JP3764600B2 - 車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ - Google Patents

車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用アンチロックブレーキ装置のポンプを作動させるポンプ作動用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、走行車両には、制動時に車輪がロックして路面に対してスリップしたり、ハンドルの操作性能が失われないように、制動により車輪がロックしないように制動トルクを制御する車両用アンチロックブレーキ装置が装備されている場合が多い。
この車両用アンチロックブレーキ装置は、制動時の車輪のスリップ率を適正な範囲に維持するよう制動トルクを制御して、例えば雨、雪、砂利道などのスリップし易く、車輪の操舵性能が低下し易い状況下においても、常に最大の制動力が発揮できるように構成されている。
【0003】
車両用アンチロックブレーキ装置の一例について説明すると、車両用のブレーキペダルに接続するよう設けられたブレーキマスタシリンダと車輪ブレーキに接続するよう設けられたホイールシリンダとの間に形成された液圧回路内をブレーキ液が循環可能になっている。また、ブレーキマスタシリンダからホイールシリンダに至る液圧回路に設けられた常開型及び常閉型の電磁弁を開閉して液圧を制御するアクチュエータが設けられている。
このアクチュエータの動作は、マイクロコンピュータを用いた電子制御ユニットにより制御されている。また電子制御ユニットには、各車輪に設けられた車輪速度センサなどから車両の走行状態が入力されるようになっている。
【0004】
電子制御ユニットは、アクチュエータに対して、ブレーキマスタシリンダからホイールシリンダに加わる液圧を増大させて制動トルクを増加させる増圧モード、ブレーキマスタシリンダからホイールシリンダに液圧を伝わらないようにして制動トルクを保持する保持モード、車輪がロック状態にならないようにホイールシリンダからリザーバ(タンク)にブレーキ液を一時的に貯留することで、制動トルクを減少させる減圧モードのいずれかの指令により制御している。
これらのうち、減圧モードに移行した際に、リザーバに貯留したブレーキ液をブレーキマスタシリンダ側に戻し、リザーバを初期の空状態に戻す必要がある。よって、リザーバーに接続する液圧回路にはポンプが設けられており、該ポンプをモータにより駆動してブレーキ液をマスタシリンダ側に戻すようになっている。
【0005】
ここで、従来から知られている、車両用アンチロックブレーキ装置のポンプを作動させるためのポンプ作動用モータ10について、図13に基づいて概略説明する。
ポンプ作動用モータ10は、車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体28に組み付けられて装置本体28(以下、単に本体という)のポンプを作動するものである。
12はヨークである。ヨーク12は、カップ状であって、装置本体側が開口した開口部に形成されている。
ヨーク12内には、回転子13び整流子14とが回転軸16に装着されて設けられている。また、整流子14には、整流子14に給電すべくブラシ18が接触している。ブラシ18は、ブラシホルダー20のブラシ取り付け部20aに整流子14方向に向けてスプリング22によって付勢されて取り付けられている。
このブラシホルダー20の外周縁には、ヨーク12の有底側に向けて突出する嵌合用の嵌合壁26が形成されており、この嵌合壁26がヨーク12内に圧入されることでブラシホルダー20とヨーク12とが嵌合される。
【0006】
嵌合壁26の外方にはシール部材27が介装されている。シール部材27としては環状のOリング等からなる弾性部材が用いられている。ブラシホルダー20をヨーク12内に嵌合したときに、シール部材27が圧縮されてヨーク12の内壁面に密着する。このようにブラシホルダー20の嵌合壁26にシール部材27を装着したことによって、ブラシホルダー20とヨーク12との間をシールすることができる。
ヨーク12の開口部は本体28によって閉塞される。本体28がヨーク12の開口部を閉塞するように設けられた際には、本体28はブラシホルダー20に密着する。
また、本体28とブラシホルダー20との間には、シール部材29が介装されている。シール部材29としては、環状のOリング等の弾性部材が用いられる。つまり、本体28がヨーク12の開口部を覆うときには、このシール部材29がブラシホルダー20の開口部側の面に圧縮されて密着する。このシール部材29によって、ブラシホルダー20と本体28との間をシールすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータでは、ブラシホルダーの径方向はヨークの内壁面に挟み込まれて固定されるが、軸方向についてはどこにも突き当てられていないため位置決めが完全ではなく、ブラシホルダーのがたつきが生じるおそれがあるといった課題がある。このように、ブラシホルダーにがたつきが生じてしまうと、整流子に接しているブラシが整流子に対して接離動したり、あるいは傾いたりするため、ブラシの異常磨耗や偏磨耗が生じてしまう。
