JP3947631B2 - 車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ - Google Patents

車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、安全性の観点から走行車両には、制動時に車輪がロックして路面に対してスリップしたり、ハンドルの操作性能が失われないように、制動により車輪がロックしないように制動トルクを制御する車両用アンチロックブレーキ装置(以下「車両用ABS装置」という)が装備されている場合が多い。
この車両用ABS装置は、制動時の車輪のスリップ率を適正な範囲に維持するよう制動トルクを制御して、例えば雨、雪、砂利路などのスリップし易く、車輪の操舵性能が低下し易い状況下においても、常に最大の制動力が発揮できるように構成されている。
【0003】
車両用ABS装置の一例について説明すると、車両用のブレーキペダルに接続するよう設けられたブレーキマスタシリンダと車輪ブレーキに接続するよう設けられたホイールシリンダとの間に形成された液圧回路内をブレーキ液が循環可能になっている。また、ブレーキマスタシリンダからホイールシリンダに至る液圧回路に設けられた常開型及び常閉型の電磁弁を開閉して液圧を制御するアクチュエータが設けられている。このアクチュエータの動作は、マイクロコンピュータを用いた電子制御ユニットにより制御されている。また電子制御ユニットには、各車輪に設けられた車輪速度センサなどから車両の走行状態が入力されるようになっている。
【0004】
電子制御ユニットは、アクチュエータに対して、ブレーキマスタシリンダからホイールシリンダに加わる液圧を増大させて制動トルクを増加させる増圧モード、ブレーキマスタシリンダからホイールシリンダに液圧を伝わらないようにして制動トルクを保持する保持モード、車輪がロック状態にならないようにホイールシリンダからリザーバ(タンク)にブレーキ液を一時的に貯留することで、制動トルクを減少させる減圧モードのいずれかの指令により制御している。
これらのうち、減圧モードに移行した際に、リザーバに貯留したブレーキ液をブレーキマスタシリンダ側に戻し、リザーバを初期の空状態に戻す必要がある。よって、リザーバに接続する液圧回路にはポンプが設けられており、該ポンプをモータにより駆動してブレーキ液をブレーキマスタシリンダ側に戻すようになっている。
【0005】
ところで、近年の車両の設計は、小型化、軽量化と共にエコロジー思想にも沿うべく車両部品の再利用をする要請が高まっている。よって、車両用ABS装置についても同様の設計思想が求められている。特に、車両用ABS装置のなかでも、エンジンルームに配備されるポンプ作動用モータの構成部品についても、可能な限り再利用を図りたいという要望があった。
従来、例えばインナーロータ型のモータの場合、固定子を構成するヨークの内壁面には複数の永久磁石(マグネット)が組み付けられていた。このマグネットは、通常接着剤を用いてヨークの内壁面に固着されたり、或いはヨークとのかしめにより取付固定されていた。また、マグネットは、ヨークに固定後、所要の磁極数に着磁されていた。
また、モータの効率を考慮すると、マグネットとブラシとの関係を精度良く固定することを要するが、一般にマグネットを取り付けられたヨークとブラシを保持するブラシホルダとは、専用の組み付け機の位置決め精度にしたがって組み付けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ヨーク内に組み付けられる複数のマグネットは、該マグネットの相互間の周方向の位置決めに専用の治具が必要となり組み付け作業が煩雑であり、しかもヨークに対して接着やかしめなどにより固定されているため、分解して再利用することが困難であった。
また、ポンプ作動用モータのブラシとマグネットの相互の位置関係は、回転子の回転、ひいてはモータの効率に影響するため、位置決めが極めて重要であるが、マグネットの位置決めはヨーク側で行い、ブラシホルダの位置決めはハウジング側で行ってからヨークにハウジングを組み付けるようになっているので、ブラシとマグネットの相互の位置決め精度が低下してしまうという課題もあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、ヨーク内に組み付けられるマグネットの組み付け性やリサイクル性を向上させると共に、マグネットとブラシとの位置決め精度の向上を実現させた車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するに次の構成を備える。
