から給送ローラー21を離隔
する離隔解除手段等の複雑な機構を用いることがないの
で、コストの低減が可能である。更に高速度の連続給送
にも適用できる。
【0037】次に、本発明に係るシート給送装置の第2
実施例について説明する。図7は本発明に係るシート給
送装置の第2実施例のシート給送部の要部を示す断面説
明図である。尚、前記第1実施例と同じ部材で構成した
ものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】第2実施例では、搬送ローラー対24を原稿
1の斜行を矯正する斜行矯正ローラーとして用いる場合
について説明する。尚、以下の説明において、ローラー
と原稿端またはシート検知手段との距離はローラー軸中
心と原稿端またはシート検知手段との間の距離をいう。
【0039】本実施例では送りローラー22と搬送ローラ
ー対24との間に、原稿1の端部を検知するシート検知手
段となるセンサー41を配置している。そして、送りロー
ラー22とセンサー41との間の距離L4を、給送ローラー
21と送りローラー22との間の距離L2よりも長くなるよ
うに構成している。また、給送用モーター38と搬送ロー
ラー対24との間の駆動伝達手段には搬送ローラー対24を
ロックさせるクラッチ手段42が挿入されている。その他
の構成は第1実施例と同様に構成される。
【0040】原稿1の給送に先立ち、予め、クラッチ手
段42を動作させて搬送ローラー対24の回転を止めて固定
しておき、前述した第1実施例と同様に原稿1を給送す
ると、原稿1が停止した搬送ローラー対24に突き当た
る。ここで、搬送ローラー対24の手前に設けたセンサー
41が給送される原稿1の先端を検知し、所定のタイミン
グで給送用モーター38により送りローラー22を原稿搬送
方向に回転駆動させて原稿1を更に一定量送ることによ
り図7に示すように、原稿1を固定した搬送ローラー対
24と原稿搬送方向に回転駆動する送りローラー22との間
で撓ませて原稿1の腰の強さにより該原稿1の傾きを矯
正した後、クラッチ手段42を解除して搬送ローラー対24
を原稿搬送方向に回転駆動し、原稿1を給送する。
【0041】この場合、センサー41と送りローラー22と
の間の距離L4を給送ローラー21と送りローラー22との
間の距離L2よりも長くしておくことで、前述の第1実
施例で説明した理由により、1枚目の原稿1aの後端部
で2枚目の原稿1bの先端部が一部重送しても、重送に
より2枚目の原稿1bの先端がセンサー41に到達するこ
とは出来ず、重送状態の2枚目の原稿1bに対して搬送
ローラー対24による斜行矯正動作が開始されることはな
く、1枚目の原稿1aに対してのみ斜行矯正が実施され
る。
【0042】このとき、重送された2枚目の原稿1bは
原稿搬送方向と反対方向に回転駆動される分離ローラー
23により該分離ローラー23よりも上流側に戻し搬送さ
れ、1枚目の原稿1aの斜行矯正動作に干渉しないた
め、1枚目の原稿1aの斜行矯正が有効に実施される。
【0043】そして、クラッチ手段42を解除して搬送ロ
ーラー対24を給送方向に回転し、斜行矯正された原稿1
aは更に下流側へと搬送される。このようにして、原稿
積載板2に載置された原稿1が順次給送される。他の構
成は第1実施例と同様に構成されており、同様な効果を
得ることが出来る。
【0044】前記実施例では給送ローラー21と送りロー
ラー22を連結する駆動伝達手段をベルト37により構成し
たが、他にチェーンやギア列を用いて連結することもで
きる。また給送ローラー21と送りローラー22を夫々独立
して回転駆動するように構成しても良い。
【0045】また、前記実施例では、送りローラー22と
給送用モーター38との間に設けた給送用モーター38から
の回転駆動力を解除する駆動解除手段を電磁クラッチ39
により構成したが、他の駆動解除手段によって構成して
も良い。また、給送用モーター38と分離用モーター40と
を別々に設けているが、一つのモーターにより各ローラ
ーを回転駆動させるように構成しても良い。
【0046】前記各実施例では本発明に係るシート給送
装置を画像読取装置に適用して構成したが、本発明に係
るシート給送装置により記録シートを給送して記録手段
により画像を記録する画像形成装置に適用することも可
能である。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るシート給送装置は、上述の
如き構成と作用とを有するので、第2の回転体と第4の
回転体との間の距離を、第1の回転体と第2の回転体と
の間の距離よりも長くなるように構成したことで、シー
トの重送や連送を防止することが出来る。
【0048】従って、従来のように、一方向ベアリング
や回転体離隔解除手段等の複雑な機構を用いることな
く、簡単な構成でシートの正常な給送が可能となり、コ
ストの低減が可能である。更に高速度の連続給送にも適
用できる。
【0049】また、第4の回転体を固定させ、且つ第2
の回転体によりシートを給送して該シートの斜行を矯正
する場合には、第2の回転体と第4の回転体との間にシ
