JPH08276843A - ポンプ駆動用モータ - Google Patents

ポンプ駆動用モータ

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JPH08276843A
JPH08276843A JP8133795A JP8133795A JPH08276843A JP H08276843 A JPH08276843 A JP H08276843A JP 8133795 A JP8133795 A JP 8133795A JP 8133795 A JP8133795 A JP 8133795A JP H08276843 A JPH08276843 A JP H08276843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
motor
housing
driving
inner ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP8133795A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Sekiguchi
昭彦 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Akebono Brake Industry Co Ltd filed Critical Akebono Brake Industry Co Ltd
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水滴や塵埃等の異物が侵入して故障すること
がなく、自動車用ブレーキにおけるアンチロック装置の
作動を良好に維持することが出来る良好なポンプ駆動用
モータを提供する。 【構成】 自動車用ブレーキのアンチロック装置に圧油
を供給するラジアルピストン式油圧ポンプ10を駆動す
る為のポンプ駆動用モータ45は、ポンプハウジング1
1の側面に取付ボルト47により螺着され、前記ポンプ
10と一体とされる。前記ポンプ駆動用モータ45の回
転軸31を回転自在に支持するべくモータハウジング4
1の油圧ポンプ側に配設される転がり軸受50には、内
輪51と外輪53との間に、転動するボール52を挟ん
で一対のシール部材54が取付けられ、これら内輪51
と外輪53との間の隙間が封止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ブレーキのア
ンチロック装置に圧油を供給する油圧ポンプを駆動する
為のポンプ駆動用モータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車走行中に運転者が急ブレー
キをかけた際にタイヤの回転がロックされ、停止距離が
延びたり車体が横滑りしたりするのを防止するため、自
動車用ブレーキにアンチロック装置を備えたものがる。
このようなアンチロック装置は、各タイヤ毎に設けられ
ているブレーキ装置に供給する制動油圧を制御してタイ
ヤがロックするのを防止するものであり、制御油圧を発
生する為の油圧ポンプを備えている。そして、例えば特
開平2−227359号公報等に開示されているアンチ
ロック機構のように、制御油圧を発生する為の油圧ポン
プとしてはラジアルピストン式油圧ポンプを用いたもの
があり、該ポンプは並設されたポンプ駆動用モータによ
り駆動される。
【0003】図3は、この様なラジアルピストン式油圧
ポンプの概略構造の一例を示す要部横断面図である。図
3を用いて説明すると、ラジアルピストン式油圧ポンプ
80のポンプハウジング81に形成された円形断面を有
する空洞であるカム室12内には、カム30が配設され
ている。そして、このカム30を挟むように同軸に配設
されている一対のプランジャ20のピストン22の先端
が、前記カム30の外周円筒面に接するように配設され
ている。前記カム30は、円柱状の回転軸31と、その
外周にローラベアリング32を介して取り付けられてい
るリング33とを有し、前記回転軸31の回転中心35
はこのポンプ80を駆動するポンプ駆動用モータの回転
軸の回転中心34に対して偏心させられている。これに
より、モータが回転すると前記カム30は回転中心34
の回りを振れ回り、前記ピストン22は矢印Cで示すよ
うに図中左右方向に往復動させられる。
【0004】前記ピストン22が往動すると、各タイヤ
毎に設けられているブレーキ装置のホイールシリンダか
ら帰還してリザーバに貯えられたブレーキ油は、油通路
85から前記プランジャ20内の圧縮空間23内に吸い
込まれる。そして、前記ピストン22が復動すると、前
記圧縮空間23内のブレーキ油は圧縮されてその圧力が
高められ、所定の圧力に達した時点で前記ポンプハウジ
ング81に設けられている圧油室86内に吐出される。
そしてこのように生成された圧油は、油路87を経て図
示されないモジュレータに供給されるようになってい
る。
【0005】次に、上述のポンプ80を駆動するポンプ
駆動用モータについて、図4を用いて説明する。前記ポ
ンプ80のカム30を回転駆動する回転軸31は、その
ままポンプ駆動用モータ40の回転軸とされ、該モータ
40のモータハウジング46に取り付けられている一対
の軸受装置である転がり軸受44,73により回転自在
に支持されている。前記回転軸31の前記カム30側の