即ち、ヨークと、該ヨークの内壁に複数組み付けられたマグネットを有する固定子と、一端側が車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体に挿入されて回転自在に支持されると共に、該装置本体の液圧回路に設けられたポンプを作動する偏心軸部を有する回転軸と、前記回転軸に装着された回転子及び整流子と、前記整流子に前記装置本体側より給電可能なブラシを保持するブラシホルダと、前記ヨークの開口部を覆って該ヨークと前記装置本体側との間に介装されるハウジングとを備えた車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータにおいて、前記ヨークは、プレス加工によりヨーク壁を内方に膨出させかつ軸方向に沿って一体に形成された単数のストッパとしての突条を有し、前記ブラシホルダには、前記突条に係合する一対の係止突起が軸方向に形成されており、前記ヨークの内壁に複数組み付けられたマグネットは、各々一端を前記突条に両側から当接させて前記ヨーク内壁に配置されると共に、隣接するマグネットの対向する他端間に弾装された弾性部材により前記突条に押し当てられ組み付けられ、前記ヨークに設けられた突条は、前記ブラシホルダの周方向の移動を規制するストッパを兼用し、前記ヨークの突条に係合する前記ブラシホルダの一対の係止突起は、前記マグネットの軸方向への移動を規制するストッパを兼用していることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる好適な実施の態様を添付図面と共に詳細に説明する。
図1はヨークに対するマグネットの固定状態を示す説明図、図2はマグネット間に弾装されたクリップの拡大説明図、図3(a)(b)はクリップの正面図及び右側面図、図4はヨークに形成された突条の説明図、図5は突条の断面説明図、図6はヨークに形成された突条及びクリップ止めの説明図、図7はクリップ止めの断面説明図、図8はヨークとブラシホルダを組み付け状態を示す説明図、図9は図8のヨークを左側面側から見た説明図、図10は車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータの全体構成を示す断面図、図11は図10のポンプ作動用モータの左側面図、図12は図10のポンプ作動用モータの右側面図、図13はアクチュエータの一部破断説明図、図14は図13のアクチュエータを矢印A−A方向から見た一部破断説明図、図15は車両用アンチロックブレーキ装置を模式的に示す構成図、図16は他例に係るヨークに対するマグネットの固定状態を示す説明図である。
【0010】
先ず、車両用アンチロックブレーキ装置の概略構成について、図15を参照して説明する。1は電子制御ユニット(ECU)であり、アクチュエータ2を構成する液圧回路の動作を制御する。M/Cは、図示しないブレーキペダルの踏み込み量により各シリンダ室から制動液圧を出力するブレーキマスタシリンダであり、アクチュエータ2内の液圧回路に接続している。Fl,Rr,Rl,Frは、前方左車輪、後方右車輪、後方左車輪、前方右車輪であり、各車輪には車輪ブレーキBFl,BRr,BRl,BFrが設けられている。各車輪ブレーキを作動させる図示しないホイールシリンダには、アクチュエータ2の液圧回路が接続している。
【0011】
アクチュエータ2の構成について説明すると、ブレーキマスタシリンダM/Cから車輪ブレーキBFl,BRrの各シリンダに接続する常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr)と、車輪ブレーキBRl,BFrの各シリンダに接続する入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)を備えている。これら4つの各入力バルブに対して、常閉型の出力バルブOV(Fl),出力バルブOV(Rr),出力バルブOV(Rl),出力バルブOV(Fr)が各々並列に接続されている。
また、出力バルブOV(Fl),OV(Rr)はブレーキ液を一時貯留するリザーバ3に、出力バルブOV(Rl),OV(Fr)はブレーキ液を一時貯留するリザーバ4に各々接続されている。
また、リザーバ3,4はプランジャポンプ5,6の吸入口に接続されており、該プランジャポンプ5,6はブレーキ液をリザーバ3,4よりブレーキマスタリンダM/Cに戻すように循環させる。また、7はポンプ作動用モータであり、モータを回転駆動するとプランジャを往復動させてプランジャポンプ5,6を作動させるものである。
