JPH08276624A - 印刷システム、印字装置、印字方法および情報処理装置 - Google Patents

印刷システム、印字装置、印字方法および情報処理装置

Info

Publication number
JPH08276624A
JPH08276624A JP8026230A JP2623096A JPH08276624A JP H08276624 A JPH08276624 A JP H08276624A JP 8026230 A JP8026230 A JP 8026230A JP 2623096 A JP2623096 A JP 2623096A JP H08276624 A JPH08276624 A JP H08276624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
character
data
printing
printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8026230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3061562B2 (ja
Inventor
Koji Nakagiri
孝治 中桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8026230A priority Critical patent/JP3061562B2/ja
Priority to EP01203852A priority patent/EP1186991B1/en
Priority to EP96300820A priority patent/EP0727733B1/en
Priority to US08/597,868 priority patent/US6354752B1/en
Priority to DE69636707T priority patent/DE69636707T2/de
Priority to DE69621482T priority patent/DE69621482D1/de
Priority to CN96101392A priority patent/CN1101962C/zh
Priority to TW085101586A priority patent/TW330998B/zh
Priority to KR1019960003038A priority patent/KR100252444B1/ko
Publication of JPH08276624A publication Critical patent/JPH08276624A/ja
Priority to HK98112829A priority patent/HK1011774A1/xx
Priority to JP2000029291A priority patent/JP3507387B2/ja
Priority to US09/564,022 priority patent/US6351314B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3061562B2 publication Critical patent/JP3061562B2/ja
Priority to US10/056,001 priority patent/US6570664B2/en
Priority to CNB021275009A priority patent/CN1267285C/zh
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータからプリンタに転送する
データ量を減少させることにより印字速度およびプリン
ト処理速度を向上できる印刷システムを提供する。 【解決手段】 印刷システムはホストコンピュータ30
00およびプリンタ1500から構成される。文字イメ
ージデータをプリンタ1500に転送してプリンタ15
00内に登録しておき、使用する時に登録しておいた文
字イメージデータを使用して文字の印字を行う印刷シス
テムでは、プリンタ1500に文字イメージデータを登
録する際に圧縮して転送し、転送するデータ量を減少さ
せることにより印字速度を向上させることができる。ま
た、プリンタのRAM19上に圧縮された文字イメージ
データを記憶しておくことにより、RAM19上に記憶
しておくデータ量を減少させることができ、プリント処
理速度を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タから文字のイメージデータをプリンタ等の印刷装置に
登録し、同一の文字を印字する際に印刷装置に登録され
ているイメージデータを再利用して印字を行なう印刷シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷システムでは、ホストコンピ
ュータ内に文字イメージデータを生成する機能を有し、
ディスプレイおよびプリンタにそれぞれ解像度に応じた
文字イメージデータを作成し、作成された文字イメージ
データをディスプレイおよびプリンタに転送することに
より、ディスプレイ上に表示された文字と同一のデザイ
ンでプリンタに印字を行なういわゆるWYSIWYGの
印字環境が実現されている。
【0003】このような印字環境では、プリンタに文字
のイメージデータを1文字毎に転送する方法が行なわれ
てきた。また、一度転送した文字イメージデータをプリ
ンタ内に記憶しておき、同一の文字を印字するときには
記憶された文字イメージデータを再利用するといった方
法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷システムでは、印字の際にフォントの種類、大き
さ、修飾などのフォントに関する情報と文字コードとを
使用して文字の印字を行なう場合に較べ、文字イメージ
データをプリンタに転送する場合には転送されるデータ
量が大きくなり、印字速度が低下するといった問題があ
った。
【0005】また、プリンタのRAMに文字イメージデ
ータを記憶しておく場合、文字イメージデータのデータ
量が大きくなるので、RAMの空き容量が減り、プリン
ト処理速度を低下させてしまうといった問題があった。
【0006】そこで、本発明はホストコンピュータから
プリンタに転送するデータ量を減少させることにより印
字速度およびプリント処理速度を向上できる印刷システ
ムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る印刷システムは、情報処理
装置および印字装置を備え、前記情報処理装置から転送
された文字のイメージデータを前記印字装置に登録し、
該印字装置は前記登録された文字のイメージデータを利
用して同一の文字を印字する印刷システムにおいて、前
記情報処理装置は、前記印字装置に転送する文字のイメ
ージデータを圧縮する圧縮手段を備え、前記印字装置
は、前記圧縮された文字のイメージデータを登録する登
録手段と、前記圧縮された文字のイメージデータを伸長
する伸長手段とを備える。
【0008】請求項2に係る印字装置は、情報処理装置
から転送された文字のイメージデータを登録し、該登録
された文字のイメージデータを利用して同一の文字を印
字する印字装置において、前記情報処理装置によって圧
縮された文字のイメージデータを登録する登録手段と、
前記圧縮された文字のイメージデータを伸長する伸長手
段とを備える。
【0009】請求項3に係る印字方法は、情報処理装置
から転送された文字のイメージデータを印字装置に登録
し、該印字装置は前記登録された文字のイメージデータ
を利用して同一の文字を印字する印字方法において、前
記情報処理装置は前記印字装置に転送する文字のイメー
ジデータを圧縮し、前記印字装置は該圧縮された文字の
イメージデータを登録し、前記圧縮された文字のイメー
ジデータを伸長することを特徴とする。
【0010】請求項4に係る情報処理装置は、印字装置
に文字のイメージデータを転送し、該転送された文字の
イメージデータを前記印字装置に登録させ、該登録した
文字のイメージデータを利用して前記印字装置に同一の
文字の印字を行わせる情報処理装置において、前記文字
のイメージデータを圧縮する圧縮手段と、該圧縮された
文字のイメージデータを前記印字装置に転送する転送手
段とを備える。
【0011】請求項5に係る印刷システムでは、請求項
1に係る印刷システムにおいて前記情報処理装置は、前
記印字装置において前記文字のイメージデータを登録す