また、ブラシホルダーと装置本体、およびブラシホルダーとヨークとの間のシールは、Oリングなどの弾性部材によって行われている。したがって、ポンプ作動用モータに振動が加えられた場合等においては、弾性部材の弾性力によってブラシホルダーがぶれてしまうなどの事態が生じる可能性もあるといった課題もある。
【0008】
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、ブラシホルダーの径方向および軸方向の位置決めを確実に行うことによってブラシホルダーのがたつきを防止し、また位置決め部分に弾性部材を用いないようにして振動に強い車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
すなわち、本発明にかかる車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータによれば、車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体側に向けて開口している開口部が形成されている有底円筒状のヨークと、該ヨークの内壁に組み付けられたマグネットを有する固定子と、一端側が前記装置本体に挿入されて回転自在に支持されると共に、該装置本体の液圧回路に設けられたポンプを作動する偏心軸部を有する回転軸と、該回転軸に装着された回転子および整流子と、該整流子に前記装置本体側より給電可能なブラシを保持するブラシホルダーと、前記ヨークに、前記ブラシホルダーの外側から嵌合して前記ヨークの開口部を覆うハウジングとを備えた車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータにおいて、前記ヨークは、前記開口部側に、大径部と、該大径部に引き続く小径部とを有し、前記ハウジングは、外周縁に前記ヨークの内部側に突出する起立部を有し、前記ブラシホルダーは、外周に第1の突起が形成されて、該第1の突起が押し潰されるようにして前記ヨークの小径部に嵌合する嵌合壁と、前記ヨークの小径部と大径部との間の段差部に当接するとともに、該ブラシホルダーを前記ヨークに嵌合させた場合に前記ヨークの大径部との間に隙間を生じさせる当接部と、前記装置本体側に突出する第2の突起が形成されて、該第2の突起が押し潰されるようにして、前記ヨークとハウジングとの間で挟圧保持されるハウジング固定部とを有し、該ブラシホルダーが、前記ヨーク内に嵌入されて、前記第1の突起がヨークの小径部の内壁面との間で押し潰されることによって、前記ブラシホルダーと前記ヨークとの間をヨーク径方向に密着させ、前記ハウジングが、ヨークに嵌入されたブラシホルダーの前記当接部と前記ヨークの大径部との間に生じた隙間に前記起立部を嵌入させて固定されるのに伴って、前記第2の突起が前記ハウジングの壁面によって押し潰されることによって、前記ブラシホルダーと前記ハウジングとの間をヨーク軸方向に密着させることを特徴としている。
この構成を採用することによって、ブラシホルダーはヨークとハウジングとの間で径方向および軸方向共に確実に固定されると共に、押し潰されて変形する各突起によりさらに密着性が高まり、がたつきが発生しないようにすることができる。このため、ブラシの整流子への接離動や傾斜を防ぎ、ブラシを異常磨耗や偏磨耗しないようにすることができる。
また、前記第2の突起は、三角錐状に形成されていることを特徴とすることで、押した際につぶれやすくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる好適な実施の形態を添付図面と共に詳細に説明する。
まずは、図1に基づいて、車両用アンチロックブレーキ装置の概略の全体構成とその制御について簡単に説明する。
1は電子制御ユニット(ECU)である。2は車両用アンチロックブレーキ装置全体を電子制御ユニット1の制御信号に基づいて制御するアクチュエータである。以下、本明細書中ではこのアクチュエータ2を構成する基体を車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体として説明していく。
M/Cは、図示しないブレーキペダルの踏み込み量により各シリンダ室から制動液圧を出力するブレーキマスタシリンダであり、アクチュエータ2内の液圧回路に接続している。Fl,Rr,Rl,Frは、前方左車輪、後方右車輪、後方左車輪、前方右車輪であり、各車輪には車輪ブレーキBFl,BRr,BRl,BFrが設けられている。各車輪ブレーキを作動させる図示しないホイールシリンダには、アクチュエータ2の液圧回路が接続している。