【0012】
上記常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr),入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)は、ソレノイド駆動による電磁弁により開閉するようになっており、各入力バルブの開閉動作は、電子制御ユニット1により制御される。また、常閉型の出力バルブOV(Fl),出力バルブOV(Rr),出力バルブOV(Rl),出力バルブOV(Fr)は、ソレノイド駆動による電磁弁により開閉するようになっており、各出力バルブの開閉動作は、電子制御ユニット1により制御される。
また、常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr),入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)には、チェック弁8Fl,8Rr,8Rl,8Frが各々並列に接続されており、ブレーキマスタシリンダM/Cへの入力を解除した際に、対応する車輪ブレーキBFl,BRr,BRl,BFrから該ブレーキマスタシリンダM/Cへブレーキ液を戻す為に開弁する。
【0013】
また、電子制御ユニット1は、各車輪Fl,Rr,Rl,Frに設けられた車輪速度センサ(図示せず)などから車両の走行状態が入力されるようになっている。電子制御ユニット1は、各々の車輪ブレーキBFl,BRr,BRl,BFr毎に車両の走行状態に応じてアクチュエータ2に対して、各々の常開型の入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl)、IV(Fr)を開弁し、各々の常閉型の出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を閉弁してブレーキマスタシリンダM/Cからホイールシリンダ(図示せず)に加わる液圧を増大させて制動トルクを増加させる増圧モード、各々の常開型の入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl)、IV(Fr)と各々の常閉型の出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を閉弁してブレーキマスタシリンダM/Cからホイールシリンダ(図示せず)に液圧を伝わらないようにして制動トルクを保持する保持モード、各々の常開型の入力バルブIV(Fl),IV(Rr),IV(Rl)、IV(Fr)を閉弁し、各々の常閉型の出力バルブOV(Fl),OV(Rr),OV(Rl),OV(Fr)を開弁してホイールシリンダ(図示せず)からリザーバ3,4にブレーキ液を一時的に貯留することで、車輪がロック状態にならないように制動トルクを減少させる減圧モードのいずれかの指令により制御している。
これらのうち、減圧モードに移行した際に、電子制御ユニット1はポンプ作動用モータ7を駆動させて、プランジャポンプ5,6を作動させてリザーバ3,4に一時貯留したブレーキ液をブレーキマスタシリンダM/C側に戻すようになっている。
【0014】
次に、ポンプ作動用モータ7の構成について図10〜図14を参照して説明する。先ず、図13及び図14を参照してポンプ作動用モータ7の外観構成について説明すると、9はポンプ作動用モータ7が組み付けられる装置本体を形成するブロック体であり、塊状に形成された金属体よりなる。このブロック体9には、ポンプ作動用モータ7により作動するプランジャポンプ5,6(図13参照)が設けられている。また、常開型の入力バルブIV(Fl),入力バルブIV(Rr),入力バルブIV(Rl)、入力バルブIV(Fr)や常閉型の出力バルブOV(Fl),出力バルブOV(Rr),出力バルブOV(Rl),出力バルブOV(Fr)を開閉する複数のソレノイド10や、アクチュエータ2の動作を制御する電子制御ユニット1などが組み付けられている(図14参照)。また、ブロック体9には、電子制御ユニット1の電源を取るためのコネクタ11が設けられている(図13参照)。ポンプ作動用モータ7は、回転軸12の一端である本体側端部13をブロック体9内に挿入し、かつポンプ作動用モータ7に給電を行うターミナル14を電子制御ユニット1の接続端子に挿入して取付固定される(図14参照)。
【0015】