端部近傍を回転支持する一方の転がり軸受44は、前記
プランジャ20の反力を受けるので、他方の転がり軸受
73よりも耐荷重が大きくされているとともに、前記カ
ム30に極力近づけるために前記カム室12に臨むよう
に配設されている。そして、このように構成されたモー
タ40は、前記ポンプハウジング81の側面に固定され
てポンプ80と一体とされる。この際、モータ40のモ
ータハウジング46とポンプハウジング81との合わせ
部は、通常、耐水性確保の為に防水構造となっている。
【0006】一方、圧油を発生させる前記プランジャ2
0には、そのシリンダ21が前記ハウジング81と嵌合
する部分及びピストン22が前記シリンダ21と摺接す
る部分にそれぞれシール手段が取り付けられ、圧油が外
部に漏れ出さないようにされてはいるが、圧油が外部に
滲み出ることを完全に防止することはできない。そこ
で、図4に示すように、前記ポンプハウジング81に
は、プランジャ20からカム室12に漏れ出た油をポン
プハウジング81の外部に排出すべく、排出孔19がカ
ム室12に連通するように貫設されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記モータ
40が作動すると摩擦熱等の発熱によりモータ40は次
第に高温となるから、防水構造を以て密閉されているモ
ータハウジング46内のモータ内部空間48内の空気は
膨張し、転がり軸受44の外輪と内輪との間の隙間及び
前記排出孔19を介してポンプハウジング81の外部に
排出される。そして、モータ40の作動が停止して温度
が下がると、今度はモータ内部空間48内の空気は次第
に冷却されて収縮し、その圧力が低下するので、モータ
内部空間48はポンプハウジング81の外部の空気を転
がり軸受44の外輪と内輪との間の隙間及び前記排出孔
19を介して吸い込もうとする。
【0008】この時、前記排出孔19の出口近傍に雨水
等の水滴が付着していると、この水滴がモータ40のモ
ータ内部空間48に生じる負圧により空気と共に吸い込
まれてカム室12内に侵入し、さらには前記転がり軸受
44の内輪と外輪との間の隙間からモータ40のモータ
内部空間48内に入り込むことが有る。そして、前記モ
ータ内部空間48が吸い込む空気と共に前記水滴や塵埃
等がモータ40の内部に入り込むと、転がり軸受44の
潤滑が不良になったりモータコイル等のモータ構成部品
が腐食する等の原因となり、結果的にモータ40の円滑
な回転が損なわれ、ポンプ動作に不具合を起こす可能性
がある。この場合に、アンチロック装置の正確な作動を
阻害することもある。
【0009】本発明の目的は上記課題を解消することに
係り、水滴や塵埃等の異物が侵入して故障することがな
く、自動車用ブレーキにおけるアンチロック装置の作動
を良好に維持することが出来る良好なポンプ駆動用モー
タを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、自
動車用ブレーキのアンチロック装置に圧油を供給する油
圧ポンプを駆動する為、ポンプハウジングに一体的に固
定されるポンプ駆動用モータにおいて、前記モータの回
転軸を回転自在に支持するべくモータハウジングの油圧
ポンプ側に配設される軸受装置が、内輪と外輪との間の
隙間を封止するシール手段を備えていることを特徴とす
るポンプ駆動用モータによって達成される。尚、前記シ
ール手段としては、鋼板製のシールド板やゴムシール等
を内輪と外輪との間に一体的に配設したり、フリンガや
ラビリンスを備えたハウジングカバー、又はオイルシー
ル等を軸受装置の外側に配設することができる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、油圧ポンプ側に配設された
軸受装置の内輪と外輪との間の隙間がシール手段により
封止されるので、この隙間から水滴や塵埃等の異物がモ
ータハウジング内に侵入することが無い。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明のポンプ駆
動用モータの一実施例を詳細に説明する。なお、ラジア
ルピストン式油圧ポンプについては、図2に示した従来
の構成とほぼ同様のため、同様の構成部品については同
一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0013】図1及び図2に示すように、自動車用ブレ
ーキのアンチロック装置に圧油を供給する為、ラジアル
ピストン式油圧ポンプ10を駆動する本実施例のポンプ
駆動用モータ45は、ポンプハウジング11の側面に取
付ボルト47により螺着されて、前記ポンプ10と一体
とされている。そして、モータ45のモータハウジング
41とポンプハウジング11との合わせ部には、シール
62が取り付けられている。又、取付ボルト47がモー
タハウジング41を貫通する部分には、オーリング61
が取り付けられている。
【0014】そして、前記モータ45の回転軸31は、
モータハウジング41のポンプ10側に配設された軸受
装置である転がり軸受50と、モータハウジング41の
反対側に配設された転がり軸受43とにより回転自在に
支持されている。前記回転軸31の端部外周には、ロー
ラベアリング32を介して円環状のリング33が取り付
けられ、前記ポンプ10の図示されないプランジャを往
復動させるカム30が構成されている。そして、前記カ