【0011】
アクチュエータ2の構成について説明すると、ブレーキマスタシリンダM/Cから車輪ブレーキBFl,BRrの各シリンダに接続する常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr)と、車輪ブレーキBRl,BFrの各シリンダに接続する入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)を備えている。これら4つの各入力バルブに対して、常閉型の出力バルブOV(Fl),出力バルブOV(Rr),出力バルブOV(Rl),出力バルブOV(Fr)が各々並列に接続されている。
また、出力バルブOV(Fl),OV(Rr)はブレーキ液を一時貯留するリザーバ3に、出力バルブOV(Rl),OV(Fr)はブレーキ液を一時貯留するリザーバ4に各々接続されている。
また、リザーバ3,4はプランジャポンプ5,6の吸入口に接続されており、該プランジャポンプ5,6はブレーキ液をリザーバ3,4よりブレーキマスタリンダM/Cに戻すように循環させる。また、7はポンプ作動用モータ(以下、単にモータという)であり、後述するように回転駆動するとピストンを往復動させてプランジャポンプ5,6を作動させるものである。
【0012】
上記常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr),入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)は、ソレノイド駆動による電磁弁により開閉するようになっており、各入力バルブの開閉動作は、電子制御ユニット1により制御される。また、常閉型の出力バルブOV(Fl),出力バルブOV(Rr),出力バルブOV(Rl),出力バルブOV(Fr)は、ソレノイド駆動による電磁弁により開閉するようになっており、各出力バルブの開閉動作は、電子制御ユニット1により制御される。
また、常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr),入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)には、チェック弁8Fl,8Rr,8Rl,8Frが各々並列に接続されており、マスタシリンダM/Cへの入力を解除した際に、対応する車輪ブレーキBFl,BRr,BRl,BFrへの液路から該マスタシリンダM/Cへブレーキ液を戻すために開弁する。
【0013】
また、電子制御ユニット1は、各々の車輪ブレーキBFl,BRr,BRl,BFr毎に設けられた車輪速度センサ(図示せず)などから車両の走行状態が入力されるようになっている。電子制御ユニット1は、車両の走行状態に応じてアクチュエータ2に対して、各々の常開型の入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl),IV(Fr)を開弁し、各々の常閉型の出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を閉弁してブレーキマスタシリンダM/Cからホイールシリンダ(図示せず)に加わる液圧を増大させて制動トルクを増加させる増圧モード、各々の常開型の入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl),IV(Fr)と、各々の常閉型の出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を共に閉弁してブレーキマスタシリンダM/Cからホイールシリンダ(図示せず)に液圧を伝わらないようにして制動トルクを保持する保持モード、各々の常開型の入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl),IV(Fr)を閉弁し、各々の常閉型の出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を開弁して車輪がロック状態にならないようにホイールシリンダ(図示せず)からリザーバ3,4にブレーキ液を一時的に貯留することで、制動トルクを減少させる減圧モードのいずれかの指令により制御している。
これらのうち、減圧モードに移行した際に、電子制御ユニット1はポンプ作動用モータ7を駆動させて、プランジャポンプ5,6を作動させてリザーバ3,4に一時貯留したブレーキ液をブレーキマスタシリンダM/C側に戻すようになっている。
【0014】
以下、このような車両用アンチロックブレーキ装置のモータの構成について説明する。