るか否かを判定するデータを取得する取得手段と、該取
得されたデータを用いて、前記文字のイメージデータの
登録を判定する判定手段とを備え、前記圧縮手段は該登
録が判定された文字のイメージデータを圧縮することを
特徴とする。
【0012】請求項6に係る印刷システムでは、請求項
5に係る印刷システムにおいて前記取得されたデータは
前記文字の使用頻度に関するデータを含み、前記判定手
段は該使用頻度に関するデータに基づいて判定すること
を特徴とする。
【0013】請求項7に係る印刷システムでは、請求項
1に係る印刷システムにおいて前記情報処理装置は、前
記文字のイメージデータを圧縮するか否かを判定するデ
ータを取得する取得手段と、該取得されたデータを用い
て、前記文字のイメージデータの圧縮を判定する判定手
段とを備え、前記圧縮手段は該圧縮が判定された文字の
イメージデータを圧縮すると共に、前記登録手段は、該
圧縮された文字のイメージデータの他に圧縮されない文
字のイメージデータを登録することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]本発明の印刷システムの実施の形
態について説明する。図1は第1の実施の形態における
印刷システムの構成を示すブロック図である。図におい
て、3000はホストコンピュータであり、ROM3の
プログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶され
た文書処理プログラムなどに基づいて、図形、イメー
ジ、文字、表(表計算等を含む)などが混在した文書処
理を実行するCPU1を備える。CPU1はシステムバ
ス4に接続された各デバイスを総括的に制御する。
【0015】また、ROM3のプログラム用ROMある
いは外部メモリ11は、CPU1の制御プログラムであ
るオペレーティングシステム(以下、OSという)など
を記憶し、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メ
モリ11は文書処理の際に使用するフォントデータなど
を記憶し、ROM3のデータ用ROMは文書処理等を行
う際に使用する各種データを記憶する。
【0016】2はRAMであり、CPU1の主メモリあ
るいはワークエリアなどとして機能する。5はキーボー
ドコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)
9や図示しないポインティングデバイスからのキー入力
を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)であ
り、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御す
る。7はディスクコントローラ(DKC)であり、ブー
トプログラム、各種のアプリケーション、フォントデー
タ、ユーザファイル、編集ファイル、文字イメージデー
タ生成プログラム(フォントラスタライザ)、プリンタ
制御コマンド生成プログラム(プリンタドライバ)など
を記憶するハードディスク(HD)、フロッピーディス
ク(FD)などの外部メモリ11とのアクセスを制御す
る。
【0017】8はプリンタコントローラ(PRTC)で
あり、所定の双方向性インターフェース(インターフェ
ース)21を介してプリンタ1500に接続されてプリ
ンタ1500との通信制御を実行する。
【0018】尚、CPU1は、例えばRAM2に設定さ
れた表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開
(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10のWYSI
WYGを可能にしている。また、CPU1はCRT10
の図示しないマウスカーソルなどで指示されたコマンド
に基づいて登録された種々のウィンドウを開き、種々の
データ処理を実行する。
【0019】プリンタ1500において、12はCPU
であり、ROM13のプログラム用ROMに記憶された
制御プログラム等、あるいは外部メモリ14に記憶され
た制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続
された印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報とし
ての画像信号を出力する。
【0020】また、ROM13のプログラムROMに
は、CPU12の制御プログラム等が記憶される。RO
M13のフォント用ROMにはハードディスクなどの外
部メモリ14がないプリンタの場合には、ホストコンピ
ュータ3000で利用される情報などを記憶する。CP
U12は入力部18を介してホストコンピュータ300
0との通信処理が可能であり、プリンタ1500内の情
報などをホストコンピュータ3000に通知する。
【0021】19はCPU12の主メモリ、ワークエリ
ア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張できる。
【0022】尚、RAM19は出力情報展開領域、環境
データ格納領域、NVRAMなどに用いられる。前述し
たハードディスク(HD)、ICカードなどの外部メモ
リ14はメモリコントローラ(MC)20によりアクセ
ス制御される。外部メモリ14はオプションとして接続
され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、
フォームデータなどが記憶される。1501は操作パネ
ルに設けられた操作部であり、操作パネルにはスイッチ
およびLED表示器などが配されている。
【0023】また、前述した外部メモリ14は1個に限
らず、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード
や言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラ
ムを格納した外部メモリを複数個接続できる。
【0024】さらに、NVRAM(図示)を有し、操作
パネルに設けられた操作部1501からのプリンタモー
ド設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0025】図2は第1の実施の形態におけるプリンタ
ドライバによる文字印字処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。まず、プリンタドライバをコントロールし
ているホストコンピュータ3000のオペレーティング
システム(OS)あるいはアプリケーションから印字デ
ータを受け取る(ステップS21)。
【0026】受け取った印字データで示される文字の文
字イメージデータが既にプリンタに登録済であるか否か
を判別する(ステップS22)。登録済であると判別さ
れたとき、登録された文字を印字する命令(コマンド)
を生成する(ステップS28)。
【0027】一方、ステップS22で未登録と判別され
たとき、ステップS21で受け取った印字データを基に
文字イメージデータをフォントラスタライザから取得す
る(ステップS23)。取得された文字イメージデータ
を圧縮し(ステップS24)、圧縮された文字イメージ
データをプリンタ1500に登録するプリンタコマンド
を生成し(ステップS25)、生成されたプリンタコマ
ンドをプリンタ1500に転送する(ステップS2
6)。
【0028】印字データで示された文字が既にプリンタ
1500に登録済であることを示すフラグをセットし
(ステップS27)、プリンタ1500に登録されてい
る文字を印字するコマンドを生成し(ステップS2
8)、登録文字の印字コマンドをプリンタ3000に転
送して(ステップS29)終了する。
【0029】上記プリンタドライバの処理(図2)につ
いての具体例を説明する。ステップS21における印字
データの取得は、プリンタドライバを制御するOSやア
プリケーションとのインターフェースがどのように実現
されているか否かに依存し、具体例ではOSから以下の
ような印字データを取得する場合を示す。
【0030】 印字データ:Code FaceName Point Style Pitch x,y …(データ1) Code: 文字コード FaceName: フォントフェイス名 Point: 文字サイズ Style: 文字修飾データ Pitch: 可変ピッチフラグ x,y: 印字位置 図3は図2のステップS22における文字イメージデー
タが登録済か否かを判別する登録判別処理ルーチンを示