次に、ポンプ作動用モータ7の構成をより詳細に説明する。このポンプ作動用モータ7は、インナーロータ型のモータが用いられている。図10において、先ずモータの固定子の構造について説明する。15はカップ状に形成されたヨークであり、モータの外装を形成している。このヨーク15の材質としては、例えば深絞り用鋼板(SPCE)などの金属材料が好適に用いられる。
ヨーク15の内壁面には、フェライト等の磁性材料よりなる複数(本実施例で2個)の円弧状のマグネット16が組み付けられ、所要の磁極数(本実施例では4極)に着磁されている。図11に示すように、ヨーク15にはストッパとしての突条17が内壁側に一体に膨出して軸方向に形成されている。各マグネット16は一端16aを突条17の両側面17aに当接させ、対向する他端16b間に弾性部材としてU字状のクリップ18を弾装することにより、各マグネット16が機械的に強固に嵌め込まれている。
【0016】
次にモータの回転子の構成について説明する。図10において、19は回転軸12に嵌め込まれたコアである。このコア19の周囲は絶縁材料(絶縁樹脂など)20によりコーティングされており、該コアに19に形成されたスロットには電機子巻線(マグネットワイヤ)21が巻回されている。
【0017】
22は整流子であるコミュテータであり、回転軸12に一体に嵌め込まれ、回転子を回転方向に付勢するように電機子巻線21に対して通電する。23はブラシホルダであり、装置本体側であるブロック体9より回転子側のコミュテータ22へ給電可能なブラシ24を保持する。ブラシ24は常時コミュテータ22に摺接するよう付勢されている。即ち、ブラシホルダ23の嵌合用起立壁23aの内壁とブラシ24との間にはスプリング25が弾装されている。
ブラシホルダ23は、ヨーク15の開口部15bに対して嵌合用起立壁23aを嵌合させ、フランジ部23bをヨーク15の段差部15cに突き当て、フランジ部外壁23cをヨーク15の開口を覆って嵌め込まれるハウジング26の嵌合部26aの内壁に突き当てられて組み付けられる。
ハウジング26は、ヨーク15の開口部15bを覆って嵌合部26aを段差部起立壁15dに嵌合させることにより、ヨーク15とブロック体9との間に介装される。ハウジング26には、図12に示すように、回転軸12を挿通する軸穴26bや、軽量化を図るための複数の穴26cが形成されている。このうち、1の穴26cは、ブロック体9側の電子制御ユニット1と電気的に導通を取るためのターミナル14を挿通する穴として用いられている。
【0018】
また、図10において、回転軸12は、他端側である回転子側端部27の端面に開口する凹部12aが形成されている。また、ヨーク15の底部15eには軸中心部に凸部15aがプレス加工により一体に形成されている。この凸部15aは、凹部12a内へ突出しており、該凸部15aにて回転軸12の回転子側端部27を支持可能になっている。ヨーク15の凸部15aや突条17はプレス加工(絞り加工)により一体に形成される。また、ヨーク15の凸部15aと回転軸12の凹部12aとの間には、転がり軸受として軸端用ボールベアリング28が圧入されている。
【0019】
また、図10において、回転軸12には支持用ボールベアリング29が圧入されている。この支持用ボールベアリング29は、回転軸12に対してブラシホルダ23とハウジング26との間に収容されるよう圧入されている。この支持用ボールベアリング29は、外周を覆うハウジング26がブロック体9に圧入支持されることにより、回転軸12に加わるラジアル方向の荷重を受けるようになっている。
また、回転軸12の本体側端部13近傍には偏心軸部12cが形成されている。この偏心軸部12cには作動用ボールベアリング30が圧入されている。この作動用ボールベアリング30は、プランジャポンプ5,6のピストン5a,6aをスプリング5b,6bと連繋して往復動させるようになっている(図13参照)。また、回転軸12の本体側端部13には支持軸部12dが形成されている。この支持軸部12dはブロック体9側に設けられる本体側ボールベアリング31に圧入して支持される。
【0020】
上述のように構成されたポンプ作動用モータ7をブロック体9に組み付けるには、ポンプ作動用モータ7のハウジング26より延出する回転軸12の本体側端部13をブロック体9の本体側ベアリング31に圧入してハウジング26の外周がシールされて組み付けられる。
【0021】