まず、図2および図3に基づいて、車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体とモータの外観構成について説明する。
モータ7は、アクチュエータ2である車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体32に取り付けられる。装置本体32は、金属製であって塊状のブロック体として成形されている。また、このような装置本体32には、プランジャポンプ5,6が組み込まれている。
また、本体32には、上述した電子制御ユニット1が取り付けられている。
34は、コネクタである。コネクタ34は電子制御ユニット1へ電源及び図示しない車輪速等のセンサ、ブレーキランプスイッチ等から得られる車輪速度信号、車両の通信情報などを供給するために設けられているものである。
38,38はソレノイドであって、図1で説明した各入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl),IV(Fr)および 各出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を作動させるべく、本体32内に設けられている。
【0015】
なお、以下の説明では、本体32側を一端側(図面右側)、モータ7側を他端側(図面左側)として、モータ7の回転軸について説明する。
モータ7の回転軸40は、本体32内に挿入され、一端側の先端部41付近を支持用ボールベアリング44によって回転可能に支持されている。
支持用ボールベアリング44が設けられた一端側から若干他端側に寄った位置には、偏心軸部42が形成されている。この偏心軸部42には、作動用ボールベアリング46が圧入して設けられている。この作動用ボールベアリング46はプランジャポンプ5,6のピストン5a,6aをスプリング5b,6bと連繋して往復動させるようになっているので、モータ7が駆動して回転軸40を回転させることによって偏心軸部42が作動用ボールベアリング46を往復動させ、プランジャポンプ5,6を作動させることができる。
【0016】
48はターミナルである。ターミナル48は、電子制御ユニット1からモータ7へ給電すべく設けられた給電用の配線部材である。
かかるターミナル48は、モータ7から延出して設けられており、本体32に形成されている給電穴50内に挿入される。ターミナル48の先端部48aは電子制御ユニット1に装着される。
また、モータ7と本体32との取り付けは、モータ7の回転軸40およびターミナル48を本体32内に挿入したのち、複数本のネジ52によってネジ止めされて行われる。ネジ止めは、モータ7の本体32側に外方に延出して形成されているフランジ部55において行われる。
また、モータ7と本体32との取り付けの際には、モータ7と本体32との間にシール部材80を装着して、モータ7と本体32との間でのシール性を図るようにしている。シール部材80としては、環状に形成されているOリング等が用いられ、フランジ部55と本体32との間に介装される。
【0017】
次に、図4および図5に基づいて、モータの構成についてさらに詳細に説明する。
54はヨークである。ヨーク54は、本体側が開口した開口部31に成形される一方、開口部31と対向する側は閉塞されており、有底の円筒状であるカップ状に形成されている。また、ヨーク54の開口部31近傍は大径に形成された大径部54aに、他の部位は小径の小径部54bに形成されている。この大径部54aと小径部54bとの境界には径方向に延びる段差壁56が形成されている。
また、上述したように、開口部32の端部には外方に延出して鍔状に形成されているフランジ部55が設けられている。このフランジ部55には本体32との間の取り付け用のネジ穴51が穿設されている。
かかるヨーク54は、深絞り用鋼板(SPCE)等の金属材料を用いてプレス加工等により成形される。
【0018】
ヨーク54の内壁面には、フェライト等から成る円弧状のマグネット58が装着されている。
ヨーク54内では、回転軸40の他端側の端部43に他端側方向に開口する凹部82が形成され、ヨーク54の軸中心部から突出している凸部84が挿入されている。ヨーク54の凸部84と回転軸40の凹部82との間には、軸端用ボールベアリング83が圧入され、回転軸40の他端側の端部43を支持している。
【0019】
回転軸40の周囲にはコア60がはめ込まれており、コア60の周囲は絶縁材料によってコーティングされている。また、コア60に形成されているスロットにはマグネットワイヤ62が巻回されており、回転子を構成している。
回転軸40の、回転子よりも一端側には整流子64が設けられている。この整流子64には周方向にわたって複数個の給電用のブラシ66,66・・が接触している。各ブラシ66は、後述するブラシホルダー70に装着され、ターミナル48を介して電子制御ユニット1から給電されている。