ム30は前記ポンプハウジング11に形成されたカム室
12内に収納されている。又、前記ポンプハウジング1
1には、前記プランジャから前記カム室12内に漏れ出
た油をポンプハウジング11の外部に排出する為の排出
孔19が貫設されている。
【0015】更に、前記転がり軸受50の内輪51と外
輪53との間には、転動するボール52を挟んでシール
手段である一対のシール部材54が取り付けられ、内輪
51と外輪53との間の隙間を封止している。尚、該シ
ール部材54としては、例えば鋼板製のシールド板やゴ
ムシール等を用いることができる。即ち、本実施例のポ
ンプ駆動用モータ45においては、該モータ45の作動
によって熱せられて膨張し、その一部がモータ45の外
部に漏れ出たモータ内部空間48内の空気が、モータ4
5の停止により次第に冷却されて収縮することによりモ
ータ内部空間48内の圧力が負圧になっても、排出孔1
9からカム室12内に入り込んだ水滴や塵埃等の異物
が、転がり軸受50の内輪51と外輪53との間の隙間
を介してモータ45のモータ内部空間48内に入り込む
のを防止することができる。
【0016】従って、本実施例のポンプ駆動用モータ4
5は、長期間使用しても転がり軸受50内やモータ内部
空間48内に水滴や塵埃等の異物が侵入することが無い
から、転がり軸受50の潤滑が損なわれたりモータ45
内部の構成部品が腐食したりすることを防止することが
できる。そこで、長期間にわたって、アンチロック装置
の作動を良好に維持することができる。
【0017】尚、本発明のポンプ駆動用モータは上述し
た一実施例によって限定されるものではなく、本発明の
主旨に基づいて種々の変更が可能であることは言うまで
もない。例えば、転がり軸受50の内輪51と外輪53
との間の隙間を封止するシール手段としてシール部材5
4をボール52の一方の側にのみ設けることとしても良
い。また、シール部材54の形状や内輪51及び外輪5
3に対する取り付け方法等は適宜変更することができ
る。更に、本発明におけるシール手段は、上記実施例の
如く転がり軸受と一体に形成されるものに限らず、フリ
ンガやラビリンスを備えたハウジングカバー、又はオイ
ルシール等を転がり軸受の外側に配設することによって
構成することもできる。
【0018】
【発明の効果】上記の如き油圧ポンプを駆動する本発明
のポンプ駆動用モータによれば、油圧ポンプ側に配設さ
れた軸受装置の内輪と外輪との間の隙間がシール手段に
より封止されるので、この隙間から水滴や塵埃等の異物
がモータハウジング内に侵入することが無い。従って、
軸受装置の潤滑が損なわれたり、モータ内部の構成部品
が腐食したりすることなく長期間にわたってモータの故
障を防止することができるので、自動車用ブレーキにお
けるアンチロック装置の作動を良好に維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づくポンプ駆動用モータ
を説明するための部分断面図である。
【図2】図1に示したポンプ駆動用モータの要部拡大断
面図である。
【図3】ラジアルピストン式油圧ポンプの概略構造の一
例を示す要部横断面図である。
【図4】従来のポンプ駆動用モータを説明するための部
分破断図である。
【符号の説明】
10 ラジアルピストン式油圧ポンプ 11 ポンプハウジング 12 カム室 19 排出孔 20 プランジャ 30 カム 31 回転軸 32 ローラーベアリング 33 リング 41 モータハウジング 43 転がり軸受 45 ポンプ駆動用モータ 47 取付ボルト 48 モータ内部空間 50 転がり軸受 51 内輪 52 ボール 53 外輪 54 シール部材 61 Oリング 62 シール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ブレーキのアンチロック装置に
    圧油を供給する油圧ポンプを駆動する為、ポンプハウジ
    ングに一体的に固定されるポンプ駆動用モータにおい
    て、 前記モータの回転軸を回転自在に支持するべくモータハ
    ウジングの油圧ポンプ側に配設される軸受装置が、内輪
    と外輪との間の隙間を封止するシール手段を備えている
    ことを特徴とするポンプ駆動用モータ。
JP8133795A 1995-04-06 1995-04-06 ポンプ駆動用モータ Pending JPH08276843A (ja)

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JP8133795A JPH08276843A (ja) 1995-04-06 1995-04-06 ポンプ駆動用モータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437213B1 (ko) * 2001-07-12 2004-06-23 주식회사 만도 전자제어식 브레이크 시스템의 모터 실링수단
WO2017026550A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 日本電産株式会社 モータ
JPWO2017026550A1 (ja) * 2015-11-06 2018-09-06 日本電産株式会社 モータ

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