次に、ヨーク15へのマグネット16の固定構造について図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1において、ヨーク15の内壁には2個の円弧状のマグネット16が対向して固定されている。これら隣接するマグネット16の一端16a(図1の右端側)は、ヨーク15に形成された突条17の両側面17aに各々当接している。この突条17は、図4及び図5に示すように、プレス加工によりヨーク15を内壁側に膨出させて軸方向に凸部15a近傍から開口部15b近傍に渡って形成されている。各マグネット16の一端16aは突条17の両側面17aに当接して周方向の移動が規制されている。
【0022】
また、隣接するマグネット16の対向する他端16b間の隙間には、弾性部材としてU字状に形成された鋼材よりなるクリップ18が弾装されている。このクリップ18の弾発力により各マグネット16は他端16bが押圧され、一端16aが突条17の両側面17aに各々押し当てられて組み付けられている。
このクリップ18の構成について、図2及び図3(a)(b)を参照して詳細に説明する。尚、図3(a)の実線は、クリップ18が装着前の状態を示しており、破線はクリップ18の装着時の状態を示すものとする。クリップ18は図3(a)に示す実線位置と破線位置とで弾性的に傾倒可能に両側に起立する押圧部18aと、該押圧部18aどうしを連結しヨーク15の底部15eに沿って装着される連結部18bとを有している。この両側押圧部18aには、その上端から上端近傍に渡って鉛直方向に起立する起立端部18cと、該起立端部18cから連結部18bに渡って幅狭となるように傾斜するテーパー部18dが各々形成されている。また、図3(b)に示すように、両側押圧部18aのうちテーパー部18dの長さは起立端部18cの長さより長くなるように形成されている。これは、クリップ18をマグネット16の他端16b間に弾装した際に、テーパ部18dがマグネット16の他端16bの押圧面となるので、可能な限り面圧を大きく取るためである。尚、弾性部材としては、鋼材よりなるクリップ18に限らず、弾性を有する部材で、位置決め可能な形態であれば、様々な材質や形態のものが適用できる。
【0023】
クリップ18は、マグネット16の他端16b間に装着される際には、両側押圧部18aの起立端部18cを把持して図3(a)破線に示すようテーパー部18dどうしが平行となるよう傾倒させて挿入される。このとき、起立端部18c間はテーパー部18d間より幅狭となっているので、クリップ18を確実に把持して挿入し易い。また、図2に示すように、クリップ18の押圧部18aが挿入されるのは、マグネット16の他端16bに隣接する外周側に形成されたマグネットテーパー部16cとヨーク15の内壁との間に形成された隙間位置であり、他端16bとマグネットテーパー部16cとの境界に形成されたエッヂ部16dをガイドとして装着される。
【0024】
また、図6及び図7に示すように、マグネット16の他端16b間に装着されたクリップ18の連結部18bが、ヨーク15の底部内側に傾倒して位置ずれを起こさないように、ヨーク15の底部15eにはクリップ位置決め用突起15fがプレス加工により突設されている。
また、図6において、ヨーク15の底部15eには、各マグネット16をヨーク15内に装着する際に位置決めガイドとなるマグネット位置決め用突起15gが複数箇所にプレス加工により突設されている。
【0025】
マグネット16をヨーク15に固定するには、各マグネット16をヨーク15の内壁に沿って挿入し、一端16aを突条17の両端面17aに当接させかつ底部15eに形成されたマグネット位置決め用突起15gに位置合わせする。そして、クリップ18の起立端部18cを把持して図3(a)の破線に示すように両側押圧部18aを傾倒圧縮して、マグネット16の他端16b間にエッヂ部16dをガイドとしてヨーク15内に挿入され、連結部18bをクリップ位置決め用突起15fと内壁との間に位置決めして装着される。そして、クリップ18の起立端部18cを解放すると、両側押圧部18aが拡開してテーパー部18dにてマグネット16の他端16bを各々押圧する。これによって、各マグネット16が周方向の付勢が強まり、一端16aが突条17の両側面17aに押し当てられて周方向の移動が規制され、かつ径方向にも位置ずれを生ずることがなく、機械的に強固に嵌め込まれる。
【0026】
よって、複数のマグネット16を専用の治具を用いずにクリップ18の弾性力によってヨーク15に固定できるので、組み付け性が向上する。また、マグネット16を接着剤を用いずしかもかしめを行うことなく弾性力により拡開するクリップ18を用いてヨーク15に固定しているので、該クリップ18により付勢を解除することにより各マグネット16は容易に着脱可能となるため、リサイクル性が向上する。