【0020】
72はハウジングである。ハウジング72は金属製であって、ヨーク54の開口部31を覆うべく円形に形成された部材である。ハウジング72は、ヨーク54の開口部31を覆ってヨーク54に嵌合している。
このハウジング72の外周縁には、ヨークの内部側へ突出するような起立部72aが成形されている。この起立部72aがヨーク54の内壁面に当接して嵌め込まれることにより、ハウジング72がヨーク54と嵌合する。
また、ハウジング72の中央部分には、回転軸40を支持する支持用ボールベアリング74を収納するために、本体32側に突出している収納部72bが形成されている。
この収納部72b内の支持用ボールベアリング74には回転軸40が圧入されており、プランジャポンプ5,6を作動させる偏心軸部42の支持を、一端側の先端部41に設けられた支持用ボールベアリング74とともに行っている。また、収納部72bの中心には、回転軸40を挿通させる挿通穴75が穿設されている。
さらに、ハウジング72の挿通穴75の周囲には、ターミナル48を挿通するための挿通穴33および、軽量化等の目的のための複数の穴35が形成されている。この挿通穴33が形成されていることで各ブラシ66に電子制御ユニット1からの給電が可能となるのである。
【0021】
ここで、図6〜図8に基づいて、複数のブラシ66を装着して整流子64に接触させるブラシホルダー70の構造について説明する。なお、図6はブラシ66は装着していないブラシホルダーのみの平面図である。
ブラシホルダー70は、平面視が円形状であって中心部には回転軸40を貫通させる貫通穴76が穿設されている合成樹脂製の部材である。
ブラシホルダー70のヨーク54内方を向く側の壁面上において、貫通穴76の周囲には複数のブラシ66を回転軸40の周囲に所定の間隔をもって配置すべく複数のブラシ装着部78が設けられている。このブラシ装着部78には、貫通穴76の中心方向に向けてブラシ66の端面が向くようにブラシ66を幅方向で保持する起立保持部79が立設されている。
【0022】
また、ブラシホルダー70には、上述した給電用のターミナル48が本体方向に向けて突出するように、一体に成形されて設けられている。
77は、このターミナル48のブラシホルダー70側の端部である。このターミナル48の端部77から、各ブラシ66に給電すべく配線(図示せず)が成されている。
さらに、ブラシホルダー70の外周縁にはヨーク54の内方側に突出する嵌合用の嵌合壁70aが形成されている。この嵌合壁70aがヨーク54の小径部54b内に嵌入され、ヨーク54の小径部54bの内壁に密着することによってブラシホルダー70がヨーク54に嵌め込まれるのである。
なお、上述したしたブラシ装着部78の外方側は、この嵌合壁70aによって閉塞され、ブラシ66が常時整流子64に摺接するように設けられたスプリング71(図4)が、嵌合壁70aの内壁とブラシ66との間に弾装される。このため、各ブラシ66は整流子64に付勢され、整流子64への給電を良好に行う。
【0023】
また、嵌合壁70aの外面には、円周上の複数か所において外方へ突出する嵌合用の突起88が形成されている。
この嵌合用の突起88の拡大図が図8である。嵌合用の突起88は、嵌合壁70aの壁面からおよそ0.3mm程度外方側へ突出して設けられている。また、ここでは嵌合用の突起88の平面視が三角形状に成形され、押した際に潰れやすいように考慮されているが、形状はこのような平面視三角形状に限られることはない。
このような嵌合用の突起88は、ブラシホルダー70と一体に成形された合成樹脂製である。このため、ブラシホルダー70をヨーク54内に嵌入した場合には、嵌合用の突起88をヨーク54の小径部54bの内壁面との間で簡単に押し潰すことができるのである。
【0024】
ブラシホルダー70の嵌合壁70aよりも本体側には、ヨーク54の段差壁56に嵌合するように外方へ突出する当接部70bが形成されている。
さらに、ブラシホルダー70のブラシ装着部68が形成されている面の裏面である本体側の壁面には、本体側方向へ突出してハウジング72に当接するハウジング固定部70cが形成されている。
ハウジング固定部70cの先端部においても、複数か所においてハウジング72に向けて突出する嵌合用の突起86が形成されている。
この嵌合用の突起86は、上述した嵌合用の突起88と同様に、ハウジング固定部70cからおよそ0.3mm程度突出して設けられている。さらに、嵌合用の突起86は三角錐状に成形され、押した際につぶれやすいように考慮されているが、このような三角錐状に限られることはない。
また、かかる嵌合用の突起86は、ブラシホルダー70と一体成形された合成樹脂製である。このため、ハウジング72をヨーク54に嵌合させた際には、嵌合用の突起86をブラシホルダー70とハウジング72との間で簡単に押し潰すことができるのである。