ートの端部を検知するシート検知手段を配置し、且つ第
2の回転体とシート検知手段との間の距離を、第1の回
転体と第2の回転体との間の距離よりも長くなるように
構成したことで、シートの斜行矯正動作が有効に出来
る。
【0050】また、前記シート給送装置を原稿給送装置
として備えた画像読取装置は、安価で簡単な構造の画像
読取装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート給送装置を原稿給送装置と
して構成した画像読取装置の斜視図である。
【図2】図1に示した画像読取装置のシート搬送系を示
す断面説明図である。
【図3】本発明に係るシート給送装置の第1実施例のシ
ート給送部の要部を示す断面説明図である。
【図4】シートがシート給送部を通過するようすを示す
図である。
【図5】シートがシート給送部を通過するようすを示す
図である。
【図6】シートがシート給送部を通過するようすを示す
図である。
【図7】本発明に係るシート給送装置の第2実施例のシ
ート給送部の要部を示す断面説明図である。
【図8】従来例1を説明する図である。
【図9】従来例1の課題を説明する図である。
【図10】従来例1の課題を説明する図である。
【図11】従来例2を説明する図である。
【図12】従来例3を説明する図である。
【符号の説明】
1…原稿、1a…1枚目原稿、1b…2枚目原稿、2…
原稿積載板、3…装置本体、4…排出部、21…給送ロー
ラー、22…送りローラー、23…分離ローラー、24〜28…
搬送ローラー対、29…搬送用モーター、30,33,34…プ
ーリー、31,32,37…ベルト、35a,35b…照明、36
a,36b…読取手段、38…給送用モーター、39…電磁ク
ラッチ、40…分離用モーター、41…センサー、P…パー
ソナルコンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載するシート積載板と、 前記シート積載板に積載されたシートを給送する第1の
    回転体と、 前記第1の回転体よりもシート給送方向下流側に配置さ
    れシート給送方向に回転する第2の回転体と、 前記第2の回転体に対してシート給送路を介して対向し
    て配置されると共に、シート給送方向と反対方向に回転
    する第3の回転体と、 前記第2の回転体よりもシート給送方向下流側に配置さ
    れシート給送方向に回転する第4の回転体と、 前記第1の回転体は前記第2の回転体から回転駆動力が
    伝達され、且つ、前記第2の回転体に伝達される回転駆
    動力を解除する駆動解除手段と、を有し、 シートを前記第1および第2の回転体により給送し、前
    記シートの先端が前記第4の回転体に挟持された後は前
    記駆動解除手段を動作させて前記第2および第1の回転
    体に伝達する回転駆動力を解除し、前記第4の回転体の
    回転駆動力により前記シートを給送するように構成した
    シート給送装置において、 前記第2の回転体と前記第4の回転体との間の距離を、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の距離より
    も長くなるように構成したことを特徴とするシート給送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の回転体と前記第4の回転体と
    の間にシートの端部を検知するシート検知手段を有し、 前記第2の回転体と前記シート検知手段との間の距離
    を、前記第1の回転体と前記第2の回転体との間の距離
    よりも長くなるように構成したことを特徴とする請求項
    1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のシート
    給送装置を有すると共に、該シート給送装置により給送
    されたシート状原稿の画情報を読み取る読取手段を有す
    ることを特徴とする画像読取装置。
JP7083756A 1995-04-10 1995-04-10 シート給送装置および画像読取装置 Pending JPH08277041A (ja)

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JP7083756A JPH08277041A (ja) 1995-04-10 1995-04-10 シート給送装置および画像読取装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1220047A3 (en) * 2000-12-28 2006-06-07 Ricoh Company, Ltd. Sheet feeding device and image forming apparatus using the sheet feeding device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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