【0027】
次にヨーク15とブラシ24との位置決め構造について図8及び図9を参照して説明する。図8及び図9において、ヨーク15の内壁側に膨出するよう設けられた突条17は軸方向に開口部15b近傍まで形成されており、該突条17はブラシホルダ23の周方向の移動を規制するストッパを兼用している。
即ち、ブラシホルダ23の嵌合用起立壁23aが形成された起立壁端部23dには一対の係止突起23eが軸方向に突設されている。この係止突起23eの間隔は突条17の幅サイズより若干大きなクリアランスを有してはいるが、ほぼ一致するように形成されている。ブラシホルダ23は、この一対の係止突起23eを突条17に係合させることで、周方向の移動を規制されている。また、ブラシホルダ23のストッパとしての係止突起23eは、マグネット16の軸方向への移動を規制している。
【0028】
ブラシホルダ23に保持されるブラシ24は精度良く位置決め保持されているので、該ブラシホルダ23とヨーク15との位置決めを高精度に行うことによりブラシ24とマグネット16との位置決めが高精度に行える。
このように、ヨーク15に設けられたマグネット16の位置決め用の突条17をマグネット16とブラシホルダ23との位置決め用にも兼用することで、ブラシ24とマグネット16との位置決め精度も向上し、モータの効率の向上に寄与できる。
【0029】
上記実施の態様では、ヨーク15に突条17を1か所に形成し、マグネット16を2個備えた4極着磁のマグネット16を用いて説明したが、この態様に限定されるものではなく、例えば突条17を2か所、3か所─と複数設け、マグネット16の数も4個、6個─と更に多数個(偶数個)設けられていても良い。
また、ヨーク15に突条17を複数か所に形成し、複数のマグネット16を分割形態にとらわれずにクリップ18等の弾性部材を用いて固定するようにしても良い。
具体的には、図16に示すように、ヨーク15は、周方向に120°ずつ振られた位置において各々突条17が形成されており、3個のマグネット16は、各々一端16aを突条17に当接させてヨーク内壁に配置されている。そして、各マグネット16の他端16bが対向する突条17との間にクリップ18を弾装することにより一端16aが突条17に各々押し当てられて、各マグネット16はヨーク15に組み付けられている。また、各クリップ18は、ヨーク15の底部15eに突設された位置決め用突起15fにより各々底部内側に傾倒して位置ずれしないようになっている。
図16では3個のマグネット16を用いたが、これに限定されるものではなく、本実施例の場合には、マグネット16の数が偶数個であるか奇数個であるかを問わず、マグネット16の分割形態にとらわれずに、ヨーク15に対して位置決めして組み付けることができるので、設計の自由度が広がる。
以上のように、発明の精神を逸脱しない範囲内で種々の改変を施し得るのは勿論のことである。
【0030】
【発明の効果】
請求項1項に記載された本発明の構成によれば、ヨークは、ヨーク壁を一体に内方に膨出させて突出形成し、かつ軸方向に伸びる単数又は複数のストッパを有し、複数のマグネットは、各々一端をストッパに両側から当接させてヨーク内壁に配置されると共に、隣接するマグネットの対向する他端間に弾装された弾性部材によりストッパに押し当てられてヨークに組み付けられているので、複数のマグネットを専用の治具を用いずに弾性部材の弾性力によってヨークに固定できるので、組み付け性が向上する。また、複数のマグネットを接着剤を用いずしかもかしめを行うことなく弾性部材を用いてヨークに固定しているので、該弾性部材の付勢を解除することにより各マグネットは容易に着脱可能となるため、リサイクル性が向上する。
また、請求項2に記載された本発明の構成によれば、ヨークは複数のストッパを有し、複数のマグネットは、各々一端をストッパに当接させてヨーク内壁に配置されると共に、各マグネットの他端が対向するストッパとの間に弾装された弾性部材によりストッパに押し当てられてヨークに組み付けられた場合には、複数のマグネットを分割形態にとらわれずに弾性部材を用いて組み付けることができ、設計の自由度が広がる。