【0025】
次に、図9〜図12に基づいて、ヨーク54、ブラシホルダー70およびハウジング72のそれぞれの嵌合の様子を説明する。ここでは、これらの部材以外の回転軸等は省略して図示している。
まず図9において、ヨーク54、ブラシホルダー70およびハウジング72を嵌合する際の組み立て図を示す。図10は、このときのヨーク54の段差壁56周辺の拡大図である。
ブラシホルダー70の嵌合壁70aの外径は、ヨーク54の小径部54bの内径とほぼ等しくなるように成形されており、矢印A(図9、図10)に示すようにブラシホルダー70をヨーク54の開口部31に嵌入すると、嵌合壁70aがヨーク54の小径部54b内壁に接触して嵌まり込む(図11)。
【0026】
なお、ブラシホルダー70の嵌合壁70aから外方に突出して形成されている嵌合用の突起88も含めると、ブラシホルダー70の嵌合壁70aの外径は小径54bの内径よりも大径となる。このため、ブラシホルダー70をヨーク54内に嵌入すると、嵌合用の突起88が小径部54bに押し潰され、ブラシホルダー70とヨーク54との間、すなわち図11および図12のC部分において密着性を高めることができる。
また、ブラシホルダー70をヨーク54内に嵌入するとブラシホルダー70の当接部70bはヨーク54の段差壁56に突き当てられるように、嵌合壁70aよりも外方へ突出して形成されている。
このとき、当接部70bと、ヨーク54の大径部54aとの間には、隙間89が生じている。この隙間89内に、矢印B(図9、図12)に示すようにハウジング72の起立部72aが嵌入されるのである。
【0027】
つまり、ハウジング72の起立部72aは、外径がヨーク54の大径部54aの内径とほぼ等しくなるように形成されていると共に、内径がブラシホルダー70の当接部70bの外径とほぼ等しくなるように形成されているのである。
そこで、ハウジング72が、起立部72aをこの隙間89に嵌入することで、ブラシホルダー70とハウジング72とが共にヨーク54の開口部31に嵌合して取り付けられる(図12)。
【0028】
このようにしてブラシホルダー70とハウジング72とをヨーク54に嵌合させるようにしたので、図12の状態においては、ブラシホルダー70は、軸方向(図では左右方向)に対する固定が、段差壁56とハウジング72によって当接部部70bが挟み込まれることによって行われ、径方向(図では上下方向)に対する固定が、ハウジング72の起立部72aを介してヨーク54の大径部54b間で行われる。
このため、ブラシホルダー70が径方向および軸方向に完全にヨーク54とハウジング72によって固定されるので、がたつきやぶれの発生を防止することができる。
【0029】
さらに、ブラシホルダー70のハウジング側に突出するハウジング固定部70cがハウジング72に押圧され、ハウジング固定部70cに形成されている嵌合用の突起86は、図12に示すD部分においてブラシホルダー70とハウジング72のヨーク側の面との間で圧縮されて押し潰される。押し潰された嵌合用の突起86は、ハウジング固定部70cとハウジング72との間の密着性を高めることができ、ブラシホルダー70のがたつき、ぶれの防止効果をさらに高めることができる。
【0030】
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータによれば、ヨークには、開口部側に、大径部と、該大径部に引き続く小径部とが形成され、ブラシホルダーは、外周に第1の突起が形成されて、第1の突起が押し潰されるようにしてヨークの小径部に嵌合する嵌合壁と、ヨークの小径部と大径部との間の段差部に当接する当接部と、装置本体側に突出する第2の突起とを有し、ブラシホルダーが、ハウジングがヨークの大径部の内壁に嵌合されることにより、第2の突起がハウジングの壁面に押し潰されるようにして、段差壁とハウジングの壁面との間で挟圧保持されている。
このため、ブラシホルダーは径方向および軸方向の両方向をヨークとハウジングとによって挟み込まれて確実に保持され、さらに、ブラシホルダーとヨークとの間、ブラシホルダーとハウジングとの間の両方で突起が押し潰されるのでさらにブラシホルダーの密着性を高めることができる。このように、ブラシホルダーの確実な位置決めやがたつき防止を図ることで、ブラシが整流子に対して接離動したり傾斜したりしないため、ブラシの偏磨耗が無く、振動に強いモータとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用アンチロックブレーキ装置の概略の全体構成を示す説明図である。
【図2】車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体およびポンプ作動用モータの外観構造および内部構造を示す一部断面図である。