すフローチャートである。この登録判別処理では、プリ
ンタドライバによって管理される文字登録管理テーブル
を使用する。文字登録管理テーブルは各文字の文字イメ
ージデータがプリンタに既に登録済であるか否かを示
す。例えば、総ての文字コードに対して1文字1ビット
で登録済、未登録を表現する。文字イメージデータをプ
リンタ1500に登録する際に、文字登録管理テーブル
中の該当する文字を示す位置に登録済のフラグをセット
する。ここでは、Code、FaceName、Style、Point によ
って文字が確定するようなフォント環境を想定している
が、フォント環境がこれと異なる場合であっても、文字
登録管理テーブル中に文字を特定するのに十分なデータ
が含まれていればよい。
【0031】ここでは、、FaceName、Style、Point の
総てが一致するものを1つの文字セットとして管理し、
同一の文字セットに属する文字に対しては1つの文字登
録管理テーブルを使用する。1つの文字登録管理テーブ
ルは以下に示す内容を有する。
【0032】 文字登録管理テーブル:FaceName Point Style FlagTable …(データ2) FaceName: フォントフェイス名 Point: 文字サイズ Style: 文字修飾データ FlagTable: 登録済フラグテーブル 登録判別処理では、まず使用する変数の初期化を行う
(ステップS31)。続いて、変数iが文字登録管理テ
ーブルの数Nより小さいか否かを判別して文字登録管理
テーブルが最後の文字登録管理テーブルに達したか否か
を調べる(ステップS32)。
【0033】最後の文字登録管理テーブルに達していな
いとき、文字登録管理テーブルTable[i]のFaceName、 S
tyle、 PointがすべてステップS21で取得した印字デ
ータのFaceName、 Style、 Pointと一致するか否かを調
べ(ステップS33)、一致する場合にはそのTable[i]
の文字コードがCodeの文字が登録済であるか否かを示す
フラグFlagTable[Code]のON/OFFを調べる(ステップS
34)。
【0034】FlagTable[Code] =ONである場合には、登
録済であると判定して(ステップS37)処理を終了す
る。FlagTable[Code] =OFF である場合には、未登録で
あると判定して処理を終了する。
【0035】ステップS33で文字登録管理テーブルTa
ble[i]のデータが印字データの各データと異なる場合に
は、変数iをインクリメントしてステップS32に戻り
(ステップS35)、次の文字登録管理テーブルの処理
に移行する。
【0036】最後の文字登録管理テーブルNまで各デー
タに一致するものが存在しなかった場合には未登録と判
定して(ステップS36)本ルーチンを終了する。
【0037】図2のステップS23の文字イメージデー
タの取得処理では、ステップS21で取得した印字デー
タに基づいて、フォトラスタライザから印字に使用する
文字イメージデータを取得する。
【0038】フォントラスタライザはアウトラインフォ
ントなどのスケーラブルなフォントの文字イメージデー
タを作成するプログラムであり、図1のROM3のプロ
グラムROMあるいは外部メモリ11に格納され、RA
M2にロードされて実行される。文字イメージデータを
取得するために必要なデータは、フォントラスタライザ
を管理するOSなどの仕様に依存するが、ここでは前記
印字データに必要なデータがすべて含まれているものと
し、以下に示すデータをフォントラスタライザに渡すこ
ととする。
【0039】 文字イメージデータ取得のためのデータ:Code FaceName Point Style …(データ3) Code:文字コード FaceName:フォントフェイス名 Point:文字サイズ Style:文字修飾データ このようなデータを渡すことにより、文字イメージデー
タと共に、以下のようなデータを取得できる。
【0040】 フォントラスタライザからの取得データ:ix iy DataSize ImageData …(データ4) ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ DataSize:文字イメージデータのサイズ ImageData:文字イメージデータ 図2のステップS24では、ステップS23で取得した
文字イメージデータの圧縮を行う。ここでは、様々な圧
縮方法を使用することが可能である。但し、元のイメー
ジデータが文字のイメージデータに限定されるので、例
えば2次元ランレングス、MR、MMR他、文字の圧縮
に効果的な圧縮方法を採用することが望ましい。本実施
の形態では、圧縮の一例として、公知の手法であるWyle
の符号化によるランレングス圧縮法を用いた場合を示
す。
【0041】図4は文字イメージデータをフォントラス
タライザから得た場合を示す説明図である。イメージデ
ータはイメージの左上の点のデータから横一ラインのデ
ータが続き、順次その下のラインの左からのデータが続
くものとする。また、データ値はオフビットを値0、オ
ンビットを値1として得られる。この場合、どの文字イ
メージデータも256ビットで表現される。それぞれの
文字イメージのランレングスを記述すると次のようにな
る。
【0042】E:36、8、8、8、8、2、14、2、14、2、14、
2、14、8、8、8、8、2、14、2、14、2、14、2、14、8、
8、8、4 B:34、8、8、9、7、2、6、2、6、2、6、2、6、2、6、
2、6、2、5、2、7、9、7、10、6、2、6、3、5、2、7、
2、5、2、7、2、5、2、6、3、5、10、6、9、5 a:68、4、11、6、9、2、4、2、8、2、4、2、14、2、1
1、2、1、2、9、7、8、3、2、3、8、2、4、2、8、2、
3、3、8、6、1、4、6、4、3、2、4 簡単のため、ここではイメージデータは必ずオフビット
(0)から始まるものとし、上記ランレングスの最初の
値はオフビットのランレングスを示している。図5はラ
ンレングスの符号化の表を示す説明図である。例えば、
ランレングスがnの場合に(n−1)を求め、それを2
進数で符号化したものを*の部分に挿入したものが符号
化の結果となる。文字Eの先頭の36ならば、表の33
〜64に示す11110に続けて35を2進数で符号化
したデータ100011を繋げた1111010001
1が符号化の結果となる。以下に、上記それぞれの文字
イメージデータの符号化の結果をビット列で示す。これ
は、上記ランレングスを符号化したものである。
【0043】 E:11110100011101111011110111101110011101101001110110 10011101101001110110110111101111011110111001110110 1001110110100111011010011101101101111011110111011 (149ビット) B:11110100001101111011111010001011000110101001101010 01101010011010100110101001101010011010000110110110 10001011011010011010100110101010101000011011000110 10000110110001101000011010101010100110100110101110 100010100 (209ビット) a:11111010000110111101010101011101000001011001101110 01011001110110100111010100010000011101000101101011 10100010101011100101100110111001010010101111010100 001110101011010001011 (171ビット) この例では、それぞれ256ビットから149ビット、
209ビット、171ビットに圧縮されている。
【0044】図2のステップS25では、圧縮した文字
イメージデータをプリンタに登録するプリンタコマンド
を作成する。コマンドの例を以下に示す。
【0045】 文字イメージデータ登録命令:RC CharSetID Code ix iy size END data … (コマンド1) RC:文字イメージデータ登録命令を意味するコマンド CharSetID:文字セットID Code:登録する文字の文字コード ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ size:圧縮されたイメージデータのサイズ END:コマンド終端符号 data:圧縮されたイメージデータ 図2のステップS26では、ステップS25で作成した