また、請求項3に記載された本発明の構成によれば、ヨークの内壁側に膨出するよう設けられたストッパはブラシホルダの周方向の移動を規制するストッパを兼用し、ヨークのストッパに嵌合するブラシホルダのストッパは、マグネットの軸方向への移動を規制しているので、マグネットの位置決め用のストッパをマグネットとブラシホルダとの位置決め用にも兼用でき、ブラシとマグネットとの位置決め精度も向上させることができ、モータ効率の向上にも寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヨークに対するマグネットの固定状態を示す説明図である。
【図2】マグネット間に弾装されたクリップの拡大説明図である。
【図3】クリップの正面図及び右側面図である。
【図4】ヨークに形成された突条の説明図である。
【図5】図4の突条の断面説明図である。
【図6】ヨークに形成された突条及びクリップ位置決め用突起の説明図である。
【図7】図6のクリップ位置決め用突起の断面説明図である。
【図8】ヨークとブラシホルダを組み付け状態を示す説明図である。
【図9】図8のヨークを左側面側から見た説明図である。
【図10】車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータの全体構成を示す断面図である。
【図11】図10のポンプ作動用モータの左側面図である。
【図12】図10のポンプ作動用モータの右側面図である。
【図13】アクチュエータの一部破断説明図である。
【図14】図13のアクチュエータを矢印A−A方向から見た一部破断説明図である。
【図15】車両用アンチロックブレーキ装置を模式的に示す構成図である。
【図16】他例に係るヨークに対するマグネットの固定状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット
2 アクチュエータ
3,4 リザーバ
5,6 プランジャポンプ
7 ポンプ駆動用モータ
Fl,8Rr,8Rl,8Fr チェック弁
9 ブロック体
10 ソレノイド
11 コネクタ
12 回転軸
12a 凹部
12b 凹部内壁
12c 偏心軸部
13 本体側端部
14 ターミナル
15 ヨーク
15a 凸部
15b 開口部
15c 段差部
15d 段差部起立壁
15e 底部
15f クリップ位置決め用突起
15g マグネット位置決め用突起
16 マグネット
16a 一端
16b 他端
16c マグネットテーパ部
16d エッジ部
17 突条
17a 側面
18 クリップ
18a 押圧部
18b 連結部
18c 起立端部
18d テーパー部
19 コア
20 絶縁材料
21 電機子巻線
22 コミュテータ
23 ブラシホルダ
23a 嵌合用起立壁
23b フランジ部
23c フランジ部外壁
23d 起立壁端部
23e 係止突起
24 ブラシ
25 スプリング
26 ハウジング
27 回転子側端部
28 軸端用ボールベアリング
29 支持用ボールベアリング
30 作動用ボールベアリング
31 本体側ボールベアリング

Claims (1)

  1. ヨークと、該ヨークの内壁に複数組み付けられたマグネットを有する固定子と、
    一端側が車両用アンチロックブレーキ装置の装置本体に挿入されて回転自在に支持されると共に、該装置本体の液圧回路に設けられたポンプを作動する偏心軸部を有する回転軸と、
    前記回転軸に装着された回転子及び整流子と、
    前記整流子に前記装置本体側より給電可能なブラシを保持するブラシホルダと、
    前記ヨークの開口部を覆って該ヨークと前記装置本体側との間に介装されるハウジングとを備えた車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータにおいて、
    前記ヨークは、プレス加工によりヨーク壁を内方に膨出させかつ軸方向に沿って一体に形成された単数のストッパとしての突条を有し、前記ブラシホルダには、前記突条に係合する一対の係止突起が軸方向に形成されており、
    前記ヨークの内壁に複数組み付けられたマグネットは、各々一端を前記突条に両側から当接させて前記ヨーク内壁に配置されると共に、隣接するマグネットの対向する他端間に弾装された弾性部材により前記突条に押し当てられ組み付けられ、前記ヨークに設けられた突条は、前記ブラシホルダの周方向の移動を規制するストッパを兼用し、前記ヨークの突条に係合する前記ブラシホルダの一対の係止突起は、前記マグネットの軸方向への移動を規制するストッパを兼用していることを特徴とする車両用アンチロックブレーキ装置のポンプ作動用モータ。
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