【図3】図2に示した車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体の外観構造を示す側面図である。
【図4】ポンプ作動用モータの内部構造を示す断面図である。
【図5】図4に示したポンプ作動用モータを装置本体側からみた平面図である。
【図6】ブラシホルダーの平面図である。
【図7】図6に示したブラシホルダーの一部断面図である。
【図8】ブラシホルダーの嵌合壁に形成された嵌合用の突起の拡大図である。
【図9】ヨークにブラシホルダーおよびハウジングを嵌合させる際の組み立て説明図である。
【図10】図9に示した組み立て説明図の段差壁近傍を拡大した拡大図である。
【図11】図10の拡大図においてヨークにブラシホルダーを嵌入したところを示す説明図である。
【図12】図10の拡大図においてヨークにブラシホルダーおよびハウジングを嵌入したところを示す説明図である。
【図13】従来のポンプ作動用モータの内部構造を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット
2 アクチュエータ
3,4 リザーバ
5,6 プランジャポンプ
7 ポンプ駆動用モータ
Fl,8Rr,8Rl,8Fr チェック弁
31 開口部
32 車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体
33 挿通穴
34 コネクタ
35 穴
38 ソレノイド
40 回転軸
41 回転軸の一端側の先端部
42 偏心軸部
44,74 支持用ボールベアリング
46 作動用ボールベアリング
48 ターミナル
50 給電穴
51 ネジ穴
52 ネジ
54 ヨーク
54a 大径部
54b 小径部
55 フランジ部
56 段差壁
58 マグネット
60 コア
62 マグネットワイヤ
64 整流子
66 ブラシ
70 ブラシホルダー
70a 嵌合壁
70b 当接部
70c ハウジング固定部
71 スプリング
72 ハウジング
72a 起立部
72b 収納部
75 挿通穴
76 貫通穴
78 ブラシ保持部
79 起立保持部
80 シール部材
82 凹部
83 軸端用ボールベアリング
84 凸部
86,88 突起

Claims (2)

  1. 車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体側に向けて開口している開口部が形成されている有底円筒状のヨークと、
    該ヨークの内壁に組み付けられたマグネットを有する固定子と、
    一端側が前記装置本体に挿入されて回転自在に支持されると共に、該装置本体の液圧回路に設けられたポンプを作動する偏心軸部を有する回転軸と、
    該回転軸に装着された回転子および整流子と、
    該整流子に前記装置本体側より給電可能なブラシを保持するブラシホルダーと、
    前記ヨークに、前記ブラシホルダーの外側から嵌合して前記ヨークの開口部を覆うハウジングとを備えた車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータにおいて、
    前記ヨークは、前記開口部側に、大径部と、該大径部に引き続く小径部とを有し、
    前記ハウジングは、外周縁に前記ヨークの内部側に突出する起立部を有し、
    前記ブラシホルダーは、外周に第1の突起が形成されて、該第1の突起が押し潰されるようにして前記ヨークの小径部に嵌合する嵌合壁と、前記ヨークの小径部と大径部との間の段差部に当接するとともに、該ブラシホルダーを前記ヨークに嵌合させた場合に前記ヨークの大径部との間に隙間を生じさせる当接部と、前記装置本体側に突出する第2の突起が形成されて、該第2の突起が押し潰されるようにして、前記ヨークとハウジングとの間で挟圧保持されるハウジング固定部とを有し、
    該ブラシホルダーが、前記ヨーク内に嵌入されて、前記第1の突起がヨークの小径部の内壁面との間で押し潰されることによって、前記ブラシホルダーと前記ヨークとの間をヨーク径方向に密着させ、
    前記ハウジングが、ヨークに嵌入されたブラシホルダーの前記当接部と前記ヨークの大径部との間に生じた隙間に前記起立部を嵌入させて固定されるのに伴って、前記第2の突起が前記ハウジングの壁面によって押し潰されることによって、前記ブラシホルダーと前記ハウジングとの間をヨーク軸方向に密着させることを特徴とする車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ。
  2. 前記第2の突起は、三角錐状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ。
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