プリンタコマンドをインターフェース21を介してプリ
ンタ1500に転送する。図2のステップS27では、
文字登録管理テーブルにステップS26でプリンタ15
00に登録した文字のフラグをセットする。
【0046】図6は文字のフラグセット処理ルーチンを
示すフローチャートである。まず、この処理ルーチンで
使用する変数の初期化を行う(ステップS61)。続
く、ステップS62では、変数iが文字登録管理テーブ
ルの数Nより小さいか否かを判別して(ステップS6
2)、最後の文字登録管理テーブルに達したか否かを調
べる。
【0047】文字登録管理テーブルTable[i]のFaceNam
e、Style、Pointが全てステップS21で取得した印字
データのFaceName、Style、Pointと一致するか否かを調
べ(ステップS63)、一致する場合にそのTable[i]の
Codeで表される文字が登録済みであるか否かを示すFlag
Table[Code]にONをセットしてステップS64の処理
を終了する。
【0048】ステップS63でTable[i]のデータが印字
データの各データと異なる場合には、変数iをインクリ
メントして(ステップS65)ステップS62に戻り、
次の文字登録管理テーブルに関する処理に移行する。
【0049】最後の文字登録管理テーブルまで各データ
の一致するものが存在しなかった場合には、新たに文字
登録管理テーブルを作成し(ステップS66)、その文
字登録管理テーブルのCodeで表される文字の登録フラグ
FlagTable[Code]をONにセットしてステップS67の
処理を終了する。
【0050】図2のステップS28では、既にプリンタ
1500に登録済みの文字を印字するプリンタコマンド
を生成する。コマンドの例を以下に示す。
【0051】 登録文字印字命令:DC CharSetID Code x y …(コマンド2) DC:登録文字印字命令を意味するコマンド CharSetID:文字セットID Code:印字する文字の文字コード x,y:印字装置 ステップS29では、ステップS28で生成したプリン
タコマンドをステップS26の場合と同様にプリンタ1
500に転送する。
【0052】図7はプリンタ1500によって実行され
るプリンタコマンド解析処理ルーチンを示すフローチャ
ートである。本ルーチンはプリンタコマンドを処理する
手順を示したものであり、通常の印刷時に繰り返し行わ
れる。
【0053】まず、処理すべきプリンタコマンドを受け
取り(ステップS71)、そのコマンドが文字イメージ
データ登録命令であるか、登録文字印字命令であるかを
調べる(ステップS72、S74)。文字イメージデー
タ登録命令であるとき、圧縮された文字イメージデータ
をプリンタ1500のRAM19あるいは外部メモリ1
4に格納して(ステップS73)本ルーチンを終了す
る。
【0054】登録文字印字命令の場合には、該当する文
字の圧縮された文字イメージデータをRAM19あるい
は外部メモリ14から読み出してデータを伸長し(ステ
ップS75)、伸長して得られた文字イメージデータを
描画する処理を行って(ステップS76)本ルーチンを
終了する。
【0055】文字イメージデータ登録命令および登録文
字印字命令のいずれでもないとき、そのまま本ルーチン
を終了する。
【0056】プリンタコマンド解析部の処理について具
体的な例を示す。プリンタコマンドの解析を行うプログ
ラムはROM13のプログラムROMまたは外部メモリ
14からRAM19にロードされて実行される。ホスト
コンピュータ3000から転送されてきたデータ(プリ
ンタコマンド)は、入力部18を経由し、前記プログラ
ムに取り込まれ、RAM19でコマンド単位に切り分け
られる。
【0057】コマンド単位のデータをステップS71で
受け取ると、受け取ったデータのプリンタコマンドを示
す部分がCommandであったとし、ステップS72ではCom
mandを文字イメージデータ登録命令RCと比較する。
【0058】ステップS73では、Command=RCの場
合に圧縮された文字イメージデータの格納を行う。受け
取ったデータは、前述のコマンド1の内容である。
【0059】 文字イメージデータ登録命令:RC CharSetID Code ix iy size END data … (コマンド1) ここで得られたデータから以下のようなデータを作成す
る。
【0060】 文字イメージデータ管理データ:CharSetID Code ix iy data …(データ5 ) CharSetID:文字セットID Code:登録する文字の文字コード ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ data:圧縮されたイメージデータ この文字イメージデータ管理データを一つのエントリと
して、RAM19あるいは外部メモリ14に格納する。
格納の方法は、後で複数のエントリからCharSetIDとCod
eを頼りに特定の文字の圧縮された文字イメージデータ
を取得できるように行う。単にある領域に次々と並べて
いっても良いし、後の取得時の効率を考慮し、CharSetI
D毎にまとめて管理してもよい。ここでは、単に文字イ
メージデータ管理データ用としてRAM19に確保した
領域に、順次上記文字イメージ管理データを付け加えて
いくものとする。
【0061】ステップS72において、Command=RC
でなかった場合には、ステップS74でCommand=DC
であるか否かを調べる。そうでない場合はステップS7
1で取得したプリンタコマンドが文字イメージデータ関
連のプリンタコマンドでないので、処理を終了する。
【0062】ステップS75では、Command=DCの場
合に指定された文字イメージデータの伸長を行う。受け
取ったデータは前記コマンド2の内容である。
【0063】 登録文字印字命令:DC CharSetID Code x y …(コマンド2) ここで、得られたデータを基に、RAM19に格納され
ている文字イメージデータ管理データのエントリから、
CharSetIDとCodeのデータが一致するエントリを検索
し、取得する。取得されるデータは前記データ5の内容
である。
【0064】dataで与えられる圧縮された文字イメージ
データをRAM19で伸長する。伸長の方法は、図2の
ステップS24で使用した圧縮方法に応じた復号法で行
う。本実施の形態では、Wyleの符号化を用いたランレン
グス圧縮法を使用したので、ここではその復号を行い、
元の文字イメージデータを得る。
【0065】前記圧縮例での伸長の手順を簡単に述べる
と、圧縮されたデータの先頭から最初の0が出てくるま
でのビット数を数え、それに1を加えたビット数のデー
タを続くデータからとり、それに1を加えたものを最初
のデータ(白)とする。
【0066】前記「E」の場合であれば、最初の値0ま
で5ビットであるので、その値0に続く(5+1)ビッ
トのデータ(100011=35)をとり、それに値1
を加えた値36が最初の白データのランレングスとな
る。以下に、圧縮されたデータと伸長データの一例を示
す。
【0067】E:1111010001110111 … E:36,8,… 同様の処理を繰り返し、白データ、黒データが交互に現
れるとしてランレングスのデータに変換することができ
る。尚、ここでは簡単のために最初のデータは常に白を
仮定している。
【0068】ステップS76では、ステップS75の処
理で得た文字イメージデータをRAM19からバス1
5、印刷部I/F16を経て印刷部17に転送し、描画
処理を行う。
【0069】以上示したように、文字イメージデータを
プリンタ1500に転送してプリンタ1500内に登録
しておき、使用する時に登録しておいた文字イメージデ
ータを使用して文字の印字を行う印刷システムにおい
て、プリンタ1500に文字イメージデータを登録する
際に圧縮して転送し、転送するデータ量を減少させるこ
とにより印字速度を向上させることができる。また、プ
リンタのRAM19上に圧縮された文字イメージデータ
を記憶しておくことにより、RAM19上に記憶してお
くデータ量を減少させることができ、プリント処理速度
を向上させることができる。
【0070】[第2の実施の形態]つぎに、第2の実施
の形態における印刷システムについて説明する。図8は
第2の実施の形態におけるプリンタドライバによる文字
印字処理ルーチンを示すフローチャートである。前記第
1の実施の形態と較べてステップS81、S82、S8
3、S84、S85の処理が加わっている。前記第1の
実施の形態と同一のステップには同一の番号が付されて
いる。
【0071】ステップS81では、ステップS21で取
得した印字データの示す文字の文字イメージデータをプ
リンタに登録するべきか否かを判定するための基準とな
るデータを取得する。この判定の基準となるデータには
様々なものが存在するが、本実施の形態では以下のデー
タを判定の基準となるデータとする。
【0072】 登録判定基準データ:RamSize FreeSize ix iy …(データ5) RamSize:文字イメージデータの登録メモリの全容量 FreeSize:文字イメージデータの登録メモリの空き容量 ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ RamSizeは、プリンタ1500のRAM19に確保され
ている文字イメージデータ登録用メモリの容量であり、
FreeSizeはその空き容量である。RamSizeはそのメモリ
空間を文字イメージデータ登録に使用してもプリント処
理速度に低下を起こさないメモリサイズとする。RamSiz
eは、プリンタドライバが内部に固定データとして予め
持っているもので、何等かの手段で修正を行えるように
してもよい。
【0073】ステップS82では、イメージデータサイ
ズ(ixとiyの積)がFreeSizeより大きいか否かを比較す
る。これは、文字イメージデータをメモリの空き領域に
追加登録可能であるか否かを調べる処理である。実際に
は、文字イメージデータは圧縮されて格納されるので、
圧縮後のデータサイズを使用するべきであるが、登録を
しないと判定した場合に圧縮処理が無駄になるので、こ
こでは圧縮したデータサイズは確実に圧縮前のサイズ以
下という仮定の元で圧縮前のデータサイズを使用してい
る。
【0074】また、文字イメージデータ以外にも、文字
の登録時にメモリを使用する場合には、その使用するサ
イズを文字イメージデータのサイズに加えた値をFreeSi
zeと比較する必要がある。
【0075】ステップS82で文字が登録可能であると
判断されたとき、ステップS83ではFreeSizeの値を更
新する。前述の文字イメージデータ以外のデータにメモ
リを使用する場合はそのサイズもFreeSizeから減じる必
要がある。
【0076】一方、ステップS82で登録不可であると
判断されたときには、文字イメージデータをプリンタ1
500に転送して描画を行う。このとき、印字位置、文
字イメージデータの縦、横の大きさ、プリンタコマンド
を解析する上で必要とする総データサイズ(バイト数な
ど)を含む以下のようなプリンタコマンドを生成する
(ステップS84)。
【0077】 イメージデータ描画命令:DI x y ix iy size END data …(コマンド3) DI:イメージ描画命令を意味するコマンド xy:印字位置を示す座標値 ix,iy:イメージデータサイズ size:総データサイズ END:コマンド終端符号 data:イメージデータ ステップS86では、ステップS85で作成したデータ
(コマンド3)をインターフェース21を介してプリン
タ1500に転送する。
【0078】図9は第2の実施の形態におけるプリンタ
コマンド解析処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。図7で示した処理と同一の処理には同一の番号が付
されている。
【0079】ステップS91では、取得したプリンタコ
マンドがステップS84で生成されたイメージデータ描
画命令であるか否かを判別する。イメージデータ描画命
令と判別されたときには、ステップS76でのイメージ
データ描画処理を行う。
【0080】以上示したように、文字イメージデータを
圧縮してプリンタ1500に転送してプリンタ内に登録
しておき、使用するときに伸長して文字の印字を行う印
刷システムにおいて、印字を行う文字によってプリンタ
1500に登録するか否かを判定し、プリンタのRAM
19に記憶しておくデータ量を減少させることにより、
プリント処理速度を向上させることができる。
【0081】[第3の実施の形態]つぎに、第3の実施
の形態における印刷システムについて説明する。図10
は第3の実施の形態におけるプリンタドライバによる文
字印字処理ルーチンを示すフローチャートである。図2
に示した前記第1の実施の形態と較べてステップS10
1、S102の処理が加わっている。前記第1の実施の
形態と同一の処理には同一の番号が付されている。
【0082】ステップS101では、ステップS21で
取得した印字データの示す文字の文字イメージデータを
圧縮してプリンタ1500に登録するべきか否かを判定
するための基準となるデータの取得を行う。この判定の
基準となるデータには様々なものが存在するが、本実施
の形態では以下のデータを判定の基準となるデータとす
る。
【0083】 圧縮判定基準データ:MaxSize ix iy …(データ6) MaxSize:圧縮および伸長可能最大イメージサイズ ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ MaxSizeは、プリンタドライバ内で圧縮を行うプログラ
ムが処理可能な最大イメージデータサイズ、およびプリ
ンタ内で伸長を行うプログラムが処理可能な最大イメー
ジデータサイズの内、小さい方の値に設定される。MaxS
izeは、プリンタドライバが内部に固定データとして予
め持っておく。
【0084】ステップS102では、イメージデータサ
イズ(ixとiyの積)がMaxSizeより大きいか否かを比較
する。この処理は、文字イメージデータの圧縮処理と伸
長処理が可能であるか否かを調べる処理である。ステッ
プS102で圧縮不可であると判断されたときには文字
イメージデータを圧縮せずにプリンタ1500に登録す
る処理を行う。これに対処するために、ステップS25
の文字登録コマンドの生成処理で生成されるプリンタコ
マンドを圧縮時およひ非圧縮時の両方で使用できるよう
に以下のように修正する。
【0085】 文字イメージデータ登録命令2:RC CharSetID Code ix iy CompressFlag siz e END data …(コマンド4) RC:文字イメージデータ登録命令を意味するコマンド CharSetID:文字セットID Code:登録する文字の文字コード ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ CompressFlag:圧縮フラグ size:転送データサイズ END:コマンド終端符号 data:データ 尚、dataは、CompressFlag=ONの場合には圧縮データと
なり、CompressFlag=OFFの場合には非圧縮データとな
る。
【0086】図11は第3の実施の形態におけるプリン
タコマンド解析処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。前記第2の実施の形態と同一の処理には同一の番号
が付されている。
【0087】ステップS111では、文字イメージデー
タ登録命令2のCompressFlagデータがON(圧縮使用)
であるか否かを調べる。CompressFlagがONであるか、
あるいはOFFであるかによって、圧縮された文字イメ
ージデータを格納するか(ステップS73)あるいは圧
縮されていない文字イメージデータを格納する(ステッ
プS112)。受け取ったデータは前記コマンド4の内
容となる。ここで得られたデータから以下に示すデータ
を作成する。
【0088】 文字イメージデータ管理データ2:CharSetID Code ix iy compressFlag data …(データ7) CharSetID:文字セットID Code:登録する文字の文字コード ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ CompressFlag:圧縮フラグ data:データ この文字イメージデータ管理データ2を文字イメージデ
ータ管理データの替わりに用いることにより、圧縮され
ている文字イメージデータと共に、圧縮されてない文字
イメージデータを登録することができる。
【0089】ステップS113では、登録文字イメージ
印字の際に、上記文字イメージデータ管理データ2のCo
mpressFlagの値を調べ、ONのときには文字イメージデ
ータの伸長(ステップS75)を行う。OFFのときに
はdataは圧縮されていないデータなので、ステップS7
5の処理を行わない。
【0090】以上示したように、文字イメージデータを
圧縮してプリンタ1500に転送してプリンタ1500
内に登録しておき、使用する時に伸長して文字の印字を
行う印刷システムにおいて、印字を行う文字によって圧
縮して登録を行うか非圧縮で登録を行うかを判定し、ど
ちらのデータでもプリンタ1500のRAM19に格納
可能とすることにより、圧縮処理不可能および伸長処理
不可能な文字イメージデータの両方を登録して再利用す
ることができる。
【0091】尚、文字イメージデータを圧縮する手段に
おいて、使用する圧縮方法はプリンタに搭載されている
スケーラブルフォントのキャッシング時に使用する圧縮
方法と同様の圧縮方法を用い、プリンタフォントのキャ
ッシュされた文字イメージデータの伸長と、ホストコン
ピュータによって登録され圧縮された文字イメージデー
タの伸長との両方の伸長処理を同様の伸長処理プログラ
ムあるいは伸長処理装置によって処理を行うようにして
もよい。
【0092】[第4の実施の形態]つぎに、第4の実施
の形態における印刷システムについて説明する。図12
は第4の実施の形態におけるプリンタドライバによる文
字印字処理ルーチンを示すフローチャートである。前記
第1、第2の実施の形態と同一の処理には同一の番号が
付されている。
【0093】第4の実施の形態における印刷システム
は、印字を行う文字イメージデータを登録するか否かを
判定するための基準となるデータを取得する手段、およ
び前記印字を行う文字イメージデータを登録するか否か
を判定する手段に特徴を有する。
【0094】ステップS121では、ステップS21で
取得した印字データの示す文字のイメージデータをプリ
ンタ1500に登録するべきか否かを判定するための基
準となるデータの取得を行う。ここでは、以下のデータ
を取得する。
【0095】 登録判定基準データ:Code RamSize FreeSize Table ix iy …(データ8) Code:文字コード RamSize:文字イメージデータの登録メモリの全容量 FreeSize:文字イメージデータの登録メモリの空き容量 Table:頻度テーブル ix,iy:文字イメージの縦、横のサイズ RamSizeは、プリンタのRAM19に確保されている文
字イメージデータ登録用メモリの容量であり、FreeSize
はその空き容量である。RamSizeはそのメモリ空間を文
字イメージデータ登録に使用しても、プリント処理速度
の低下を起こさないメモリサイズとする。RamSizeは、
プリンタドライバが内部に固定データとして予め持って
おくものであり、このデータを何等かの手段で修正でき
るようにしてもよい。
【0096】ステップS122では、文字コードCodeに
対する使用頻度テーブルの値であるTable(Code)が、T
h(RamSize,FreeSize)で表される値以上であるか否か
を比較する。ここで、Tableは、文字コード毎にその文
字の使用頻度のデータを格納したテーブルである。本実
施の形態では、各文字コードに対して優先度最低の値0
から優先度最高の値4の5通りの数値で定義されている
もので、予めプリンタドライバ内にデータとして持って
いるものであり、このデータを何等かの手段で修正でき
るようにしてもよい。また、Th(RamSize,FreeSize)
はRamSizeとFreeSizeに依存する関数で、RAMの消費
率によって以下のような数値を返す。
【0097】Th(RamSize,FreeSize)= FreeSize/RamSize≧1 :5 FreeSize/RamSize>0.8 :4 FreeSize/RamSize>0.6 :3 FreeSize/RamSize>0.4 :2 FreeSize/RamSize>0.2 :1 FreeSize/RamSize<=0.2 :0 このような処理によって、メモリの空き容量によって文
字の使用頻度を考慮した登録の判断を行う。
【0098】以上示したように、文字イメージデータを
圧縮してプリンタ1500に転送してプリンタ1500
内に登録しておき、使用する時に伸長して文字の印字を
行う印刷システムにおいて、印字を行う文字によってプ
リンタ1500に登録するか否かを判定し、プリンタ1
500のRAM19に記憶しておくデータ量を減少させ
ることにより、プリント処理速度を向上させることがで
きる。
【0099】尚、印刷システムは、同様の機能を実行で
きるものであれば、単体の機器でも、複数の機器から構
成されるものでもよい。また、LANなどのネットワー
クを介して処理が行なわれるシステムであってもよい。
【0100】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る印刷システムに
よれば、前記情報処理装置から転送された文字のイメー
ジデータを前記印字装置に登録し、該印字装置は前記登
録された文字のイメージデータを利用して同一の文字を
印字する際に、圧縮手段により前記印字装置に転送する
文字のイメージデータを圧縮し、登録手段により前記圧
縮された文字のイメージデータを登録し、伸長手段によ
り前記圧縮された文字のイメージデータを伸長するの
で、情報処理装置から印字装置に転送するデータ量を減
少でき、印字速度およびプリント処理速度を向上でき
る。
【0101】請求項2に係る印字装置によれば、情報処
理装置から転送された文字のイメージデータを登録し、
該登録された文字のイメージデータを利用して同一の文
字を印字する印字装置において、前記情報処理装置によ
って圧縮された文字のイメージデータを登録する登録手
段と、前記圧縮された文字のイメージデータを伸長する
伸長手段とを備えるので、情報処理装置から印字装置に
転送するデータ量を減少でき、印字速度およびプリント
処理速度を向上できる。
【0102】請求項3に係る印字方法によれば、情報処
理装置から転送された文字のイメージデータを印字装置
に登録し、該印字装置は前記登録された文字のイメージ
データを利用して同一の文字を印字する印字方法におい
て、前記情報処理装置は前記印字装置に転送する文字の
イメージデータを圧縮し、前記印字装置は該圧縮された
文字のイメージデータを登録し、前記圧縮された文字の
イメージデータを伸長するので、情報処理装置から印字
装置に転送するデータ量を減少でき、印字速度およびプ
リント処理速度を向上できる。
【0103】請求項4に係る情報処理装置によれば、印
字装置に文字のイメージデータを転送し、該転送された
文字のイメージデータを前記印字装置に登録させ、該登
録した文字のイメージデータを利用して前記印字装置に
同一の文字の印字を行わせる情報処理装置において、前
記文字のイメージデータを圧縮する圧縮手段と、該圧縮
された文字のイメージデータを前記印字装置に転送する
転送手段とを備えるので、情報処理装置から印字装置に
転送するデータ量を減少でき、印字速度およびプリント
処理速度を向上できる。
【0104】請求項5に係る印刷システムによれば、前
記情報処理装置は、前記印字装置において前記文字のイ
メージデータを登録するか否かを判定するデータを取得
する取得手段と、該取得されたデータを用いて、前記文
字のイメージデータの登録を判定する判定手段とを備
え、前記圧縮手段は該登録が判定された文字のイメージ
データを圧縮するので、印字を行う文字によって印字装
置に登録するか否かを判定して印字装置の記憶容量の減
少を抑えつつ、印字速度およびプリント処理速度を向上
できる。
【0105】請求項6に係る印刷システムによれば、前
記取得されたデータは前記文字の使用頻度に関するデー
タを含み、前記判定手段は該使用頻度に関するデータに
基づいて判定するので、使用頻度の高い文字を優先的に
登録しておくことで印字装置の記憶容量の減少を抑えつ
つ、印字速度およびプリント処理速度を向上できる。請
求項7に係る印刷システムによれば、前記情報処理装置
は、前記文字のイメージデータを圧縮するか否かを判定
するデータを取得する取得手段と、該取得されたデータ
を用いて、前記文字のイメージデータの圧縮を判定する
判定手段とを備え、前記圧縮手段は該圧縮が判定された
文字のイメージデータを圧縮すると共に、前記登録手段
は、該圧縮された文字のイメージデータの他に圧縮され
ない文字のイメージデータを登録するので、圧縮率の高
い文字を優先的に圧縮しておくことで印字装置の記憶容
量の減少を抑えつつ、印字速度およびプリント処理速度
を向上できる。また、何等かの制限により文字イメージ
データの圧縮および伸長を実行できない場合でも、圧縮
可能な文字、圧縮不可能な文字、あるいは伸長可能な文
字、伸長不可能な文字の文字イメージデータが混在する
文字イメージデータを登録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における印刷システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるプリンタドライバに
よる文字印字処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図3】図2のステップS22における文字イメージデ
ータが登録済か否かを判別する登録判別処理ルーチンを
示すフローチャートである。
【図4】文字イメージデータをフォントラスタライザか
ら得た場合を示す説明図である。
【図5】ランレングスの符号化の表を示す説明図であ
る。
【図6】文字のフラグセット処理ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図7】プリンタ1500によって実行されるプリンタ
コマンド解析処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図8】第2の実施の形態におけるプリンタドライバに
よる文字印字処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図9】第2の実施の形態におけるプリンタコマンド解
析処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】第3の実施の形態におけるプリンタドライバ
による文字印字処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】第3の実施の形態におけるプリンタコマンド
解析処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】第4の実施の形態におけるプリンタドライバ
による文字印字処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1、12 CPU 2、19 RAM 3、13 ROM 21 双方向インターフェース 1500 プリンタ 3000 ホストコンピュータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置および印字装置を備え、 前記情報処理装置から転送された文字のイメージデータ
    を前記印字装置に登録し、該印字装置は前記登録された
    文字のイメージデータを利用して同一の文字を印字する
    印刷システムにおいて、 前記情報処理装置は、 前記印字装置に転送する文字のイメージデータを圧縮す
    る圧縮手段を備え、 前記印字装置は、 前記圧縮された文字のイメージデータを登録する登録手
    段と、 前記圧縮された文字のイメージデータを伸長する伸長手
    段とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 情報処理装置から転送された文字のイメ
    ージデータを登録し、該登録された文字のイメージデー
    タを利用して同一の文字を印字する印字装置において、 前記情報処理装置によって圧縮された文字のイメージデ
    ータを登録する登録手段と、 前記圧縮された文字のイメージデータを伸長する伸長手
    段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  3. 【請求項3】 情報処理装置から転送された文字のイメ
    ージデータを印字装置に登録し、該印字装置は前記登録
    された文字のイメージデータを利用して同一の文字を印
    字する印字方法において、 前記情報処理装置は前記印字装置に転送する文字のイメ
    ージデータを圧縮し、 前記印字装置は該圧縮された文字のイメージデータを登
    録し、 前記圧縮された文字のイメージデータを伸長することを
    特徴とする印字方法。
  4. 【請求項4】 印字装置に文字のイメージデータを転送
    し、該転送された文字のイメージデータを前記印字装置
    に登録させ、該登録した文字のイメージデータを利用し
    て前記印字装置に同一の文字の印字を行わせる情報処理
    装置において、 前記文字のイメージデータを圧縮する圧縮手段と、 該圧縮された文字のイメージデータを前記印字装置に転
    送する転送手段とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記情報処理装置は、 前記印字装置において前記文字のイメージデータを登録
    するか否かを判定するデータを取得する取得手段と、 該取得されたデータを用いて、前記文字のイメージデー
    タの登録を判定する判定手段とを備え、 前記圧縮手段は該登録が判定された文字のイメージデー
    タを圧縮することを特徴とする請求項1記載の印刷シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記取得されたデータは前記文字の使用
    頻度に関するデータを含み、 前記判定手段は該使用頻度に関するデータに基づいて判
    定することを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記情報処理装置は、 前記文字のイメージデータを圧縮するか否かを判定する
    データを取得する取得手段と、 該取得されたデータを用いて、前記文字のイメージデー
    タの圧縮を判定する判定手段とを備え、 前記圧縮手段は、該圧縮が判定された文字のイメージデ
    ータを圧縮すると共に、 前記登録手段は、該圧縮された文字のイメージデータの
    他に圧縮されない文字のイメージデータを登録すること
    を特徴とする請求項1記載の印刷システム。
JP8026230A 1995-02-09 1996-01-22 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、印字装置および印字方法 Expired - Lifetime JP3061562B2 (ja)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8026230A JP3061562B2 (ja) 1995-02-09 1996-01-22 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、印字装置および印字方法
EP96300820A EP0727733B1 (en) 1995-02-09 1996-02-07 Printing system, printing apparatus, information processing apparatus and storage medium storing font download control program
US08/597,868 US6354752B1 (en) 1995-02-09 1996-02-07 Printer that prints a font even when the memory is low
DE69636707T DE69636707T2 (de) 1995-02-09 1996-02-07 Druckersystem, Datenverarbeitungsgerät und Datenverarbeitungsverfahren
DE69621482T DE69621482D1 (de) 1995-02-09 1996-02-07 Druckersystem, Drucker, Datenverarbeitungsgerät und Charaktersatzspeicher-Herunterladungssteuerprogramm
EP01203852A EP1186991B1 (en) 1995-02-09 1996-02-07 Printing system, information processing apparatus, and information processing method
TW085101586A TW330998B (en) 1995-02-09 1996-02-08 Printing system, print apparatus, information processing apparatus and storage medium for storing font download managing program
KR1019960003038A KR100252444B1 (ko) 1995-02-09 1996-02-08 정보 처리 장치
CN96101392A CN1101962C (zh) 1995-02-09 1996-02-08 信息处理装置和信息处理方法
HK98112829A HK1011774A1 (en) 1995-02-09 1998-12-04 Printing system, printing apparatus, information processing apparatus and storage medium storing font download control program
JP2000029291A JP3507387B2 (ja) 1995-02-09 2000-02-07 ホストコンピュータおよびプリンタドライバによる文字印字処理方法
US09/564,022 US6351314B1 (en) 1995-02-09 2000-05-04 Printing system, printing apparatus, information processing apparatus and storage medium storing font download control program
US10/056,001 US6570664B2 (en) 1995-02-09 2002-01-28 Printing system, printing apparatus, information processing apparatus and storage medium storing font download control program
CNB021275009A CN1267285C (zh) 1995-02-09 2002-08-02 信息处理方法和打印机

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4477695 1995-02-09
JP7-44776 1995-02-09
JP8026230A JP3061562B2 (ja) 1995-02-09 1996-01-22 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、印字装置および印字方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000029291A Division JP3507387B2 (ja) 1995-02-09 2000-02-07 ホストコンピュータおよびプリンタドライバによる文字印字処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08276624A true JPH08276624A (ja) 1996-10-22
JP3061562B2 JP3061562B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=26363971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8026230A Expired - Lifetime JP3061562B2 (ja) 1995-02-09 1996-01-22 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、印字装置および印字方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061562B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019146567A1 (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 ローム株式会社 半導体装置、それを用いた電子機器、ディスプレイ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019146567A1 (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 ローム株式会社 半導体装置、それを用いた電子機器、ディスプレイ装置
JPWO2019146567A1 (ja) * 2018-01-23 2021-01-14 ローム株式会社 半導体装置、それを用いた電子機器、ディスプレイ装置
US11367415B2 (en) 2018-01-23 2022-06-21 Rohm Co., Ltd. Semiconductor apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3061562B2 (ja) 2000-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6354752B1 (en) Printer that prints a font even when the memory is low
US6192157B1 (en) Modifications of postscript adaptive data compression (ADC) for 3 plane, 8 bit color images, JPEG lossy compression, and variable Q factors
US7800772B2 (en) Data processing apparatus, image forming apparatus, image forming method, and printing system
US6785424B1 (en) Encoding method and apparatus for compressing a data structure having two or more dimensions, decoding method, and storage medium
JP3327650B2 (ja) 記録装置
US5732197A (en) Printing control apparatus
JP2000201080A (ja) 付加コ―ドを用いたデ―タ圧縮/復元装置および方法
US6016155A (en) Character processing apparatus, character processing method, and memory
US7002581B2 (en) Character information processing apparatus, character information processing method and storage medium
JP3507387B2 (ja) ホストコンピュータおよびプリンタドライバによる文字印字処理方法
JP3061562B2 (ja) 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、印字装置および印字方法
JPH10278362A (ja) 印刷制御装置及び方法と印刷システム
JPH07271528A (ja) 印字システム及びその印字方式
JP3618828B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JPH0973408A (ja) データ処理装置およびデータ入出力処理方法
JPH06171160A (ja) 印刷情報処理装置
CN1172266C (zh) 一种压缩汉字库芯片
JPS5928190A (ja) 文字パタ−ン発生方式
JPH10198530A (ja) プリンタシステム
US6281985B1 (en) Print control apparatus, print control method, and memory medium
JP3514027B2 (ja) 記録装置、記録システム、画像転送システム
JPH09270919A (ja) ページプリンタにおけるデータ圧縮方法
JP2005167537A (ja) 画像圧縮伸張システム
JP2683506B2 (ja) データ圧縮方法及び装置、データ伸長方法及び装置
JP3271539B2 (ja) 画像データ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term